JP2001212971A - インクジェット式記録装置 - Google Patents
インクジェット式記録装置Info
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Abstract
ブタンクにインクを送り出す構成を採用したインクジェ
ット式記録装置において、カートリッジから不用意にイ
ンクが吹き出す問題を回避すること。 【解決手段】 インクカートリッジ9を着脱可能に装填
するカートリッジホルダ8には、インクカートリッジを
着脱操作する場合に開放されるカバー部材131が配置
され、このカバー部材の開放に伴って、電気スイッチ1
33がオフされるように構成されている。前記電気スイ
ッチ133のオフにより、空気加圧ポンプからインクカ
ートリッジに至る空気流路に配置された開閉弁ユニット
が開弁制御され、インクカートリッジ9に対する加圧が
瞬時に解消される。
Description
されたキャリッジ上に、記録ヘッドにインクを供給する
ためのサブタンクが搭載され、空気加圧ポンプにより生
成される空気圧の作用によりインクカートリッジから前
記サブタンクに対してインクを補給するように構成され
たインクジェット式記録装置に関する。
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多
くの印刷に使用されている。このようなインクジェット
式記録装置は、一般にキャリッジ上に搭載されて記録用
紙の幅方向に移動するインクジェット式記録ヘッドと、
記録用紙を記録ヘッドの移動方向に対して直行する方向
に相対的に移動させる紙送り手段が備えられ、印刷デー
タに基づいて記録ヘッドよりインク滴を吐出させること
により記録用紙に対して記録が行われる。
エロー、シアン、マゼンタの各インクの吐出可能な記録
ヘッドを搭載し、ブラックインクによるテキスト印刷ば
かりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、
フルカラー印刷を可能にしている。
提供されるこの種の記録装置においては、比較的大量の
印刷に対応させるために、大容量のインクカートリッジ
を配備する必要が生じ、このためにインクカートリッジ
を例えば装置本体側に配置された装着装置(カートリッ
ジホルダ)に装填させる形式の記録装置が提供されてい
る。
ジ上にはサブタンクが配置され、前記各インクカートリ
ッジから各サブタンクに対してインク補給チューブを介
してそれぞれインクを補給し、さらに各サブタンクから
それぞれ記録ヘッドに対してインクを供給するように構
成されている。
ては大きな紙面に対して印刷を行うことが可能な、キャ
リッジの走査距離の長い大型の記録装置の需要が増大し
ている。このような記録装置においては、スループット
を向上させるために、記録ヘッドにおいては益々多ノズ
ル化が図られている。さらに、スループットを向上させ
るために、印刷を実行しながらインクカートリッジから
キャリッジに搭載された各サブタンクに対して逐次イン
クを補給することを可能とし、各サブタンクからそれぞ
れ記録ヘッドに対してインクを安定して供給するような
記録装置が求められる。
ートリッジからサブタンクに対して、それぞれのインク
に対応してインク補給チューブを接続する必要があり、
キャリッジの走査距離が大きいために必然的に各補給チ
ューブの引き回し距離が増大する。しかも前記したとお
り、記録ヘッドにおいては多ノズル化が図られているた
めにインクの消費量が多く、インクカートリッジからサ
ブタンクに接続された各インク補給チューブ内において
インクの動圧が高まり、サブタンクに対するインクの補
給量が不足するという技術的課題を抱えている。
段として、例えばインクカートリッジ側に空気圧を印加
し、インクカートリッジからサブタンクに対して空気圧
によって強制的なインク流を発生させて、サブタンクに
対して必要十分なインクを補給する構成が採用し得る。
インクカートリッジに対して加圧空気が印加されている
ために、カートリッジホルダに着脱可能に装填されてい
る前記インクカートリッジを無闇に引き抜くと、加圧空
気の作用によりインクカートリッジからインクが吹き出
して、周囲を汚染されるなどの問題が発生する。
部材が前記加圧空気の作用を受けて、多少ながら膨張状
態になされているために、カートリッジホルダからイン
クカートリッジの引き抜きが困難となったり、これを無
理して引き抜いた場合には、インクカートリッジとカー
トリッジホルダとの双方、特に両者が接続されるインク
補給接続栓を変形させる等して、双方にダメージを与え
るなどの問題も発生する。
いてなされたものであり、その目的とするところは、イ
ンクカートリッジに加圧空気を印加してサブタンクに対
してインクを送り出す構成を採用したインクジェット式
記録装置において、カートリッジホルダよりインクカー
トリッジを引き抜くに際して、加圧空気の作用による前
記したような問題点が発生するのを回避し得るインクジ
ェット式記録装置を提供しようとするものである。
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、キャリッジに搭載されて記録用紙の幅方向に往復
移動される記録ヘッドと、前記記録ヘッドと共にキャリ
ッジに搭載され、インクカートリッジからインク補給路
を介してインクの補給を受けると共に、前記記録ヘッド
にインクを供給するサブタンクが具備され、前記インク
カートリッジには空気加圧ポンプにより生成される空気
圧が印加され、前記空気圧の作用によりインクカートリ
ッジからサブタンクに対してインクを補給するように構
成されたインクジェット式記録装置であって、前記イン
