JP2810015B2 - ロック付き刃形開閉器 - Google Patents
ロック付き刃形開閉器Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受け刃と可動刃の
開閉動作をロックする機構を備えたロック付き刃形開閉
器に関する。
開閉動作をロックする機構を備えたロック付き刃形開閉
器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられているロック付き刃形開
閉器は、構造的に全体形状が半円形状をなし、操作ハン
ドルを半円状に移動させることで開閉操作を行なうが、
この開閉操作の際に、操作ハンドルが半円状に移動する
ため、操作ハンドルを把持する指先を非直線的に移動さ
せなければならず、開閉操作の操作性が悪い。
閉器は、構造的に全体形状が半円形状をなし、操作ハン
ドルを半円状に移動させることで開閉操作を行なうが、
この開閉操作の際に、操作ハンドルが半円状に移動する
ため、操作ハンドルを把持する指先を非直線的に移動さ
せなければならず、開閉操作の操作性が悪い。
【0003】上記ロック付刃形開閉器において、操作ハ
ンドルによる開閉位置の外部からの確認は、操作ハンド
ルの開閉器本体に対する動作位置を確認することにより
行なっているが、ロック付き刃形開閉器の設置場所付近
の照明が不足したり、ロック付き刃形開閉器の位置と操
作員との間の距離が離れていたりすると、ロック付刃形
開閉器における操作ハンドルの動作位置を確実に確認す
ることができず、ロック付刃形開閉器の開閉動作位置を
誤認することがある。
ンドルによる開閉位置の外部からの確認は、操作ハンド
ルの開閉器本体に対する動作位置を確認することにより
行なっているが、ロック付き刃形開閉器の設置場所付近
の照明が不足したり、ロック付き刃形開閉器の位置と操
作員との間の距離が離れていたりすると、ロック付刃形
開閉器における操作ハンドルの動作位置を確実に確認す
ることができず、ロック付刃形開閉器の開閉動作位置を
誤認することがある。
【0004】開閉操作を容易に行ないかつ開閉動作状態
の確認を確実に行うために、ケーシングの上面に形成し
た案内溝にスライドノブを装着し、このスライドノブを
前後方向に往復移動することで開閉動作を行ない、スラ
イドノブの前後方向の移動に応じて、表示窓により開閉
動作状態を色分け表示することで開閉動作位置を確認す
るようにしたロック付き刃形開閉器は、たとえば、実開
平6−21128号公報に記載されている。
の確認を確実に行うために、ケーシングの上面に形成し
た案内溝にスライドノブを装着し、このスライドノブを
前後方向に往復移動することで開閉動作を行ない、スラ
イドノブの前後方向の移動に応じて、表示窓により開閉
動作状態を色分け表示することで開閉動作位置を確認す
るようにしたロック付き刃形開閉器は、たとえば、実開
平6−21128号公報に記載されている。
【0005】上記ロック付き刃形開閉器は、一対の可動
刃の外周部に可動刃と一体的に可動絶縁体を設け、この
可動絶縁体の前後2か所に凹部を形成し、スライドノブ
をケーシングの上面に前後方向に移動自在に配置し、ス
ライドノブの下端に軸支された連結棒を可動絶縁体に設
けたブッシュ部の孔に挿入し、スライドノブの前後方向
の移動により、可動刃が回動して開閉器の開閉を行なう
とともに、スライドノブの開位置および閉位置において
ばね付勢されたレバーに設けた突起を、可動絶縁体の凹
部に係合することで可動絶縁体および可動刃をその位置
にロックする構造をなしている。
刃の外周部に可動刃と一体的に可動絶縁体を設け、この
可動絶縁体の前後2か所に凹部を形成し、スライドノブ
をケーシングの上面に前後方向に移動自在に配置し、ス
ライドノブの下端に軸支された連結棒を可動絶縁体に設
けたブッシュ部の孔に挿入し、スライドノブの前後方向
の移動により、可動刃が回動して開閉器の開閉を行なう
とともに、スライドノブの開位置および閉位置において
ばね付勢されたレバーに設けた突起を、可動絶縁体の凹
部に係合することで可動絶縁体および可動刃をその位置
