JPH074195Y2 - 箱 - Google Patents
箱Info
- Publication number
- JPH074195Y2 JPH074195Y2 JP880591U JP880591U JPH074195Y2 JP H074195 Y2 JPH074195 Y2 JP H074195Y2 JP 880591 U JP880591 U JP 880591U JP 880591 U JP880591 U JP 880591U JP H074195 Y2 JPH074195 Y2 JP H074195Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- space
- window
- partition plate
- box body
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cartons (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、所謂ミラーを利用し、
収納物が消失したような錯覚を与えて、目で楽しめる預
金箱,鉛筆立箱,その他の収納箱など、または置物など
の種々様々の箱に関するものである。
収納物が消失したような錯覚を与えて、目で楽しめる預
金箱,鉛筆立箱,その他の収納箱など、または置物など
の種々様々の箱に関するものである。
【0002】
【考案の目的】本考案の目的は、視覚で楽しめる預金
箱,鉛筆立箱,その他の収納箱などの種々様々の箱を提
供することにある。
箱,鉛筆立箱,その他の収納箱などの種々様々の箱を提
供することにある。
【0003】
【考案の構成】上述の目的を達成するために、実用新案
登録請求の範囲の請求項1に記載の考案(以下、単に第
1の考案と称する。)は、中空形状をなす不透明な箱本
体内に、2つの平面に折り曲げてなる第1仕切板を配置
して、前記箱本体内の空間を2個に仕切り、その箱本体
のうち、前記仕切板の大きい折り曲げ角度側の面に対向
する部分であって、前記仕切板の折り曲げ線から仕切板
の2つの平面に対してそれぞれ垂直に延長させた2つの
延長面との交線の間の部分に、光透過性の窓を設け、前
記仕切板の前記窓に対向する面上に光反射領域を配設
し、かつ前記箱本体内の窓を持たない空間内に物を収納
したりすることができる開口を設けたことを特徴とす
る。
登録請求の範囲の請求項1に記載の考案(以下、単に第
1の考案と称する。)は、中空形状をなす不透明な箱本
体内に、2つの平面に折り曲げてなる第1仕切板を配置
して、前記箱本体内の空間を2個に仕切り、その箱本体
のうち、前記仕切板の大きい折り曲げ角度側の面に対向
する部分であって、前記仕切板の折り曲げ線から仕切板
の2つの平面に対してそれぞれ垂直に延長させた2つの
延長面との交線の間の部分に、光透過性の窓を設け、前
記仕切板の前記窓に対向する面上に光反射領域を配設
し、かつ前記箱本体内の窓を持たない空間内に物を収納
したりすることができる開口を設けたことを特徴とす
る。
【0004】実用新案登録請求の範囲の請求項7に記載
の考案(以下、単に第2の考案と称する。)は、中空形
状をなす不透明な箱本体内に、2つの平面に折り曲げて
なる第1仕切板を配置して、前記箱本体内の空間を2個
に仕切り、その箱本体のうち、前記第1仕切板の大きい
折り曲げ角度側の面に対向する部分であって、前記第1
仕切板の折り曲げ線から第1仕切板の2つの平面に対し
てそれぞれ垂直に延長させた2つの延長面との交線の間
の部分に、光透過性の第1窓を設け、前記第1仕切板の
前記第1窓に対向する面上に第1光反射領域を配設し、
前記箱本体内の前記第1窓を持たない空間に、2つの平
面に折り曲げてなる第2仕切板を配置して、前記第1窓
を持たない空間をさらに2個の空間に仕切り、前記箱本
体のうち、前記第2仕切板の大きい折り曲げ角度側の面
に対向する部分であって、前記第2仕切板の折り曲げ線
から第2仕切板の2つの平面に対してそれぞれ垂直に延
長させた2つの延長面との交線の間の部分に、光透過性
の第2窓を設け、前記第2仕切板の前記第2窓に対向す
る面上に第2光反射領域を配設したことを特徴とする。
の考案(以下、単に第2の考案と称する。)は、中空形
状をなす不透明な箱本体内に、2つの平面に折り曲げて
なる第1仕切板を配置して、前記箱本体内の空間を2個
に仕切り、その箱本体のうち、前記第1仕切板の大きい
折り曲げ角度側の面に対向する部分であって、前記第1
仕切板の折り曲げ線から第1仕切板の2つの平面に対し
てそれぞれ垂直に延長させた2つの延長面との交線の間
の部分に、光透過性の第1窓を設け、前記第1仕切板の
前記第1窓に対向する面上に第1光反射領域を配設し、
前記箱本体内の前記第1窓を持たない空間に、2つの平
面に折り曲げてなる第2仕切板を配置して、前記第1窓
を持たない空間をさらに2個の空間に仕切り、前記箱本
体のうち、前記第2仕切板の大きい折り曲げ角度側の面
に対向する部分であって、前記第2仕切板の折り曲げ線
から第2仕切板の2つの平面に対してそれぞれ垂直に延
長させた2つの延長面との交線の間の部分に、光透過性
の第2窓を設け、前記第2仕切板の前記第2窓に対向す
る面上に第2光反射領域を配設したことを特徴とする。
【0005】
【作用】第1の考案は、上記の構成により、箱本体内の
空間が仕切板で2個に仕切られ、その一方の窓を持たな
い空間(以下、収納用空間と称する。)が前記仕切板で
隠蔽され、他方の窓を持つ空間(以下、疑似空間と称す
る。)においては、その疑似空間の内面が光反射領域
(以下、ミラーと称する。)に反射して写し出されるの
で、そのミラーに写し出された内面が恰も前記疑似空間
と前記仕切板を挟んで反対側の前記収納用空間の内面と
して見えるため、窓から箱本体内を一見すると、恰も仕
切板がない中空状の箱に見えるような錯覚を与えること
ができる。その結果、窓から見ていて、収納用空間中に
物を入れた瞬間、その物が恰も消失したかのように見
