JP2001253428A - 紙製の箱体 - Google Patents

紙製の箱体

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JP2001253428A
JP2001253428A JP2000064980A JP2000064980A JP2001253428A JP 2001253428 A JP2001253428 A JP 2001253428A JP 2000064980 A JP2000064980 A JP 2000064980A JP 2000064980 A JP2000064980 A JP 2000064980A JP 2001253428 A JP2001253428 A JP 2001253428A
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JP
Japan
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box
side wall
cardboard
end surface
corrugated
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JP2000064980A
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English (en)
Inventor
Nobuyasu Sasayama
信泰 笹山
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TAMOTSU SHIKO KK
Original Assignee
TAMOTSU SHIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価で、環境に優しい、ダンボールを
使用して、軽量にして外観及び強度共に優れた紙製の箱
体を提供する。 【解決手段】 表ライナー2と裏ライナー4の間に波形
の中芯紙3が貼り合わせられたダンボールからなる多角
形箱体において、箱体の側壁1を、中芯紙3の波形断面
が上下端面に位置するように、ダンボールを折り曲げて
形成したもので、箱体の角7を形成する前記折り曲げ位
置において、ダンボールの裏ライナー4と中芯紙3を、
該角7を頂点として、実質的に〔180度−(箱体の角
の角度)〕の角度を形成するように、切り欠き、かつ前
記側壁の上端面を装飾テープ5で覆っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンボールからな
る紙製の箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】製造の容易性及び価格等の点から、重箱
等の箱体の製造に合成樹脂を使用することが多くなって
きたが、環境問題等から、これは避ける必要がある。し
かし、木製で箱体を製造するためには、反りなどを発生
しない木目の揃った木材を準備する必要があり、高価に
つくだけでなく、木製の箱体を品質よく製造する者も少
なくなってきている。そこで、紙で箱体を製造すること
が求められるが、安定した強度を得るためには、重量が
増し、取扱い難く、また、価格面でも、問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、比較的安価
で、環境に優しい、ダンボールを使用して、軽量にして
外観及び強度共に優れた紙製の箱体を提供することを課
題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の箱体は、表ライ
ナーと裏ライナーの間に波形の中芯紙が貼り合わせられ
たダンボールからなる多角形の箱体であって、箱体の側
壁が、中芯紙の波形断面が上下端面に位置するように、
ダンボールを折り曲げて形成されており、箱体の角を形
成する前記折り曲げ位置において、ダンボールの裏ライ
ナーと中芯紙が、該角を頂点として、実質的に〔180
度−(箱体の角の角度)〕の角度を形成するように、切
り欠かれていること、及び前記側壁の上端面が装飾テー
プで覆われていることを特徴とする。
【0005】かかる箱体は、中芯部分に空隙を有するダ
ンボールを使用するため、比較的軽量であるにもかかわ
らず、側壁のダンボールの中芯紙の蛇腹状の面が縦に走
り、筋交いの如く働くため、非常に形状安定性がよく、
かつ強度的にも問題のない製品が得られる。更に、箱体
の角を形成する折り曲げは、裏ライナーと中芯紙を、そ
の角度に応じて切り欠くだけで、確実に形成できる。ま
た、中芯紙の波形断面が露出する上端面は、装飾テープ
で覆うことにより、意匠効果にも優れた製品を得ること