にロックする構造をなしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記ロック付き刃形開
閉器は、スライドノブと可動絶縁体との間に連結棒とブ
ッシュ部を配置し、可動刃のロック機構が、ばね付勢さ
れたレバーと可動絶縁体に設けた凹部で構成されるた
め、構成部品の点数が増加し、組み立て工程数が増え、
しかも、回動レバーの突起と可動絶縁体の凹部の位置合
わせに精密度が要求されるため、組み立て作業がめんど
うになるという問題点がある。本発明は上記した点に鑑
みてなされたもので、構成部品の点数を減らして、製造
工程の簡略化を図るとともに、組み立て作業を簡単にし
たロック付き刃形開閉器を提供することを目的とする。
閉器は、スライドノブと可動絶縁体との間に連結棒とブ
ッシュ部を配置し、可動刃のロック機構が、ばね付勢さ
れたレバーと可動絶縁体に設けた凹部で構成されるた
め、構成部品の点数が増加し、組み立て工程数が増え、
しかも、回動レバーの突起と可動絶縁体の凹部の位置合
わせに精密度が要求されるため、組み立て作業がめんど
うになるという問題点がある。本発明は上記した点に鑑
みてなされたもので、構成部品の点数を減らして、製造
工程の簡略化を図るとともに、組み立て作業を簡単にし
たロック付き刃形開閉器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のロック付き刃形
開閉器は、水平方向に移動自在のスライドノブの下端に
設けた軸を可動刃に固定された可動刃カバーに設けた長
孔に係合することで可動刃の開閉動作を行ない、スライ
ドノブの下端に設けた軸を、スライドノブの下側に配置
されたロック体の両端に設けた凹部に係合して可動刃の
ロックを行なうことで、構成部品の点数を減らして製造
工程の簡略化を図るとともに、スライドノブの軸とロッ
ク体に設けた凹部との位置合わせに伴なう組み立て作業
を容易にする。
開閉器は、水平方向に移動自在のスライドノブの下端に
設けた軸を可動刃に固定された可動刃カバーに設けた長
孔に係合することで可動刃の開閉動作を行ない、スライ
ドノブの下端に設けた軸を、スライドノブの下側に配置
されたロック体の両端に設けた凹部に係合して可動刃の
ロックを行なうことで、構成部品の点数を減らして製造
工程の簡略化を図るとともに、スライドノブの軸とロッ
ク体に設けた凹部との位置合わせに伴なう組み立て作業
を容易にする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明によるロック付き刃形
開閉器の刃形開閉部がオン動作位置を示す図であり、図
2は本発明によるロック付き刃形開閉器の刃形開閉部が
オフ動作位置を示す図である。
参照して説明する。図1は本発明によるロック付き刃形
開閉器の刃形開閉部がオン動作位置を示す図であり、図
2は本発明によるロック付き刃形開閉器の刃形開閉部が
オフ動作位置を示す図である。
【0009】図1および図2において、符号1はロック
付き刃形開閉器を示し、このロック付き刃形開閉器1
は、刃形開閉部2を備えた本体部3と、刃形開閉部2を
囲むように本体部3に取付けられたケーシング4と、刃
形開閉部を開閉動作するための作動装置5と、刃形開閉
部をオン位置またはオフ位置にロックするためのロック
装置6とから構成される。刃形開閉部2は、可動刃7と
固定受け刃8とを有し、可動刃7は、本体部3に突設さ
れた軸受部9に支軸10を介して回動自在に軸支され、
固定受け刃8は、本体部3の一側(図1で左側)に可動
刃7に受けるように対向配置されている。
付き刃形開閉器を示し、このロック付き刃形開閉器1
は、刃形開閉部2を備えた本体部3と、刃形開閉部2を
囲むように本体部3に取付けられたケーシング4と、刃
形開閉部を開閉動作するための作動装置5と、刃形開閉
部をオン位置またはオフ位置にロックするためのロック
装置6とから構成される。刃形開閉部2は、可動刃7と
固定受け刃8とを有し、可動刃7は、本体部3に突設さ
れた軸受部9に支軸10を介して回動自在に軸支され、
固定受け刃8は、本体部3の一側(図1で左側)に可動
刃7に受けるように対向配置されている。
