JP2000033073A - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JP2000033073A
JP2000033073A JP10219695A JP21969598A JP2000033073A JP 2000033073 A JP2000033073 A JP 2000033073A JP 10219695 A JP10219695 A JP 10219695A JP 21969598 A JP21969598 A JP 21969598A JP 2000033073 A JP2000033073 A JP 2000033073A
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eye
optometry
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JP10219695A
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Koji Uchida
浩治 内田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲で被検眼を探し、位置合わせを容易に
する。 【解決手段】 被検眼はクイックリターンミラー15に
より左眼ELと右眼ERが選択して観察でき、検眼部11が
右眼ER又は左右の中心位置にある場合には左眼ELを観察
でき、検眼部11が左眼EL又は左右の中心位置にある場
合には右眼ERを観察できる。絞り開口部16は結像レン
ズ17の倍率で被検眼Eの位置が或る程度変わってもぼ
けない光学深度を得られ、観察レンズ17の倍率は撮像
素子18に被検眼Eの周辺を含む範囲を映す大きさとさ
れている。検眼部11には、この観察光学系とは別個に
アライメント検出光学系が設けられ、このアライメント
検出光学系の信号を基にアライメントが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置検出手段の位
置情報に基づいて駆動手段を駆動し自動的に被検眼と装
置との位置合わせを行う眼科装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、装置内に被検眼の位置を検出
する位置検出手段と、装置の一部を上下、左右、前後方
向又はその何れかの方向に移動するための駆動手段とを
有し、位置検出手段からの情報に基づいて駆動手段を駆
動して自動的に位置合わせをする装置が知られている。
このような装置においては、検者が測定スイッチを押す
と被検眼と装置との相対位置が検出され、被検眼位置と
合致するように装置の一部が移動し、被検眼と装置との
位置ずれが所定の許容量以内に達したときに眼科測定を
開始するという方式が採用されている。片眼の測定が終
了すると、左右眼切換スイッチの入力で、人眼の眼幅約
60mmの所定距離だけ装置の検眼部を移動させるよう
になっている。そこで、被検眼と装置の相対位置が正確
に合っていないので、更に手動操作で或る程度位置合わ
せしてから測定スイッチを押して測定するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例では、検眼部を反対眼の位置に或る程度合わせる場
合に、被検眼の眼幅が人によって20mm近く変わる場
合があり、或る程度広範囲で観察できないと不便であ
る。特に、高い位置合わせ精度を必要とする検眼では、
検眼部内のアライメント検出範囲が狭くなりがちであ
る。また、検眼部を検者がその都度或る程度の位置合わ
せを行わなければ測定できないので、検者が複数の眼科
装置を同時に扱うなど多忙なときに、その操作のためだ
けに装置に付き添うことになり煩わしい。更に、被検者
自身が測定する場合では、反対眼に切換わった際には、
自分で眼をアライメント検知範囲まで動かさなければな
らず不便である。
【0004】本発明の目的は、被検眼の反対眼検眼の際
に、被検眼を容易に探して自動位置合わせから測定まで
を行う眼科装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼科装置は、被検眼に位置合わせ指標光
束又は照明光束を投影する光束投影手段と、該光束投影
手段の被検眼の反射光束を検出するアライメント位置検