え、物をただ単に収納するだけではなく、目で見て楽し
むことができる。さらに、収納箱以外に置物としても楽
しむことができる。
空間が仕切板で2個に仕切られ、その一方の窓を持たな
い空間(以下、収納用空間と称する。)が前記仕切板で
隠蔽され、他方の窓を持つ空間(以下、疑似空間と称す
る。)においては、その疑似空間の内面が光反射領域
(以下、ミラーと称する。)に反射して写し出されるの
で、そのミラーに写し出された内面が恰も前記疑似空間
と前記仕切板を挟んで反対側の前記収納用空間の内面と
して見えるため、窓から箱本体内を一見すると、恰も仕
切板がない中空状の箱に見えるような錯覚を与えること
ができる。その結果、窓から見ていて、収納用空間中に
物を入れた瞬間、その物が恰も消失したかのように見
え、物をただ単に収納するだけではなく、目で見て楽し
むことができる。さらに、収納箱以外に置物としても楽
しむことができる。
【0006】また、第2の考案は、上記の構成により、
箱本体内の空間が第1仕切板で2個に仕切られ、第1窓
を持たない空間が前記第1仕切板で隠蔽され、第1窓を
持つ空間(以下、第1疑似空間と称する。)において
は、その第1疑似空間の内面が第1光反射領域(以下、
第1ミラーと称する。)に反射して写し出されるので、
その第1ミラーに写し出された内面が恰も前記第1疑似
空間と前記第1仕切板を挟んで反対側の前記第1窓を持
たない空間の内面として見えるため、第1窓から箱本体
内を一見すると、恰も第1仕切板がない中空状の箱に見
えるような錯覚を与えることができる。また、第1窓を
持たない空間が第2仕切板でさらに2個に仕切られ、第
2窓を持たない空間(以下、共通収納用空間と称す
る。)が前記第2仕切板で隠蔽され、第2窓を持つ空間
(以下、第2疑似空間と称する。)においては、その第
2疑似空間の内面が第2光反射領域(以下、第2ミラー
と称する。)に反射して写し出されるので、その第2ミ
ラーに写し出された内面が恰も前記第2疑似空間と前記
第2仕切板を挟んで反対側の前記収納用空間の内面とし
て見えるため、第2窓から箱本体内を一見すると、恰も
第2仕切板がない空間に見えるような錯覚を与えること
ができる。その結果、第1窓から第1疑似空間を、また
第2窓から第2疑似空間を、それぞれ異なった2個の空
間を見ることができ、目でさらに楽しむことができるの
で、置物として楽しむことができる。特に、第2の考案
は、共通収納用空間内に物を収納したりすることができ
る開口を設ければ、上述の第1の考案と同様に、第1窓
および第2窓から見ていて、共通収納用空間中に物を入
れた瞬間、その物が恰も消失したかのように見え、物を
ただ単に収納するだけではなく、目で見て楽しむことが
でき、貯金箱などの収納箱としても楽しめる。さらに、
第1の考案および第2の考案は、箱本体内の疑似空間お
よび第1疑似空間および第2疑似空間に装飾物を配設す
ることにより、目でさらに楽しむことができ、かつ装飾
効果がある。さらにまた、第1の考案および第2の考案
は、箱本体内の疑似空間および第1疑似空間および第2
疑似空間の内に模様を施すことにより、ミラーおよび第
1ミラーおよび第2ミラーの縁がカムフラージュされ、
物の消失効果をより高めることができる。また、第1の
考案および第2の考案は、収納用空間内および共通収納
用空間内に、その空間内に物を収納すると作動するオル
ゴールを装備することにより、さらにオルゴールのメロ
ディーを聞くことができ、耳でも楽しむことができる。
さらに、第1の考案および第2の考案は、開閉蓋を設け
ることにより、収納用空間内および共通収納用空間内に
収納した物を取り出したりすることができる。
箱本体内の空間が第1仕切板で2個に仕切られ、第1窓
を持たない空間が前記第1仕切板で隠蔽され、第1窓を
持つ空間(以下、第1疑似空間と称する。)において
は、その第1疑似空間の内面が第1光反射領域(以下、
第1ミラーと称する。)に反射して写し出されるので、
その第1ミラーに写し出された内面が恰も前記第1疑似
空間と前記第1仕切板を挟んで反対側の前記第1窓を持
たない空間の内面として見えるため、第1窓から箱本体
内を一見すると、恰も第1仕切板がない中空状の箱に見
えるような錯覚を与えることができる。また、第1窓を
持たない空間が第2仕切板でさらに2個に仕切られ、第
2窓を持たない空間(以下、共通収納用空間と称す
る。)が前記第2仕切板で隠蔽され、第2窓を持つ空間
(以下、第2疑似空間と称する。)においては、その第
2疑似空間の内面が第2光反射領域(以下、第2ミラー
と称する。)に反射して写し出されるので、その第2ミ
ラーに写し出された内面が恰も前記第2疑似空間と前記
第2仕切板を挟んで反対側の前記収納用空間の内面とし
て見えるため、第2窓から箱本体内を一見すると、恰も
第2仕切板がない空間に見えるような錯覚を与えること
ができる。その結果、第1窓から第1疑似空間を、また
第2窓から第2疑似空間を、それぞれ異なった2個の空
間を見ることができ、目でさらに楽しむことができるの
で、置物として楽しむことができる。特に、第2の考案
は、共通収納用空間内に物を収納したりすることができ
る開口を設ければ、上述の第1の考案と同様に、第1窓
および第2窓から見ていて、共通収納用空間中に物を入
れた瞬間、その物が恰も消失したかのように見え、物を
ただ単に収納するだけではなく、目で見て楽しむことが
でき、貯金箱などの収納箱としても楽しめる。さらに、
第1の考案および第2の考案は、箱本体内の疑似空間お
よび第1疑似空間および第2疑似空間に装飾物を配設す
ることにより、目でさらに楽しむことができ、かつ装飾
効果がある。さらにまた、第1の考案および第2の考案
は、箱本体内の疑似空間および第1疑似空間および第2
疑似空間の内に模様を施すことにより、ミラーおよび第
1ミラーおよび第2ミラーの縁がカムフラージュされ、
物の消失効果をより高めることができる。また、第1の
考案および第2の考案は、収納用空間内および共通収納
用空間内に、その空間内に物を収納すると作動するオル
