JP2001258694A - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP2001258694A
JP2001258694A JP2000073866A JP2000073866A JP2001258694A JP 2001258694 A JP2001258694 A JP 2001258694A JP 2000073866 A JP2000073866 A JP 2000073866A JP 2000073866 A JP2000073866 A JP 2000073866A JP 2001258694 A JP2001258694 A JP 2001258694A
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JP2000073866A
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Toyosaku Hamada
豊作 濱田
Masaki Negishi
正樹 根岸
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉の開閉作業を容易に行うことができるショ
ーケースを提供する。 【解決手段】 前面に開口部27を有する陳列室9内上
部に上下に延在する蛇行状の商品通路32が内部に構成
された商品ラック10を備え、この商品ラック10内に
商品を収納陳列して成るショーケースにおいて、商品ラ
ック10の商品充填口33前側となる前面開口27を、
上下に回動可能な扉8にて開閉可能に閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前面に開口する陳
列室を有し、この陳列室内に商品を収納陳列して成るシ
ョーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のショーケースは、例えば
特開平11−63770号公報に示される如く、ショー
ケースは、断面略コ字状の断熱壁と、据え付け現場にお
いてこの断熱壁の両側に取り付けられる側板とから構成
されている。断熱壁の内側には、間隔を存して仕切板が
取り付けられており、仕切板の内側には貯蔵室(陳列
室)が構成されている。そして、この貯蔵室(陳列室)
内には複数段の棚が架設されており、係る棚上に商品が
陳列されていた。
【0003】しかしながら、係るショーケースでは、上
段への商品陳列作業は、大変であり、特に比較的背の低
い店員等が上段の奥へ商品を陳列することは、困難であ
った。そこで、商品陳列作業を改善するため、陳列室上
部に上下に延在する蛇行状の商品通路が内部に構成され
た商品ラックを設け、この商品ラックの商品通路上部に
形成された商品充填口から商品を充填し、商品通路下部
に形成された商品取出口から商品を取り出すショーケー
スが考えられている。
【0004】また、係るショーケースでは、商品ラック
の商品充填口前側となる前面開口に、側方に枢支され開
閉可能に閉塞するための扉が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ショーケースに設けられた扉は、例えば扉の左側を陳列
室前面開口縁に枢支され、開閉可能に取り付けられてい
たため、扉の開閉時の移動面積が使用者の作業面積と重
複してしまい、充填作業を行う使用者は扉自体を避けな
がら開閉動作を行わなければならない問題があった。
【0006】そこで、本発明は従来の技術的課題を解決
するために成されたものであり、扉の開閉作業を容易に
行うことができるショーケースを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のショーケース
は、前面に開口する陳列室と、この陳列室内底部に構成
され、商品を載置陳列する下陳列部と、陳列室内上部に
取り付けられ、上下に延在する蛇行状の商品通路が内部
に構成された商品ラックとを備え、この商品ラックの上
部に商品通路の商品充填口を形成し、下部に商品通路の
商品取出口をそれぞれ形成して成るものであって、商品
ラックの商品充填口前側となる前面開口を、上下に回動
可能な扉にて開閉可能に閉塞したことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、前面に開口する陳列室
と、この陳列室内底部に構成され、商品を載置陳列する
下陳列部と、陳列室内上部に取り付けられ、上下に延在