【0010】上記可動刃7は、全体形状を略扇形とした
絶縁板11と、この絶縁板11の両側に設けられた一対
の可動刃部12,12(図3)と、一対の可動刃部1
2,12の外周辺部分を覆うように絶縁板10に固定さ
れた可動刃カバー13から形成される。可動刃カバー1
3には、半径方向外方に延びる延長部分14が一体に形
成され、この延長部分14に長手方向に延びる長孔15
が形成されている。固定受け刃8には、可動刃7に設け
た一対の可動刃部12,12を受ける固定刃部16,1
6(図3)が設けられている。
絶縁板11と、この絶縁板11の両側に設けられた一対
の可動刃部12,12(図3)と、一対の可動刃部1
2,12の外周辺部分を覆うように絶縁板10に固定さ
れた可動刃カバー13から形成される。可動刃カバー1
3には、半径方向外方に延びる延長部分14が一体に形
成され、この延長部分14に長手方向に延びる長孔15
が形成されている。固定受け刃8には、可動刃7に設け
た一対の可動刃部12,12を受ける固定刃部16,1
6(図3)が設けられている。
【0011】上記作動装置5は、図1に示すように、ケ
ーシング4に固定されたスライドベース17と、このス
ライドベース17の下側に配置されたスライドカバー1
8と、スライドベース17の上面にスライドベース17
の長手方向に摺動自在に配置されたスライドノブ19
と、このスライドノブ19の下方に延びる部分19aの
下端に設けられた軸部20とを有し、スライドノブ19
の上端部にスライドボタン19bが装着されている。ス
ライドノブ19の軸部20は、可動刃7に固定された可
動刃カバー13の延長部分14に設けた長孔15に係合
している。
ーシング4に固定されたスライドベース17と、このス
ライドベース17の下側に配置されたスライドカバー1
8と、スライドベース17の上面にスライドベース17
の長手方向に摺動自在に配置されたスライドノブ19
と、このスライドノブ19の下方に延びる部分19aの
下端に設けられた軸部20とを有し、スライドノブ19
の上端部にスライドボタン19bが装着されている。ス
ライドノブ19の軸部20は、可動刃7に固定された可
動刃カバー13の延長部分14に設けた長孔15に係合
している。
【0012】上記可動刃7の絶縁板11は、図3に示す
ように、本体部3に突設されたバリヤ体3aに摺動する
ように支持されている。バリヤ体3aは、一対の可動刃
部12,12および一対の固定刃部16,16を仕切る
ことで、可動刃7と固定受け刃8との接触に際してアー
ク短絡の発生を防ぐとともに、可動刃7の回動に際し
て、可動刃7と固定受け刃8が正しい位置で接触するよ
うに案内する。上記ロック装置6は、図1および図2に
示すように、両端にスライドノブ19の軸部20を受け
る凹部21,22を設けた上下方向に移動自在のロック
板23と、このロック板23を上方に押圧するばね手段
24,24と、スライドベース17の長手方向中央位置
に配置されたロック解除ボタン25とを有する。
ように、本体部3に突設されたバリヤ体3aに摺動する
ように支持されている。バリヤ体3aは、一対の可動刃
部12,12および一対の固定刃部16,16を仕切る
ことで、可動刃7と固定受け刃8との接触に際してアー
ク短絡の発生を防ぐとともに、可動刃7の回動に際し
て、可動刃7と固定受け刃8が正しい位置で接触するよ
うに案内する。上記ロック装置6は、図1および図2に
示すように、両端にスライドノブ19の軸部20を受け
る凹部21,22を設けた上下方向に移動自在のロック
板23と、このロック板23を上方に押圧するばね手段
24,24と、スライドベース17の長手方向中央位置
に配置されたロック解除ボタン25とを有する。
【0013】さらに、上記スライドベース17には開閉
表示機構27が付設されている。この開閉表示機構27
は、ロック板23の長手方向中心位置の両側に対称配置
された凹部28,28と、各凹部28に配置されたばね
手段29と、各凹部28に配置された表示片30,31
とから構成されている。
表示機構27が付設されている。この開閉表示機構27
は、ロック板23の長手方向中心位置の両側に対称配置
された凹部28,28と、各凹部28に配置されたばね
