JP2525215Y2 - 箱 - Google Patents

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JP2525215Y2
JP2525215Y2 JP1993027063U JP2706393U JP2525215Y2 JP 2525215 Y2 JP2525215 Y2 JP 2525215Y2 JP 1993027063 U JP1993027063 U JP 1993027063U JP 2706393 U JP2706393 U JP 2706393U JP 2525215 Y2 JP2525215 Y2 JP 2525215Y2
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JP1993027063U
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JPH0615024U (ja
Inventor
茂 菅原
Original Assignee
株式会社テンヨー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、反射面(所謂ミラー)
を利用した目で楽しめる置物箱などの箱に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の反射面(所謂ミラー)を利用し
た目で楽しめる置物箱などの箱としては、例えば実願昭
55−35294号(実開昭56−138031号)の
マイクロフィルムに記載のものがある。この箱(紙函)
は、外函(A)と折曲板(B)とからなる。前記外函
(A)は、後板(1)、天板(2)、前板(3)、底板
(4)、貼着片(5)、側板(6)、差込片(7)、耳
片(8)を連設してなり、、前記前板(3)に切欠き窓
(9)を設け、その切欠き窓(9)に透明フィルム(1
0)を貼着し、この透明フィルム(10)にパターン
(P)を印刷する。一方、前記折曲板(B)は、傾斜部
(11)の表面に反射面(R)を設け、底部(12)に
パターン(Q)を印刷する。この折曲板(B)を前記外
函(A)の中に挿入して、反射面(R)を透明フィルム
(10)に対向させ、かつ底部(12)を底板(4)上
に載置する。かかる箱(紙函)は、透明フィルム(1
0)から外函(A)の中を見ると、パターン(P)と
(Q)とが立体的に合成されて反射面(R)に映り、恰
も函の内側全面が鏡でできて箱全体が鏡箱であるかのよ
うに見える。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の箱は、外函(A)の前板(3)の透明フィルム(1
0)から、すなわち外函(A)の一方から、外函(A)
の中を見た際にのみしか中空形状の箱の錯覚が得られな
い。また、上述の従来の箱は、透明フィルム(10)か
ら外函(A)の中を見ると、パターン(P)と(Q)と
が立体的に合成されて反射面(R)に映り、恰も函の内
側全面が鏡でできて箱全体が鏡箱であるかのように見え
るだけである。
【0004】本考案の目的は、上述の箱の改良に係り、
箱の二方向から箱の中を見た際に中空形状の箱の錯覚が
得られ、また空の箱の中に浮遊物が浮いているかのよう
な錯覚を与えることができる箱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、六面体の中空状の箱体を構成する6枚
の板の対角線のうち、2本の平行な対角線で形成される
平面上に仕切板を配設して、前記箱体内を二つの空間に
画成し、その仕切板の両面に反射面をそれぞれ形成し、
その二つの反射面とそれぞれ対向する板のうち、前記二
つの空間毎の一つの板に窓部をそれぞれ開設し、前記二
つの反射面に異なった装飾物をそれぞれ固定したことを
特徴とする。
【0006】
【作用】本考案は、上記の構成により、二つの窓部から
箱体内の二つの空間内をそれぞれ見ると、窓部から見た
一の空間を構成する板の内面がその窓部と対向する反射
面に反射して写し出されるので、その反射面に写し出さ
れた板の内面が恰も上述の一の空間と仕切板を挟んで反
対側の他の空間を構成する板の内面として見える。その
結果、本考案は、箱体の二つの窓部から箱体内を一見す
ると、恰も仕切板がない中空状の箱体のように見える。
