JP2001253498A - 炭酸飲料抽出用減圧器 - Google Patents

炭酸飲料抽出用減圧器

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JP2001253498A
JP2001253498A JP2000065855A JP2000065855A JP2001253498A JP 2001253498 A JP2001253498 A JP 2001253498A JP 2000065855 A JP2000065855 A JP 2000065855A JP 2000065855 A JP2000065855 A JP 2000065855A JP 2001253498 A JP2001253498 A JP 2001253498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭酸飲料抽出時の発泡防止のためサイホン管
に減圧器を取り付ける場合、減圧器の吸込口のレベルが
高いと容器内に残留して廃棄される炭酸飲料の量が多く
なって不経済である。 【解決手段】 本発明に係る炭酸飲料抽出用減圧器は、
円筒形状のケース1と、これに密嵌する円柱形状の中子
2を有する。該中子2の外周壁面21に形成された螺旋
状の溝22は、該ケース1と該中子2を密嵌した状態
で、該溝22の内端部33aが吐出口4に導通しかつ外
端部33aが該中子2から突き出た吸込口5に導通す
る、流体通路3を現出する。該吐出口4を該吸込口5と
し、該吸込口5を該吐出口4としてもよい。また、該吐
出口4又は該吸込口5を該ケース1の内端の端壁12に
形成した嘴管13の先端に位置させることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭酸飲料抽出用減圧
器にかかり、例えば内容積が10cc程度の炭酸ガスカー
トリッジのガス圧を利用して容器内の炭酸飲料を、所謂
ガス抜け作用を起こさせずに、外部へ抽出するような場
合に、その抽出通路に介在させるものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】炭酸飲料抽出器は飲料抽出時の発泡を防
ぐために、抽出路に抽出圧力を制御する減圧手段を設け
るのが望ましい。本件出願人は特願平10−33524
3号で、図10に示すような、ケースと中子を嵌合する
ことによって発泡を防ぐ螺旋状の減圧用流体通路を形成
する減圧器R’を有し、飲料抽出部7’とガス供給部
8’から成る炭酸飲料抽出器6’を提案している。前記
の[従来の技術]によれば、螺旋状の流体通路の吸込口
は中子の外周面に開口しているので、減圧器R’をサイ
ホン管73’に取り付けて容器71’内に落とし込んだ
場合、吸込口のレベルL’が容器の底壁上面から上方へ
離れて位置することがある。底壁が球面となって上方へ
湾曲している場合、その傾向が顕著となる。吸込口が底
壁上面から上方に位置すると、そのレベル以下の炭酸飲
料は抽出できず、容器内に残留して廃棄されるので、甚
だ不経済である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】飲料抽出時の発泡防止
を管路抵抗による減圧でする場合、構造が簡単になるの
で制御は確実であるが、その構造から飲料通路を確実に
洗浄することは難しくなってしまう。また、減圧器を使
用する場合、この減圧器は分離できる構造となっている
ため、飲料通路の洗浄は確実に行うことができるが、構
造上飲料通路の隙間は非常に狭く、流量を正確に制御す
るのが大変困難となっている。本発明は、中子の吸込口
を中子から突き出た外部位置で開口させることにより、
炭酸飲料が容器内に残留する量をできるだけ少なくする
ことを意図するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる第一の炭
酸飲料抽出用減圧器はケースと中子を有している。該ケ
ースは円筒形状で、該中子は該ケースに密嵌する円柱形
状である。該中子の外周壁面に螺旋状の溝が形成され、
該溝は、該ケースと該中子を密嵌した状態で、内端部が
