JP2001256858A - 電気スイッチ - Google Patents

電気スイッチ

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JP2001256858A
JP2001256858A JP2000064855A JP2000064855A JP2001256858A JP 2001256858 A JP2001256858 A JP 2001256858A JP 2000064855 A JP2000064855 A JP 2000064855A JP 2000064855 A JP2000064855 A JP 2000064855A JP 2001256858 A JP2001256858 A JP 2001256858A
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JP
Japan
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switch
lock
electric switch
electric
state
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Application number
JP2000064855A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kato
裕一 加藤
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Satori Electric Co Ltd
Original Assignee
Satori Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラインダやカッタなどの電動工具に用いら
れる電気スイッチの操作部の形状を小形化しながらトリ
ガ操作のみでオフロックとオンロックができるようにし
た電動工具用の電気スイッチを提供するにある。 【解決手段】 ベース部材の一端側で戻しバネにより水
平方向に揺動可能に係合され、復帰バネの力に抗する係
合部材で保持されて、垂直方向の押圧によりスイッチを
開閉するスイッチ操作部を有する電気スイッチであっ
て、スイッチ操作部と協同してベース部材の他端側に配
設されたロック部材を回動させてスイッチをオンとして
オンロックを行うオンロック手段を具備するようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラインダやカッ
タなどの電動工具に用いられる電気スイッチに係り、特
に形状を小形化しながらトリガ操作のみでオフロックと
オンロックができるように改良した電動工具用の電気ス
イッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動工具用の電気スイッチの例と
しては、ドイツ特許明細書第3638952などに開示
されているが、この電気スイッチの構成の概要について
図19〜図22を用いて以下に説明する。
【0003】電気スイッチは、未押圧の通常の状態で
は、図19に示すように、スイッチカバー14の下面側
にはスイッチ機構1が配設され、このスイッチ機構1か
ら上方に突き出されたタベット2の上端部4が、軸5を
介して操作機構3に揺動自在に連接されている。
【0004】スイッチカバー14の上面側に配設された
操作機構3は、スイッチカバー14に固定された台架1
1に設けられた回転軸10を中心として回動し、操作機
構3の内壁に設けられたタップ17とスイッチカバー1
4に固定されたタップ18の間に介在する復帰バネ16
により、矢印15の方向に復帰バネ16の抵抗に抗して
押下可能なレバーとして構成されている。
【0005】さらに、操作機構3の上面は、押圧面とし
てルーフ状に形成され、回転軸10とは離れたルーフ面
22は操作機構3の基本位置では、スイッチカバー14
とほぼ並行に形成され、操作機構3の端部側には端部部
材24がこのルーフ面22とは連続して形成されている
が、その移行部は横から見て凹面状に湾曲形成されてい
る。
【0006】操作機構3の壁13に設けられた横スリッ
ト12は回転軸10に係合されているが、横スリット1
2の位置は、操作機構3の内部に張り出した中間壁21
とスイッチカバー14に固定されたタップ20との間に
介在している戻しバネ19により、横スリット12の右
端側に揺動された形として位置している。
【0007】スイッチカバー14に固定されたロック部
材26のフック状突起部28は、操作機構3に固定され
た当接部材27の、フック状突起部28とは逆向きの、
フック状突起部29と係合して、スイッチのオフ状態を
ロックするスイッチのオフロック装置25を構成してい
