JP2001257846A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置および画像読取方法

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JP2001257846A
JP2001257846A JP2000065968A JP2000065968A JP2001257846A JP 2001257846 A JP2001257846 A JP 2001257846A JP 2000065968 A JP2000065968 A JP 2000065968A JP 2000065968 A JP2000065968 A JP 2000065968A JP 2001257846 A JP2001257846 A JP 2001257846A
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line sensor
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sub
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JP2000065968A
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English (en)
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Naoki Miyatake
直樹 宮武
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインセンサの駆動周波数を上げることな
く、ノイズの少ない良好なラインセンサ出力を得、読取
速度を落とすことなく副走査方向の高密度読取を実現
し、高速読取にも対応可能な画像読取装置および画像読
み取り方法を得る。 【解決手段】 原稿の画像情報を結像レンズによりライ
ンセンサに結像させ、原稿情報を読み取る画像読取装置
において、ラインセンサは、n本のライン(nは、1よ
り大きい整数)を有し、1ラインの副走査方向の幅をX
としたとき、n本のラインは間隔を開けることなく隣り
合うか、(m−1)×X(mは整数)の間隔で配置さ
れ、nとmの関係は、n<mで、互いに素であり、上記
ラインセンサの1ラインが読み取る副走査方向の原稿面
上の幅をWとしたとき、ラインセンサのそれぞれのライ
ンは、n×W毎に副走査方向の幅Wの原稿情報を読み取
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラインセンサを用
いた画像読取装置および画像読み取り方法に関するもの
で、複写機、ファクシミリ、あるいはコンピュータ周辺
機器としてのイメージスキャナ等に適用可能なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機、イメージスキャナ等に
用いられる画像読取装置は、同一画素サイズの受光素子
が1チップ上に配列された、CCDのような固体撮像素
子上の受光面上に、原稿の縮小画像を結像させ、原稿の
画像情報を信号化し読み取るようになっている。
【0003】図5は、現在のデジタル複写機などに多く
使われている画像読取装置の一例を示す。同図におい
て、原稿台1は透明なガラスからなり、原稿台1の上に
は原稿が載置される。原稿台1の下には、第1走行体
2、第2走行体5、結像レンズ8、CCDからなるライ
ンセンサ9が配置されている。第1走行体2は、上記原
稿を照明する照明手段としての光源3と、照明手段によ
り照明された原稿からの反射光を側方に反射する第1ミ
ラー4を有している。第2走行体5は、第1ミラー4か
らの反射光を下方に反射する第2ミラー6と、第2ミラ
ー6からの反射光を結像レンズ8に向かって折り返す第
3ミラー7を有している。結像レンズ8は、第3ミラー
からの反射光束をラインセンサ9の受光面上に集束させ
るようになっている。
【0004】第1走行体2は一定の速度で副走査方向に
走行し、光源3で原稿面を線状に照明しながら走査し、
第1ミラー4が原稿面からの反射光を側方に反射する。
この反射光は、第2走行体5の第2ミラー6、第3ミラ
ー7によって折り返される。第2走行体5の副走査方向