手段29と、各凹部28に配置された表示片30,31
とから構成されている。
【0014】表示片30および表示片31は、図4に示
すように、上端部が角形をなしている。表示片30には
オン表示ボタン30aが取付けられ、表示片31にはオ
フ表示ボタン31aが取付けられている。オン表示ボタ
ン30aには脚部30bが形成されている。オフ表示ボ
タン31aには脚部31bが形成されている。また、ス
ライドカバー18には矩形状の表示窓32およびこの表
示窓32に連なる細溝32a,32bが形成され、スラ
イドベース17には正方形の表示窓33,34が形成さ
れている。スライドベース17に設けた表示窓33,3
4は、下側に位置するロック板23に設けた凹部28,
28に対応している。スライドカバー18に設けた表示
窓32に連なる細溝32aに表示片30のオン表示ボタ
ン30aの脚部30bが係合し、スライドカバー18に
設けた表示窓32に連なる細溝32bに表示片31のオ
フ表示ボタン31aの脚部31bが係合する。
すように、上端部が角形をなしている。表示片30には
オン表示ボタン30aが取付けられ、表示片31にはオ
フ表示ボタン31aが取付けられている。オン表示ボタ
ン30aには脚部30bが形成されている。オフ表示ボ
タン31aには脚部31bが形成されている。また、ス
ライドカバー18には矩形状の表示窓32およびこの表
示窓32に連なる細溝32a,32bが形成され、スラ
イドベース17には正方形の表示窓33,34が形成さ
れている。スライドベース17に設けた表示窓33,3
4は、下側に位置するロック板23に設けた凹部28,
28に対応している。スライドカバー18に設けた表示
窓32に連なる細溝32aに表示片30のオン表示ボタ
ン30aの脚部30bが係合し、スライドカバー18に
設けた表示窓32に連なる細溝32bに表示片31のオ
フ表示ボタン31aの脚部31bが係合する。
【0015】しかして、表示片30は、スライドカバー
18の摺動により、オン表示ボタン30aの脚部30b
がスライドカバー18の細溝32aに入った状態では、
上端部に設けた角形部によりばね手段29の力に抗して
ロック板23に設けた凹部28に退没させられる。同様
に、表示片31は、スライドカバー18の摺動により、
オン表示ボタン31aの脚部31bがスライドカバー1
8の細溝32bに入った状態では、上端部に設けた角形
部によりばね手段29の力に抗してロック板23に設け
た凹部28に退没させられる。
18の摺動により、オン表示ボタン30aの脚部30b
がスライドカバー18の細溝32aに入った状態では、
上端部に設けた角形部によりばね手段29の力に抗して
ロック板23に設けた凹部28に退没させられる。同様
に、表示片31は、スライドカバー18の摺動により、
オン表示ボタン31aの脚部31bがスライドカバー1
8の細溝32bに入った状態では、上端部に設けた角形
部によりばね手段29の力に抗してロック板23に設け
た凹部28に退没させられる。
【0016】すなわち、スライドカバー18が第1図に
示す左位置にあるとき、ロック板23の凹部28に配置
された表示片30は、スライドカバー18の細溝32a
から外れて表示窓32の位置にあり、ばね手段により上
方に突き出され、表示片30のオン表示ボタン30aが
スライドベース17に設けた表示窓33から露出する。
同様に、スライドカバー18が第2図に示す右位置にあ
るとき、ロック板23の凹部28に配置された表示片3
1は、スライドカバー18の細溝32bから外れて表示
窓32の位置にあり、ばね手段により上方に突き出さ
れ、表示片31のオフ表示ボタン31aがスライドベー
ス17に設けた表示窓34から露出する。
示す左位置にあるとき、ロック板23の凹部28に配置
された表示片30は、スライドカバー18の細溝32a
から外れて表示窓32の位置にあり、ばね手段により上
方に突き出され、表示片30のオン表示ボタン30aが
スライドベース17に設けた表示窓33から露出する。
同様に、スライドカバー18が第2図に示す右位置にあ
るとき、ロック板23の凹部28に配置された表示片3
1は、スライドカバー18の細溝32bから外れて表示
