JPH08116402A - カラー画像読取センサおよびそのセンサを使用したカラー画像読取装置 - Google Patents

カラー画像読取センサおよびそのセンサを使用したカラー画像読取装置

Info

Publication number
JPH08116402A
JPH08116402A JP25331394A JP25331394A JPH08116402A JP H08116402 A JPH08116402 A JP H08116402A JP 25331394 A JP25331394 A JP 25331394A JP 25331394 A JP25331394 A JP 25331394A JP H08116402 A JPH08116402 A JP H08116402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
color
read
sensor
image reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25331394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kobayashi
裕二 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP25331394A priority Critical patent/JPH08116402A/ja
Publication of JPH08116402A publication Critical patent/JPH08116402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー画像読取装置の副走査の機械的振動の
影響がラインセンサの各色を読み取る画素に等価に影響
するようにすること。原稿の黒線を読み取る際に、黒線
のエッジ部を色付なく読み取れるようにすること。 【構成】 一直線上に配置された多数の光電変換素子の
列が複数列配置され、前記光電変換素子の列数と同数の
色のカラーフィルタのうちのいずれかの色のカラーフィ
ルタが前記各光電変換素子に対応してそれぞれ配置され
た複数のラインセンサ21,22,23を有し、前記複
数色のカラーフィルタは、各ラインセンサ21,22,
23毎にライン方向に周期的に配置され、前記ライン方
向に等しい位置の前記カラーフィルタの色が前記複数の
各ライン毎に異なる色となるように配置されたカラー画
像読取装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機、イメ
ージスキャナ、ファクシミリ等で使用するカラー画像読
取センサおよびそのセンサを使用したカラー画像読取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカラー画像読取装置としては下
記の技術(J01)が知られている。 (J01)図10、図11、図12に示す技術 図10は従来の一般的な画像読取装置の構成を示す図で
ある。図11は図10の画像読取装置で使用されるカラ
ー画像読取センサの説明図である。図12は前記図10
に示す信号処理部017の回路図である。図10におい
て、原稿01を読み取るカラー画像読取装置02は、原
稿01を載置する透明なプラテンガラス03を有してい
る。プラテンガラス03上に置かれた原稿01は、原稿
押さえ04によってプラテンガラス03上に固定され
る。フルレートキャリッジ06はハロゲンランプ07、
反射板08、遮光部材09、ミラー010を支持してい
る。前記原稿01を読み取る際、フルレートキャリッジ
06は、図10の矢印Z方向(副走査方向)に機械的に
移動しながら原稿01を走査する。このとき、同時に一
対のミラー011,012を支持するハーフレートキャ
リッジ013は、図10中の矢印Z方向に前記フルレー
トキャリッジ06の1/2の速度で移動する。
【0003】ハロゲンランプ07によって照明された原
稿01の反射光はミラー010〜012を通り、結像レ
ンズ014によって収束され、赤外光カットフィルタ0
15を通って、カラー画像読取センサ016上に結像さ
れる。カラー画像読取センサ016は、図11に示すよ
うに、3本のラインセンサ016R,016G,016
Bを有している。これらの3本の各ラインセンサ016
R,016G,016Bは、それぞれ、受光部にR
(赤)、G(緑)、B(青)のフィルタを有しており、
副走査方向Zに一定間隔(例えば100μm)離れて配
置されている。前記各ラインセンサ016R,016
G,016Bの各受光素子の主走査方向(矢印X方向)
の幅および副走査方向(矢印Z方向)の幅は例えば10
μmに形成されている。
【0004】前記カラー画像読取センサ016は、前記
原稿01からの反射光を色分解して読取り、前記ライン
センサ016R,016G,016Bにより電気信号に
変換して、Rの画像信号、Gの画像信号、Bの画像信号
を出力するように構成されている。このカラー画像読取
センサ016の出力信号は、信号処理部017に出力さ
れている。なお、白黒原稿に対しては、予め原稿が白黒
原稿であることが判明している場合には、例えば白黒読
取モードを設定してG信号をモノクロ画像信号として出
力するように構成されている。
【0005】しかしながら、カラー画像と白黒画像が混
在した原稿に対しては、白黒画像に対しても、R,G,
Bの3色に分解して画像情報の読取を行い、R,G,B
の画像信号から白黒画像を再現する。この時、カラー画
像読取装置02のカラー画像読取センサ016は、Rフ
ィルタが設けられたラインセンサ016Rと、Gフィル
タが設けられたラインセンサ016Gと、Bフィルタが
設けられたラインセンサ016Bとが一定間隔を隔てて
並列されているため、原稿01上で一定間隔(Do m
m)づつ異なる位置を3本のラインセンサ016R,0
16G,016Bで同時に読み取ることになる。すなわ
ち、前記一定間隔Do(mm)は、ラインセンサ016
R,016G,016B間の間隔をDs(mm)、結像
レンズ014の結像倍率をMとすると、Do=Ds/Mと
なる。
【0006】また、逆に言うと、原稿01上の同一な点
に対してR,G,Bそれぞれの画像情報の取り込みの時
間差T(sec)は、カラー画像読取装置02の機械的な
副走査速度をS(mm/sec)とすると、T=Do/S
となる。そこで、カラー画像読取装置02においては、
図12に示す信号処理部017において、ラインセンサ
016R,016G,016Bからの出力信号は、それ
ぞれサンプルホールド回路018R,018G,018
Bによりリセットノイズの除去を行った後、それぞれA
/D変換器019R,019G,019Bに入力され
る。そして、前記A/D変換器019Rの出力は遅延回
路020Rに入力されてT×2(sec)遅延され、ま
