JP3100117U - 管状部材の接続具 - Google Patents
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Abstract
【課題】確実にかつ簡単に接続し得る接続具の提供をする。
【解決手段】端部相互間を突き合わせて接続する一対のパイプの端部相互間に跨るように挿入して接続する接続具において、接続具本体1は管状部材2a,2bの内形に対応した外形にて軸方向に2分割した形状にダイキャスト鋳鉄にて形成し、かつ外周の軸心方向における複数箇所に硬質ゴム3を環状に装着し、更に前記複数箇所の硬質ゴム3相互間に、2分割面の相互間を離間する離間ネジ8を設ける。一方、前記離間ネジ8の位置に対応したパイプに穿設されて操作穴6を介して離間ネジ8を回転操作することにより弾性部材3を接続具本体1をパイプの内面に密着させて強固に接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】端部相互間を突き合わせて接続する一対のパイプの端部相互間に跨るように挿入して接続する接続具において、接続具本体1は管状部材2a,2bの内形に対応した外形にて軸方向に2分割した形状にダイキャスト鋳鉄にて形成し、かつ外周の軸心方向における複数箇所に硬質ゴム3を環状に装着し、更に前記複数箇所の硬質ゴム3相互間に、2分割面の相互間を離間する離間ネジ8を設ける。一方、前記離間ネジ8の位置に対応したパイプに穿設されて操作穴6を介して離間ネジ8を回転操作することにより弾性部材3を接続具本体1をパイプの内面に密着させて強固に接続する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、構造体のフレームを構成する管状部材の接続具に係り、管状部材の端部相互間に跨って装着して接続する接続具に関する。
従来の構造体のフレームを構成する管状部材の接続具は、図8に示す軸方向断面図及び図9に示す軸直角断面図に開示されように、方形又は円形の管状部材12a,12bの端部12c,12cを突合せ、両者に跨ってU字形に反り返った形状の2枚の締付鋼板11a,11bを互いに相反する方向に対向させて配置した接続具を装着して行う。この接合具は、接続すべき一対の管状部材12a,12bそれぞれの端部12c,12cから双方に跨るように装着し、締付ネジ13を回動させて、締付鋼板11a,11bの相互間を離間させる。これにより、締付鋼板11a,11bが管状部材12a,12bの内面を圧接して一体的に固定される構成のものである(例えば、特許文献1、2、3、4参照)。
図8において、14は接続具本体12a,12b側に設けられた締付ネジ穴13に対応した位置に穿設されている締付ネジ操作穴のキャップである。
図8において、14は接続具本体12a,12b側に設けられた締付ネジ穴13に対応した位置に穿設されている締付ネジ操作穴のキャップである。
しかしながら、上記各参照文献に示される接続具の構成は、いずれも複数枚の固定鋼板から構成されるものである。このため締付鋼板11a,11bの弾性力にて管状部材12a,12bの内面に圧接することにより、管状部材12a,12b同士を固定される方式であるので、締付鋼板11a,11bの内壁面を線状に押圧することになり、滑りが生じやすく接続状態が必ずしも確実なものではなかった。
よって本考案は上記従来の問題点に鑑みて考案されたものであり、確実にかつ簡単に接続し得る接続具の提供を目的とするものである。
本考案の接続具に係る請求項1は、端部を突き合わせて接続する一対の管状部材の端部相互間に跨って装着して両者を接続する接続具において、前記管状部材の内形面に対応した外形で軸方向に2分割に形成した一対の接続具本体と、該接続具本体の外周の軸心方向における複数箇所に装着する環状の弾性部材と、該弾性部材相互間に位置する前記接続具本体間の対応面の相互間を離間する固定ネジとから成り、前記管状部材の前記固定ネジに対応した位置に該固定ネジの操作穴を穿設し、該操作穴を介して該固定ネジを回転操作して、前記接続具本体を前記管状部材の内壁面に密着固定することを特徴とする。
請求項2は、2分割されている一対の接続具本体が、ダイキャスト鋳鉄から成ることを特徴とするものである。
請求項3は、前記弾性部材が、硬質ゴム材から成ることを特徴とするものである。
請求項3は、前記弾性部材が、硬質ゴム材から成ることを特徴とするものである。
本考案の接続具は、一対の管状部材の内部に挿入する接続具を、管状部材の内形に対応した外形にて軸方向に2つ割りの形状にてダイキャスト鋳鉄により形成したことにより、従来の接続具に比べて剛性が高く管状部材を接合できる。
また、管状部材の内面と接続具外周との間に硬質ゴム製の弾性部材を介在させたことにより、接続具の2分割面を離間する方向に締め上げたときに管状部材の内面に接続具が弾性部材を介して密着することにより、滑り止めされて確実に接続される。
更に、弾性部材を接続具本体の外周の軸心方向における複数箇所に装着したことにより、管状部材の内面の広範囲に接続具が弾性部材を介して密着する管状部材の接続がバランスよく行われる。
接続具本体をダイキャスト鋳鉄にて形成することにより剛性を強化し、管状部材の内面と接続具本体の外形との間に硬質ゴム製の弾性部材を介在させて管状部材の内面と接続具の外面との密着性を高めることにより、滑りがなく、バランス良く確実に接続ができる接続具を実現する。
図1から図5は本考案の実施例1に係り、図2は接続具本体の正面図、図3は同側面図、図4は図3のA−A線矢視断面図、図5は接続具の作動を示す図、図1は管状部材の接続状態を示す図、図6は図1のB−B線矢視断面図である。
本考案に係る接続具は、端部2dを突き合わせて接続する一対の管状部材(以下パイプ2という)の端部2d相互間に跨るようにパイプ2に装着して両者を接続するものである。
接続具は、図1に示すように、パイプ2の内形面に対応した外形で軸方向に2分割に形成した一対の接続具本体1a,1bと、この接続具本体1a,1bの外周の軸心方向における複数箇所に装着した環状の弾性部材3と、この弾性部材3相互間に位置する前記一対の接続具本体1a,1bの対応面の相互間を離間する離間ネジ8とから構成される。前記管状部材2a,2bには、固定ネジ8に対応した位置に離間ネジ8を操作する操作穴6が穿設されている。