窓32の位置にあり、ばね手段により上方に突き出さ
れ、表示片31のオフ表示ボタン31aがスライドベー
ス17に設けた表示窓34から露出する。
【0017】さらに、スライドベース17の上面に移動
遮蔽板35が配置されている。この移動遮蔽板35は、
作動装置5がオン位置に移動した時、オン表示を見える
ようにするとともにオフ表示を隠し、作動装置5がオフ
位置に移動した時、オフ表示を見えるようにするととも
にオン表示を隠す。
遮蔽板35が配置されている。この移動遮蔽板35は、
作動装置5がオン位置に移動した時、オン表示を見える
ようにするとともにオフ表示を隠し、作動装置5がオフ
位置に移動した時、オフ表示を見えるようにするととも
にオン表示を隠す。
【0018】つぎに作用を説明する。刃形開閉部2を図
2に示すオフ動作位置から図1に示すオン動作位置にす
るには、ロック解除ボタン25を下方に押す。ロック解
除ボタン25を下方に押すと、このロック解除ボタン2
5に当接するロック板23が、ばね手段24,24の力
に抗して下方に押され、スライドノブ19の軸部20に
係合しているロック板23に設けた凹部21が、スライ
ドノブ19の軸部20より下側に位置し、スライドノブ
19の軸部20がロック板23に設けた凹部21から離
れる。これにより、スライドノブ19のロックが解除さ
れる。
2に示すオフ動作位置から図1に示すオン動作位置にす
るには、ロック解除ボタン25を下方に押す。ロック解
除ボタン25を下方に押すと、このロック解除ボタン2
5に当接するロック板23が、ばね手段24,24の力
に抗して下方に押され、スライドノブ19の軸部20に
係合しているロック板23に設けた凹部21が、スライ
ドノブ19の軸部20より下側に位置し、スライドノブ
19の軸部20がロック板23に設けた凹部21から離
れる。これにより、スライドノブ19のロックが解除さ
れる。
【0019】スライドノブ19のロックが解除される
と、スライドノブ19は、スライドベース17の長手方
向に摺動自在であるから、スライドノブ19のスライド
ボタン19bを手で持って、スライドノブ19をスライ
ドベース17に沿って図2で左方向に移動させると、ス
ライドノブ19の軸部20は、可動刃カバー13の延長
部分14に設けた長孔15に係合しているので、可動刃
カバー13に連結された可動刃7は、スライドノブ19
の摺動に応じて、軸受部9の支軸10を中心に反時計方
向に回動し、可動刃7の可動刃部12が固定受刃8の固
定刃部16に進入して挟圧され、可動刃7と受刃8が導
通してオン動作状態になる。
と、スライドノブ19は、スライドベース17の長手方
向に摺動自在であるから、スライドノブ19のスライド
ボタン19bを手で持って、スライドノブ19をスライ
ドベース17に沿って図2で左方向に移動させると、ス
ライドノブ19の軸部20は、可動刃カバー13の延長
部分14に設けた長孔15に係合しているので、可動刃
カバー13に連結された可動刃7は、スライドノブ19
の摺動に応じて、軸受部9の支軸10を中心に反時計方
向に回動し、可動刃7の可動刃部12が固定受刃8の固
定刃部16に進入して挟圧され、可動刃7と受刃8が導
通してオン動作状態になる。
【0020】スライドノブ19が図1で示す左端位置に
達すると、スライドノブ19の軸部20は、ばね手段2
4,24により上方に押圧されるロック板23にに設け
た凹部22に係合するので、スライドノブ19の動きは
ロックされ、刃形開閉部2はオン動作状態を維持する。
達すると、スライドノブ19の軸部20は、ばね手段2
4,24により上方に押圧されるロック板23にに設け
た凹部22に係合するので、スライドノブ19の動きは
ロックされ、刃形開閉部2はオン動作状態を維持する。
【0021】一方、スライドベース17に設けたスライ
ドカバー18は、スライドノブ19に連動して摺動する
ので、スライドカバー18は、スライドノブ19の摺動
に応じて、図1に示す左位置に置かれる。スライドカバ
ー18は、図1に示す左位置では、スライドカバー18
に設けた表示窓32が、下側に位置するロック板23の
表示片30を設けた凹部28および上側に位置するスラ