た、A/D変換器020Gの出力は遅延回路020Gに
入力されてT(sec)遅延される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術(J0
1)は下記の問題点がある。 (J01)の問題点 カラー画像読取装置02の機械的な副走査が常に一定速
度S(mm/sec)で行われている場合には、信号処理
部017によりR,G,B各色の画像情報の位置合わせ
が可能である。しかし、実際には、カラー画像読取装置
02の副走査方向の移動速度は移動機構の機械的振動の
影響を受けるので、ある瞬間からT(sec)後に読み取
る画像情報の位置は、必ずしも原稿01上でDo(m
m)離れた位置とはならない。つまり、機械的な副走査
の振動が原因となって、R,G,B各色の画像情報に副
走査方向の微小な位置ずれが生じてしまう。そのため、
白黒画像に対してR,G,Bに色分解して画像情報の読
み取りを行い、R,G,Bの画像信号から白黒画像を再
現する際に、R,G,B各色の画像情報の副走査方向の
微小な位置ずれが原因となって、例えば黒細線を読み取
った画像は色づいてしまう。次にこの色づきの原因を詳
細に説明する。
【0008】図13は前記図10に示すカラー画像読取
装置02を用いて実際に原稿01の像を読み取る際の原
稿01の読取画像位置とカラー画像読取センサ016の
結像位置との関係を説明する図であり、図13Aは原稿
画像Gが時刻t=0のときラインセンサ016Rに結像
することを示す図、図13Bは原稿画像Gの光学像がt
=t1,t2のときラインセンサ016G,016Bに結
像することを示す図である。図11において、カラー画
像読取センサ016の解像度を20dot/mm、副走査
速度62.5mm/secとする。この場合、ラインセン
サ016R,016G,016Bのライン間隔100μ
mは、画素間隔が10μmなので、それぞれ10ライン
間隔ということになる。図13において、時刻t=to
にラインセンサ016Rに結像された原稿画像Gの光学
像は、時刻t1=to+100μm/(62.5mm/se
c)=to+(1/62.5)secにラインセンサ016
Gに結像し、時刻t2=to+(2/62.5)secにラ
インセンサ016Bに結像することになる。
【0009】そこで、図12の遅延回路020R、02
0Gにより、最初に読まれたR信号を20ライン分(す
なわち、(2/62.5)sec)遅延させ、次に読まれ
たG信号を10ライン分(すなわち、(1/62.5)s
ec)遅延させて、B信号に副走査方向の位置を合わせ
ている。しかし、実際にはキャリッジ06,013は機
械的に振動しながら副走査するため、t=t1,t=t2
の時点での原稿画像Gの光学像の位置は、正確にライン
センサ016G,016B上にあるわけではない。それ
が原因となり、画素列方向(主走査方向X)と平行な黒
線を読み取った時に,黒線のエッジ部が色づいてしま
う。
【0010】次に図14,15により、振動がある場合
の読取画像データの例を示して、副走査方向Zの黒線に
は色付は生じないが、主走査方向Xの黒線のエッジ部が
色付くことを説明する。図14はラインセンサ016
R,016G,016Bの画素列に垂直な方向(副走査
方向Z)に延びる幅10μm(画素幅10μmと同じ
幅)の黒線Lに対する読取画像データ例の説明図であ
り、図14Aは画素列に対する黒線Lの位置を示し、図
14Bはその読み取りデータを示している。図14Aに
おいて、黒線Lは各画素列の隣接する2個の画素(例え
ば、左から第8,9番目の画素)によって読み取られて
いる。図14Bにおいて、各ラインセンサ016R,0
16G,016Bの各画素の検出光量信号は、原稿の白
の部分に対しては10となり、黒の部分に対しては0と
なる。したがって、図14Aに示す黒線の場合、第8画
素が読み取る原稿の領域が、白部分2割、黒部分8割の
ときには検出光量は2で示されている。また、第9画素
が読み取る原稿の領域が、白部分8割、黒部分2割のと
きには検出光量は8で示されている。図14Bに示す各
ラインセンサ016R,016G,016Bのそれぞれ
の画素が副走査方向Zの黒線を読み取った際の読取信号
は同一となり、黒線の色づきは生じない。
【0011】図15はラインセンサ016R,016
G,016Bの画素列に平行な方向(主走査方向X)の
幅10μmの黒線Lに対する読取画像データ例の説明図
であり、図15Aは黒線Lを読み取る画素列が順次移動
する様子を示し、図15Bはその読み取りデータを示し
ている。なお、図15Bにおいて、上側の行に記載され
たデータが先に読み取られたデータであり、下側の行の
データが後から読み取られたデータである。図15Aに
おいて、赤の光量を検出するラインセンサ016Rの各
画素は、黒線Lを読み取る前および読み取った後は原稿
01の白部分を読み取るので、そのときの検出光量は1
0である。ラインセンサ016Rは黒線Lの読み始めで
は、原稿の白部分9割、黒線部分1割を読み取ってい
る。副走査速度に振動がなければ、幅10μmの黒線L
は、前記1割部分を読み取られた次の走査では残り9割
の部分を読み取られるはずである。その場合には、ライ
ンセンサ016Rの各画素は白部分1割、黒部分9割を
読み取ることとなり、検出光量は1となるはずである。
しかしながら、副走査速度の振動により検出光量は9の
次に2となっている。
【0012】図15Aにおいて、緑の光量を検出するラ
インセンサ016Gは、前記黒線Lの読み始めでは前記
副走査速度の振動により前記ラインセンサ016Rと相
違し、原稿の白部分6割、黒部分4割を読み取ってい
る。この場合図15Bに示すように、検出光量信号は6
である。なお、図15Bから分かるように、ラインセン
サ016Gは前記ラインセンサ016Rに比べて10ラ
イン遅れて黒線を読み取っている。その後の読取では、
ラインセンサ016Gの各画素は白部分4割、黒部分6
割を読み取っている。その後は原稿01の白部分のみを
読み取るので検出光量は10である。
【0013】図15Aにおいて、青の光量を検出するラ
インセンサ016Bは、前記黒線Lの読み始めでは前記
副走査速度の振動により、原稿の白部分9割、黒部分1
割を読み取っている。この場合図15Bに示すように、
検出光量信号は9である。なお、図15Bから分かるよ
うに、ラインセンサ016Bは前記ラインセンサ016
Rに比べて10ライン遅れて黒線を読み取っている。そ
の次の読取では、ラインセンサ016Bの各画素は白部
分1割、黒部分9割を読み取って画像読取信号(検出光
量)は1となっている。その後は白部分のみを読み取る
ので、検出光量は10である。
【0014】前記図15Bの各ラインセンサ016R,
016G,016Bの検出光量信号から分かるように、
原稿01の黒線Lの検出光量信号が各ラインセンサ01
6R,016G,016B毎に異なっている。この場合