ゴールを装備することにより、さらにオルゴールのメロ
ディーを聞くことができ、耳でも楽しむことができる。
さらに、第1の考案および第2の考案は、開閉蓋を設け
ることにより、収納用空間内および共通収納用空間内に
収納した物を取り出したりすることができる。
【0007】
【実施例】以下、第1の考案に係る箱の一実施例を図1
乃至図6を参照して説明する。図1乃至図6は第1の考
案に係る箱の一実施例を示し、図1は第1の考案の箱を
貯金箱に応用した例の斜視図、図2は同じく分解斜視
図、図3は図1におけるIII−III線断面図、図4
は図1におけるIV−IV線断面図、図5および図6お
よび図7はこの実施例における本考案の原理および概要
を示した説明図である。
乃至図6を参照して説明する。図1乃至図6は第1の考
案に係る箱の一実施例を示し、図1は第1の考案の箱を
貯金箱に応用した例の斜視図、図2は同じく分解斜視
図、図3は図1におけるIII−III線断面図、図4
は図1におけるIV−IV線断面図、図5および図6お
よび図7はこの実施例における本考案の原理および概要
を示した説明図である。
【0008】図において、1は中空形状の正六角柱形状
をなす箱本体で、この箱本体1は同一の大きさの正六角
形の天板10および底板11と、同一の大きさの長方形
の6枚の側板12および2とからなる。前記天板10お
よび底板11および5枚の側板12は不透明の合成樹脂
で成形し、一方前記1枚の側板2は光透過性の合成樹
脂、すなわち透明な合成樹脂で成形する。前記天板10
に、後述する収納用空間4と連通する細長いコイン投入
口13を設ける。
をなす箱本体で、この箱本体1は同一の大きさの正六角
形の天板10および底板11と、同一の大きさの長方形
の6枚の側板12および2とからなる。前記天板10お
よび底板11および5枚の側板12は不透明の合成樹脂
で成形し、一方前記1枚の側板2は光透過性の合成樹
脂、すなわち透明な合成樹脂で成形する。前記天板10
に、後述する収納用空間4と連通する細長いコイン投入
口13を設ける。
【0009】図において、3は不透明の合成樹脂で成形
した仕切板で、この仕切板3は長辺が前記箱本体1の側
板12および2の長辺より若干(天板10および底板1
1の厚さ分)小さく、かつ短辺が前記箱本体1の側板1
2および2の短辺の約2分のルート3の長方形の2枚の
板を、例えば120°(240°)の角度に折り曲げて
なる。すなわち、この仕切板3は、120°(240
°)の角度に折り曲げられた2つの長方形の平面からな
る。この仕切板3を前記箱本体1内に設置して、その箱
本体1内の空間を2個の空間に仕切る。すなわち、仕切
板3の折り曲げ線30を箱本体1の中心軸に合わせ、か
つ仕切板3の左右両側辺を箱本体1の2枚の側板12の
長手方向の中心線にそれぞれ合わせ、さらに仕切板3の
大きい折り曲げ角度(240°)側の面を前記箱本体1
の透明な側板2に対向させて、仕切板3を箱本体1内に
設置する。この結果、箱本体1内の空間が仕切板3で2
個の空間、すなわち透明な側板2を持たない空間(以
下、収納用空間と称する。)4と、透明な側板2を持つ
空間(以下、疑似空間と称する。)40とに仕切られ
る。
した仕切板で、この仕切板3は長辺が前記箱本体1の側
板12および2の長辺より若干(天板10および底板1
1の厚さ分)小さく、かつ短辺が前記箱本体1の側板1
2および2の短辺の約2分のルート3の長方形の2枚の
板を、例えば120°(240°)の角度に折り曲げて
なる。すなわち、この仕切板3は、120°(240
°)の角度に折り曲げられた2つの長方形の平面からな
る。この仕切板3を前記箱本体1内に設置して、その箱
本体1内の空間を2個の空間に仕切る。すなわち、仕切
板3の折り曲げ線30を箱本体1の中心軸に合わせ、か
つ仕切板3の左右両側辺を箱本体1の2枚の側板12の
長手方向の中心線にそれぞれ合わせ、さらに仕切板3の
大きい折り曲げ角度(240°)側の面を前記箱本体1
の透明な側板2に対向させて、仕切板3を箱本体1内に
設置する。この結果、箱本体1内の空間が仕切板3で2
個の空間、すなわち透明な側板2を持たない空間(以
下、収納用空間と称する。)4と、透明な側板2を持つ
空間(以下、疑似空間と称する。)40とに仕切られ
る。
【0010】前記箱本体1のうち、前記仕切板3の大き
い折り曲げ角度(240°)側の面に対向する部分(側
板)であって、前記仕切板3の折り曲げ線30から仕切
板3の2つの平面に対してそれぞれ垂直に延長させた2
つの延長面33との交線34の間の部分(側板)に、窓
2を設ける。ここで、上述の仕切板3の大きい折り曲げ
角度は240°であり、かつ仕切板3の2つの平面と2
つの延長面33とのなす角度はそれぞれ90°であり、
この結果2つの延長面33の間のなす角度は60°とな
る。一方、正六角形の中心角と辺との関係において、中
心角60°と1つの辺とは対応している。この結果、前
記2つの延長面33のなす角度で、前記正六角柱形状の
箱本体1の中心角60°と、前記正六角柱形状の箱本体
1の1枚の側板とは、対応することとなる。従って、前
記1枚の透明な側板2を窓2とすることは、上述の条件
を十分に満足するものであり、特に問題はない。
い折り曲げ角度(240°)側の面に対向する部分(側
板)であって、前記仕切板3の折り曲げ線30から仕切
板3の2つの平面に対してそれぞれ垂直に延長させた2
つの延長面33との交線34の間の部分(側板)に、窓
2を設ける。ここで、上述の仕切板3の大きい折り曲げ
角度は240°であり、かつ仕切板3の2つの平面と2
つの延長面33とのなす角度はそれぞれ90°であり、
この結果2つの延長面33の間のなす角度は60°とな
る。一方、正六角形の中心角と辺との関係において、中
心角60°と1つの辺とは対応している。この結果、前
記2つの延長面33のなす角度で、前記正六角柱形状の
箱本体1の中心角60°と、前記正六角柱形状の箱本体
1の1枚の側板とは、対応することとなる。従って、前
