JP2010158755A - 電動工具のスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】電動工具のスイッチレバーをオン状態にロックするためのロックオン機構と、オフ状態にロックするためのロックオフ機構を備えたスイッチにおいて、従来ロックオフ機構を解除するための操作方向とロックオン状態に切り換えるための操作方向が同じであったので、使用者が意図しない場合にもロックオン状態になってしまう場合があった。本発明では、両機構の操作が明確に区別されて使用者の操作意志が確実に反映されるようにする。
【解決手段】1つのロック操作部材15について、ロックオフ機構を解除する操作方向と、ロックオン状態に切り換えるための操作方向を反対にすることにより、両操作が無意識のうちに連続してなされてしまうことを防止する。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば石材加工等に用いられる手持ち式ディスクグラインダの起動用のスイッチに関する。
例えば上記手持ち式のディスクグラインダは、駆動源としての電動モータを内装した本体部と、本体部の前部に組み付けられたギヤヘッドと、本体部の後部に組み付けられたハンドル部を備えている。
ギヤヘッドのギヤケースには、電動モータの回転出力を減速するための歯車列が内装されている。歯車列で減速された回転出力はスピンドルに出力される。このスピンドルに円形の砥石(ディスク)が装着される。
ハンドル部は、当該電動工具の使用者が片手で把持する部分で、その下部には、使用者が指先でオン位置とオフ位置に引き操作若しくはスライド操作するスイッチレバーが設けられている。使用者がハンドル部を把持したまま指先でスイッチレバーを例えば引き操作(ハンドル部を握り込む操作)してオン位置に移動させると電源回路がオンして本体部の電動モータが起動する。電動モータが起動すればその回転出力が駆動ヘッドを経てスピンドルに出力されて砥石が回転する。スイッチレバーの引き操作を解除すると、当該スイッチレバーは例えばばね付勢力によりオフ位置に戻されて電源回路が遮断されるため電動モータが停止する。
このようなスイッチレバーを備えるスイッチについては、スイッチレバーをオン位置にロックするロックオン機構と、スイッチレバーをオフ位置にロックするロックオフ機構が併設されたものが提供されている。ロックオン機構によれば、使用者がスイッチレバーを引き操作した状態に保持しなくとも当該スイッチレバーがオン位置に保持されて電動モータが起動状態にロックされるため、長時間に及ぶ作業を楽に行うことができる等当該電動工具の作業性(スイッチの使い勝手)を高めることができる。これに対してロックオフ機構によれば、スイッチレバーがオフ位置にロックされて使用者が引き操作してもオン位置に移動させることができないため、電動モータの不用意な起動が防止される。
このロックオン機構及びロックオフ機構を切り換え操作するためのロック操作部材としては、スイッチレバーそのものの動きを利用する構成のもの、あるいはスイッチレバーとは別に設けたレバーや押しボタンを用いる構成のものが提供されている。前者の構成に関する技術が例えば下記の特許文献1に開示され、後者の構成に関する技術が例えば下記の特許文献2に開示されている。
これら従来のスイッチによれば、ロックオン機構及びロックオフ機構の双方を備えることにより、電動工具の作業性及び当該スイッチの使い勝手を高めつつ、当該電動工具の不用意な起動(スイッチの不用意なオン操作)を防止することができる。
独国特許DE3638952C2号公報 特許第2977076号公報
しかしながら、ロックオン機構とロックオフ機構の双方を備えた従来のスイッチによれば、ロックオフ機構を解除する操作の操作方向とロックオン機構を有効にするための操作の操作方向がほぼ同じであったため、使用者によっては両操作が一連の操作として連続してなされやすい構成となっていた。
このため、ロックオフ機構によりスイッチレバーをオン位置へ移動操作できない状態(ロックオフ状態)を解除して当該電動工具を使用しようとする場合に、使用者はロックオフ状態のみを解除操作したつもりであってもロックオン機構までも操作されてスイッチレバーがオン位置にロックされてしまう場合があり、この場合には使用者が当該電動工具を停止させようとしてスイッチレバーの引き操作を止めても引き続き電動工具が起動状態に維持されてしまう。このように、従来はロックオフ状態を解除する操作と、ロックオン状態への切り換え操作との間に使用者の意志が明確に反映されにくい問題があった。
本発明は、係る従来の問題に鑑みてなされたもので、ロックオフ機構とロックオン機構の双方を備えるスイッチにおいて、ロックオフ状態を解除する操作とロックオン状態への切り換え操作について使用者の意志が明確に反映されるようにすることを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した構成のスイッチとした。
請求項1記載のスイッチによれば、ロックオン機構を有効にするための操作方向と、ロックオフ機構を解除するための操作方向が異なることから、使用者は、ロックオフ状態を解除する際にその操作方向と、ロックオン機構を有効にするための操作方向とを明確に区別して操作することができる。このため、ロックオフ状態(ロックオフ機構が機能している状態)を解除する操作に伴って無意識のうちにロックオン状態(ロックオン機構が機能している状態)に切り換わってしまうことはなく、当該ロック操作部材の操作について使用者の意志が明確に反映される。
請求項2記載のスイッチによれば、ロックオン状態に切り換える操作と、ロックオフ状態を解除する操作とでは、ロック操作部材の操作方向が相互に反対方向であるので、2つの操作が一連の操作として無意識のうちになされることがなく、これにより使用者の操作意志が明確に反映される。
請求項3記載のスイッチによれば、スイッチレバーとは別に設けた単一のロック操作部材を異なる方向に操作することにより、ロックオン機構を有効にし、逆にロックオフ機構を解除することができる。このことから、ロックオフ機構を解除するために単一のロック操作部材を操作した場合に同じ操作方向への操作量によってそのままロックオン機構が有効になることが防止されるため、当該ロック操作部材の操作について使用者の意志が明確に反映される。
請求項3記載の構成に代えて、スイッチレバーそのものを単一のロック操作部材として機能させることもできる。この場合、スイッチレバーはオン位置とオフ位置との間を移動操作可能(例えば上下に傾動操作可能)であるとともに、相互に異なる操作方向であるロックオン機構を有効にするための操作方向と、ロックオフ機構を解除する操作方向との間を移動操作可能(例えば前後にスライド操作可能)に設けられている。
上記の請求項1〜3記載の構成とは異なるが、ロックオン機構を有効にするための操作を行うロックオン操作部材と、ロックオフ機構を解除する操作を行うためのロックオフ操作部材を個別に設けて、両操作部材の操作方向が異なる構成とすることによっても、ロックオフ機構を解除する操作とロックオン機構を有効にする操作が一連の操作としてなされることが防止されることから使用者の操作意志を明確に反映させることができる。