吐出口に導通しかつ外端部が該中子から突き出た吸込口
に導通する、流体通路を現出する。
【0005】本発明減圧器が適用された抽出器の飲料抽
出部のサイホン管を炭酸飲料が入った容器の開口部を通
してこの容器に入れ、キャップを開口部にその取付部で
取付ける。一般的にこの取付部はねじとなっているが、
クリック機構等のワンタッチ型でもよい。
【0006】また、ガス供給部の取付部にガスが充填さ
れたガスカートリッジを取付ける。このカートリッジの
容積は10cc程度のもので、ガスはCO2ガスが一般的
である。このカートリッジは取付完了時点で開栓部によ
り開栓される。この開栓部は、カートリッジが封板で密
封される型式の場合は穿針型で、再充填型封止機構型の
場合は押し棒型となる。
【0007】開栓されたカートリッジから高圧ガスが流
出し、ガス取出部を通って減圧部で減圧され、ガス流出
口へ流れる。このガス流出口に自閉弁を配設しておけ
ば、ガスはこの自閉弁により流出を阻止されるので、ガ
ス供給部と飲料抽出部を分離型とすることもできる。
【0008】容器内の圧力がこの減圧部で減圧された圧
力より低いときはガスがガス導入路を通って容器内に入
り、炭酸飲料の表面を加圧する。
【0009】分離型の場合、ガス導入路に逆止弁を設け
ておけば、加圧時にガス流出口をガス導入路と分離した
際に、容器内ガスの流出を防ぐ。また、ガス導入路の外
端を蓋で閉塞するようにすると、異物の侵入を防げ、ガ
ス抜け予防にもある程度役立つ。容器内の圧力と減圧部
での圧力が均衡するとカートリッジからのガスの流出は
止む。
【0010】炭酸飲料を取出したいときは、抽出口に容
れ物、例えばコップを当てがい、開閉弁を開放する。抽
出口にノズルを接続した場合はこのノズルの先端に容れ
物を当てがう。開閉弁の操作には例えばレバー、押し釦
又はネジ棒が採用される。開閉弁の開放により飲料導出
路が開通する。そのため、容器内ガスの圧力で表面を圧
下された炭酸飲料は減圧器の突き出た吸込口から減圧器
に吸い込まれ、吐出口を通ってサイホン管に流れる。
【0011】この場合、螺旋状の溝が炭酸飲料の通路と
なり、この溝はケースと中子を嵌合するだけで両者の内
外壁面間に形成されるので、流路断面は常に一定とな
り、正確な流量制御が可能となる。この減圧器を通った
炭酸飲料はサイホン管の内部を上昇し、飲料導出路を通
って抽出口から容れ物に抽出される。開閉弁を閉じれ
ば、飲料導出路が閉止されて飲料の抽出が止む。
【0012】飲料の抽出により容器内の圧力がガス供給
部の減圧部内の圧力より低くなると、減圧部よりガスが
ガス導入路を通って容器内に流入する。そして、この流
入は両圧力がバランスするまで続く。
【0013】減圧器の吸込口は中子から突き出ているの
で、そのレベルは容器の底壁上面の最も低いレベルと一
致するか又は極めて近くなっており、飲料の抽出を終え
た場合、容器内に残留する飲料はごく僅かとなる。抽出
用減圧器を分解し、これを洗浄すれば衛生的となる。
【0014】飲料を満たした容器を用意してガス供給部
と飲料抽出部をこの容器に取付ければ、前回と同様にし
て炭酸飲料を抽出できる。
【0015】本発明にかかる第二の炭酸飲料抽出用減圧
器はケースと中子を有している。該ケースは円筒形状
で、該中子は該ケースに密嵌する円柱形状である。該中
子の外周壁面に螺旋状の溝が形成され、該溝は、該ケー
スと該中子を密嵌した状態で、内端部が吸込口に導通し
かつ外端部が吐出口に導通する流体通路を現出する。こ
の第二の炭酸飲料抽出用減圧器は、吸込口と吐出口が第
一の炭酸飲料抽出用減圧器と反対になっており、吸込口
がケースから突き出ている。作用は第一の炭酸飲料抽出
用減圧器とほとんどが同様なので、説明は省略する。
【0016】該ケースは、該中子の離脱方向外端に開放
口を有し、また嵌合方向内端に端壁を有し、該端壁の外
面に該ケース内と連通した嘴管が形成され、該嘴管の先
端が該吐出口になっていてもよい。この場合、中子をケ
ースの一端の開放口からこのケースに嵌合するだけで減
圧器の形成ができ、分解も簡単で、嘴管をサイホン管に
接続するだけで減圧器のセットができる。
【0017】該ケースは、該中子の離脱方向外端に開放