する蛇行状の商品通路が内部に構成された商品ラックと
を備え、この商品ラックの上部に商品通路の商品充填口
を形成し、下部に商品通路の商品取出口をそれぞれ形成
して成るものにおいて、商品ラックの商品充填口前側と
なる前面開口を、上下に回動可能な扉にて開閉可能に閉
塞したので、扉の開閉時に使用者の作業を妨げることを
未然に回避することができるようになる。
【0009】請求項2の発明のショーケースは、請求項
1の発明に加えて扉には、常時この扉を開く方向に付勢
するガスダンパーが取り付けられ、扉の内面は磁性材料
にて構成されると共に、陳列室の前面開口縁には、磁石
が設けられていることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加えて扉には、常時この扉を開く方向に付勢するガス
ダンパーが取り付けられ、扉の内面は磁性材料にて構成
されると共に、陳列室の前面開口縁には、磁石が設けら
れているので、ガスダンパーの作用によって容易に扉を
開閉することができると共に、閉時の扉を容易の固定す
ることができるようになる。
【0011】請求項3の発明のショーケースは、請求項
2の発明に加えて磁石は、所定の高さを有する取付部材
に設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
に加えて磁石は、所定の高さを有する取付部材に設けら
れているので、扉と前面開口縁との間に所定の隙間を形
成することができ、係る隙間に手指を挿入し容易に扉の
開閉を行なうことができる。
【0013】請求項4の発明は、請求項1、請求項2及
び請求項3の発明に加えて扉は、陳列室の前面開口縁に
設けられたロック機構にて開放が禁止されることを特徴
とする。
【0014】請求項4の発明によれば、請求項1、請求
項2及び請求項3の発明に加えて扉は、陳列室の前面開
口縁に設けられたロック機構にて開放が禁止されるの
で、顧客がいたずらに扉を開放し、扉が開放された状態
で放置されることによる冷気の流れの乱れを未然に防止
することができ、ショーケース自体の冷却効率の低下を
未然に回避することができる。更に、顧客が誤って商品
取出口以外の場所から商品を取り出すことを未然に防止
することができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明のショーケース1の正面
図、図2はショーケース1の縦断側面図である。本発明
のショーケース1は、例えばスーパーマーケットなどの
店舗内に据え付けられる冷蔵タイプの縦型オープンショ
ーケースであり、本体を構成する断面略コ字状の断熱壁
2と、この断熱壁2の両側に取り付けられる詳細は後述
する側板3、3とから構成されている。なお、本実施例
の側板3は、前部が、上部から下部にかけて湾曲して徐
々に広く形成されている。
【0016】断熱壁2の内側には間隔を存して仕切板4
が取り付けられており、断熱壁2と仕切板4間には、ダ
クト5が形成されており、仕切板4の内側には、陳列室
9が構成されている。また、断熱壁2の外側には、間隔
を存して外側仕切板6が取り付けられており、断熱壁2
と外側仕切板6間には、廃熱ダクト7が形成されてい
る。
【0017】陳列室9の上部には、商品ラック10が複
数架設される。この商品ラック10は、熱伝導性材料に
より構成された鋼板製材料を上下方向に多数の商品コラ
ム31が積み重なるように配置されていると共に、蛇行
状の商品通路32が形成され、同じ商品通路32を形成
する商品コラム31は、同種類の商品が充填される。各
商品コラム31内には、上下に一列収納可能となってお
り、この商品コラム31の上端部には、商品充填口33
が形成されていると共に、下端部には商品取出口34が
形成されている。また、商品取出口34には、商品押さ
え具36が設けられており、上方から充填落下された商
品が商品コラム31から落下することを防止している。
【0018】更に、商品充填口33には、商品コラム3
1の最上端の商品を転動不能とするための商品保持具3
5が設けられており、商品保持具35に載置される商品
は、後述する扉8の透明なガラス部材11越しに販売時
においてディスプレイとして、各商品ラック10に充填
された商品が見えるようになっている。
【0019】一方、陳列室9の底部には図示しないロー
ラーを備え、少許前方に傾斜したデックパン12が取り
付けられており、このデックパン12の上面は、商品を
載置陳列する下陳列部26が形成されている。
【0020】前記断熱壁2の下端前面には、上方に向け