イドベース17の表示窓33に対応した位置にあり、表
示片30は、オン表示ボタン30aの脚部31bがスラ
イドカバー18の細溝32aから外れることで、表示窓
32の位置にあり、そのため、ロック板23の凹部28
に設けた表示片30は、ばね手段29により上方に押し
上げられ、表示片30に設けたオン表示ボタン30a
が、スライドカバー18に設けた表示窓32およびスラ
イドベース17の表示窓33を通して上方に押し上げら
れ、この表示片30に設けたオン表示片30aが外部に
露出する。移動遮蔽板35は、オン表示片30aを見え
るようにするとともにオフ表示片31aを隠し、これに
より、スライドベース17の表示窓33に刃形開閉部2
のオン動作が表示される。
ドカバー18は、スライドノブ19に連動して摺動する
ので、スライドカバー18は、スライドノブ19の摺動
に応じて、図1に示す左位置に置かれる。スライドカバ
ー18は、図1に示す左位置では、スライドカバー18
に設けた表示窓32が、下側に位置するロック板23の
表示片30を設けた凹部28および上側に位置するスラ
イドベース17の表示窓33に対応した位置にあり、表
示片30は、オン表示ボタン30aの脚部31bがスラ
イドカバー18の細溝32aから外れることで、表示窓
32の位置にあり、そのため、ロック板23の凹部28
に設けた表示片30は、ばね手段29により上方に押し
上げられ、表示片30に設けたオン表示ボタン30a
が、スライドカバー18に設けた表示窓32およびスラ
イドベース17の表示窓33を通して上方に押し上げら
れ、この表示片30に設けたオン表示片30aが外部に
露出する。移動遮蔽板35は、オン表示片30aを見え
るようにするとともにオフ表示片31aを隠し、これに
より、スライドベース17の表示窓33に刃形開閉部2
のオン動作が表示される。
【0022】ついで、刃形開閉部2を図1に示すオン動
作位置から図2に示すオフ動作位置にするには、ロック
解除ボタン25を下方に押すと、このロック解除ボタン
25に当接するロック板23が、ばね手段24,24の
力に抗して下方に押され、スライドノブ19の軸部20
に係合しているロック板23に設けた凹部22が、スラ
イドノブ19の軸部20より下側に位置し、スライドノ
ブ19の軸部20がロック板23に設けた凹部22から
離れる。これにより、スライドノブ19のロックが解除
される。
作位置から図2に示すオフ動作位置にするには、ロック
解除ボタン25を下方に押すと、このロック解除ボタン
25に当接するロック板23が、ばね手段24,24の
力に抗して下方に押され、スライドノブ19の軸部20
に係合しているロック板23に設けた凹部22が、スラ
イドノブ19の軸部20より下側に位置し、スライドノ
ブ19の軸部20がロック板23に設けた凹部22から
離れる。これにより、スライドノブ19のロックが解除
される。
【0023】スライドノブ19のロックが解除される
と、スライドノブ19は、スライドベース17の長手方
向に摺動自在であるから、スライドノブ19のスライド
ボタン19bを手で持って、スライドノブ19をスライ
ドベース17に沿って図1で右方向に移動させる。スラ
イドノブ19の軸部20は可動刃カバー13の延長部分
14に設けた長孔15に係合しているので、可動刃カバ
ー13に固定された可動刃7は、スライドノブ19の摺
動に応じて、軸受部9の支軸10を中心に時計方向に回
動し、可動刃7の可動刃部12が固定受刃8の固定刃部
16から離脱し、これにより、可動刃7と受刃8はオフ
動作状態になる。
と、スライドノブ19は、スライドベース17の長手方
向に摺動自在であるから、スライドノブ19のスライド
ボタン19bを手で持って、スライドノブ19をスライ
ドベース17に沿って図1で右方向に移動させる。スラ
イドノブ19の軸部20は可動刃カバー13の延長部分
14に設けた長孔15に係合しているので、可動刃カバ
ー13に固定された可動刃7は、スライドノブ19の摺
動に応じて、軸受部9の支軸10を中心に時計方向に回
動し、可動刃7の可動刃部12が固定受刃8の固定刃部
16から離脱し、これにより、可動刃7と受刃8はオフ