出手段と、該アライメント位置検出手段を用いて検眼す
る検眼手段と、前記アライメント位置検出手段の検出信
号を基に前記検眼手段を左右両眼の距離までを含め三次
元方向に移動させる駆動手段を有する眼科装置におい
て、前記アライメント位置検出手段とは別により広い範
囲で被検眼を検出する広範囲検出手段を前記駆動手段に
より移動しない位置に配置したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は装置の検者側から見た外観斜視
図を示している。筐体1の上段には、被検眼Eの観察像
や測定結果を表示するディスプレイ2が嵌め込まれてお
り、このディスプレイ2は装置を小型化にするために液
晶ディスプレイなどが好ましい。ディスプレイ2の下部
には、各種の設定スイッチパネル3とディスプレイ2の
画面上を操作するトラックボール4が配置されており、
その下方にはプリンタ5が配置されている。
【0007】図2は第1の実施例の眼科装置内部の構成
を示す平面図である。被検眼Eに対向して配置された筐
体1内の検眼部11は、駆動部12によって上下左右前
後の三次元方向に移動できるようになっており、この駆
動部12の被検眼Eに対する後方には、検眼部11とは
別に被検眼固定観察部が構成されている。右眼ERの光路
O1上にミラー13、その反射方向にリレーレンズ14、
クイックリターンミラー15が配置されている。また、
左眼ELの光路O2上にはクイックリターンミラー15、絞
り開口部16、結合レンズ17、撮像素子18が配置さ
れている。筐体1には被検眼に向けてLEDから成る照
明光源19が設けられている。
【0008】被検眼はクイックリターンミラー15によ
って左眼ELと右眼ERが選択して観察できるようにされて
おり、検眼部11が右眼ER又は左右の中心位置にある場
合には左眼ELを観察でき、検眼部11が左眼EL又は左右
の中心位置にある場合には右眼ERを観察できるようにな
っている。また、リレーレンズ14は左眼ERの観察光路
に比べて長い右眼観察光路を同じ倍率で映せるように設
定されている。更に、絞り開口部16は結像レンズ17
の倍率で被検眼Eが前後30mm位に位置が変わっても
ぼけない光学深度を得られるようになっており、観察レ
ンズ17の倍率は撮像素子18に被検眼Eの周辺を含め
約60mmの幅まで映されるようにされている。
【0009】図3は駆動部12の斜視図を示しており、
駆動部12は検眼部11を三次元方向のX、Y、Z軸方
向に移動する3つのステージから成り、基台となる固定
部21上にはX軸方向に溝が形成され、この溝に可動部
22が挿嵌され、固定部21に固設されたモータ23の
雄ねじ棒23aに可動部22に穿孔された雌ねじ部が螺
合されている。同様に、可動部22上にはZ軸方向に溝
が形成され、この溝に可動部24が挿嵌され、可動部2
4は可動部22上に固設されたモータ25のねじ棒25
aを介して螺合されている。更に、可動部24にはY軸
方向に溝が形成されて検眼部11が挿嵌され、検眼部1
1は可動部24上のモータ26のねじ棒を介して螺合さ
れている。これらモータ23、25、26は図示しない
駆動制御回路に電気的に接続され、検眼部11を三次元
方向の所定位置に移動する制御ができるようになってい
る。
【0010】なお、これらのモータ23、25、26は
パルスモータ、DCモータなど任意のものでよいが、D
Cモータのように回転を定量的に制御できない場合に
は、ステージの移動距離やモータの回転量を検知する検
出素子を装置内に設けるようにすることが好ましい。
【0011】図4は検眼部11のアライメント検出光学
系及び眼屈折測定光学系を示している。被検眼Eの前方
の光路O3上には、対物レンズ31、ダイクロイックミラ
ー32、33、図5に示すような3つの開口部34a、
34b、34cを有するマスク34、プリズム35a、
35bから成り後述するアライメント用光源の波長光の
みを通過する波長分離膜が蒸着されたプリズム35、結
像レンズ36、撮像素子37が配列されている。
【0012】ダイクロイックミラー32の反射方向に
は、屈折測定光学系38が配置されており、ダイクロイ
ックミラー32の反射光路O4上にダイクロイックミラー
39、40、ミラー41を介して固視指標42が設けら
れている。また、ダイクロイックミラー39の入射方向
には投影レンズ43、測定光源44が配置されており、
