JP2510950Y2 - 貯金箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、所謂ミラーを利用し、
コインが消失したような錯覚を与えて、目で楽しめる預
金箱に関するものである。

【０００２】

【考案の目的】本考案の目的は、視覚で楽しめる預金箱
を提供することにある。

【０００３】

【考案の構成】上述の目的を達成するために、本考案
は、コイン収納ケースの上面に２枚の平板を間隔を開け
て立設し、その２枚の平板の外側面上に光反射領域（以
下、ミラーと称する）を設け、かつ前記２枚の平板の縁
にカムフラージュ体を設け、その２枚の平板の開口縁を
そのカムフラージュ体で閉塞し、前記カムフラージュ体
にコイン投入口を設け、そのコイン投入口から前記２枚
の平板の空間を介して前記コイン収納ケースまでの間に
コイン通過路を設け、前記コイン収納ケースの上面に遮
蔽壁を、前記ミラーと対向させて、その遮蔽壁のミラー
と対向する面が前記ミラーに反射して見え、かつその遮
蔽壁の外側が前記ミラーで反射して見えるのを遮るよう
に、立設し、さらに前記コイン収納ケースの上面の前記
２枚の平板及び前記光反射領域及び前記カムフラージュ
体及び前記コイン投入口及び前記コイン通過路及び前記
遮蔽壁を透明カバーでカバーし、この透明カバーにコイ
ン投入路を、前記コイン投入口と対向して設けたことを
特徴とする。

【０００４】

【作用】本考案は、上記の構成により、コイン通過路が
２枚の平板等で隠蔽される。また、遮蔽壁のミラーと対
向する面（以下、内面と称する）がミラーに反射して写
し出されるので、上述の２枚の平板等が無いような錯覚
で、カムフラージュ体及び遮蔽壁及びコイン収納ケース
及びコイン投入口等が見える。この結果、コインをコイ
ン投入口に投入すると、実際はコインがコイン投入口か
らコイン通過路を通過してコイン収納ケース中に収納さ
れるのであるが、コイン投入口に投入されたコインは、
錯覚で見えない２枚の平板等で隠蔽されるので、恰も消
失したかのように見え、目で見て楽しむことができる。
また、本考案は、主要の構成部品を透明カバーでカバー
するので、この主要の構成部品を保護することができ
る。

【０００５】

【実施例】以下、本考案に係る貯金箱の一実施例を添付
図面を参照して説明する。なお、作図の便宜上断面図の
ハッチングを省略してある場合がある。図において、１
は中空状の円筒形状をなすコイン収納ケースである。こ
のコイン収納ケース１は、例えば光不透過製の合成樹
脂、すなわち不透明の合成樹脂製からなり、上部１０
と、下部１１とからなる。前記上部１０は、図１及び図
６（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、上面が円形の板１０
０で閉塞され、かつ下面が開口された中空状の短円筒形
状をなす。前記上面板１００にコイン通過路としての切
欠１０１を径方向に設ける。この切欠１０１は、前記上
面板１００の中心線に対して線対称であり、かつ前記上
面板１００の中心Ｏより若干偏心した位置Ｏ′を中心と
した任意の中心角、すなわち開角度で開いている。ま
た、前記上面板１００にほぼ三日月形状の開口部１０２
を設ける。この開口部１０２の内側の円弧は、前記上面
板１００の中心Ｏより若干偏心した位置Ｏ′を中心とし
た円の一部である。また、前記上面板１００の中心Ｏよ
り若干偏心した位置にほぼ半円形の係合孔１０３を設
け、かつ前記上面板１００の全円周縁及び前記切欠１０
１の縁及び開口部１０２の縁に係合溝１０４を設ける。
また、前記上部１０の下面開口部の外周面に段部を介し
て嵌合部１０５を設ける。さらに、前記上部１０の上面
板１００の上面に意匠、例えば薔薇の葉を模倣した装飾
体１０６を固定する。前記下部１１は、図１及び図３及
び図４に示すように、下面が円形の板１１０で閉塞さ
れ、かつ上面が開口された中空状の短円筒形状をなす。
前記下面板１１０の上面に三角柱形状のコイン受部１１
１を、前記上部１０の切欠１０１と対応させて固定す
る。この下部１１の上面開口部に前記上部１０の嵌合部
１０５を着脱可能に嵌合することにより、コイン収納ケ
ース１が構成され、かつこのコイン収納ケース１の上面
板１００にコイン通過路としての切欠１０１及び開口部
１０２が形成される。なお、このケース１の上部１０と
下部１１との結合手段としては、上述の嵌合形式の他に
ねじ込み形式等でも良い。