記1枚の透明な側板2を窓2とすることは、上述の条件
を十分に満足するものであり、特に問題はない。
【0011】図において、5は前記仕切板3の前記窓2
に対向する表面上に、ほぼ全域に配設した光反射領域、
所謂ミラーで、このミラー5は例えばフレキシブルな合
成樹脂製の薄板の表面にアルミ箔を接着(又はアルミを
蒸着)したものである。このミラー5を前記仕切板3の
前記窓2に対向する表面上に接着して(あるいは、別個
にして)重ねる。
に対向する表面上に、ほぼ全域に配設した光反射領域、
所謂ミラーで、このミラー5は例えばフレキシブルな合
成樹脂製の薄板の表面にアルミ箔を接着(又はアルミを
蒸着)したものである。このミラー5を前記仕切板3の
前記窓2に対向する表面上に接着して(あるいは、別個
にして)重ねる。
【0012】図において、61および62は前記仕切板
3およびミラー5の縁をカムフラージュする第1模様板
および第2模様板である。前記第1模様板61は、前記
箱本体1の底板11とほぼ同一の大きさの正六角形から
中心角120°の部分を切除した形状、すなわち前記箱
本体1の疑似空間40を画成する底板とほぼ同一の大き
さの形状をなす。この第1模様板61の表面に例えば花
柄模様を施す。この第1模様板61を前記箱本体1の疑
似空間40を画成する底板11上に接着して固定する。
前記第2模様板62は、前記箱本体1の1枚の側板12
とほぼ同一の大きさをなす長方形板と、半分の側板12
とほぼ同一の大きさをなす長方形板とを、120°の角
度で折り曲げた形状をなす。この第2模様板62の小さ
い折り曲げ角度側の表面に例えば白と緑との交互の縦縞
模様を施す。この2枚の第2模様板62を前記箱本体1
の疑似空間40を画成する不透明の側板12上にそれぞ
れ接着して固定する。
3およびミラー5の縁をカムフラージュする第1模様板
および第2模様板である。前記第1模様板61は、前記
箱本体1の底板11とほぼ同一の大きさの正六角形から
中心角120°の部分を切除した形状、すなわち前記箱
本体1の疑似空間40を画成する底板とほぼ同一の大き
さの形状をなす。この第1模様板61の表面に例えば花
柄模様を施す。この第1模様板61を前記箱本体1の疑
似空間40を画成する底板11上に接着して固定する。
前記第2模様板62は、前記箱本体1の1枚の側板12
とほぼ同一の大きさをなす長方形板と、半分の側板12
とほぼ同一の大きさをなす長方形板とを、120°の角
度で折り曲げた形状をなす。この第2模様板62の小さ
い折り曲げ角度側の表面に例えば白と緑との交互の縦縞
模様を施す。この2枚の第2模様板62を前記箱本体1
の疑似空間40を画成する不透明の側板12上にそれぞ
れ接着して固定する。
【0013】図において、71および72は第1装飾物
および第2装飾物である。前記第1装飾物71は兎を模
倣した人形で、この第1装飾物71を、前記箱本体1内
の前記第1模様板61上にかつ前記2つの延長面33の
間に、前記窓2と対向さて、接着剤により固定する。前
記第2装飾物72は、蝶を模倣し、かつ真2つに分割し
た模型で、この2個の第2装飾物72分割面を、前記箱
本体1内のミラー5の2つの面にそれぞれ接着して固定
する。
および第2装飾物である。前記第1装飾物71は兎を模
倣した人形で、この第1装飾物71を、前記箱本体1内
の前記第1模様板61上にかつ前記2つの延長面33の
間に、前記窓2と対向さて、接着剤により固定する。前
記第2装飾物72は、蝶を模倣し、かつ真2つに分割し
た模型で、この2個の第2装飾物72分割面を、前記箱
本体1内のミラー5の2つの面にそれぞれ接着して固定
する。
【0014】この実施例における第1の考案の箱(貯金
箱)は、中空正六角柱形状の箱本体1内の空間が仕切板
3で収納用空間4と疑似空間40とに仕切られ、その一
方の収納用空間4が仕切板3で隠蔽されている。他方の
疑似空間40においては、図5および図7に示すよう
に、E・Pの位置から窓2を介して箱本体1内を見る
と、その疑似空間40の内面の第1模様板61の花柄模
様および第2模様板62の白と緑の縦縞模様がミラー5
に反射して写し出される。このため、そのミラー5に写
し出された模様が恰も前記疑似空間40と前記仕切板3
を挟んで反対側の前記収納用空間4の内面の模様として
見える。この結果、図1に示すように、窓2から箱本体
1内を一見すると、恰も仕切板3がない中空状の箱に見
えるような錯覚を与えることができる。従って、投入口
13からコイン14を箱本体1内に投入すると、図3お
よび図4に示すように、そのコイン14は箱本体1内の
仕切板3により仕切られている収納用空間4に収容さ
れ、その仕切板3により隠蔽されるので、窓2から箱本
体1内を見通しているのにも拘らず、コイン14を投入
口13から箱本体1内に投入した瞬間、そのコイン14
が恰も消えたかのように錯覚して見える。このように、
ただ単にコイン14を溜めるだけではなく、目で見て楽
しむことができ、知らず知らずのうちにコイン14が溜
まり、遊び心で貯金することができる。ここで、図6に
示すように、窓20が2つの延長面33の間より大きい
場合、E・P′の位置から前記延長面33より外側の窓
20のより箱本体1内を見ると、窓20の外がミラー5
に反射して見えてしまうので、本考案の箱としては好ま
しくない。従って、窓2は2つの延長面33の間に設け
る必要がある。
箱)は、中空正六角柱形状の箱本体1内の空間が仕切板
3で収納用空間4と疑似空間40とに仕切られ、その一
方の収納用空間4が仕切板3で隠蔽されている。他方の
疑似空間40においては、図5および図7に示すよう
に、E・Pの位置から窓2を介して箱本体1内を見る
と、その疑似空間40の内面の第1模様板61の花柄模
様および第2模様板62の白と緑の縦縞模様がミラー5
に反射して写し出される。このため、そのミラー5に写
し出された模様が恰も前記疑似空間40と前記仕切板3
を挟んで反対側の前記収納用空間4の内面の模様として
見える。この結果、図1に示すように、窓2から箱本体
