JP2001258737A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP2001258737A
JP2001258737A JP2000073822A JP2000073822A JP2001258737A JP 2001258737 A JP2001258737 A JP 2001258737A JP 2000073822 A JP2000073822 A JP 2000073822A JP 2000073822 A JP2000073822 A JP 2000073822A JP 2001258737 A JP2001258737 A JP 2001258737A
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boiling
temperature
heating
container
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JP2000073822A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Shimada
一幸 島田
Masamichi Komada
雅道 駒田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カルキ抜きを行うための沸騰延長中に出湯さ
れて残水がなくなったとしても、容器を変形・変色をな
く通電を停止させることを目的とする。 【解決手段】 液体を収容する容器1内の液体を加熱保
温する加熱手段2と、前記加熱手段2の通電を制御する
通電手段4と、前記容器1内の液体温度を検知する温度
検知手段3と、前記温度検知手段3の出力により容器内
の液体を沸騰させる沸騰検知手段5と、前記温度検知手
段3の出力により空炊きを検知する空炊き検知手段8
と、沸騰検知後に所定時間だけ沸騰を維持させる沸騰延
長手段7とを設け、前記沸騰延長手段7の駆動中に出湯
状態または出湯待機状態になると、その状態が終了する
まで前記加熱手段2の駆動を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内に収容され
た液体を加熱・保温する電気湯沸かし器の沸騰延長状態
における出湯操作制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気湯沸かし器は、沸騰
延長状態で出湯操作を行わせる場合には次のように加熱
手段を制御していた。
【0003】すなわち、特に出湯操作を行ったとしても
何ら沸騰延長状態には影響を及ぼさずに、そのまま沸騰
状態を継続させるものと、出湯操作を行うと同時に沸騰
延長動作を終了させて、保温状態の制御を行うように構
成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、前者においては出湯操作により容
器内の液体をすべて出湯させてしまった場合、容器底に
配置された温度検知手段上がすぐには乾燥しないため
に、温度上昇勾配によって検出する空炊きをすぐに検知
することができず、容器を変形あるいは変色させてしま
う恐れがあった。
【0005】かといって、後者のようにその瞬間、沸騰
延長状態を終了させてしまうと、カルキ臭などの除去が
不十分になってしまうという問題が生じていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、液体を収容する容器と、前記容器内の液体
を加熱保温する加熱手段と、前記加熱手段の通電を制御
する通電手段と、前記容器内の液体温度を検知する温度
検知手段と、前記温度検知手段の出力により容器内の液
体を沸騰させる沸騰検知手段と、前記温度検知手段の出
力により空炊きを検知する空炊き検知手段と、沸騰検知
後に所定時間だけ沸騰を維持させる沸騰延長手段とを設
け、前記沸騰延長手段の駆動中に出湯状態または出湯待
機状態になるとその状態が終了するまで前記加熱手段の
駆動を停止させたものである。
【0007】これにより、出湯により残水量がなくなっ
たとしても出湯待機状態が終了するまでは再加熱するこ
とがないので、この待機中に温度検知手段上を乾燥させ
ることができ、よって温度検知手段は空炊きを検知しや
すい状態にすることができるので容器を変形および変色
させることなく安全に通電を停止させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、液体を収
容する容器と、前記容器内の液体を加熱保温する加熱手
段と、前記加熱手段の通電を制御する通電手段と、前記
容器内の液体温度を検知する温度検知手段と、前記温度
検知手段の出力により容器内の液体を沸騰させる沸騰検
知手段と、前記温度検知手段の出力により空炊きを検知
する空炊き検知手段と、沸騰検知後に所定時間だけ沸騰
を維持させる沸騰延長手段とを設け、前記沸騰延長手段
の駆動中に出湯状態または出湯待機状態になるとその状
態が終了するまで前記加熱手段の駆動を停止させたもの
である。
【0009】請求項2記載の発明は、前記出湯状態また
