JP2001254498A - 外壁の無目地構造及びこれに用いる弾性目地処理材 - Google Patents

外壁の無目地構造及びこれに用いる弾性目地処理材

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JP2001254498A
JP2001254498A JP2000065293A JP2000065293A JP2001254498A JP 2001254498 A JP2001254498 A JP 2001254498A JP 2000065293 A JP2000065293 A JP 2000065293A JP 2000065293 A JP2000065293 A JP 2000065293A JP 2001254498 A JP2001254498 A JP 2001254498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目地痩せが小さい,目地処理工事が一度で済
む,高温多湿下の作業時間が充分に取れ,低温下の工期
が短い,上塗り塗材の密着不良等を生じにくい,経年の
目地割れ等のない外壁の無目地構造及び弾性目地処理材
を提供すること。 【解決手段】 複数の外壁材1の突き合せ部分2に弾性
目地処理材6を被覆し,その内部に網目状体7を配置す
る。弾性目地処理材6は有機溶剤の含有量が5重量%未
満であり,脂肪族ジイソシアネート化合物及び/又は脂
環式ジイソシアネート化合物と活性水素含有化合物とを
反応させて得た1分子当り2個以上のイソシアネート基
を含有するウレタンプレポリマーと,加水分解により1
分子当り2個以上のチオール基を生成する化合物とから
なり,イソシアネート基とチオール基が反応しチオウレ
タン結合を形成する一成分硬化型弾性組成物を用いてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,建物の外壁材の付き合せ部分を
無目地状とする,外壁の無目地構造及びこれに用いる弾
性目地処理材に関する。
【0002】
【従来技術】従来より,建物の外壁材の付き合せ部分を
無目地状とする外壁の無目地構造として,例えば実用新
案登録第2592501号に開示される外壁の無目地構
造がある。上記従来の無目地構造は,外壁材の付き合せ
部分の表側面に弾性目地処理材を展着し,その上に網目
を有する繊維製の網体を配置し,その上を上記弾性目地
処理材により被覆し,さらに弾性塗材で被覆してなる。
そして,上記外壁材が付き合せ部分に直行する方向に伸
縮した場合,上記網体が上記網目に基づくバイアス効果
により,上記伸縮を吸収,緩和するよう構成されてい
る。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の無
目地構造においては,弾性目地処理材が性能的に不充分
であり,目地痩せが大きく発生する,肉痩せが大きいた
めに二度の目地処理工事を要する,梅雨時や夏場など高
温多湿下での作業時間が充分に取れない,冬場など低温
下での工期が長い,上塗り塗材の密着不良や汚染を生じ
ることがある,経年の目地割れ,外壁破損を生じること
があるといった問題があった。
【0004】従来,上記の弾性目地処理材としては,一
般に,エポキシ系,アクリル系,ウレタン系,変成シリ
コーン系のものが使用されている。まず,有機溶剤を多
量に含有した上記弾性目地処理材は,肉痩せが大きく,
一度目の目地処理工事後に数日間の肉痩せ安定期間を取
った後,再度弾性目地処理材を補充する補修工事が必要
であり,手間と時間が掛かっていた。さらに,弾性目地
処理材中の有機溶剤分が揮発しきらずに補修工事に着手
した場合,塗装後の大きな目地痩せに繋がる。
【0005】アクリル系,ウレタン系,変成シリコーン
系の一成分硬化型の弾性目地処理材は,硬化速度の温湿
度依存性が高い硬化機構を有する。そのため,冬場など
低温化での硬化速度を重視して弾性目地処理材を設計す
ると,梅雨時や夏場などの高温多湿下においては,逆に
硬化速度が速すぎて,作業時間を充分に確保できないと
いう欠点を伴う。逆に,高温多湿下での作業時間を重視
して弾性目地処理材を設計すると,冬場などの低温化に
おける硬化速度が遅くなり,工期を長くしてしまうとい
う欠点を有する。
【0006】なお,変成シリコーン系のものは,低温多
湿化において効果触媒が失活し易く,膜厚が薄い場合,
長期に渡って硬化しないという欠点を有する。このた