口を有し、また嵌合方向内端に端壁を有し、該端壁の外
面に該ケース内と連通した嘴管が形成され、該嘴管の先
端が該吸込口となっていてもよい。この場合も、中子を
ケースの一端の開放口からこのケースに嵌合するだけで
減圧器の形成ができ、分解も簡単で、嘴管の先端に吸込
口があるので、容器内の低いレベルに開口することにな
り、炭酸飲料の残量が少なくなる。
【0018】該ケースと該中子の対向周面は、両者の嵌
合方向に向かって縮径するテーパー面に形成され、該ケ
ースは該開放口側で周壁の一部が軸線方向へ突き出た一
対の耳を備え、該耳にだぼ穴が穿たれ、該中子の外周の
だぼが該だぼ穴に係合しており、該開放口は該ケースと
該中子の一方に配したOリングにより密閉されていても
よい。この場合、減圧器の作動中、炭酸飲料の入口と出
口間に発生する圧力差が中子をケース内へ押し込むの
で、両テーパー面が圧着して隙間が発生せず、正確な流
量制御が可能で、中子とケースはだぼとだぼ穴の弾発係
合により一体化されるので、供用中に両者が離脱するこ
とがなく、該開放口は該ケースと該中子の一方に配した
Oリングにより密閉されるので炭酸飲料は確実に流体通
路を流れ、減圧が確実に行われる。
【0019】該中子は、その軸線方向に延びかつ該ケー
スとの嵌合方向の内端部が閉塞された導路を備え、該導
路の外端部は突出部となってその端面に該吸込口が開口
していてもよい。この場合、突出部の端面から炭酸飲料
を吸い込むので、容器内の低いレベルまで吸引でき、残
量が少くなる。
【0020】該中子は、その軸線方向に延びかつ該ケー
スとの嵌合方向の内端部が閉塞された導路を備え、該導
路の外端部は突出部となってその端面に該吐出口が開口
していてもよい。この場合、突出部にサイホン管を接続
するだけで、減圧器をセットできる。
【0021】該導路は偏心していてもよい。この場合、
導路と螺旋状の溝との距離が短く、導結がし易い。
【0022】該中子に、該ケースに対する嵌合方向と反
対側の端面から該導路を残して嵌合方向へ延びた、凹窩
が形成されていてもよい。この場合、中子の材料を節約
でき、かつ軽量となる。
【0023】
【発明実施の形態】本発明に係る減圧器Rはケース1と
中子2を有している。図1〜3で、ケース1は円筒形状
で、中子2はケース1に密嵌する円柱形状となってい
る。図4及び図6で、この中子2の外周壁面21に螺旋
状の溝22が形成される。この溝22は、図1及び図3
に示すように、ケース1と中子2を密嵌した状態で流体
通路3を現出する。そして、この流体通路3の一端が吐
出口4に連通し、他端が中子2から突き出た位置にある
吸込口5に導通している。
【0024】図8に示すように、この減圧器Rは次のよ
うにして使用される。6は炭酸飲料抽出器で、飲料抽出
部7とガス供給部8を有している。この炭酸飲料抽出器
6の構成は特願平10−335243号に示されたもの
と同様なので、概略説明に止める。
【0025】飲料抽出部7は容器71、キャップ72、
サイホン管73、開閉弁74及び抽出口75を有してい
る。キャップ72は容器71の開口部76を閉塞するも
ので、弾性の逆止弁77付きガス導入路78及び飲料導
出路79を有している。サイホン管73は上端部が飲料
導出路79に導結され、下端に減圧器Rが導結される。
飲料導出路79はキャップ72の頂部に貫設される。
【0026】開閉弁74はキャップ72の上方でレバー
80に連結され、スプリング81により飲料導出路79
を閉位置に保つ傾向を与えられる。
【0027】抽出口75は一端がキャップ72外に開口
してノズル82が接続され、他端が飲料導出路79と開
閉弁74の下流側で連通している。
【0028】ガス供給部8も本件出願人が先に種々の出
願で採用したものと同様の構成で、特願平10−335
243号の構成とも同様なので、概略説明に止める。こ
のガス供給部8は本体83、ガスカートリッジCの取付
部84、開栓部85、ガス取出部86、減圧部87及び
ガス流出口88を有し、このガス流出口88に自閉弁8
9が配設されている。この自閉弁89はガス供給部8と
飲料抽出部7が分離型の場合、分離時にガス流出口88
を常に閉止するようになっている。そして、このガス供