は出湯待機状態を終了して沸騰延長を継続するときに
は、前記加熱手段を間欠的に通電するよう構成したもの
である。
【0010】請求項3記載の発明は、前記出湯状態また
は出湯待機状態になると、その間前記所定時間の計時を
停止させたものである。
【0011】請求項4記載の発明は、出湯状態または出
湯待機状態が終了した後の残時間分を、その総電力量が
当該状態の無い場合と同等となるよう延長してなるもの
である。
【0012】前記出湯状態または出湯待機状態が終了す
ると、前記所定時間の残時間分の総電力量と同等になる
よう前記所定時間を延長するよう構成したものである。
【0013】以上のように本発明は、出湯により残水量
がなくなったとしても出湯待機状態が終了するまでは再
加熱することがないので、この待機中に温度検知手段上
を乾燥させることができ、よって温度検知手段は空炊き
を検知しやすい状態にすることができるので容器を変形
および変色させることなく安全に通電を停止させること
が簡単な構成で実現することができる。
【0014】また、出湯状態や出湯待機状態で加熱を停
止したあとは、残水量が少なくなったとしても、再加熱
時にはその通電比率を低下させてやることで残水の飛び
散りが温度検知手段上にかからないので、より速やかに
空炊き検知ができるので、空炊き検知までに多量の蒸気
を噴出させることなく、容器を変形・変色させることな
く安全に通電を停止させることを簡単な構成で実現する
ことができる。
【0015】また、出湯状態や出湯待機状態で加熱を停
止している時間分だけ沸騰延長時間を延ばすよう構成し
てあるので、カルキ臭等の除去も確実に行わせることが
簡単な構成で実現することができる。
【0016】さらに、停止期間を有したり通電比率を変
えても延長中の総加熱量が同じになるよう所定時間を延
ばしてやることで、容器温度が低いうちに速やかに空炊
き検知することができ、さらにカルキ臭等の除去も確実
に行わせることができる。
【0017】そして以上のようなことから、使い勝手の
よい、品質の高い電気湯沸かし器を提供することができ
る。
【0018】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の一実施例を添付
の図面で説明する。図1は、本発明の一実施例を示す電
気湯沸かし器のブロック図で、1は液体を収容する容
器、2は加熱手段で、容器1に当接し容器内の液体を加
熱する第1の加熱手段と同様に容器内の液体を加熱・保
温する第1の加熱手段よりもワット出力の小さな第2の
加熱手段によって構成されている。
【0019】3は容器1に当接され、容器内の液体の温
度を検知する温度検知手段、4は通電手段、5は沸騰検
知手段であり、この沸騰検知手段5は前記温度検知手段
3が所定温度(本実施例では約90℃とする)未満を検知
すると前記通電手段4を動作させる。この通電手段4を
駆動することによって前記加熱手段2の駆動を制御する
ものである。前記沸騰検知手段5は前記通電手段4を駆
動すると前記温度検知手段3の検知温度より温度上昇勾
配を測定し、第1の所定の温度上昇勾配よりも勾配が緩
やかになったことを検知して前記加熱手段2を停止させ
るよう構成されている。
【0020】6は保温中の液体を強制的に再加熱させる
再加熱設定や沸騰検知後もカルキ除去のために沸騰状態
を延長させるカルキ抜き設定や沸騰検知後の保温維持温
度などの設定を行う設定手段である。7は前記設定手段
6によってカルキ抜きが設定されると前記沸騰検知手段
5が沸騰検知終了後に沸騰状態を第1の所定時間(本実
施例では3分とする)継続するように前記通電手段4を
制御する沸騰延長手段である。
【0021】8は空炊き検知手段で、前記温度検知手段
3の検知温度から第2の所定の温度上昇勾配よりも急な
勾配を検知すると前記通電手段4をオフさせるように構
成されている。
【0022】9は出湯制御手段、10は出湯手段であり、
この出湯制御手段9をオンさせることで、出湯手段10の
駆動を制御する。出湯手段10は、前記容器1の底部から
の外部まで液体を送り出す導水路10a とこの導水路中に
構成され液体を外部まで送り出すポンプ10b およびこの
ポンプを駆動させるモ−タ−10cから構成されている。
【0023】図2は、本発明の第1の実施例の電気湯沸
かし器の回路図である。図において、11は交流電源、12
は直流電源である。前記加熱手段2は、容器内の液体を
加熱する第1の発熱体2aと、第1の発熱体2aよりも加熱
電力が小さく容器内の液体を加熱保温する第2の発熱体
2bと、これに交流電源11と直列に接続されたリレー接点
2c,2dと、このリレー接点2c,2dの制御を行なうリレー
コイル2e,2fで構成され、このリレーコイルに電流を流
し、前記リレー接点を閉じるようになっている。
【0024】温度検知手段3は、温度を抵抗値に変換す
る感温素子3aと、この感温素子3aと抵抗3bとで分圧電圧
値をつくり、これを2進符号に変換するAD変換器3cに入
力される。AD変換器3cは約30〜120 ℃の範囲を単位温度
幅(本実施例では約0.5 ℃)の温度刻みにし、この単位
温度上昇するごとの信号を出力している。
