JP2001169922A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP2001169922A
JP2001169922A JP35541999A JP35541999A JP2001169922A JP 2001169922 A JP2001169922 A JP 2001169922A JP 35541999 A JP35541999 A JP 35541999A JP 35541999 A JP35541999 A JP 35541999A JP 2001169922 A JP2001169922 A JP 2001169922A
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temperature
heating
heat retaining
water heater
predetermined
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Shimada
一幸 島田
Masamichi Komada
雅道 駒田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高温でかつ連続沸騰の恐れのない保温温
度を安定して維持させることを目的とする。 【解決手段】 容器1内の液体を加熱する加熱手段2お
よび加熱保温する保温手段4と、容器1内の液体温度を
検知する温度検知手段3と、この温度検知手段3の検知
温度によって加熱手段2および保温手段4を駆動する制
御回路を有し、電源投入時に保温動作を行わせるときに
は保温手段4を第1の所定時間だけオンオフ駆動させた
後の検知温度から保温温度を設定し、この設定された温
度を維持するようにした電気湯沸かし器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内に収容され
た液体を加熱・保温する電気湯沸かし器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気湯沸かし器は、例え
ば特開平7−177971公報のようにして高温での保
温温度を維持していた。
【0003】すなわち、有底筒状の容器に、容器内の液
体を加熱する加熱手段および加熱保温する保温手段が当
接されている。さらに、容器に当接された温度検知手段
が容器内の温度を検知する。この温度検知手段が自動湯
沸しを行う境界温度以下を検知すると、前記加熱手段お
よび保温手段を駆動して湯沸かしを開始させる。湯沸か
しを開始すると、温度上昇勾配の変化を利用して沸騰を
検出し前記加熱手段および前記保温手段を停止させ、そ
の後に前記保温手段を第1の所定時間だけオンオフ駆動
させて異なる水量や沸騰時の周辺温度の影響によるバラ
ツキを吸収して温度検知手段を水温に近づけ、この駆動
が終了したときの前記温度検知手段の検知温度から保温
温度を設定し、設定した温度を維持するように構成する
ことで気圧により変動する沸点から一定温度低い温度で
常に保温するよう構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、湯沸かし終了後にしか保温温度を
高温に維持させるような制御が行われておらず、したが
って保温温度を維持している最中や沸騰検知後でもオン
オフ駆動中にわずかな時間電源を抜かれて移動され、改
めて電源を印加したときにはその温度が忘れられてお
り、保温温度の初期温度(前記所定温度のことで、高地
においても連続的に沸騰を行わせないような温度で約94
℃程度に設定されている)まで温度を下げて保温するよ
うになっていた。
【0005】かといって電源オフ前の設定温度を記憶す
る不揮発性の記憶手段を搭載する方法も考えられるが、
そのためにコストアップが生じるなどの課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、液体を収容する容器と、前記容器内の液体
を加熱する加熱手段および加熱保温する保温手段と、前
記容器内の液体温度を検知する温度検知手段と、この温
度検知手段の検知温度によって前記加熱手段および前記
