JP2001254711A - 家具等の継手部材 - Google Patents

家具等の継手部材

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JP2001254711A
JP2001254711A JP2000066344A JP2000066344A JP2001254711A JP 2001254711 A JP2001254711 A JP 2001254711A JP 2000066344 A JP2000066344 A JP 2000066344A JP 2000066344 A JP2000066344 A JP 2000066344A JP 2001254711 A JP2001254711 A JP 2001254711A
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pipe
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bolt
furniture
square hole
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Tsutomu Hashimoto
勤 橋本
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MARUZEN DENKI SANGYO KK
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MARUZEN DENKI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来主としてボルト・ナットの直接的なねじ
込みにより組み立てられるようにしていた家具等の継手
部材の構造を改良して、量産に適い、安価に製作でき
て、かつ、工具を要さずに組立、分解ができて、接触面
を疵つけ難くする。 【構成】 少なくとも円柱体1、フランジ部2、開口部
3、角形穴4および挿通孔5を具えた樹脂製の継手部材
Aであって、上記角形穴4に六角ボルト6、または六角
ナット7を埋設して、パイプPの端部に嵌着させるよう
にしたことを特長とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば板材の上
下にパイプ製の脚を取り付けるとか支柱を立設する場合
に、あるいは、パイプ同士を継ぎ足す場合などに用いら
れるようにした樹脂製の継手部材に関し、組立型の家具
等の部材を強固に、かつ、工具等を要さずに組み立てら
れるようにしたことを特長とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家具の脚等の継手は、脱着を可能
にして軸方向に備えたねじ込み、またはボルトナットと
かねじ釘等による締結手段の他、継手部を形成する嵌合
部の密着によって構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の継手構造に
よれば、ねじの形成、ねじ込み操作等に手数を要しコス
ト高になる欠点がある。また、嵌合のみの場合は、嵌め
込みに弛みを生じ易く結合が不確実になるおそれがあ
る。このようなことから本発明が解決しようとする課題
は、家具等の継手部材の単純化を図り、量産に適するよ
うに構成するとともに、工具等を要することなく簡単に
強固な部材の結合ができるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、樹脂を
素材とし、接続すべきパイプの内径にほぼ等しい外径を
具えて成形された円柱体の一方の端部に、フランジ部を
形成し、他方の端部に、適宜の内径と深さの開口部を形
成するとともに、開口部の底部中心に、六角ボルトの頭
部または六角ナットを密に埋設する適宜の深さの角形穴
を設け、該角形穴の底部に、上記ボルトの挿通孔を貫通
させてなる家具等の継手部材を提供するものである。
【0005】上記のように構成した本発明継手部材は、
継手を構成する部材に、共通の成形部品を用いて製作す
るので、量産に適しコストダウンができる。また、本発
明継手部材は、円柱体の側面に、接続すべきパイプの内
面に形成されているビート凸条を嵌合する縦溝を設け、
この縦溝と直径方向で対向する位置に、上記パイプの継
手部分の側面に設けたねじ孔と共通するねじ孔を設け
て、両ねじ孔に挿入される止めねじを介してパイプと継
手部材の嵌合位置を固定することにより、接続すべきパ
イプの継手部分と一体に強固に結合させることができ
る。
【0006】さらに本発明継手部材は、角形穴にボルト
とナットをそれぞれ埋設した2種の継手部材を形成し、
接続すべきパイプの端部にそれぞれ嵌着させた後、フラ
ンジ部を互いに向い合わせにして両部材のボルト・ナッ
トを螺合させることによって、部材間に弛みとかぐらつ
きのない強固な結合を形成させることができる。以上の
ようにして、本発明は前記の課題を解決したものであ
る。
【0007】
【実施例】図面に示す実施例は、本発明継手部材を棚板
付テーブルに使用する場合を示すもので、図1は、実施
例の一部切欠分解立面図、図2は、その組立状態を示す
一部切欠立面図、図3はボルト・ナットを埋設する前の
状態を示す継手部材Aの拡大斜視図である。
【0008】図において、1は、接続すべきパイプPの
内径にほぼ等しい外径を具えて成形された樹脂製の円柱
体、2は、径をパイプPの外径にほぼ等しくして円柱体
1の一方の端部に形成したフランジ部、3は、適宜の内
径と深さを具えて円柱体1の他方の端部に形成した開口
部、4は、開口部3の中心に設けた角形穴、5は、角形
穴4の底部に貫通させたボルトの挿通孔である。
【0009】図1、2に示すように、継手部材Aには、
角形穴4内にボルト6を埋設したものと、ナット7を埋
設したものとの2種があるが、同じ規格の六角ボルト
6、六角ナット7を用いることによって、樹脂の成形体
である継手部材Aを共通に使用することができる。な
お、角形穴4に密に嵌合して埋設される頭付六角ボルト
6、六角ナット7は、それぞれ嵌着後に開口部3側から
施した超音波ウエルダーまたは樹脂の接着により抜け止
めされ、継手部材Aと一体に固着している。
【0010】実施例に使用したパイプPは、内面の一側