への走行速度は、第1走行体2の走行速度の1/2であ
り、原稿面からラインセンサ9までの光路長は一定に保
たれる。このようにして原稿面が走査されることに伴っ
て、ラインセンサ9の結像面に結像される画像が連続的
に変化する。ラインセンサ9は、その結像面に結像され
る瞬間瞬間の画像に応じた情報を読み取る。読み取った
画像情報はメモリに転送して記録し、画像を再現すると
きに読み出す。
【0005】このような画像読取装置、または画像読取
装置を備えた複写機やイメージスキャナ等の画像形成装
置に対する市場の要求として、高画質化に向けた高密度
読取の実現、および読み取りの高速化が挙げられてい
る。 主走査方向に関する高密度読み取りを実現する方
法としては、主走査方向のラインセンサの総画素数を増
加させ、それに対応して性能を高めた読取レンズと組合
せる方法や、ラインセンサの画素の配列をずらして読取
密度を上げる方法がある。
【0006】これに対し,副走査方向に関して読取密度
を上げるためには、原稿を副走査方向に走査する速度を
変えることなく、ラインセンサの駆動周波数を上げて高
速駆動する方法が考えられる。しかし、ラインセンサの
駆動周波数を上げるには限界があるため、現状では、ラ
インセンサからの信号を2系統もしくは4系統に分けて
吐き出すことにより、ラインセンサの高速駆動に対応し
ている。また、ラインセンサの駆動周波数を上げるとノ
イズ成分が大きくなり、読み取った情報を精度良く処理
系へ転送することができず、良好なラインセンサ出力を
得ることができないという問題点もある。さらに、駆動
周波数を上げるとラインセンサが発熱するという問題点
もある。
【0007】画像読取の高速化に関しても同様の問題が
ある。画像読取の高速化としては、ラインセンサ出力以
後の信号処理速度を上げることにより対応しており、画
像読取装置自体として高速化を図ることは難しい課題と
なっている。画像読取装置の高速化の例としては、ライ
ンセンサで画像情報を読み取った後の処理において高速
化をはかるものが数多く知られている。例えば、特開平
6−311309号公報等に記載されているものはその
一つである。しかし、ラインセンサの駆動周波数を高め
るには限界があるため、画像読取装置の大幅なスピード
アップにはつながらない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来技術の問題点を解消するためになされたもので、ラ
インセンサの駆動周波数を上げることなく、ノイズの少
ない良好なラインセンサ出力を得ることができ、かつ、
読取速度を落とすことなく副走査方向の高密度読取を実
現させることができ、高速読取にも対応可能な画像読取
装置および画像読み取り方法を提供することを目的とす
る。本発明はまた、画像読取装置とマルチビーム走査装
置を備えた画像形成装置を、低コスト、高画質で提供す
ることができる画像読取装置および画像読み取り方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿の画像情報を結像レンズによりラインセンサに結像
させ、原稿情報を読み取る画像読取装置において、上記
ラインセンサは、n本のライン(nは、1より大きい整
数)を有していて、1ラインの副走査方向の幅をXとし
たとき、n本のラインは間隔を開けることなく隣り合う
か、または、(m−1)×X(mは整数)の間隔をもっ
て配置され、nとmの関係は、n<mで、互いに素であ
り、上記ラインセンサの1ラインが読み取る副走査方向
の原稿面上の幅をWとしたとき、ラインセンサのそれぞ
れのラインは、n×W毎に副走査方向の幅Wの原稿情報
を読み取ることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、原稿の画像情報
を、結像レンズによりラインセンサに結像させ、原稿情
報を読み取る画像読取装置において、上記ラインセンサ
は、赤(R)、緑(G)、青(B)フィルタを備えたラ
インをnライン(nは,1より大きい整数)ずつ、総数
3nのラインを有しており、それぞれのラインは間隔を
開けることなく隣り合うか、または、1ラインの副走査
方向の幅をXとしたとき、3n×Xの間隔をもって配置
されており、ラインセンサの1ラインが読み取る副走査
方向の原稿面上の幅をWとしたとき、ラインセンサのそ