てデックパン12の位置まで垂直に起立した前面部2A
が形成されており、係る前面部2Aの上端から下陳列部
26を構成する位置まで、例えばガラス部材により構成
される前面部材28が設けられている。尚、係る前面部
材28においても前記側板3の湾曲形状と合致させるた
め、上部から下部にかけて徐々に湾曲形状とされてい
る。また、前面部材28の内方には所定の間隔を存して
デックパン12の前端から上方に向けて起立するアクリ
ル板29が設けられている。
【0021】一方、前面開口部27の上縁には第1の吐
出口21が形成されており、この第1の吐出口21は、
前記ダクト5と連通している。また、前記前面部材28
とアクリル板29の間には吸込口22が形成され、前記
底部ダクト13と連通している。また、前記仕切板4に
は前面部材28の上端の高さより少許低い位置に第2の
吐出口23が形成されており、この第2の吐出口23に
は、陳列室9側に突出して形成された可動式のフィン2
4が設けられている。この第2の吐出口23は第1の吐
出口21から吐出される冷気吐出量に比して少ない吐出
量とされるように調整される。
【0022】そして、デックパン12の下方は、前記ダ
クト5に連通した底部ダクト13とされている。この底
部ダクト13内には送風機14が設置されると共に、冷
却器16が配設されている。
【0023】また、断熱壁2の下部には、機械室17が
構成されており、この機械室17内は、前記廃熱ダクト
7と連通している。機械室17内には、前記冷却器16
と共に環状の冷凍サイクルを構成する図示しない圧縮
機、凝縮器等が配設されている。また、機械室18の前
面には、開閉自在に取り付けられたフロントパネル19
が設けられており、このフロントパネル19の前面に
は、吸気口20が複数形成されている。
【0024】他方、陳列室9上部の前面開口部27に
は、図3に示す如く上側に枢設されると共に上下に回動
可能な扉8が開閉自在に設けられている。この扉8は磁
性材料にて構成されていると共に、前面には透視可能な
ガラス部材11を備えていると共に、陳列室9の開口部
27の上縁及び上部両側縁に設けられた扉受け15にて
閉塞されている。そして、この扉8の例えば左側方の内
面には、一端が前記扉受け15に接続されると共に、常
時この扉を開く方向、即ち上方に付勢するたガスダンパ
ー40が設けられている。
【0025】更に、扉受け15の両側縁の前面には、図
4に示す如き所定の高さを有する取付部材41によって
固定される磁石部材42、42が取り付けられている。
この扉8を開放する際には、扉受け15が設けられてい
ない扉8の下端に手指をかけ、磁石部材42、42と扉
8の結合を開放するように前方に引くことにより開放さ
れる。
【0026】これにより、扉8は上方に付勢されるガス
ダンパー40によって上方に開放される。このとき、扉
8は上下に回動されて開閉されるため、使用者が扉8を
避けることなく扉8の開閉を行うため、使用者の作業の
妨げを未然に回避することができる。
【0027】また、扉8は扉受け15に設けられた磁石
部材42によって閉塞時の扉8を固定することができる
ようになると共に、使用者が磁石部材42と扉8との結
合を解くことによって容易に開放することができる。
【0028】更に、磁石部材42は、所定の高さを有す
る取付部材41に設けられているため、扉受け15との
間に所定の隙間を形成することができ、この隙間に手指
を挿入し容易に扉8の開閉を行なうことができる。
【0029】また、扉8の側方下端には、錠受け43が
設けられている。この錠受け43は図3に示す如く断面
略L字状部材により構成されており、一方の面が扉8に
固定されると共に、他方の面の下部には後述するロック
機構44を受けるための図示しない孔が形成されてい
る。
【0030】扉8に形成された前記錠受け43が設けら
れている位置に相当する扉受け15には、上下に引掛棒
45が移動可能とされるロック機構44が取り付けられ
ている。このロック機構44は、扉8の閉塞時におい
て、引掛棒45を上部に移動させ扉8に形成された錠受
け43の孔に挿入することにより、扉8の開放を禁止す
るものである。また、この扉8の開放の禁止を解除する
際には、ロック機構44の引掛棒45を下部に移動さ
せ、前記錠受け43との結合を解除することにより、扉
8の開放を可能とする。
【0031】これにより、使用者が商品充填時以外は、
ロック機構44によって扉8の開放を禁止とすることに
よって、顧客がいたずらに扉8を開放し、扉8が開放さ