め,目地処理材を薄く展着させて用いる場合,硬化が進
まず,工期が長くなるおそれがある。
【0007】また,エポキシ系,アクリル系のものは,
もともと低弾性材料であり,サイディングボードなどの
外壁板の動きに追従できず,目地割れを生じることがあ
る。特に,エポキシ系のものは,目地割れだけでなく,
外壁材の破壊などの不具合を生じることもある。
【0008】また,高弾性材料において,変成シリコー
ン系のものは,その上に塗装する塗材の密着不良や汚染
を生ずることがある。また,イソシアネート基同士の尿
素結合反応や,イソシアネート基/水酸基のウレタン結
合反応を硬化機構とするウレタン系のものは,一般的に
耐候性の低い芳香族イソシアネート系樹脂を主成分とす
るため,硬度上昇を伴う経年変化が大きくエポキシ系と
同様の不具合が発生する恐れがある。
【0009】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,目地痩せが小さい,一度の目地処理工事
で目地を隠すことができる,梅雨時や夏場など高温多湿
下での作業時間が充分に取れる,冬場など低温下での工
期が短い,上塗り塗材の密着不良や汚染を生じにくい,
経年の目地割れや外壁破損が発生しない外壁の無目地構
造,及びこれに用いる弾性目地処理材を提供しようとす
るものである。
【0010】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,複数の外
壁材を,互いにその側端部を突き合せて,下地材に対し
て装着すると共に,上記側端部の突き合せ部分の表側面
には弾性目地処理材を被覆してなり,また該弾性目地処
理材の内部には該弾性目地処理材が貫通可能な網目状体
を配置し,該弾性目地処理材層の表面に弾性塗材を被覆
してなる外壁の無目地構造において,上記弾性目地処理
材は,有機溶剤の含有量が5重量%未満であり,かつ,
脂肪族ジイソシアネート化合物及び/又は脂環式ジイソ
シアネート化合物と活性水素含有化合物とを反応させる
ことにより得られる1分子当り2個以上のイソシアネー
ト基を含有するウレタンプレポリマーと,加水分解によ
って1分子当り2個以上のチオール基を生成する化合物
とからなり,上記イソシアネート基と上記チオール基が
反応してチオウレタン結合を形成することにより硬化す
る,一成分硬化型弾性組成物を用いてなることを特徴と
する外壁の無目地構造にある。
【0011】本発明において最も注目すべきことは,上
記弾性目地処理材は,有機溶剤の含有量が5重量%未満
であり,かつ,脂肪族ジイソシアネート化合物及び/又
は脂環式ジイソシアネート化合物と活性水素含有化合物
とを反応させることにより得られる1分子当り2個以上
のイソシアネート基を含有するウレタンプレポリマー
と,加水分解によって1分子当り2個以上のチオール基
を生成する化合物とからなり,上記イソシアネート基と
上記チオール基が反応してチオウレタン結合を形成する
ことにより硬化する,一成分硬化型弾性組成物を弾性目
地処理材として用いてなることである。
【0012】本発明において,上記外壁材としては,例
えば窯業系建築板,ALC板,石綿スレート板等があ
る。上記外壁材の側端部の構造としては,平坦,突き合
せ,斜面突き合せ,合決りなどがある(図2〜図5)。
上記網目状体は,弾性目地処理材がその上面から下面に
貫通可能なように空間部分(網目部分)を有している。
【0013】かかる網目状体としては,例えば無機物或
いは有機物で作製した網や,織物,編み物などがある。
これらは伸縮可能なものを用いることが好ましい。ま
た,その材料としては,例えばポリエステル,ナイロ
ン,テトロン,天然繊維などがある。
【0014】上記弾性目地処理材の有機溶剤含有量は,
5重量%未満であり,より好ましくは3重量%未満であ
る。有機溶剤含有量が5重量%以上の場合は,上記弾性
目地処理材の体積収縮が大きくなるため,大きな目地痩
せに繋がってしまう。また,最も好ましくは,有機溶剤
含有量はゼロである。
【0015】加水分解によって1分子当り2個以上のチ
オール基を生成する化合物としては,末端にシリルチオ
基を有するものであって,このような化合物の好ましい
例としては,特開昭63−145321に記載されてい
る。このような化合物の具体例としては,分子量800
〜5000,トリメチルシリルチオ基の含有量3〜20
重量%,粘度5〜500ポアズのポリサルファイドポリ
マーが挙げられる。
【0016】上記チオウレタン結合−NHCOS−は,