ダイクロイックミラー40の反射方向には結像レンズ4
5、6分割プリズム46、撮像素子47が配列されてい
る。更に、ダイクロイックミラー33の入射方向には、
投影レンズ48、LEDから成るアライメント用光源4
9が設けられている。
【0013】アライメント光学系では、アライメント用
光源49から発した光束が、投影レンズ48を介してダ
イクロイックミラー33、対物レンズ31を介して被検
眼Eに投影される。アライメント受光光学系では、被検
眼Eからの反射光束が対物レンズ31、マスク34、プ
リズム35a、35bを通り、結像レンズ36によって
撮像素子37に導かれる。ここで、マスク34の開口部
34a、34bの開口部を透過した光束は、図6に示す
プリズム35a、35bによって互いに異なる上下方向
に屈折される。
【0014】前眼部観察光学系は照明光源19で照射さ
れた光束が前眼部で反射され、対物レンズ31、マスク
34の開口部34cを通って、結像レンズ36によって
撮像素子37に導かれる。マスク34の開口部34cに
は、照明光源19の波長のみ透過するフィルタ34dが
貼られている。従って、撮像素子37はアライメント検
出系と前眼部観察系とに兼用されていることになる。
【0015】測定光源44から照射された光束は、投影
レンズ43を介してダイクロイックミラー39、ダイク
ロイックミラー32、対物レンズ31を介して被検眼E
の眼底に導かれる。眼底で反射された光束は同じ経路で
ダイクロイックミラー39まで戻り、更に透過してダイ
クロイックミラー40で反射され、結像レンズ45を通
って6分割プリズム46で光束が分離された上で撮像素
子47に導かれる。
【0016】上述した光学系は、アライメント検出光学
系と眼屈折力光学系に分離できるので、眼屈折力光学系
38の代りに眼圧測定光学系とすることもできる。図7
における実施例では、屈折測定光学系38の代りに眼圧
測定光学系51が配置されている。対物レンズ52の中
心にノズル53が配置され、光路O3上の観察光路を素通
しするウィンドウを配置した圧縮室54が、対物レンズ
52の後方に形成されている。そして、圧縮室54にピ
ストン55が可動に設けられており、ピストン55はロ
ータリソレノイド56により駆動されるようになってい
る。
【0017】ダイクロイックミラー32の入射方向の光
路O5上には、レンズ57、ハーフミラー58、レンズ5
9、光源60が配列され、ハーフミラー58の反射方向
には受光素子61が設けられている。なお、その他の図
4と同一の符号は、同一の部材を示している。
【0018】ロータリソレノイド56の駆動によりピス
トン55が移動し、ノズル53から被検眼Eに向けて空
気を噴出される。光源60からの光束はレンズ59、5
7を介してノズル53内を経て被検眼Eの角膜に照射さ
れ、その反射光束は対物レンズ52、レンズ57を経て
ハーフミラー58に戻り、受光素子61に導かれる。
【0019】上述した図4、図7に示す光学系を配備し
た眼科装置では、被検眼Eを位置合わせする場合に、図
8に示すように撮像素子37に前眼部が映される。被検
眼像Reとアライメント用光源49による角膜反射像Rcが
重ね合されて表示され、マスク34の開口部34a、3
4bによる2輝点の角膜反射像Rcは、被検眼Eの位置に
より撮像素子37の撮像エリアの所定位置からX、Y方
向に変化する。また、Z方向のずれは図8(a) 、(b) に
示すように、2輝点のX方向にずれて異なるので判断で
きる。図8(c) に示すようなX、Y、Z方向の適正位置
となると、自動的に屈折測定や眼圧測定が開始される。
【0020】図9は電気ブロック回路図を示し、撮像素
子37の出力はA/D変換器70に、撮像素子18の出
力はA/D変換器71にそれぞれ接続されていると共
に、素子37、18の出力は画像合成回路72に接続さ
れており、画像合成回路の出力はディスプレイ2とデー
タバス73に接続されている。A/D変換器70、71
の出力は、データバス73を介して画像メモリ74、C
PU75、ROM76、RAM77、設定スイッチパネ
ル3、トラックボール4、プリンタ5と互いに接続され
ている。更に、CPU75からの信号がステージを移動
するモータ23、25、26のそれぞれを駆動するドラ
イバ78、79、80や、アライメント用光源49を駆
動するD/A変換器81、ドライバ82に接続されてい
