JP2001253084A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2001253084A
JP2001253084A JP2000069692A JP2000069692A JP2001253084A JP 2001253084 A JP2001253084 A JP 2001253084A JP 2000069692 A JP2000069692 A JP 2000069692A JP 2000069692 A JP2000069692 A JP 2000069692A JP 2001253084 A JP2001253084 A JP 2001253084A
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Japan
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pressure
diaphragm
air
ink
recording apparatus
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JP2000069692A
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English (en)
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Kimitoshi Kimura
仁俊 木村
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Priority to DE60135045T priority patent/DE60135045D1/de
Priority to DE60124329T priority patent/DE60124329T2/de
Priority to US09/765,348 priority patent/US6733114B2/en
Priority to EP06019575A priority patent/EP1754608B1/en
Priority to EP01101146A priority patent/EP1120259B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気加圧ポンプにより生成される空気圧によ
ってインクカートリッジからキャリッジに搭載された記
録ヘッド側にインクを補給する記録装置において、空気
加圧ポンプの駆動を適正に制御させること。 【解決手段】 空気加圧ポンプ21とインクカートリッ
ジ9との間の空気流路には、加圧空気の圧力を検出する
圧力検出器23が配置される。そして、圧力検出器によ
り得られる圧力検出値が所定の圧力に達していない場合
には、空気加圧ポンプ21を駆動するように制御すると
共に、圧力検出器により得られる圧力検出値が所定の圧
力に達したことを検出した場合には、予め定められた時
間経過後に空気加圧ポンプ21の駆動を停止させるよう
に制御される。したがって、空気加圧ポンプ21が頻繁
に駆動および停止を繰り返すという問題を解消すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクが貯留され
たインクカートリッジとしてのメインタンクに対して空
気加圧ポンプにより生成される加圧空気が印加され、前
記加圧空気の作用によりメインタンクからキャリッジに
搭載された記録ヘッド側にインクを補給するように構成
したインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、一般にキ
ャリッジ上に搭載されて記録用紙の幅方向に移動するイ
ンクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドの
移動方向に対して直行する方向に相対的に移動させる紙
送り手段が備えられ、印刷データに基づいて記録ヘッド
よりインク滴を吐出させることにより記録用紙に対して
記録が行われる。
【0003】そしてキャリッジ上に例えばブラック、イ
エロー、シアン、マゼンタの各インクの吐出可能な記録
ヘッドを搭載し、ブラックインクによるテキスト印刷ば
かりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、
フルカラー印刷を可能にしている。
【0004】一方、例えばオフィス向けまたは業務用に
提供されるこの種の記録装置においては、比較的大量の
印刷に対応させるために、大容量のインクカートリッジ
を配備する必要が生じ、このためにインクカートリッジ
としてのメインタンクを例えば装置本体側に配置された
装着装置(カートリッジホルダ)に装填させる形式の記
録装置が提供されている。
【0005】そして、記録ヘッドが搭載されたキャリッ
ジ上にはサブタンクが配置され、前記各メインタンクか
ら各サブタンクに対してインク補給チューブを介してそ
れぞれインクを補給し、さらに各サブタンクからそれぞ
れ記録ヘッドに対してインクを供給するように構成され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昨今におい
ては大きな紙面に対して印刷を行うことが可能な、キャ
リッジの走査距離の長い大型の記録装置の需要が増大し
ている。このような記録装置においては、スループット
を向上させるために、記録ヘッドにおいては益々多ノズ
ル化が図られている。さらに、スループットを向上させ
るために、印刷を実行しながらメインタンクからキャリ
ッジに搭載された各サブタンクに対して逐次インクを補
給することを可能とし、各サブタンクからそれぞれ記録
ヘッドに対してインクを安定して供給するような記録装
置が求められる。
【0007】このような記録装置においては、メインタ
ンクからキャリッジ上のサブタンクに対してそれぞれの