上記イソシアネート基−NCOと,上記チオール基−S
Hが反応することにより形成される。この反応により,
上記一成分硬化型弾性組成物が硬化する。
【0017】上記の反応について,1分子あたり2個の
イソシアネート基を含有するウレタンプレポリマーと,
加水分解によって2個のチオール基を生成する化合物と
の反応式で説明すると,次のようである。 XS−R’−SX+H2O → HS−R’−SX+X
OH OCN−R−NCO+HS−R’−SX → OCN−
R−NHCOS−R’−SX
【0018】上記において,XS−R’−SXは,水
(H2O)と反応させることにより,加水分解によって
2個のチオール基−SHを生成する化合物である。Xは
加水分解性基を示す。また,OCN−R−NCOは,ウ
レタンプレポリマーであり,OCN−R−NHCOS−
R’−SXは,チオウレタン結合により硬化が進行した
状態である。
【0019】なお,上記弾性目地処理材における上記脂
肪族ジイソシアネート化合物及び/又は脂環式ジイソシ
アネート化合物と活性水素含有化合物とを反応させるこ
とにより得られる1分子当り2個以上のイソシアネート
基を含有するウレタンプレポリマーと,上記加水分解に
よって1分子当り2個以上のチオール基を生成する化合
物の配合比は,前者イソシアネート基のモル数に対する
後者加水分解で生成するチオール基のモル比が0.5〜
1.2の間であることが好ましい。前者イソシアネート
基のモル数に対する後者加水分解で生成するチオール基
のモル比が0.5未満または1.2を越える場合には,
硬化が充分に進行しなくなったり,その他,伸び,接着
性などの諸性能の低下に繋がる恐れがある。
【0020】上記弾性目地処理材は,さらに経済性,施
工する際の作業性及び硬化後の物性を改良する目的で,
炭酸カルシウム,タルク,クレー,酸化チタン,シリカ
等の充填材,また,ジオクチルフタレート,ジオクチル
アジペート,高分子柔軟材等の液状柔軟材を適量添加す
ることができる。また,施工後の硬化を迅速かつ確実に
行わせる目的で,反応触媒としてトリエチルアミン等の
各種アミン類を適量添加することができる。
【0021】上記外壁の無目地構造は,上記のごとく突
き合わせ部分の表面側を上記弾性目地処理剤及び網体で
被覆した上で,外壁面全体に弾性塗材を被覆する。弾性
塗材の例としては,アクリル系,シリコーンアクリル系
が好ましい。
【0022】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記弾性目地処理材は,有機溶剤の含有量が5重量%未
満であるため,目地処理材の肉痩せによる目地痩せが小
さく,一度の目地処理工事で目地を隠すことができる。
【0023】上記弾性目地処理材は,チオウレタン結合
反応型とすることによって硬化速度の温湿度依存性を低
くすることができる。そのため,上記弾性目地処理材
は,梅雨時や夏場など高温多湿下での硬化時間=作業時
間を長く取れ,かつ冬場などの低温下での硬化時間=工
期を短くするといった制御が容易である。
【0024】上記弾性目地処理材は,上記ウレタンプレ
ポリマー及び加水分解によって1分子当り2個以上のチ
オール基を生成する化合物とからなるため,上塗り塗材
との密着が良く,汚染も発生しにくい。
【0025】上記一成分硬化型弾性組成物は,耐候性良
好な脂肪族ジイソシアネート化合物及び/又は同じく耐
候性良好な脂環式ジイソシアネート化合物と活性水素含
有化合物とを反応させることにより得られる1分子当り
2個以上のイソシアネート基を含有するウレタンプレポ
リマーを主成分としている。そのため,長期に渡って物
性が安定であり,経年の目地割れや外壁破損が発生しな
い。
【0026】以上のごとく,本発明によれば,目地痩せ
が小さい,一度の目地処理工事で目地を隠すことができ
る,梅雨時や夏場など高温多湿下での作業時間が充分に
取れる,冬場など低温下での工期が短い,上塗り塗材の
密着不良や汚染を生じにくい,経年の目地割れや外壁破
損が発生しない外壁の無目地構造を提供することができ
る。
【0027】次に,上記脂肪族ジイソシアネート化合物
及び/又は脂環式ジイソシアネート化合物と活性水素含
有化合物とを反応させることにより得られる1分子当り
2個以上のイソシアネート基を含有するウレタンプレポ
リマーとしては,請求項2に記載の発明のように,活性
水素含有化合物にポリエーテルポリオール及び/又はポ
リエステルポリオールを用いたものが好ましい。
【0028】これらポリオールとジイソシアネート化合