接続具本体1は、本実施例では方形のパイプ2の内形に対応した方形の外形にて軸方向に2分割された形状にダイキャスト鋳鉄にて形成されている。そして接続具本体1には、図1及び図2に示すように、弾性部材であるゴムベルト3が軸心方向における左右に2箇所づつ環状に装着されいる。更に、一方の接続具本体1aにはゴムベルト3の相互間に分割した対応面2e,2eを離間する離間用ネジ穴4が設けられ、他方の接続具本体1bには離間ネジ8の先端部がネジ径より一段細く形成された無ネジ部8aの挿入凹部5が設けられている。
また、パイプ2には、図1に示すように、接続具本体1側に設けられた離間ネジ穴4に対応した位置に離間ネジ回動操作用の操作穴6が穿設されいる。この操作穴6には常時キャップ7が装着されている。これにより、見栄えがよくなる。
次に、上記構成の接続具1の作用について説明する。
本実施例における接続具1は、図2,3及び4に示すパイプ2の端部2d,2dを突合せる。このパイプ2の内形面に対応した外形で軸方向に2分割に形成した一対の接続具本体1a,1bを装着する。すなわち、図5に示すように、分割された一方の接続具本体1a側に離間ネジ8を螺合し、他方の本体1b側の凹部5に無ネジ部8aを嵌めてパイプ2a,2b内に挿入しうるように対応面2e,2eの間隔を調整する。この状態で、図1に示すように、装着された接続具本体1a,1bをパイプ2a,2bに穿設された操作穴6にドライバーを差し込んで離間ネジ8を回動して締め上げる。これにより2分割の対応面2e,2eが離間され、ゴムベルト3が圧縮されてパイプ2a,2bの内面に密着し、強固にかつ確実に固定される。
本実施例における接続具1は、図2,3及び4に示すパイプ2の端部2d,2dを突合せる。このパイプ2の内形面に対応した外形で軸方向に2分割に形成した一対の接続具本体1a,1bを装着する。すなわち、図5に示すように、分割された一方の接続具本体1a側に離間ネジ8を螺合し、他方の本体1b側の凹部5に無ネジ部8aを嵌めてパイプ2a,2b内に挿入しうるように対応面2e,2eの間隔を調整する。この状態で、図1に示すように、装着された接続具本体1a,1bをパイプ2a,2bに穿設された操作穴6にドライバーを差し込んで離間ネジ8を回動して締め上げる。これにより2分割の対応面2e,2eが離間され、ゴムベルト3が圧縮されてパイプ2a,2bの内面に密着し、強固にかつ確実に固定される。
最後にこの操作穴6にキャップ7が装着される。これにより、接合部の見栄えがよくなる。
図7は本考案の実施例2を示す接続状態を示す図である。
本実施例では前記実施例1においてパイプ2の端部2a,2bを直接に付き合わせて接続したことに替えて、図7に示すように、パイプ端部相互間にゴム等の柔軟性を有するリング9を介在させた例である。その他の構成は前記実施例1と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例によれば、パイプの継ぎ目の体裁が向上し、かつパイプ内に水分等が浸入しない。その他の作用効果は前記実施例1と同様である。
本実施例では前記実施例1においてパイプ2の端部2a,2bを直接に付き合わせて接続したことに替えて、図7に示すように、パイプ端部相互間にゴム等の柔軟性を有するリング9を介在させた例である。その他の構成は前記実施例1と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例によれば、パイプの継ぎ目の体裁が向上し、かつパイプ内に水分等が浸入しない。その他の作用効果は前記実施例1と同様である。
以上述べた接続具は、断面方形の管状部材に限らず円形その他多角形の形状にも対応することが可能である。また弾性部材3を複数箇所に分散して装着したがこれに限らず、接続具本体1の軸方向における広範囲に連続的に装着してもよい。
1…接続具本体,2…パイプ,3…ゴムベルト,4…ネジ穴,5…凹部,6…操作穴,
7…キャップ,8…離間ネジ
7…キャップ,8…離間ネジ
Claims (3)
- 端部を突き合わせて接続する一対の管状部材の端部相互間に跨って装着して接続する接続具において、
前記管状部材の内形面に対応した外形で軸方向に2分割に形成した一対の接続具本体と、該接続具本体の外周の軸心方向における複数箇所に装着する環状の弾性部材と、該弾性部材相互間に位置する前記接続具本体間の対応面の相互間を離間する固定ネジとから成り、前記管状部材の前記離間ネジに対応した位置に該離間ネジの操作穴を穿設し、該操作穴を介して前記離間ネジを回動操作して、前記接続具本体を前記管状部材の内壁面に密着固定することを特徴とする管状部材の接続具。 - 前記接続具本体がダイキャスト鋳鉄から成ることを特徴とする請求項1記載の管状部材の接続具。
- 前記弾性部材が硬質ゴム材から成ることを特徴とする請求項1記載の管状部材の接続具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270843U JP3100117U (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 管状部材の接続具 |
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JP2003270843U JP3100117U (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 管状部材の接続具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3100117U true JP3100117U (ja) | 2004-04-30 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3100117U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015182727A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 日立建機株式会社 | 建設機械に用いる2部材連結装置 |
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2003
- 2003-08-28 JP JP2003270843U patent/JP3100117U/ja not_active Expired - Lifetime
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