【0025】設定手段6は、保温中の液体を強制的に再
加熱するための入力でスイッチ6a、および沸騰検知後も
カルキ除去のために沸騰状態を延長させるカルキ抜き設
定するための入力でそれぞれスイッチ6a,6bと抵抗6c,
6d,6e,6fで構成される。
【0026】出湯制御手段9および出湯手段10は、この
出湯手段10を構成するモーター10cと直列に接続された
出湯スイッチ9a、トランジスタ9bとこのトランジスタ9b
を制御する制御手段15からなる出湯構成部と、前記トラ
ンジスタ9bをオン状態にする信号を前記制御手段に出力
するロック解除スイッチ9cから構成されている。
【0027】ロック解除スイッチ9cがオンされると前記
制御手段15はその時の前記出湯スイッチ9aの状態をこの
出湯スイッチ9aと前記モータ−10c間の電位によって判
断する。この電位が"H" となっておれば前記出湯スイッ
チ9aがオンされている状態なので前記トランジスタ9bを
オンすると即出湯されるために危険でありこのロック解
除スイッチ9cの入力を無効とする。前記電位が"L"の場
合は前記出湯スイッチ9aはオフ状態にあるために即出湯
される危険もないために前記トランジスタ9bをオン状態
にする(この状態を本実施例では出湯待機状態とい
う)。この状態で前記出湯スイッチ9aをオンすると出湯
を行う(この状態を本実施例では出湯状態という)。そ
して、出湯終了から第2の所定時間(本実施例では10秒
とする)次の出湯が行われなければ前記トランジスタ14
cは再びオフ状態となり前記出湯待機状態を解除する。
出湯待機状態が解除されると出湯SW14bをオンするだけ
では出湯できないようになっている。
【0028】13は報知手段であり、ブザー13aによって
沸騰終了などを報知したり、LED13b,13cによって湯
沸かし中や保温中あるいは空炊き検知を表示してやるも
のである。
【0029】15はマイクロコンピュータ(以後マイコン
と略する)でプログラムを実行することで既に述べた前
記出湯制御手段9の制御の一部を行うほかに前記沸騰検
知手段5、前記沸騰延長手段7、前記空炊き検知手段8
の動作を実現している。
【0030】図3は、第1の発明におけるマイクロコン
ピュータ15に記憶されたプログラムの温度制御部分のフ
ローチャートを示したもので、これにより動作を説明す
る。
【0031】電気湯沸かし器に電源が投入されると、前
記所定温度以上であるか未満であるかを前記温度検知手
段3の検知温度より判断する(ステップS1)。一般的に
は前記容器内1には水を入れて沸し始める所からスター
トするが、前記所定温度以上で通電された時にはステッ
プS17の保温中の制御に移行する。
【0032】ステップS1で前記所定温度未満の場合は、
前記設定手段6によってカルキ抜き設定がなされたかど
うかを判断する(ステップS2)。カルキ抜き設定がなさ
れた場合にはステップS3でカルキ抜き設定フラグを設定
する。次にステップS4で、前記第1の発熱体2aを駆動し
て湯沸かしを開始すると同時に前記報知手段13のLED
表示を湯沸かし中の表示を行わせるようにする。この
時、カルキ抜き設定がされているときにはその旨の表示
も行う。
【0033】次のステップS5において、前記温度検知手
段3の検知温度によって空炊きかどうかを判断する。そ
の方法は前記単位温度幅上昇する時間を逐次測定しその
時間が第3の所定時間(本実施例では0.6 秒とする)よ
り短ければ空炊きと判断してステップS21に移行する。
ステップS21に移行すると、前記加熱手段2を停止さ
せ、ステップS22で空炊き検知の報知を行う。例えば、
前記報知手段13のブザー13aを駆動し、さらに沸騰と保
温表示用のLEDを交互点滅させるようにである。その
他にも別途空炊き(または給水)を単独で表示するLE
Dを設けることもある。そして次に前記カルキ抜き設定
フラグをクリアする(ステップS23 )。次にステップS2
4,S25にて、前記再加熱設定や前記カルキ抜き設定がな
されているかどうかを判断し、設定されておればステッ
プS2に戻り湯沸かしの処理を行う。ここで、各設定がな
されていなければステップS21に戻って空炊き時の処理
を繰り返す。なお、この第3の所定時間は、本実施例で
は0.6秒と設定しているが前記加熱手段2の電力によっ
て設定値は異なるものである。
【0034】一方、ステップS5で空炊きでなければ、前
記温度検知手段3の検知温度が沸騰検知測定を開始させ
る沸騰開始温度(本実施例では約80℃とする)以上にな
った以降に、前記単位温度幅上昇する時間の計時を繰り
返し、この計時時間が第4の所定時間(本実施例では約
20秒とする)以上を計時するまでステップS2からステッ
プS6を繰り返す(ステップS6)。この第4の所定時間は
その前記単位温度幅や前記加熱手段2の熱容量および容
器の定格容量などによって異なるものである。
【0035】ステップS6で沸騰を検知すると前記カルキ
抜き設定フラグを判断し、設定がなされてなければステ
ップS15 で沸騰終了処理を行う(ステップS7)。一方、
ステップS7でカルキ抜き設定があると、前記ロック解除
スイッチ9cがオンされた状態を検知して設定する出湯フ