読み取った画像は、黒線Lのエッジ部分で色付いた画像
となっている。
【0015】ところで、従来、本発明と同様に1本のラ
インセンサ中にR,G,Bの3色のカラーフィルタを繰
り返し配置した下記の技術(J02)が知られている。し
かしながら、下記の技術(J02)では、副走査方向の振
動の有無とは関係なく、前記(J01)と同様に、黒線の
エッジ部分の色付きを解消することはできない。これに
ついて、次に説明する。 (J02)実開昭62−114556号公報記載の技術 この公報記載の技術を図16〜20により説明する。図
16は実開昭62−114556号公報記載の従来のカ
ラー画像読取センサの画素の配置を示す図である。図1
7は前記図16に示す従来のカラー画像読取センサを用
いて副走査方向Zの黒線を読み取る場合の各画素の出力
信号を示す図である。図18は前記図17の出力信号を
R,G,Bの各色別に並び変えて示す表である。図19
は前記図16に示す従来のカラー画像読取センサを用い
て主走査方向Xに延びる2画素分の幅(副走査方向Zの
幅)を有する黒線を読み取る場合の各画素の出力信号を
示す図である。図20は前記図19の出力信号をR,
G,Bの各色別に並び変えて示す表である。
【0016】図16に示すカラー画像読取センサは、基
本的にR,G,B各画素がそれぞれ異なる3位置を読み
取り、R,G,Bの各画素の中心点の出力値(読取信
号)とするものである。図17に示すように、画素R
3,G3,B3は原稿の白部分からの反射光が0割、黒線
Lからの反射光が10割であり、画素B2,R4は、原稿
の白部分からの反射光が5割、黒線Lからの反射光が5
割である。なお、他の画素が検出光量は、原稿の白部分
からの反射光が10割である。この場合の各画素の出力
信号は図17の下部に示す通りである。この図17に示
す各画素の出力信号をR,G,Bの各色別に並び変えて
示す図18の表から分かるように、黒線のエッジ部であ
る3画素目と5画素目で色づくことになる。
【0017】図19A〜19Dは主走査方向Xに延びる
幅2画素分の黒線Lを読み取る画素列が順次移動する様
子を示している。図19において、上側の画素列は原稿
の白部分からの反射光2割、幅2画素分の黒線Lからの
反射光8割を受光している。この場合の上側の画素の出
力は2である。なおこのとき下側の画素列は白部分から
の反射光が10割でその出力は10である。この図19
Aの場合のRの読取データR1,R2,R3,R4,…は、
図20のRの表の第2行目に示すように2,10,2,
10,…の繰り返しとなる。なお、図20のRの表の1
行目よりも上の行では、画素は、原稿の白部分からの反
射光量のみを受光しているので、各画素の出力信号は全
て10である。図19Bの場合のRの読取データR1,
R2,R3,R4,…は、前記図19Aの場合と同様に、
図20のRの表の第3行目に示すように0,2,0,
2,…の繰り返しとなる。他の画素の出力についても同
様である。
【0018】図20から分かるように、図20の表の第
2行〜第5行において色付く。これは、主走査方向Xの
黒線を検出するラインにおいては黒線が色付くことを示
している。なお、黒線Lの幅が大きい場合には黒線のエ
ッジ部のみで色づく。なお、この図20において、同じ
色の隣合う画素の画像読取値の平均値をとれば、黒線の
エッジ部での色付きを防ぐことが可能である。すなわ
ち、前記図16に示すカラー画像読取センサでは、図1
9に示す主走査方向Xの黒線Lのエッジ部の色付は信号
処理により防止することが可能である。しかしながら信
号処理を行っても、前記図17に示す副走査方向Zの黒
線Lのエッジ部の色付は防止することは困難である。
【0019】本発明は、前述の事情に鑑み、下記の記載
内容を課題とする。 (O01)カラー画像読取装置の副走査の機械的振動の影
響がラインセンサの各色を読み取る画素に等価に影響す
るようにすること。 (O02)カラー画像読取装置が原稿の黒線を読み取る際
に、黒線のエッジ部を色付なく読み取れるようにするこ
と。
【0020】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0021】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明のカラー画像読取センサ(16)は、
下記の要件を備えたことを特徴とする、(Y01)一直線
上に配置された多数の光電変換素子の列が複数列配置さ
れ、前記光電変換素子の列数と同数の色のカラーフィル
タのうちのいずれかの色のカラーフィルタが前記各光電
変換素子に対応してそれぞれ配置された複数のラインセ
ンサ(21,22,23:31,32,33)、(Y0
2)前記複数色のカラーフィルタは、各ラインセンサ
(21,22,23:31,32,33)毎にライン方
向に周期的に配置されたこと、(Y03)前記ライン方向
に等しい位置の前記カラーフィルタの色が前記複数の各
ライン毎に異なる色となるように配置されたこと。
【0022】(第2発明)また、本出願の第2発明のカ
ラー画像読取装置(2)は、下記の要件を備えたことを
特徴とする、(Y04)一直線上に配置された多数の光電
変換素子の列が複数列配置され、前記光電変換素子の列
数と同数の色のカラーフィルタのうちのいずれかの色の
カラーフィルタが前記各光電変換素子に対応してそれぞ
れ配置された複数のラインセンサ(21,22,23:
31,32,33)から構成されたカラー画像読取セン
サ(16)、(Y05)前記複数色のカラーフィルタは、
各ラインセンサ(21,22,23:31,32,3
3)毎にライン方向に周期的に配置されたこと、(Y0
6)前記ライン方向に等しい位置の前記カラーフィルタ
の色が前記複数の各ライン毎に異なる色となるように配
置されたこと、(Y07)前記複数の各ラインセンサ(2
1,22,23:31,32,33)が読み取ったカラ
ー画像の階調データを各色毎に分類して並べ変える信号
並べ変え回路(24)、(Y08)各色毎に並べ変えられ
た前記階調データを、同じ色の主走査方向に沿って隣合
う画素の階調データの平均値をその画素の階調データす
ることにより副走査方向の走査速度の振動による影響を
除去する空間フィルタ回路(251,252,25
3)。
【0023】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。 (第1発明の作用)前述の特徴を備えた本出願の第1発
明のカラー画像読取センサ(16)では、一直線上に配
置された多数の光電変換素子の列が複数列配置された複
数のラインセンサ(21,22,23:31,32,3
3)は、前記光電変換素子の列数と同数の色のカラーフ
ィルタのうちのいずれかの色のカラーフィルタが前記各
光電変換素子に対応してそれぞれ配置されている。そし
て、前記複数色のカラーフィルタは、各ラインセンサ