インクに対応してインク補給チューブを接続する必要が
あり、キャリッジの走査距離が大きいために必然的にチ
ューブの引き回し距離が増大する。しかも前記したとお
り、記録ヘッドにおいては多ノズル化が図られているた
めに、インクの消費量が多く、メインタンクからサブタ
ンクに接続された各インク補給チューブ内においてイン
クの動圧が高まり、サブタンクに対するインクの補給量
が不足するという技術的課題を抱えている。
【0008】このような課題を解決するための一つの手
段として、例えばメインタンク側に空気圧を印加し、メ
インタンクからサブタンクに対して空気圧によって強制
的なインク流を発生させて、サブタンクに対して必要十
分なインクを補給する構成が採用し得る。
【0009】このような構成を採用しようとした場合に
は、メインタンク側に加圧空気を印加するための空気加
圧ポンプが必要となる。そして、この空気加圧ポンプは
記録装置への駆動電源の投入中において、常時駆動状態
とすることでメインタンク側に加圧空気を安定して印加
することができ、この種のインク供給システムの動作を
保障することができる。
【0010】しかしながら、前記加圧ポンプを常時駆動
状態とした場合には、加圧ポンプおよびこれを駆動する
モータより発生する騒音が問題となり、また加圧ポンプ
の耐久性も問題となる。したがって、これらの対策に対
するコストアップという別の問題点も発生する。そこ
で、各メインタンクに対して与えられる空気圧を検出す
る圧力検出器を具備し、この圧力検出器が所定以下の圧
力を検出している場合に加圧ポンプを駆動し、圧力検出
器が所定の圧力を検出した場合に、加圧ポンプの駆動を
停止させる制御を行なうことで、前記メインタンクに加
わる空気圧を適正な範囲に維持させることができる。
【0011】しかしながら、このような構成によると例
えば印字動作等に基づいて、メインタンクのインクの消
費が僅かでも進行すると、圧力検出器が所定以下の圧力
を検出して加圧ポンプを駆動し、また加圧ポンプが僅か
の間駆動されると圧力検出器が所定の圧力を検出して加
圧ポンプの駆動を停止させるという動作が繰り返され
る。このように、きわめて短い時間間隔で断続的に加圧
ポンプの駆動が繰り返されるために、例えばユーザに対
して故障であるかの疑念を抱かせるという問題を招来さ
せる。
【0012】本発明は、前記したような技術的な課題を
解決するためになされたものであり、加圧ポンプの頻繁
な駆動動作を抑制しつつ、メインタンクに加わる空気圧
が常に適正な範囲に管理できるように構成したインクジ
ェット式記録装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、インクが貯留されたメインタンクに対して空気加
圧ポンプにより生成される加圧空気が印加され、前記加
圧空気の作用によりメインタンクからキャリッジに搭載
された記録ヘッドに対してインクが供給されるように構
成したインクジェット式記録装置であって、前記空気加
圧ポンプとメインタンクとの間の空気流路には、加圧空
気の圧力を検出する圧力検出器が配置され、前記圧力検
出器による圧力検出値が所定の圧力に達していない場合
には、前記空気加圧ポンプを駆動するように制御すると
共に、前記圧力検出器による圧力検出値が所定の圧力に
達したことを検出した場合には、予め定められた時間経
過後に前記空気加圧ポンプの駆動を停止させるように制
御する制御手段を備えた構成とされる。
【0014】また、好ましくは前記空気加圧ポンプとメ
インタンクとの間の空気流路における圧力が、圧力検出
器によって検出される前記所定の圧力よりも高い圧力を
受けた場合に開弁して圧力を調整する圧力開放弁がさら
に具備され、前記制御手段は、前記圧力検出器による圧
力検出値が所定の圧力に達したことを検出した場合に、
前記圧力開放弁が開弁動作するに至る時間経過後に、前
記空気加圧ポンプの駆動を停止させるようになされる。
【0015】そして、前記した構成を備えた制御手段
は、メインタンクからインク補給路を介してキャリッジ
に搭載されたサブタンクにインクを補給し、前記サブタ
ンクよりキャリッジに搭載された前記記録ヘッドに対し
てインクが供給されるように構成したインクジェット式
記録装置に好適に利用される。そして、前記した構成に
よる記録装置における前記圧力検出器は、好ましくは加
圧空気の空気圧を受けて変位するダイヤフラムと、前記
ダイヤフラムの変位量に基づいて制御信号を発生する出
力発生手段とにより構成される。
【0016】この場合、好ましくは前記メインタンク
は、その外郭が気密状態に形成され、内部にインクを封
入した可撓性素材により形成されたインクパックが収納
されると共に、メインタンクの外郭構成部材とインクパ
ックとで形成される圧力室内に前記空気加圧ポンプによ
り生成される加圧空気が印加されるように構成される。
加えて、メインタンクからサブタンクに至るインク補給
路が、可撓性のインク補給チューブにより構成されてい
ることが望ましい。
【0017】また、好ましい実施の形態においては前記
出力発生手段は、ダイヤフラムの変位によって進退され
る可動部材と、前記可動部材の移動経路を横断するよう
にして配置された光源と受光素子とによるフォトセンサ
より構成され、前記フォトセンサを構成する受光素子の
出力に基づいて前記制御信号を発生するように構成され
る。
【0018】また、好ましい他の実施の形態において
は、前記出力発生手段は、ダイヤフラムの変位によって
進退される可動部材と、前記可動部材の移動経路に光を
投射する光源と前記可動部材の移動に基づく前記光源の
反射光を受光する受光素子とによるフォトセンサより構
成され、前記フォトセンサを構成する受光素子の出力に
基づいて前記制御信号を発生するように構成される。
【0019】そして、前記したいずれの形態において
も、前記ダイヤフラムは弾性素材により構成され、前記
ダイヤフラムが受ける空気圧と、ダイヤフラムの復帰力