ラグをクリアして、さらに前記第1の所定時間を計時す
るカウンタをクリアして(ステップS8)、沸騰状態を維
持するよう前記加熱手段2の駆動を継続または開始させ
る(ステップS9)。ここでの沸騰状態を維持する手段と
しては、前記第1の発熱体2aを連続通電する方法やオン
オフさせる方法、さらには第2の発熱体2bにて同様のこ
とを行う方法などいろいろあるが前記所定時間を短くす
ると加熱容量を大きく、前記所定時間を長くするなら加
熱容量を小さくすることができ、そのバランスによって
カルキが十分に除去できるよう設定されるものである。
【0036】次にステップS10でステップS5と同様の方
法で空炊き検知を行う。ステップ S10で空炊きを検知
しなければ、前記カウンタを計時する(ステップS1
1)。つぎに、ステップS12で前記ロック解除スイッチ9c
がオンされて前記出湯待機状態であるかどうかを検知し
て前記出湯待機状態(出湯状態も含む)を検知するとス
テップS13で前記加熱手段2を停止させてステップS11に
移行する。
【0037】一方、ステップS12で前記出湯待機状態で
なければステップS14で前記第1の所定時間が経過する
までステップS9からステップS14を繰り返す。 ステップS
14で前記第1の所定時間を経過すると、ステップS15に
行き沸騰終了処理を行う。
【0038】以上のようにして沸騰処理が終了するとス
テップS15に移行して沸騰終了の処理に移行する。ま
ず、ステップS15で前記加熱手段2を停止させ、ステッ
プS16で前記報知手段13のブザー13aにより沸騰したこと
を報知し、さらにLEDの表示を沸騰の表示を終了して
保温中の表示に切り替える。
【0039】次に保温中の動作に移行するが、まず、ス
テップS17で保温中の表示を維持しながら保温維持温度
(本実施例では約95℃とする)より温度が高いか低いか
を判断し、低い時は前記第2の発熱体2bをオンし、高い
時はオフするように駆動する。次にS18にて前記カルキ
抜き設定フラグをクリアし、ステップS19,S20で前記再
加熱設定や前記カルキ抜き設定がなされているかどうか
を判断し、設定されておればステップS2に戻り湯沸かし
の処理を行う。
【0040】そしてステップS19,S20にて、各設定がな
されていなければステップS1に戻って前記所定温度以上
であるか未満であるかの判断を行う。
【0041】このようにして、湯沸かしと保温の制御お
よび空炊き検知を前記温度検知手段3の検知温度によっ
て繰り返す簡単な構成で沸騰延長中に出湯操作を行った
場合に残水がなくなった場合にも確実に空炊きを検知さ
せることができる。
【0042】なお、本実施例では湯沸かしは第1の発熱
体2aのみで行うように制御しているが第2の発熱体2bも
併用して湯沸かしさせる構成も可能である。
【0043】また、本実施例では前記沸騰延長中に前記
出湯待機状態になると前記加熱手段2をすべてオフさせ
るよう構成しているが、この出湯待機状態時に前記第2
の発熱体2bを通電させることで容器を変色させることな
く温度検知手段上を早く乾燥させることも可能である。
【0044】また、本実施例では加熱開始時に加熱手段
を常に通電するように制御しているが、容器内の空炊き
防止のために加熱手段をオンオフ制御させて、その間の
温度上昇勾配によって容器内の液体の有無を判別するよ
う構成することも可能である。
【0045】また、カルキ抜き設定を行うスイッチにつ
いて本実施例では設定を行うスイッチとして記載してい
るが、設定を解除するスイッチとして構成する事もでき
る。
【0046】さらに、カルキ抜き設定を再沸騰の設定を
行うスイッチとかねることもでき、その場合は湯沸かし
中に押されるとカルキ抜き設定、保温中などに押される
と再加熱というふうに制御することで容易に実現するこ
とが可能である。
【0047】(実施例2)本発明の第2の実施例につい
て図1および図4を参照しながら説明する。なお、第1
の実施例で説明したものと同一構成部材には同一番号を
用い、その説明を省略する。
【0048】図1は本実施例の構成を示すブロック図で
あり、第1の実施例と異なる点は、前記沸騰延長手段7
は前記出湯制御手段9が出湯待機状態になって前記加熱
手段2を一旦停止させた後の再加熱時にはその通電を間
欠的に行わせるよう構成した点である。
【0049】図4は、本発明第2の実施例のマイコン15
に記憶されたプログラムのフローチャートを示したもの
で、これによって動作を説明する。
【0050】図3と同様に、電気湯沸かし器に電源が投
入されると、前記所定温度以上であるか未満であるかを
前記温度検知手段3の検知温度より判断する(ステップ
S31)。ここで、前記所定温度以上で通電された時には
ステップS50 の保温中の制御に移行する。
【0051】ステップS31で前記所定温度未満の場合
は、前記設定手段6によってカルキ抜き設定がなされた
かどうかを判断する(ステップS32)。カルキ抜き設定
がなされた場合にはステップS33でカルキ抜き設定フラ
グを設定する。次にステップ S34で、前記第1の発熱
体2aを駆動して湯沸かしを開始すると同時に前記報知手