クカートリッジを着脱可能に装填するカートリッジホル
ダには、インクカートリッジを着脱操作する場合に開放
されるカバー部材が配備され、前記カバー部材の開放に
伴って、前記空気加圧ポンプからインクカートリッジに
至る空気流路を大気に開放する大気開放手段が具備され
た構成とされる。
ッジからサブタンクに至るインク補給路が、可撓性のイ
ンク補給チューブにより構成される。また好ましくは前
記インクカートリッジは、その外郭が気密状態に形成さ
れ、内部にインクを封入した可撓性素材により形成され
たインクパックが収納されると共に、インクカートリッ
ジの外郭構成部材とインクパックとで形成される空間内
に、前記空気加圧ポンプにより生成される空気圧が印加
されるように構成される。
態においては、インクカートリッジとサブタンクとの間
のインク補給路にインク補給バルブが配置され、前記イ
ンク補給バルブがサブタンク内のインク量を検出するイ
ンク量検出手段によって生成される制御信号により開閉
弁されるように構成される。
ンクをそれぞれ封入する複数のインクカートリッジが前
記カートリッジホルダに着脱可能に装填され、1つの空
気加圧ポンプにより生成される空気圧が、前記空気流路
を介してカートリッジホルダに装填された状態の各イン
クカートリッジに対してそれぞれ印加されるように構成
することが望ましい。
に装着されたカバー部材の開放を検出する電気スイッチ
が具備され、前記電気スイッチの動作に伴って、前記大
気開放手段を構成する開閉弁ユニットを開弁制御させる
ように構成される。この場合、前記開閉弁ユニットに
は、ダイヤフラム弁が配置され、前記電気スイッチの動
作に伴って駆動される駆動手段により、前記ダイヤフラ
ム弁を開閉弁制御するように構成される。この場合さら
に前記駆動手段が、好ましくは電磁プランジャーにより
構成される。
前記電磁プランジャーによる駆動力が、支軸を介して回
動される駆動レバーの一端部に作用するようになされ、
且つ前記支軸を介した駆動レバーの他端部には、前記電
磁プランジャーの駆動状態における駆動レバーの回動方
向とは逆方向に付勢するばね部材が配置され、開閉弁ユ
ニットにおける前記ダイヤフラム弁を支持する駆動軸が
駆動レバーの前記一端部と前記支軸との間に結合され
て、前記電磁プランジャーへの非通電状態において、前
記ばね部材の付勢力によって前記ダイヤフラム弁を開弁
させるように構成される。
いては、前記大気開放手段が、空気加圧ポンプによって
加圧された空気圧が所定以上に達した時に圧力を開放し
て、インクカートリッジに加わる空気圧を所定の範囲に
維持させる圧力調整弁を兼ねるように構成することが望
ましい。さらに、前記した構成による記録装置において
は、カートリッジホルダに装着された前記カバー部材の
開放に連動して、空気加圧ポンプの駆動を停止させるよ
うに構成することが望ましい。
置によると、空気加圧ポンプにより生成される空気圧が
インクカートリッジに印加されるように構成されるた
め、インクカートリッジからキャリッジに搭載されたサ
ブタンクに対して必要十分なインクを補給することがで
きる。そして、インクカートリッジを着脱する際に開放
されるカバー部材の動作に連動して、空気加圧ポンプか
らインクカートリッジに至る空気流路に配置された大気
開放手段が開放される。
れて加圧空気が印加された状態のインクカートリッジ
は、当該カートリッジホルダから引き抜かれる際には、
加圧空気の印加が確実に解除される。それ故、インクカ
ートリッジをホルダから引き抜いた場合に、カートリッ
ジ内に残留する加圧空気の作用により、不用意にインク
が吹き出すなどの問題を回避することができる。
おいて加圧空気の作用を受けて多少ながら膨張状態にな
されているインクカートリッジの外郭部材も、前記カバ
ー部材の開放により原形に戻るため、ホルダからの引き
抜きを容易にすることができ、その引き抜き操作におい
てカートリッジおよびホルダの双方にダメージを与える
などの問題も回避することができる。
ット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づい
て説明する。図1は、本発明が適用されたインクジェッ
ト式記録装置の一例を上面図によって示したものであ
る。図1において符号1はキャリッジであり、このキャ
リッジ1はキャリッジモータ2によって駆動されるタイ
ミングベルト3を介し、走査ガイド部材4に案内されて
紙送り部材5の長手方向、すなわち記録用紙の幅方向で
ある主走査方向に往復移動されるように構成されてい
る。そして、図1には示されていないが、キャリッジ1
の紙送り部材5に対向する面には、後述するインクジェ
ット式記録ヘッド6が搭載されている。
インクを供給するためのサブタンク7a〜7dが搭載さ
れている。このサブタンク7a〜7dは、この実施の形
態においては、その内部において各インクを一時的に貯
留するために、それぞれのインクに対応して4個具備さ
れている。
て、装置の端部に配置されたカートリッジホルダ8に装
填されたインクカートリッジ(以下、これをメインタン
クとも言う)9a〜9dから、インク供給路を構成する
可撓性のインク補給チューブ10,10,……をそれぞ
れ介して、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアン
の各インクが供給されるように構成されている。
ける非印字領域(ホームポジョン)には、記録ヘッドの
ノズル形成面を封止することができるキャッピング手段
11が配置されており、さらにこのキャッピング手段1
1の上面には、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止し