保温手段を駆動する制御回路を有し、前記制御回路は電
源投入時に保温動作を行わせるときには前記保温手段を
第1の所定時間だけオンオフ駆動させた後の検知温度か
ら保温温度を設定し、この設定された温度を維持するよ
う構成したものである。
【0007】これにより、沸騰直後に一旦電源を抜かれ
たときには沸騰直後の前記保温手段のオンオフ駆動動作
を最初からやり直すことになるので高温の保温温度を設
定することが可能となり、よって安定した高温の保温温
度を実現することができる。
【0008】また、保温安定時に一旦電源を抜かれたと
きには電源復帰時に前記保温手段を沸騰直後と同様にオ
ンオフ駆動させることで容器内の温度を一旦沸騰直後に
近い所まで持ち上げることができ、よって所定温度より
も高くかつ連続沸騰することのない高温の保温温度を設
定することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために請求
項1記載の発明は、液体を収容する容器と、前記容器内
の液体を加熱する加熱手段および加熱保温する保温手段
と、前記容器内の液体温度を検知する温度検知手段と、
この温度検知手段の検知温度によって前記加熱手段およ
び前記保温手段を駆動する制御回路を有し、前記制御回
路は電源投入時に保温動作を行わせるときには前記保温
手段を第1の所定時間だけオンオフ駆動させた後の検知
温度から保温温度を設定し、この設定された温度を維持
するよう構成したものである。
【0010】また、請求項2記載の発明は、保温温度が
所定温度より低ければ前記オンオフ駆動を再駆動し保温
温度を再設定するよう構成したものである。
【0011】また、請求項3記載の発明は、電源投入時
に所定温度よりも温度が低いと、前記所定温度まで保温
手段を駆動した後に、オンオフ駆動を開始させるよう構
成したことものである。
【0012】そして、請求項4記載の発明は、保温手段
を第2の所定時間通電しても前記所定温度に達しないと
きには、前記加熱手段を駆動させるよう構成したことも
のである。
【0013】以上のように本発明は、電源印加時に保温
動作を行う場合にも保温手段のオンオフ駆動動作を沸騰
直後と同じように行うので、沸騰直後などに一旦電源を
抜かれても高温の保温温度を設定することができ、よっ
て安定した高温の保温温度を実現することができる。
【0014】また、しばらくの間電源が抜かれた状態の
後で電源が印加された場合でも、設定された保温温度が
前記所定温度未満に設定されたときには再度保温手段を
駆動するので、前記所定温度以上の高温で保温維持させ
ることを可能とするものである。
【0015】また、しばらくの間電源が抜かれた状態の
後で電源が印加された場合でも、前記所定温度に達する
まで前記保温手段にて加熱した後で前記保温手段を第1
の所定時間オンオフ駆動するので保温温度が前記所定温
度未満に設定されたときでも必ず前記所定温度よりも高
温で保温維持させることを可能とするものである。
【0016】また、保温手段の電力のみでは温度上昇が
得られない時、例えば寒冷地など室温が低い所において
も加熱手段を用いて温度上昇させるので、必ず前記所定
温度よりも高温で保温維持させることを可能とするもの
である。
【0017】そして以上のようなことから、使い勝手の
よい、品質の高い電気湯沸かし器を簡単な構成で提供す
ることができる。
【0018】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の一実施例を添付
の図面で説明する。図1は、本発明の一実施例を示す電
気湯沸かし器のブロック図で、1は液体を収容する容
器,2は容器1に当接し容器内の液体を加熱する加熱手
段,4は容器1に当接し容器内の液体を加熱・保温する
加熱手段2よりもワット出力の小さな保温手段である。
3は容器1に当接され、容器内の液体の温度を検知する
温度検知手段、9は加熱手段2及び保温手段4を通電す
る通電手段である。
【0019】5は加熱判定手段、6は沸騰検知手段であ
り、この加熱判定手段5は温度検知手段3が湯沸かし境
界温度の初期値(本実施例では約90℃とする)未満を検
知したり、容器1内の液体を強制的に再加熱させる再加