【０００６】図において、２及び３は中心線Ｚ−Ｚに対
して左右に２個に分割した左側の平板兼カムフラージュ
体及び右側の平板兼カムフラージュ体である。前記左側
の平板兼カムフラージュ体２は、例えば光不透過製の合
成樹脂、すなわち不透明の合成樹脂製からなり、図１及
び図７（Ａ）及び（Ｂ）及び（Ｃ）及び（Ｄ）に示すよ
うに、上縁から前縁にかけてが２段円弧形状（上が小円
で、下が大円である）をなし、後縁及び下縁が直線形状
をなし、左側の面が分割面に対して傾斜した平板として
の平板部２０を設ける。その平板部２０の内側面（右側
の面）のほぼ中央に小円形穴２１を設けると共に、その
平板部２０の後縁に断面Ｌ字形状をなす挿入部２２を一
体に突設する。前記平板部２０の上縁から前縁にかけて
カムフラージュ体２３を一体に設ける。このカムフラー
ジュ体２３は、上部が薔薇の葉を模倣し、かつ下部が薔
薇の茎を模倣してなるものである。このカムフラージュ
体２３のほぼ中央にスリット状のコイン投入口２４を設
ける。この平板兼カムフラージュ体２の上縁及び下縁と
上部及び下部の内側面とに係合突起２５と係合凸部２６
とをそれぞれ一体に突設する。

【０００７】前記右側の平板兼カムフラージュ体３は、
例えば光不透過製の合成樹脂、すなわち不透明の合成樹
脂製からなり、図１及び図８（Ａ）及び（Ｂ）及び
（Ｃ）及び（Ｄ）に示すように、上縁から前縁にかけて
が２段円弧形状（上が小円で、下が大円である）をな
し、後縁及び下縁が直線形状をなし、右側の面が分割面
に対して傾斜した平板としての平板部３０を設ける。そ
の平板部３０の内側面（左側の面）のほぼ中央に小円形
穴３１を設けると共に、その平板部３０の後縁に断面Ｌ
字形状をなす挿入部３２を一体に突設する。前記平板部
３０の上縁から前縁にかけてカムフラージュ体３３を一
体に設ける。このカムフラージュ体３３は、上部が薔薇
の葉を模倣し、かつ下部が薔薇の茎を模倣してなるもの
である。このカムフラージュ体３３のほぼ中央にスリッ
ト状のコイン投入口３４を設ける。この平板兼カムフラ
ージュ体３の上縁及び下縁と上部及び下部の内側面とに
係合突起３５と係合孔３６とをそれぞれ一体に突設す
る。

【０００８】前記左側の平板兼カムフラージュ体２の係
合凸部２６を前記右側の平板兼カムフラージュ体３の係
合孔３６に係合して、この左側の平板兼カムフラージュ
体２と前記右側の平板兼カムフラージュ体３とを分割面
Ｚ−Ｚにおいて合せて１個の部品に組み立てる。この平
板兼カムフラージュ体２及び３の下縁を前記コイン収納
ケース１の切欠１０１の縁の係合溝１０４に係合させる
と共に、この平板兼カムフラージュ体２及び３の下係合
突起２５及び３５を前記コイン収納ケース１の半円形の
係合孔１０３に係合させる。この結果、コイン収納ケー
ス１の円形の上面板１００に２枚の平板部２０及び３０
が、前記上面板１００の中心線Ｚ−Ｚに対して線対称で
かつ任意の開角度（上述のコイン収納ケース１の切欠１
０１の中心角）で、間隔を開けて立設することとなる。
この２枚の平板部２０及び３０の下縁の開口縁が前記コ
イン収納ケース１の上面板１００により閉塞されること
となる。また、その２枚の平板部２０及び３０の上縁か
ら前縁にかけてカムフラージュ体２３及び３３が設けら
れて、その２枚の平板部２０及び３０の上縁から前縁に
かけての開口縁が閉塞されることとなる。さらに、その
カムフラージュ体２３及び３３にコイン投入口２４及び
３４が設けられることとなる。さらにまた、前記コイン
投入口２４及び３４から前記２枚の平板部２０及び３０
の空間２７及び３７と前記コイン収納ケース１の切欠１
０１及び開口部１０２とを介して前記コイン収納ケース
１までの間にコイン通過路が形成されることとなる。