る。データバス73にはこの他にも、検眼に必要な各種
デバイスが接続されている。
【0021】図10は検眼手順のフローチャート図であ
り、楕円で囲まれた項目は検者による操作であり、四角
に囲まれた項目は装置がCPU75により制御される。
【0022】検者が電源スイッチを投入すると初期化が
行われる。具体的には、各種デバイスの初期化、ROM
76にストアされたプログラムのロード、検眼部11は
左右の中心位置への移動などが自動的に行われる。検眼
に先立って、検者は検眼のための初期設定情報、例えば
被検者のIDナンバ、片眼のみ測定等の情報を入力す
る。検者は各種のスイッチパネル3内の左右眼選択スイ
ッチのR釦又はL釦を選択することにより検眼すべき被
検眼を選択する。
【0023】ここで、例えばR釦を押すと、図2のクイ
ックリターンミラー15がP1の位置に移動し、同時にC
PU75から画像合成回路72に撮像素子18の映像を
ディスプレイ2で表示するように指令が出される。図1
1(a) はそのときの映像を示し、この状態では画像合成
回路72によりキャラクタ合成された指標Iが、トラッ
クボール4によりディスプレイ2の画面上を上下左右に
移動できる。そして、この指標Iを被検眼像に囲むよう
にトラックボール4で操作して、図11(b) に示すよう
にする。CPU75はトラックボール4の上下及び左右
方向の操作量を計数し、その量から固定された右眼側光
路O1に対してのずれ量を計算し、検眼部11を直接、被
検眼のある位置に駆動部12を使って移動する。
【0024】検眼部11と被検眼ERはまだ正確に位置合
わせされていないこの状態で、検者は検眼開始スイッチ
を押す。Z方向は検眼部11は予め被検眼より最も離れ
た位置にあり、検眼開始スイッチの入力と共に前進を開
始する。このとき、ディスプレイ2は撮像素子37の画
面に切換わる。また、アライメント光源19の点灯、測
定光源の点灯が行われ、その後にアライメント検知処理
が随時に行われる。
【0025】検眼部11が前進し、被検眼が撮像素子3
7に映され、図11(c) に示すような角膜反射像Rcが映
されると、前述したように被検眼と検眼部のX、Y、Z
方向の位置ずれを適正位置に合わせる。具体的には、撮
像素子37で得られた画像の一部は画像合成回路72に
入力されるが、他はA/D変換され画像メモリ74に記
憶される。
【0026】画像メモリ74に取り込まれたデータはC
PU75の演算処理によって、角膜反射像の2輝点が抽
出され、輝点の中心位置を座標として計算し、適正位置
へのずれ量が算出される。この処理に基づいて、X、
Y、Zの各方向の検眼部の移動距離が算出され、各モー
タ23、25、26に駆動指令が出される。被検眼は微
動するので1回で適正範囲内に合わせられなかった場合
には、画像取り込みが再度行われ位置検出処理が行われ
る。
【0027】このようなフィードバック制御を繰り返す
ことで、適正範囲内の位置合わせされると検眼動作に入
る。眼屈折測定では、固視指標42を移動させ眼底投影
された測定光源44の反射光束を撮像素子47で受光し
て、眼屈折力が算出される。また、眼圧測定ではロータ
リソレノイド56を駆動させ、ノズル53を介して被検
眼へ空気を噴出させ、角膜変形検出系と圧縮室54の内
圧検出によって眼圧値が計算される。このように、被検
眼の位置合わせから測定までの時間は、被検者の負担を
軽減するためにも数秒以内が好ましい。
【0028】次に、CPU75は検眼結果が正しく行わ
れたか、即ち測定検出信号が得られなかった、或いは所
定レベルに達しなかった等を判断する。そして、測定結
果を画像合成回路72に送りディスプレイ2に表示させ
る。
【0029】続いて、検者は各種設定スイッチパネル3
内のL釦を入力する。図10のフローチャート図ではA
に戻る。すると、図2のクイックリターンミラー15が
P2の位置に配置され、同時にCPU75から画像合成回
路72に撮像素子18の映像をディスプレイ2に表示す
るように指令を送る。再び、図12(a) に示すように縮
小画面が表示され、検眼部11のZ方向は最後部まで下
がる。
【0030】この状態で前述と同様に、この指標Iを被
検眼像に囲むようにトラックボール4で操作して、図1
2(b) のように表示する。CPU75はトラックボール
4の上下及び左右方向の操作量を計数し、その量から固
定された左眼側光路O2に対してのずれ量を計算し、検眼