熱手段を駆動した時に加熱手段2を駆動して湯沸かし動
作を開始させる。次に、加熱判定手段5が湯沸かしを開
始させると、沸騰検知手段6が駆動される。沸騰検知手
段6は温度検知手段3の出力によって温度上昇勾配の変
化量を測定し、これがある温度上昇勾配よりも緩やかに
なった事を検知して沸騰とみなすと加熱手段2を停止さ
せるよう構成されている。
【0020】7は温度設定手段,8は比較手段である。
この温度設定手段7は、沸騰検知手段6が沸騰を検知し
加熱を終了した時や、加熱判定手段5が電源印加時に前
記湯沸かし境界温度の初期値以上と判断して保温動作を
開始した際に駆動するもので、保温手段4をオンオフ駆
動したあと保温手段4を停止させたときの温度検知手段
3の値から、予め設定された値を差し引いた値に保温温
度を決定する。比較手段8は、温度設定手段7が保温温
度を決定すると、この決定した温度と温度検知手段4の
出力を比較した決定した温度になるように保温手段4を
制御するものである。
【0021】図2は、本発明の第1の実施例の電気湯沸
かし器の回路図である。図において、18は交流電源、19
は直流電源である。加熱手段2および保温手段4は、容
器内の液体を加熱する第1の発熱体2aと、第1の発熱体
2aよりも加熱電力が小さく容器内の液体を加熱保温する
第2の発熱体4aと、これに交流電源18と直列に接続され
たリレー接点2b,4bと、このリレー接点2b,4bの制御を
行なうリレーコイル2c,4cで構成され、このリレーコイ
ルに電流を流し、前記リレー接点を閉じるようになって
いる。
【0022】温度検知手段3は、温度を抵抗値に変換す
る感温素子3aと、この感温素子3aと抵抗3bとで分圧電圧
値をつくり、これを2進符号に変換するAD変換器3cに入
力される。AD変換器3cは約30〜120 ℃の範囲を単位温度
幅(本実施例では約0.5 ℃)の温度刻みにし、この単位
温度上昇するごとの信号を出力している。14は報知手段
であり、ブザー14aによって沸騰終了などを報知した
り、LED14b,14cによって湯沸かし中や保温中を表示
してやるものである。15は再加熱手段で、保温中の液体
を強制的に再加熱するための入力でスイッチ15a,抵抗1
5b,15cで構成される。16は出湯手段で、容器内の液体
を外部に送り出す電動ポンプを駆動させるモータ16aと
このモータ16aと直列に接続された出湯SW16b、トランジ
スタ16cおよびこのトランジスタ16cをオン状態にする信
号を出力するロック解除SW16eから構成されている。
【0023】ロック解除SW16eをオンするとその信号よ
りトランジスタ16cがオンされ、その状態中に出湯SW16b
をオンするとモータ16aが回転し出湯を行う。そして、
モータ16aが停止されると第3の所定時間(本実施例で
は10秒とする)次のモータ16a駆動が行われなければト
ランジスタ16cは再びオフ状態となり出湯SW16bをオンす
るだけでは出湯できないように構成してある。
【0024】17は選択手段で、容器1内の液体の保温温
度を任意に設定するための入力でスイッチ17a ,抵抗17
b ,17c で構成される。
【0025】13はマイクロコンピュータ(以後マイコン
と略する)でプログラムを実行することで加熱判定手段
5,沸騰検知手段6,温度設定手段7,比較手段8およ
び通電手段9の動作を実現している。
【0026】図3および図4は、第1の発明におけるマ
イクロコンピュータ13に記憶されたプログラムの温度制
御部分のフローチャートを示したもので、図3で湯沸か
し動作時、図4で保温動作時をそれぞれ動作説明する。
【0027】まず図3にて湯沸かし動作について説明す
る。電気湯沸かし器に電源が投入されると、まず前記湯
沸かし境界温度の初期値以上であるか未満であるかを温
度検知手段3の値より判断する(ステップS1)。一般的
には容器1内には水を入れて沸し始めるが、前記湯沸か
し境界温度以上で通電された時にはステップS17 で保温
中の表示を行った後に保温中の制御に移行する。
【0028】ステップS1で前記湯沸かし境界温度の初期
値未満の場合は、湯沸かし終了時に前記温度設定手段7