物を反応させることにより得られるウレタンプレポリマ
ーの具体例としては,作業性,接着性,硬化性,耐候性
等の諸物性を考慮し,分子量1000〜6000のポリ
プロピレングリコールの末端水酸基とヘキサメチレンジ
イソシアネートとを反応させて得られる,イソシアネー
ト含有量1.0〜7重量%,粘度50〜250ポアズの
ウレタンポリマーが好ましい。また,分子量1000〜
6000のポリプロピレングリコールの末端水酸基とイ
ソホロンジイソシアネートとを反応させて得られる,イ
ソシアネート含有量1.5〜7重量%,粘度50〜25
0ポアズのウレタンポリマーが好ましい。
【0029】次に,請求項3に記載の発明のように,脂
肪族ジイソシアネート化合物及び/又は脂環式ジイソシ
アネート化合物は,ヘキサメチレンジイソシアネート,
イソホロンジイソシアネート,1,3−ビス(イソシア
ネートメチル)−シクロヘキサン,4,4’―メチレン
ビス(シクロヘキシルジイソシアネート)から選ばれる1
種類以上のジイソシアネート化合物であることが好まし
い。この化合物は,高耐候ジイソシアネート化合物類で
あることから,長期に渡る性能の安定性に優れている。
これにより,耐久性に優れた外壁の無目地構造を容易に
得ることができる。
【0030】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記1分子当り2個以上のイソシアネート基を含有するウ
レタンプレポリマーは,ポリプロピレングリコールの末
端水酸基とヘキサメチレンジイソシアネートとを反応さ
せて得られる液状化合物であることが好ましい。この化
合物は,耐候性,反応性,伸び,接着性,作業性等の諸
性能に優れている。そのため,耐久性に優れた外壁の無
目地構造を容易に得ることができる。
【0031】次に,請求項5に記載の発明のように,上
記1分子当り2個以上のイソシアネート基を含有するウ
レタンプレポリマーは,ポリプロピレングリコールにイ
ソホロンジイソシアネートを反応させて得られる液状化
合物であることが好ましい。この化合物は,耐候性,反
応性,伸び,接着性,作業性等の諸性能に優れている。
そのため,耐久性に優れた外壁の無目地構造を容易に得
ることができる。
【0032】次に,請求項6に記載の発明のように,上
記加水分解によって1分子当り2個以上のチオール基を
生成する化合物は,トリメチルシリルチオ基末端のポリ
サルファイドポリマーであることが好ましい。この化合
物は,耐候性,反応性,伸び,接着性,作業性等の諸性
能に優れている。そのため,耐久性に優れた外壁の無目
地構造を容易に得ることができる。
【0033】次に,請求項7に記載の発明のように,上
記外壁材は窯業系建築板であることが好ましい。これに
より,上記外壁材は,寸法安定性,加工性,塗装性等に
優れているため,外観に優れた外壁の無目地構造を容易
に得ることができる。
【0034】次に,請求項8に記載の発明のように,複
数の外壁材を,互いにその側端部を突き合せて,下地材
に対して装着し,外壁材の表面に弾性塗材を被覆してな
る外壁の無目地構造における,上記外壁材側端部の突き
合せ部分の表側面に被覆する弾性目地処理材であって,
上記弾性目地処理材は,有機溶剤の含有量が5重量%未
満であり,かつ,脂肪族ジイソシアネート化合物及び/
又は脂環式ジイソシアネート化合物と活性水素含有化合
物とを反応させることにより得られる1分子当り2個以
上のイソシアネート基を含有するウレタンプレポリマー
と,加水分解によって1分子当り2個以上のチオール基
を生成する化合物とからなり,上記イソシアネート基と
上記チオール基とが反応してチオウレタン結合を形成す
ることにより硬化する,一成分硬化型弾性組成物である
ことを特徴とする弾性目地処理材がある。
【0035】これにより,目地痩せが小さい,一度の目
地処理工事で目地を隠すことができる,梅雨時や夏場な
ど高温多湿下での作業時間が充分に取れる,冬場など低
温下での工期が短い,上塗り塗材の密着不良や汚染を生
じにくい,経年の目地割れや外壁破損が発生しない外壁
の無目地処理材を提供することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる外壁の無目地構造につき,
図1を用いて説明する。本例の外壁の無目地構造におい
ては,図1(A),(B)に示すごとく,窯業系建築板
からなる2枚の外壁材1を,互いにその側端部3を突き
合せて,施工金具,釘,ビス等の固定具により,下地材