得るゴム等の可撓性素材により形成されたキャップ部材
11aが配置されている。そして、キャリッジ1がホー
ムポジョンに移動したときに、前記キャップ部材11a
によって、記録ヘッドのノズル形成面が封止されるよう
に構成されている。
止期間中において記録ヘッドのノズル形成面を封止し、
ノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する。ま
た、このキャップ部材11aには、図には示されていな
いが、吸引ポンプ(チューブポンプ)におけるチューブ
の一端が接続され、吸引ポンプによる負圧を記録ヘッド
に作用させて、記録ヘッドからインクを吸引排出させる
クリーニング動作が実行されるように構成されている。
側には、ゴムなどの弾性素材によるワイピング部材12
が配置されていて、必要に応じて記録ヘッドのノズル形
成面を払拭して清掃することができるようにも構成され
ている。
されたインク供給システムの構成を模式的に示したもの
であり、このインク供給システムについて、同一符号で
示した図1と共に説明する。図1および図2において、
符号21は空気加圧ポンプを示しており、この空気加圧
ポンプ21により加圧された空気は、大気開放弁を兼ね
た圧力調整弁22に供給され、さらに圧力検出器23を
介して前記した各メインタンク9a〜9d(図2におい
ては代表して符号9として示しており、以下において代
表して単に符号9として説明する場合もある。)にそれ
ぞれ供給されるように構成されている。
ンタンク9に対して空気流路が分岐され、カートリッジ
ホルダ8に装填された状態の各メインタンクに対してそ
れぞれ加圧空気が印加されるように構成されている。
具体的な構成は、後で詳細に説明するが、圧力調整弁は
空気加圧ポンプ21によって加圧された空気圧が、何ら
かの障害により過度の状態に達した時に、圧力を開放し
て各メインタンク9a〜9dに加わる空気圧を所定の範
囲に維持させる機能を有している。また、大気開放弁は
空気加圧ポンプ21による加圧状態を、例えば後述する
カートリッジホルダに装着されたカバー部材を開放した
時、あるいは記録装置の駆動電源がオフされた時に解除
することができる機能を有している。
ポンプ21によって加圧された空気圧を検知し、空気加
圧ポンプ21の駆動を制御するように機能する。すなわ
ち、空気加圧ポンプ21によって加圧された空気圧が所
定の圧力に達したことを検出した場合には、空気加圧ポ
ンプ21の駆動を停止させると共に、圧力検出器23に
よって空気圧が定められた圧力以下となったことを検出
した場合には、空気加圧ポンプ21の駆動させるように
制御し、この繰り返しによって前記した各メインタンク
9a〜9dに加わる空気圧が所定の範囲に維持されるよ
うに機能する。
2に示されたように、その外郭が気密状態に形成されて
おり、その内部にはインクを封入した可撓性素材により
形成されたインクパック24が収納されている。そし
て、メインタンク9とインクパック24とで形成される
空間が圧力室25を構成しており、この圧力室25内
に、圧力検出器23を介した加圧空気が供給されるよう
に構成されている。
dに収納された各インクパック24は、それぞれ加圧空
気による加圧を受け、各メインタンク9a〜9dから各
サブタンク7a〜7dに対して所定の圧力によるインク
流が発生されるように構成されている。
圧されたインクは、それぞれ各インク補給バルブ26,
26……および各インク補給チューブ10,10,……
をそれぞれ介して、キャリッジ1に搭載された各サブタ
ンク7a〜7d(図2においては代表して符号7として
示しており、以下において代表して単に符号7として説
明する場合もある。)に供給されるように構成されてい
る。
詳細な説明は後述するが、その基本構成は、内部にフロ
ート部材31が配置されており、そのフロート部材31
の一部には永久磁石32が取り付けられている。そし
て、ホール素子に代表される磁電変換素子33a,33
bが基板34に装着されて、サブタンク7の側壁に添接
されている。
された永久磁石32と、フロート部材の浮上位置にした
がった前記永久磁石32による磁力線量に応じて、前記
ホール素子33a,33bにより電気的出力が発生され
るインク量検出手段を構成している。
ク量が少なくなった場合には、サブタンク内に収納され
たフロート部材31の位置が重力方向に移動し、これに
伴い前記永久磁石32の位置も重力方向に移動する。そ
れ故、永久磁石の移動によるホール素子33a,33b
の電気的出力は、サブタンク7内のインク量として感知
することができ、ホール素子33a,33bにより得ら
れた電気的出力によって、前記インク補給バルブ26が
開弁される。
ているインクは、インク量が低下したそれぞれのサブタ
ンク7内に個別に送出される。そして、当該サブタンク
7内におけるインク量が所定の容量に達した場合には、
前記したホール素子33a,33bの電気的出力に基づ
いて前記インク補給バルブ26が閉弁される。このよう
な繰り返しにより、メインタンクからサブタンクに対し
て断続的にインクが補給されるように作用し、各サブタ
ンクには常に一定の範囲のインクが貯留されるようにな
される。
圧によって加圧された各インクが、サブタンク内に配置
されたそれぞれのフロート部材の位置に基づく電気的な
出力に基づいて、各サブタンクに対してインクが補給さ
れるように構成されているので、インクの補給レスポン
スを向上させることができ、サブタンク内のインクの貯
留量が適切に管理される。
およびこれに接続されたチューブ36を介して記録ヘッ
ド6に対してインクが供給されるように構成されてお
り、記録ヘッド6の図示せぬアクチェータに供給される