を駆動させるための判別用の終了フラグをクリアしてお
く(ステップS2)。次に、加熱手段2を駆動して湯沸し
を開始し同時に前記報知手段14のLED表示を湯沸し中
の表示にする(ステップS3)。つぎに、温度検知手段3
の検知温度が沸騰検知測定を開始させる沸騰開始温度
(本実施例では約80℃とする)以上になったかどうかを
判定する(ステップS5)。この沸騰開始温度は特に制限
しなくても沸騰検知させることは可能であるが、気圧の
関係で沸点が下がった場合においても絶対に沸騰する恐
れのない所での検知を除去することと、水を入れた直後
は温度検知手段3が容器1内の温度に追従しようとして
急激な変化を行うので、安定した温度上昇が検知できな
いため誤検知を行う恐れがあり、それを確実に防ぐ意味
で設定した値である。
【0029】また、ステップS5で前記沸騰開始温度待ち
している間に選択手段17の入力によって湯沸かし終了後
の保温温度の設定が行われたかどうかを判別する保温温
度選択用のサブプログラムを実行する。これは、ステッ
プS21にて選択手段17の入力があるかどうかを判断し、
無ければそのままメインプログラムに戻る。ステップS2
1で前記選択手段17の入力が有れば、ステップS22でその
選択温度が高温なのかそれ以外かを判断し高温で有れば
ステップS23で前記終了フラグを0とし、選択温度がそ
れ以外の時にはステップS24で前記終了フラグを1と
し、ステップS25で選択された温度を設定温度として記
憶する。以上の処理を終了するとメインプログラムへと
戻る。
【0030】ステップS5で前記沸騰開始温度以上を検知
すると、温度上昇を測定するカウンタの値をクリアした
後で計時を開始する(ステップS6、S7)。つぎに前記温
度検知手段3の検知温度から前記単位温度幅上昇したか
どうかを判断し、単位温度幅上昇するまでステップS7か
らステップS9を繰り返す。この間にもステップS8で、前
記保温温度選択用のサブプログラムを実行するよう構成
する。ステップS9で前記単位温度幅上昇を検知するとそ
の時の前記カウンタの計時値を基準値として記憶する
(ステップS10)。
【0031】次に、ステップS11で前記カウンタをクリ
アし、再度計時を開始する(ステップS12)。そして、
ステップS14で前記単位温度幅上昇したかどうかを判別
する。単位温度幅上昇を検知すると、まだ沸騰を検知す
る温度勾配を検知できていないということなので次の単
位温度幅上昇を検知するためにステップS11に戻ってカ
ウンタをクリアし再度単位温度幅上昇時間を測定する。
一方、ステップS14で前記単位温度幅上昇を検知してい
なければ、その時のカウンタ値が前記基準値のN倍(本
実施例では2倍とする)した値とを比較し、前記基準値
のN倍値の方が大きければステップS12に戻りカウンタ
の計時を継続させる(ステップS16)。ステップS16でカ
ウンタの値の方が大きければ沸騰を検知したとみなし
て、ステップS17で前記加熱手段2を停止させ、前記報
知手段14のブザー14aにより沸騰したことを報知し、さ
らにLEDの表示を保温中の表示に切り替える。
【0032】次に、保温中の動作に移行するが、保温動
作の説明は図4によって行う。ここには、電源投入時に
前記湯沸かし境界温度の初期値以上の時と前記湯沸かし
が終了した際に行われる処理であるが、まず報知手段14
のLEDの表示を保温中の表示にする(ステップS3
1)。
【0033】次に、終了フラグが1であるかどうかを判
断する(ステップS32)。この終了フラグが1である状
態というのはすでに保温温度の設定が終了している場合
かあるいは選択手段17によって保温温度の設定を低温に
している場合である。この場合はオンオフ制御する必要
もないためにステップS41に移行する。
【0034】次に、保温手段4でオンオフ制御を行う。
まずステップS32でフラグが0ならばステップS33で所定
のオフ時間(本実施例では5分間)経過するのを待つ
(ステップS34 )。この所定のオフ時間が経過すると、
保温手段4を所定のオン時間(本実施例では3分間)駆
動する(ステップS36、S37)。そして所定のオン時間が
経過すると、保温手段4を停止し、その時の温度検知手