る。
【0008】ロック部材26は、回転軸10とは離れた
端部にスイッチカバー14の方向に下方に傾斜した戻し
斜面30が形成され、さらにこの戻し斜面30と係合す
るスチールボルト31が操作機構3に固定されている。
【0009】さらに、補助ロック部材33は、スイッチ
カバー14に固定されその先端部にフック状突起部35
が形成され、このフック状突起部35は当接部材27に
隣接して形成された当て木状の部材34と係合してスイ
ッチのオン状態をロックするスイッチのオンロック装置
32を形成している。
【0010】次に、以上のように構成された電気スイッ
チの動作について説明する。図19は基本位置を示して
おり、この状態から矢印6の方向にルーフ面22を押圧
すると、図20に示すように、フック状突起部29とフ
ック状突起部28とが係合し、これ以上押圧しても操作
機構3は下方に移動しないのでスイッチはオンせず、う
っかり操作機構3を押してスイッチがオンになることを
防止できるスイッチオフ・ロックが達成できる。
【0011】次に、スイッチをオンにするためには、図
21に示すように、操作機構3を矢印に示すように右
方に押してから更に矢印に示すように下方に押すと、
図20に示す状態から図21に示すスイッチオン状態に
移り、スチールボルト31がロック部材26の戻し斜面
30に回り込むので、押圧力の衰えによって操作機構3
が前の状態に戻り難くなるが、このときは同時にスイッ
チがオンとされている。
【0012】この後、図22に示すように、操作機構3
を矢印に示すように右方に引っ張ることにより、補助
ロック部材33のフック状突起部35と当接部材27の
部材34とが係合し、さらに復帰バネ16と戻しバネ1
9の復帰力により押圧されて、手で押圧し続けなくても
オン状態が維持できるスイッチのオンロック状態が達成
できる。
【0013】スイッチオン・ロック状態を解除するに
は、図22に示すオンロック状態から、さらに下方にル
ーフ面22を押圧するとフック状突起部35と部材34
との係合が外れて、復帰バネ16と戻しバネ19の力で
図19に示す基本位置の状態に戻る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような電気スイッチは、図22に示すように、操作機構
3のストロークを長くしようとすると、ロック部材26
の高さL2や、補助ロック部材33の高さL1が長くな
り、この結果、この部分を逃がすための空間を必要と
し、このためスイッチカバー14から端部部材24まで
の高さL3が長くなり、全体として寸法が大きくなり、
デザイン上の制約を受けるという問題がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための電気スイッチの構成として、ベース部材
の一端側で戻しバネにより水平方向に揺動可能に係合さ
れ、復帰バネの力に抗する係合部材で保持されて、垂直
方向の押圧によりスイッチを開閉するスイッチ操作部を
有する電気スイッチであって、前記スイッチ操作部と協
同して前記ベース部材の他端側に回動可能に配設された
ロック部材を回動させて前記スイッチをオンとしてオン
ロックを行うオンロック手段を具備するようにしたもの
である。
【0016】本発明は、ベース部材の他端側に回動可能
に配設されたロック部を持ち、スイッチ操作部がベース
部材の一端側で固定された固定ピンに戻しバネにより水
平方向に揺動可能に係合されているので、スイッチ操作
部を水平方向にスライドし、このロック部を回動させて
減少したストローク分だけスイッチ操作部の操作ストロ
ークに余裕ができて、スイッチ操作部の内部のスペース
を少なくすることができ、全体として形状を小形化しな
がらトリガ操作のみでオフロックとオンロックができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気スイッチ
の実施の形態について、その1形態を略示的に示した図
1〜図4を用いて説明する。なお、これらの図は電気ス
イッチを操作していない通常の状態を示している。
【0018】板状のベース部材40は、図1に示すよう
に、その下部側にはスイッチ本体部41が配設され、そ
の上部側には断面が略コ字状をなしトリガとして機能し
てルーフ状にベース部材40を覆うスイッチ操作部42
が配設されている。
【0019】スイッチ本体部41の中には、一端に可動
接点43Aを有する可動接片43Bが支点43Cを中心
として回動し、図示しない固定接点と可動接点43Aと
の間を電気的に開閉するスイッチ43が格納されてい
る。
【0020】また、スイッチ本体部41の中には、スイ
ッチ43をオン・オフする操作子44がベース部材40
を貫通して配設されているが、この操作子44のスライ
ド棒44Aの途中にシール部44Bが設けられ、このシ