れぞれのラインは、n×W毎に副走査方向の幅Wの原稿
情報を読み取ることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の画
像読取装置において、ラインセンサのライン数nは、複
数発光部を持つマルチビーム走査装置を具備した画像形
成装置のビーム数と合致しており、さらに、画像読取装
置のラインセンサの各ラインが(m−1)×Xの間隔で
配置されており,(m−1)は、書込走査面上で副走査
方向に隣り合うビーム間の走査線数すなわち飛び越す走
査線数と一致していることを特徴とする。請求項4記載
の発明は、請求項1,2,3に記載の画像読取装置にお
いて、ラインセンサが、副走査方向に傾いて設置されて
いることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、原稿の画像情報
を、結像レンズによりラインセンサに結像させ、原稿情
報を読み取る画像読取方法において、上記ラインセンサ
として、n本のライン(nは、1より大きい整数)を持
ち、1ラインの副走査方向の幅をXとしたとき、n本の
ラインが間隔を開けることなく隣り合うか、または、
(m−1)×X(mは整数)の間隔をもって配置され、
nとmの関係が、n<mで、互いに素であるラインセン
サを用い、上記ラインセンサの1ラインが読み取る副走
査方向の原稿面上の幅をWとしたとき、ラインセンサの
それぞれのラインによって、n×W毎に副走査方向の幅
Wの原稿情報を読み取らせるようにしたことを特徴とす
る。
【0013】請求項6記載の発明は、原稿の画像情報
を、結像レンズによりラインセンサに結像させ、原稿情
報を読み取る画像読取方法において、上記ラインセンサ
として、赤(R)、緑(G)、青(B)フィルタを備え
たラインをnライン(nは,1より大きい整数)ずつ、
総数3nラインを有し、それぞれのラインが、間隔を開
けることなく隣り合うか、または、1ラインの副走査方
向の幅をXとしたとき、3n×Xの間隔をもって配置さ
れてなるラインセンサを用い、ラインセンサの1ライン
が読み取る副走査方向の原稿面上の幅をWとしたとき,
ラインセンサのそれぞれのラインによって、n×W毎に
副走査方向の幅Wの原稿情報を読み取らせるようにした
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる画像読取装置および画像読取方法の実施の形態
について説明する。まず、請求項1または請求項5記載
の発明に対応する実施形態について説明する。ラインセ
ンサは、請求項1または請求項5記載の条件を満足する
ように設定されているものとする。すなわち、ラインセ
ンサは、複数のライン(ライン数をnとする)を有して
いて、1ラインの副走査方向の幅をXとしたとき、n本
のラインは間隔を開けることなく隣り合うか、または、
(m−1)×X(mは整数)の間隔をもって配置され、
nとmの関係は、n<mで、互いに素であり、上記ライ
ンセンサの1ラインが読み取る副走査方向の原稿面上の
幅をWとしたとき、ラインセンサのそれぞれのライン
は、n×W毎に副走査方向の幅Wの原稿情報を読み取る
ようになっている。ここでは、例えば、ライン間隔が3
の3ラインCCDラインセンサ(したがってn=3、m
=4)を用いた場合について説明する。ライン間隔と
は、隣り合うラインの間に入るライン数(m−1)のこ
とをいう。以後、同じ意味で使う。
【0015】図1は、各ラインが原稿の画像情報を読み
取り、これを転送するタイミングを示したものである。
図1の縦軸は副走査方向を示し、横軸に記した「1回
目」、「2回目」、「3回目」……は、読み取りのタイ
ミングを示している。図1(a)に示すように、ライン
間隔が3であり、A、B、Cの3ラインを持つCCDラ
インセンサにおいて、読取密度に対応する副走査方向の
原稿面上の読み取り幅をW(図1中縦方向の1マス分)
とし、原稿面上の読み取り領域を順にW1、W2、W
3、W4、……としたとき、Aのラインは、まずW1の
情報を読み取る。次に、n×Wより3W後のW4の情報
を読み取る。この間にW2、W3、W4の情報を信号処
理部へ転送する。W2、W3で転送している間は、CC
Dラインセンサの受光部を遮光もしくは、その間にたま
った電荷を捨て、W4では、前の情報を転送しながら新
しい情報を読み取る。こうすることにより、読取密度に