段3の値を入力し、これに予め設定された値(本実施例
では約2℃とする)を差し引いた値を設定温度として記
憶させる(ステップS38,S39)。そして設定温度が設定
されたので終了フラグを1にして(ステップS40 )、保
温温度の設定を終了する。なお、この間に選択手段17が
入力されて選択温度が変更された場合はステップS48 で
選択された温度を設定温度に記憶させて、ステップS40
に移行させる。
【0035】設定温度が決まり、終了フラグが1になる
と、温度検知手段3の値がこの設定温度以上かどうかを
判断し、設定温度以上の場合は保温手段4をオフ,設定
温度未満の場合は保温手段4をオンさせる(ステップS4
1〜S43)。
【0036】以後、再加熱手段15の入力があるかどうか
および選択手段17の入力が有るかをそれぞれ判断し、再
加熱手段15の入力が有れば図3のステップS2から湯沸か
しの制御を行わせる。選択手段17の入力が有れば選択さ
れた温度を設定温度として更新する。そして、設定され
た保温温度よりも所定値(本実施例では約5℃)低く設
定される湯沸かし境界温度よりも前記温度検知手段3の
検知温度が下がると前記湯沸かしの制御に移行され、検
知温度の方が高ければステップS31の戻る(ステップS44
〜S47)。
【0037】このようして、簡単な構成で電源印加時に
保温動作を行う場合にも保温手段を用いて温度検知手段
の検知温度を沸騰終了直後と同じようにすることがで
き、よって前記所定温度以上の高温で保温温度を維持す
ることができる。
【0038】なお、本実施例では湯沸しは加熱手段のみ
で行うように制御しているが保温手段も併用して湯沸し
させる構成も可能である。
【0039】また、本実施例では通常の湯沸しのみ述べ
たが、沸騰時にカルキ成分を除去するために沸騰状態を
しばらく維持させてから加熱を終了させる動作を行わせ
るものもあるが、この場合の所定のオフ時間の計時開始
は、加熱手段の駆動を停止させた時点から計時するよう
に構成することで容易に実現させることができる。
【0040】また、オンオフ制御を1回行うことで実現
しているが、これは使用される保温手段の能力や、沸騰
直後の温度検知手段周辺の雰囲気温度の影響の受け方に
よっても変わってくるものであり複数回のオンオフ制御
によって実現する場合もある。
【0041】(実施例2)本発明の第2の実施例につい
て図5および図6を参照しながら説明する。なお、第1
の実施例で説明したものと同一構成部材には同一番号を
用い、その説明を省略する。
【0042】図5は本実施例の構成を示すブロック図で
あり、第1の実施例と異なる点は、判定手段10が付加さ
れ、温度設定手段が設定した設定温度が前記所定温度よ
りも低く設定された時には温度設定手段を再駆動させる
ように構成した点である。所定温度は高くすればするほ
ど保温維持温度の初期値を高くすることできるわけであ
るが、前述のように高く設定しすぎると、高地では所定
温度に達しなくなり連続沸騰になる恐れがあるため、そ
の辺を考慮して設定された値となっている。
【0043】図6は、本発明第2の実施例のマイコン13
に記憶されたプログラムの保温動作部分のフローチャー
トを示したもので、これによって保温動作を説明する。
【0044】図4と同様に、ここには、電源投入時に前
記湯沸かし境界温度の初期値以上の時と前記湯沸かしが
終了した際に行われる処理であるが、まず報知手段14の
LEDの表示を保温中の表示にする(ステップS51)。
【0045】次に、終了フラグが1であるかどうかを判
断する(ステップS52)。終了フラグが1である場合は
オンオフ制御する必要もないためにステップS62に移行
する。ステップS52でフラグが0ならばステップS53 で
前記所定のオフ時間経過するのを待つ(ステップS5
4)。この所定のオフ時間が経過すると、保温手段4を
所定のオン時間駆動する(ステップS56,S57)。そして
所定のオン時間が経過すると、保温手段4を停止し、そ
の時の前記温度検知手段3の値を入力し、これに前記予
め設定された値を差し引いた値を設定温度として記憶さ
せる(ステップS58,S59)。
【0046】保温温度が設定されるとステップS60で設
定温度が前記所定温度以上かどうかを判断する。ここで