動作状態になる。
【0024】スライドノブ19が図2で示す右端位置に
達すると、スライドノブ19の軸部20は、ばね手段2
4,24により上方に押圧されるロック板23により、
ロック板23に設けた凹部21に係合し、スライドノブ
19がロックされる。
達すると、スライドノブ19の軸部20は、ばね手段2
4,24により上方に押圧されるロック板23により、
ロック板23に設けた凹部21に係合し、スライドノブ
19がロックされる。
【0025】スライドベース17に設けたスライドカバ
ー18は、スライドノブ19に連動して摺動するので、
スライドノブ19の摺動に応じて図2に示す右位置に摺
動する。スライドカバー18の右位置においては、スラ
イドカバー18に設けた表示窓32が、ロック板23の
表示片31を設けた凹部28およびスライドベース17
の表示窓34に対応した位置にあるので、ロック板23
の凹部28に設けた表示片31は、ばね手段29により
上方に押し上げられ、表示片31に設けたオフ表示ボタ
ン31aがスライドカバー18に設けた表示窓32およ
びスライドベース17の表示窓34を通して上方に押し
上げられ、この表示片31に設けたオフ表示片31aが
外部に露出する。移動遮蔽板35は、オフ表示片31a
を見えるようにするとともにオン表示片30aを隠す。
これにより、スライドベース17の表示窓34にオフ動
作が表示される。
ー18は、スライドノブ19に連動して摺動するので、
スライドノブ19の摺動に応じて図2に示す右位置に摺
動する。スライドカバー18の右位置においては、スラ
イドカバー18に設けた表示窓32が、ロック板23の
表示片31を設けた凹部28およびスライドベース17
の表示窓34に対応した位置にあるので、ロック板23
の凹部28に設けた表示片31は、ばね手段29により
上方に押し上げられ、表示片31に設けたオフ表示ボタ
ン31aがスライドカバー18に設けた表示窓32およ
びスライドベース17の表示窓34を通して上方に押し
上げられ、この表示片31に設けたオフ表示片31aが
外部に露出する。移動遮蔽板35は、オフ表示片31a
を見えるようにするとともにオン表示片30aを隠す。
これにより、スライドベース17の表示窓34にオフ動
作が表示される。
【0026】図5は本発明の他の実施の態様を示し、こ
の実施の態様においては、スライドカバー18の両端に
表示部36,37が設けられている。この表示部36,
37は、図6に示すように、ケーシング4の側面から外
側に突出することで、作動装置5のオン表示およびオフ
表示を行なう。この表示部36,37に別の色彩を施す
ことで、作業員によるオン表示およびオフ表示の確認が
容易になる。
の実施の態様においては、スライドカバー18の両端に
表示部36,37が設けられている。この表示部36,
37は、図6に示すように、ケーシング4の側面から外
側に突出することで、作動装置5のオン表示およびオフ
表示を行なう。この表示部36,37に別の色彩を施す
ことで、作業員によるオン表示およびオフ表示の確認が
容易になる。
【0027】以上述べたように本発明によれば、構成部
品の点数を減らして、製造工程の簡略化を図るととも
に、組み立て作業が簡単になる。
品の点数を減らして、製造工程の簡略化を図るととも
に、組み立て作業が簡単になる。
【図1】本発明によるロック付き刃形開閉器の刃形開閉
部がオン動作位置にある図。
部がオン動作位置にある図。
【図2】本発明によるロック付き刃形開閉器の刃形開閉
部がオフ動作位置にある図。
部がオフ動作位置にある図。
【図3】本発明によるロック付き刃形開閉器の断面図。
【図4】開閉表示機構の分解斜視図。
【図5】開閉表示機構の他の実施態様の分解斜視図。
【図6】図5の開閉表示機構を組み込んだロック付き刃
形開閉器を示す図。
形開閉器を示す図。