(21,22,23:31,32,33)毎にライン方
向に周期的に配置され、さらに、前記ライン方向に等し
い位置の前記カラーフィルタの色が前記複数の各ライン
毎に異なる色となるように配置されている。このような
カラー画像読取センサ(16)を用いると、カラー画像
読取装置(2)の機械的な副走査の振動による微小な位
置ずれは、複数色に色分解され読み取られた各色の画像
情報に対して等価に作用するため、白黒画像に対して色
付のない画像データを得ることが可能となる。
【0024】(第2発明の作用)また、本出願の第2発
明のカラー画像読取装置(2)では、一直線上に配置さ
れた多数の光電変換素子の列が複数列配置された複数の
ラインセンサ(21,22,23:31,32,33)
を有するカラー画像読取センサ(16)は、前記光電変
換素子の列数と同数の色のカラーフィルタのうちのいず
れかの色のカラーフィルタが前記各光電変換素子に対応
してそれぞれ配置されている。そして、前記複数色のカ
ラーフィルタは、各ラインセンサ(21,22,23:
31,32,33)毎にライン方向に周期的に配置さ
れ、さらに、前記ライン方向に等しい位置の前記カラー
フィルタの色が前記複数の各ライン毎に異なる色となる
ように配置されている。前記複数の各ラインセンサ(2
1,22,23:31,32,33)が読み取ったカラ
ー画像の階調データは、信号並べ変え回路(24)によ
って、各色毎に分類して並べ変えられる。空間フィルタ
回路(251,252,253)回路は、各色毎に並べ
変えられた前記階調データを、同じ色の主走査方向に沿
って隣合う画素の階調データの平均値をその画素の階調
データすることにより副走査方向の走査速度の振動によ
る影響を除去する。
【0025】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例の
カラー画像読取装置を説明するが、本発明は以下の実施
例に限定されるものではない。図1は本発明の実施例の
カラー画像読取装置の全体説明図である。図2は同実施
例で使用されるカラー画像読取センサの説明図で、図2
は400spiの解像度で読み取るためのものを示す。
図3は前記図1に示す信号処理部17の回路図である。 (実施例1)なお、この実施例の説明において、前記図
10〜12に示す従来例の構成要素と同様の本実施例の
構成要素には、従来例の構成要素の符号の左端の「0」
を除いた符号を使用する。図1において、原稿1を読み
取るカラー画像読取装置2は、原稿1を載置する透明な
プラテンガラス3を有している。プラテンガラス3上に
置かれた原稿1は、原稿押さえ4によってプラテンガラ
ス3上に固定される。フルレートキャリッジ6はハロゲ
ンランプ7、反射板8、遮光部材9、ミラー10を支持
している。前記原稿1を読み取る際、フルレートキャリ
ッジ6は、図1の矢印Z方向(副走査方向)に機械的に
移動しながら原稿1を走査する。このとき、同時に一対
のミラー11,12を支持するハーフレートキャリッジ
13は、図1中の矢印Z方向に前記フルレートキャリッ
ジ6の1/2の速度で移動する。
【0026】ハロゲンランプ7によって照明された原稿
1の反射光はミラー10〜12を通り、結像レンズ14
によって収束され、赤外光カットフィルタ15を通っ
て、カラー画像読取センサ16上に結像される。カラー
画像読取センサ16は、図2に示すように、3本のライ
ンセンサ21,22,23を有している。これらの3本
の各ラインセンサ21,22,23は、それぞれ、主走
査方向Xに10μmピッチで5000画素の受光部を持
っている。そして、ラインセンサ21とラインセンサ2
2の副走査方向Zの間隔およびラインセンサ22とライ
ンセンサ23の副走査方向Zの間隔はともに100μm
となっている。ラインセンサ21の受光部には1画素目
から順にB(青)のフィルタ、R(赤)のフィルタ、G
(緑)のフィルタが、周期的にそれぞれ蒸着されてい
る。また、ラインセンサ22の受光部には1画素目から
順にR(赤)のフィルタ、B(青)のフィルタ、G
(緑)のフィルタが、周期的にそれぞれ蒸着されてい
る。また、ラインセンサ23の受光部には1画素目から
順にG(緑)のフィルタ、R(赤)のフィルタ、B
(青)のフィルタが、周期的にそれぞれ蒸着されてい
る。この図2に示すカラー画像読取センサ16は、縮小
光学系を構成するレンズ14(図1参照)を用いて、原
稿1をR,G,Bの3色に色分解して400spiの解
像度で読み取ることができるように構成されている。
【0027】前記カラー画像読取センサ16で、前記原
稿1からの反射光を色分解して読取った信号は、信号処
理部17に出力されている。図3に示す信号処理部17
において、ラインセンサ21の出力信号OUT1、ライ
ンセンサ22の出力信号OUT2、ラインセンサ23の
出力信号OUT3は、それぞれサンプルホールド回路1
81,182,183によりリセットノイズの除去を行
った後、それぞれA/D変換器191,192,193
に入力される。そして、前記A/D変換器191の出力
は遅延回路201に入力されて時間2Tだけ遅延され、
また、A/D変換器192の出力は遅延回路202に入
力されて時間Tだけ遅延される。前記遅延回路201,
202で時間2T,Tだけ信号を遅らせる理由は、各ラ
インセンサ21,22,23の副走査方向の位置ずれ
(各ラインセンサ間で100μm)により、原稿の同じ
部分を読み取る時間が各ラインセンサ21〜23で異な
るのを調整するためである。
【0028】前記遅延回路201,202により、原稿
の同じ部分から読み取られた信号OUT1,OUT2,O
UT3は、同時に信号並べ変え回路24に入力される。
信号並べ変え回路24では、前記信号OUT1,OUT
2,OUT3を並び変えて、色分解された各色毎のR,
G,Bの画像信号を出力する。信号並べ変え回路24か
ら出力された各色毎のR,G,Bの画像信号は、それぞ
れ空間フィルタ回路251,252,253に入力され
る。この空間フィルタ回路251,252,253は、
画像読取信号の主走査方向Xの変動分を平滑化して出力
する機能を有している。すなわち、空間フィルタ回路2
51,252,253は、各色毎の主走査方向Xに沿う
読取信号の注目画素及びその隣接画素(隣合う3画素
分)の平均値を算出して読取信号とする。
【0029】(実施例の作用)次に前述の構成を備えた
実施例のカラー画像読取装置の作用を説明する。カラー
画像読取装置2でフルレートキャリッジ6を図1中、副
走査方向(矢印Z方向)に機械的に走査しながら原稿1
を読み取る際、機械的な副走査方向Zの振動により、カ
ラー画像読取センサ16のラインセンサ21,22,2
3の読取画像情報間に副走査方向Zの微小な位置ずれが
生じる。本実施例では、カラーフィルタがマトリクス状
に配置してあるため、前記位置ずれはR,G,Bの各色
に同等に作用する。この場合、前記位置ずれによって生