部11を直接、被検眼のある位置へ駆動部12を使って
移動させるようになっている。この場合に、検眼部11
は被検者の眼幅相当に移動することになる。装置は予め
左右の光路O1、O2が決められており、過去に検眼された
右眼の位置がRAM77に記憶されているので、左眼の
位置への移動量が計算できるようになっている。
【0031】検者はここで検眼開始スイッチを押すと、
前述のように検眼部11が前進し、検眼部11内の撮像
素子37で角膜反射像が得られると、自動位置合わせ動
作を行い、適正位置範囲に入ると検眼する。そして、測
定結果を画像合成回路72に送りディスプレイ2に表示
させる。検者は満足された測定結果が得られると、各種
の設定スイッチパネル3内のプリントスイッチを押し
て、プリンタ5から出力結果を得る。
【0032】上述した検眼手順で、測定を複数回連続で
行うべき場合には、初期設定で連続測定モードを選択し
ておく。連続測定は例えば1回〜5回までの回数設定優
先や測定がエラーであったとき、所定回数まで測定する
エラー優先などのモードを備える。連続測定の動作は検
眼結果の判定後に、図10に示す破線矢印で示すように
繰り返される。
【0033】図13は第2の実施例を示し、図2と同じ
部材は同じ符号で示している。駆動部12の被検眼Eに
対して後方にある被検眼固定観察部には、被検眼Eの右
眼ER及び左眼ELの光路O1、O2上にミラー13a、13b
が配置され、その中央に向かう反射方向にはクイックリ
ターンミラー15’が配置されている。このクイックリ
ターンミラー15’は検眼時の状態で、左右何れかの映
像を取り入れるか選択できるようになっている。クイッ
クリターンミラー15’の後方には、被検眼のZ方向の
位置ずれ約30mmでもぼけなく、かつ広範囲で観察で
きるための絞り開口部16、結像レンズ17が配置さ
れ、観察像を光電変換する撮像素子18が配置されてい
る。このような被検眼固定観察部では、左右眼観察光路
長が同じなので結像倍率を合わせるリレーレンズを用い
なくとも構成できる。
【0034】図14は検眼部11内のアライメント検出
光学系を示している。被検眼Eの斜め方向に延ばされた
光路O6上には、被検眼E側からレンズ91、ハーフミラ
ー92、ダイクロイックミラー93、アライメント光源
94が配置されている。また、ミラー92の入射方向に
はアライメント用光源95、ダイクロイックミラー93
の反射方向には一次元ラインセンサ96が配置されてい
る。更に、光路O6と被検眼Eに対して対称的に設けられ
た光路O7上には、レンズ97、ハーフミラー98、二次
元位置センサ99が配列され、ハーフミラー98の入射
方向にアライメント用光源100が設けられている。ま
た、被検眼に対向する向きに屈折測定光学系や眼圧測定
光学系101が配置されている。
【0035】光路O6側のアライメント用光源95で発光
された光束はハーフミラー92で反射され、レンズ91
で平行光束となって被検眼の角膜頂点に照射される。角
膜内にアライメント用光源95の虚像が形成され、その
虚像が光路O7側のレンズ97を介して二次元位置センサ
99で結像される。また、光路O7側のアライメント用光
源100で発光された光束はハーフミラー98で反射さ
れ、二次元位置センサ99に虚像を結像するレンズ97
が投影レンズと兼用され、平行光束となり角膜頂点へ照
射される。
【0036】このような光学配置で、アライメント用光
源95、100は交互に点灯され、アライメントが適正
な場合は二次元位置センサ99、94の中心位置に光学
的な輝点が交互に形成され、一次元ラインセンサ96の
中心にもアライメント用光源100の点灯時に光学的な
輝点像が形成される。被検眼の角膜がX及びY方向にず
れた場合には、これらの二次元位置センサ99、94に
形成される輝点像のずれとなって現れる。また、Z方向
のずれ量も一次元ラインセンサ96の中心からのずれ量
として判断できる。
【0037】図15は図9の電気ブロック回路図の変形
図であり、同じ部材は同じ符号で示している。アライメ
ント検出系のセンサ94、96、センサ99からの信号
は増幅回路102、103、104、A/D変換器10
5を介してデータバス73に接続されている。データバ
ス73にはこの他にも、検眼に必要な各種デバイスが接
続されている。
【0038】図16は検眼手順のフローチャート図であ