段13のLED表示を湯沸かし中の表示を行わせるように
する。この時、カルキ抜き設定がされているときにはそ
の旨の表示も行う。
【0052】次のステップS35において、前記温度検知
手段3の検知温度によって前記空炊きかどうかを判断す
る。ここで空炊きと判断するとステップS61に移行す
る。ステップS61に移行すると、前記加熱手段2を停止
させ、ステップS62で前記空炊き検知の報知を行う。そ
して次に前記カルキ抜き設定フラグをクリアする(ステ
ップS63)。次にステップS64,S65にて、前記再加熱設
定や前記カルキ抜き設定がなされているかどうかを判断
し、設定されておればステップS32に戻り湯沸かしの処
理を行う。ここで、各設定がなされていなければステッ
プS61に戻って空炊き時の処理を繰り返す。
【0053】一方、ステップS35で空炊きでなければ、
前記温度検知手段3の検知温度が沸騰検知測定を開始さ
せる前記沸騰開始温度以上になった以降に、前記単位温
度幅上昇する時間の計時を繰り返し、この計時時間が前
記第4の所定時間以上を計時するまでステップS32から
ステップS36 を繰り返す(ステップS36)。
【0054】ステップS36で沸騰を検知すると前記カル
キ抜き設定フラグを判断し、設定がなされてなければス
テップS48で沸騰終了処理を行う(ステップS37)。一
方、ステップS37でカルキ抜き設定があると、前記ロッ
ク解除スイッチ9cがオンされた状態を検知して設定する
出湯フラグをクリアして、さらに前記第1の所定時間を
計時するカウンタをクリアしてする(ステップS38)。
【0055】次に、出湯待機状態を検知すると設定され
るフラグ(前記出湯フラグ)を見て、沸騰延長中に沸騰
待機状態が検知されたかどうかを確認する(ステップS3
9)。ここで確認されなければ沸騰状態を維持するよう
前記通電手段4を制御して前記加熱手段2の駆動を継続
または開始させる(ステップS40)。
【0056】一方、ステップS39で前記出湯フラグがあ
れば、ステップS41にて前記加熱手段2を所定のオンオ
フ周期でオンオフ駆動させる。このオンオフ周期は、出
湯によって残水量が少なくなってすぐに空炊きを検知し
なければならない場合に、前記温度検知手段3上に残水
が飛び散らない程度の電力量に抑えるものであり、その
容器の構成や定格電力などによって通電比率は異なるも
のである。
【0057】ステップS40 ,S41で前記加熱手段2を駆
動すると、次にステップS42でステップS35と同様の方法
で空炊き検知を行う。ステップS42で空炊きを検知しな
ければ、前記カウンタを計時する(ステップS43)。つ
ぎに、ステップS44で前記ロック解除スイッチ9cがオン
されて前記出湯待機状態であるかどうかを検知して前記
出湯待機状態(出湯状態も含む)を検知すると、前記出
湯フラグをセットして、前記加熱手段2を停止させてス
テップS43に移行する(ステップS45,S46)。
【0058】一方、ステップS44で前記出湯待機状態で
なければステップS47で前記第1の所定時間が経過する
までステップS39からステップS47を繰り返す。 ステップ
S47で前記第1の所定時間を経過すると、ステップS48に
行き沸騰終了処理を行う。
【0059】以上のようにして沸騰処理が終了するとス
テップS48に移行して沸騰終了の処理に移行する。ま
ず、ステップS48 で前記加熱手段2を停止させ、ステッ
プS49で前記報知手段13のブザー13aにより沸騰したこと
を報知し、さらにLEDの表示を沸騰の表示を終了して
保温中の表示に切り替える。
【0060】次に保温中の動作に移行するが、まず、ス
テップS50で保温中の表示を維持しながら前記保温維持
温度より温度が高いか低いかを判断し、低い時は前記第
2の発熱体2bをオンし、高い時はオフするように駆動す
る。次にS51にて前記カルキ抜き設定フラグをクリア
し、ステップS52,S53で前記再加熱設定や前記カルキ抜
き設定がなされているかどうかを判断し、設定されてお
ればステップS32に戻り湯沸かしの処理を行う。
【0061】そしてステップS52,S53にて、各設定がな
されていなければステップS31に戻って前記所定温度以
上であるか未満であるかの判断を行う。
【0062】このようにして、湯沸かしと保温の制御お
よび空炊き検知を前記温度検知手段3の検知温度によっ
て繰り返す簡単な構成で沸騰延長中に出湯操作を行った
場合に前記加熱手段2の電力量を抑えてやることで残水
がなくなった場合にも前記温度検知手段3を速やかに乾
燥させることができるので速やかに確実に空炊きを検知
させることができる。
【0063】なお、本実施例では沸騰延長中に出湯待機
状態を確認すると、前記加熱手段2をオンオフ駆動させ
るよう構成しているが、このなかに、前記第2の発熱体
2bをも含んだ通電制御を行うことも可能である。また第
2の発熱体2bのみで通電することも考えられる。
【0064】(実施例3)本発明の第3の実施例につい
て図1および図5を参照しながら説明する。なお、第2
の実施例で説明したものと同一構成部材には同一番号を
用い、その説明を省略する。
【0065】図1は本実施例の構成を示すブロック図で