とのバランスによるダイヤフラムの変位に基づいて、前
記可動部材が進退されるようになされた構成が採用し得
る。また、前記ダイヤフラムの復帰方向に付勢するばね
部材がさらに具備され、前記ダイヤフラムが受ける空気
圧と、ダイヤフラムの復帰力ならびに前記ばね部材の付
勢力とのバランスによるダイヤフラムの変位に基づい
て、前記可動部材が進退されるようになされた構成も採
用することができる。
【0020】一方、前記ダイヤフラムは好ましくはゴム
により構成される。また、前記ダイヤフラムはゴムと布
により構成される場合もある。この場合、前記ばね部材
の付勢力を受けて、前記ダイヤフラムの過度の変位を阻
止するストッパー部材がさらに具備されていることが望
ましい。また、前記可動部材に前記ダイヤフラムの空気
圧による過度の変位を阻止する段差部が形成された構成
も有効に採用し得る。そして、前記ダイヤフラムがケー
スの開口部を閉塞するように配置することにより、ケー
スの内部に空気加圧ポンプからの空気圧を受ける空間部
を形成した構成とし、前記ケースには空気加圧ポンプか
らの加圧空気を空間部に導入するための加圧空気導入用
の接続管と、前記空間部から各メインタンクに対してそ
れぞれ加圧空気を分配する複数の加圧空気分配用の接続
管とが形成されることが望ましい。
【0021】前記した構成のインクジェット式記録装置
によると、メインタンクに対して加圧ポンプにより生成
される加圧空気が印加されるため、キャリッジに搭載さ
れたサブタンクに対して、その空気圧の作用により必要
十分な量のインクを補給することができる。そして、空
気加圧ポンプとメインタンクとの間の空気流路に配置さ
れた圧力検出器によって、メインタンクに対する加圧状
態が監視され、この圧力検出器により生成される制御信
号によって、加圧ポンプの駆動制御が実行される。
【0022】この場合、前記圧力検出器による圧力検出
値が所定の圧力に達していない場合には、空気加圧ポン
プを駆動するように制御される。そして、圧力検出器に
よる圧力検出値が所定の圧力に達したことを検出した場
合には、予め定められた時間経過後に空気加圧ポンプの
駆動を停止させるように制御される。
【0023】前記したように、圧力検出器によって所定
の圧力に達したことを検出した後においても、予め定め
られた時間において空気加圧ポンプの駆動を継続するよ
うに制御されるので、加圧ポンプからメインタンクに至
る空気流路には、必要十分な加圧空気が蓄積される。そ
して、インクの消費によって蓄積された加圧空気が前記
圧力検出器により検出されるレベル以下に落ち込んだ時
に、再び加圧ポンプが駆動されるようになされる。
【0024】また、他の好ましい形態においては、圧力
検出器による圧力検出値が所定の圧力に達したことを検
出した場合に、圧力検出器によって検出される所定の圧
力よりも高い圧力を受けた場合に開弁して圧力を調整す
る圧力開放弁が備えられ、この圧力開放弁の機能を利用
して圧力開放弁が開弁動作するに至る時間経過後に、空
気加圧ポンプの駆動を停止させるように制御される。
【0025】この形態によると、加圧ポンプからメイン
タンクに至る空気流路には、必要十分な加圧空気が蓄積
され、この状態で圧力開放弁が開弁して加圧ポンプの駆
動にかかわらず、加圧ポンプからメインタンクに至る空
気流路には一定の圧力が保持される。そして、インクの
消費によって蓄積された加圧空気が前記圧力検出器によ
り検出されるレベル以下に落ち込んだ時に、再び加圧ポ
ンプが駆動されるようになされる。この場合、前記圧力
開放弁の作用により、過度の圧力をメインタンクに加え
るという問題を回避することができ、この種の記録装置
における動作の信頼性を保証することができる。
【0026】したがって、前記したいずれの構成におい
ても、加圧ポンプからメインタンクに至る空気流路に
は、必要十分な加圧空気が蓄積されるので、加圧空気が
前記圧力検出器により検出されるレベル以下に落ち込む
までには相応の時間を要することになり、加圧ポンプが
頻繁に駆動および停止を繰り返すという問題を解消する
ことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づい
て説明する。図1は、本発明が適用され得るインクジェ
ット式記録装置の一例を上面図によって示したものであ
る。図1において符号1はキャリッジであり、このキャ
リッジ1はキャリッジモータ2によって駆動されるタイ
ミングベルト3を介し、走査ガイド部材4に案内されて
紙送り部材5の長手方向、すなわち記録用紙の幅方向で
ある主走査方向に往復移動されるように構成されてい
る。そして、図1には示されていないが、キャリッジ1
の紙送り部材5に対向する面には、後述するインクジェ
ット式記録ヘッド6が搭載されている。
【0028】また、キャリッジ1には前記記録ヘッドに
インクを供給するためのサブタンク7a〜7dが搭載さ
れている。このサブタンク7a〜7dは、この実施の形
態においては、その内部において各インクを一時的に貯
留するために、それぞれのインクに対応して4個具備さ
れている。そして、このサブタンク7a〜7dに対して
装置の端部に配置されたカートリッジホルダ8に装填さ
れたインクカートリッジとしてのメインタンク9a〜9
dから、インク供給路を構成する可撓性のインク補給チ
ューブ10,10,……をそれぞれ介して、ブラック、
イエロー、マゼンタおよびシアンの各インクが補給され
るように構成されている。
【0029】一方、前記キャリッジ1の移動経路上にお
ける非印字領域(ホームポジョン)には、記録ヘッドの
ノズル形成面を封止することができるキャッピング手段
11が配置されており、さらにこのキャッピング手段1
1の上面には、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止し
得るゴム等の可撓性素材により形成されたキャップ部材
11aが配置されている。そして、キャリッジ1がホー
ムポジョンに移動したときに、前記キャップ部材11a