例えば、スイッチレバーを操作することによりロックオフ状態が解除され、その後当該スイッチレバーとは別に設けたロックオン操作部材を操作することにより当該スイッチレバーをロックオン状態に切り換える構成とすることができる。このように、スイッチレバーとロックオン操作部材とロックオフ操作部材を相互に別部材として設ける構成とする他、例えばロックオフ操作部材の機能をスイッチレバーに併せ持たせることができ、これにより構成の簡略化を図りつつ同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るスイッチを備えた電動工具の全体側面図である。本図では、電動工具としてディスクグラインダが示されている。 第1実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を示している。 第1実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を解除してスイッチレバーをオン位置に傾動操作した状態を示している。 第1実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオン状態を示している。 第2実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を示している。 第2実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を解除してスイッチレバーをオン位置に傾動操作した状態を示している。 第2実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオン状態を示している。 第3実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を示している。 第3実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を解除して、スイッチレバーをオン位置に傾動操作した状態を示している。 図9の(X)−(X)線断面図であって、ロックオフ位置のロック操作部材と係合突部との位置関係を前側から見た図である。 第3実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオン状態を示している。 第4実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を示している。 第4実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を解除した状態を示している。スイッチレバーはオフ位置に位置している。 第4実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、スイッチレバーをオン位置に傾動操作した状態を示している。 第4実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオン状態を示している。 第5実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を示している。 第5実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、スイッチレバーをオン位置に傾動操作した状態を示している。 第5実施形態のスイッチを備えたハンドル部の縦断面図である。本図は、ロックオン状態を示している。 第6実施形態のスイッチの縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を示している。 図19の(20)−(20)線矢視図であって、スイッチレバーの平面図である。 図19の(21)−(21)線矢視図であって、ロック操作部材を前側から見た図である。 第6実施形態のスイッチの縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を解除した状態を示している。スイッチレバーはオフ位置に位置している。 図22の(23)−(23)線矢視図であって、スイッチレバーの平面図である。 第6実施形態のスイッチの縦断面図である。本図は、ロックオフ状態を解除してスイッチレバーをオン位置に傾動操作した状態を示している。 図24の(25)−(25)線矢視図であって、スイッチレバーの平面図である。 第6実施形態のスイッチの縦断面図である。本図は、ロックオン状態を示している。 図26の(27)−(27)線矢視図であって、スイッチレバーの平面図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図27に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るスイッチ10を備えた電動工具1を示している。この電動工具1は、手持ち式のディスクグラインダであって、工具本体部2とギヤヘッド3とハンドル部4を備えている。工具本体部2の前部にギヤヘッド3が結合され、後部にハンドル部4が取り付けられている。
工具本体部2には、電動モータ5が内装されている。電動モータ5の回転出力はギヤヘッド3に内装した歯車列6で減速された後スピンドル7に出力される。スピンドル7の先端に、円形の砥石8が装着されている。
ハンドル部4は、使用者が片手で把持し易い太さと長さを有するハンドルケース4aを主体とするもので、工具本体部2の後部から後方へ延びている。ハンドル部4の後端部に、電力供給用の電源コード9が引き込まれている。工具本体部2の電動モータ5は、この電源コード9で供給される電力を電源として起動する。
このハンドル部4の下面側に、第1実施形態のスイッチ10が設けられている。第1実施形態のスイッチ10の詳細が図2〜図4に示されている。このスイッチ10は、ハンドルケース4aの内部に固定したスイッチベース19と、このスイッチベース19に対して上下に傾動操作可能に支持されたスイッチレバー11と、このスイッチレバー11の操作によってオン、オフされるスイッチ本体12を備えている。
スイッチ本体12は、スイッチベース19とハンドルケース4aとの間に挟まれた状態に取り付けられて、ハンドルケース4aのほぼ中央に内装されている。このスイッチ本体12は、作動ノブ12aが上方へ押し込まれるとオンし、ばね付勢力によってこの作動ノブ12aが下方へ突き出されるとオフする。スイッチ本体12がオンすると電動モータ5を起動するための電源回路がオンする。スイッチ本体12がオフすると、電動モータ5が停止される。このスイッチ本体12及び電源回路については公知の技術であり、本実施形態において特に変更を要しない。
本実施形態は、このスイッチ本体12をオンオフさせるスイッチレバー11及びスイッチレバー11の動作を規制するロックオン機構とロックオフ機構に特徴を有している。以下、このスイッチレバー11とロックオン、ロックオフ機構について様々な実施形態を説明する。
スイッチレバー11は、概ねスイッチベース19の下方に沿って前後に延びる状態で支持されている。スイッチベース19の後部には、断面半円柱体形の支持突部19aが設けられている。この支持突部19aを介してスイッチレバー11が上下に傾動可能に支持されている。スイッチレバー11とスイッチベース19との間に圧縮ばね13が介装されている。この圧縮ばね13によってスイッチレバー11は下側のオフ位置側(矢印C方向とは反対側)へ傾動する方向に付勢されている。
使用者がハンドル部4を握り込んでその指先でスイッチレバー11を圧縮ばね13に抗して上側のオン位置側へ向けて傾動操作すると、スイッチ本体12の作動ノブ12aが上方へ押し込まれて当該スイッチ本体12がオンする。スイッチ本体12がオンすると電動モータ5が起動する。使用者がスイッチレバー11から指先を離すと、当該スイッチレバー11が圧縮ばね13によって下側のオフ位置に戻される。スイッチレバー11がオフ位置に戻されると、スイッチ本体12の作動ノブ12aが下方へ突き出されて当該スイッチ本体12がオフする。スイッチ本体12がオフすると電動モータ5が停止する。
