JP2001257731A - 無線受信機 - Google Patents

無線受信機

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JP2001257731A JP2000064768A JP2000064768A JP2001257731A JP 2001257731 A JP2001257731 A JP 2001257731A JP 2000064768 A JP2000064768 A JP 2000064768A JP 2000064768 A JP2000064768 A JP 2000064768A JP 2001257731 A JP2001257731 A JP 2001257731A
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signal
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Izumi Hayashibara
泉 林原
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アプリケーション別に応じて要求される伝送品
質を、伝送路の状態によらず、適切な最低限の消費電力
で実現することができる無線受信機を提供する。 【解決手段】変調後に無線送信されるアナログ信号を所
定周波数でサンプリングして、対応する所定ビット幅の
デジタル信号に変換し、AD変換後のデジタル信号を復
調して受信データを得、復調後の受信データのエラー率
を算出して、算出されたエラー率と受信データに対応す
るアプリケーションの目標エラー率との比較結果に応じ
て、AD変換器のサンプリング周波数もしくは復調器の
動作周波数とデジタル信号のビット幅との少なくとも一
方を変更することにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変調後に無線送信
されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、変換後の
デジタル信号を復調して受信データを得る無線受信機に
関するもので、さらに詳しくは、その通信品質を維持し
つつ消費電力を低減するための技術分野に属するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の無線受信機の一例のブロ
ック構成概念図である。同図に示す無線受信機44は、
変調後に無線送信されるアナログ信号を固定周波数でサ
ンプリングし、これに対応する固定ビット幅のデジタル
信号に変換した後、変換後のデジタル信号を復調して受
信データを得るもので、AD(アナログ・デジタル)変
換器12と、フィルタ16と、復調器18と、データバ
ッファ20と、オーバーサンプリング率について固定さ
れている周波数発振器46とを備えている。
【0003】図示例の無線受信機44においては、ま
ず、AD変換器12によって、変調後に無線送信されて
くるアナログ信号I,Qが固定周波数のサンプリング信
号26でサンプリングされ、これに対応する固定ビット
幅のデジタル信号に各々変換される。変換後のデジタル
信号は、フィルタ16を通して高周波のノイズ成分が除
去された後、復調器18により復調されて受信データと
され、データバッファ20に一時的に格納される。
【0004】従来の無線受信機44では、周波数発振器
46によって、ある周波数のサンプリング信号26やク
ロック信号28が発生され、それぞれAD変換器12や
フィルタ16および復調器18に供給される。その際、
オーバーサンプリング率は固定されており、デジタル信
号のビット幅も固定されている。しかも、ノイズ等の影
響を考慮して、AD変換器12のサンプリング周波数や
フィルタ16および復調器18の動作周波数は比較的高
めに固定され、デジタル信号のビット幅も比較的多めに
設定されている。例えば、CDMA(Code Division Mu
ltiple Access)方式による復調器の場合は4から8倍
のオーバーサンプリング率、ビット幅も4〜8である。
【0005】ところで、AD変換器12のサンプリング
周波数は、アナログ信号の情報を復調するための下限周
波数以上の周波数とする必要がある。また、SNR(Si
gnal-to-Noise Ratio )を上げるために、下限周波数の
何倍もサンプリング周波数を上げることによってオーバ
ーサンプリングを行い、SNRを向上することができる
のは公知である。また、デジタル信号のビット幅を多く
するほど、デジタル信号のビット精度を向上させること
も同様に公知である。
【0006】このため、例えばCDMA方式の移動体通
信機では、基地局に同期して受信できている場合は、伝
送路の状態が良好であれば、サンプリング周波数をチッ