対応した副走査方向の幅のみを3W毎に読み取ることが
できる。
【0016】同様に、Bのラインは、まずW5の情報を
読み取る。この間にW6、W7、W8の情報信号を信号
処理部へ転送し、W8では、転送しながら新たな情報を
読み取る。また、Cのラインは、まずW9の情報を読み
取る。この間にW10、W11、W12の情報を信号処
理部へ転送し、W12では、転送しながら新たな情報を
読み取る。3ラインCCDラインセンサでライン間隔が
3の場合、実際には、7ライン目から情報が揃うことに
なる。
【0017】請求項1または請求項5記載の条件を満足
すれば、CCDラインセンサのライン数にかかわりな
く、それぞれのラインが異なった副走査方向の原稿情報
を同時に読み取ることが可能となる。従来は、図1
(b)(c)に示すように、1ラインを有するラインセ
ンサで一つの領域を読み取りながら、読み取り情報を転
送し、続いて次の読み取り領域において同様に読み取り
ながら読み取り情報を転送する、というように、1ライ
ンが常時読み取りを行っていた。そこで、本発明の請求
項1または5記載の条件下での1ラインの読み取り動作
について図示したのが図1(d)である。これを図1
(b)(c)に示す従来の読み取り動作と比較すると、
上記のような3ラインCCDラインセンサの場合、1ラ
インは、従来の1/3の情報を読み取ればよく、さら
に、情報の転送時間は3倍にすることができるため、C
CDの駆動周波数を遅くすることができる。また、この
場合の読み取り幅Wは、例えば読取密度400dpiの
画像読取装置の場合、63.5μmに相当する。
【0018】次に、請求項2または請求項6記載の発明
に対応する実施形態について説明する。ラインセンサ
は、請求項2または請求項6記載の条件を満足するよう
に設定されているものとする。すなわち、ラインセンサ
は、赤(R)、緑(G)、青(B)フィルタを備えたラ
インをnライン(nは,1より大きい整数)ずつ、総数
3nのラインを有しており、それぞれのラインは、間隔
を開けることなく隣り合うか、または、1ラインの副走
査方向の幅をXとしたとき、3n×Xの間隔をもって配
置されており、ラインセンサの1ラインが読み取る副走
査方向の原稿面上の幅をWとしたとき,ラインセンサの
それぞれのラインは、n×W毎に副走査方向の幅Wの原
稿情報を読み取るようになっている。
【0019】ここでは、例えば,赤(R),緑(G),
青(B)フィルタを備えたラインが2ラインずつ、した
がって、ライン総数が6で、ライン相互の間隔が0の、
6ラインCCDラインセンサを用いた例で説明する。赤
のフィルタを備えた二つのラインをRed1,Red
2、緑のフィルタを備えた二つのラインをGreen
1,Green2、青のフィルタを備えた二つのライン
をBlue1,Blue2とする。
【0020】図2に示すように、Red1,Red2,
Green1,Green2,Blue1,Blue2
の順でフィルタを備えた6ラインCCDにおいて、読取
密度に対応した、副走査方向の幅Wの原稿画像情報を2
W毎に読み取る。図2において縦軸は、副走査方向の原
稿面上の読取幅を示し、横軸は、ラインセンサの各ライ
ンを示す。各ラインは、図2において網掛け表示した部
分の原稿情報を読み取る。例えば、Red1のライン
は、W1、W3、W5というように、また、Red2の
ラインは、W2、W4、W6というように、2W毎に原
稿情報を読み取る。読み取られたW1の原稿情報は、W
2、W3で転送を行う。W2で転送している間は遮光
し、もしくはその間にたまった電荷を捨て、W3におい
ては、転送を行いながら次のW3の原稿情報を同時に読
み取る。同様にして、読み取られたW2の原稿情報は、
W3、W4で転送を行う。W3で転送している間は遮光
し、もしくはその間にたまった電荷を捨て、W4におい
ては、転送を行いながら次のW4の原稿情報を同時に読
み取る。
【0021】この結果、前記請求項1または請求項5に
対応する実施形態と同様の考え方で、従来の2倍の転送
時間を設けることができ、CCDラインセンサの駆動周
波数を遅くしても、読取密度に対応した副走査方向の幅
のみを読み取ることが可能である。他のラインにおいて
も同様に読み取る。請求項2または請求項6に係る条件
を満足することにより、Red1,Green1,Bl
ue1の組合せ,Red2,Green2,Blue2
