JP2001254777A - 免震台 - Google Patents

免震台

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JP2001254777A
JP2001254777A JP2000065984A JP2000065984A JP2001254777A JP 2001254777 A JP2001254777 A JP 2001254777A JP 2000065984 A JP2000065984 A JP 2000065984A JP 2000065984 A JP2000065984 A JP 2000065984A JP 2001254777 A JP2001254777 A JP 2001254777A
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JP
Japan
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curved
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Pending
Application number
JP2000065984A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Okubo
欣昭 大久保
Hideaki Harada
秀秋 原田
Hiroshi Ikeda
博 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成を簡単にしつつ、振動を低減する。 【解決手段】 リンク21,22の基端部は壁等に回転
自在に支持されており、その 先端部は、連結リンク2
4により連結されている。リンク24,25の基端部
は、リンク21,22の先端部に回動自在に支持されて
いる。リンク24,25の先端部には、軸受部材26,
27を介して板材28が支持されている。リンク21,
23の連結部には、バネ部材とダンパ部材とが配置され
ており、地震によりリンク21,22の基端部が大きく
振動しても、リンク24,25ひいては板材28に伝わ
る振動を低減する。このため、板材28に載置する美術
品等が転倒することがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美術品等が載置さ
れる免震台に関するものである。免震台とは、地震が発
生しても台上に載置した美術品等に伝わる振動を低減す
るものであり、本発明は、この免震台の構成を簡単にす
るように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】美術館や博物館では、壺等の美術品や仏
像等の文化財が台の上に載置して展示されている。この
ような美術館等では、地震が発生して美術品等が転倒す
ると、破損する被害を受ける恐れがある。そこで最近で
は、美術品等を載置する台として免震台が開発されてい
る。
【0003】ここで現在の免震台を図4を参照して説明
する。同図に示すように、下板1の上面には、2本の曲
線レール2,3が平行に固定配置されている。曲線レー
ル2の上面には、下に凸となっている2本の曲線面2
a,2bが直列に並んで形成されており、曲線レール3
の上面には、下に凸となっている2本の曲線面3a,3
bが直列に並んで形成されている。
【0004】ベアリングブロック4,5,6,7は、そ
れぞれ、曲線面2a,2b,3a,3bに沿いスライド
移動することができる。
【0005】上板8の下面には、2本の曲線レール9,
10が平行に固定配置されている。曲線レール9,10
は曲線レール2,3に対して直交している。曲線レール
9の下面には、上に凸となっている2本の曲線面9a,
9bが直列に並んで形成されており、曲線レール10の
下面には、上に凸となっている2本の曲線面10a,1
0bが直列に並んで形成されている。
【0006】曲線レール9は、曲線面9aがベアリング
ブロック6に対してスライドし、曲線面9bがベアリン
グブロック4に対してスライドすることにより、長手方
向にスライド移動することができる。また曲線レール1
0は、曲線面10aがベアリングブロック7に対してス
ライドし、曲線面10bがベアリングブロック5に対し
てスライドすることにより、長手方向にスライド移動す
ることができる。
【0007】このため、上板8は、下板1に対して水平
面内で前後・左右にスライド移動することができる。な
お上板8のスライド移動は、摩擦ダンパ11により減衰
される。更に、上板8が移動限界にまで移動した場合に
は、ベアリングブロック4,5,6,7が、下板1に固
定配置したオイルバッファ12,13,14,15に衝
突することにより、移動が規制される。
【0008】図4に示す免震台では、上板8の上面に美
術品等が載置される。地震が発生したときには、下板1
は地面と一緒に大きく振動するが、この振動は曲線レー
ル2,3,9,10とベアリングブロック4,5,6,
7による免振機構により減衰される結果、上板8の振動
が減衰され、美術品等の転倒を防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
従来の免震台では、ベアリングブロック4,5,6,7
や曲線レール2,3,9,10等の部材が必要であり、
複雑な構造となっていた。
【0010】本発明は、上記従来技術に鑑み、簡単な構
造でありながら、十分な免震機能を果たす免震台を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、基端部が固定部材に回転自在に支持された
第1のリンクと、基端部が固定部材に回転自在に支持さ
れた第2のリンクと、基端部が第1のリンクの先端部に
回動自在に支持された第3のリンクと、基端部が第2の
リンクの先端部に回動自在に支持された第4のリンク
と、第1のリンクと第2のリンクの先端部相互を連結す
る連結リンクと、第1のリンクと第3のリンクとでなす
角度が変化してもこの角度を予め決めた角度に復帰させ
るバネ力を発生するバネ部材と、第3及び第4のリンク
が第1及び第2のリンクに対して回動することを減衰さ
せる減衰部材と、第3および第4のリンクの先端部に回
動自在に支持された板材とを備えてなることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に
かかる免震台20を示す。同図に示すように、免震台2
0のリンク21は、その基端部が壁等の固定部に回転自
在に支持されている。またリンク22も、その基端部が
壁等の固定部に回転自在に支持されている。両リンク2
1,22の先端部は、連結リンク23により連結されて
いる。このため、リンク21〜23により平行リンク機
構が形成されている。
【0013】リンク21,22と固定部(壁等)の間に
は、コイルバネ21a,22aが介装されている。この
コイルバネ21a,22aは、上端がリンク21,22