あり、第2の実施例と異なる点は、前記沸騰延長手段7
は前記出湯制御手段9が出湯待機状態になって前記加熱
手段2を一旦停止させるとその間前記第1の所定時間の
計時を停止させるよう構成した点である。
【0066】図5は、本発明第3の実施例のマイコン15
に記憶されたプログラムのフローチャートを示したもの
で、これによって動作を説明する。
【0067】図4と同様に、電気湯沸かし器に電源が投
入されると、前記所定温度以上であるか未満であるかを
前記温度検知手段3の検知温度値より判断する(ステッ
プS71)。ここで、前記所定温度以上で通電された時に
はステップS90の保温中の制御に移行する。
【0068】ステップS71で前記所定温度未満の場合
は、前記設定手段6によってカルキ抜き設定がなされた
かどうかを判断する(ステップS72)。カルキ抜き設定
がなされた場合にはステップS73でカルキ抜き設定フラ
グを設定する。次にステップ S74で、前記第1の発熱
体2aを駆動して湯沸かしを開始すると同時に前記報知手
段13のLED表示を湯沸かし中の表示を行わせるように
する。この時、カルキ抜き設定がされているときにはそ
の旨の表示も行う。
【0069】次のステップS75において、前記温度検知
手段3の検知温度によって前記空炊きかどうかを判断す
る。ここで空炊きと判断するとステップS101に移行す
る。ステップS101に移行すると、前記加熱手段2を停止
させ、ステップS102で前記空炊き検知の報知を行う。そ
して次に前記カルキ抜き設定フラグをクリアする(ステ
ップS103)。次にステップS104,S105にて、前記再加熱
設定や前記カルキ抜き設定がなされているかどうかを判
断し、設定されておればステップS72に戻り湯沸かしの
処理を行う。ここで、各設定がなされていなければステ
ップS101に戻って空炊き時の処理を繰り返す。
【0070】一方、ステップS75で空炊きでなければ、
前記温度検知手段3の検知温度が沸騰検知測定を開始さ
せる前記沸騰開始温度以上になった以降に、前記単位温
度幅上昇する時間の計時を繰り返し、この計時時間が前
記第4の所定時間以上を計時するまでステップS72から
ステップS76を繰り返す(ステップS76)。
【0071】ステップS76で沸騰を検知すると前記カル
キ抜き設定フラグを判断し、設定がなされてなければス
テップS78で沸騰終了処理を行う(ステップS77)。一
方、ステップS77でカルキ抜き設定があると、前記ロッ
ク解除スイッチ9cがオンされた状態を検知して設定する
出湯フラグをクリアして、さらに前記第1の所定時間を
計時するカウンタをクリアしてする(ステップS78)。
【0072】次に、前記出湯フラグを見て、沸騰延長中
に沸騰待機状態が検知されたかどうかを確認する(ステ
ップS79)。ここで確認されなければ沸騰状態を維持す
るよう前記通電手段4を制御して前記加熱手段2の駆動
を継続または開始させる(ステップS80)。
【0073】一方、ステップS79で前記出湯フラグがあ
れば、ステップS81にて前記加熱手段2を前記所定のオ
ンオフ周期でオンオフ駆動させる。
【0074】ステップS80,S81で前記加熱手段2を駆動
すると、次にステップS82でステップS75と同様の方法で
空炊き検知を行う。ステップS82で空炊きを検知しなけ
れば、前記カウンタを計時する(ステップS83)。つぎ
に、ステップS84で前記ロック解除スイッチ9cがオンさ
れて前記出湯待機状態であるかどうかを検知して前記出
湯待機状態(出湯状態も含む)を検知すると、前記出湯
フラグをセットして、前記加熱手段2を停止させてステ
ップS84に移行する(ステップS85,S86)。
【0075】一方、ステップS84で前記出湯待機状態で
なければステップS87 で前記第1の所定時間が経過する
までステップS79からステップS87を繰り返す。 ステップ
S87で前記第1の所定時間を経過すると、ステップS88
に行き沸騰終了処理を行う。
【0076】以上のようにして沸騰処理が終了するとス
テップS88に移行して沸騰終了の処理に移行する。ま
ず、ステップS88で前記加熱手段2を停止させ、ステッ
プS89で前記報知手段13のブザー13aにより沸騰したこと
を報知し、さらにLEDの表示を沸騰の表示を終了して
保温中の表示に切り替える。
【0077】次に保温中の動作に移行するが、まず、ス
テップS90で保温中の表示を維持しながら前記保温維持
温度より温度が高いか低いかを判断し、低い時は前記第
2の発熱体2bをオンし、高い時はオフするように駆動す
る。次にS91にて前記カルキ抜き設定フラグをクリア
し、ステップS92,S93で前記再加熱設定や前記カルキ抜
き設定がなされているかどうかを判断し、設定されてお
ればステップS72に戻り湯沸かしの処理を行う。
【0078】そしてステップS92,S93にて、各設定がな
されていなければステップS71に戻って前記所定温度以
上であるか未満であるかの判断を行う。
【0079】このようにして、湯沸かしと保温の制御お
よび空炊き検知を前記温度検知手段3の検知温度によっ
て繰り返す簡単な構成で沸騰延長中に出湯操作を行った
ために前記加熱手段2を停止した場合にはその間の前記