印刷データに基づいて、記録ヘッド6のノズル形成面に
形成されたノズル開口6aより、インク滴が吐出される
ように作用する。なお、図2において符号11は、前記
したキャッピング手段を示しており、このキャッピング
手段11に接続されたチューブは図示せぬ吸引ポンプ
(チューブポンプ)に接続されている。
施の形態を示したものであり、図3はサブタンクの一部
の構成を割愛し、これを一面方向から視た斜視図で示
し、図4は同方向から視た透視図で示している。さらに
図5はサブタンクを裏面方向から視た背面図で示してい
る。なお、図3乃至図5において、既に説明した各部に
相当する部分は、同一符号で示されている。
れ、且つ全体が偏平状になされている。このサブタンク
7の外郭は、一側壁41aとこれに連なる周側壁41b
とが一体に形成された箱状部材41により構成されてお
り、この箱状部材41の開口周縁には、透明樹脂による
フィルム状部材42(図4参照)が熱溶着手段により密
着状態で取り付けられ、箱状部材41とフィルム状部材
42とにより囲まれた内部に、インク貯留空間43が形
成されている。
壁41aからインク貯留空間43に向かって突出する支
持軸44が箱状部材41と一体に形成されており、フロ
ート部材31は、この支持軸44を回動中心として、イ
ンク貯留空間43内において重力方向に可動できるよう
に配置されている。
持軸44はインク貯留空間43における水平方向の端部
近傍に配置されており、前記フロート部材31は、前記
支持軸44を回動中心として可動される支持腕部材45
の可動自由端側に一体に形成されている。
部材45の自由端側に、前記した永久磁石32が取り付
けられており、この永久磁石32は、支持腕部材45が
ほぼ水平状態となされた時に、インク貯留空間43にお
ける水平方向の他端部近傍に位置するよう、すなわちサ
ブタンク7の側壁に添接された基板34に装着されたホ
ール素子33a,33bに最も接近されるように構成さ
れている。
向の低部、すなわちこの実施の形態においては周側壁4
1bの底部にインク補給口46が形成されており、この
インク補給口46に接続された前記チューブ10を介し
てメインタンク9よりインク貯留空間43内に、インク
が補給されるように構成されている。
が、前記したとおり重力方向の低部に形成されることに
より、メインタンクからのインクは、インク貯留空間4
3の底部から補給され、したがって、インクの補給によ
ってインク貯留空間43内におけるインクの泡立ちが発
生しないように配慮されている。
ト部材31および支持腕部材45の移動領域を避けた部
分に、キャリッジの移動に伴いサブタンク内のインクの
波打ちの発生程度を低減させる複数条のリブ部材47が
配置されている。なお、この実施の形態においては、各
リブ部材47はサブタンク7を構成する箱状部材41の
一側壁41aからインク貯留空間43に向かってそれぞ
れ突出するように、一側壁41aをベースとして一体に
形成されているが、これは別体に形成されていてもよ
い。
とおりサブタンク内のインクの波打ちの発生程度を低減
させることができ、これにより、ホール素子によるサブ
タンク7内のインクの貯留量の検出精度を向上させるこ
とができる。
たようにインク補給口46に近接してインク導出口48
が形成されている。そして、このインク導出口48を覆
うように、五角形(ホームベース状)を形成する異物ト
ラップ用のフィルタ部材49が配置されており、したが
って、サブタンク7内に貯留されたインクは、このフィ
ルタ部材49を介してインク導出口48に導かれるよう
になされる。しかも、インク導出口48はインク補給口
46に近接して形成されているので、サブタンク7内に
導入される比較的新しいインクが、直ちにこの導出口4
8より記録ヘッドに供給されるように作用する。
クは、図5に示されたように側壁41aの裏面に形成さ
れた溝部50に導出され、この溝部を覆うように熱溶着
されたフィルム状部材51により形成されたインク導出
路を介してサブタンク7の下底部に配置された前記バル
ブ35に至るように構成されている。そして、バルブ3
5を介して、同様に側壁41aの裏面に形成された溝部
52に導出され、この溝部を覆うように熱溶着された前
記フィルム状部材51により形成されたインク導出路を
介して記録ヘッド6に接続されるチューブ36の接続口
53に導かれるように構成されている。
よび図4に示されたようにインク貯留空間43に導通す
る導通溝61が傾斜状態に形成されており、この導通溝
61の上端部、すなわちサブタンク7の重力方向の高部
には、サブタンク7の側壁41aの裏面に貫通する大気
連通口62が形成されている。この大気連通口62は、
図5に示すようにサブタンク7の裏面に配置され、大気
を通過させると共にインクの通過を阻止するほぼ矩形状
に形成された撥水膜63によって閉塞されている。
1aにおける裏面に形成された凹所に収納された形で配
置されており、側壁41aの上部裏面を覆うように熱溶
着されたフィルム状部材64によって保持されている。
そして、前記撥水膜63を介して側壁41aの裏面には
蛇行溝65が形成されており、この蛇行溝65の端部
は、サブタンク7の側壁41aに形成された有底孔66
に連通されている。これら蛇行溝65および有底孔66
は、前記したフィルム状部材64によって共に気密状態
に覆われており、したがって、蛇行溝65とフィルム状
部材64とによって、空気流通抵抗路(符号は蛇行溝と
同じ65で示す)が形成されている。
部材64を、例えば鋭利な工具等で破壊することで、前
記大気開放口62は蛇行状に形成された前記空気流通抵
抗路65を介して大気に連通されるようになされる。