り、楕円で囲まれた項目は検者による操作であり、四角
に囲まれた項目は装置がCPU75により制御される。
【0039】検者が電源スイッチを投入すると初期化が
行われる。具体的には、各種デバイスの初期化、ROM
76に記憶されたプログラムのロード、検眼部11は左
右の中心位置への移動などが自動的に行われる。検眼に
先立って検者は検眼するための初期設定を行い、この初
期設定で各種スイッチパネル3内の左右眼選択スイッチ
のR釦又はL釦を選択することで、被検者が変っても常
に選択された方から検眼されるようになる。
【0040】次に、検眼開始スイッチを入力すると、被
検眼位置合わせ、検眼、左右眼の切換え、検眼、結果印
字まで全て自動で行う。検眼開始スイッチが入力される
と、図13に示すクイックリターンミラー15’が検眼
される被検眼側の光路を撮像素子18に導き、同時にC
PU75から画像合成回路72に撮像素子18の映像を
ディスプレイ2に表示するようになる。また、画像メモ
リ74に撮像素子18に映された被検眼Eの縮小観察像
を記録するため、その瞬間のみ照明光源19を明るく点
灯させる。取り込まれた画像データは、CPU75によ
って瞳孔相当の大きさの暗い円形部分であることが判断
されると、前述したトラックボール4の操作の代りに、
画面上のずれ量を計算することによって検眼部11の移
動量を算出する。
【0041】被検眼の瞳孔であるとの判断は、上述の他
に照明光源19の点滅により瞳孔の大きさが変動する状
況を、複数回の画像取り込みによって判断してもよい。
このように、検眼部11が図13の光路O1又はO2に対し
ての位置ずれが判断されると、そのずれ量分だけ駆動部
12により検眼部11を移動させる。検眼部11が光路
O1又はO2に合されると、アライメント光源95、100
の点灯、測定光学系101内の測定光源の点灯が行われ
る。被検眼Eが動いて1回の移動で合わなければ、瞳孔
検出を再度行って適正範囲内に入れるフィードバック制
御を行うとよく、適正範囲内に合されるとアライメント
検知処理が開始される。
【0042】予め、被検眼から最も離れた位置にある検
眼部11が前進し、被検眼の角膜反射像の輝点が一次元
ラインセンサ96に映され、二次元センサ94、99に
も角膜反射像の輝点が映されると、前述したように被検
眼と検眼部11のX、Y、Z方向の位置ずれが検出され
る。この位置ずれ量より検眼部11を被検眼に対し適正
な位置に合わせる。
【0043】被検眼は微動し易いので、1回で適正範囲
内に合わせられなかった場合には、画像取り込みが再度
行われ位置検出処理が行われる。このようなフィードバ
ック制御を繰り返すことで適正範囲内の位置合わせされ
ると、屈折測定や眼圧測定の検眼動作に自動的に移る。
CPU75は検眼結果が正しく行われたか、即ち測定検
出信号が得られなかった、或いは所定レベルに達しなか
った等が判断される。そして、測定結果を画像合成回路
72に送りディスプレイ2に表示し、RAM77に片眼
終了したフラグをセットする。ここで、初期設定で片眼
のみの測定であれば測定終了するが、そうでなければ図
16に示すフローチャート図ではAに戻る。すると、図
13のクイックリターンミラー15’は反対側に倒さ
れ、光路O1側の観察光路が撮像素子18に取り込まれ、
ディスプレイ2には反対眼の縮小観察像が映され、検眼
部11のZ方向は最後部まで下がる。
【0044】この状態で前述と同様に、撮像素子18に
映された被検眼の縮小観察像を画像メモリ74に記録
し、被検眼の瞳孔が抽出されるとその瞳孔の映された位
置により、光路O1からのずれ量が判断される。検眼部1
1は駆動部12によって、光路O1に検眼部11の測定軸
が一致するように移動させる。検眼部11が光路O1に合
わされると、前述と同様にアライメント光源95、10
0の点灯、測定光源の点灯が行われ、同時にアライメン
ト検知処理が開始される。
【0045】予め、被検眼から最も離れた位置にある検
眼部11が前進し、アライメント検出光学系の信号によ
り被検眼と検眼部11のX、Y、Z方向の位置ずれ量が
算出され、検眼部11を被検眼に対し適正な位置に合わ
せるように駆動部12によってフィードバック制御を繰
り返す。適正範囲内の位置合わせがなされると、屈折測
定や眼圧測定の検眼動作が行われる。測定結果が得られ
るとディスプレイ2に結果が表示され、反対眼測定の終