1内を一見すると、恰も仕切板3がない中空状の箱に見
えるような錯覚を与えることができる。従って、投入口
13からコイン14を箱本体1内に投入すると、図3お
よび図4に示すように、そのコイン14は箱本体1内の
仕切板3により仕切られている収納用空間4に収容さ
れ、その仕切板3により隠蔽されるので、窓2から箱本
体1内を見通しているのにも拘らず、コイン14を投入
口13から箱本体1内に投入した瞬間、そのコイン14
が恰も消えたかのように錯覚して見える。このように、
ただ単にコイン14を溜めるだけではなく、目で見て楽
しむことができ、知らず知らずのうちにコイン14が溜
まり、遊び心で貯金することができる。ここで、図6に
示すように、窓20が2つの延長面33の間より大きい
場合、E・P′の位置から前記延長面33より外側の窓
20のより箱本体1内を見ると、窓20の外がミラー5
に反射して見えてしまうので、本考案の箱としては好ま
しくない。従って、窓2は2つの延長面33の間に設け
る必要がある。
【0015】特に、この実施例における第1の考案の箱
(貯金箱)は、疑似空間40内に第1模様板61および
第2模様板62を配設し、疑似空間40の底板11の内
面に花柄模様を、側板12の内面に白と緑との縦縞模様
をそれぞれ施したものであるから、その花柄模様および
縦縞模様により箱本体1内に配設した仕切板3およびミ
ラー5の縁をカムフラージュすることができ、コイン1
4の消失効果がさらに高めることができる。また、この
実施例における第1の考案の箱(貯金箱)は、ミラー5
上に第2装飾物72を固定したので、上述のミラー5の
反射作用により、2匹の蝶の模型(実際には真2つに分
割した蝶の模型であるが、ミラー5に反射した像とによ
り2匹の蝶の模型に見える。)が恰も中空状の箱本体1
内に浮いているかのように見え、さらに目で見て楽しむ
ことができ、装飾効果が高められる。さらに、この実施
例における第1の考案の箱(貯金箱)は、2つの延長面
33の間に兎の人形の第1装飾物71を固定したので、
図6に示すように、窓2から見て、兎の人形71は、2
つの平面のミラー5に対して死角の位置に位置する。従
って、窓2から見て、兎の人形71は、ミラー5に写し
出されない。この結果、ミラー5は恰も無いように見
え、さらに楽しく貯金することができる。
(貯金箱)は、疑似空間40内に第1模様板61および
第2模様板62を配設し、疑似空間40の底板11の内
面に花柄模様を、側板12の内面に白と緑との縦縞模様
をそれぞれ施したものであるから、その花柄模様および
縦縞模様により箱本体1内に配設した仕切板3およびミ
ラー5の縁をカムフラージュすることができ、コイン1
4の消失効果がさらに高めることができる。また、この
実施例における第1の考案の箱(貯金箱)は、ミラー5
上に第2装飾物72を固定したので、上述のミラー5の
反射作用により、2匹の蝶の模型(実際には真2つに分
割した蝶の模型であるが、ミラー5に反射した像とによ
り2匹の蝶の模型に見える。)が恰も中空状の箱本体1
内に浮いているかのように見え、さらに目で見て楽しむ
ことができ、装飾効果が高められる。さらに、この実施
例における第1の考案の箱(貯金箱)は、2つの延長面
33の間に兎の人形の第1装飾物71を固定したので、
図6に示すように、窓2から見て、兎の人形71は、2
つの平面のミラー5に対して死角の位置に位置する。従
って、窓2から見て、兎の人形71は、ミラー5に写し
出されない。この結果、ミラー5は恰も無いように見
え、さらに楽しく貯金することができる。
【0016】なお、この実施例において、図面では省略
したが、収納用空間4を構成する箱本体1の一部、例え
ば窓2を構成する側板2と対向する側板12(図1およ
び図2中15)をロック機構(図示せず)を介して着脱
可能に構成すれば、収納用空間4に収納したコイン14
をその収納用空間4から取り出すことができる。また、
上述の実施例において、図面では省略したが、収納用空
間4中に、コイン14を投入口13から収納用空間4に
投入すると作動するオルゴールなどを、内蔵すると、コ
イン14を投入する度にオルゴールが作動し、さらに耳
でも楽しむことができる。さらに、上述の実施例におい
ては、疑似空間40内に模様板61および62や装飾物
71および72を装備したが、特にこの模様板61およ
び62や装飾物71および72を装備しなくとも良く、
また模様板のみ、あるいは装飾物のみ装備したものでも
良い。
したが、収納用空間4を構成する箱本体1の一部、例え
ば窓2を構成する側板2と対向する側板12(図1およ
び図2中15)をロック機構(図示せず)を介して着脱
可能に構成すれば、収納用空間4に収納したコイン14
をその収納用空間4から取り出すことができる。また、
上述の実施例において、図面では省略したが、収納用空
間4中に、コイン14を投入口13から収納用空間4に
投入すると作動するオルゴールなどを、内蔵すると、コ
イン14を投入する度にオルゴールが作動し、さらに耳
でも楽しむことができる。さらに、上述の実施例におい
ては、疑似空間40内に模様板61および62や装飾物
71および72を装備したが、特にこの模様板61およ
び62や装飾物71および72を装備しなくとも良く、
また模様板のみ、あるいは装飾物のみ装備したものでも
良い。
【0017】図8および図9は第2の考案の箱の一実施
例を示し、図8は横断面図、図9は第1の考案の箱との
関係を示した説明図である。図において、100は中空
形状の正四角柱形状をなす箱本体で、この箱本体100
は不透明の合成樹脂で成形する。図において、301は
不透明の合成樹脂で成形した第1仕切板で、この第1仕
切板301は90°(270°)の角度に折り曲げてな
る。すなわち、この第1仕切板301は、90°(27
0°)の角度に折り曲げられた2つの平面からなる。こ
の第1仕切板301を前記箱本体100内に設置して、
その箱本体100内の空間を、第1仕切板301の大き
い折り曲げ角度(270°)側の第1疑似空間401