に対して装着する。そして,上記側端部3の突き合せ部
分2の表側面11には弾性目地処理材6を被覆してな
る。また該弾性目地処理材6の内部には該弾性目地処理
材6が貫通可能な網目状体7を配置してある。また,弾
性目地処理材6の表面には,弾性塗材18を塗布してあ
る。
【0037】このような,施工は,例えば上記表側面1
1の上にまず弾性目地処理材6をヘラ等により薄膜に展
着し,その上に織物よりなる網目状体7を置き,更にそ
の上に再び上記弾性目地処理材6を総厚で1〜2mmに
被覆する。このとき,網目状体7の上下の弾性目地処理
材6は,網目状体7の間隙を介して互いに接合する。そ
して,弾性目地処理材6が硬化後に上記弾性塗材18を
塗布する。
【0038】また,上記弾性目地処理材6は,有機溶剤
の含有量が5重量%未満であり,かつ,脂肪族ジイソシ
アネート化合物及び/又は脂環式ジイソシアネート化合
物と活性水素含有化合物とを反応させることにより得ら
れる1分子当り2個以上のイソシアネート基を含有する
ウレタンプレポリマーと,加水分解によって1分子当り
2個以上のチオール基を生成する化合物とからなり,上
記イソシアネート基と上記チオール基とが反応してチオ
ウレタン結合を形成することにより硬化する,一成分硬
化型弾性組成物である。その具体例は,実験例参照。
【0039】本例によれば,目地痩せが小さい,一度の
目地処理工事で目地を隠すことができる,梅雨時や夏場
など高温多湿下での作業時間が充分に取れる,冬場など
低温下での工期が短い,上塗り塗材の密着不良や汚染を
生じにくい,経年の目地割れや外壁破損が発生しない外
壁の無目地構造,及びこれに用いる弾性目地処理材を提
供することができる。
【0040】実施形態例2 本例は,図2〜図5に示すごとく,外壁材1の側端部3
の形状及び付き合せの構造を,種々の形状や構造とした
外壁の無目地構造の例である。なお,図2〜図5におい
て,外壁材1は,互いに左右鏡対象の構造であるため,
主として一方の外壁材について説明する。また,図2〜
図5においては,弾性目地処理材,網目状体等は省略し
た。即ち,図2(A)に示す無目地構造においては,外
壁材1の側端部3は表側面11に対し略直角の平面に形
成された端面31を有しており,該端面31同士を接触
させて突き合わせた構造となっている。
【0041】更に,そのバリエーションとして,図2
(B)に示すごとく,上記端面31と表側面11との間
の角部に面取り部32を形成した外壁材1の側端部3の
形状がある。そして,この側端部3を突き合わせること
により,断面V字状の溝部51が形成される。
【0042】また,図2(C)に示すごとく,上記面取
り部32の上記表側面11に対する傾斜角度を小さく形
成した外壁材1の側端部3の形状とすることもできる。
この場合には,上記側端部3を突き合わせたとき,浅く
広い断面V字状の溝部52が形成される。
【0043】また,図2(D)に示すごとく,上記端面
31と表側面11との間の角部に切欠き段部33を形成
した外壁材1の側端部3の形状とすることもできる。こ
の場合には,上記側端部3を突き合わせたとき,上記外
壁材1の表側面11に平行な底部531を有する溝部5
3が形成される。
【0044】次に,図3(A)に示す無目地構造におい
ては,外壁材1の側端部3は表側面11に対し鋭角を形
成する平面に形成された端面31を有しており,該端面
31と上記表側面11との間の角部同士を接触させて突
き合わせた構造となっている。この場合には,図3
(A)に示すごとく,突き合わせ部分2に上記2つの外
壁材1の端面31によって逆V字状のスリット311が
形成される。
【0045】更に,そのバリエーションとして,図3
(B),(C),(D)に示す端部3の形状と突き合わ
せ構造がある。これらの形状,構造については,図3
(A)に示した外壁材の形状,突き合わせ構造と,図2
(B),(C),(D)に示した外壁材1の形状,突き
合わせ構造とを組み合わせたものである。
【0046】次に,図4(A)に示す無目地構造におい
ては,外壁材1の側端部3は相じゃくり形状を有してい
る。即ち,一方の外壁材1の側端部3には雄実部35が
形成されており,他方の外壁材1の側端部3には雌実部
34が形成されている。上記雄実部35は,上記雌実部
34の奥行きよりも若干長く形成されている。そして,
上記外壁材1の側端部3を突き合わせる際には,上記雄
実部35の先端面351を上記雌実部34の切欠き垂直
面342に接触させる。このとき,上記外壁材1の裏側