れた状態で放置されることによる冷気の流れの乱れを未
然に防止することができ、ショーケース1自体の冷却効
率の低下を未然に回避することができる。更に、顧客が
誤って商品取出口34以外の場所から商品を取り出すこ
とを未然に防止することができるようになる。
【0032】一方、扉8の下方において前記側板3と商
品ラック10との間には隙間が形成されている。この扉
8の下端から商品ラック10の下端までに形成される隙
間には、側板3の形状に対応した断面略コ字状の風向板
46が設けられている。この風向板46は、商品ラック
10の前端と略面一となるように設けられている。
【0033】また、扉8の下方に対応する側板3の内面
には、図5に示す如く略断面L字状の分流板47が設け
られている。この分流板47は、扉8の下端の形状によ
って取り付けられており、上方から降下した冷気の一部
が側板3の内面に吹き付けられると共に、その他の冷気
は、分流板47の後方から風向板46に沿って降下され
る。
【0034】以上の構成により、前記送風機14が運転
されると、底部ダクト13内の空気は、後方のダクト5
に向けて吹き出され、冷却器16と熱交換した後吹き上
げられ、冷気の一部は、仕切板4の背面に形成された第
2の吐出口23からわずかな冷気が吐出される。そし
て、残りの冷気は、開口部27上縁の第1の吐出口21
から吐出され、係る冷気は扉8の内側、即ち、扉8の内
方と商品ラック10の前記商品保持具にディスプレイ用
として保持された商品との間及び商品取出口34に載置
される商品に沿って冷気が降下する。
【0035】このとき、扉8の側方から下方に降下した
冷気は、前記風向板26に沿って下陳列部26に降下さ
れ、開口部27下縁に形成された吸込口22より底部ダ
クト13に帰還し、送風機14に再び吸い込まれる。
【0036】これによって、陳列室9の開口部27には
冷気エアーカーテンが形成され、開口部27からの外気
の侵入が阻止若しくは抑制され、陳列室9内の冷却不良
を未然に回避することができるようになる。そして、冷
気エアーカーテンの一部が陳列室9内の上部に侵入して
陳列室9上部、すなわち商品ラック10の商品を冷却す
ると共に、仕切板4に形成された第2の吐出口23から
吐出される冷気によって下陳列部26は冷却される。
【0037】このとき、風向板26の前方に位置する詳
細は後述する側板3の内面は、鋼板により構成されてい
るため、前記冷気のエアーカーテンによって冷却され、
結露が発生し易い。しかし、上述の如く風向板46の上
部には分流板47が形成されているため、結露の発生し
やすい側板3の内面に冷気が流下するため、未然に結露
の発生を防止することができるようになる。
【0038】他方、前記断熱壁2の上部前端に位置する
前記外側仕切板6には、外側吐出口25が形成されてお
り、この外側吐出口25は、前記廃熱ダクト7と連通し
ている。また、前記外側仕切板6の上面後部には図示し
ない開口が形成されている。
【0039】そして、前記冷凍サイクルが運転される
と、機械室17内において前記圧縮機及び凝縮器によっ
て加熱された空気は、排熱ダクト7を通過して、大半は
外側仕切板6の上面後部に形成された開口より排気さ
れ、一部は、外側吐出口25より扉8の外側に吐出され
る。これによって、扉8は加熱され、未然に結露の発生
を防止される。
【0040】次ぎに、図6乃至図10を参照して側板3
について説明する。図6は側板3の断熱材充填時の説明
のための平面図、図7は図6のA−A断面図、図8は図
6のB−B断面図、図9は図6のC−C断面図、図10
は図6のD−D断面図を示している。側板3は鋼板製の
内板50と、硬質合成樹脂にて構成された外板51と、
これら内板50と外板51間に発泡充填された断熱材5
2とから構成されている。また、側板3の下部には下陳
列部26内が透視可能とされるためのガラス部材53が
設けられ、内板50及び外板51は、このガラス部材5
3取り付けのための開口54、55がそれぞれ形成され
ている。
【0041】ここで、外板51は、周縁が内方に向けて
所定曲率で折曲されたフランジ部56が形成されている
と共に、図6、図8及び図10に示す如く、外板51の
前端、上端、下端前部及び開口55周縁には、フランジ
部56から更に内方に折曲して形成される案内部57が
形成されている。
【0042】また、外板51の内面には、内板50と同
じ素材により構成される鋼板58が設けられる。この鋼
板58は、内板50の外形と略同一の形状に形成されて
いる。これにより、陳列室9内と外部との温度差から、