ができる。
【0006】本発明の箱体は、底面にもダンボールを使
用するのが好ましく、底面の取り付けは、箱体側壁の下
方の底面取り付け位置で、ダンボールの裏ライナーと中
芯紙が底面ダンボールの厚さだけ切り欠き、そこに底面
ダンボールの周囲を挿入固定できるよにするのがよい。
【0007】なお、側壁の上端面を装飾テープで覆う
際、装飾テープは直接ダンボール端面に装着されてもよ
いが、中芯紙の波型断面が、装飾テープ表面の外観に影
響を及ぼさないように、前記端面に、それを構成するダ
ンボールの厚さと実質的に同一幅のシール用テープを置
き、その上から装飾テープを施すのが好ましい。
【0008】シール用テープは、やはり紙製であるのが
好ましく、直接、側壁上端面に載置して、その上を装飾
テープで覆うようにしてもよいが、接着剤又は粘着剤で
側壁上端面に接合し、その上から装飾テープで覆うのが
好ましい。
【0009】箱体側壁の下端面も、上端面と同様に装飾
テープで覆われるのが好ましく、この場合にも、シール
用テープを間に使用するのが好ましい。
【0010】箱体は、蓋付きの重箱状に形成してもよ
く、この場合、箱本体は、前述の箱体と同様にして、外
箱と内箱を、外箱の内面に内箱の外面が適合するように
形成し、前記外箱の底面に前記内箱を載置固定し、外箱
の側壁の上端面より上方に、内箱の側壁の上端面が突出
するように形成することにより、外箱と同様の大きさの
壁面を有する蓋を、箱本体に安定して、精度よく、載置
できる。また、箱本体の底面の位置(外箱の側壁下端か
ら底面までの高さ)を、外箱から上方に突出する中箱の
口部の高さと同一とすることによって、箱本体を重箱と
して、重ねて使用することができる。
【0011】外箱を形成するダンボールと内箱を形成す
るダンボールは同一であってもよいが、前者の厚さよ
り、後者の厚さを若干薄くするのが好ましい。また、底
面に使用するダンボールも、箱体を形成するものより薄
くてよい。
【0012】ダンボールの種類は特に限られないが、箱
体の内面及び外面が美しく仕上がるように、白色紙を使
用するのが好ましく、また、箱体の外面を構成する壁面
には、表ライナー上に着色したり、表紙を貼着してもよ
い。なお、表ライナー上に着紙を貼着した際には、箱体
の角を形成する折り曲げ部の切り欠きが表ライナーに及
んでもよい。また、箱体の角を形成する折り曲げ部の切
り欠きの角度は、実質的に〔180度−(箱体の角の角
度)〕とするが、これは波形の中芯紙を含むため、厳密
なものではなく、折り曲げた時に、適切な角度の角を形
成するものであればよい。
【0013】なお、本発明の箱体は、多角形であればよ
く、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等、いず
れの形状のものであっても、安定して、効率よく形成で
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に従
って説明する。図1の例は、表ライナー2と裏ライナー
4の間に波形の中芯紙3が貼り合わせられたダンボール
からなる四角形の箱体であり、箱体の側壁1が、中芯紙
3の波形断面が上下端面に位置するように、ダンボール
を折り曲げて形成されている。即ち、側壁1は、箱体の
角7を形成する折り曲げ位置において、ダンボールの裏
ライナー4と中芯紙3が、角7を頂点として、実質的に
90度の角度を形成するように、切り欠き(図1のC参
照)、縦溝8が設けられ、また、底面6の取り付け位置
には、底面6を構成するダンボールの厚さの幅で、裏ラ
イナー4と中芯紙3を切り欠き、横溝9が形成されたも
のであり、この横溝9に底面6のダンボールの周囲を挿
入し、側壁1の左右両端を接着固定することにより、図
1のBの如く、箱体に形成されるものである。
【0015】なお、箱体の側壁1の上端面及び下端面に
は、ダンボールの中芯紙3の断面が露顕するが、これら
の面は、金色の装飾テープ5による縁取りで、覆われ、
図1のAの如く、ダンボールの使用を全く感知させな
い、非常に美しい外観に仕上がっている。
【0016】本発明において装飾テープ5は、接着剤や
粘着剤で直接、側壁1のダンボール端面に貼着されても
よいが、図2の如く、シール用テープ10を、側壁の端
面に貼着し、その上から、装飾テープ5による縁取りを
することにより、側壁の端面を、平面状に、安定して仕
上げることができる。
【0017】次に、図3の例は、本発明による蓋付きの
箱体である。この例では、図1と同様の方法で製造した
箱体(外箱11)の中に、内箱12を入れ、内箱12の
上端部を外箱11から突出させ、箱体口部に段差を設け
ることにより、外箱12と同様に形成された蓋体13
を、外箱11と同一面を形成するように、適合させるこ