じるR,G,Bの各色の画素毎の検出信号のバラツキ
は、信号処理により補正することができるので、原稿の
黒線のエッジ部の色付を発生させないようにすることが
できる。これについて、次に説明する。
【0030】図4はラインセンサ21,22,23の画
素列に垂直な方向(副走査方向Z)に延びる幅10μm
(画素幅10μmと同じ幅)の黒線Lに対する読取画像
データ例の説明図であり、図4Aは画素列に対する黒線
Lの位置を示し、図4Bはその読み取りデータを示して
いる。図4Aにおいて、黒線Lは各画素列の隣接する2
個の画素(例えば主走査方向Xの第8番目および第9番
目の画素)によって読み取られている。各ラインセンサ
21〜23の各画素の検出光量信号は、原稿の白の部分
に対しては10となり、黒の部分に対しては0となる。
したがって、図4Aに示す黒線の場合、画素(例えば第
8番目の画素)が読み取る原稿の領域が、白部分2割、
黒部分8割のときには検出光量は2で示されている。ま
た、画素(例えば第9番目の画素)が読み取る原稿の領
域が、白部分8割、黒部分2割のときには検出光量は8
で示されている。
【0031】前記カラー画像読取センサ16の各ライン
センサ21,22,23で時間的にづれて読み取られた
信号は、前記図3に示す遅延回路201,202で遅延
されて、原稿1の同一位置の画像読取信号OUT1〜O
UT3は同時に信号並べ変え回路24に入力される。こ
の入力信号OUT1〜OUT3は、各ラインセンサ21〜
23のそれぞれの第8,9番目の画素が副走査方向Zに
延びる黒線を読み取った場合、図4Bに示すように同一
となる。図4Bの信号は信号並べ変え回路24によって
R,G,Bの各色毎に分けられる。図5は前記図4Bの
信号を信号並べ変え回路24によって前記R,G,B毎
に分けた信号を示す図である。図5ではR,G,Bの各
画素列の第7〜10番目の画素の画像読取信号が示され
ているだけであるが、他の画素の画像読取信号は原稿1
の白部分を読み取っているので10である。
【0032】この図5に示す信号は、空間フィルタ回路
251,252,253に入力される。空間フィルタ回
路251,252,253は、画像読取信号の主走査方
向Xの変動分を平滑化して出力するため、主走査方向X
に沿ったある1つの画素とその両側の画素の画像読取信
号の平均値を算出する。そして、その算出値を前記1つ
の画素の画像読取信号とする。図6は前記空間フィルタ
回路251,252,253から出力されるR,G,B
の各色毎の画像読取データを示す図である。図6に示す
画像読取データはR,G,Bで同じ値となる。このよう
にR,G,Bの各読取データが同一となるので、黒線の
エッジ部での色付は生じない。
【0033】図7はラインセンサ21,22,23の画
素列に平行な方向(主走査方向X)に延びる幅10μm
の黒線Lに対する読取画像データ例の説明図であり、図
7Aは黒線Lを読み取る画素列が順次移動する様子を示
し、図7Bはその読み取りデータを示している。前記主
走査方向Xに延びる幅10μmの黒線Lは、前記カラー
画像読取センサ16の各ラインセンサ21,22,23
で時間的にづれて読み取られ、前記図3に示す遅延回路
201,202で遅延されて、原稿1の同一位置の画像
読取信号OUT1〜OUT3は同時に信号並べ変え回路2
4に入力される。この入力信号OUT1〜OUT3が図7
Bに示す信号である。なお、図7Bにおいて、上側の行
に記載されたデータが先に読み取られたデータであり、
下側の行のデータが後から読み取られたデータである。
【0034】図7Aにおいて、ラインセンサ21の各画
素は、黒線Lを読み取る前および読み取った後は原稿1
の白部分を読み取るので、その白を読み取るときの検出
光量は10である。ラインセンサ21は黒線Lの読み始
めでは、原稿の白部分9割、黒線部分1割を読み取って
いる。副走査速度に振動がなければ、幅10μmの黒線
Lは、前記1割部分を読み取られた次には残りの9割り
部分を読み取られるはずである。その場合には、ライン
センサ21の各画素は白部分1割、黒部分9割を読み取
ることとなり、検出光量は1となるはずである。しかし
ながら図7Bに示すように、副走査速度の振動により検
出光量は9の次に2となっている。
【0035】図7Aにおいて、ラインセンサ22は、前
記黒線Lの読み始めでは前記副走査速度の振動により前
記ラインセンサ21と相違し、原稿の白部分6割、黒部
分4割を読み取っている。この場合図7Bに示すよう
に、検出光量信号は6である。なお、図7Bから分かる
ように副走査の振動により、ラインセンサ22は前記ラ
インセンサ21に比べて1ライン遅れて黒線を読み取っ
ている。その次の読取では、ラインセンサ22の各画素
は白部分4割、黒部分6割を読み取っている。その後は
原稿1の白部分のみを読み取るので検出光量は10であ
る。
【0036】図7Aにおいて、ラインセンサ23は、前
記黒線Lの読み始めでは前記副走査速度の振動により、
原稿の白部分9割、黒部分1割を読み取っている。この
場合図7Bに示すように、検出光量信号は9である。な
お、図7Bから分かるように、ラインセンサ23は前記
ラインセンサ21に比べて1ライン遅れて黒線を読み取
っている。その次の読取では、ラインセンサ23の各画
素は白部分1割、黒部分9割を読み取って検出光量は1
となっている。その後は白部分のみを読み取るので、検
出光量は10である。
【0037】前記図7Bの信号は信号並べ変え回路24
によってR,G,Bの各色毎に分けられる。図8は、前
記図7Bの信号を信号並べ変え回路24によってR,
G,Bの各色毎に分けた信号を示さす図である。図8で
はR,G,Bの各画素列の第7〜10番目の画素の画像
読取信号が示されているだけであるが、他の画素の画像
読取信号は主走査方向Xに沿って3個目毎に同じ値が繰
り返されている。図8から分かるように、R,G,Bの
各画像データは原稿の同一位置で異なっている。このた
め、前記図7Aに示す主走査方向に延びる黒線Lを読み
取った図8の画像データは色付いている。
【0038】この図8に示す信号は、空間フィルタ回路
251,252,253に入力される。空間フィルタ回
路251,252,253は、画像読取信号の主走査方
向Xの変動分を平滑化して出力するため、主走査方向X
に沿ったある1つの画素とその両側の画素の画像読取信
号の平均値を算出する。そして、その算出値を前記1つ
の画素の画像読取信号とする。図9は前記空間フィルタ
回路251,252,253から出力されるR,G,B
の各色毎の画像読取データを示す図である。この図9の
画像読取データはR,G,Bで同じデータとなる。この
ようにR,G,Bの各読取データが同一となるので、黒
線のエッジ部での色付は生じない。
【0039】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0040】(H01) ラインセンサの本数を3本、お