の組合せはそれぞれ、副走査方向に同じ位置を読み取る
ことができ、Red1とRed2、Green1とGr
een2、Blue1とBlue2は、それぞれ副走査
方向の異なった位置を交互に読み取る。例えば,図2に
おいてW5の原稿情報はRed1,Green1,Bl
ue1のラインが読み取り、Red2,Green2,
Blue2のラインは読み取りを行わない。
【0022】このため、従来のフルカラー複写機等と同
様に、CCDラインセンサで読み取る原稿面上の1ライ
ンの画像情報は、Red1,Green1,Blue
1、もしくは、Red2,Green2,Blue2で
読み取り可能であり、色再現に問題を生じることなく、
CCDラインセンサの駆動周波数を低くすることが可能
となる。また、赤(R),緑(G),青(B)の3つの
ラインを一単位として副走査方向に繰り返し配置して
も、読み取るタイミングとライン間の条件を合わせるこ
とによって、同様の効果が得られる。ただし、この場
合、ライン数が最低でも9ライン必要となり、ライン数
が多くなるという難点もある。
【0023】次に、請求項3記載の発明に対応する実施
形態について説明する。請求項3記載の発明は、請求項
1記載の画像読取装置において、画像読取装置のライン
センサのライン数nが、複数発光部を持つマルチビーム
走査装置を具備した画像形成装置のビーム数と合致して
おり、さらに、画像読取装置のラインセンサの各ライン
が(m−1)×Xの間隔で配置されており、上記(m−
1)が、書込走査面上で副走査方向に隣り合うビーム間
の走査線数すなわち飛び越す走査線の数と一致している
ことを特徴とする。
【0024】読み取り時のライン数と書込時のビーム
数、読み取り時のライン間隔と書込時のビーム間隔すな
わち副走査方向に隣り合うビーム間の走査線数を一致さ
せることにより、読み取りと書き込みとを1対1の対応
関係にすることができる。ここでは、図3に示すよう
に、画像読取装置は、3ラインでライン間隔が3のライ
ンセンサを用い、一方、画像形成装置の書き込みは、3
ビームで、副走査方向に隣り合うビーム間の走査線数が
3の場合を例に挙げて説明する。図3において、横軸
は、読み取り、書き込みのタイミングを示し、縦軸は副
走査方向を示す。画像読取装置において3ラインを同時
に読み取り、得られた画像情報信号は処理系へ転送す
る。
【0025】処理系において処理された画像情報信号
は、画像形成装置に送られる。画像形成装置は、例えば
3つのビームを同時に放射することができる半導体レー
ザ等を光源として有するとともに、光偏向器、結像レン
ズ、感光体等の被走査面を有する周知の光走査装置を具
備していて、上記3ラインで同時に読み取られたそれぞ
れの画像情報信号で上記3つのビームを変調することに
より、上記3ラインで読み取られた画像情報が3ビーム
を用いて同時に被走査面に書き込まれる。このとき、読
み取り時のライン数と書き込み時のビーム数、読み取り
時のライン間隔と書き込み時のビーム間隔すなわち副走
査方向に隣り合うビーム間の走査線数を一致させること
より、読み取りと書き込みの1対1の対応が可能とな
り、原稿画像が忠実に再現されることになる。仮に、読
み取りと書き込みの1対1の対応関係が成立していない
ものとすれば、読み取った情報が異なった順番で書き込
まれ、原稿情報が忠実に再現されない。
【0026】次に、請求項4記載の発明に対応する実施
形態について説明する。請求項4記載の発明は,請求項
1,2,3に記載の画像読取装置において、画像読取装
置内のCCDラインセンサを、副走査方向に傾いて設置
したことを特徴とするものである。
【0027】原稿画像の読み取りにおいては、ラインセ
ンサの画素配列方向の原稿画像が、主走査方向のライン
状の原稿画像として並列的に読み込まれる。これに対
し、画像形成装置で光ビームを走査しながら書き込む場
合は、読み込まれた画像信号をシリアルに順に出力しな
がら、副走査方向に連続的に移動している被走査面に書
き込んでいくため、読み取り時の画像信号と、これに対
応して書き込んだ画像信号との間には、図4(a)に示
すように、副走査方向の傾きを生じる。仮に、ラインが
1本のラインセンサで、画像の読み取りと読み取った画
像情報信号の転送とを並列的に行う従来の画像読取装置
であれば、上記の傾きはさほど問題にはならない。