スイッチレバー11には、ロックオン機構とロックオフ機構が併設されている。ロックオン機構は、スイッチレバー11をオン位置にロックする機能を有し、ロックオフ機構は、スイッチレバー11をオフ位置にロックする機能を有している。両機構は、共通のロック操作部材15を備えている。
ロック操作部材15は、スイッチレバー11の前側に支持されている。このロック操作部材15の先端部15bはスイッチレバー11の下面に設けた窓部11bを経て下方へ突き出されている。このロック操作部材15は支軸部15aを介して前後に傾動操作可能に支持されている。このスイッチレバー15は、捩りばね16によって図2において反時計回り方向であってその先端部15bを後ろ側(ロックオフ位置側)に変位させる方向に付勢されている。ロック操作部材15の前面上部には、L字形の係合突部15cが一体に設けられている。
スイッチベース19の前部にはロックベース17が取り付けられている。このロックベース17は、スイッチレバー11の前部に沿って上下に長く延びる状態に固定されている。このロックベース17の前面下部には、規制突部17aが前方へ突き出す状態に設けられている。この規制突部17aは、スイッチレバー11の前部に設けた規制窓部11c内に進入している。この規制突部17aが規制窓部11c内において上下に相対的に変位可能な範囲で、スイッチレバー11が上下に傾動可能となっており、この規制突部17aによってスイッチレバー11の上下傾動範囲が規制されている。
また、このロックベース17の後面下部には、係合突部17bが一体に設けられている。この係合突部17bに向かって、当該ロックベース17の上部に取り付けたリーフスプリング18が延びている。
以上のように構成した第1実施形態のスイッチ10によれば、図2に示すように使用者がスイッチレバー11を何ら操作しない状態では、当該スイッチレバー11が圧縮ばね13の付勢力によって下側のオフ位置に位置する。スイッチレバー11がオフ位置に位置する状態では、ロック操作部材15が捩りばね16の付勢力によってその先端部15bを後ろ側へ変位させたロックオフ位置に保持される。
ロック操作部材15がロックオフ位置に位置する状態では、その係合突部15cが、ロックベース17の係合突部17bの下側に位置する。従って、このロックオフ位置では、係合突部15cの上方への変位がロックベース17の係合突部17bによって規制されるため、スイッチレバー11をオン位置側(図2中白抜き矢印C方向)へ傾動操作することができないロックオフ状態となる。このロックオフ状態によって、スイッチレバー11の不用意なオン操作が防止される。
スイッチレバー11のロックオフ状態を解除するためには、ロック操作部材15を捩りばね16に抗してその先端部15bを前側へ変位させる方向(白抜き矢印Aで示すロックオフ解除方向)へ傾動操作する必要がある。図3に示すようにロック操作部材15をロックオフ解除方向へ傾動操作すると、その係合突部15cがロックベース17の係合突部17bの下側から退避するため、スイッチレバー11を白抜き矢印Cで示すオン位置側へ傾動操作可能な状態となる。こうしてロック操作部材15を白抜き矢印Aで示すロックオフ解除方向へ傾動操作した状態を保持してスイッチレバー11を白抜き矢印Cで示す上方のオン位置へ傾動操作すると、作動ノブ12aが押し込まれてスイッチ本体12がオンし、従って電動モータ5が起動する。
ロック操作部材15のロックオフ解除方向への傾動操作を保持してスイッチレバー11をオフ位置からオン位置に向けて傾動操作すると、係合突部15cがロックベース17の係合突部17bの後方を通過して上方へ変位する。スイッチレバー11をオン位置に傾動操作した状態(オン状態)では、ロック操作部材15の係合突部15cがリーフスプリング17に摺接されている。このリーフスプリング18の付勢力は、捩りばね16の付勢力よりも大きくなっている。このため、この段階でロック操作部材15のロックオフ解除方向への傾動操作を止めても、当該ロック操作部材15はリーフスプリング18の付勢力によってロックオフ解除位置(図3に示す位置)に保持される。
使用者が指先による当該スイッチレバー11のオン位置側への傾動操作を止めると、スイッチレバー11は圧縮ばね13によって下方のオフ位置に戻される。スイッチレバー11が下方のオフ位置に戻されると、ロック操作部材15の係合突部15cがロックベース17の係合突部17bの後ろ側を通過する。ロック操作部材15は捩りばね16によってロックオフ側に付勢されているため、スイッチレバー11のオフ位置側への傾動に伴って係合突部15cが係合突部17bの後ろ側を通過すると、ロックオフ位置に戻される。前記したようにロック操作部材15がロックオフ位置に戻された状態では、スイッチレバー11のオン位置側(矢印C方向)への傾動操作が禁止された状態(ロックオフ機能)となる。
以上のロックオフ機能に加えて本実施形態のスイッチ10はロックオン機能を備えている。図3に示すように、ロック操作部材15を白抜き矢印Aで示すロックオフ解除位置に傾動操作した状態でスイッチレバー11を白抜き矢印Cで示すオン位置に傾動操作することによりスイッチ本体12をオンして電動モータ5を起動させることができる。その後、図4に示すようにロック操作部材15を白抜き矢印Bで示すロックオン位置側(その先端部15bを後ろ側へ変位させる方向)に傾動操作する。このロックオン操作により、使用者のロック操作部材15に対する傾動操作力と捩りばね16の付勢力がリーフスプリング18の付勢力に勝って、係合突部15cがリーフスプリング18を前側へ押しながら係合突部17bの上方に進入する。このため、ロック操作部材15をロックオン位置に保持したままスイッチレバー11のオン位置側への傾動操作を止めると、スイッチレバー11に対する圧縮ばね13の付勢力によって係合突部15cがロックベース17の係合突部17bに対して上側から押圧されるように係合される。ロックベース17の係合突部17bに対してロック操作部材15の係合突部15cが上側から係合されるため、スイッチレバー11のオフ位置側への傾動が規制される。スイッチレバー11のオフ位置側への傾動が規制されてオン位置に保持されるため、スイッチ本体12はオン状態に保持され、従って電動モータ5が起動状態にロックされる。スイッチレバー11がオン位置にロックされるため、使用者は当該スイッチレバー11を引き操作することなく電動モータ5を起動状態にロックすることができ、従ってハンドル部4を把持して楽に作業を行うことができる。
このロックオン状態から、使用者がスイッチレバー11を再度上方へ握り込み操作すると、ロック操作部材15の係合突部15cがロックベース17の係合突部17bに対して上方へ退避するため、係合突部15cがリーフスプリング18の付勢力により後ろ側へ押されて当該ロック操作部材15が捩りばね16に抗してその先端部15bを前側へ変位させる方向(図3において白抜き矢印A方向)に傾動する。こうしてロック操作部材15が図3に示す位置に戻されるため、使用者はスイッチレバー11の握り込み操作を解除すれば、当該スイッチレバー11が圧縮ばね13によって下方のオフ位置に戻されてスイッチ本体12がオフする。また、これに伴ってロック操作部材15が捩りばね16の付勢力によってその先端部15bを後ろ側へ変位させるロックオフ位置に戻されることによって、当該スイッチ10が初期状態であるロックオフ状態に戻される。