よびカラーフィルタの色の種類を3種類とする代わりに
2本および2種類とすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】前述の本発明のカラー画像読取センサお
よびそのセンサを使用した読取装置は、下記の効果を奏
することができる。 (E01)カラー画像読取装置の副走査速度の機械的振動
の影響がラインセンサの各色を読み取る画素に等価に影
響するようになる。 (E02)カラー画像読取装置が原稿の黒線を読み取る際
に、黒線のエッジ部を色付なく読み取れるようにするこ
とがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例のカラー画像読取装置
の全体説明図である。
【図2】 図2は同実施例で使用されるカラー画像読取
センサの説明図で、図2は400spiの解像度で読み
取るためのものを示す。
【図3】 図3は前記図1に示す信号処理部17の回路
図である。
【図4】 図4はラインセンサ21,22,23の画素
列に垂直な方向(副走査方向Z)に延びる幅10μm
(画素幅10μmと同じ幅)の黒線Lに対する読取画像
データ例の説明図であり、図4Aは画素列に対する黒線
Lの位置を示図、図4Bはその読み取りデータを示す図
である。
【図5】 図5は前記図4Bの信号を信号並べ変え回路
24によって前記R,G,B毎に分けた信号を示す図で
ある。
【図6】 図6は前記空間フィルタ回路251,25
2,253から出力されるR,G,Bの各色毎の画像読
取データを示す図である。
【図7】 図7はラインセンサ21,22,23の画素
列に平行な方向(主走査方向X)に延びる幅10μmの
黒線Lに対する読取画像データ例の説明図であり、図7
Aは黒線Lを読み取る画素列が順次移動する様子を示す
図、図7Bはその読み取りデータを示す図である。
【図8】 図8は、前記図7Bの信号を信号並べ変え回
路24によってR,G,Bの各色毎に分けた信号を示さ
す図である。
【図9】 図9は前記空間フィルタ回路251,25
2,253から出力されるR,G,Bの各色毎の画像読
取データを示す図である。
【図10】 図10は従来の一般的な画像読取装置の構
成を示す図である。
【図11】 図11は図10の画像読取装置で使用され
るカラー画像読取センサの説明図である。
【図12】 図12は前記図10に示す信号処理部01
7の回路図である。
【図13】 図13は前記図10に示すカラー画像読取
装置02を用いて実際に原稿01の像を読み取る際の原
稿01の読取画像位置とカラー画像読取センサ016の
結像位置との関係を説明する図であり、図13Aは原稿
画像Gが時刻t=0のときラインセンサ016Rに結像
することを示す図、図13Bは原稿画像Gの光学像がt
=t1,t2のときラインセンサ016G,016Bに結
像することを示す図である。
【図14】 図14はラインセンサ016R,016
G,016Bの画素列に垂直な方向(副走査方向Z)に
延びる幅10μm(画素幅10μmと同じ幅)の黒線L
に対する読取画像データ例の説明図であり、図14Aは
画素列に対する黒線Lの位置を示す図、図14Bはその
読み取りデータを示す図である。
【図15】 図15はラインセンサ016R,016
G,016Bの画素列に平行な方向(主走査方向X)の
幅10μmの黒線Lに対する読取画像データ例の説明図
であり、図15Aは黒線Lを読み取る画素列が順次移動
する様子を示し、図15Bはその読み取りデータを示し
ている。
【図16】 図16は実開昭62−114556号公報
記載の従来のカラー画像読取センサの画素の配置を示す
図である。
【図17】 図17は前記図16に示す従来のカラー画
像読取センサを用いて副走査方向Zの黒線を読み取る場
合の各画素の出力信号を示す図である。
【図18】 図18は前記図17の出力信号をR,G,
Bの各色別に並び変えて示す表である。
【図19】 図19は前記図16に示す従来のカラー画
像読取センサを用いて主走査方向Xに延びる2画素分の
幅(副走査方向Zの幅)を有する黒線を読み取る場合の
各画素の出力信号を示す図である。
【図20】 図20は前記図19の出力信号をR,G,
Bの各色別に並び変えて示す表である。
【符号の説明】
2…カラー画像読取装置、16…カラー画像読取セン
サ、21,22,23:31,32,33…ラインセン
サ、24…信号並べ変え回路、251,252,253
…空間フィルタ回路、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/60 1/48 H04N 1/46 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とするカ
    ラー画像読取センサ、(Y01)一直線上に配置された多
    数の光電変換素子の列が複数列配置され、前記光電変換
    素子の列数と同数の色のカラーフィルタのうちのいずれ
    かの色のカラーフィルタが前記各光電変換素子に対応し
    てそれぞれ配置された複数のラインセンサ、(Y02)前
    記複数色のカラーフィルタは、各ラインセンサ毎にライ
    ン方向に周期的に配置されたこと、(Y03)前記ライン
    方向に等しい位置の前記カラーフィルタの色が前記複数
    の各ライン毎に異なる色となるように配置されたこと。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とするカ
    ラー画像読取装置、(Y04)一直線上に配置された多数
    の光電変換素子の列が複数列配置され、前記光電変換素
    子の列数と同数の色のカラーフィルタのうちのいずれか
    の色のカラーフィルタが前記各光電変換素子に対応して
    それぞれ配置された複数のラインセンサから構成された
    カラー画像読取センサ、(Y05)前記複数色のカラーフ
    ィルタは、各ラインセンサ毎にライン方向に周期的に配
    置されたこと、(Y06)前記ライン方向に等しい位置の
    前記カラーフィルタの色が前記複数の各ライン毎に異な
    る色となるように配置されたこと。(Y07)前記複数の
    各ラインセンサが読み取ったカラー画像の階調データを
    各色毎に分類して並べ変える信号並べ変え回路、(Y0
    8)各色毎に並べ変えられた前記階調データを、同じ色
    の主走査方向に沿って隣合う画素の階調データの平均値
    をその画素の階調データすることにより副走査方向の走
    査速度の振動による影響を除去する空間フィルタ回路。