によって、記録ヘッドのノズル形成面が封止されるよう
に構成されている。
【0030】このキャップ部材11aは、記録装置の休
止期間中において記録ヘッドのノズル形成面を封止し、
ノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する。ま
た、このキャップ部材11aには、図には示されていな
いが、吸引ポンプ(チューブポンプ)におけるチューブ
の一端が接続され、吸引ポンプによる負圧を記録ヘッド
に作用させて、記録ヘッドからインクを吸引排出させる
クリーニング動作が実行されるように構成されている。
さらに、キャッピング手段11に隣接する印字領域側に
は、ゴムなどの弾性素材によるワイピング部材12が配
置されていて、必要に応じて記録ヘッドのノズル形成面
を払拭して清掃することができるように構成されてい
る。
【0031】次に図2は、図1に示した記録装置に搭載
されたインク供給システムの構成を模式的に示したもの
であり、このインク供給システムについて同一符号で示
した図1と共に説明する。図1および図2において、符
号21は空気加圧ポンプを示しており、この空気加圧ポ
ンプ21により加圧された空気は、圧力開放弁22に供
給され、さらに圧力開放弁22より圧力検出器23を介
して前記した各メインタンク9a〜9d(図2において
は代表して符号9として示しており、以下において代表
して単に符号9として説明する場合もある。)にそれぞ
れ加圧空気が供給されるように構成されている。
【0032】前記圧力開放弁22は、空気加圧ポンプ2
1によって加圧された空気圧が過度の状態に達した時
に、圧力を開放して各メインタンク9a〜9dに加わる
空気圧を所定の範囲に維持させる機能を有している。こ
れは、後述する圧力検出器23から空気加圧ポンプ21
に至る制御系統に何らかの障害が発生して、加圧ポンプ
21が駆動状態を継続し、過剰な空気圧がメインタンク
9に印加されて後述するインクパック24を破損させる
などの問題を回避できるように作用する。
【0033】そして、圧力検出器23は空気加圧ポンプ
21によって加圧された空気圧を検知し、空気加圧ポン
プ21の駆動を制御するように機能する。すなわち、後
で詳細に説明するように、圧力検出器23により得られ
る圧力検出値が所定の圧力に達していない場合には、前
記空気加圧ポンプ21の図示せぬモータを駆動するよう
に制御すると共に、圧力検出器23による圧力検出値が
所定の圧力に達したことを検出した場合には、予め定め
られた時間経過後に空気加圧ポンプ21の駆動を停止さ
せるように制御する。
【0034】前記メインタンク9は、その概略構成が図
2に示されたように、その外郭が気密状態に形成されて
おり、その内部にはインクを封入した可撓性素材により
形成されたインクパック24が収納されている。そし
て、メインタンク9とインクパック24とで形成される
空間が圧力室25を構成しており、この圧力室25内
に、圧力検出器23を介した加圧空気が供給されるよう
に構成されている。この構成により、各メインタンク9
a〜9dに収納された各インクパック24は、それぞれ
加圧空気による圧力を受け、各メインタンク9a〜9d
から各サブタンク7a〜7dに対してインク流が発生さ
れるように構成されている。
【0035】前記各メインタンク9a〜9dにおいて加
圧されたインクは、インクパック24のインク出口付近
に配置された各インク補給バルブ26,26……および
各インク補給チューブ10,10,……をそれぞれ介し
て、キャリッジ1に搭載された各サブタンク7a〜7d
(図2においては代表して符号7として示しており、以
下において代表して単に符号7として説明する場合もあ
る。)に供給されるように構成されている。
【0036】前記サブタンク7は、図2にその基本構成
が示されているように、内部にフロート部材31が配置
されており、そのフロート部材31の一部には永久磁石
32が取り付けられている。そして、ホール素子に代表
される磁電変換素子33a,33bが基板34に装着さ
れて、サブタンク7の側壁に添接されている。この構成
により、フロート部材31に配置された永久磁石32
と、フロート部材の浮上位置にしたがった前記永久磁石
32による磁力線量に応じて、前記ホール素子33a,
33bにより電気的出力が発生されるインク量検出手段
を構成している。
【0037】したがって、例えばサブタンク7内のイン
ク量が少なくなった場合には、サブタンク内に収納され
たフロート部材31の位置が重力方向に移動し、これに
伴い前記永久磁石32の位置も重力方向に移動する。そ
れ故、永久磁石の移動によるホール素子33a,33b
の電気的出力は、サブタンク7内のインク量として感知
することができ、ホール素子33a,33bにより得ら
れた電気的出力によって、前記インク補給バルブ26が
開弁される。これにより、メインタンク9内で加圧され
ているインクは、インク量が低下したそれぞれのサブタ
ンク7内に個別に送出される。
【0038】そして、当該サブタンク7内におけるイン
ク量が所定の容量に達した場合には、前記したホール素
子33a,33bの電気的出力に基づいて前記インク補
給バルブ26が閉弁される。このような繰り返しによ
り、メインタンクからサブタンクに対して断続的にイン
クが補給されるように作用し、各サブタンクには常にほ
ぼ一定の範囲のインクが貯留されるようになされる。
【0039】このように、サブタンク内において空気圧
によって加圧された各インクが、サブタンク内に配置さ
れたそれぞれのフロート部材の位置に基づく電気的な出
力に基づいて、各サブタンクに対してインクが補給され
るように構成されているので、インクの補給レスポンス
を向上させることができ、サブタンク内のインクの貯留
量が適切に管理される。
【0040】そして、各サブタンク7からはバルブ35
およびこれに接続されたチューブ36を介して記録ヘッ
ド6に対してインクが供給されるように構成されてお