以上説明したように第1実施形態のスイッチ10によれば、ロック操作部材15を白抜き矢印Aで示すロックオフ解除方向へ傾動操作することにより、スイッチレバー11のロックオフ状態を解除することができる。また、スイッチレバー11をオン位置に保持した状態で、ロック操作部材15を矢印Bで示すロックオン方向へ傾動操作することによりスイッチレバー11をロックオン状態に切り換えることができる。このようにスイッチレバー11のロックオフ状態を解除するためのロック操作部材15の操作方向(白抜き矢印A)と、スイッチレバー11をロックオン状態に切り換えるためのロック操作部材15の操作方向(白抜き矢印B)とが反対方向になっている。このため、ロック操作部材15を白抜き矢印Aで示すロックオフ解除方向に傾動操作した場合に、そのまま同じ方向に傾動操作してしまうことによってロックオン状態になってしまうといった操作ミスをすることがなく、ロックオン状態に切り換えるためには当該ロック操作部材15を白抜き矢印Bで示す反対方向に傾動操作する必要があることから、使用者の操作意志が明確に反映されるようになっている。
以上説明した第1実施形態には種々変更を加えることができる。図5〜図7には第2実施形態のスイッチ20が示されている。第1実施形態と同様の構成及び部材については同位の符号を用いてその説明を省略する。第1実施形態ではロック操作部材15に設けた係合突部15cによってロックオフ機能とロックオン機能の双方が実現される構成となっていたが、第2実施形態では両機能が別の部材により達成される構成となっている。
スイッチレバー21は、第1実施形態と同様、スイッチベース19の後部に設けた支持突部19aを介して上側のオン位置と下側のオフ位置との間を上下に傾動操作可能な状態に支持されている。また、スイッチレバー21は、スイッチベース19との間に介装した圧縮ばね13によって下側のオフ位置に移動する方向に付勢されている。
スイッチレバー21の前部下面には、ロック操作部材22が支軸27を介して前後に傾動操作可能に支持されている。このロック操作部材22の先端部22aは、スイッチレバー21の前部に設けた窓部21bを経て下方へ突き出されている。このロック操作部材22は、捩りばね26によってその先端部22aを前側へ変位させる方向(図5において時計回り方向)に付勢されている。この点第1実施形態の捩りばね16とは付勢方向が逆になっている。
ロック操作部材22の上部には、係合アーム部22bが上方へ延びる状態に一体に設けられている。この係合アーム部22bの先端部にはL字形に屈曲した係合部22cが設けられている。係合アーム部22bの後ろ側には、スライダ23が配置されている。このスライダ23は、前後にスライド可能な状態でスイッチベース19に支持されている。このスライダ23の後ろ係合部23bと、スイッチベース19との間には圧縮ばね24が介装されている。この圧縮ばね24によってスライダ23は前側へ変位する方向に付勢されている。
圧縮ばね24の付勢力は、ロック操作部材22を図示時計回り方向に付勢する捩りばね26よりも大きな付勢力に設定されている。このため、ロック操作部材22の係合アーム部22bがこのスライダ23によって前側へ押されて、当該ロック操作部材22は捩りばね26に抗してその先端部22aを後ろ側へ変位させる方向(ロックオフ位置側)に付勢されている。
スライダ23の下方であってスイッチレバー21の内面には、係合突部21dが一体に設けられている。この係合突部21dは、上方へ延びる柱形に形成されている。この係合突部21dは、図5に示すようにスライダ23が前側へ移動した状態ではスライダ23の後ろ係合部23bの下方に位置する。
スイッチベース19の前部にはL字形に屈曲した係合突部25が設けられている。この係合突部25は、ロック操作部材22の上方に突き出している。
図5に示すように使用者がハンドル部4を把持してスイッチレバー21を何ら操作しない状態では、スイッチレバー21は圧縮ばね13により下側のオフ位置に位置する。スイッチレバー21がオフ位置に位置する状態で、ロック操作部材22を操作しない状態では、このロック操作部材22は係合アーム部22bがスライダ23によって前側へ押されることによってその先端部22aを後ろ側に位置させたロックオフ位置に保持されている。ロック操作部材23がロックオフ位置に位置する状態では、スライダ23の後ろ係合部23bの直下に係合突部21dが位置する状態となっている。後ろ係合部23bと係合突部21dとの間の隙間はごく僅かに設定されている。このため、スイッチレバー21の図中白抜き矢印Cで示すオン位置側への傾動操作が規制されたロックオフ状態となっている。
このロックオフ状態を解除するためには、ロック操作部材22を図6中白抜き矢印Aで示すロックオフ解除方向へ傾動操作する必要がある。ロック操作部材22をロックオフ解除方向へ傾動操作すると、その傾動操作力と捩りばね26の付勢力との合計が圧縮ばね24の付勢力に勝ってスライダ23が圧縮ばね24の付勢力に抗して後側に移動する。
スライダ23が後ろ側に移動すると、その後ろ係合部23bが係合突部21dの上方から後ろ側へ退避するため、スイッチレバー21を白抜き矢印Cで示すオン位置側へ傾動操作することができる。スイッチレバー21をオン位置へ傾動操作すると、スイッチ本体12の作動ノブ12aが当該スイッチレバー21によって押し込まれて当該スイッチ本体12がオンし、従って電動モータ5が起動する。図6に示すようにスイッチレバー21をオン位置へ傾動操作すると、その係合突部21dがスライダ23の後ろ係合部23bの前側に位置するため、当該スライダ23の前側への移動が規制された状態となる。
スイッチレバー21をオン位置へ傾動操作してロック操作部材22をロックオフ解除位置に位置させた状態では、使用者がスイッチレバー21のオン位置への傾動操作を止めると、当該スイッチレバー21は圧縮ばね13によって再びオフ位置に戻されてスイッチ本体12がオフし、従って電動モータ5が停止する。
これに対して図7に示すようにスイッチレバー21をオン位置へ傾動操作した状態でロック操作部材22を捩りばね26に抗して白抜き矢印Bで示すロックオン位置に傾動操作すると、その係合部22cがスイッチベース19側の係合突部25の上側へ変位する。このため、係合突部25に対して係合部22cが上側から係合されることにより、ロック操作部材22が図7に示すロックオン位置に保持されるとともに、スイッチレバー21のオフ位置側への傾動が規制されてオン位置にロックされる(ロックオン状態)。
このロックオン状態から、スイッチレバー21をさらに深く傾動操作すると、ロック操作部材22が捩りばね26によってロックオフ位置側に付勢されている結果、係合部22cの係合突部25に対する係合状態が解除され、従ってスイッチレバー21が圧縮ばね13によってオフ位置側に戻される。スイッチレバー21がオフ位置側に戻されると、後ろ係合部23bの前側から係合突部21dが退避するためスライダ23が圧縮ばね24によって前側へ移動する。
また、ロック操作部材22の係合部22cが係合突部25から外れるため、当該ロック操作部材22がその先端部22aを前側へ変位させる方向(図において時計回り方向)に戻される。これとともに、ロック操作部材22の係合アーム部22bがスライダ23で前側に押されて当該ロック操作部材22が図5に示すロックオフ位置に戻され、従ってスイッチレバー21がオフ位置にロックされる。
以上のように構成した第2実施形態のスイッチ20によっても、ロック操作部材22のロックオフ解除方向(矢印A方向)と、ロックオン状態に切り換えるための操作方向(矢印B方向)が反対になっている。このため、ロック操作部材22を矢印Aで示すロックオフ解除方向に傾動操作した場合に、そのまま同じ方向に傾動操作してしまうことによってロックオン状態になってしまうといった操作ミスをすることがなく、ロックオン状態に切り換えるためには当該ロック操作部材22を矢印Bで示す反対方向に傾動操作する必要があることから、使用者の操作意志が明確に反映されるようになっている。