と、第1仕切板301の小さい折り曲げ角度(90°)
側の後述する共通収納用空間400および第2疑似空間
402のと2個の空間に仕切る。図において、201は
第1窓で、この第1窓201は前記箱本体100のう
ち、前記第1仕切板301の大きい折り曲げ角度(27
0°)側の面に対向する部分であって、前記第1仕切板
301の折り曲げ線300から第1仕切板301の2つ
の平面に対してそれぞれ垂直に延長させた2つの延長面
331との交線341の間の部分に設ける。図におい
て、501は前記第1仕切板301の前記第1窓201
に対向する表面上に、ほぼ全域に配設した光反射領域、
所謂第1ミラーである。図において、302は不透明の
合成樹脂で成形した第2仕切板で、この第2仕切板30
2は90°(270°)の角度に折り曲げてなる。すな
わち、この第2仕切板302は、90°(270°)の
角度に折り曲げられた2つの平面からなる。この第2仕
切板302を前記箱本体100内の第1疑似空間401
以外の内部に設置して、その内部を、第2仕切板302
の大きい折り曲げ角度(270°)側の第2疑似空間4
02と、第2仕切板302の小さい折り曲げ角度(90
°)側の共通収納用空間400と2個の空間に仕切る。
図において、202は第2窓で、この第2窓202は前
記箱本体100のうち、前記第2仕切板302の大きい
折り曲げ角度(270°)側の面に対向する部分であっ
て、前記第2仕切板302の折り曲げ線333から第2
仕切板302の2つの平面に対してそれぞれ垂直に延長
させた2つの延長面332との交線342の間の部分に
設ける。図において、502は前記第2仕切板302の
前記第2窓202に対向する表面上に、ほぼ全域に配設
した光反射領域、所謂第2ミラーである。
例を示し、図8は横断面図、図9は第1の考案の箱との
関係を示した説明図である。図において、100は中空
形状の正四角柱形状をなす箱本体で、この箱本体100
は不透明の合成樹脂で成形する。図において、301は
不透明の合成樹脂で成形した第1仕切板で、この第1仕
切板301は90°(270°)の角度に折り曲げてな
る。すなわち、この第1仕切板301は、90°(27
0°)の角度に折り曲げられた2つの平面からなる。こ
の第1仕切板301を前記箱本体100内に設置して、
その箱本体100内の空間を、第1仕切板301の大き
い折り曲げ角度(270°)側の第1疑似空間401
と、第1仕切板301の小さい折り曲げ角度(90°)
側の後述する共通収納用空間400および第2疑似空間
402のと2個の空間に仕切る。図において、201は
第1窓で、この第1窓201は前記箱本体100のう
ち、前記第1仕切板301の大きい折り曲げ角度(27
0°)側の面に対向する部分であって、前記第1仕切板
301の折り曲げ線300から第1仕切板301の2つ
の平面に対してそれぞれ垂直に延長させた2つの延長面
331との交線341の間の部分に設ける。図におい
て、501は前記第1仕切板301の前記第1窓201
に対向する表面上に、ほぼ全域に配設した光反射領域、
所謂第1ミラーである。図において、302は不透明の
合成樹脂で成形した第2仕切板で、この第2仕切板30
2は90°(270°)の角度に折り曲げてなる。すな
わち、この第2仕切板302は、90°(270°)の
角度に折り曲げられた2つの平面からなる。この第2仕
切板302を前記箱本体100内の第1疑似空間401
以外の内部に設置して、その内部を、第2仕切板302
の大きい折り曲げ角度(270°)側の第2疑似空間4
02と、第2仕切板302の小さい折り曲げ角度(90
°)側の共通収納用空間400と2個の空間に仕切る。
図において、202は第2窓で、この第2窓202は前
記箱本体100のうち、前記第2仕切板302の大きい
折り曲げ角度(270°)側の面に対向する部分であっ
て、前記第2仕切板302の折り曲げ線333から第2
仕切板302の2つの平面に対してそれぞれ垂直に延長
させた2つの延長面332との交線342の間の部分に
設ける。図において、502は前記第2仕切板302の
前記第2窓202に対向する表面上に、ほぼ全域に配設
した光反射領域、所謂第2ミラーである。
【0018】この実施例における第2の考案の箱は、図
9に示すように、上述の第1の考案の箱における収納用
空間に、さらに第1の考案の箱を構成したものであるか
ら、上述の第1の考案の箱と同様の作用効果を達成する
ことができる。すなわち、箱本体100内の空間が第1
仕切板301で2個に仕切られ、第2疑似空間402お
よび共通収納用空間400が前記第1仕切板301で隠
蔽され、第1疑似空間401においては、その第1疑似
空間401の内面が第1ミラー501に反射して写し出
されるので、その第1ミラー501に写し出された内面
が恰も前記第1疑似空間401と前記第1仕切板301
を挟んで反対側の前記第2疑似空間402および共通収
納用空間400の内面として見えるため、第1窓201
から箱本体100内を一見すると、恰も第1仕切板30
1がない中空状の箱に見えるような錯覚を与えることが
できる。また、第1窓201を持たない空間が第2仕切
板202でさらに2個に仕切られ、共通収納用空間40
0が前記第2仕切板302で隠蔽され、第2疑似空間4
02においては、その第2疑似空間402の内面が第2
ミラー502に反射して写し出されるので、その第2ミ
ラー502に写し出された内面が恰も前記第2疑似空間
402と前記第2仕切板302を挟んで反対側の前記共
通収納用空間400の内面として見えるため、第2窓2
02から箱本体100内を一見すると、恰も第2仕切板
302がない空間に見えるような錯覚を与えることがで
きる。その結果、第1窓201から第1疑似空間401
を、また第2窓202から第2疑似空間402を、それ
ぞれ異なった2個の空間を見ることができ、目でさらに
楽しむことができるので、置物として楽しむことができ
る。特に、この第2の考案は、共通収納用空間400内
に物を収納したりすることができる開口を設ければ、上