り、記録ヘッド6の図示せぬアクチェータに供給される
印刷データに基づいて、記録ヘッド6のノズル形成面に
形成されたノズル開口6aより、インク滴が吐出される
ように作用する。なお、図2において符号11は、前記
したキャッピング手段を示しており、このキャッピング
手段11に接続されたチューブは図示せぬ吸引ポンプ
(チューブポンプ)に接続されている。
【0041】図3は、前記した圧力検出器23の第1の
実施の形態を断面図によって示したものである。この圧
力検出器23は、その外形が円筒状に形成された上ケー
ス41と、同じく外形が円筒状に形成された下ケース4
2が具備されており、これら上ケース41と下ケース4
2との間には、可撓性弾性部材により円盤状に形成され
たダイヤフラム43が、その周縁部が挟持された形で配
置されている。
【0042】前記ダイヤフラム43は、図3に示された
ようにその中央部に厚肉部43aが形成されており、こ
の厚肉部43aと周縁部との間には、断面が半円状にな
された薄肉部43bが形成されている。なお、このダイ
ヤフラム43は好ましくはゴム素材により構成される。
また、ダイヤフラム43は布にゴム素材を充填した状態
で形成されることもあり、この場合においてはダイヤフ
ラムとしての耐久性を高めることができる。
【0043】一方、上ケース41の上部には、円筒体4
1aが一体に形成されており、この円筒体41aのさら
に内側の上部には内筒体41bが円筒体41aと一体と
なるように形成されている。なお、図3に示された断面
状態においては、前記内筒体41bは浮いた状態に描か
れているが、この内筒体41bは、図に示された状態に
対し、周方向に直交する位置で円筒体41aに結合され
ている。換言すれば、図に示されたように円筒体41a
と内筒体41bとの間には、対向するようにして一対の
開口部41cが形成されている。
【0044】前記円筒体41aの内部には、可動部材4
4が軸方向(図3において上下方向)に摺動できるよう
に収納されている。この可動部材44は、二股状に形成
され、且つそれぞれの先端部には爪状のストッパー部材
44aが形成されており、このストッパー部材44aが
前記開口部41cに入り込んで、円筒体41aの上端部
に係合するように構成されている。
【0045】そして、可動部材44には、その内底部か
ら一体に起立された起立部44bが形成されており、図
3に示す実施の形態においては、前記内筒体41bの下
端部と可動部材44の内底部との間には、起立部44b
を捲装するようにしてコイル状のばね部材45が配備さ
れている。この構成により前記可動部材44は、ばね部
材45によって図における下方向に付勢されるように構
成されており、これにより可動部材44の下底部は、前
記ダイヤフラム43の中央の厚肉部43aの上面に当接
するように構成されている。
【0046】一方、前記下ケース42には、その下底部
に空気加圧ポンプ21からの加圧空気を、下ケース42
とダイヤフラム43との間の空間部42aに導入するた
めの加圧空気導入用の接続管42bと、前記空間部42
aから各メインタンク9に対してそれぞれ加圧空気を分
配する複数の加圧空気分配用の接続管42cとが形成さ
れている。この実施の形態においては、前記したように
4つのメインタンク9が備えられており、この場合にお
いては加圧空気分配用の接続管42cは、その数に応じ
て4個備えられる。なお、図3はこれを断面図で示して
いる関係で、2つの加圧空気分配用の接続管42cが示
されている。
【0047】この構成によって、空気加圧ポンプ21か
らの加圧空気は、加圧空気導入用の接続管42bを介し
て圧力検出器23の空間部42aに導入され、また各加
圧空気分配用の接続管42cを介して各メインタンク9
における圧力室25に加圧空気が印加されるように作用
する。そして、空間部42aに導入された加圧空気の作
用を受けて、前記ダイヤフラム43は図中上方向に変位
され、可動部材44を上方に押し上げるように作用す
る。なお、前記ダイヤフラム43と上ケース41との間
に形成される空間部は、円筒体41aと可動部材44と
の隙間を介して大気に連通されている。
【0048】そして、この実施の形態においては、前記
したように可動部材44は、ばね部材45によって図に
おける下方向に付勢されるように構成されており、した
がって前記ダイヤフラム43が受ける空気圧とダイヤフ
ラムの弾性による復帰力、ならびに前記ばね部材45の
付勢力とのバランスによるダイヤフラムの変位に基づい
て、前記可動部材44が上下に移動される。
【0049】なお、図3におけるA部に示されたよう
に、可動部材44には加圧空気を受けた場合にダイヤフ
ラム43が過度に変位されるのを阻止するための段差部
44dが形成されている。この構成と作用を説明するた
めに、図3のA部を図4に拡大して示している。すなわ
ち、図4の上半部に示す図はダイヤフラムが、通常また
はそれ以下の空気圧を受けている状態を示しており、ま
た図4の下半部に示す図はダイヤフラムが、所定以上の
空気圧を受けた状態を示している。
【0050】図4に示すように、ダイヤフラムが、通常
またはそれ以下の空気圧を受けている状態から、所定以
上の空気圧を受けた状態に変化した場合には、可動部材
44が図中上部方向に移動し、可動部材44の内底部か
ら一体に起立された起立部44bに形成された段差部4
4dが、内筒体41bの下端部を構成する当接部41d
に当接して可動部材44のさらなる上昇を阻止するよう
に構成されている。これにより、前記ダイヤフラム43
が過度の変位を受けるのを回避することができ、圧力検
出器23としての正常な機能が保証されるようになされ
ている。
【0051】また、図3に示した実施の形態において
は、可動部材44は二股状に形成され、且つそれぞれの
先端部に爪状のストッパー部材44aが配置されている
ので、このストッパー部材44aが円筒体41aの上端
部に係合することで、前記ダイヤフラム43は、前記ば