第1の所定時間の計時を停止させるために確実にカルキ
臭等を除去するために必要な沸騰維持に必要な時間を確
保することを確実に行わせることができる。
【0080】(実施例4)本発明の第4の実施例につい
て図1および図6を参照しながら説明する。なお、第3
の実施例で説明したものと同一構成部材には同一番号を
用い、その説明を省略する。
【0081】図1は本実施例の構成を示すブロック図で
あり、第3の実施例と異なる点は、前記沸騰延長手段7
は前記出湯待機状態が終了して前記加熱手段2を再加熱
する際には前記オンオフ制御による通電比率と前記第1
の所定時間の残時間から前記第1の所定時間の値を変更
するよう構成した点である。
【0082】図6は、本発明第4の実施例のマイコン15
に記憶されたプログラムのフローチャートを示したもの
で、これによって動作を説明する。
【0083】図5と同様に、電気湯沸かし器に電源が投
入されると、前記所定温度以上であるか未満であるかを
前記温度検知手段3の検知温度値より判断する(ステッ
プS111)。ここで、前記所定温度以上で通電された時に
はステップS131の保温中の制御に移行する。
【0084】ステップS111で前記所定温度未満の場合
は、前記設定手段6によってカルキ抜き設定がなされた
かどうかを判断する(ステップS112)。カルキ抜き設定
がなされた場合にはステップS113でカルキ抜き設定フラ
グを設定する。次にステップS114で、前記第1の発熱体
2aを駆動して湯沸かしを開始すると同時に前記報知手段
13のLED表示を湯沸かし中の表示を行わせるようにす
る。この時、カルキ抜き設定がされているときにはその
旨の表示も行う。
【0085】次のステップS115において、前記温度検知
手段3の検知温度によって前記空炊きかどうかを判断す
る。ここで空炊きと判断するとステップS141に移行す
る。ステップS141に移行すると、前記加熱手段2を停止
させ、ステップS142で前記空炊き検知の報知を行う。そ
して次に前記カルキ抜き設定フラグをクリアする(ステ
ップS143)。次にステップS144,S145にて、前記再加熱
設定や前記カルキ抜き設定がなされているかどうかを判
断し、設定されておればステップS112に戻り湯沸かしの
処理を行う。ここで、各設定がなされていなければステ
ップS141に戻って空炊き時の処理を繰り返す。
【0086】一方、ステップS115で空炊きでなければ、
前記温度検知手段3の検知温度が沸騰検知測定を開始さ
せる前記沸騰開始温度以上になった以降に、前記単位温
度幅上昇する時間の計時を繰り返し、この計時時間が前
記第4の所定時間以上を計時するまでステップS112から
ステップS116を繰り返す(ステップS116)。
【0087】ステップS116で沸騰を検知すると前記カル
キ抜き設定フラグを判断し、設定がなされてなければス
テップS118で沸騰終了処理を行う(ステップS117)。一
方、ステップS117でカルキ抜き設定があると、前記ロッ
ク解除スイッチ9cがオンされた状態を検知して設定する
出湯フラグをクリアして、さらに前記第1の所定時間を
計時するカウンタをクリアしてする(ステップS118)。
【0088】次に、前記出湯フラグを見て、沸騰延長中
に沸騰待機状態が検知されたかどうかを確認する(ステ
ップS119)。ここで確認されなければ沸騰状態を維持す
るよう前記通電手段4を制御して前記加熱手段2の駆動
を継続または開始させる(ステップS120)。
【0089】一方、ステップS119で前記出湯フラグがあ
れば、ステップS121にて前記加熱手段2を前記所定のオ
ンオフ周期でオンオフ駆動させる。
【0090】ステップS120,S121で前記加熱手段2を駆
動すると、次にステップS122でステップS115 と同様の
方法で空炊き検知を行う。ステップ S122で空炊きを検
知しなければ、前記カウンタを計時する(ステップS12
3)。つぎに、ステップS124で前記ロック解除スイッチ9
cがオンされて前記出湯待機状態であるかどうかを検知
して前記出湯待機状態(出湯状態も含む)を検知する
と、前記出湯フラグをセットして、前記加熱手段2を停
止させる(ステップS125,S126)。
【0091】つぎに、ステップS127にて前記第1の所定
時間の変更を行う。これは前記所定のオンオフ制御と関
連があるが、例えばこの所定のオンオフ制御を1/2デ
ュ−ティ−で行ったとした場合には残りの電力量が同じ
にするためには、残時間が1分あるとするとあと2分通
電すれば同等の電力量をえることができるので、すなわ
ち前記第1の所定時間の値を3分から4分に変更するよ
う構成するものである。
【0092】一方、ステップS124で前記出湯待機状態で
なければステップS128で前記第1の所定時間が経過する
までステップS119からステップS128を繰り返す。 ステッ
プS128で前記第1の所定時間を経過すると、ステップS1
29に行き沸騰終了処理を行う。
【0093】以上のようにして沸騰処理が終了するとス
テップS129に移行して沸騰終了の処理に移行する。ま
ず、ステップS129で前記加熱手段2を停止させ、ステッ