述の第1の考案と同様に、第1窓201および第2窓2
02から見ていて、共通収納用空間400中に物を入れ
た瞬間、その物が恰も消失したかのように見え、物をた
だ単に収納するだけではなく、目で見て楽しむことがで
き、貯金箱などの収納箱としても楽しめる。
9に示すように、上述の第1の考案の箱における収納用
空間に、さらに第1の考案の箱を構成したものであるか
ら、上述の第1の考案の箱と同様の作用効果を達成する
ことができる。すなわち、箱本体100内の空間が第1
仕切板301で2個に仕切られ、第2疑似空間402お
よび共通収納用空間400が前記第1仕切板301で隠
蔽され、第1疑似空間401においては、その第1疑似
空間401の内面が第1ミラー501に反射して写し出
されるので、その第1ミラー501に写し出された内面
が恰も前記第1疑似空間401と前記第1仕切板301
を挟んで反対側の前記第2疑似空間402および共通収
納用空間400の内面として見えるため、第1窓201
から箱本体100内を一見すると、恰も第1仕切板30
1がない中空状の箱に見えるような錯覚を与えることが
できる。また、第1窓201を持たない空間が第2仕切
板202でさらに2個に仕切られ、共通収納用空間40
0が前記第2仕切板302で隠蔽され、第2疑似空間4
02においては、その第2疑似空間402の内面が第2
ミラー502に反射して写し出されるので、その第2ミ
ラー502に写し出された内面が恰も前記第2疑似空間
402と前記第2仕切板302を挟んで反対側の前記共
通収納用空間400の内面として見えるため、第2窓2
02から箱本体100内を一見すると、恰も第2仕切板
302がない空間に見えるような錯覚を与えることがで
きる。その結果、第1窓201から第1疑似空間401
を、また第2窓202から第2疑似空間402を、それ
ぞれ異なった2個の空間を見ることができ、目でさらに
楽しむことができるので、置物として楽しむことができ
る。特に、この第2の考案は、共通収納用空間400内
に物を収納したりすることができる開口を設ければ、上
述の第1の考案と同様に、第1窓201および第2窓2
02から見ていて、共通収納用空間400中に物を入れ
た瞬間、その物が恰も消失したかのように見え、物をた
だ単に収納するだけではなく、目で見て楽しむことがで
き、貯金箱などの収納箱としても楽しめる。
【0019】なお、上述の実施例において、第1疑似空
間401と第2疑似空間402とのうち少なくとも何れ
か一方に、模様板と装飾物とのうち少なくとも何れか一
方を、装備しても良い。また、共通収納用空間400を
構成する箱本体100の一部を開閉可能に構成しても良
い。さらに、共通収納用空間400内にその中にものを
収納すると作動するオルゴールを装備しても良い。
間401と第2疑似空間402とのうち少なくとも何れ
か一方に、模様板と装飾物とのうち少なくとも何れか一
方を、装備しても良い。また、共通収納用空間400を
構成する箱本体100の一部を開閉可能に構成しても良
い。さらに、共通収納用空間400内にその中にものを
収納すると作動するオルゴールを装備しても良い。
【0020】なお、上述の第1の考案および第2の考案
において、箱本体1および100は、上述以外に、円形
柱や楕円形柱、または錐形や台形であっても良い。ま
た、仕切板3、301、302の2つの平面のなす角度
は任意である。さらに、窓2、201、202は2つの
延長面33、331、332の間の部分であれば、大き
さ形状を特に限定しない。また、その窓2、201、2
02は透明な板を用いずに開口状態のままでも良い。ミ
ラー5、501、502は、仕切板3、301、302
前面に亘って設ける必要はない。さらに、模様板61お
よび62を用いずに、箱本体1および100の内面に直
接模様を施しても良い。
において、箱本体1および100は、上述以外に、円形
柱や楕円形柱、または錐形や台形であっても良い。ま
た、仕切板3、301、302の2つの平面のなす角度
は任意である。さらに、窓2、201、202は2つの
延長面33、331、332の間の部分であれば、大き
さ形状を特に限定しない。また、その窓2、201、2
02は透明な板を用いずに開口状態のままでも良い。ミ
ラー5、501、502は、仕切板3、301、302
前面に亘って設ける必要はない。さらに、模様板61お
よび62を用いずに、箱本体1および100の内面に直
接模様を施しても良い。
【0021】
【考案の効果】以上から明らかなように、本考案の箱
は、窓から見ていて、収納用空間中に物を入れた瞬間、
その物が恰も消失したかのように見え、物をただ単に収
納するだけではなく、目で見て楽しむことができる。ま
た、貯金箱等の収納箱以外に置物としても楽しむことが
できる。
は、窓から見ていて、収納用空間中に物を入れた瞬間、
その物が恰も消失したかのように見え、物をただ単に収
納するだけではなく、目で見て楽しむことができる。ま
た、貯金箱等の収納箱以外に置物としても楽しむことが
できる。
【図1】第1の考案の一実施例を示した斜視図である。
【図2】同じく分解斜視図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】第1の考案の一実施例の原理作用を示した説明
図である。
図である。
【図6】同じく第1の考案の一実施例の原理作用を示し
た説明図である。
た説明図である。
【図7】同じく第1の考案の一実施例の原理作用を示し
た説明図である。
た説明図である。
【図8】第2の考案の一実施例を示した横断面図であ
る。
る。
【図9】同じく第1の考案との関係を示した説明図であ
る。
る。
1 箱本体 13 コイン投入口 15 開閉蓋 100 箱本体 2 窓 201 第1窓 202 第2窓 3 仕切板 301 第1仕切板 302 第2仕切板 30 折り曲げ線 300 折り曲げ線 333 折り曲げ線 33 延長面 331 延長面 332 延長面 34 交線 341 交線 342 交線 4 収納用空間 400 共通収納用空間 40 疑似空間 401 第1疑似空間 402 第2疑似空間 5 ミラー 501 第1ミラー 502 第2ミラー 61 第1模様板 62 第2模様板 71 第1装飾物 72 第2装飾物