給部8はガス流出口88がキャップ72のガス導入路7
8と導通するようになっている。
【0029】図示の炭酸飲料抽出器6は、減圧器Rを備
えたサイホン管73を炭酸飲料の入った容器71に入れ
て、飲料抽出部7のキャップ72をこの容器71の開口
部76に気密に取付ける。
【0030】ガス導入路78はキャップ72の頂部に貫
設され、逆止弁77が圧嵌している。ガス導入路78に
外部から規定された圧力がかかるとこの逆止弁77が開
いて外部から容器71の内部へガスを流し、圧力がこの
規定値以下になるとこの逆止弁77が閉じて容器71の
内部のガスが外部へ流出するのを阻止する。
【0031】次に、ガス供給部8ではガスカートリッジ
Cをその取付部84に取付ける。ガスカートリッジCは
開栓部85で開栓され、圧力ガスがガス取出部86に出
て減圧部87で減圧される。減圧されたガスがガス流出
口88を通って飲料抽出部7のガス導入路78に入り、
容器71に流れ込む。そして、容器71内の圧力と減圧
されたガスの圧力が均衡するとガスの流れは停止する。
【0032】容器71内の炭酸飲料はその液面にこのガ
ス圧がかかるので、レバー80で飲料導出路79を開け
ば、容器71内の炭酸飲料はガス圧により減圧器R内を
均一に流れ、サイホン管73内を昇流して抽出口75を
通り、ノズル82から抽出される。レバー80を放せば
スプリング81により飲料導出路79が閉じ、飲料の抽
出は停止する。
【0033】減圧器Rではケース1と中子2の嵌合によ
り、螺旋状の溝22が炭酸飲料を通す流体通路3を形成
しているので、流路断面は常に一定となり、正確な流量
制御が可能となる。
【0034】吸込口5は中子2の離脱方向の端面より外
方へ突き出た位置にあるので、容器71に入れた場合、
吸込口5のレベルLが可及的に下位に位置し、炭酸飲料
の残留量が極めて僅かとなって、経済的である。
【0035】本発明に係る第二の炭酸飲料抽出用減圧器
はケース1と中子2を有している。このケース1は円筒
形状で、中子2はこのケース1に密嵌する円柱形状であ
る。この中子2の外周壁面21に螺旋状の溝22が形成
されている。そして、この溝22は、ケース1と中子2
を密嵌した状態で、内端部33aがケース1から突き出
た吸込口5に導通しかつ外端部33bが吐出口4に導通
する、流体通路3を現出する。この第二の炭酸飲料抽出
用減圧器の場合、第一の炭酸飲料抽出用減圧器の吐出口
4と吸込口5が反対となって入れ替わっているが、その
作用はほとんど差がないので、説明は省略する。図8に
示すように、突出部52に補足管52’を継ぎ足せば、
レベルLを更に下げることもできる。
【0036】ケース1は、中子2の離脱方向外端に開放
口11を、また嵌合方向内端に端壁12をそれぞれ有
し、この端壁12の外面にケース1内と連通した嘴管1
3が形成され、この嘴管13の先端が吐出口4となって
いる。こうすると、中子2をケース1の一端の開放口1
1からこのケース1に嵌合するだけで減圧器の形成がで
き、分解も簡単で、嘴管13をサイホン管73に接続す
るだけで減圧器のセットができる。
【0037】ケース1は、中子2の離脱方向外端に開放
口11を、また嵌合方向内端に端壁12をそれぞれ有
し、この端壁12の外面にケース1内と連通した嘴管1
3が形成され、この嘴管13の先端が吸込口5となって
いる。こうすると、中子2をケース1の開放口11から
このケース1に嵌合するだけで減圧器の形成ができ、分
解も簡単で、嘴管13の先端に吸込口5があるので、容
器71内の低いレベルに開口することになり、炭酸飲料
の残量が少なくなる。
【0038】ケース1と中子2の対向周面は、両者の嵌
合方向に向かい角度θで縮径するテーパー面14、23
に形成される。ケース1は開放口11側で周壁の一部が
軸線方向へ突き出た一対の耳15を備え、これらの耳1
5にだぼ穴16が穿たれる。中子2の外周のだぼ24が
だぼ穴16に係合しており、開放口11はケース1と中
子2の一方に配したOリング9により密閉されている。
こうすると、減圧器Rの作動中、炭酸飲料の吸込口5と
吐出口4間に発生する圧力差が中子2をケース1内へ押
し込むので、両テーパー面14と23が圧着して隙間が