次に、図8〜図11には、第3実施形態のスイッチ30が示されている。変更を要しない構成及び部材については同位の符号を用いてその説明を省略する。第3実施形態のスイッチ30は、第1実施形態のスイッチ10と同様、1つのロック操作部材32によってロックオフ状態の解除操作とロックオン状態への切り換え操作を行う構成となっている。
ロック操作部材32は、支軸33を介してスイッチレバー31の前部に支持されている。このロック操作部材32は、支軸33を中心にして前後傾動操作可能に支持されている。このロック操作部材32は、その前部とスイッチレバー31のばね受け部31aとの間に介装した圧縮ばね35によってその先端部32dを後側(ロックオフ位置側)へ変位させる方向に付勢されている。
ロック操作部材32は、第1係合アーム32aと第2係合アーム32bを備えている。第1係合アーム32aは上方へ延びている。第1係合アーム32aの上部にはL字形に前側へ屈曲した係合部32cが設けられている。
第2係合アーム32bは、支軸33を介して前後に傾動可能に支持されている。この第2係合アーム32bは、捩りばね34によってその上部を前側へ変位させる方向に付勢されている。この第2係合アーム32bは、第1係合アーム32aの後ろ側に沿って上方へ延びる状態に配置されている。この第2係合アーム32bは、図8に示すように捩りばね34によって第1係合アーム32aの後ろ側に沿った位置に保持される。また、図11に示すように捩りばね34に抗してその上部を後ろ側へ変位させる方向(第1係合アーム32aから離間する方向)に傾動可能となっている。
図8に示すようにスイッチレバー31は引き操作しない状態では圧縮ばね13のばね付勢力によってオフ位置に保持され、ロック操作部材32は何ら操作しない状態では圧縮ばね35のばね付勢力によってロックオフ位置に保持される。ロック操作部材32がロックオフ位置に位置する状態では、第2係合アーム32bの上方に、スイッチベース19に一体に設けた2つの係合突部37,37が位置している。第2係合アーム32bと係合突部37,37との間の隙間は僅かに設定されている。このため、ロック操作部材32を何ら操作しない状態では、スイッチレバー31のオン位置側への操作が規制されたロックオフ状態となっている。
スイッチレバー31をオン位置側に引き操作するために、ロック操作部材32を図9において白抜き矢印Aで示すロックオフ解除方向へ傾動操作すると、第1係合アーム32aと第2係合アーム32bが一体でこれらの上部を後ろ側へ変位させる方向に傾動する。ロック操作部材32のロックオフ解除方向への傾動操作は、圧縮ばね35に抗してなされる。
ロック操作部材32をロックオフ解除方向へ傾動操作すると、第2係合アーム32bの先端部が係合突部37,37の後ろ側へ変位するため、スイッチレバー31をオン位置側へ傾動操作することができるようになる。こうしてスイッチレバー31をオン位置に傾動操作すると、第1実施形態と同様、作動ノブ12aが押し込まれることによりスイッチ本体12がオンして電動モータ5が起動する。
図10に示すように2つの係合突部37,37は、その幅方向(図10において左右方向)に一定の間隔を置いて下方へ突き出す二股形状に設けられている。前側の第1係合アーム32aの幅は、両係合突部37,37間の隙間に進入可能な小幅に形成されている。これに対して、後ろ側の第2係合アーム32bの幅は、両係合突部37,37に跨る大幅に形成されている。このため、図9に示すようにロック操作部材32をロックオフ解除方向へ傾動操作した状態でスイッチレバー31をオン位置側に傾動操作すると、第1係合アーム32aは両係合突部37,37間の隙間に進入して干渉しない。一方、ロックオフ解除状態でスイッチレバー31をオン位置に傾動操作すると、第2係合アーム32bの前面に両係合突部37,37が当接した状態となってその前側への傾動が規制された状態となる。第2係合アーム32bの前側への傾動が規制された状態であるため、図11に示すようにロック操作部材32の白抜き矢印B方向への傾動操作は捩りばね34の付勢力に抗してなされる。
図11に示すようにスイッチレバー31をオン位置に傾動操作した状態で、ロック操作部材32を捩りばね34の付勢力に抗して白抜き矢印B方向に傾動すると、第1係合アーム32aが前側へ傾動するため、その係合部32cがスイッチベース19に一体に設けた係合突起38に係合される。第1係合アーム32aの係合部32cが係合突起38に係合されることにより、ロック操作部材32が図11に示すロックオン位置にロックされ、従ってスイッチレバー31がオン位置にロックされる。
このロックオン状態で、スイッチレバー31をさらに深く握り込むと、係合突起38に対する第1係合アーム32aの係合状態が解除され、従ってロック操作部材32が捩りばね34の付勢力によって図9に示す位置に戻されることによりロックオン状態が解除される。従って、その後スイッチレバー31の引き込み操作を解除すれば、当該スイッチレバー31が圧縮ばね13の付勢力によってオフ位置に戻される。
以上説明したように、第3実施形態のスイッチ30によっても、ロック操作部材31の操作方向がロックオフ解除操作方向(矢印A方向)と、ロックオン切り換え操作方向(矢印B方向)が反対側となるため、使用者はロックオフ解除操作とロックオン切り換え操作とを明確に区別して操作することができ、従って使用者の操作意志が明確に反映されるスイッチ30とすることができる。
次に、図12〜図15には第4実施形態に係るスイッチ40が示されている。このスイッチ40は、スイッチベース19と、その後部に設けた支持突部19aを介してオフ位置とオン位置との間を上下に傾動操作可能に支持されたスイッチレバー41と、スイッチ本体12を備えている。このスイッチレバー41の前部にロック操作部材43が支軸44を介して前後に傾動操作可能に支持されている。このロック操作部材43は、捩りばね45によってその先端部43aを前側へ変位させる方向に付勢されている。ロック操作部材43には、ロックオンアーム43bが設けられている。一方、スイッチベース19の下面側には、矩形枠形のスライダ46が前後にスライド可能に支持されている。このスライダ46は、スイッチレバー41との間に介装した圧縮ばね48によって前側に付勢されている。
スライダ46の前枠部46aに対して、ロック操作部材43のロックオンアーム43bが捩りばね45の付勢力によって後ろ向きに押圧されている。一方、スライダ46は、圧縮ばね48によって前側に付勢されている。スライダ46に対するロックオンアーム43bの後ろ向きの押圧力(捩りばね45の付勢力)は、圧縮ばね48の後ろ側からの付勢力よりも小さく設定されている。このため、圧縮ばね48の付勢力から捩りばね45の付勢力を差し引いた付勢力に相当する付勢力がロック操作部材43に対して図示反時計回り方向の付勢力として作用する結果、当該ロック操作部材43は図12に示すロックオフ位置に保持されている。
スライダ46の下方であって、スイッチレバー41の内面には、第1突部47と第2突部49が上側へ突き出す状態で一体に形成されている。第1突部47は、スイッチ本体12の作動ノブ12aに対して僅かな隙間をおいて対向する位置まで延びている。第2突部49は第1突部47よりも低く形成されている。
スイッチレバー41がオフ位置に位置し、ロック操作部材43がロックオフ位置に保持された状態では、第2突部49の上方にスライダ46の後ろ枠部46bが位置するため、スイッチレバー41をオン位置側に傾動操作することができない。これがロックオフ状態に相当する。