気連通口62が撥水膜63により覆われた構成とされて
いるので、誤って記録装置全体を例えば上下反転させた
場合などにおいて、前記撥水膜63の存在によりサブタ
ンク7内のインクを漏出させるという問題を回避するこ
とができる。
れた有底孔66を、予めフィルム状部材64によって気
密状態に覆った構成としたことで、サブタンク単体の完
成時において、サブタンクの液漏れ(インク漏れ)をチ
ェックすることができ、このチェックが完了した時点
で、有底孔66を覆うフィルム状部材64を破壊するこ
とで、本来の機能をもたせるようになされる。
素子33a,33bの位置決めを行う凹部41cが形成
され、この位置決めのための凹部41cを形成すること
によって、サブタンク7の側壁部はより薄肉状態とさ
れ、前記フロート部材31に取り付けられた永久磁石3
2の移動軌跡とホール素子33a,33bとの距離が、
より接近できるように構成されている。
よる永久磁石32の磁力線の検出感度を向上させると共
に、サブタンク7内のインク量に応じたフロート部材3
1の重力方向への移動によるインク量検出精度も向上さ
せることができる。
ブタンク7の一部には貫通穴67が形成されている。し
たがって、各サブタンク7の貫通穴67を貫通する1本
の支持軸(図示せず)を利用することによって、各サブ
タンクを並列状態に配列することができ、これによりサ
ブタンクユニットを構成できるようになされている。
構成を分解斜視図によって示したものである。この実施
の形態によるフロート部材31は、一側壁71aとこれ
に連なる周側壁71bとが一体に形成された箱状部材7
1と、この箱状部材71の開口部を閉塞して内部を中空
状に形成する閉塞部材72とにより構成されている。
り形成されたフィルム状部材が用いられており、フィル
ム状の閉塞部材72が箱状部材71の開口周縁に対し
て、たとえば熱溶着手段により密着状態に取り付けら
れ、これにより内部が空洞状態に形成されている。
は、前記したようにサブタンク7に形成された支持軸4
4を回動中心として可動される支持腕部材45の可動自
由端側に一体に形成されている。そして、支持腕部材4
5の基端部には支持環73が一体に形成されており、こ
の支持環73が前記支持軸44に回動可能に装着される
ことにより、前記支持軸44を回動中心として支持され
るように構成されている。
自由端側には、永久磁石32が取り付けられており、こ
の永久磁石32は、その表面に貼着されたフィルム状部
材74により被覆されて、サブタンク7内に貯留される
インクによる化学的な悪影響が避けられるようになされ
ている。
腕部材45の一部には、3か所において、その両外側に
水平方向に突出するように位置決めピン75が形成され
ている。これらの位置決めピン75は、フロート部材3
1の両側面から1mm以上突出していることが望まし
く、これによりフロート部材および支持腕部材とサブタ
ンクの内壁との間で少なくとも1mm以上の距離を保持
するように作用する。
ンク7の内壁との間でインクの表面張力が働いて、フロ
ート部材31の移動を阻害するという問題を解決させる
ことができる。
た圧力調整弁22の実施の形態について、その主要部を
破断した一部断面図で示している。そして、図7は圧力
調整弁として機能している状態を示し、また図8は大気
開放状態を示している。
ユニットを示しており、この開閉弁ユニット81はそれ
ぞれ内部に空間部が形成された上ケース81aおよび下
ケース81bが具備され、これら上ケース81aおよび
下ケース81bによって、上下に分割できるように構成
されている。そして、上ケース81aおよび下ケース8
1bの接合部には、ダイヤフラム弁82が配置されてい
る。
板状に成形して構成され、その周縁部が上ケース81a
と下ケース81bの接合部において挟持され、下ケース
81bの空間部において気密状態の空気室83を形成し
ている。
通する一対の接続管84a,84bが形成されており、
これらの接続管84a,84bはそれぞれ前記した空気
加圧ポンプ21および圧力検出器23に接続されてい
る。したがって、空気加圧ポンプ21からの加圧空気
は、図8に示す矢印に沿って印加され、さらに空気室8
3を介して圧力検出器23および各メインタンク9に対
して加圧空気が印加されるようになされる。
84cが形成されており、この通気孔84cの空気室8
3への開口端において、前記ダイヤフラム弁82のほぼ
中央部が当接するように構成されている。
下方向に摺動されるように配置されており、この駆動軸
85の下端部において前記ダイヤフラム弁82の上面部
が支持されている。そして、駆動軸85には円環状のば
ね受け座86が取り付けられており、このばね受け座8
6と上ケース81aの空間上部との間にはコイル状のば
ね部材87が配置され、このばね部材87によってダイ
ヤフラム弁82の中央部が通気孔84cの開口端に当接
するように付勢されている。
8が備えられており、支軸89によって軸支され、支軸
89を中心としてシーソ状に回動される駆動レバー90
に形成された貫通穴を貫通した上部に、前記係合頭部8
8が取り付けられた構成とされている。
としての電磁プランジャー91の作動ロッド91aが係
合されている。また、駆動レバー90の支軸89を介し
た他端部にはばね部材、すなわち引っ張りばね93の一
端が取り付けられており、この引っ張りばね93の作用
により、駆動レバー90は支軸89を介して図中左回転
されるように付勢されている。そして、電磁プランジャ
ー91による駆動力を受ける前記駆動レバー90の一端
部と、支軸89との中間部において、開閉弁ユニット8
1における駆動軸85の係合頭部88が係合されてい
る。
91に通電した場合においては図7に示すように、引っ