発生せず、正確な流量制御が可能である。また、中子2
とケース1は、だぼ24とだぼ穴16の弾発係合により
一体化されるので、供用中に両者が離脱することがな
い。更に、開放口11はケース1と中子2の一方に配し
たOリング9により密閉されるので炭酸飲料は確実に流
体通路3を流れ、減圧が確実に行われる。
【0039】中子2は、その軸線方向に延びかつケース
1との嵌合方向の内端部が閉塞された導路51を備え、
この導路51の外端部は突出部52となってその端面に
吸込口5が開口している。こうすると、突出部52の端
面から炭酸飲料を吸い込むので、容器71内の低いレベ
ルまで吸引でき、残量が少くなる。
【0040】中子2は、その軸線方向に延びかつケース
1との嵌合方向の内端部が閉塞された導路51を備え、
この導路51の外端部は突出部52となってその端面に
吐出口4が開口している。こうすると、突出部52にサ
イホン管73を接続するだけで、減圧器をセットでき
る。
【0041】通路51は偏心している。こうすると、通
路51と螺旋状の溝22との距離が短く、導結がし易
い。
【0042】中子2に、ケース1に対する嵌合方向と反
対側の端面から導路51を残して嵌合方向へ延びた、凹
窩25が形成されている。こうすると、中子2の材料を
節約でき、かつ軽量となる。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る第一の炭酸飲料抽出用減圧
器によれば、螺旋状の溝が炭酸飲料の通路となり、この
溝はケースと中子を嵌合するだけで両者の内外壁面間に
形成されるので、流路断面は常に一定となり、正確な流
量制御を行え、また分解洗浄も簡単にできる。
【0044】請求項2の本発明に係る第二の炭酸飲料抽
出用減圧器によれば、第一の炭酸飲料抽出用減圧器と同
様の作用効果を奏する。
【0045】請求項3によれば、中子をケースの一端の
開放口からこのケースに嵌合するだけで減圧器の形成が
でき、分解も簡単で、嘴管をサイホン管に接続するだけ
で減圧器のセットができる。
【0046】請求項4によれば、中子をケースの一端の
開放口からこのケースに嵌合するだけで減圧器の形成が
でき、分解も簡単で、嘴管の先端に吸込口があるので、
容器内の低いレベルに開口することになり、炭酸飲料の
残量が少なくなる。
【0047】請求項5によれば、減圧器の作動中、炭酸
飲料の入口と出口間に発生する圧力差が中子をケース内
へ押し込むので、両テーパー面が圧着して隙間が発生せ
ず、正確な流量制御が可能で、中子とケースはだぼとだ
ぼ穴の弾発係合により一体化されるので、供用中に両者
が離脱することがなく、該開放口は該ケースと該中子の
一方に配したOリングにより密閉されるので炭酸飲料は
確実に流体通路を流れ、減圧が確実に行われる。
【0048】請求項6によれば、突出部の端面から炭酸
飲料を吸い込むので、容器内の低いレベルまで吸引で
き、残量が少くなる。
【0049】請求項7によれば、突出部にサイホン管を
接続するだけで、減圧器をセットできる。
【0050】請求項8によれば、導路と螺旋状の溝との
距離が短く、導結がし易い。
【0051】請求項9によれば、中子の材料を節約で
き、かつ軽量となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第一の炭酸飲料抽出用減圧器の
具体例を示す側面図で、ケース1を切断してある。
【図2】左側面図である。
【図3】図1の3−3線断面図で、本発明にかかる第二
の炭酸飲料抽出用減圧器の具体例も括弧付き符号で示し
てある。
【図4】中子2の側面図で、図1の中心線上で180°
回転したものである。
【図5】図4の右側面図である。
【図6】図4の手前半分を切除して示す図である。
【図7】減圧器Rをサイホン管73に接続した状態の側
面図である。
【図8】本発明にかかる第一の炭酸飲料抽出用減圧器の
具体例を使用した炭酸飲料抽出器の一部切断正面図であ
る。
【図9】本発明にかかる第二の炭酸飲料抽出用減圧器の
具体例を、ケース1を切断して示す、側面図である。
【図10】従来の炭酸飲料抽出用減圧器を使用した炭酸
飲料抽出器の一部切断正面図である。