プS130で前記報知手段13のブザー13a により沸騰したこ
とを報知し、さらにLEDの表示を沸騰の表示を終了し
て保温中の表示に切り替える。
【0094】次に保温中の動作に移行するが、まず、ス
テップS131で保温中の表示を維持しながら前記保温維持
温度より温度が高いか低いかを判断し、低い時は前記第
2の発熱体2bをオンし、高い時はオフするように駆動す
る。次にS132にて前記カルキ抜き設定フラグをクリア
し、ステップS133,S134で前記再加熱設定や前記カルキ
抜き設定がなされているかどうかを判断し、設定されて
おればステップS112に戻り湯沸かしの処理を行う。
【0095】そしてステップS133,S134にて、各設定が
なされていなければステップS111に戻って前記所定温度
以上であるか未満であるかの判断を行う。
【0096】このようにして、湯沸かしと保温の制御お
よび空炊き検知を前記温度検知手段3の検知温度によっ
て繰り返す簡単な構成で、沸騰延長中に出湯操作を行っ
たために以後前記加熱手段2をオンオフ制御するように
しても前記第1の所定時間を延長してやることで同等の
電力量を供給することができ、カルキ臭等を除去するた
めに必要な沸騰維持電力量を確保することを確実に行わ
せることができる。
【0097】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明は、
沸騰延長中の温度上昇しにくい領域で出湯操作を行うと
一旦加熱手段をオフするので、残水量がなくなったとし
ても再加熱するまでに、温度検知手段上を速やかに乾燥
させた上で空炊き検知を行うので、容器を変形および変
色させることなく安全に通電を停止させることが簡単な
構成で実現することができる。
【0098】また、請求項2記載の発明は、沸騰延長中
の温度上昇しにくい領域で出湯操作を行うと一旦加熱手
段をオフするので、再加熱時にはその通電比率を低下さ
せてやることで残水の飛び散りが温度検知手段上にかか
らなくすることができ、より速やかに空炊き検知を行
え、さらに空炊き検知までに多量の蒸気を噴出させるこ
となく、容器を変形・変色させることなく安全に通電を
停止させることを簡単な構成で実現することができる。
【0099】また、請求項3記載の発明は、出湯状態や
出湯待機状態で加熱を停止している時間分だけ沸騰延長
時間を延ばすよう構成してあるので、カルキ臭等の除去
も確実に行わせることが簡単な構成で実現することがで
きる。
【0100】また、請求項4記載の発明は、加熱の停止
期間を有したり通電比率を変えても延長中の総加熱量が
同じになるよう所定時間を延ばしてやることで、容器温
度が低いうちに速やかに空炊き検知を行うことができ、
さらにカルキ臭等の除去も確実に行わせることを簡単な
構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電気湯沸かし器のブロ
ック図
【図2】同、電気湯沸かし器の回路図
【図3】同、電気湯沸かし器の動作を示すフローチャー
【図4】本発明の第2の実施例の電気湯沸かし器の動作
を示すフローチャート
【図5】本発明の第3の実施例の電気湯沸かし器の動作
を示すフローチャート
【図6】本発明の第4の実施例の電気湯沸かし器の動作
を示すフローチャート
【符号の説明】
1 容器 2 加熱手段 3 温度検知手段 5 沸騰検知手段 6 設定手段 7 沸騰延長手段 8 空炊き検知手段 9 出湯制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱保温する加熱手段と、前記加熱手段の通電を制
    御する通電手段と、前記容器内の液体温度を検知する温
    度検知手段と、前記温度検知手段の出力により容器内の
    液体を沸騰させる沸騰検知手段と、前記温度検知手段の
    出力により空炊きを検知する空炊き検知手段と、沸騰検
    知後に所定時間だけ沸騰を維持させる沸騰延長手段とを
    設け、前記沸騰延長手段の駆動中に出湯状態または出湯
    待機状態になるとその状態が終了するまで前記加熱手段
    の駆動を停止してなる電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 出湯状態または出湯待機状態を終了して
    沸騰延長を継続する際に、加熱手段を間欠的に通電して
    なる請求項1項記載の電気湯沸かし器。
  3. 【請求項3】 出湯状態または出湯待機状態の間、所定
    時間の計時を停止してなる請求項1または2記載の電気
    湯沸かし器。
  4. 【請求項4】 出湯状態または出湯待機状態が終了した
    後の残時間分を、その総電力量が当該状態の無い場合と
    同等となるよう延長してなる請求項2または3記載の電
    気湯沸かし器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015149362A1 (zh) * 2014-04-04 2015-10-08 史伯梅 电压力锅

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