図13に示すようにロック操作部材43をその先端部43aを前側へ変位させるロックオフ解除側(矢印A方向)へ傾動操作すると、その操作力がロックオンアーム43bを経てスライダ46に作用することにより当該スライダ46が圧縮ばね48に抗して後ろ側へ押される。スライダ46が後ろ側へ変位することにより、第2突部49の上方から後ろ枠部46bが後ろ側へ退避するため、スイッチレバー41をオン位置側に傾動操作可能な状態となる。図14に示すようにスイッチレバー41をオン位置に傾動操作すると、スイッチ本体12の作動ノブ12aが第1突部47で押されるため、スイッチ本体12がオンして電動モータ5が起動する。
スイッチレバー41をオン位置に傾動操作した状態では、ロック操作部材43の矢印A方向への傾動操作を解除しても当該ロック操作部材43が捩りばね45で付勢されており、かつスライダ46の後ろ枠部46bの前側に第2突部49が進入して当該スライダ46の前側への移動が規制されているため、ロックオフ解除状態は保持される。このロックオフ解除状態で、スイッチレバー41のオン操作を解除すると、当該スイッチレバー41が圧縮ばね13によってオフ位置に戻される。スイッチレバー41がオフ位置に戻されると、第2突部49がスライダ46の後ろ枠部46bに対して前側から下方へ退避するため、スライダ46が圧縮ばね48の付勢力によって前側へ戻される。
スライダ46が前側へ戻されることにより、第2突部49の上側に後ろ枠部46bが位置し、またロックオンアーム43bが前枠部46aで前側へ押されてロック操作部材43が捩りばね45に抗してロックオフ位置に戻される結果、スイッチレバー41が図14に示すロックオフ状態に戻される。
図13に示すようにスイッチレバー41をオン位置に傾動操作した状態で、ロック操作部材43を図15中白抜き矢印Bで示すロックオン切り換え側へ捩りばね45に抗して傾動操作すると、ロックオンアーム43bの先端に設けたL字形に屈曲した係合部43cが、スイッチベース19に一体に設けたL字形の係合部42に係合される。これにより、ロック操作部材43がロックオン位置に保持されて、スイッチレバー41はオン位置にロックされる。スイッチレバー41がオン位置にロックされることにより、スイッチ本体12がオン状態にロックされ、従って電動モータ5が起動状態にロックされる。
スイッチレバー41をさらに深く傾動操作すると、ロックオンアーム43bの係合部43cが係合部42から外れるため、ロック操作部材43が捩りばね45の付勢力によって図14に示す位置に戻される。係合部43cと係合部42との係合状態が解除されることによりスイッチレバー41のロックオン状態が解除される。従って、スイッチレバー41の傾動操作を解除すると、当該スイッチレバー41は圧縮ばね13によってオフ位置に戻される。
以上のように構成した第4実施形態のスイッチ40によっても、スイッチレバー41のロックオフ状態を解除するために行うロック操作部材43の操作方向(矢印A方向)と、スイッチレバー41をロックオン状態に切り換えるために行うロック操作部材43の操作方向(矢印B方向)とが反対になっている。このため、使用者は、当該ロック操作部材43の操作方向について、ロックオフ解除操作とロックオン切り換え操作とを明確に区別することができ、従来のようにロックオフ解除操作に連続してロックオン切り換え操作がなされてしまうことがなく、この点で使用者の操作意識が明確に反映されるようになっている。
次に、図16〜図18には、第5実施形態のスイッチ50が例示されている。スイッチ50のスイッチレバー51は、スイッチベース19の後部に設けた支持突部19aを介して上下に傾動操作可能に支持されている。スイッチベース19はハンドルケース4aに固定されている。スイッチ本体12は、スイッチベース19とハンドルケース4aとの間に挟まれた状態に保持されて当該ハンドルケース4aのほぼ中央に取り付けられている。
スイッチレバー51の前部にロック操作部材52が支持されている。第5実施形態に係るロック操作部材52は、2本の支軸53,54を介してスイッチレバー51に支持されている。前側の支軸53と後ろ側の支軸54のそれぞれの両端部は、当該ロック操作部材52の左右側部から突き出されている。両支軸53,54の左右に突き出した部分は、それぞれスイッチレバー51の左右側部に設けた左右のガイド溝部51a,51a内に進入している。この左右のガイド溝部51a,51aを介してロック操作部材52が前後方向に一定の範囲でスライド可能に支持されている。左右のガイド溝部51a,51aは、その前側が下側へL字形に屈曲している(前屈曲溝部51b)。
ロック操作部材52とスイッチレバー51の前部との間には圧縮ばね55が介装されている。この圧縮ばね55によってロック操作部材52は後ろ側(ロックオフ位置)へ変位する方向に付勢されている。図16に示すようにロック操作部材52がロックオフ位置に位置する状態では、前後の支軸53,54の双方がガイド溝部51a,51a内に位置している。圧縮ばね55に抗してロック操作部材52を前側へスライドさせると、前側の支軸53の両端部がガイド溝部51a,51aの前屈曲溝部51b内に進入可能となる。この状態では、ロック操作部材52は後ろ側の支軸54を介して図16において反時計回り方向(ロックオン切り換え方向)に傾動操作可能となる。
ロック操作部材52が圧縮ばね55によってロックオフ位置に位置する状態では、その上方に係合突部56が位置する。係合突部56は、下方へ突き出す状態でスイッチベース19に一体形成されている。ロック操作部材52の上部に係合突部56が突き当てられる結果、スイッチレバー51をオン位置側に傾動操作することができないロックオフ状態となる。
スイッチレバー51のロックオフ状態を解除するためには、ロック操作部材52をその先端部52bを把持して図17中白抜き矢印Aで示すロックオフ解除方向(前側)にスライドさせる。これによりロック操作部材52の上方から係合突部56が後ろ側へ相対的に退避するため、スイッチレバー51をオン位置へ傾動操作することができる。図17はスイッチレバー51をオン位置に傾動操作した状態を示している。スイッチレバー51がオン位置に傾動操作されるとスイッチ本体12がオンして電動モータ5が起動する。
使用者がスイッチレバー51のオン位置への傾動操作を解除すると、当該スイッチレバー51は圧縮ばね13の付勢力によって図16に示すオフ位置に戻される。
ロック操作部材52の上部には、L字形に屈曲した係合部52cが設けられている。図17に示すようにスイッチレバー51をオン位置に位置させた状態でロック操作部材52を図18中白抜き矢印Bで示すロックオン切り換え方向に傾動操作すると、係合部52cが、スイッチベース19に一体に設けた係合突起57に係合されてスイッチレバー51がオン位置にロックされる。スイッチレバー51がオン位置にロックされることにより、スイッチ本体12がオン状態に保持されて電動モータ5が起動状態にロックされる。
ロック操作部材52は、その前側の支軸53の両端部をそれぞれ前屈曲溝部51b内に進入させることによって、後ろ側の支軸54を中心にしてロックオン位置側(矢印B方向)に傾動操作される。また、係合部52cと係合突起57との係合状態は、圧縮ばね55の間接作用により保持される。
スイッチレバー51をさらに深く握り込み操作すると、係合部52cが係合突起57から外れてロックオン状態が解除される。こうしてロックオン状態が解除されると、ロック操作部材52が圧縮ばね55の付勢力により矢印Bとは反対側に戻されつつ後ろ側に変位して係合突部56に当接した状態となり、従ってスイッチレバー51をオフ位置に戻すことができる状態となる。