前記所定温度未満であればステップS53に戻ってオンオ
フ制御を再駆動させるよう構成する。一方ステップS60
で前記所定温度以上であれば、設定温度が設定されたの
で終了フラグを1にして(ステップS61)、保温温度の
設定を終了する。なおこの間に前記選択手段17が入力さ
れて選択温度が変更された場合はステップS69で選択さ
れた温度を設定温度に記憶させて、ステップS61に移行
させる。
【0047】設定温度が決まり、終了フラグが1になる
と温度検知手段3の値がこの設定温度以上かどうかを判
断し、設定温度以上の場合は前記保温手段4をオフ,設
定温度未満の場合は保温手段4をオンさせる(ステップ
S62〜S64)。
【0048】以後、再加熱手段15の入力があるかどうか
および選択手段17の入力が有るかをそれぞれ判断し、再
加熱手段15の入力が有れば図3のステップS2から湯沸か
しの制御を行わせる。選択手段17の入力が有れば選択さ
れた温度を設定温度として更新する。そして、前記湯沸
かし境界温度よりも温度検知手段3の検知温度が下がる
と前記湯沸かしの制御に移行され、検知温度の方が高け
ればステップS31に戻る(ステップS65〜S68)。
【0049】このようして、電源オフ期間が長期間にわ
たった場合で液体の温度がかなり低下してしまった場合
にも、前記所定温度以上の高温で保温温度を維持するこ
とができる。
【0050】なお、本実施例では前記所定温度以上にな
るまでオンオフ制御を何度も繰り返すように構成してい
るが、前述のように高地に行くと所定温度まで温度が上
がらない事もありうるので繰り返し回数を決めて制限し
てやる方法もある。
【0051】(実施例3)本発明の第3の実施例につい
て図7および図8を参照しながら説明する。なお、第2
の実施例で説明したものと同一構成部材には同一番号を
用い、その説明を省略する。
【0052】図7は、本発明の第3の実施例の電気湯沸
かし器のブロック図で、第2の実施例と異なるところ
は、温度調節手段11を付加した点である。この温度調節
手段11は電源印加時に温度検知手段3の検知温度が前記
湯沸かし境界温度の初期値以上で前記所定温度未満で保
温動作を開始しようとする際には所定温度までは保温手
段4を通電させ、所定の温度に到達後に前記所定のオン
オフ駆動を行わせるように構成した点である。
【0053】図8は、本発明第3の実施例のマイコン13
に記憶されたプログラムの保温動作部分のフローチャー
トを示したもので、これによって保温動作を説明する。
【0054】図6と同様に、ここには、電源投入時に前
記湯沸かし境界温度の初期値以上の時と前記湯沸かしが
終了した際に行われる処理であるが、まず報知手段14の
LEDの表示を保温中の表示にする(ステップS71)。
【0055】次に、終了フラグが1であるかどうかを判
断する(ステップS72)。終了フラグが1である場合は
オンオフ制御する必要もないためにステップS85に移行
する。ステップS72でフラグが0ならばステップS73で温
度検知手段3の検知温度が所定温度以上かどうかを判断
する。そして検知温度が所定温度に達するまで保温手段
4を駆動する(ステップS74)。そして前記所定温度以
上を検知すると加熱手段2および前記保温手段4をオフ
動作させてこの時点から前記所定のオフ時間経過するの
を待つ(ステップS75 〜S78)。所定のオフ時間が経過
すると、保温手段4を所定のオン時間駆動する(ステッ
プS80、S81)。そして所定のオン時間が経過すると、保
温手段4を停止し、その時の温度検知手段3の値を入力
し、これに予め設定された値を差し引いた値を設定温度
として記憶させる(ステップS82,S83)。
【0056】保温温度が設定されると、設定温度が設定
されたので終了フラグを1にして(ステップS84)、保
温温度の設定を終了する。なおこの間に選択手段17が入
力されて選択温度が変更された場合はステップS92で選
択された温度を設定温度に記憶させて、ステップS84に
移行させる。
【0057】設定温度が決まり、終了フラグが1になる
と温度検知手段3の値がこの設定温度以上かどうかを判
断し、設定温度以上の場合は保温手段4をオフ,設定温