【0028】しかし、本願発明のように、複数のライン
を有するラインセンサの一つ一つのラインが、原稿の読
み取り領域を飛び越しながら読み取るようにすると、書
き込み時の画像信号の傾きが大きくなる。この傾きは、
読み取り時の各ラインおよび書き込み時の各ビームの飛
び越すライン数が増えるにしたがって大きくなる。そこ
で、請求項4記載の発明に対応する実施形態では、CC
Dラインセンサを、走査線の傾きに合わせて副走査方向
に傾けて配置した。このようにすれば、図4(b)に示
すように、CCDラインセンサの各ラインによる現行の
読み取り位置と、画像形成装置による画像形成位置との
対応関係を保つことができ、より原稿に忠実な画像を得
ることができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1または請求項5記載の発明によ
れば、ラインセンサのあるラインが原稿情報を処理系へ
転送している間は、他のラインが原稿情報を読み取って
いるため、ラインセンサの駆動周波数を小さくして処理
系へ読み取った情報を転送する時間を長くとっても、原
稿を走査する速度を落とす必要はない。したがって、単
位時間あたりの読み取り情報量を一定とすると、3ライ
ンセンサの場合の1ラインは、従来と同じ時間で従来の
1/3の情報を読み取ればいいため、その分だけ駆動周
波数を小さくすることが可能となる。このため、原稿の
走査速度を落とすことなく高密度化に対応することがで
きるとともに、ラインセンサの駆動周波数を上げること
なく高速化に対応することができる。また、ラインセン
サの駆動周波数を低くすることにより、ノイズ成分が小
さくなり、良好なラインセンサ出力を得ることが可能と
なり、さらには、ラインセンサの発熱の問題も解決され
る。
【0030】請求項2または請求項6記載の発明によれ
ば、フルカラー機においても請求項1または請求項5記
載の発明と同じ効果を得ることができる。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、読み取り
時のラインセンサのライン数およびライン間隔と、書き
込み時のビーム数およびビーム間隔とを一致させたた
め、読み取りと書き込みの対応関係を1対1にすること
ができ、読み取りから処理系を経て感光体とうの書き込
み面に書き込む際に、書き込むビーム数分のメモリが不
要となり、もしくは目ミリ数を低減することができ、高
密度化、高速化が可能な画像形成装置を低コストで実現
することができる。
【0032】請求項4に記載の発明によれば、書き込み
時の走査線の傾きに合わせてラインセンサを副走査に傾
けて配置することにより、より原稿に忠実な画像を得る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像読取装置および画像読取方
法の実施形態による画像読み取りタイミングの例を従来
例と比較して示すタイミングチャートである。
【図2】本発明にかかる画像読取装置および画像読取方
法の別の実施形態による画像読み取りタイミングの例を
すタイミングチャートである。
【図3】本発明にかかる画像読取装置および画像読取方
法のさらに別の実施形態による画像読み取りタイミング
の例をすタイミングチャートである。
【図4】ラインセンサによる画像読み取りと読み取った
画像情報の書き込みとの対応関係を示すもので、(a)
は一般的な例、(b)は本発明の実施形態にかかる例を
示す模式図である。
【図5】一般的な画像読取装置の光学系の例を模式的に
示す正面図である。
【符号の説明】
3 照明手段としての光源 8 結像レンズ 9 ラインセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 H04N 1/04 D Fターム(参考) 4M118 AA05 AA10 AB10 BA10 DB01 FA08 GC08 5B047 AA01 AB04 BB03 BC01 BC05 CB17 5C051 AA01 BA03 DA06 DA09 DB01 DB18 DB22 DC02 EA01 FA01 5C072 AA01 BA03 BA11 DA02 EA05 FA02 FA07 FB08 HA06 QA10 XA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明手段により照明された原稿の画像情