【０００９】図において、２８及び３８は前記２枚の平
板部２０及び３０の外側面上に設けたミラーである。こ
のミラー２８及び３８は、例えば、前記平板部２０及び
３０と別個のものもからなり、前記平板部２０及び３０
とほぼ同一形状をなすフレキシブルな合成樹脂製の薄板
の表面にアルミ箔を接着若しくはアルミを蒸着してなる
ものである。このミラー２８及び３８を前記平板兼カム
フラージュ体２及び３の平板部２０及び３０の外側面
に、ミラー２８及び３８の反射面を外側に向けて重ね合
わせる。なお、上述のミラー２８及び３８は、前記平板
兼カムフラージュ体２及び３の平板部２０及び３０の外
側面に直接アルミ箔を接着若しくはアルミを蒸着して、
平板部２０及び３０と一体となしたものであっても良
い。

【００１０】図において、４は遮蔽壁である。この遮蔽
壁４は、例えば光不透過製の合成樹脂、すなわち不透明
の合成樹脂製からなり、図１及び図９（Ａ）及び（Ｂ）
に示すように、内側の遮蔽壁４０と外側の遮蔽壁４１と
を一体に設けた２重壁構造をなす。前記内側の遮蔽壁４
０は、円柱体の側壁の一部からなり、平面から見て前記
２枚の平板部２０及び３０の交点、すなわち前記コイン
収納ケース１の上面板１００の中心Ｏより若干偏心した
位置Ｏ′を中心とする円弧形状の一部をなし、かつ前記
コイン収納ケース１の上面板１００の三日月形状の開口
部１０２の内側の円弧とほぼ同一円弧形状をなす。この
内側の遮蔽壁４０のほぼ中央に縦長の長方形の挿入孔４
２を設ける。この内側の遮蔽壁４０の内面に意匠、例え
ば縦縞模様４３を施す。前記外側の遮蔽壁４１は、上部
がドーム状に閉塞し、かつ下部が開口した円筒体の一部
からなり、下から見ると前記コイン収納ケース１の上面
板１００の円周とほぼ同一径の環状形状をなし、かつ上
部が前記コイン収納ケース１の上面板１００の開口部１
０２の三日月形状とほぼ同一の三日月形状をなし、上部
から下部にかけて側方から見てほぼＳ字形状に切り欠い
てなる。前記内側の遮蔽壁４０の上縁から左右両側縁に
かけての部分と前記外側の遮蔽壁４１の上縁から左右両
側縁にかけての部分とを一体にすることにより、上部か
ら前面部にかけて開口部４４を有し、かつ下部に環状部
４５を有する上述の遮蔽壁４が構成される。この遮蔽壁
４の三日月形状の内側の円弧形状をなす内側の遮蔽壁４
０の下端面及び円形状をなす外側の遮蔽壁４１の下端面
に係合段部４６を、前記コイン収納ケース１の上面板１
００の三日月形状の開口部１０２の縁及び円周縁の係合
溝１０４と対応して設ける。かつ、前記内側の遮蔽壁４
０の上縁と前記外側の遮蔽壁４１の上縁との間に係合凹
部４７を設ける。前記遮蔽壁４の下端面の係合段部４６
を前記コイン収納ケース１の上面板１００の開口部１０
２の縁の係合溝１０４に係合させる。この遮蔽壁４の挿
入孔４２に前記左右両側の平板兼カムフラージュ体２及
び３の挿入部２２及び３２を挿入して、その挿入部２２
及び３２を前記内側の遮蔽壁４０と外側の遮蔽壁４１と
の間に配置させる。また、この遮蔽壁４の上端部の係合
凹部４７に前記左右両側の平板兼カムフラージュ体２及
び３の上係合突起２５及び３５をそれぞれ係合させる。
この結果、前記コイン収納ケース１の円形の上面板１０
０に前記ミラー２８及び３８と対向させて前記遮蔽壁４
が立設されることとなり、かつこの遮蔽壁４の内側の遮
蔽壁４０が平面から見て前記２枚の平板部２０及び３０
の交点Ｏ′を中心とする円弧形状の一部をなす。従っ
て、その遮蔽壁４の内側の遮蔽壁４０の内面のミラー２
８及び３８と対向する縦縞模様４３が前記ミラー２８及
び３８に反射して見え、かつその遮蔽壁４の外側が前記
ミラー２８及び３８で反射して見えるのを遮るように構
成されることとなる。また、この遮蔽壁４の内側の遮蔽
壁４０により、前記２枚の平板部２０及び３０の後縁の
開口部が閉塞されることとなる。なお、この２枚の平板
部２０及び３０の後縁の開口部は前記挿入部２２及び３
２により閉塞されている。