度未満の場合は保温手段4をオンさせる(ステップS85
〜S87)。
【0058】以後、再加熱手段15の入力があるかどう
か、および選択手段17の入力が有るかをそれぞれ判断
し、再加熱手段15の入力が有れば図3のステップS2から
湯沸かしの制御を行わせる。選択手段17の入力が有れば
選択された温度を設定温度として更新する。そして、前
記湯沸かし境界温度よりも温度検知手段3の検知温度が
下がると前記湯沸かしの制御に移行され、検知温度の方
が高ければステップS71 の戻る(ステップS88〜S91)。
【0059】このようして、簡単な構成で電源オフ期間
が長期間にわたった場合で液体の温度がかなり低下して
しまった場合にも前記所定温度以上の高温で保温温度を
維持することができる。
【0060】(実施例4)本発明の第4の実施例につい
て図9および図10を参照しながら説明する。なお、第3
の実施例で説明したものと同一構成部材には同一番号を
用い、その説明を省略する。
【0061】図9は、本発明の第3の実施例の電気湯沸
かし器のブロック図で、第3の実施例と異なるところ
は、計時手段12を付加した点である。この計時手段12
は、温度調節手段11が前記所定温度に達するまでの時間
を計時するものでこの時間が第2の所定時間経過すると
前記所定温度に達するまで加熱手段2を駆動するように
構成した点である。
【0062】図10は、本発明第4の実施例のマイコン13
に記憶されたプログラムの保温動作部分のフローチャー
トを示したもので、これによって保温動作を説明する。
【0063】図8と同様に、ここには、電源投入時に前
記湯沸かし境界温度の初期値以上の時と前記湯沸かしが
終了した際に行われる処理であるが、まず報知手段14の
LEDの表示を保温中の表示にする(ステップS101)。
【0064】次に、終了フラグが1であるかどうかを判
断する(ステップS102)。終了フラグが1である場合は
オンオフ制御する必要もないためにステップS119に移行
する。ステップS102でフラグが0ならばステップS103で
前記計時手段12をクリアする。
【0065】次に、ステップS104以降で温度検知手段3
の検知温度が前記所定温度以上かどうかを判断する。そ
して検知温度が所定温度に達するまで保温手段4を駆動
すると同時に計時手段12を計時させる。そしてこの計時
手段12の計時値が前記第2の所定時間(本実施例では5
分とする)経過しても前記所定温度に達しない場合はそ
の時点より加熱手段2を駆動するようにする(ステップ
S104〜S108)。そして前記所定温度以上を検知すると加
熱手段2および保温手段4をオフ動作させてこの時点か
ら前記所定のオフ時間経過するのを待つ(ステップS109
〜S112)。前記所定のオフ時間が経過すると、保温手段
4を前記所定のオン時間駆動する(ステップS114,S11
5)。そして前記所定のオン時間が経過すると、保温手
段4を停止し、その時の温度検知手段3の値を入力し、
これに前記予め設定された値を差し引いた値を設定温度
として記憶させる(ステップS116,S117)。
【0066】保温温度が設定されると、設定温度が設定
されたので終了フラグを1にして(ステップS118)、保
温温度の設定を終了する。なおこの間に前記選択手段17
が入力されて選択温度が変更された場合はステップS126
で選択された温度を設定温度に記憶させて、ステップS1
18に移行させる。
【0067】設定温度が決まり、終了フラグが1になる
と温度検知手段3の値がこの設定温度以上かどうかを判
断し、設定温度以上の場合は保温手段4をオフ,設定温
度未満の場合は保温手段4をオンさせる(ステップS119
〜S121)。
【0068】以後、再加熱手段15の入力があるかどうか
および選択手段17の入力が有るかをそれぞれ判断し、再
加熱手段15の入力が有れば図3のステップS2から湯沸か
しの制御を行わせる。選択手段17の入力が有れば選択さ
れた温度を設定温度として更新する。そして、前記湯沸
かし境界温度よりも温度検知手段3の検知温度が下がる
と前記湯沸かしの制御に移行され、検知温度の方が高け
ればステップS101の戻る(ステップS122〜S125)。