プレイトの1倍まで下げることができるのにも係わら
ず、伝送路の状態が悪く、ノイズが混入する場合を考慮
して、言い換えると、最悪の状態を考慮して、常に4〜
6倍以上の高いサンプリング周波数で動作させている。
【0007】このように、従来の無線受信機44では、
基地局からの見通しが良い場合等、たとえ伝送路の品質
が良い場合であっても、常に同一(固定)の高いサンプ
リング周波数、多いビット幅を用いている。しかし、サ
ンプリング周波数を上げることは、AD変換器12の後
段のフィルタ16、復調器18等を含む全ての回路の動
作周波数を上げることになり、ビット幅を多くすること
は、同時動作する回路を増加させることになる。
【0008】その結果、受信データのエラー率を必要以
上に抑えるために、該当する回路部分の消費電力が増大
するという問題点がある。逆に、伝送路の品質が悪い場
合、もしくは、パケットデータの転送等のように、伝送
に高品質が要求されるアプリケーションの場合は、固定
されたオーバーサンプリング率が低い場合、あるいは、
ビット幅が少ないと問題となり、必要とされるエラー率
を達成することができないという問題もある。
【0009】これに対し、例えば特開平7−15444
1号公報には、ディジタル復調データのエラー率を監視
し、このエラー率が所定の上限値より大きくなった場合
にはディジタル復調のためのサンプリングレートを高速
化し、エラー率が所定の下限値より小さくなった場合に
はサンプリングレートを低速化するように、ディジタル
復調のためのサンプリングレートを切り換えるディジタ
ル無線受信方法および装置が開示されている。
【0010】同公報によれば、エラー率が所定の上限値
と下限値の間に確保されるので必要な音声品質を確保で
きるし、サンプリングレートが必要以上に高速化される
ことがないので消費電力を節約できるとしている。とこ
ろで、例えば音声データ等であればエラー率の上限値は
高いし、デジタル情報のパケットデータ等であればエラ
ー率の上限値は低いというように、無線通信を利用する
アプリケーションに応じてエラー率の上限値および下限
値は異なってくる。
【0011】しかし、同公報に開示の手法では、エラー
率と固定の上限値および下限値とを比較してディジタル
復調のためのサンプリングレートを切り換えている。こ
のように、単にエラー率と上限値および下限値とを比較
してサンプリングレートを切り換えるだけでは、通信の
品質を維持しつつ、消費電力を削減することは、例えば
音声データの場合には可能であるかもしれないが、パケ
ットデータの場合には適用できないという問題があっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点を解消し、アプリケーション別
に応じて要求される伝送品質を、伝送路の状態によら
ず、適切な最低限の消費電力で実現することができる無
線受信機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、変調後に無線送信されるアナログ信号を
所定周波数でサンプリングし、前記アナログ信号に対応
する所定ビット幅のデジタル信号に変換するAD変換器
と、変換後の前記デジタル信号を復調して受信データを
得る復調器と、復調後の受信データのエラー率を算出す
るエラー検出器と、算出された前記エラー率と前記受信
データに対応するアプリケーションの目標エラー率との
比較結果に応じて、前記AD変換器のサンプリング周波
数もしくは前記復調器の動作周波数と前記デジタル信号
のビット幅との少なくとも一方を変更する制御回路とを
備えることを特徴とする無線受信機を提供するものであ
る。
【0014】ここで、当該無線受信機は移動体通信機で
あって、前記制御回路は、当該無線受信機を駆動する電
池の電圧レベルが所定の電圧レベルを検知して前記変更
を行うのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の無線受信機を詳細に説明す
る。
【0016】図1は、本発明の無線受信機の第1の実施
例のブロック構成概念図である。同図に示す無線受信機
10は、本発明を適用して、エラー率に応じてオーバー
サンプリングレート(サンプリング周波数)を変更する
もので、AD変換器12と、フィルタ16と、復調器1
8と、データバッファ20と、エラー検出器22と、制
御回路24aとを備えている。なお、図5に示す従来の
無線受信機44と同じ構成要件には同じ符号を付してあ
る。
【0017】まず、AD(アナログ・デジタル)変換器
12は、変調後に無線送信されるアナログ信号を、制御
回路24aから供給される所定のサンプリング周波数の
サンプリング信号26によってサンプリングし、対応す
る所定ビット幅のデジタル信号に変換する。AD変換器
12は、図示例では、無線送信されてくる2つの独立し