張りばね93の付勢力に抗して駆動レバー90の前記一
端部が引き下げられた状態になされる。したがって、開
閉弁ユニット81の駆動軸85に取り付けられた係合頭
部88が駆動レバー90から浮いた状態になされる。こ
れにより、前記ダイヤフラム弁82はばね部材87の付
勢力と、ダイヤフラム弁82が保持している弾性力とに
より通気孔84cを閉塞した閉弁状態とされる。
えた場合には、ダイヤフラム弁82が空気室83におい
て上部に押し上げられ、これにより通気孔84cに対す
るダイヤフラム弁82の当接が解かれ、圧力調整弁とし
て機能する。これにより、前記したとおり空気加圧ポン
プ21によって加圧された空気圧が、何らかの障害によ
り過度の状態に達した圧力を開放し、各メインタンク9
a〜9dに加わる空気圧を所定の範囲に維持させるよう
に機能する。
たれた場合には、図8に示すように前記引っ張りばね9
3の作用により、駆動レバー90は図において左回転さ
れ、引っ張りばね93の牽引力によって開閉弁ユニット
81の駆動軸85は、開閉弁ユニット81内のばね部材
87の付勢力とダイヤフラム弁82が保持している弾性
力に抗して引き上げられる。したがって空気室83より
通気孔84cを介して加圧空気を放出する大気開放状態
になされる。
よると、電磁プランジャー91への通電が断たれた場合
において大気開放状態とされるため、後述するカートリ
ッジホルダに装着されたカバー部材を開放した時に、こ
の電磁プランジャー91への通電を断つように構成する
ことで、カバー部材の開放に伴って各メインタンク9に
加わっている空気圧は瞬時に開放される。
とにより、電磁プランジャー91への通電も遮断される
ため、記録装置の休止状態においては自動的に圧力が開
放される。これにより記録装置の非使用時においては、
前記メインタンク9に加わる空気圧が開放され、記録装
置の休止中に、残留空気圧により例えばメインタンクか
らインクの漏出を誘発させるなどの問題を回避させるこ
とができる。
形成してなるメインタンクの一部の構成とカートリッジ
ホルダ側の一部の構成とを断面図で示したものであり、
図9はメインタンクが記録装置のカートリッジホルダに
装填される直前の状態(またはカートリッジホルダから
引き抜かれた状態)を、また図10はメインタンクがカ
ートリッジホルダに装填された状態をそれぞれ示してい
る。なお、図9および図10において、既に説明した各
部と同一部分は同一符号で示している。
100の端部には、インクが封入されたインクパック2
4のインク導出栓101が取り付けられている。このイ
ンク導出栓101には、後述するカートリッジホルダ側
の接続栓に当接して軸方向に後退して開弁状態とされる
弁部材102が配備されており、この弁部材102は、
ばね部材103によって軸方向に進出するように付勢さ
れている。そして、ばね部材103によって軸方向に進
出するように付勢された弁部材102は、中央部に貫通
孔が形成された環状のパッキング部材104に押し当て
られ、この結果、図9に示されたようにインク導出栓1
01は閉弁状態になされる。
形成されている。この加圧空気導入口は、圧力室25に
連通する空気路を形成する筒状体105により構成され
ており、この筒状体105がメインタンクの前端部側に
突出するように一体に形成されている。
は、その中央部にインク受給用接続栓111が突出して
形成されている。この接続栓111は、メインタンクが
装填された状態で、メインタンク側の前記インク導出栓
101に当接されて開弁状態となり、カートリッジホル
ダの非装填状態において閉弁状態が保持されるように構
成されている。
導入孔112が形成された中空針113と、この中空針
113の外周をとり囲むようにして摺動可能に配置さ
れ、カートリッジホルダの非装填状態において、ばね部
材114の付勢を受けて前記中空針113に形成された
インク導入孔112を閉塞する位置に移動する環状の摺
動部材115が具備されている。
ある図9に示す場合においては、環状の摺動部材115
は、ばね部材114の付勢を受けて進出し、中空針11
3に形成されたインク導入孔112を閉塞して閉弁状態
とする。また、メインタンクがカートリッジホルダ8に
装填状態にある図10に示す場合においては、メインタ
ンク側の前記インク導出栓101が、環状の摺動部材1
15に当接してこれを後退させるために、中空針113
に形成された前記インク導入孔112が露出し、インク
が導入できる開弁状態とされる。
トリッジホルダ側における前記中空針113の先端部
が、パッキング部材104に形成された貫通孔を通して
弁部材102に当接し、弁部材102を軸方向に後退さ
せるためにメインタンク側のインク導出栓101も開弁
される。これにより図10に矢印で示したようにメイン
タンクよりカートリッジホルダ側にインクが供給できる
ようになされる。
導入口を構成する筒状体105も、カートリッジホルダ
側に配置された加圧空気供給栓121における環状のパ
ッキング部材122内に入り込む。これにより、パッキ
ング部材122が筒状体105の外周面に密着して連結
され、図10に矢印で示すように加圧空気がカートリッ
ジ側の圧力室25に導入できるようになされる。
りメインタンクを取り外した場合には、図9に示された
ようにメインタンク側に配置された前記インク導出栓1
01は閉弁されるため、重力を受けてインクが漏出する
を防止することができる。さらに同時に、カートリッジ
ホルダ側におけるインク受給用接続栓111も閉弁され
るため、サブタンク側からのインクの逆流を阻止するこ
とができる。
の一部の構成を示したものである。このカートリッジホ
ルダ8には、メインタンクを着脱操作する場合に開放さ