スイッチレバー51がオフ位置に戻されると、ロック操作部材52が圧縮ばね55の付勢力によって係合突部56の前側から下側に変位して、図16に示すロックオフ位置に戻される。
このように第5実施形態のスイッチ50によれば、スイッチレバー51のロックオフ状態を解除するためになされるロック操作部材52の操作方向(矢印A方向)と、スイッチレバー51をロックオン状態に切り換えるためになされるロック操作部材52の操作方向(矢印B方向)が反対になっている。このため、使用者は、当該ロック操作部材52の操作方向について、ロックオフ解除操作(矢印A方向)とロックオン状態への切り換え操作(矢印B方向)とを明確に区別することができ、従来のようにロックオフ解除操作に連続してロックオン切り換え操作がなされてしまうことがなく、この点で使用者の操作意識が明確に反映されるようになっている。
次に、図19〜図26には第6実施形態のスイッチ60が示されている。この第6実施形態のスイッチ60は、ハンドルケース4a内に取り付けたスイッチベース19とスイッチレバー61と、スイッチ本体12を備えている。スイッチ本体12は、前記各実施形態と同じくスイッチベース19とハンドルケース4aとの間に挟まれた状態に保持されて当該ハンドルケース4aのほぼ中央に取り付けられている。
スイッチレバー61は、支軸62を介してスイッチベース19の後部に上下に傾動操作可能な状態で支持されている。スイッチレバー61とスイッチベース19との間には圧縮ばね13が介装されている。この圧縮ばね13によってスイッチレバー61は下側のオフ位置に向けて付勢されている。
スイッチレバー61の前部にロック操作部材63が支持されている。このロック操作部材63は、スイッチレバー61の幅方向に移動可能に支持されている。このロック操作部材63は、小径部63aと大径部63bの段付き形状を有している。小径部63aは、スイッチレバー61の左側部から突き出されている。大径部63bは、スイッチレバー61の右側部から突き出されている。図21に示すようにロック操作部材63は、スイッチレバー61との間に介装した捩りばね64によって小径部63aを突き出す方向(図20において下向き、図21において右方向)に付勢されている。
ロック操作部材63の大径部63bには、逃がし部63cと係合部63dが設けられている。逃がし部63cは、大径部63bの後部側の一部が上下に欠落されたもので、軸方向(図20において上下方向)に一定の範囲で形成されている。この逃がし部63cの右端部に係合部63dが設けられている。この係合部63dは、大径部63bの後部側について上側の一部のみが欠落されて形成されている。
この逃がし部63c及び係合部63dに対して、スイッチベース19には、係合アーム65が設けられている。この係合アーム65は、スイッチベース19の下面から下方へ長く延びている。この係合アーム65の下側に逃がし部63cが位置する状態では、スイッチレバー61のオン位置側への傾動操作が許容される。これに対して、係合アーム65の下側に係合部63dが位置する状態では、係合アーム65が係合部63dに突き当てられるため、スイッチレバー61のオン位置側(図19において白抜き矢印C方向)への傾動操作が規制される。図20に示すように小径部63aがスイッチレバー61の左側部から突き出された状態では、係合アーム65の下側に係合部63dが位置してスイッチレバー61のオン位置側への傾動操作が規制される。このことから、図20に示すようにロック操作部材63の小径部63aがスイッチレバー61の左側部から突き出された状態が当該ロック操作部材63のロックオフ位置となる。従って、ロック操作部材63は上記捩りばね64によってロックオフ位置側に付勢されている(ロックオフ機構)。
これに対して図23に示すようにロック操作部材63の小径部63aを捩りばね64に抗して右側(図23中白抜き矢印A方向)へ押し込み操作し、これにより大径部63bがスイッチレバー61の右側部から突き出された状態とすると、係合アーム65の下側に逃がし部63cが位置する。この状態では、係合アーム65が相対的に逃がし部63c内を下方へ通過可能となるため、スイッチレバー61のオン位置側への傾動操作が許容されるロックオフ解除状態となる。このロックオフ解除状態で、図24に示すようにスイッチレバー61をオン位置側(矢印C方向)に傾動操作(指先で引き操作)することにより作動ノブ12aが押し込まれてスイッチ本体12がオンし、従って電動モータ5が起動する。
スイッチレバー61の内面であって、ロック操作部材63の小径部63a付近には、ストッパアーム67が設けられている。このストッパアーム67は、スイッチレバー61の左側内面から右側内面に向けて当該スイッチレバー61の幅方向(図20,23,25,27において上下方向)に延びている。このストッパアーム67の先端には、ストッパ爪部67aが一体に設けられている。ストッパ爪部67aは、ロック操作部材63側(後ろ側)に向かって張り出す状態に設けられている。
また、このストッパアーム67の前側には、規制アーム68が配置されている。この規制アーム68は、スイッチベース19の下面から下方へ長く延びる状態に一体に設けられている。このため上下に延びる規制アーム68に対して、左右方向に延びる上記ストッパアーム67は十字形に交差する状態に配置されている。ストッパアーム67のストッパ爪部67aに対向する部位であってロック操作部材63の大径部63bの側部には、平坦なストッパ面63fが形成されている。また、後述するようにスイッチレバー61をオン位置に引き操作すると、ストッパアーム67が上方へ変位して規制アーム68の後面に摺接される。この状態では、ストッパアーム67が規制アーム68の弾性力によって後ろ側へ押された状態となる。
このため、ロック操作部材63の小径部63aを押し込み操作することによりロックオフ状態を解除し、このロックオフ解除状態でスイッチレバー61をオン位置に傾動操作すると、図24及び図25に示すようにストッパアーム67のストッパ爪部67aが大径部63bのストッパ面63fに弾性的に押圧される。このストッパ爪部67aがストッパ面63fに押圧されることにより、ロック操作部材63が捩りばね64に抗してロックオフ解除位置に保持される。このように、ロック操作部材63を矢印A方向のロックオフ解除位置に押し込み操作してスイッチレバー61をオン位置に傾動操作した後には、このロック操作部材63がストッパ爪部67aによってロックオフ解除位置(図25に示す位置)に保持されることから、使用者はロック操作部材63の小径部63aから指先を離しておくことができる。
スイッチレバー61の引き操作を止めると、当該スイッチレバー61は圧縮ばね13によって下側のオフ位置に戻されてスイッチ本体12がオフし、従って電動モータ5が停止する。また、スイッチレバー61が下方のオフ位置に戻されると、ストッパアーム67が規制アーム68に対して下方へ離脱してその押し付け力が作用しない状態となるため当該ストッパアーム67の弾性力によってストッパ爪部67aが前方へ退避する。ストッパ爪部67aのストッパ面63fに対する押し付け状態が解除されるため、ロック操作部材63が捩りばね64の付勢力によってその小径部63a側をスイッチレバー61の左側部から突き出すロックオフ位置に戻される。このため、スイッチレバー61はオン位置側への傾動操作が規制されたロックオフ状態に復帰する。