硬質合成樹脂によって構成された外板51と、鋼板製の
内板50との膨張率の相違によって生じる外板51の変
形を未然に回避することができる。尚、本実施例では、
内板50が鋼板製材料にて構成されると共に、外板51
が硬質合成樹脂製材料にて構成されているが、例えば、
内板50がステンレス製であった場合には、本実施例に
おける鋼板58は、ステンレス製の平板材料にて構成さ
れるものとする。これは、内板50と外板51の構成材
料の相違による膨張率の相違によって生じる側板3の変
形を防止するためだからである。
【0043】内板50は、図7に示す如く下端は、外板
51のフランジ部56に対応して、略直角に折曲された
後、外板51の内面に向けて傾斜面が形成された保持部
59が形成されている。また、内板50は、図9に示す
如く後端は、外板51のフランジ部56の内面に密着す
るように、内方に略直角に形成されたフランジ部60が
形成されている。
【0044】また、ガラス部材53が設けられる内板5
0の開口54と外板51の開口55には、断面略クラン
ク状の取付板61が設けられる。このとき、取付板61
の一面は内板50の内面に密着されると共に、他方の面
は外板51の案内部57の外面と密着するように設けら
れる。
【0045】更に、内板50の開口54と外板51の開
口55の少許上方には、内板50と外板51の間隔の寸
法と略同一幅の断熱材料にて構成される断熱材指向部材
65が設けられている。
【0046】以上の構成により、側板3は、外板51の
内面に前記鋼板58が載置され、内板50が外板51の
後端から挿入される。このとき、外板51の前端、上端
及び下端には案内部57が形成されているため、この案
内部57に沿って内板50を容易に挿入することができ
る。尚、外板51と内板50の端面、即ち、内板50の
上端と外板51の案内部57の接触部と、内板50の下
端に形成された保持部59と外板51のフランジ部56
の接触面と、内板50のフランジ部60の端面と外板5
1の接触面及び、ガラス部材53を挿入するための取付
板61と外板51との間にはシール部材62が設けられ
ている。
【0047】そして、内板50と外板51が係合された
後、内板50の後端及び下端が内方に折曲して形成され
た取付部63及び64をネジ止めにより固定する。更
に、取付部63に予め前記断熱材指向部材65に対向す
る位置に設けられた断熱材注入孔66より、例えばウレ
タンなどの断熱材52を注入する。断熱材52の発泡圧
によって内板50及び外板51が接着され、側板3が構
成される。
【0048】以上の構成により、外板51には前端、上
端及び下端に案内部57が形成されているため、断熱材
52の発泡圧によって断熱材52が外部に漏出すること
を未然に回避することができる。また、側板3のガラス
部材53の少許上方には断熱材指向部材65が形成され
ているため、この断熱材指向部材65に対向する位置か
ら断熱材52が充填されることにより、断熱材52が直
接内板50と外板51の接合面に到達し、発泡圧によっ
て断熱材52が漏出することを未然に回避することがで
きる。
【0049】また、充填された断熱材52はガラス部材
53付近に設けられた断熱材指向部材65に到達し、係
る断熱材指向部材65付近から断熱材52が発泡し、ガ
ラス部材53付近に断熱材52が密となり、結露が生じ
やすいガラス部材53付近の断熱効果を向上させること
ができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、前面
に開口する陳列室と、この陳列室内底部に構成され、商
品を載置陳列する下陳列部と、陳列室内上部に取り付け
られ、上下に延在する蛇行状の商品通路が内部に構成さ
れた商品ラックとを備え、この商品ラックの上部に商品
通路の商品充填口を形成し、下部に商品通路の商品取出
口をそれぞれ形成して成るものにおいて、商品ラックの
商品充填口前側となる前面開口を、上下に回動可能な扉
にて開閉可能に閉塞したので、扉の開閉時に使用者の作
業を妨げることを未然に回避することができるようにな
る。
【0051】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において扉には、常時この扉を開く方向に付勢するガス
ダンパーが取り付けられ、扉の内面は磁性材料にて構成
されると共に、陳列室の前面開口縁には、磁石が設けら
れているので、ガスダンパーの作用によって容易に扉を
開閉することができると共に、閉時の扉を容易に固定す