1 ロック付き刃形開閉器 2 刃形開閉部 4 ケーシング 5 作動装置 6 ロック装置 7 可動刃 8 固定受け刃 13 可動刃カバー 14 延長部分 15 長孔 17 スライドベース 18 スライドカバー 19 スライドノブ 20 軸部 21 凹部 22 凹部 23 ロック板 25 ロック解除ボタン 27 開閉表示機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田 所 和 重 神奈川県相模原市宮下1丁目1番12号 株式会社サンコーシヤ内 (72)発明者 木 村 勝 神奈川県相模原市宮下1丁目1番12号 株式会社サンコーシヤ内 (56)参考文献 実開 平6−21128(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 1/42 H01H 15/00 - 15/24
Claims (3)
- 【請求項1】ケーシングの内部に対向配置するように受
け刃と可動刃を設けた開閉器本体と、下端に軸を有しケ
ーシングに水平方向に移動自在に装着されたスライドノ
ブと、半径方向に延びる長孔を有しこの長孔にスライド
ノブの軸が係合するように可動刃に固定された可動刃カ
バーと、両端にスライドノブの軸が係合する凹部を有し
スライドノブの下側に上下方向に移動自在に配置された
ロック体と、このロック体を上下方向に動かしてロック
体の凹部にスライドノブの軸を係合または係脱させるロ
ック装置とを有するロック付き刃形開閉器。 - 【請求項2】可動刃を案内しかつ受け刃と可動刃のアー
ク短絡を防ぐバリヤ体を、開閉器本体に設けたことを特
徴とする請求項1に記載のロック付き刃形開閉器。 - 【請求項3】スライドノブの動きに応じて作動する開閉
表示機構を、ケーシングに設けたことを特徴とする請求
項1または2に記載のロック付き刃形開閉器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6326596A JP2810015B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | ロック付き刃形開閉器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6326596A JP2810015B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | ロック付き刃形開閉器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09259679A JPH09259679A (ja) | 1997-10-03 |
JP2810015B2 true JP2810015B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=13224292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6326596A Expired - Lifetime JP2810015B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | ロック付き刃形開閉器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2810015B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107680866A (zh) * | 2016-08-02 | 2018-02-09 | 天津中电华利电器科技集团有限公司 | 一种新型安全刀开关 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP6326596A patent/JP2810015B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107680866A (zh) * | 2016-08-02 | 2018-02-09 | 天津中电华利电器科技集团有限公司 | 一种新型安全刀开关 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09259679A (ja) | 1997-10-03 |
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