次に、図25及び図26に示すようにスイッチレバー61をオン位置に傾動操作した状態で、ロック操作部材63の大径部63bを図27中白抜き矢印Bで示す方向に押し込み操作すると、スイッチレバー61がオン位置にロックされる(ロックオン状態)。このロックオン状態でロック操作部材63を逆に白抜き矢印D方向に押し込み操作すると、このロックオン状態が解除される。
スイッチベース19の前部には、ロックオンアーム66が設けられている。このロックオンアーム66は、下方へ長く延びてロック操作部材63の前側に至っている。このロックオンアーム66の下端部には、係合爪部66aが設けられている。この係合爪部66aは、ロック操作部材63側(後ろ側)に向かって張り出す状態に設けられている。これに対して、ロック操作部材63の大径部63bには、ロック凹部63eが設けられている。このロック凹部63eは、図26に示すようにロックオンアーム66の係合爪部66aが進入してロック操作部材63ひいてはスイッチレバー61の下方への変位を規制し得る大きさで形成されている。このロック凹部63eの左端部には、当該ロック操作部材63の移動に伴って係合爪部66aを相対的に離脱方向に変位させるための案内傾斜面63gが設けられている。
図24及び図25に示すようにロック操作部材63をロックオフ解除位置に位置させてスイッチレバー61をオン位置に位置させた状態では、ロックオンアーム66の係合爪部66aがロック操作部材63の大径部63bの周面に押し当てられた状態となる。係合爪部66aは、当該ロックオンアーム66の弾性力により大径部63bの周面に弾性的に押圧される。この段階では、係合爪部66aは、ロック凹部63e内に進入していない。
次に、図27に示すようにロック操作部材63の大径部63bを矢印B方向に押し込み操作すると、ロック凹部63eがロックオンアーム66の係合爪部66aの真後ろに変位する。これにより、係合爪部66aが当該ロックオンアーム66の弾性力によってロック凹部63e内に嵌り込む。こうしてロックオンアーム66の係合爪部66aが大径部63bのロック凹部63eに嵌り込むと、図26に示すようにロック操作部材63の大径部63bが係合爪部66aによって下方から受けられた状態となることにより、スイッチレバー61のオフ位置側への移動が規制されてロックオン状態となる。
このロックオン状態において、ロック操作部材63の小径部63aを捩りばね64に抗して白抜き矢印D方向に再度押し込み操作すると、ロックオン状態を解除することができる。ロック操作部材63が図27において上側へ変位すると、ロックオンアーム66の係合爪部66aが案内傾斜面63gに沿って相対的に移動するため、当該係合爪部66aがロック凹部63eから離脱する方向に移動する。小径部63aがスイッチレバー61の左側部から突き出さない位置まで押し込み操作されると、ロックオンアーム66がその弾性力に抗して前側へたわみつつ、係合爪部66aがロック凹部63eから完全に離脱して、再び図25に示すように大径部63bの周面に弾性的に押圧された状態となる。この状態では、ロック操作部材63ひいてはスイッチレバー61が下方へ変位可能な状態となって、ロックオン状態が解除された状態となる。
以上説明したように第6実施形態のスイッチ60によっても、ロック操作部材63を白抜き矢印Aで示すロックオフ解除方向へ押し込み操作することにより、スイッチレバー61のロックオフ状態を解除することができる。また、スイッチレバー61をオン位置に傾動操作した状態で、ロック操作部材63を矢印Bで示すロックオン方向へ押し込み操作することによりスイッチレバー61をロックオン状態に切り換えることができる。このようにスイッチレバー61のロックオフ状態を解除するためのロック操作部材63の操作方向(白抜き矢印A)と、スイッチレバー61をロックオン状態に切り換えるためのロック操作部材63の操作方向(白抜き矢印B)とが反対方向になっている。
このため、ロック操作部材63を白抜き矢印Aで示すロックオフ解除方向に移動操作した場合に、そのまま同じ方向に移動操作してしまうことによってロックオン状態になってしまうといった操作ミスをすることがなく、ロックオン状態に切り換えるためには当該ロック操作部材63を白抜き矢印Bで示す反対方向に移動操作する必要があることから、使用者の操作意志が明確に反映されるようになっている。
以上説明した各実施形態では、1つのロック操作部材について、ロックオフ状態を解除する操作方向と、ロックオン状態に切り換えるための操作方向を反対にした構成を例示したが、両操作を別々に設けたロック操作部材により個別に達成する構成としても同様の作用効果を得ることができる。例えば、ロックオフ状態を解除するためのロック操作部材としてスイッチレバーを流用し、ロックオン状態に切り換えるためのロック操作部材としてスイッチレバーとは別に設けた操作部材を用いる構成としてもよい。
また、電動工具としてディスクグラインダを例示したが、本発明に係るスイッチは、例えば穴明け加工用の電気ドライバや切断加工用の丸鋸盤等のその他の電動工具のスイッチとして広く適用することができる。
1…電動工具
2…工具本体部
4…ハンドル部、4a…ハンドルケース
5…電動モータ
8…砥石
10…スイッチ(第1実施形態)
11…スイッチレバー、11b…窓部、11c…規制窓部
12…スイッチ本体、12a…作動ノブ
15…ロック操作部材、15a…支軸部、15b…先端部、15c…係合突部
17…ロックベース、17a…規制突部、17b…係合突部
18…リーフスプリング
19…スイッチベース、19a…支持突部
20…スイッチ(第2実施形態)
21…スイッチレバー、21b…窓部、21d…係合突部
22…ロック操作部材、22a…先端部、22b…係合アーム部、22c…係合部
23…スライダ、23b…後ろ係合部
25…係合突部
30…スイッチ(第3実施形態)
31…スイッチレバー、31a…ばね受け部
32…ロック操作部材
32a…第1係合アーム、32b…第2係合アーム、32c…係合部
37…係合突部
38…係合突起
40…スイッチ
41…スイッチレバー
42…係合部
43…ロック操作部材
43a…先端部、43b…ロックオンアーム、43c…係合部
46…スライダ、46a…前枠部、46b…後ろ枠部
47…第1突部
49…第2突部
50…スイッチ(第5実施形態)
51…スイッチレバー、51a…ガイド溝部、51b…前屈曲溝部
52…ロック操作部材、52c…係合部
53…支軸(前側)
54…支軸(後ろ側)
60…スイッチ(第6実施形態)
61…スイッチレバー
63…ロック操作部材
63a…小径部、63b…大径部、63c…逃がし部、63d…係合部
63e…ロック凹部、63f…ストッパ面、63g…案内傾斜面
65…係合アーム
66…ロックオンアーム、66a…係合爪部
67…ストッパアーム、67a…ストッパ爪部
68…規制アーム

Claims (3)

  1. 電動工具を起動させるオン位置と停止させるオフ位置との間を移動操作可能なスイッチレバーと、該スイッチレバーを前記オン位置にロックするためのロックオン機構と、該スイッチレバーを前記オフ位置にロックするためのロックオフ機構を備えたスイッチであって、
    前記ロックオン機構を有効にするための操作と前記ロックオフ機構を解除するための操作を行う単一のロック操作部材を備え、該ロック操作部材の操作方向が前者の操作と後者の操作で相互に異なるスイッチ。
  2. 請求項1記載のスイッチであって、前記ロックオン機構を有効にするための操作方向と、前記ロックオフ機構を解除するための操作方向が相互に反対方向であるスイッチ。
  3. 請求項1記載のスイッチであって、前記単一のロック操作部材が前記スイッチレバーとは別に設けられた部材であるスイッチ。
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