【符号の説明】 1 ケース 2 中子 3 流体通路 4 吐出口 5 吸込口 9 Oリング 11 開放口 12 端壁 13 嘴管 14 テーパー面 15 耳 16 だぼ穴 21 外周壁面 22 溝 23 テーパー面 24 だぼ 25 凹窩 33a 内端部 33b 外端部 51 導路 52 突出部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(1)と中子(2)を有し、該ケース
    (1)は円筒形状で、該中子(2)は該ケース(1)に密嵌する
    円柱形状で、該中子(2)の外周壁面(21)に螺旋状の溝(2
    2)が形成され、該溝(22)は、該ケース(1)と該中子(2)を
    密嵌した状態で、内端部(33a)が吐出口(4)に導通しかつ
    外端部(33b)が該中子(2)から突き出た吸込口(5)に導通
    する、流体通路(3)を現出することを特徴とする炭酸飲
    料抽出用減圧器。
  2. 【請求項2】 ケース(1)と中子(2)を有し、該ケース
    (1)は円筒形状で、該中子(2)は該ケース(1)に密嵌する
    円柱形状で、該中子(2)の外周壁面(21)に螺旋状の溝(2
    2)が形成され、該溝(22)は、該ケース(1)と該中子(2)を
    密嵌した状態で、内端部(33a)が該ケース(1)から突き出
    た吸込口(5)に導通しかつ外端部(33b)が吐出口(4)に導
    通する、流体通路(3)を現出することを特徴とする炭酸
    飲料抽出用減圧器。
  3. 【請求項3】 該ケース(1)は、該中子(2)の離脱方向外
    端に開放口(11)を、また嵌合方向内端に端壁(12)をそれ
    ぞれ有し、該端壁(12)の外面に該ケース(1)内と連通し
    た嘴管(13)が形成され、該嘴管(13)の先端が該吐出口
    (4)となっている請求項1に記載の炭酸飲料抽出用減圧
    器。
  4. 【請求項4】 該ケース(1)は、該中子(2)の離脱方向外
    端に開放口(11)を、また嵌合方向内端に端壁(12)をそれ
    ぞれ有し、該端壁(12)の外面に該ケース(1)内と連通し
    た嘴管(13)が形成され、該嘴管(13)の先端が該吸込口
    (5)となっている請求項2に記載の炭酸飲料抽出用減圧
    器。
  5. 【請求項5】 該ケース(1)と該中子(2)の対向周面は、
    両者の嵌合方向に向かって縮径するテーパー面(14)(23)
    に形成され、該ケース(1)は該開放口(11)側で周壁の一
    部が軸線方向へ突き出た一対の耳(15)を備え、該耳(15)
    にだぼ穴(16)が穿たれ、該中子(2)の外周のだぼ(24)が
    該だぼ穴(16)に係合しており、該開放口(11)は該ケース
    (1)と該中子(2)の一方に配したOリング(9)により密閉
    されている請求項3又は4に記載の炭酸飲料抽出用減圧
    器。
  6. 【請求項6】 該中子(2)は、その軸線方向に延びかつ該
    ケース(1)との嵌合方向の内端部が閉塞された導路(51)
    を備え、該導路(51)の外端部は突出部(52)となってその
    端面に該吸込口(5)が開口している請求項1又は3に記
    載の炭酸飲料抽出用減圧器。
  7. 【請求項7】 該中子(2)は、その軸線方向に延びかつ
    該ケース(1)との嵌合方向の内端部が閉塞された導路(5
    1)を備え、該導路(51)の外端部は突出部(52)となってそ
    の端面に該吐出口(4)が開口している請求項2又は4に
    記載の炭酸飲料抽出用減圧器。
  8. 【請求項8】 該導路(51)は偏心している請求項6又は
    7に記載の炭酸飲料抽出用減圧器。
  9. 【請求項9】 該中子(2)に、該ケース(1)に対する嵌合
    方向と反対側の端面から該導路(51)を残して嵌合方向へ
    延びた、凹窩(25)が形成されている請求項6、7又は8
    に記載の炭酸飲料抽出用減圧器。
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