たアナログ信号I,Qをデジタル信号に変換する。AD
変換後のデジタル信号は次のフィルタ16に入力され
る。
【0018】続いて、フィルタ16は、例えばローパス
フィルタ等であって、AD変換後のデジタル信号からノ
イズ等の高周波成分を取り除く。図示例は、デジタルフ
ィルタの場合であって、制御回路24aから供給される
所定の動作周波数のクロック信号28に同期して動作す
る。フィルタ16を通過したデジタル信号は次の復調器
18に入力される。
【0019】復調器18は、変換後のデジタル信号を復
調して受信データを得る。例えば、CDMA方式の場合
であれば、復調器18は、変換後のデジタル信号を逆拡
散した後に、これを復調して受信データを得る。復調後
の受信データは次のデータバッファ20およびエラー検
出器22に入力される。続いて、データバッファ20
は、復調後の受信データを一時的に格納するためのバッ
ファである。
【0020】エラー検出器22は、復調後の受信データ
のエラー率を算出する。エラー率は後述するビットエラ
ー率でも、フレームエラー率でもよい。例えば、ビット
エラー率を算出するには、符号化されるデータの単位毎
にCRC(Cyclic Redundancy Check )符号列を付加し
て送信し、受信したCRC列と受信データから算出した
CRC列とを比較することによって容易に行うことがで
きる。算出されたエラー率は次の制御回路24aに入力
される。
【0021】最後に、制御回路24aは、本実施例の場
合、算出されたエラー率と受信データに対応するアプリ
ケーションの目標エラー率との比較結果に応じて、AD
変換器12に供給するサンプリング信号26のサンプリ
ング周波数、フィルタ16および復調器18に供給する
クロック信号28の動作周波数を変更する。なお、本発
明における目標エラー率は、例えば10-3というような
ポイントデータであってもよいし、ある程度の幅を持っ
ていても良い。
【0022】続いて、図2に、復調器の一実施例の構成
概念図を示す。同図に示す復調器18は、積分回路34
と、後段回路40とを備えている。積分回路34は、加
算器36と、レジスタ38とを備え、4倍のサンプリン
グレートのクロック信号CLK_SMPに同期して動作
する。一方、後段回路40は、積分回路34以降の復調
器18内の回路を概念的に示したもので、1倍のサンプ
リングレートのクロック信号CLKに同期して動作す
る。
【0023】加算器36には、復調器18への入力信号
INおよびレジスタ38からの出力信号が入力されてい
る。加算器36は、これらの入力信号INとレジスタ3
8の出力信号とを加算し、出力信号OUTとして出力す
る。加算器36の出力信号OUTは、レジスタ38およ
び後段回路40に入力される。レジスタ38は、クロッ
ク信号CLK_SMPに同期して加算器36の出力信号
を保持する。その結果、積分回路34は、入力信号IN
を累積加算する。
【0024】図示例の復調器18では、クロック信号C
LKの1クロックに対して、サンプリング信号でサンプ
リングされた4回分の入力信号INがクロック信号CL
K_SMPに同期して積分され、4回分の入力信号IN
を積分した結果が出力信号OUTとして出力され、後段
回路40に入力される。信号成分は4回分の入力信号I
Nがそのまま累積加算されるが、ノイズ成分は4回毎に
異なるため、その結果、SNRは2倍改善されることに
なる。
【0025】続いて、図3に、制御回路の一実施例の部
分構成概念図を示す。同図は、制御回路24aにおい
て、算出されたエラー率が受信データに対応するアプリ
ケーションの目標エラー率に等しくなるように、AD変
換器12に供給するサンプリング信号26のサンプリン
グ周波数、フィルタ16および復調器18に供給するク
ロック信号28の動作周波数を変更する機能をテーブル
ルックアップRAM42を用いて実現したものである。
【0026】テーブルルックアップRAM42はシステ
ムコントローラの制御によって動作し、図示例の場合、
その時点での複数フレームのエラー率の移動平均と、電
池レベルと、アプリケーションに依存した情報伝送速度
とを入力とし、これらの入力条件に対応して、目標のエ
ラー率となるように最適なビット幅制御信号と、オーバ
ーサンプリングレート信号とを出力する。なお、ビット
幅制御信号については後述する第2実施例において説明
する。
【0027】ここで、電池レベル(VCELL)とは、
携帯電話等の移動体受信機の電池の電圧レベルであり、
情報伝送速度(UPS)とは、各々のアプリケーション
に応じて設定されているものである。例えば、情報伝送
速度は、音声通話用15Kbps、パケット通信用38
4Kbpsなどがある。384Kbpsの場合は、フレ
ーム(10ms)当り3.84Kビットのデータが通信
される。ビットエラー率(BER)は、何フレームに何