に連結されており、下端が固定部に連結されており、リ
ンク21,22と固定部とでなす角度が、予め決めた角
度になっている場合にはバネ力を発揮せず、リンク2
1,22と固定部とでなす角度が、予め決めた角度から
変化した場合には、この角度を予め決めた角度に復帰さ
せるバネ力を発生する。
【0014】リンク24は、その基端部がリンク21の
先端部に回動自在に支持されており、リンク25は、そ
の基端部がリンク22の先端部に回動自在に支持されて
いる。そして、リンク24,25の先端部には、軸受部
材26,27により、板材28が回動自在に支持されて
いる。このため、リンク24,25及び板材28によ
り、もう1つの平行リンク機構が形成されている。
【0015】リンク21とリンク24との連結部分は、
図2に示すような構造となっている。即ち、図2に示す
ように、リンク21にはピン29が固定されており、リ
ンク23,24はピン29に対して回動できるようにな
っている。つまり、リンク23にピン29が貫通してお
り、リンク24は軸受30を介してピン29にて支持さ
れている。
【0016】リンク21とリンク24との間には、コイ
ルバネ31が介装されている。このコイルバネ31は、
上端がリンク24に連結されており、下端がリンク21
に連結されており、リンク21とリンク24とでなす角
度が、予め決めた角度になっている場合にはバネ力を発
揮せず、リンク21とリンク24とでなす角度が、予め
決めた角度から変化した場合には、この角度を予め決め
た角度に復帰させるバネ力を発生する。
【0017】リンク21に固定されたピン29とリンク
24との間にはダンパ32が配置されている。このダン
パ32では、ピン29に固定された受部材32aに同心
円状にリング状のダンパ片32bが形成されており、リ
ンク24に固定された蓋部材32c同心円状にリング状
のダンパ片32dが形成されている。そしてダンパ片3
2bとダンパ片32dとが交互に差し込まれる状態とな
っていると共に、受部材32a側に粘性液32eが貯溜
されている。
【0018】このダンパ32では、ダンパ片32b,3
2d間に粘性液32eが貯溜されているためダンピング
作用を果たす。このとき、ダンパ片32b,32d相互
の差し込み深さを変えることにより、ダンピング力を調
整することができる。
【0019】このような構成となっている免震台20で
は、板材28の上面に美術品等が載置される。地震が発
生した場合には、リンク21,22の基端部が地震に伴
い振動するが、この振動は、ダンパ32とコイルバネ3
1により減衰され、リンク24,25ひいては板材28
の振動は減衰される。このため、美術品等が転倒するこ
とを防止することができる。
【0020】なお図3に示すように、リンク21とリン
ク24との間に掛け渡して、バネ部材41とダンパ42
を配置するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ようよに本発明では、基端部が固定部材に回転自在に支
持された第1のリンクと、基端部が固定部材に回転自在
に支持された第2のリンクと、基端部が第1のリンクの
先端部に回動自在に支持された第3のリンクと、基端部
が第2のリンクの先端部に回動自在に支持された第4の
リンクと、第1のリンクと第2のリンクの先端部相互を
連結する連結リンクと、第1のリンクと第3のリンクと
でなす角度が変化してもこの角度を予め決めた角度に復
帰させるバネ力を発生するバネ部材と、第3及び第4の
リンクが第1及び第2のリンクに対して回動することを
減衰させる減衰部材と、第3および第4のリンクの先端
部に回動自在に支持された板材とを備えてなる構成とし
た。
【0022】かかる構成としたため、本発明では、地震
が発生しても板材に伝わる振動を低減して美術品等の転
倒を防止することができる。また本発明は、基本的には
リンク機構により形成することができるので、構成が簡
単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる免震台を示す斜視
図。
【図2】本発明の実施の形態にかかる免震台のバネ部材
及び減衰部材を示す構成図。
【図3】本発明の実施の形態にかかる免震台の変形例を
示す斜視図。
【図4】従来の免震台を示す斜視図。
【符号の説明】
1 下板 2,3 曲線レール 2a,2b,3a,3b 曲線面 4,5,6,7 ベアリングブロック 8 上板 9,10 曲線レール 9a,9b,10a,10b 曲線面 11 摩擦ダンパ 12,13,14,15 オイルバッファ 20 免震台 21,22,24,25 リンク 23 連結リンク 26,27 軸受部材 28 板材 29 ピン 30 軸受 31 コイルバネ 32 ダンパ 41 バネ部材 42 ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 博 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 Fターム(参考) 3J048 AA02 BC02 BE03 CB01 DA03 EA13

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部が固定部材に回動自在に支持され
    た第1のリンクと、基端部が固定部材に回動自在に支持
    された第2のリンクと、基端部が第1のリンクの先端部
    に回動自在に支持された第3のリンクと、基端部が第2
    のリンクの先端部に回動自在に支持された第4のリンク
    と、第1のリンクと第2のリンクの先端部相互を連結す
    る連結リンクと、第1のリンクと第3のリンクとでなす
    角度が変化してもこの角度を予め決めた角度に復帰させ
    るバネ力を発生するバネ部材と、第3及び第4のリンク
    が第1及び第2のリンクに対して回動することを減衰さ
    せる減衰部材と、第3および第4のリンクの先端部に回
    動自在に支持された板材とを備えてなることを特徴とす
    る免震台。
JP2000065984A 2000-03-10 2000-03-10 免震台 Pending JP2001254777A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038577A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Shimizu Corp 免震装置
JP2015190502A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社昭電 免震装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038577A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Shimizu Corp 免震装置
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