また、本考案は、一つの空間に意匠を施せば、その空間
の窓部から箱体内を一見すると、恰も仕切板がなく、か
つその空間に意匠が施されている中空状の箱体のように
見え、一方何も施していない他の空間の窓部から箱体内
を一見すると、恰も仕切板がない中空状の箱体のように
見える。さらに、本考案は、二つの空間に異なった意匠
をそれぞれ施せば、箱体の二つの窓部から箱体内を見る
と、恰も1個の箱体内に異なった二つの空間が並存する
かのように見える。従って、置物として十分に楽しめ
る。特に、本考案は、二つの反射面に異なった装飾物を
それぞれ固定したものであるから、箱体の二つの窓部か
ら箱体内を一見すると、空の箱の中に浮遊物が浮いてい
るかのような錯覚を与えることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係る箱の一実施例を添付図面
を参照して説明する。図において、1は箱体で、この箱
体1は内法の高さと奥行きとがほぼ等しい立方体形状の
中空状をなし、不透明の合成樹脂で成形した正面板10
と、背面板11と、左側面板12と、右側面板13と、
平面板14と、底面板15との6枚の板からなる。前記
正面板10および右側面板13に正方形の窓部100お
よび130をそれぞれ開設し、その正面板10および右
側面板13の窓部100および130の内面側の縁にそ
の窓部100および130より1回り大きい正方形の段
部101および131をそれぞれ設ける。前記平面板1
4および底面板15の内面に段部140および150を
2本の平行な対角線(正面板10側の辺および右側面板
13側の辺のなす角と、背面板11側の辺および左側面
板12側の辺のなす角とを結ぶ対角線)上に設ける。か
くして、前記正面板10,背面板11,左側面板12,
右側面板13,平面板14,底面板15などの6枚の板
により、立方体(六面体)形状の中空状の箱体1を構成
する。
【0008】2は不透明の合成樹脂で成形した長方形の
仕切板である。この仕切板2を前記箱体1の平面板14
および底面板15の段部140および150に掛け止め
て、箱体1内を正面板10側の空間と右側面板13側の
空間との2つの空間に仕切る。20は前記仕切板2とほ
ぼ同一の大きさの長方形の反射面板である。この反射面
板20は、例えばフレキシブルな合成樹脂製の薄板の表
面にアルミ箔を接着(又はアルミを蒸着)したものであ
る。すなわち、この反射面板20は、表面に反射面を一
体に形成してなるものである。この反射面板20を前記
仕切板2の両面に、この反射面板20の反射面を前記箱
1の2個の窓部100及び130とそれぞれ対向させ
て、重ね合わせる。
【0009】図において、3Dおよび3Eは前記仕切板
2および反射面板20の縁をカムフラージュする模様板
で、この模様板3Dおよび3Eは左側面板12および背
面板11とほぼ同一の大きさの正方形の部分30と、平
面板14および底面板15の仕切板2(段部140およ
び150)より正面板10側および右側面板13側の部
分と同一の大きさの直角二等辺三角形の部分31,32
とからなり、この三角形の部分31,32を前記正方形
の部分30の上下両辺より直角に立上げる。前記正面板
10側の模様板3Dの表面に千代紙模様(意匠)を施
し、かつ右側面側の模様板3Eの表面に空模様(意匠)
を施す。
【0010】図において、5Dは前記正面板10側の装
飾物で、この正面板10側の装飾物5Dは折り鶴の半分
のものとし、これを前記正面板10側の反射面板20の
反射面ほぼ中央上に接着などで固定する。図において、
5Eは前記右側面板13側の装飾物(意匠)で、この右
側面板13側の装飾物5Eは野草とし、これを前記右側
面板13側の模様板3Eの三角形部分32の表面に固定
する。図において、5Fは同じく前記右側面板13側の
装飾物で、この右側面板13側の装飾物5Fは雁とし、
これを前記右側面板13側の反射面板20上に複数個並
べて固定する。
【0011】4はガラス体や合成樹脂板などからなる正
方形の透明板で、この透明板4を前記正面板10および
右側面板13の段部101および131に嵌合して接着
などで固定する。
【0012】この実施例における本考案の箱(置物箱)
は、以上の如き構成よりなるから、正面板10の窓部1
00から箱体1内を見ると、この正面板10側の空間を