ール部44Bはスライド棒44Aを囲むようにしてベー
ス部材40に固定されたシール部材40Aが延長されて
可動可能なようにシールしている。
【0021】ベース部材40の下部近傍でスライド棒4
4Aの右端には、アーム44Cがスライド棒44Aと一
体として伸延されており、このアーム44Cとスイッチ
本体部41のケース41Aとの間に挿入された復帰バネ
45により操作子44はスイッチ操作部42を上方に押
圧している。
【0022】さらに、この操作子44のスライド棒44
Aの左方には、スライド棒44Aと一体となって部材4
4Dに固定された押圧部材としてのオシボ44Eが配設
されており、このオシボ44Eが操作子44の上下運動
と一体となって可動接片43Bの上を押圧しながら摺動
し、スイッチ43を開閉する。
【0023】さらに、スイッチ本体部41の左方のエリ
ア41Bには、電動工具ハウジングとの嵌合部や、クラ
ンプを用いて固定された電源コードなどのスイッチ本体
の構造物が配設されており、図2に示すように、スイッ
チ本体部41の右方には端子41C、41Dなどが配設
されている。
【0024】スイッチ操作部42は、その左端近傍の側
面にベース部材40とほぼ同じ方向(水平方向)に長い
スリットとして固定溝46が穿設され、ベース部材40
に立設された板状の台架47に固定された固定ピン48
により固定溝46が左右に揺動可能に係合されている。
【0025】スイッチ操作部42の内部の台架47の右
側近傍には、スイッチ操作部42の上面から内部に張り
出した中間壁49が配設され、またベース部材40から
はスイッチ操作部42の内部側に張り出した固定壁50
が設けられている。
【0026】そして、これらの中間壁49と固定壁50
との間には戻しバネ51が間挿されており、この戻しバ
ネ51により中間壁49を左方に押圧して固定溝46を
右端に揺動しながらスイッチ操作部42を左方に押圧し
ている。
【0027】スイッチ操作部42の上面は、押圧面とし
てルーフ状に形成され、固定ピン48から右方に離れた
ルーフ面42Aは、スイッチ操作部42の基本位置で
は、ベース部材40とほぼ並行に形成されている。
【0028】スイッチ操作部42の図1に示す右端部側
には、端部部材42Bがこのルーフ面42Aとは連続し
て形成されているが、その移行部42Cはスイッチ操作
部42の横から見て凹面状に湾曲して形成されている。
【0029】さらに、端部部材42Bには板状のトリガ
ストッパ42Dがスイッチ操作部42の内側に垂直に張
り出すように一体に配設され、このトリガストッパ42
Dの底部中央はコ字形に切り欠かれた切欠部42Eが形
成されているが、図2に示すように、このトリガストッ
パ42Dは外部と遮断する側壁カバーとしての機能も有
している。
【0030】また、ルーフ面42Aの内部側で操作子4
4のスライド棒44Aが当接する位置の近傍には、後で
詳述するが、オンロックの際に操作子44のストローク
が移動するのを補正するためにスイッチ操作部42の内
部側に向けて突起部42Fが形成されている。
【0031】ベース部材40の右端側には、図1と図3
に示すように、ロック部材軸52Aが形成され左右に保
持部を有する支持部材52Bが配設され、この支持部材
52Bの両端部にはL字型の切欠部52D、52Eが形
成されている。
【0032】ロック部材54は、所定幅Wを有し断面が
略L字状をなすように形成され、このL字の角部が支持
部材52Bの左右の保持部に所定間隔をもってロック部
材軸52Aに回動可能なように軸着されている。
【0033】ロック部材54は、このL字の一辺の端部
に所定幅Wより幅広で端部が鈎状となった係止ブロック
54Aが一体に形成され、さらにこの係止ブロック54
Aの先端近傍の底面側には半円弧状のロック溝54Bが
形成されている。
【0034】また、ロック部材54のL字の他の一辺に
は、その長手方向に音叉状に形成された長孔であって、
その音叉の懐部において上方に若干広がったガイド溝5
4Cが形成されている。
【0035】スイッチ操作部42の側面壁42Gには、
ロック溝54Bと係合するロックピン55と、ガイド溝
54Cと係合するガイドピン56が側面壁42Gに対し
てそれぞれ立設されている。
【0036】スイッチ操作部42の側面壁42Gには、
図1と図4に示すように、トリガ溝57が平面溝の形で
形成されているが、このトリガ溝57の下側は階段状に
第1段部57A、第2段部57B、第3段部57Cとし
て形成され、第3段部57Cは下端側に開放されてい
る。
【0037】さらに、ストッパ58は、ベース部材40
に対して立設されているが、上面58Aと側面58Bは
それぞれほぼT字状の形状をなし、側面58Bの上部の
一端に形成された係合部58Cはトリガ溝57の第2段
57Bなどに係合する。