面12における突き合わせ部分2には,隙間121が形
成される。
【0047】更に,そのバリエーションとして,図4
(B),(C),(D)に示す端部3の形状と突き合わ
せ構造がある。これらの形状,構造については,図4
(A)に示した外壁材1の形状,突き合わせ構造と,図
2(B),(C),(D)に示した外壁材1の形状,突
き合わせ構造とを組み合わせたものである。
【0048】次に,図5(A)に示す無目地構造におい
ても,図4(A)の無目地構造と同様に外壁材1の側端
部3は合決り形状を有している。図5(A)に示す突き
合わせ構造が図4(A)に示す突き合わせ構造と異なる
点は,上記雄実部35が上記雌実部34の奥行きよりも
若干短く形成されている点である。そして,上記外壁材
1の側端部3を突き合わせる際には,上記雌実部34の
先端面341を上記雄実部33の切欠き垂直面332に
接触させる。このとき,上記外壁材1の表側面11にお
ける突き合わせ部分2には,隙間111が形成される。
【0049】更に,そのバリエーションとして,図5
(B),(C),(D)に示す端部3の形状と突き合わ
せ構造がある。これらの形状,構造については,図5
(A)に示した外壁材1の形状,突き合わせ構造と,図
2(B),(C),(D)に示した外壁材の形状,突き
合わせ構造とを組み合わせたものである。
【0050】本例の外壁材の無目地構造は,上述した突
き合わせ構造以外に関しては,実施形態例1と同様であ
る。即ち,上述した突き合せ構造において,外壁材の突
き合せ部分の表側面に弾性目地処理材等を被覆して実施
形態例1と同様の構成にしている。本例の場合にも,実
施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0051】実験例 本例においては,本発明の外壁材の無目地構造に用いる
弾性目地処理材の性能評価を行った。まず,本発明の無
目地構造に用いる弾性目地処理材として,各原料を表1
又は表2に示す配合割合により混合し,2種類の弾性目
地処理材(試料1,試料2)を調整した。なお,柔軟材
としては,高分子柔軟材を,触媒としては,アミン化合
物を用いた。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】また,比較のため,比較試料1として市販
のエポキシパテ材,比較試料2として市販のアクリル系
パテ材,比較試料3として市販のウレタン系パテ材,比
較試料4として市販のウレタン系シーリング材,比較試
料5として市販の変成シリコーン系パテ材,比較試料6
として市販の変成シリコーン系シーリング材を用意し
た。
【0055】上記各試料(弾性目地処理材)の諸性能に
ついては,以下に示す方法で評価した。 〈1〉接着性(伸び量)の評価 上記各試料をそれぞれ用いて,実施形態例1に示した構
造の無目地構造の試験体を作製した(図1参照)。即
ち,該試験体を,23℃で4日間,更に30℃で3日間
の硬化養生後に,23℃の水に浸漬した状態で14日間
の養生を行った。上記養生を行った後の試験体を,23
℃の下で,引張り速度5mm/分で引張り試験を行っ
た。引張り方向は,図1に示す矢印Aの方向であり,突
き合せ部分を引き離す方向である。このとき,目地処理
材の剥離,目地処理材の切断,又は外壁材の破壊が起こ
る時点の伸び量を測定した。伸び量が大きいほど外壁材
の動きに対する追従性が優れていることとなる。
【0056】〈2〉耐肉痩せ性の評価 上記各試料について,JIS A1439の加熱減量試
験に基づき,重量変化率を測定した。重量変化率が小さ
いほど,耐肉痩せ性に優れていることとなる。
【0057】〈3〉物性安定性の評価 上記各試料を用いて,図6に示す試験体8を作製した。
該試験体8は,対向する2つのアルミニウム被着板82
の間に四角柱81状に上記各試料を施工したものであ
る。上記四角柱の寸法は,12mm×12mm×50m
mである。
【0058】上記試験体8を23℃で4日間,更に30
℃で3日間の硬化養生したものを初期養生後試験体とす
る。この初期養生後に,更に23℃の水に24時間浸漬
後70℃の下で6日間の養生を4サイクル行ったものを
サイクル養生後試験体とした。上記の各初期養生後試験
体及びサイクル養生後試験体を,23℃の下で,引張り
速度5mm/分で引張り試験を行った。
【0059】引張り方向は,図6に示す矢印Bの方向,
即ちアルミニウム被着板から施工した各試料を引き離す
方向である。このとき,各試験体が6mm伸長したとき