回エラーが含まれているのかを算出したものである。
【0028】テーブルルックアップRAM42には、ア
プリケーションの情報伝送速度に応じて目標エラー率が
BERとして設定されている。例えば、情報伝送速度が
15Kbpsの場合は音声通信であり、目標エラー率
は、音声データで10-3程度、情報伝送速度が384K
bpsの場合はパケット通信であり、パケットデータで
10-6程度となる。電池レベルの基準値は例えば3.3
V程度である。電池レベルが基準値よりも小さい場合に
は、オーバーサンプリングレートを上げたり、ビット幅
を増やすような変更はしないのが好ましい。
【0029】従って、本実施例の場合、オーバーサンプ
リングレートを上げる条件としては、BER>10-3
VCELL>3.3V、UPS=15Kbpsであり、
オーバーサンプリングレートが上限以内の場合である。
逆に、オーバーサンプリングレートを下げる条件として
は、BER<10-3であり、オーバーサンプリングレー
トが下限以内の場合である。なお、これ以外の場合は現
状のオーバーサンプリングレートを維持する。
【0030】例えば、音声通信でビットエラー率が10
-3以下であれば、その目標エラー率である10-3程度ま
でエラー率を増大させても問題はないし、オーバーサン
プリングレートを4〜2倍程度まで下げることによって
消費電力を削減することができる。これとは逆に、目標
エラー率に対して、実際のエラー率が悪い場合、オーバ
ーサンプリングレートを8倍程度に上げることにより、
ノイズ成分を平均化することができ、SNRを向上させ
ることができる。
【0031】図示例の無線受信機10においては、ま
ず、AD変換器12によって、変調後に無線送信されて
くるアナログ信号I,Qが所定周波数のサンプリング信
号26でサンプリングされ、これに対応する固定ビット
幅のデジタル信号に各々変換される。変換後のデジタル
信号は、フィルタ16を通して高周波のノイズ成分が除
去された後、復調器18により復調されて受信データと
され、データバッファ20に一時的に格納される。
【0032】受信データはエラー検出器22にも入力さ
れ、そのエラー率が検出される。検出されたエラー率は
制御回路24aに入力され、制御回路24aによって、
エラー率と目標エラー率との比較結果に応じて、サンプ
リング信号26のサンプリング周波数や、クロック信号
28の動作周波数が変更される。以上のようにして、ア
プリケーションに応じて要求される伝送品質を、伝送路
の状態によらず、適切な最低限の消費電力で実現するこ
とができる。
【0033】本発明の第1実施例の無線受信機10は以
上のようなものである。次に、本発明の第2実施例の無
線受信機について説明する。
【0034】図4は、本発明の無線受信機の第2の実施
例のブロック構成概念図である。同図に示す無線受信機
30は、本発明を適用して、エラー率に応じてAD変換
後のデジタル信号のビット幅(ビット精度)を変更する
ものである。図4の無線受信機30は、図1の無線受信
機10と比較して、ビットリダクション回路14を備え
ている点と、制御回路24aの代わりに制御回路24b
を備えている点が異なる。これ以外の同一の構成要件に
は同じ符号を付してある。
【0035】まず、制御回路24bは、本実施例の場
合、算出されたエラー率と受信データに対応するアプリ
ケーションの目標エラー率との比較結果に応じて、AD
変換後のデジタル信号のビット幅を変更するためのビッ
ト幅制御信号32を出力する。なお、目標エラー率はポ
イントデータでもよいし、ある程度の幅を持っていても
良い。ビット幅制御信号32は、ビットリダクション回
路14、フィルタ16および復調器18に供給される。
【0036】ビットリダクション回路14は、図示例の
場合、AD変換器12とフィルタ16との間に配置され
ており、制御回路24bからのビット幅制御信号32の
制御により、AD変換後のデジタル信号の使用するビッ
ト幅を変更する。なお、このビットリダクション回路1
4によるデジタル信号の使用するビット幅の変更に応じ
て、これ以降のフィルタ16、復調器18等を含む回路
のビット幅も、制御回路24bから供給されるビット幅
制御信号に応じて個々に変更される。使用されないビッ
トは例えば0レベルに固定される。
【0037】図3の説明で既に述べたように、同じくア
プリケーションとして音声通信の場合であれば、デジタ
ル信号の使用ビット幅を1ビット増やす条件としては、
BER>10-3、VCELL>3.3V、UPS=15
Kbpsであり、ビット幅が上限以内の場合である。逆
に、ビット幅を1ビット減らす条件としては、BER<
10-3であり、ビット幅が下限以内の場合である。な
お、これ以外の場合は現状のビット幅を維持する。
【0038】図示例の無線受信機30においては、ま