ね部材45による過度の変位を受けないようになされて
いる。しかしながら、前記したような爪状のストッパー
部材44aが形成されない場合においては、下ケース4
2の下底部中央に想像線で示したように円柱状のストッ
パー部材42dを一体に成形し、これによりダイヤフラ
ムの過度の変位を阻止するように作用させることが望ま
しい。
【0052】一方、前記可動部材44に形成された起立
部44bにおける先端部の移動経路には、出力発生手段
を構成するフォトセンサ46が配置されている。このフ
ォトセンサ46は光源46aと受光素子46bが対向す
るようにして構成されており、したがって、前記空間部
42aに導入される加圧空気が所定の圧力に達しない場
合には、光源46aからの投射光が受光素子46bに到
達し、受光素子46bには電気的な出力が発生する。ま
た、加圧空気が所定の圧力に達した場合には、ダイヤフ
ラム43が変位して前記可動部材44に形成された起立
部44bの先端部が、フォトセンサ46を構成する光源
46aと受光素子46bとの間に入り込んで、光源46
aから受光素子46bに至る光軸を遮断するように作用
する。
【0053】図5は、前記した構成の圧力検出器23を
用いて、空気加圧ポンプ21を駆動制御する制御手段の
動作ルーチンを示したものである。すなわち、ステップ
S11においては、圧力検出器23としての圧力センサ
による前記した電気的な出力が検証される。このステッ
プS11において、圧力センサによる圧力検出値が所定
の圧力に達していない(Low)と判定されると、ステ
ップS12に移行し、加圧ポンプ21を駆動する制御が
なされる。
【0054】そして、加圧ポンプ21の駆動状態におい
て、ステップS13に示すように圧力センサによる前記
した電気的な出力が検証され、圧力検出値が所定の圧力
に達した(High)と判定されると、ステップS14
に示されたように、その時点から所定の時間(B)が経
過したか否かが判定され、所定の時間(B)が経過した
と判定された時点において、ステップS15に移行して
加圧ポンプ21の駆動を停止させるように制御される。
この動作によって加圧ポンプ21から各メインタンク9
に至る空気流路には、圧力センサによって検出される前
記所定の圧力を十分に越えた空気圧が蓄積される。
【0055】そして、再びステップS11にリターンさ
れ、圧力センサによる前記した電気的な出力が検証され
る。この場合には加圧ポンプ21から各メインタンク9
に至る空気流路には、圧力センサによって検出される前
記所定の圧力を十分に越えた空気圧が蓄積されているの
でHighと判定され、リターンされる。そして、ステ
ップS11において常時圧力センサによる電気的な出力
が検証され続け、例えば印刷動作によるインクの消費に
よって所定の圧力よりも低下した(Low)と判定され
た場合には、前記したようにステップS12以降の動作
が実行される。
【0056】なお、前記したステップS12において加
圧ポンプの駆動が開始され、ステップS13における圧
力センサS13による検証結果が、所定の圧力に達して
いない(Low)と判定されている場合には、ステップ
S16に示されたように加圧ポンプの連続駆動時間を検
証するようになされている。このステップS16におい
ては、加圧ポンプの連続駆動時間が所定の時間(C)を
経過したか否かが検証される。
【0057】そして、ステップS13における圧力検出
の状態がLowのままで、所定の時間(C)が経過した
(Yes)と判定された場合には、加圧空気の供給系に
何らかの障害が発生しているものとみなすことができ
る。この場合には、例えば記録装置に配置された図示せ
ぬディスプレイに供給不良を示すエラーメッセージ等を
表示するようになされる。
【0058】なお、前記したステップS14において
は、所定の時間(B)が経過したか否かを判定し、所定
の時間(B)が経過した時点でステップS14に移行し
て加圧ポンプ21の駆動を停止させるようになされてい
るが、例えばインクカートリッジとしての各メインタン
ク9内のインク量がインクフル状態とインクエンドに近
い状態とでは、実質的に圧力室25の容積が異なるため
に、加圧された空気の圧力がインクフル状態とインクエ
ンドに近い状態で異なるという状態が発生する。この状
態が問題となる場合には、前記したステップS14にお
いて所定の時間(B)が経過したか否かを判定する際
に、所定の時間(B)として前記圧力開放弁22が開弁
動作するに至るに十分な時間をもたせるようにすること
も効果的である。
【0059】このような制御手段を採用した場合には、
前記した圧力開放弁22の作用を積極的に利用すること
ができ、加圧ポンプ21の駆動により圧力開放弁22が
開弁して過剰な圧力を開放することができる。そして、
加圧ポンプ21の駆動が停止された場合には、圧力開放
弁22が開弁される直前にまで高められた加圧空気を、
空気流路内に蓄積させることがことができる。
【0060】以上のような動作シーケンスを採用するこ
とで、加圧ポンプ21の一回の駆動動作により十分な空
気圧を蓄積することができる。したがって、インクの消
費等による空気圧の低下により、前記圧力センサがLo
w状態を検出し、再び加圧ポンプ21を駆動するまでに
は、相当の時間間隔がおかれることになり、加圧ポンプ
21の頻繁な駆動および停止の繰り返し作用を抑制させ
ることができる。
【0061】次に図6は、圧力検出器23の第2の実施
の形態を断面図によって示したものである。なお、図6
に示す圧力検出器23においては、フォトセンサ46の
部分を除いて、その構成は図3および図4に示した形態
と同様になされている。したがって、図3および図4に
示した代表的な各部に相当する部分を同一符号で示し、
その詳細な説明は省略する。
【0062】この図6に示す形態においては、フォトセ
ンサ46は、可動部材における起立部44bの移動経路
に、光を投射する光源46aと起立部44bの移動に基
づく前記光源の反射光を受光する受光素子46bとによ