れるカバー部材131が配備されている。すなわち、こ
のカバー部材131はカートリッジホルダ8の開口前面
に配置されて、回動軸131aが図示せぬ記録装置本体
側に形成された支持孔によって支持されており、軸13
1aを回動中心としてカートリッジホルダ8の開口前面
が開放(実線で示す状態)または閉塞(鎖線で示す状
態)できるように構成されている。
側には、カートリッジホルダ8に装填される各メインタ
ンク9に対応させて複数の操作レバー132が配置され
ている。この操作レバー132の基端部には係止孔13
2aが形成されていて、各操作レバー132におけるそ
れぞれの係止孔132aに挿通して支持する図示せぬ支
持ロッドによって、回動可能に支持されている。
31を開放した状態において、カバー部材131の開放
方向と同方向に回動させることによって各メインタンク
9の装填または取り出しができるようになされている。
すなわち、メインタンク9をカートリッジホルダ8に装
填させる場合においては、操作レバー132をカバー部
材131の開放方向と同方向に回動させた状態でメイン
タンク9をカートリッジホルダ8内に挿入し、操作レバ
ー132を起立させることで、操作レバー132に形成
された押当部132bがメインタンク9の手前側端部に
当接し、テコの原理によりメインタンク9はホルダ8側
に装填される。
ンタンク9を引き出す場合においては、操作レバー13
2を同じくカバー部材131の開放方向と同方向に回動
させることによって、図には示されていないが、操作レ
バー132の一部に係合されたリンクロッドを介してメ
インタンク9を奥側から押し出すように作用する。した
がって、手前方向に押し出されたメインタンク9を容易
に引き出すことができる。
記カバー部材131の開放を検出する電気スイッチ13
3が配備されている。このスイッチ133は、図11に
示されたようにカバー部材131が閉じられた状態で、
カバー部材131の裏面に接してオン状態になされ、カ
バー部材131が開放された状態で、オフ状態になされ
る例えばタクトスイッチが用いられている。
弁を兼ねた圧力調整弁22における電磁プランジャ91
への通電を制御するようになされ、スイッチ133のオ
ン状態、すなわちカバー部材131が閉じられている場
合に電磁プランジャ91への通電を可能とし、スイッチ
133のオフ状態、すなわちカバー部材131が開放さ
れている場合に電磁プランジャ91への通電を遮断する
ように作用する。
状態において、例えばカートリッジホルダ8よりメイン
タンク9を引き抜こうとした場合においては、カートリ
ッジホルダ8に装備されたカバー部材131の開放に基
づいて、前記電磁プランジャ91への通電が遮断され
る。これにより、前記した大気開放弁を兼ねた圧力調整
弁22が開弁され、カートリッジホルダに装着されてメ
インタンクに印加されていた加圧空気は瞬時に開放され
る。
ながら膨張状態になされているインクカートリッジの外
郭部材は原形に戻るため、ホルダからの引き抜きを容易
にすることができ、その操作においてカートリッジおよ
びホルダの双方にダメージを与えるなどの問題も回避す
ることができる。
ートリッジホルダ8からメインタンク9を引き抜くにあ
たっては、メインタンクに形成された加圧空気導入口を
構成する筒状体105がカートリッジホルダ8側に配置
された加圧空気供給栓121から離れた瞬間にメインタ
ンクの圧力室25が大気開放されるように考慮されてい
る。したがって、メインタンクをカートリッジホルダか
ら引き抜いた場合には、メインタンクへの加圧は即座に
解消され、残留した加圧空気の作用によるインクの吹き
出しなどの不都合は解消される。
ジホルダ8に装備されたカバー部材131の開放に基づ
いて、加圧空気を開放する手段を併用することが好まし
い。すなわち、メインタンクがカートリッジホルダから
離れようとする瞬間においては、加圧空気が印加された
状態でメインタンク側のインク導出栓101がカートリ
ッジホルダ8側のインク受給用接続栓111より僅かに
離れる状況が発生する。この状況においては、インク導
出栓101およびインク受給用接続栓111は共に開弁
状態である。したがって、カバー部材131の開放に連
動して加圧空気を開放する手段を併用しない場合におい
ては、この瞬間にインクが吹き出すことが有り得る。
からメインタンクを引き抜いた場合において、メインタ
ンクに形成された加圧空気導入口が開放されるような構
成になされていないメインタンクを採用した場合には、
カートリッジホルダのカバー部材の開放に基づいて、加
圧空気を開放する手段を講ずることはきわめて重要であ
ることは言うまでもない。
スイッチ133のオフにより、空気加圧ポンプの駆動を
停止させるように構成させることが望ましい。このよう
に構成することで、空気加圧ポンプの意味のない空転を
防止させることができる。
かかるインクジェット式記録装置によると、インクカー
トリッジを着脱可能に装填するカートリッジホルダに
は、インクカートリッジを着脱操作する場合に開放され
るカバー部材が配置され、このカバー部材の開放に伴っ
て、空気加圧ポンプからインクカートリッジに至る空気
流路を大気に開放する大気開放手段を具備したので、カ
ートリッジホルダからのインクカートリッジを引き抜く
操作を容易にすることができると共に、引き抜く操作に
おいて、カートリッジおよびホルダの双方にダメージを
与えるなどの問題も回避することができる。さらにイン
クカートリッジから不用意にインクを吹き出させるとい
う問題も回避することが可能である。
全体構成を示した平面図である。
システムを示した模式図である。
方向から視た状態の斜視図である。
視図である。
面図である。
示した分解斜視図である。