ることができるようになる。
【0052】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
に加えて磁石は、所定の高さを有する取付部材に設けら
れているので、扉と前面開口縁との間に所定の隙間を形
成することができ、係る隙間に手指を挿入し容易に扉の
開閉を行なうことができる。
【0053】請求項4の発明によれば、請求項1、請求
項2及び請求項3の発明に加えて扉は、陳列室の前面開
口縁に設けられたロック機構にて開放が禁止されるの
で、顧客がいたずらに扉を開放し、扉が開放された状態
で放置されることによる冷気の流れの乱れを未然に防止
することができ、ショーケース自体の冷却効率の低下を
未然に回避することができる。更に、顧客が誤って商品
取出口以外の場所から商品を取り出すことを未然に防止
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケースの正面図である。
【図2】本発明のショーケースの縦断側面図である。
【図3】本発明のショーケースの扉の縦断側面図であ
る。
【図4】図3のショーケースの正面図である。
【図5】本発明のショーケースの上部の拡大縦断側面図
である。
【図6】側板の構造説明図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】図6のB−B断面図である。
【図9】図6のC−C断面図である。
【図10】図6のD−D断面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 2 断熱壁 3 側板 4 仕切板 5 ダクト 6 外側仕切板 7 廃熱ダクト 8 扉 9 陳列室 10 商品ラック 11 ガラス部材 12 デックパン 13 底部ダクト 15 扉受け 16 冷却器 17 機械室 20 吸込口 21 第1の吐出口 22 吸込口 23 第2の吐出口 25 外側吐出口 26 下陳列部 27 前面開口部 28 前面部材 29 アクリル板 33 商品充填口 34 商品取出口 40 ガスダンパー 41 取付部材 42 磁石部材 43 錠受け 44 ロック機構 45 引掛棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口する陳列室と、この陳列室内
    底部に構成され、商品を載置陳列する下陳列部と、前記
    陳列室内上部に取り付けられ、上下に延在する蛇行状の
    商品通路が内部に構成された商品ラックとを備え、この
    商品ラックの上部に前記商品通路の商品充填口を形成
    し、下部に前記商品通路の商品取出口をそれぞれ形成し
    て成るショーケースにおいて、 前記商品ラックの商品充填口前側となる前面開口を、上
    下に回動可能な扉にて開閉可能に閉塞したことを特徴と
    するショーケース。
  2. 【請求項2】 前記扉には、常時この扉を開く方向に付
    勢するガスダンパーが取り付けられ、前記扉の内面は磁
    性材料にて構成されると共に、陳列室の前面開口縁に
    は、磁石が設けられていることを特徴とする請求項1の
    ショーケース。
  3. 【請求項3】 前記磁石は、所定の高さを有する取付部
    材に設けられていることを特徴とする請求項2のショー
    ケース。
  4. 【請求項4】 前記扉は、陳列室の前面開口縁に設けら
    れたロック機構にて開放が禁止されることを特徴とする
    請求項1、請求項2及び請求項3のショーケース。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007043898A1 (en) * 2005-10-12 2007-04-19 Zander Corporation Limited A fish bait vending machine
JP2011019634A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Fuji Electric Systems Co Ltd ショーケース
JP2012504748A (ja) * 2008-10-01 2012-02-23 アーハーテー・クーリング・システムズ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 冷蔵装置

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