【0038】このように、係合部材59は、ストッパ5
8とトリガ溝57とで構成されているが、スイッチ操作
部42の動作に対応して、ストッパ58とトリガ溝57
との係合・離脱を行う。
【0039】そして、通常の状態では、ストッパ58の
係合部58Cは、トリガ溝57の第2段57Bと係合し
て、復帰バネ45によりスライド棒44Aが上方に押圧
されてスイッチ操作部42が上方へ移動するのを抑え
て、スイッチ操作部42を図1に示す基本位置に規制し
ている。
【0040】次に、以上のように構成された電気スイッ
チの動作について、図5から図15に示す動作説明図を
用いて説明する。
【0041】図5は操作の基本となる図1に対応する基
本位置における状態を示しており、この図5に示すスイ
ッチ操作部42の未操作の通常状態から、図6に示すよ
うに、先ず、スイッチ操作部42をベース部材40に対
してほぼ垂直方向の矢印cに示す方向に押し込む。
【0042】この状態では、矢印cに示す方向にスイッ
チ操作部42を押し込んでも、トリガストッパ42Dが
ロック部材54に当接して、操作子44を押し込むこと
ができないので、スイッチをオンにすることはできな
い。つまり、図6に示す状態は、スイッチがオフの状態
でロックされているオフロック状態にある。
【0043】次に、図6に示すオフロック状態から、図
7に示すように、矢印dに示す水平方向に戻しバネ51
の復帰力に抗してスイッチ操作部42を係合部材59を
構成するトリガ溝57の第1段部57Aと第2段部57
Bとの境目がストッパ58の係合部58Cに当たるまで
スライドさせる。
【0044】このスライドにより、トリガストッパ42
Dが右方に移動するので、スイッチ操作部42を押し込
める状態になり、オフロックを解除できる状態になる。
【0045】図7に示すオフロックを解除した状態か
ら、矢印eに示す下方向にスイッチ操作部42を押し込
んだ状態では、図8に示すように、スイッチ操作部42
に固定されているガイドピン56が下に移動する。
【0046】これに伴って、ガイドピン56と係合する
ガイド溝54Cが下に押し込まれるので、ロック部材軸
52Aを中心として、ロック部材54が矢印fの方向に
回動され、この結果、スイッチ操作部42を深く押し込
むことができ、スイッチをオン状態にすることができ
る。つまり、図8はスイッチオンの状態を示している。
【0047】図8に示すスイッチオンの状態から、図9
に示すように、戻しバネ51の復帰力に抗してスイッチ
操作部42を更に矢印gの方向にスライド操作すると、
スイッチはオン状態のままロック部材54に形成された
ロック溝54Bの下側にロックピン55が移動してく
る。
【0048】次に、図9に示すロック溝54Bの中にロ
ックピン55が移動した状態で、スイッチ操作部42に
対するg方向の力を維持した状態で矢印e方向の力を取
り除くと、図10に示すように、復帰バネ45の復帰力
により、スイッチ操作部42はh方向へ移動してロック
溝54Bにロックピン55が当たる。
【0049】この後、矢印g方向の力も取り除く、つま
り手を離すと、スイッチ操作部42は、図11に示すよ
うに、矢印i方向に若干移動して、ロック部材54のロ
ック溝54Bにロックピン55が引っかかって係合状態
となり、手を離してもスイッチがオン状態を維持しつづ
けるオンロック状態になる。
【0050】次は、図11に示すオンロック状態から、
図12に示すように、矢印J方向にスイッチ操作部42
を押し込むことにより、ロックピン55がロック部材5
4のロック溝54Bの下方に移動させられ、オンロック
の解除の準備がなされる。
【0051】この後は、戻しバネ51の復帰力により、
図13に示すように、矢印k方向に引き戻されて、ロッ
クピン55とロック部材54のロック溝54Bとの係合
が解かれて、オンロックの解除が行われる。
【0052】図13に示すオンロックの解除が行われた
状態で、スイッチ操作部42を押し込んでいる力を取り
除く、つまり手を離すと、復帰バネ45の復帰力で操作
子44がスイッチ操作部42を、図14に示すように、
矢印Lの方向へ押し上げられてスイッチがオフとなる。
【0053】このとき、スイッチ操作部42は、図4に
示すように、ストッパ58の係止部58Cに当たるま
で、矢印Lの方向へ押し上げられるにつれて、トリガ溝
57の第2段部57Bが上方に上昇して互いに係止され
て停止する。
【0054】この後、戻しバネ51の復帰力により、ス
イッチ操作部42の固定溝46まで、図15に示すよう
に、矢印mの方向にスイッチ操作部42が移動して当初
の図5に示す通常の状態に戻る。
【0055】次に、図1に記載されたルーフ面42Aの
内面に設けられた突起部42Fの機能について説明す
る。
【0056】図9に示すロック溝54Bの中にロックピ
ン55が移動した状態で、スイッチ操作部42に対する