とができるようになっている。
【0018】蓋体13の側壁1aは、外箱11の側壁1
と同様のダンボールを使用して、外箱11と同様に形成
されており、蓋体13の上板14が、外箱11の底面6
と同様の方法で、蓋体13に取り付けられている。ま
た、蓋体13の側壁1aの上端面及び下端面は、外箱1
1の上端面及び下端面及び内箱12の上端面と同様に、
装飾テープ5で覆われ、縁取られている。
【0019】なお、この例では、外箱11の側壁1の下
端面から底面迄の距離と、外箱11から突出する内箱1
2の高さが実質的に同一に形成されており、複数の箱体
を、上下に重ね合わせて、安定して使用できるようにな
っている。
【0020】これらの例はいずれも、箱体の側壁1及び
蓋体13の側壁1aと上板14を構成するダンボールの
表ライナー2に、木目状の印刷をした表紙を貼着したも
のを使用したので、箱体はいずれも、口部を金色に縁取
られた桐箱の外観を呈するものであり、非常に軽量で、
しかも扱い易いものであった。
【0021】
【発明の効果】本発明の箱体は、ダンボールを使用して
製造できるので、非常に経済的であり、しかも軽量であ
る。また、箱体の側壁が一枚のダンボールを折り曲げて
形成できるため、生産性に富み、強度的にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の製品の一例を示すもので、A
は製品の斜視図、Bは装飾テープ装着前の製品の一部破
断した斜視図、Cは製品の側壁の組み立て前の状態を示
す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の製品における側壁への装飾テ
ープの装着の一例を示す説明図である。
【図3】図3は、本発明の製品の一例を示す、一部を破
断した斜視図である。
【符号の説明】
1 側壁 2 表ライナー 3 中芯紙 4 裏ライナー 5 装飾テープ 6 底面 7 角 8 縦溝 9 横溝 10 シール用テープ 11 外箱 12 内箱 13 蓋体 14 上板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表ライナーと裏ライナーの間に波形の中
    芯紙が貼り合わせられたダンボールからなる多角形箱体
    であって、箱体の側壁が、中芯紙の波形断面が上下端面
    に位置するように、ダンボールを折り曲げて形成されて
    おり、箱体の角を形成する前記折り曲げ位置において、
    ダンボールの裏ライナーと中芯紙が、該角を頂点とし
    て、実質的に〔180度−(箱体の角の角度)〕の角度
    を形成するように、切り欠かれていること、及び前記側
    壁の上端面が装飾テープで覆われていることを特徴とす
    る紙製の箱体。
  2. 【請求項2】 箱体の底面もダンボールからなるもので
    あり、箱体側壁の下方の底面取り付け位置で、ダンボー
    ルの裏ライナーと中芯紙が底面ダンボールの厚さだけ切
    り欠かれていることを特徴とする請求項1の箱体。
  3. 【請求項3】 前記側壁の上端面に、該側壁を構成する
    ダンボールの厚さと実質的に同一幅のシール用テープを
    置き、その上から前記装飾テープが施されていることを
    特徴とする請求項1又は2の箱体。
  4. 【請求項4】 前記側壁の下端面が上端面と同様の装飾
    テープで覆われていることを特徴とする請求項1〜3い
    ずれか1項の箱体。
  5. 【請求項5】 前記箱体と同様に外箱と内箱を、外箱の
    内面に内箱の外面が適合するように形成し、前記外箱の
    底面に前記内箱を載置固定し、外箱の側壁の上端面より
    上方に、内箱の側壁の上端面が突出するように形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項の箱
    体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100806169B1 (ko) * 2006-05-17 2008-02-27 팩앤팩 주식회사 종이 앵글을 포함한 포장용 종이박스와 그 조립방법
CN102229256A (zh) * 2011-06-13 2011-11-02 李伯姗 隔层双盒的折叠方法
CN102442451A (zh) * 2011-08-26 2012-05-09 李伯姗 小口方盒的折叠方法
JP2020141785A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 株式会社日本コフィン 段ボール製棺

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040831