り構成されている。したがって、この構成においては、
起立部44bとして反射特性の良好な白色の合成樹脂素
材を用いるか、または光源46aにおける投射光の経路
に対応する起立部44bの位置に、例えばアルミ箔等に
より構成された反射部材44cを配置することが望まし
い。
【0063】この図6に示した構成によると、空気加圧
ポンプ21が駆動されて加圧空気が所定の圧力以上に達
すると、ダイヤフラム43の変位によって可動部材にお
ける起立部44bが押し上げられ、起立部44bの先端
部、またはこれに配置された反射部材44cは、光源4
6aからの投射光を受けて受光素子46b側に反射させ
る。これによる受光素子46bの出力に基づいて、図5
のステップS14に示されたように所定の時間(B)、
または所定の時間(B)として前記圧力開放弁22が開
弁動作するに至るに十分な時間をもって加圧ポンプ21
の駆動を停止させるように制御することで、前記と同様
な作用効果を持たせることができる。
【0064】なお、以上説明した図3および図6に示す
圧力検出器23の実施の形態においては、いずれも上ケ
ース41に形成された内筒体41bの下端と可動部材4
4の内底部との間に、起立部44bを捲装するようにし
てコイル状のばね部材45が配置されている。しかしな
がら、前記ばね部材45を除いた構成においても同様の
機能を有する圧力検出器23を構成することができる。
【0065】この場合においては、弾性素材により構成
されたダイヤフラム43の復帰力と、ダイヤフラムが受
ける空気圧とのバランスによるダイヤフラムの変位に基
づいて前記可動部材が進退されるように構成される。し
たがって、このような構成を採用する場合においては、
可動部材44の下底部がダイヤフラム43の厚肉部43
aの上面に接着された構成になされているか、またはダ
イヤフラム43の厚肉部43aが可動部材44の下底部
に一体成形されて、両者が機械的に接続された構成にな
されている必要がある。
【0066】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるインクジェット式記録装置によると、圧力検出器
により得られる圧力検出値が所定の圧力に達していない
場合には、空気加圧ポンプを駆動するように制御すると
共に、圧力検出器により得られる圧力検出値が所定の圧
力に達したことを検出した場合には、予め定められた時
間経過後に空気加圧ポンプの駆動を停止させるように制
御する制御手段を備えたので、空気加圧ポンプが頻繁に
駆動および停止を繰り返すという問題を解消することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット式記録装置の
全体構成を示した平面図である。
【図2】メインタンクから記録ヘッドに至るインク供給
システムを示した模式図である。
【図3】図2に示したインク供給システムにおいて用い
られる圧力検出器の第1の実施の形態を示した断面図で
ある。
【図4】図3に示した圧力検出器の一部の構成を拡大し
て示した断面図である。
【図5】圧力検出器による出力を利用して空気加圧ポン
プを駆動制御する制御ルーチンを示したフローチャート
である。
【図6】圧力検出器の第2の実施の形態を示した断面図
である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 6 記録ヘッド 7(7a,7b,7c,7d) サブタンク 8 カートリッジホルダ 9(9a,9b,9c,9d) メインタンク(インク
カートリッジ) 10 インク補給チューブ
(インク補給路) 21 空気加圧ポンプ 22 圧力開放弁 23 圧力検出器 24 インクパック 25 圧力室 26 インク補給バルブ 31 フロート部材 32 永久磁石 33(33a,33b) ホール素子 41 上ケース 41a 円筒体 41b 内筒体 41d 当接部 42 下ケース 42a 空間部 42b 加圧空気導入用接続管 42c 加圧空気分配用接続管 42d ストッパー部材 43 ダイヤフラム 44 可動部材 44a ストッパー部材 44b 起立部 44c 反射部材 44d 段差部 45 ばね部材 46 フォトセンサ(出力発
生手段) 46a 光源 46b 受光素子

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが貯留されたメインタンクに対し
    て空気加圧ポンプにより生成される加圧空気が印加さ
    れ、前記加圧空気の作用によりメインタンクからキャリ
    ッジに搭載された記録ヘッドに対してインクが供給され
    るように構成したインクジェット式記録装置であって、 前記空気加圧ポンプとメインタンクとの間の空気流路に
    は、加圧空気の圧力を検出する圧力検出器が配置され、
    前記圧力検出器により得られる圧力検出値が所定の圧力
    に達していない場合には、前記空気加圧ポンプを駆動す
    るように制御すると共に、前記圧力検出器により得られ
    る圧力検出値が所定の圧力に達したことを検出した場合
    には、予め定められた時間経過後に前記空気加圧ポンプ
    の駆動を停止させるように制御する制御手段を備えたイ
    ンクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記空気加圧ポンプとメインタンクとの
    間の空気流路における圧力が、圧力検出器によって検出
    される前記所定の圧力よりも高い圧力を受けた場合に開
    弁して圧力を調整する圧力開放弁がさらに具備され、前
    記制御手段は、前記圧力検出器により得られる圧力検出
    値が所定の圧力に達したことを検出した場合に、前記圧
    力開放弁が開弁動作するに至る時間経過後に、前記空気
    加圧ポンプの駆動を停止させるようになされた請求項1