【００１１】図において、５は透明カバーである。この
透明カバー５は、例えば光透過製の合成樹脂、すなわち
透明の合成樹脂製からなり、図１及び図１０に示すよう
に、上部がドーム状に閉塞し、かつ下部が開口し、さら
に遮蔽壁４を外嵌し得る円筒形状をなす。この透明カバ
ー５の上部から前面側にかけてコイン投入路５０を設け
る。かかる透明カバー５を前記遮蔽壁４に外嵌して、前
記コイン収納ケース１の上面板１００の上面の２枚の平
板兼カムフラージュ体２及び３の平板部２０及び３０
と、カムフラージュ体２３及び３３及び１０６と、コイ
ン投入口２４及び３４と、コイン通過路（切欠１０１及
び開口部１０２及び空間２７及び３７）と、遮蔽壁４
と、をカバーすると共に、その透明カバー５のコイン投
入路５０を、前記コイン投入口２４及び３４と対向させ
る。

【００１２】図において、６はコインＣの投入により開
閉する開閉手段である。この開閉手段６は、例えば光不
透過製の合成樹脂、すなわち不透明の合成樹脂製からな
り、図１及び図１１（Ａ）及び（Ｂ）及び（Ｃ）及び
（Ｄ）に示すように、側面から見てくの字形をなし、こ
の開閉手段６の一側にコインＣが通過し易いように断面
Ｕの字形のコイン通過路６０を設けてなる。かつこの開
閉手段６の両側面のほぼ中央に回転軸６１を一体に突設
する。この開閉手段６の一端に薔薇の花びらを模したカ
ムフラージュ体６２を一体に設ける。かかる開閉手段６
を前記コイン投入口２４及び３４に挿入して、この開閉
手段６の一端側のカムフラージュ体６２を前記平板兼カ
ムフラージュ体２及び３の前面側に、かつこの開閉手段
６の他端側を前記平板兼カムフラージュ体２及び３の空
間２７及び３７側に、それぞれ位置させると共に、この
開閉手段６の回転軸６１を前記平板兼カムフラージュ体
２及び３の小円形穴２１及び３１に回転可能に軸支す
る。このとき、この開閉手段６は、一端側のカムフラー
ジュ体６２の重量が他端側の重量より大であるから、通
常図３に示すような状態にある。この結果、前記コイン
投入口２４及び３４に、コインＣの投入により開閉する
開閉手段６が設けられることとなる。

【００１３】図において、６３及び６４は薔薇の花びら
及び葉を模したカムフラージュ体であり、このカムフラ
ージュ体６３及び６４は前記コイン投入口２４及び３４
の周縁にそのコイン投入口２４及び３４を隠しかつカム
フラージュする。