る状態を示した一部断面図である。
を示した一部断面図である。
成の一部を示した断面図である。
ルダに装着された状態を示した断面図である。
視図である。
カートリッジ) 10 可撓性チューブ(イン
ク補給路) 11 キャッピング手段 12 ワイピング手段 21 空気加圧ポンプ 22 大気開放弁を兼ねた圧
力調整弁 23 圧力検出器 24 インクパック 25 圧力室 26 インク補給バルブ 31 フロート部材 32 永久磁石 33(33a,33b) ホール素子 81 開閉弁ユニット 82 ダイヤフラム弁 84c 通気孔 85 駆動軸 89 支軸 90 駆動レバー 91 電磁プランジャー(駆
動手段) 91a 作動ロッド 93 ばね部材(引っ張りば
ね) 100 ケース(外郭部材) 101 インク導出栓 105 加圧空気導入口 111 インク受給用接続栓 121 加圧空気供給栓 131 カバー部材 132 操作レバー 133 電気スイッチ
Claims (11)
- 【請求項1】 キャリッジに搭載されて記録用紙の幅方
向に往復移動される記録ヘッドと、前記記録ヘッドと共
にキャリッジに搭載され、インクカートリッジからイン
ク補給路を介してインクの補給を受けると共に、前記記
録ヘッドにインクを供給するサブタンクが具備され、前
記インクカートリッジには空気加圧ポンプにより生成さ
れる空気圧が印加され、前記空気圧の作用によりインク
カートリッジからサブタンクに対してインクを補給する
ように構成されたインクジェット式記録装置であって、 前記インクカートリッジを着脱可能に装填するカートリ
ッジホルダには、インクカートリッジを着脱操作する場
合に開放されるカバー部材が配備され、前記カバー部材
の開放に伴って、前記空気加圧ポンプからインクカート
リッジに至る空気流路を大気に開放する大気開放手段が
具備されてなるインクジェット式記録装置。 - 【請求項2】 前記インクカートリッジからサブタンク
に至るインク補給路が、可撓性のインク補給チューブに
より構成されている請求項1に記載のインクジェット式
記録装置。 - 【請求項3】 前記インクカートリッジは、その外郭が
気密状態に形成され、内部にインクを封入した可撓性素
材により形成されたインクパックが収納されると共に、
インクカートリッジの外郭構成部材とインクパックとで
形成される空間内に、前記空気加圧ポンプにより生成さ
れる空気圧が印加されるように構成した請求項1または
請求項2に記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項4】 前記インクカートリッジとサブタンクと
の間のインク補給路にインク補給バルブが配置され、前
記インク補給バルブがサブタンク内のインク量を検出す
るインク量検出手段によって生成される制御信号により
開閉弁されるように構成された請求項1乃至請求項3の
いずれかに記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項5】 前記記録ヘッドより吐出される各インク
をそれぞれ封入する複数のインクカートリッジが前記カ
ートリッジホルダに着脱可能に装填され、1つの空気加
圧ポンプにより生成される空気圧が、前記空気流路を介
してカートリッジホルダに装填された状態の各インクカ
ートリッジに対してそれぞれ印加されるように構成した
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェッ
ト式記録装置。 - 【請求項6】 前記カートリッジホルダに装着されたカ
バー部材の開放を検出する電気スイッチが具備され、前
記電気スイッチの動作に伴って、前記大気開放手段を構
成する開閉弁ユニットを開弁制御させるように構成した
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のインクジェッ
ト式記録装置。 - 【請求項7】 前記開閉弁ユニットには、ダイヤフラム
弁が配置され、前記電気スイッチの動作に伴って駆動さ
れる駆動手段により、前記ダイヤフラム弁を開閉弁制御
するように構成した請求項6に記載のインクジェット式
記録装置。 - 【請求項8】 前記駆動手段が、電磁プランジャーによ
り構成された請求項7に記載のインクジェット式記録装
置。 - 【請求項9】 前記電磁プランジャーによる駆動力が、
支軸を介して回動される駆動レバーの一端部に作用する
ようになされ、且つ前記支軸を介した駆動レバーの他端
部には、前記電磁プランジャーの駆動状態における駆動
レバーの回動方向とは逆方向に付勢するばね部材が配置
され、開閉弁ユニットにおける前記ダイヤフラム弁を支
持する駆動軸が駆動レバーの前記一端部と前記支軸との
間に結合されて、前記電磁プランジャーへの非通電状態
において、前記ばね部材の付勢力によって前記ダイヤフ
ラム弁を開弁させるように構成した請求項8に記載のイ
ンクジェット式記録装置。 - 【請求項10】 前記大気開放手段が、空気加圧ポンプ
によって加圧された空気圧が所定以上に達した時に圧力
を開放して、インクカートリッジに加わる空気圧を所定
の範囲に維持させる圧力調整弁を兼ねた請求項1乃至請
求項9のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項11】 前記カバー部材の開放に連動して、前
記空気加圧ポンプの駆動を停止させるように構成された
請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のインクジェ
ット式記録装置。
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