の応力を「50%引張応力」として測定した。そして,
上記サイクル養生試験体の「50%引張応力」を初期養
生後試験体の「50%引張応力」で割ることにより応力
変化率を算出し,長期的な物性安定性の目安とした。
【0060】〈4〉硬化速度安定性の評価 各試料につき,5℃,40%RH下における16時間放
置後の硬化厚み,及び30℃,80%RH下における表
面硬化時間を測定した。5℃,40%RH下における硬
化厚みが厚く,かつ30℃,80%RH下における表面
硬化時間が長いほど硬化速度安定性に優れていることと
なる。
【0061】〈5〉塗装適性の評価 実施形態例1において示した上塗り塗材(図1の符号1
8参照)として,アイカ工業(株)製「ジョリパットJ
P100」,「ジョリパットJP700」を用い,充分
に硬化させた各試料(目地処理材)の上にそれぞれ塗布
した。これを60℃で3か月間の加熱養生後,軟化の有
無を確認した。これにより各試料に対する上塗り塗材の
塗装適性について評価した。
【0062】上記の各評価(〈1〉〜〈5〉)につい
て,その測定結果を表3に示す。
【0063】
【表3】
【0064】同表から分かるように,〈1〉接着性につ
いては,試料1,2は,比較試料4と同等であり,比較
試料1〜3及び比較試料5,6よりも優れている。即
ち,本発明の弾性目地処理材は,従来の弾性目地処理材
に比べ同等以上の伸び量を有することが分かる。従っ
て,本発明の外壁の無目地構造は,外壁材の動きに対す
る追従性が高いことが分かる。
【0065】〈2〉耐肉痩せ性については,試料1,2
は,比較試料1と同等であり,比較試料2〜6よりも優
れている。即ち,本発明の弾性目地処理材は,従来の弾
性目地処理材に比べ同等以上の耐肉痩せ性を有すること
が分かる。また,2重量%未満の重量変化しかないこと
から,目地痩せが小さい上,一度の目地処理工事で目地
を隠すことが可能である。
【0066】〈3〉物性安定性については,試料1,2
は,比較試料1,2と同等であり,比較試料3〜6より
も優れている。即ち,本発明の弾性目地処理材は,従来
の弾性目地処理材に比べ同等以上の物性安定性を有する
ことが分かる。従って,経年の目地割れや外壁破損が発
生しない。
【0067】〈4〉硬化速度安定性については,試料
1,2は,5℃,40%RH下における16時間放置後
の硬化厚みが従来の弾性目地処理材に比べ同等以上であ
る上,30℃,80%RH下における表面硬化時間も従
来の弾性目地処理材に比べ同等以上であることが分か
る。従って,本発明の弾性目地処理材は,梅雨時や夏場
など高温多湿下での作業時間が充分に取れる上,かつ冬
場など低温下での工期が短いことが分かる。
【0068】〈5〉塗装適性については,比較試料6に
おいて塗膜の軟化があったのに対し,試料1,2ともに
塗膜の軟化は無かった。即ち,本発明の弾性目地処理材
は,従来の弾性目地処理材に比べ同等以上の塗装適性を
有することが分かる。従って,本発明の外壁の無目地構
造においては,上塗り塗材の密着不良や汚染を生じにく
いことが分かる。
【0069】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,目地痩
せが小さい,一度の目地処理工事で目地を隠すことがで
きる,梅雨時や夏場など高温多湿下での作業時間が充分
に取れる,冬場など低温下での工期が短い,上塗り塗材
の密着不良や汚染を生じにくい,経年の目地割れや外壁
破損が発生しない外壁の無目地構造,及びこれに用いる
弾性目地処理材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,(A)外壁の無目地構
造の斜視図,(B)弾性目地処理材被覆部分の断面図。
【図2】実施形態例2における,外壁材の各種突き合せ
構造の断面図。
【図3】実施形態例2における,外壁材の他の各種付き
合せ構造の断面図。
【図4】実施形態例2における,外壁材の他の各種付き
合せ構造の断面図。
【図5】実施形態例2における,外壁材の他の各種付き
合せ構造の断面図。
【図6】実験例における,物性安定性の評価に用いる試
験体の斜視図。
【符号の説明】
1...外壁材, 11...表側面, 2...突き合せ部分, 3...側端部, 6...弾性目地処理材, 7...網目状体,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越後谷 幸樹 千葉県市原市千種海岸2番3 東レチオコ ール株式会社千葉工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外壁材を,互いにその側端部を突