g方向の力を維持した状態で矢印e方向の力を取り除
き、次に、矢印g方向の力も取り除く、つまり手を離す
と、スイッチ操作部42は、図11に示すように、矢印
i方向に若干移動してオンロック状態になる。
【0057】この場合に、図16に示すように、操作子
44が突起部42Fの上に乗り上げて矢印e方向の力を
取り除いた際に、操作子44が矢印e方向とは逆方向に
移動するので、操作子44のストロークが若干変動す
る。
【0058】突起部42Fが存在する場合は、図16に
示すように、ケース41Aとスライド棒44Aとの間隔
はL4であり、突起部42Fが存在しない場合は、図1
7に示すように、ケース41Aとスライド棒44Aとの
間隔がL5(L5>L4)に増加する。
【0059】このように、突起部42Fが存在しない場
合に間隔L5が大きくなるということは、図18に示す
ように、可動接片43Bをオシボ44Eが押して可動接
点43Aの接点圧を出している力Fの支点43Cからの
距離がL6(図18(A))からL7(図18(B))
に示すように短くなることを意味する。
【0060】このために、可動接点43Aの接点圧力が
減少して接触不安定になるので、これを回避すべく、図
16に示すように突起部42Fを設けてこの距離の減少
分を補正して適正な接点圧になるようにしている。
【0061】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る電
気スイッチによれば、ベース部材の他端側に回動可能に
配設されたロック部を持ち、スイッチ操作部がベース部
材の一端側で固定された固定ピンに戻しバネにより水平
方向に揺動可能に係合されているので、スイッチ操作部
を水平方向にスライドし、このロック部を回動させて減
少したストローク分だけスイッチ操作部の操作ストロー
クに余裕ができて、スイッチ操作部の内部のスペースを
少なくすることができ、全体として形状を小形化しなが
らトリガ操作のみでオフロックとオンロックができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気スイッチの実施の形態を示す
部分縦断面図である。
【図2】図1に示す電気スイッチの右側面を示す右側面
図である。
【図3】図1に示す電気スイッチのロック部材の近傍の
構成を示す部分斜視図であり、図3(A)はロック部材の
前面からみ斜視図、図3(B)はロック部材の背面からみ
斜視図である。
【図4】図1に示す電気スイッチの係合部材の近傍の構
成を示す部分斜視図である。
【図5】図1に示す電気スイッチのスイッチ操作部が通
常の位置にあるときの状態を示す説明図である。
【図6】図1に示す電気スイッチがオフロックのときの
状態を説明する説明図である。
【図7】図1に示す電気スイッチのスイッチ操作部をス
ライドしてオフロックを解除するときの動作を示す説明
図である。
【図8】図1に示す電気スイッチのオフロックを解除し
てスイッチをオンにするときの状態を説明する説明図で
ある。
【図9】図1に示す電気スイッチがオン状態でスイッチ
操作部をスライドしたときの状態を説明する説明図であ
る。
【図10】図1に示す電気スイッチがオン状態でスイッ
チ操作部をスライドした後に手の力を抜いたときの状態
を説明する説明図である。
【図11】図1に示す電気スイッチがオンロックの状態
を示す説明図である。
【図12】図1に示す電気スイッチのオンロックを解除
する準備動作を説明する説明図である。
【図13】図1に示す電気スイッチのオンロックが解除
された状態を説明する説明図である。
【図14】図1に示す電気スイッチのオンロックが解除
された後に手を離してスイッチをオフにする動作を説明
する説明図である。
【図15】図1に示す電気スイッチをオフにした後に図
5に示す通常状態に戻る動作を説明する説明図である。
【図16】図1に示す電気スイッチにおいて突起部を有
するときの状態を説明する説明図である。
【図17】図1に示す電気スイッチにおいて突起部を有
しないときの状態を説明する説明図である。
【図18】図1に示す電気スイッチにおいて突起部を有
するときのメリットを説明する説明図である。
【図19】従来の電気スイッチの概要を示す全体構成図
である。
【図20】図19に示す電気スイッチのオフロック状態
を示す説明図である。
【図21】図19に示す電気スイッチをオンにするため
の動作を説明する説明図である。
【図22】図19に示す電気スイッチのオンロック状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1;スイッチ機構、2;タベット、3;操作機構、4;
上端部、5;軸、10;回転軸、11;台架、12;横
スリット、13;壁、14;スイッチカバー、16;復
帰バネ、17;タップ、18;タップ、19;戻しバ