構成する板の内面、すなわち模様板3Dの千代紙模様が
反射面板20の反射面に反射して写し出されるので、そ
の反射面に写し出された千代紙模様が恰もこの正面板1
0側の空間と仕切板2を挟んで反対側の空間を構成する
板の内面模様として見える。しかも、反射面板20の反
射面に固定された装飾物5Dの折り鶴の半分が反射面に
写し出され、その反射面に写し出された装飾物5Dの折
り鶴の半分と実際の折り鶴の半分とが一つとなり、恰も
折り鶴が千代紙模様の中で浮いているかのように見え
る。
【0013】また、右側面板13の窓部130から箱体
1内を見ると、この右側面板13側の空間を構成する板
の内面、すなわち模様板3Eの空模様が反射面板20の
反射面に反射して写し出されるので、その反射面に写し
出された空模様が恰もこの右側面板13側の空間と仕切
板2を挟んで反対側の空間を構成する板の内面模様とし
て見える。さらに、右側面板13側の模様板3Eに固定
した装飾物5Eの野草も同様に反射面の反射作用により
箱体1の底面板15全体に生い茂っているかのように見
える。しかも、反射面板20に固定された装飾物5Fの
雁が反射面に写し出され、その反射面に写し出された装
飾物5Fの雁と実際の雁とが一つとなり、恰も雁が野原
の上空を飛翔しているかのように見える。
【0014】このように、二つの窓部100および13
0から箱体1内を見ると、恰も1個の箱体1内に異なっ
た2個の空間が並存するかのように見え、置物として十
分に楽しめる。
【0015】なお、上述の実施例においては、仕切板2
の両面にそれぞれ配設した仕切板2と別個の反射面板2
0の窓部100および130と対向する面に反射面を一
体に形成してなるものであるが、仕切板2の両面にアル
ミ箔を接着(又はアルミを蒸着)して、その仕切板2の
両面に反射面を直接一体に形成しても良い。また、模様
板3Dおよび3Eを使用せずに、箱体1の板の内面に装
飾物や模様等の意匠を直接施しても良い。さらに、窓部
100および130に透明板4を配設したが、この透明
板4を用いなくとも良い。なお、上述の実施例において
は、箱体1内の二つの空間にそれぞれ異なった意匠を施
したものであるが、上述の二つの空間のうちの一に意匠
を施したりしても良いし、あるいは上述の二つの空間に
何も施さなくても良い。また、上述の実施例において
は、箱体1が立方体形状をなすものであるが、箱体1が
上述の実施例における平面板14及び底面板15方向に
伸縮した直方体形状をなすものであっても良い。
【0016】
【考案の効果】以上から明らかなように、本考案の箱
は、置物として十分に楽しめる。特に、本考案の箱は、
箱体の二つの窓部から箱体内を一見すると、空の箱の中
に浮遊物が浮いているかのような錯覚を与えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る箱の一実施例を示し、箱体が立方
体形状の分解斜視図である。
【図2】正面側の斜視図である。
【図3】右側面側の斜視図である。
【図4】図2におけるIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
1…立方体形状の箱体、10…正面板、100…窓部、
11…背面板、12…左側面板、13…右側面板、13
0…窓部、14…平面板、15…背面板、2…仕切板、
20…反射面板、3Dおよび3E…模様板、4…透明
板、5D,5Eおよび5F…装飾物。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6枚の板から構成される六面体の中空状
    の箱体と、 前記6枚の板の対角線のうち2本の平行な対角線で形成
    される平面上に配設して、前記箱体内を二つの空間に画
    成する仕切板と、 その仕切板の両面にそれぞれ形成した反射面と、 その二つの反射面とそれぞれ対向する板のうち、前記二
    つの空間毎の一つの板にそれぞれ開設した窓部と、前記二つの反射面にそれぞれ固定した異なった装飾物
    と、 を備えたことを特徴とする箱。
JP1993027063U 1993-05-24 1993-05-24 Expired - Lifetime JP2525215Y2 (ja)

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