    に記載のインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記メインタンクからインク補給路を介
    してキャリッジに搭載されたサブタンクにインクを補給
    し、前記サブタンクよりキャリッジに搭載された前記記
    録ヘッドに対してインクが供給されるように構成した請
    求項1または請求項2に記載のインクジェット式記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記圧力検出器には、加圧空気の空気圧
    を受けて変位するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの
    変位量に基づいて制御信号を発生する出力発生手段が具
    備されてなる請求項1または請求項2に記載のインクジ
    ェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記メインタンクは、その外郭が気密状
    態に形成され、内部にインクを封入した可撓性素材によ
    り形成されたインクパックが収納されると共に、メイン
    タンクの外郭構成部材とインクパックとで形成される圧
    力室内に前記空気加圧ポンプにより生成される加圧空気
    が印加されるように構成した請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載のインクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記メインタンクからサブタンクに至る
    インク補給路が、可撓性のインク補給チューブにより構
    成されている請求項3に記載のインクジェット式記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記出力発生手段は、前記ダイヤフラム
    の変位によって進退される可動部材と、前記可動部材の
    移動経路を横断するようにして配置された光源と受光素
    子とによるフォトセンサより構成され、前記フォトセン
    サを構成する受光素子の出力に基づいて前記制御信号を
    発生するように構成した請求項4乃至請求項6のいずれ
    かに記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記出力発生手段は、前記ダイヤフラム
    の変位によって進退される可動部材と、前記可動部材の
    移動経路に光を投射する光源と前記可動部材の移動に基
    づく前記光源の反射光を受光する受光素子とによるフォ
    トセンサより構成され、前記フォトセンサを構成する受
    光素子の出力に基づいて前記制御信号を発生するように
    構成した請求項4乃至請求項6のいずれかに記載のイン
    クジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記ダイヤフラムは弾性素材により構成
    され、前記ダイヤフラムが受ける空気圧と、ダイヤフラ
    ムの復帰力とのバランスによるダイヤフラムの変位に基
    づいて、前記可動部材が進退されるように構成された請
    求項7または請求項8に記載のインクジェット式記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ダイヤフラムの復帰方向に付勢す
    るばね部材がさらに具備され、前記ダイヤフラムが受け
    る空気圧と、ダイヤフラムの復帰力ならびに前記ばね部
    材の付勢力とのバランスによるダイヤフラムの変位に基
    づいて、前記可動部材が進退されるように構成された請
    求項9に記載のインクジェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 前記ダイヤフラムがゴムにより構成さ
    れた請求項4または請求項7乃至請求項9のいずれかに
    記載のインクジェット式記録装置。
  12. 【請求項12】 前記ダイヤフラムがゴムと布により構
    成された請求項4または請求項7乃至請求項9のいずれ
    かに記載のインクジェット式記録装置。
  13. 【請求項13】 前記ばね部材の付勢力を受けて、前記
    ダイヤフラムの過度の変位を阻止するストッパー部材が
    さらに具備されてなる請求項10に記載のインクジェッ
    ト式記録装置。
  14. 【請求項14】 前記可動部材に前記ダイヤフラムの空
    気圧による過度の変位を阻止する段差部が形成された請
    求項7乃至請求項13のいずれかに記載のインクジェッ
    ト式記録装置。
  15. 【請求項15】 前記ダイヤフラムがケースの開口部を
    閉塞するように配置することにより、ケースの内部に空
    気加圧ポンプからの空気圧を受ける空間部が形成されて
    なる請求項4または請求項7乃至請求項14のいずれか
    に記載のインクジェット式記録装置。
  16. 【請求項16】 前記ケースには空気加圧ポンプからの
    加圧空気を空間部に導入するための加圧空気導入用の接
    続管と、前記空間部から各メインタンクに対してそれぞ
    れ加圧空気を分配する複数の加圧空気分配用の接続管と
    が形成されてなる請求項15に記載のインクジェット式
    記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003237104A (ja) * 2001-12-10 2003-08-27 Seiko Epson Corp 液体噴射装置およびこの装置における液体供給方法
JP2007021856A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
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