ず、AD変換器12によって、変調後に無線送信されて
くるアナログ信号I,Qが固定周波数のサンプリング信
号26でサンプリングされ、これに対応する所定ビット
幅のデジタル信号に各々変換される。変換後のデジタル
信号は、フィルタ16を通して高周波のノイズ成分が除
去された後、復調器18により復調されて受信データと
され、データバッファ20に一時的に格納される。
【0039】受信データはエラー検出器22にも入力さ
れ、そのエラー率が検出される。検出されたエラー率は
制御回路24bに入力され、制御回路24bからのビッ
ト幅制御信号32に従って、ビットリダクション回路1
4により、エラー率と目標エラー率との比較結果に応じ
て、AD変換後のデジタル信号のビット幅が変更され
る。以上のようにして、アプリケーションに応じて要求
される伝送品質を、伝送路の状態によらず、適切な最低
限の消費電力で実現することができる。
【0040】なお、上記第1および第2実施例のよう
に、オーバーサンプリングレートおよびビット幅のいず
れか一方のみを変更するようにしてもよいし、あるい
は、両方を同時に変更するようにしてもよい。また、制
御回路としてテーブルルックアップRAMを使用して実
現する場合の一例を挙げて説明したが、これに限定され
ず、例えばシステムコントローラをプログラムすること
によってオーバーサンプリングレートやビット幅を変更
するようにしてもよい。
【0041】本発明の無線受信機は、基本的に以上のよ
うなものである。以上、本発明の無線受信機について詳
細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変
更をしてもよいのはもちろんである。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の無線
受信機は、受信データのエラー率を算出し、エラー率と
受信データに対応するアプリケーションの目標エラー率
との比較結果に応じて、AD変換器のサンプリング周波
数もしくは復調器の動作周波数とAD変換後のデジタル
信号の使用ビット幅との少なくとも一方を変更するよう
にしたものである。従って、本発明の無線受信機によれ
ば、エラー率が目標エラー率よりも低い場合には、AD
変換器のサンプリング周波数もしくは復調器の動作周波
数を下げたり、AD変換後のデジタル信号のビット幅を
減らしたりすることによって、通信品質を維持しながら
消費電力を削減することができる。また、本発明の無線
受信機によれば、エラー率が目標エラー率よりも高い場
合には、AD変換器のサンプリング周波数および復調器
の動作周波数を上げたり、AD変換後のデジタル信号の
ビット幅を増やしたりすることによって、通信品質を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の無線受信機の第1の実施例のブロッ
ク構成概念図である。
【図2】 復調器の一実施例の構成概念図である。
【図3】 制御回路の一実施例の部分構成概念図であ
る。
【図4】 本発明の無線受信機の第2の実施例のブロッ
ク構成概念図である。
【図5】 従来の無線受信機の一例のブロック構成概念
図である。
【符号の説明】
10,30,44 無線受信機 12 AD変換器 14 ビットリダクション回路 16 フィルタ 18 復調器 20 データバッファ 22 エラー検出器 24a,24b 制御回路 26 サンプリング信号 28 クロック信号 32 ビット幅制御信号 34 積分回路 36 加算器 38 レジスタ 40 後段回路 42 テーブルルックアップRAM 46 周波数発振器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号を所定周波数でサンプリング
    し、前記アナログ信号に対応する所定ビット幅のデジタ
    ル信号に変換するAD変換器と、変換後の前記デジタル
    信号を復調して受信データを得る復調器と、復調後の受
    信データのエラー率を算出するエラー検出器と、算出さ
    れた前記エラー率と前記受信データに対応するアプリケ
    ーションの目標エラー率との比較結果に応じて、前記A
    D変換器のサンプリング周波数もしくは前記復調器の動
    作周波数と前記デジタル信号のビット幅との少なくとも
    一方を変更する制御回路とを備えることを特徴とする無
    線受信機。
  2. 【請求項2】当該無線受信機は移動体通信機であって、 前記制御回路は、当該無線受信機を駆動する電池の電圧
    レベルが所定の電圧レベルを検知して前記変更を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の無線受信機。
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