にシームにより形成されたビート8を有するため、継手
部材Aの円柱体1の外側面にビート8を嵌合するための
縦溝9を設けることによって、パイプPと継手部材Aと
の嵌め合いを位置決めするようにしている。また、上記
縦溝9とビート8による嵌め合い位置に対応して、上記
縦溝9と直径方向で対向する円柱体1の外側面にねじ孔
10を設け、パイプPの端部の共通位置にねじ孔11を
設け、止めねじ12を螺入することによって、パイプP
と継手部材Aの嵌め合いを強固に回り止めしている。
【0011】上記のようにしてパイプPの端部に備えら
れた継手部材Aは、例えば図示のように、ボルトの挿通
孔13を具えた板材Bを挟んで、互いに向い合わせにし
たフランジ部2を板面に接しさせつつ、挿通孔13を貫
通させたボルト6の先端を他方の継手部材Aのナット7
に螺合し、緊締することによって板材Bの両面に脚また
は支柱となるパイプPを強固に取り付けることができ
る。
【0012】上記ボルト6とナット7のねじ締めは、パ
イプPを把持して回転させることにより簡単にできる。
したがって家具等に用いた場合の組立、分解にはドライ
バーとかレンチのような工具の使用が省ける。さらに、
板材Bの板面には樹脂製のフランジ部2を圧接させるこ
とになるので、素材のもつ弾性を利用した疵つき難い、
強固な締結ができる。
【0013】なお図中、14はテーブル脚部のキャップ
で、上面に挿通孔18を開口させて下面を開放した中空
の樹脂製キャップ本体15内に、より弾性に富む樹脂製
の筒16を密嵌した後、六角ナット17を圧入して抜け
止めした構造である。また、この実施例においては、図
示のように板材Bの両面にパイプPを締結した例を示し
ているが、フランジ部2同士を直接接触させてパイプP
を長さ方向に継ぎ足す場合にも用いることができる。
【0014】上記継手部材Aに具える円柱部1の長さ、
フランジ部2の幅と厚さ、角形穴4の深さは、本発明継
手部材を採用する部材の形態に応じ実用の範囲で適宜に
定めることができ、図示した実施例の態様に限定される
ものではなく、本発明の要旨にそって適宜に設計変更で
きる。更に、本発明に適用されるボルト・ナットは、六
角ボルト、六角ナットに限らず、四角形の頭部を有する
ボルト、四角形のナット等、角形のボルトナットを用い
る場合もあり、その場合は、角形穴の形状を合致するも
のとするとともに、本発明を角形頭付きボルト、角形ナ
ットと読み替えるものとする。
【0015】
【発明の効果】前記のように構成され、上記のように用
いられるようにした本発明継手部材は、一つの樹脂成形
体を直接の締結手段であるボルト・ナットの双方に適用
できるので、量産に適するとともに、安価に製作できて
利用し易い。また、本発明を用いた組立家具等は、樹脂
製継手部材のもつ柔軟性が脚部または支柱部の圧接部を
形成するので、疵つき難い一方で、強固な結合を保持す
る。また工具の使用を要さない組立、分解ができるなど
きわめて多くの優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例をその使用状態とともに示す一部
切欠分解立面図
【図2】図2は実施例の組立状態を示す一部切欠立面図
【図3】図3はボルト、ナットを嵌着する前の継手部材
を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
P パイプ A 継手部材 1 円柱体 2 フランジ部 3 開口部 4 角形穴 5 ボルトの挿通孔 6 六角ボルト 7 六角ナット 8 ビート 9 縦溝 10 ねじ孔 11 ねじ孔 12 止めねじ B 板材 13 挿通孔 14 キヤップ 15 キャップ本体 16 筒 17 六角ナット 18 挿通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂を素材とし、接続すべきパイプの内
    径にほぼ等しい外径を具えて成形された円柱体の一方の
    端部にフランジ部を形成し、他方の端部に、適宜の内径
    と深さの開口部を形成するとともに、開口部の底部中心
    に、六角ボルトの頭部または六角ナットを密に埋設する
    適宜の深さの角形穴を設け、該角形穴の底部に、上記ボ
    ルトの挿通孔を貫通させてなる家具等の継手部材。
  2. 【請求項2】 前記継手部材は、前記円柱体の側面に、
    接続すべきパイプの内面に形成されているビートを嵌合
    する縦溝を具え、この縦溝と直径方向で対向する他側面
    に、前記パイプの嵌合部分の側面に具えたねじ孔と共通
    するねじ孔を設け、両ねじ孔に挿入される止めねじを介
    してパイプと継手部材の嵌合位置を固定するように構成
    したことを特徴とする請求項1記載の家具等の継手部
    材。
  3. 【請求項3】 一方の前記継手部材には、前記角形穴に
    前記六角ボルトを密に埋設し、他方の前記継手部材に
    は、前記角形穴に前記六角ナットの頭部を密に埋設し、
    両継手部材にパイプの端部をそれぞれ固定するととも
    に、両継手部材のフランジ部を互いに向い合わせにした
    間に、ボルトの挿通孔を設けた板材を介在させ、上記ボ
    ルトとナットを緊締して、板材の両面にそれぞれフラン
    ジ部を密着させて上記パイプを継ぎ足すように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の家具等の継手部材。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5438920Y2 (ja) * 1974-12-20 1979-11-19
JPS55179211U (ja) * 1979-06-13 1980-12-23
JPS58187607A (ja) * 1982-04-24 1983-11-01 林 直治郎 継手
JPH0345227A (ja) * 1989-07-14 1991-02-26 Hasegawa Kagaku Kogyo Kk まな板
JPH11299546A (ja) * 1998-04-21 1999-11-02 Takashi Yagi 家具体組立装置およびその方法

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