了を示すRAM77のフラグを確認して自動的にプリン
タに測定結果が印字される。そして、次の被検眼のため
にクイックリターンミラー15’を元の位置に戻す。
【0046】上述した検眼手順で測定を複数回連続で行
うべき場合には、初期設定で連続測定モードを選択して
おく。連続測定は例えば1回〜5回までの回数設定優先
や測定がエラーであったとき、所定回数まで測定するエ
ラー優先などのモードを備えている。連続測定の動作は
検眼結果の判定後に、図16に示す破線矢印で示すよう
に繰り返される。
【0047】このように、被検眼固定観察部の画像取り
込みによって被検眼の位置が確認されると、自動的に検
眼部を或る程度の位置に合わせることができ、詳細の位
置合わせは検眼部内部のアライメント検出で行うこと
で、検者は検眼開始スイッチの操作だけで検眼結果を得
ることができる。
【0048】また、第2の実施例のように検眼部内のア
ライメント検出の検知範囲が比較的狭い光学系であって
も、固定観察部を有するので全自動による検眼が可能で
ある。
【0049】上述した実施例で、両眼検眼後にプリント
印字としたが、コンピュータ等へのデータ転送に置き換
えたり、プリンタ印字と並行してデータ転送を行うよう
にしてもよい。更に、被検者自身が検眼を行う装置にも
応用でき、その場合に広範囲で被検眼を探せるので検眼
が確実に行える。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼科装
置は、広範囲で被検眼を探すことができるので、位適合
わせが簡単であり、検眼開始から終了まで検者の簡単な
操作で正確に測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の斜視図である。
【図2】第1の実施例の駆動部及び被検眼固定観察部の
構成図である。
【図3】駆動部の斜視図である。
【図4】屈折測定検眼部の光学系の構成図である。
【図5】マスクの正面図である。
【図6】プリズムの正面図である。
【図7】眼圧測定検眼部の光学系の構成図である。
【図8】観察画像の説明図である。
【図9】電気ブロック回路図である。
【図10】フローチャート図である。
【図11】右眼観察画像の説明図である。
【図12】左眼観察画像の説明図である。
【図13】第2の実施例の駆動部及び被検眼固定観察部
の構成図である。
【図14】アライメント光学系の構成図である。
【図15】電気ブロック回路図である。
【図16】フローチャート図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 ディスプレイ 3 設定スイッチパネル 4 トラックボール 5 プリンタ 11 検眼部 12 駆動部 15 クイックリターンミラー 18、37、47 撮像素子 19、44、49、60、95、100 光源 38 屈折測定光学系 42 固視指標 51 眼圧測定光学系 53 ノズル 56 ロータリソレノイド 61 受光素子 74 画像メモリ 75 CPU 94、99 二次元位置センサ 96 一次元ラインセンサ 101 測定光学系

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼に位置合わせ指標光束又は照明光
    束を投影する光束投影手段と、該光束投影手段の被検眼
    の反射光束を検出するアライメント位置検出手段と、該
    アライメント位置検出手段を用いて検眼する検眼手段
    と、前記アライメント位置検出手段の検出信号を基に前
    記検眼手段を左右両眼の距離までを含め三次元方向に移
    動させる駆動手段を有する眼科装置において、前記アラ
    イメント位置検出手段とは別により広い範囲で被検眼を
    検出する広範囲検出手段を前記駆動手段により移動しな
    い位置に配置したことを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 前記広範囲検出手段の検出情報を基に前
    記検眼手段を前記駆動手段により駆動させ、前記アライ
    メント位置検出手段で被検眼が検出されると、前記アラ
    イメント位置検出手段の検出情報を基に前記検眼手段を
    駆動する制御手段を有する請求項1記載の眼科装置。
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