    報を、結像レンズによりラインセンサに結像させ、原稿
    の画像情報を読み取る画像読取装置において、 上記ラインセンサは、n本のライン(nは、1より大き
    い整数)を有していて、1ラインの副走査方向の幅をX
    としたとき、n本のラインは間隔を開けることなく隣り
    合うか、または、(m−1)×X(mは整数)の間隔を
    もって配置され、nとmの関係は、n<mで、互いに素
    であり、 上記ラインセンサの1ラインが読み取る副走査方向の原
    稿面上の幅をWとしたとき、ラインセンサのそれぞれの
    ラインは、n×W毎に副走査方向の幅Wの原稿情報を読
    み取ることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 照明手段により照明された原稿の画像情
    報を、結像レンズによりラインセンサに結像させ、原稿
    の画像情報を読み取る画像読取装置において、 上記ラインセンサは、赤(R)、緑(G)、青(B)フ
    ィルタを備えたラインをnライン(nは、1より大きい
    整数)ずつ、総数3nのラインを有しており、 それぞれのラインは間隔を開けることなく隣り合うか、
    または、1ラインの副走査方向の幅をXとしたとき3n
    ×Xの間隔をもって配置されており、 ラインセンサの1ラインが読み取る副走査方向の原稿面
    上の幅をWとしたとき、ラインセンサのそれぞれのライ
    ンは、n×W毎に副走査方向の幅Wの原稿情報を読み取
    ることを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像読取装置において、
    ラインセンサのライン数nは、複数発光部を持つマルチ
    ビーム走査装置を具備した画像形成装置のビーム数と合
    致しており、さらに、画像読取装置のラインセンサの各
    ラインが(m−1)×Xの間隔で配置されており、(m
    −1)は、書込走査面上で副走査方向に隣り合うビーム
    間の走査線数すなわち飛び越す走査線数と一致している
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3に記載の画像読取装置
    において、ラインセンサが、副走査方向に傾いて設置さ
    れていることを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 照明手段により照明された原稿の画像情
    報を、結像レンズによりラインセンサに結像させ、原稿
    の画像情報を読み取る画像読取方法において、 上記ラインセンサとして、n本のライン(nは、1より
    大きい整数)を持ち、1ラインの副走査方向の幅をXと
    したとき、n本のラインが間隔を開けることなく隣り合
    うか、または、(m−1)×X(mは整数)の間隔をも
    って配置され、nとmの関係が、n<mで、互いに素で
    あるラインセンサを用い、 上記ラインセンサの1ラインが読み取る副走査方向の原
    稿面上の幅をWとしたとき、ラインセンサのそれぞれの
    ラインによって、n×W毎に副走査方向の幅Wの原稿情
    報を読み取らせるようにしたことを特徴とする画像読取
    方法。
  6. 【請求項6】 照明手段により照明された原稿の画像情
    報を、結像レンズによりラインセンサに結像させ、原稿
    の画像情報を読み取る画像読取方法において、 上記ラインセンサとして、赤(R)、緑(G)、青
    (B)フィルタを備えたラインをnライン(nは,1よ
    り大きい整数)ずつ、総数3nライン有し、それぞれの
    ラインが間隔を開けることなく隣り合うか、または、1
    ラインの副走査方向の幅をXとしたとき3n×Xの間隔
    をもって配置されてなるラインセンサを用い、 ラインセンサの1ラインが読み取る副走査方向の原稿面
    上の幅をWとしたとき,ラインセンサのそれぞれのライ
    ンによって、n×W毎に副走査方向の幅Wの原稿情報を
    読み取らせるようにしたことを特徴とする画像読取方
    法。
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