【００１４】この実施例における本考案の貯金箱は、以
上の如き構成からなるので、コイン通過路（切欠１０１
及び開口部１０２及び空間２７及び３７）や開閉手段６
等が２枚の平板兼カムフラージュ体２及び３やカムフラ
ージュ体６２及び６３及び６４等で隠蔽される。また、
遮蔽壁４の内面の縦縞模様４３がミラー２８及び３８に
反射して写し出されるので、上述の２枚の平板兼カムフ
ラージュ体２及び３の平板部２０及び３０等が無いよう
な錯覚で、カムフラージュ体２３及び３３及び６２及び
６３及び６４及び遮蔽壁４及びコイン収納ケース１及び
コイン投入路５０（コイン投入口２４及び３４）等が見
える。この結果、コインＣをコイン投入路５から開閉手
段６のコイン通過路６０を経てコイン投入口２４及び３
４に投入する。すると、実際はコインＣがコイン投入口
２４及び３４からコイン通過路（切欠１０１及び開口部
１０２及び空間２７及び３７）を通過してコイン収納ケ
ース１中に収納されるのであるが、コイン投入口２４及
び３４に投入されたコインＣは、錯覚で見えない２枚の
平板兼カムフラージュ体２及び３の平板部２０及び３０
等で隠蔽されるので、恰も消失したかのように見え、目
で見て楽しむことができる。そして、コイン収納ケース
１の上部１０と下部１１とを分解すれば、その中のコイ
ンＣを取り出すことができる。

【００１５】特に、この実施例においては、コイン投入
口２４及び３４に開閉手段６を設けたので、コインＣが
図３中の二点鎖線の矢印方向に開閉手段６のコイン通過
路６０を通過して、コインＣの重量が開閉手段６の一端
側から他端側へと移動すると、開閉手段６が図３中の実
線の矢印方向（時計方向）に回動し、その開閉手段６の
一端側のカムフラージュ外６２が閉じる。そして、コイ
ンＣが開閉手段６のコイン通過路６０からコイン収納ケ
ース１内に収納されると、開閉手段６の重心が他端側か
ら一端側に移動するので、開閉手段６が図４中の実線の
矢印方向（反時計方向）に回動し、その開閉手段６の一
端側のカムフラージュ外６２が開く。このように、開閉
手段６と一体のカムフラージュ体６２がコインＣの通過
と共に開閉するので、コインＣの消失と共に、カムフラ
ージュ体６２のアクションが加わり、さらに楽しく貯金
することができる。

【００１６】また、この実施例においては、透明カバー
５で、コイン収納ケース１の上面板１００の上面の２枚
の平板兼カムフラージュ体２及び３の平板部２０及び３
０と、カムフラージュ体２３及び３３及び１０６と、コ
イン投入口２４及び３４と、コイン通過路（切欠１０１
及び開口部１０２及び空間２７及び３７）と、遮蔽壁４
と、をカバーするので、平板兼カムフラージュ体等を保
護することができる。

【００１７】さらに、この実施例においては、カムフラ
ージュ体２３および３３および１０６及び６２及び６３
及び６４及び縦縞模様４３等を設けたの、２枚の平板兼
カムフラージュ体２及び３の平板部２０及び３０を見え
ないようにカムフラージュすることができ、コインＣの
消失効果がさらに高めることができる。

【００１８】またさらに、ミラー２８及び３８に装飾体
等の意匠を施しても良い。この場合、装飾体等の意匠が
何も無い空間に浮遊しているかのように見えて、さらに
視覚的効果を向上させることができる。

【００１９】なお、この実施例においては、薔薇の花を
模倣したカムフラージュ体からなり、また全体形状が上
部がドーム形状をなした円筒形状をなすが、本考案は特
にこれらに限定されない。

【００２０】

【考案の効果】以上から明らかなように、本考案の貯金
箱は、ミラーを利用し、コインが消失したような錯覚を
与えて、目で楽しめる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る貯金箱の一実施例を示した分解斜
視図である。