ネ、20;タップ、21;中間壁、22;ルーフ面、2
4;端部部材、25;オフロック装置、26;ロック部
材、27;当接部材、28;フック状突起部、29;フ
ック状突起部、30;戻し斜面、31;スチールボル
ト、32;オンロック装置、33;補助ロック部材、3
4;部材、35;フック状突起部、40;ベース部材、
40A;シール部材、41;スイッチ本体部、41A;
ケース、41B;エリア、41C;端子、41D;端
子、42;スイッチ操作部、42A;ルーフ面、42
B;端部部材、42C;移行部、42D;トリガストッ
パ、42E;切欠部、42F;突起部、42G;側面
壁、43;スイッチ、43A;可動接点、43B:可動
接片、44;操作子、44A;スライド棒、44B;シ
ール部、44C;アーム、44D;部材、44E;オシ
ボ、45;復帰バネ、46;固定溝、47;台架、4
8;固定ピン、49;中間壁、50;固定壁、51;戻
しバネ、52A;ロック部材軸、52B;支持部材、5
2D;切欠部、54;ロック部材、54A;係止ブロッ
ク、54B;ロック溝、54C;ガイド溝、55;ロッ
クピン、56;ガイドピン、57;トリガ溝、57A;
第1段部、57B;第2段部、57C;第3段部、5
8;ストッパ、58A;上面、58B;側面、58C;
係合部、59;係合部材。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材の一端側で戻しバネにより水
    平方向に揺動可能に係合され、復帰バネの力に抗する係
    合部材で保持されて、垂直方向の押圧によりスイッチを
    開閉するスイッチ操作部を有する電気スイッチであっ
    て、 前記スイッチ操作部と協同して前記ベース部材の他端側
    に配設されたロック部材を回動させて前記スイッチをオ
    ンとしてオンロックを行うオンロック手段を具備するこ
    とを特徴とする電気スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記ロック部材と前記スイッチ操作部と
    が協同してオフロックを行うオフロック手段を具備する
    請求項1に記載の電気スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記ロック部材は、略L字状に形成さ
    れ、このL字の一辺に形成されたロック溝と、他の一辺
    に長手方向に音叉状に形成されたガイド溝とを有し、前
    記L字の角部近傍が実質的に前記ベース部材に対して軸
    着された請求項1に記載の電気スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記係合部材は、前記ベース部材に固定
    されたストッパと、該ストッパと係合・離脱が可能であ
    って前記スイッチ操作部の側壁に形成されたトリガ溝と
    よりなる請求項1に記載の電気スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記オフロックは、前記スイッチ操作部
    の他端側でほぼ垂直方向に形成されたトリガストッパに
    前記ロック部材が当接してロックする請求項2に記載の
    電気スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記オフロックの解除は、前記係合部材
    の係合を解き、前記スイッチ操作部を水平方向にスライ
    ドさせて前記ロック部材の当接を外して行う請求項2に
    記載の電気スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記スイッチのオンは、前記オフロック
    を解除した状態で、前記スイッチ操作部の側壁に固定さ
    れたガイドピンにより前記ロック部材を回動させて前記
    スイッチ操作部を垂直方向に押圧して行う請求項2に記
    載の電気スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記オンロックは、スイッチのオン状態
    を維持しながら、前記スイッチ操作部を水平方向にスラ
    イドさせて前記ロック部材に形成されたロック溝に前記
    ロックピンを係合させてロックする請求項7に記載の電
    気スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記オンロックの解除は、オンロック状
    態で、前記スイッチ操作部の垂直方向への押圧により前
    記戻しバネと前記スイッチ操作部とが協同して行う請求
    項1に記載の電気スイッチ。
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