Claims (12)
- 【請求項1】 中空形状をなす不透明な箱本体と、2つ
の平面に折り曲げてなる仕切板であって、前記箱本体内
に設置して、その箱本体内の空間を2個に仕切る仕切板
と、前記箱本体のうち、前記仕切板の大きい折り曲げ角
度側の面に対向する部分であって、前記仕切板の折り曲
げ線から仕切板の2つの平面に対してそれぞれ垂直に延
長させた2つの延長面との交線の間の部分に設けた光透
過性の窓と、前記仕切板の前記窓に対向する表面上に配
設した光反射領域と、前記箱本体内の窓を持たない空間
に物を収納したりすることができる開口とを備えたこと
を特徴とする箱。 - 【請求項2】 箱本体内の窓を持つ空間に装飾物を配設
してなる請求項1に記載の箱。 - 【請求項3】 箱本体内の窓を持つ空間の内面に模様を
施してなる請求項1に記載の箱。 - 【請求項4】 箱本体内の窓を持つ空間に装飾物を配設
し、かつその空間の内面に模様を施してなる請求項1に
記載の箱。 - 【請求項5】 箱本体内の窓を持たない空間内に収納し
た物を取り出せたりすることができる開閉蓋を設けた請
求項1に記載の箱。 - 【請求項6】 箱本体内の窓を持たない空間内に物を収
納すると作動するオルゴールを、前記空間に装備した請
求項1に記載の箱。 - 【請求項7】 中空形状をなす不透明な箱本体と、2つ
の平面に折り曲げてなる第1仕切板であって、前記箱本
体内に設置して、その箱本体内の空間を2個に仕切る第
1仕切板と、前記箱本体のうち、前記第1仕切板の大き
い折り曲げ角度側の面に対向する部分であって、前記第
1仕切板の折り曲げ線から第1仕切板の2つの平面に対
してそれぞれ垂直に延長させた2つの延長面との交線の
間の部分に設けた光透過性の第1窓と、前記第1仕切板
の前記第1窓に対向する表面上に配設した第1光反射領
域と、2つの平面に折り曲げてなる第2仕切板であっ
て、前記箱本体内の前記第1窓を持たない空間に設置し
て、その空間をさらに2個の空間に仕切る第2仕切板
と、前記箱本体のうち、前記第2仕切板の大きい折り曲
げ角度側の面に対向する部分であって、前記第2仕切板
の折り曲げ線から第2仕切板の2つの平面に対してそれ
ぞれ垂直に延長させた2つの延長面との交線の間の部分
に設けた光透過性の第2窓と、前記第2仕切板の前記第
2窓に対向する表面上に配設した第2光反射領域とを備
えたことを特徴とする箱。 - 【請求項8】 箱本体内の第1窓を持つ空間と第2窓を
持つ空間とのうち、少なくとも何れか一方に装飾物を配
設してなる請求項7に記載の箱。 - 【請求項9】 箱本体内の第1窓を持つ空間と第2窓を
持つ空間とのうち、少なくとも何れか一方の内面に模様
を施してなる請求項7に記載の箱。 - 【請求項10】 箱本体内の第1窓を持つ空間と第2窓
を持つ空間とのうち、少なくとも何れか一方に装飾物を
配設し、かつその第1窓を持つ空間と第2窓を持つ空間
とのうち、少なくとも何れか一方の内面に模様を施して
なる請求項7に記載の箱。 - 【請求項11】 箱本体内の第1窓および第2窓を持た
ない空間内に物を収納したりすることができる開口と、
その空間内に収納した物を取り出せたりすることができ
る開閉蓋とを設けた請求項7に記載の箱。 - 【請求項12】 箱本体内の第1窓および第2窓を持た
ない空間内に物を収納すると作動するオルゴールを、前
記空間に装備した請求項7に記載の箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP880591U JPH074195Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP880591U JPH074195Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057636U JPH057636U (ja) | 1993-02-02 |
JPH074195Y2 true JPH074195Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=11703060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP880591U Expired - Lifetime JPH074195Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074195Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009116272A1 (ja) * | 2008-03-17 | 2009-09-24 | 株式会社テムコジャパン | 骨伝導スピーカ及びそれを用いた聴取装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2510950Y2 (ja) * | 1993-06-10 | 1996-09-18 | 株式会社テンヨー | 貯金箱 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP880591U patent/JPH074195Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009116272A1 (ja) * | 2008-03-17 | 2009-09-24 | 株式会社テムコジャパン | 骨伝導スピーカ及びそれを用いた聴取装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057636U (ja) | 1993-02-02 |
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