【図２】同じく組立状態の斜視図である。

【図３】図１におけるＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図である。

【図４】コインが収納ケース中に収納される状態を示し
た断面図である。

【図５】図１におけるＶ−Ｖ線断面図である。

【図６】（Ａ）は収納ケースの上部の平面図、（Ｂ）は
（Ａ）におけるＢ−Ｂ線断面図である。

【図７】（Ａ）は左側の平板兼カムフラージュ体の正面
図、（Ｂ）は同じく左側面図、（Ｃ）は同じく右側面
図、（Ｄ）は同じく底面図である。

【図８】（Ａ）は右側の平板兼カムフラージュ体の正面
図、（Ｂ）は同じく左側面図、（Ｃ）は同じく右側面
図、（Ｄ）は同じく底面図である。

【図９】（Ａ）は遮蔽壁の平面図、（Ｂ）は（Ａ）にお
けるＢ−Ｂ線断面図である。

【図１０】透明カバーの断面図である。

【図１１】（Ａ）は開閉手段の正面図、（Ｂ）は同じく
平面図、（Ｃ）は同じく右側面図、（Ｄ）は同じく底面
図である。

【符号の説明】

１…コイン収納ケース、１０…上部、１１…下部、１０
０…上面板、１０１…切欠、１０２…開口部、２…左側
の平板兼カムフラージュ体、３…右側の平板兼カムフラ
ージュ体、２０及び３０…平板部、２３及び３３カムフ
ラージュ体、２４及び３４コイン投入口、２７及び３７
…空間、２８及び３８…ミラー、４…遮蔽壁、４２…そ
うにゅうこう、４３…縦縞模様、５…透明カバー、５０
…コイン投入路、６…開閉手段、６０…コイン通過路、
６２及び６３及び６４…カムフラージュ体。

Claims (3)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コイン収納ケースと、 そのコイン収納ケースの上面に間隔を開けて立設した２
   枚の平板と、 その２枚の平板の外側面上に設けた光反射領域と、 前記２枚の平板の縁に設け、その２枚の平板の縁をカム
   フラージュしたカムフラージュ体と、 そのカムフラージュ体に設けたコイン投入口と、 そのコイン投入口から前記２枚の平板の空間を介して前
   記コイン収納ケースまでの間に設けたコイン通過路と、 前記コイン収納ケースの上面に前記光反射領域と対向さ
   せて立設した壁であって、その壁の前記光反射領域と対
   向する面が前記光反射領域で反射して見え、かつその壁
   の外側が前記光反射領域で反射して見えるのを遮る遮蔽
   壁と、前記コイン収納ケースの上面の前記２枚の平板及び前記
   光反射領域及び前記カムフラージュ体及び前記コイン投
   入口及び前記コイン通過路及び前記遮蔽壁をカバーした
   透明カバーで、前記コイン投入口と対向してコイン投入
   路が設けられている透明カバーと、 を備えたことを特徴とする貯金箱。
2. 【請求項２】 円筒形状のコイン収納ケースと、 そのコイン収納ケースの円形の上面に、前記上面の中心
   線に対して線対称でかつ任意の開角度で、間隔を開けて
   立設した２枚の平板と、 その２枚の平板の外側面上に設けた光反射領域と、 前記２枚の平板の縁に設け、その２枚の平板の開口縁を
   カムフラージュして閉塞したカムフラージュ体と、 そのカムフラージュ体に設けたコイン投入口と、 そのコイン投入口から前記２枚の平板の空間を介して前
   記コイン収納ケースまでの間に設けたコイン通過路と、 前記コイン収納ケースの円形の上面に前記光反射領域と
   対向させて立設した壁であって、平面から見て前記２枚
   の平板の交点を中心とする円弧形状の一部をなし、かつ
   前記カムフラージュ体及び前記コイン収納ケースと共に
   前記２枚の平板の開口縁を閉塞し、その壁の前記光反射
   領域と対向する面が前記光反射領域で反射して見え、か
   つその壁の外側が前記光反射領域で反射して見えるのを
   遮る遮蔽壁と、前記コイン収納ケースの上面の前記２枚の平板及び前記
   光反射領域及び前記カムフラージュ体及び前記コイン投
   入口及び前記コイン通過路及び前記遮蔽壁をカバーした
   透明カバーで、前記コイン投入口と対向してコイン投入
   路が設けられている透明カバーと、 を備えたことを特徴とする貯金箱。
3. 【請求項３】 コイン投入口に、コインの投入により開
   閉する開閉手段を、設けたことを特徴とする請求項１又
   は２に記載の貯金箱。