【0069】このようして、簡単な構成で電源オフ期間
が長期間にわたった場合で液体の温度がかなり低下して
しまった場合にも前記所定温度以上の高温で保温温度を
維持することができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明は、電
源印加時に保温動作を行う場合にも湯沸かし終了時と同
じように保温手段のオンオフ駆動動作を行うので、沸騰
直後などに一旦電源を抜かれた場合でも沸騰直後と同じ
ように高温の保温温度を設定することができ、保温温度
の初期温度以上の高温でかつ連続沸騰の恐れのない保温
温度を維持することを簡単な構成で実現することができ
る。
【0071】また、請求項2記載の発明は、しばらくの
間電源が抜かれた状態の後に電源が印加された場合に、
保温手段のオンオフ駆動だけでは保温温度の初期値未満
に設定されてしまう場合にも再度保温手段をオンオフ駆
動することにより、温度検知手段の値を上昇させること
ができ、必ず保温温度の初期値よりも高温で保温維持さ
せることを簡単な構成で実現することができる。
【0072】また、請求項3記載の発明は、しばらくの
間電源が抜かれた状態の後に電源が印加された場合で
も、保温温度の初期値まではまず温度検知手段を持ち上
げてから保温手段を第1の所定時間オンオフ駆動するの
で、必ず保温温度の初期値よりも高温で保温維持させる
ことを簡単な構成で実現することができる。
【0073】また、請求項4記載の発明は、保温手段の
通電のみでは温度上昇が得られない時、例えば寒冷地な
ど室温が低い場所においても加熱手段を用いて温度上昇
させるので、必ず保温温度の初期値よりも高温で保温維
持させることを簡単な構成で実現することができる。
【0074】そして以上のようなことから、使い勝手の
よい、品質の高い電気湯沸かし器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電気湯沸かし器のブロ
ック図
【図2】同、電気湯沸かし器の回路図
【図3】同、電気湯沸かし器の湯沸かし中の動作を示す
フローチャート
【図4】同、電気湯沸かし器の保温中の動作を示すフロ
ーチャート
【図5】本発明の第2の実施例の電気湯沸かし器のブロ
ック図
【図6】同、電気湯沸かし器の保温中の動作を示すフロ
ーチャート
【図7】本発明の第3の実施例の電気湯沸かし器のブロ
ック図
【図8】同、電気湯沸かし器の保温中の動作を示すフロ
ーチャート
【図9】本発明の第4の実施例の電気湯沸かし器のブロ
ック図
【図10】同、電気湯沸かし器の保温中の動作を示すフ
ローチャート
【符号の説明】
1 容器 2 加熱手段 3 温度検知手段 4 保温手段 5 加熱判定手段 7 温度設定手段 8 比較手段 9 通電手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段および加熱保温する保温手段と、
    前記容器内の液体温度を検知する温度検知手段と、この
    温度検知手段の検知温度によって前記加熱手段および前
    記保温手段を駆動する制御回路とを有し、前記制御回路
    は電源投入時に保温動作を行わせるときには前記保温手
    段を第1の所定時間だけオンオフ駆動させた後の検知温
    度から保温温度を設定し、この設定された温度を維持す
    ることを特徴とする電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 保温温度が所定温度より低ければオンオ
    フ駆動を再駆動し、保温温度を再設定するよう構成した
    請求項1記載の電気湯沸かし器。
  3. 【請求項3】 電源投入時に所定温度よりも温度が低い
    と、前記所定温度まで保温手段を駆動した後に、オンオ
    フ駆動を開始させることを特徴とする請求項1記載の電
    気湯沸かし器。
  4. 【請求項4】 保温手段を第2の所定時間通電しても所
    定温度に達しないときには、加熱手段を駆動させること
    を特徴とする請求項3記載の電気湯沸かし器。
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