JP25331394A 1994-10-19 1994-10-19 カラー画像読取センサおよびそのセンサを使用したカラー画像読取装置 Pending JPH08116402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25331394A JPH08116402A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 カラー画像読取センサおよびそのセンサを使用したカラー画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25331394A JPH08116402A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 カラー画像読取センサおよびそのセンサを使用したカラー画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08116402A true JPH08116402A (ja) 1996-05-07

Family

ID=17249565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25331394A Pending JPH08116402A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 カラー画像読取センサおよびそのセンサを使用したカラー画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08116402A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016103430A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 キヤノン株式会社 ラインセンサ、画像読取装置、画像形成装置
JP2017147549A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 キヤノン株式会社 光電変換装置及びその駆動方法
EP3244601A1 (en) * 2016-05-13 2017-11-15 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
EP3247098A1 (en) * 2016-05-16 2017-11-22 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image forming apparatus, image reading method, and computer readable non-transitory storage medium
JP2017216621A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法、及びコンピュータプログラム
JP2017216622A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 キヤノン株式会社 画像読取装置、及び画像形成装置、画像形成システム
US10356252B2 (en) 2016-06-01 2019-07-16 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image forming apparatus, image reading method, and non-transitory storage medium that generate abnormal pixel information based on received information
JP2021090222A (ja) * 2021-03-02 2021-06-10 キヤノン株式会社 画像読取装置および画像形成装置

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10063732B2 (en) 2014-12-25 2018-08-28 Canon Kabushiki Kaisha Line sensor, image reading device, and image forming apparatus
WO2016104366A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 キヤノン株式会社 ラインセンサ、画像読取装置、画像形成装置
KR20170098879A (ko) 2014-12-25 2017-08-30 캐논 가부시끼가이샤 라인 센서, 화상 판독 장치, 화상 형성 장치
JPWO2016104366A1 (ja) * 2014-12-25 2017-10-05 キヤノン株式会社 ラインセンサ、画像読取装置、画像形成装置
EP4099673A1 (en) 2014-12-25 2022-12-07 Canon Kabushiki Kaisha Line sensor arrangement, image reading device, and image forming apparatus, for preventing color mixture
JP2020109997A (ja) * 2014-12-25 2020-07-16 キヤノン株式会社 ラインセンサ、画像読取装置、画像形成装置
WO2016103430A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 キヤノン株式会社 ラインセンサ、画像読取装置、画像形成装置
CN109819136A (zh) * 2014-12-25 2019-05-28 佳能株式会社 线传感器、图像读取设备和图像形成装置
JP2017147549A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 キヤノン株式会社 光電変換装置及びその駆動方法
US10225496B2 (en) 2016-02-16 2019-03-05 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion device having a holding circuit with a plurality of holding units provided for each of a plurality of columns of pixels and method of driving photoelectric conversion device
US10567621B2 (en) 2016-05-13 2020-02-18 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
JP2017204805A (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム
EP3244601A1 (en) * 2016-05-13 2017-11-15 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
US11451687B2 (en) 2016-05-13 2022-09-20 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus with detection of abnormal pixels
US11025801B2 (en) 2016-05-13 2021-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus with detection of abnormal pixels
US10171708B2 (en) 2016-05-13 2019-01-01 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
EP3796631A1 (en) * 2016-05-13 2021-03-24 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
CN107370905A (zh) * 2016-05-13 2017-11-21 佳能株式会社 图像读取装置
KR20170128117A (ko) * 2016-05-13 2017-11-22 캐논 가부시끼가이샤 화상판독장치
CN107370905B (zh) * 2016-05-13 2019-10-11 佳能株式会社 图像读取装置
US10582092B2 (en) 2016-05-16 2020-03-03 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus with correction for sub-scanning color shifts, image forming apparatus, image reading method, and computer readable non-transitory storage medium
EP3247098A1 (en) * 2016-05-16 2017-11-22 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image forming apparatus, image reading method, and computer readable non-transitory storage medium
CN107395918A (zh) * 2016-05-16 2017-11-24 佳能株式会社 图像读取装置、图像形成装置和图像读取方法
US10356252B2 (en) 2016-06-01 2019-07-16 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image forming apparatus, image reading method, and non-transitory storage medium that generate abnormal pixel information based on received information
US10230854B2 (en) 2016-06-01 2019-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image forming apparatus, and image forming system with interpolation of correction data
JP2017216621A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法、及びコンピュータプログラム
US10129415B2 (en) 2016-06-01 2018-11-13 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image forming apparatus, image reading method, and storage medium
JP2017216622A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 キヤノン株式会社 画像読取装置、及び画像形成装置、画像形成システム
JP2021090222A (ja) * 2021-03-02 2021-06-10 キヤノン株式会社 画像読取装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8129760B2 (en) Image sensor and image reading apparatus
US4278995A (en) Color line sensor for use in film scanning apparatus
JPS58186254A (ja) 画情報読取装置
JPH08116402A (ja) カラー画像読取センサおよびそのセンサを使用したカラー画像読取装置
JPH09163100A (ja) 画像読取装置、これに用いるリニアセンサ及びその駆動方法
JP2985959B1 (ja) カラ―撮像装置およびそれを用いた画像読み取り装置
JPH06311302A (ja) カラー固体ラインセンサ
US6075236A (en) Registration apparatus and method for imaging at variable resolutions
JP3337055B2 (ja) 画像読取装置
JP3041020B2 (ja) 読取装置と読取方法
JPH10327294A (ja) 画像読み取り装置
JPH09247359A (ja) カラー画像読み取り装置
JPH05161027A (ja) 画像読み取り装置
JPH04286486A (ja) 画像読取り装置
JPH03191673A (ja) カラー読取装置の白黒エッジ処理方法
JPH11331488A (ja) カラーイメージセンサ
JPH04119063A (ja) カラー画像読取装置
JPH04249966A (ja) カラー図形入力装置
JPH0470255A (ja) 画像入力装置
JP2001257846A (ja) 画像読取装置および画像読取方法
JP2002199171A (ja) カラー画像読取装置
JPS60192456A (ja) カラ−原稿読取り装置
JPH05236201A (ja) カラー画像読み取り装置とそのカラー固体ラインセンサ
JPH0686018A (ja) カラー画像読み取り装置
JPH0313060A (ja) 画像読取装置