    き合せて,下地材に対して装着すると共に,上記側端部
    の突き合せ部分の表側面には弾性目地処理材を被覆して
    なり,また該弾性目地処理材の内部には該弾性目地処理
    材が貫通可能な網目状体を配置し,該弾性目地処理材層
    の表面に弾性塗材を被覆してなる外壁の無目地構造にお
    いて,上記弾性目地処理材は,有機溶剤の含有量が5重
    量%未満であり,かつ,脂肪族ジイソシアネート化合物
    及び/又は脂環式ジイソシアネート化合物と活性水素含
    有化合物とを反応させることにより得られる1分子当り
    2個以上のイソシアネート基を含有するウレタンプレポ
    リマーと,加水分解によって1分子当り2個以上のチオ
    ール基を生成する化合物とからなり,上記イソシアネー
    ト基と上記チオール基が反応してチオウレタン結合を形
    成することにより硬化する,一成分硬化型弾性組成物を
    用いてなることを特徴とする外壁の無目地構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記活性水素含有化
    合物はポリエーテルポリオール及び/又はポリエステル
    ポリオールであることを特徴とする外壁の無目地構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,脂肪族ジイソ
    シアネート化合物及び/又は脂環式ジイソシアネート化
    合物は,ヘキサメチレンジイソシアネート,イソホロン
    ジイソシアネート,1,3−ビス(イソシアネートメチ
    ル)−シクロヘキサン,4,4’―メチレンビス(シクロ
    ヘキシルジイソシアネート)から選ばれる1種類以上の
    ジイソシアネート化合物であることを特徴とする外壁の
    無目地構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて,上記
    1分子当り2個以上のイソシアネート基を含有するウレ
    タンプレポリマーは,ポリプロピレングリコールの末端
    水酸基とヘキサメチレンジイソシアネートとを反応させ
    て得られる液状化合物であることを特徴とする外壁の無
    目地構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかにおいて,上記
    1分子当り2個以上のイソシアネート基を含有するウレ
    タンプレポリマーは,ポリプロピレングリコールにイソ
    ホロンジイソシアネートを反応させて得られる液状化合
    物であることを特徴とする外壁の無目地構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記加水分解によって1分子当り2個以上のチオール基
    を生成する化合物は,トリメチルシリルチオ基末端のポ
    リサルファイドポリマーであることを特徴とする外壁の
    無目地構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
    上記外壁材は窯業系建築板であることを特徴とする外壁
    の無目地構造。
  8. 【請求項8】 複数の外壁材を,互いにその側端部を突
    き合せて,下地材に対して装着し,外壁材の表面に弾性
    塗材を被覆してなる外壁の無目地構造における,上記外
    壁材側端部の突き合せ部分の表側面に被覆する弾性目地
    処理材であって,上記弾性目地処理材は,有機溶剤の含
    有量が5重量%未満であり,かつ,脂肪族ジイソシアネ
    ート化合物及び/又は脂環式ジイソシアネート化合物と
    活性水素含有化合物とを反応させることにより得られる
    1分子当り2個以上のイソシアネート基を含有するウレ
    タンプレポリマーと,加水分解によって1分子当り2個
    以上のチオール基を生成する化合物とからなり,上記イ
    ソシアネート基と上記チオール基とが反応してチオウレ
    タン結合を形成することにより硬化する,一成分硬化型
    弾性組成物であることを特徴とする弾性目地処理材。
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