JP2001252853A - 平面加工装置 - Google Patents

平面加工装置

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JP2001252853A
JP2001252853A JP2000066842A JP2000066842A JP2001252853A JP 2001252853 A JP2001252853 A JP 2001252853A JP 2000066842 A JP2000066842 A JP 2000066842A JP 2000066842 A JP2000066842 A JP 2000066842A JP 2001252853 A JP2001252853 A JP 2001252853A
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wafer
chamfering
grinding
stage
polishing
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JP2000066842A
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Toshihiko Ishikawa
俊彦 石川
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Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】研削加工が終了したウェーハを破損させること
なくカセットにスムーズに収納することができる平面加
工装置を提供する。 【解決手段】本発明の平面加工装置10によれば、ウェ
ーハ28の粗研削ステージ18、精研削ステージ20、
及び研磨ステージ22が搭載された平面加工装置10に
面取りステージ23を搭載し、面取りステージ23によ
って研磨後のウェーハ28の鋭利なエッジ部28Aを面
取りした後、ウェーハ28をカセット26に収納する。
よって、ウェーハ28がカセット26に引っ掛かること
なく、カセット26にスムーズに収納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平面加工装置に係
り、特に半導体ウェーハの製造工程で、チップが形成さ
れていない半導体ウェーハの裏面を研削加工する平面加
工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハの裏面(一方面)を研削
する平面加工装置は、ウェーハを吸着保持するチャッ
ク、粗研削用砥石、精研削用砥石、及び裏面洗浄装置等
を備えている。斯かる平面加工装置によれば、ウェーハ
は前記チャックでその表面(他方面)が吸着保持された
後、その裏面に前記粗研削用砥石が押し付けられるとと
もに、チャック及びその砥石を回転させることによって
裏面が粗研削される。そして、粗研削終了したウェーハ
は、チャックから取り外された後、精研削用のチャック
に保持され、ここで前記精研削用砥石によって精研削さ
れる。精研削終了したウェーハは、裏面洗浄装置に搬送
されてその裏面が洗浄される。洗浄終了したウェーハ
は、搬送装置に保持されてカセットの所定の棚に収納さ
れる。以上で、前記平面加工装置による1枚のウェーハ
の裏面研削加工が終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
ICカードやスマートカード用に供するために、裏面研
削加工等により100μm以下に極簿加工されたウェー
ハは、その周縁(エッジ)が鋭くなっているため、ウェ
ーハをカセットに収納する際に、エッジがカセットに引
っ掛かり、収納不良やウェーハに欠け割れが発生する場
合があるという欠点があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、研削加工が終了した極簿ウェーハを破損させ
ることなくカセットにスムーズに収納することができる
平面加工装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ウェーハを研削する研削手段と、前記ウ
ェーハの径よりも小径に形成されたウェーハ保持部材、
及び該ウェーハ保持部材に保持されたウェーハの周縁を
面取りする面取り用砥石を有する面取り手段と、該面取
り手段による面取り加工後のウェーハを前記研削手段に
搬送する搬送手段又は前記研削手段による研削加工後の
ウェーハを前記面取り手段のウェーハ保持部材に搬送す
る搬送手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、ウェーハを研削する研削手段と、該研削手段で研削
されたウェーハを研磨する研磨手段と、前記ウェーハの
径よりも小径に形成されたウェーハ保持部材、及び該ウ
ェーハ保持部材に保持されたウェーハの周縁を面取りす
る面取り用砥石を有する面取り手段と、該面取り手段に
よる面取り加工後のウェーハを前記研削手段に搬送する
搬送手段又は前記研磨手段による研磨加工後のウェーハ
を前記面取り手段のウェーハ保持部材に搬送する搬送手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、ウェーハ
の研削手段が搭載された平面加工装置に面取り手段を搭
載し、この面取り手段によって、研削前又は研削後のウ
ェーハの周縁を面取りした後、このウェーハをカセット
に収納する。これにより、本発明は、鋭利なエッジに起
因するウェーハ収納時の引っ掛かりを防止できるので、
研削加工が終了したウェーハを破損させることなくカセ
ットにスムーズに収納することができる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、ウェーハ
の研削手段及び研磨手段が搭載された平面加工装置に面
取り手段を搭載し、この面取り手段によって、研削前又
は研磨後のウェーハの周縁を面取りした後、このウェー
ハをカセットに収納する。これにより、請求項2に記載
の発明も、請求項1に記載の発明と同様に、研削加工が
終了したウェーハを破損させることなくカセットにスム
ーズに収納することができる。
【0009】前記面取り手段でウェーハを面取りする場
合、面取り手段のウェーハ保持部材がウェーハの径より
も大径に形成されていると、ウェーハの周縁はウェーハ
保持部材の内側に位置し、この状態で極薄状のウェーハ
の周縁を面取りすることは、面取り用砥石がウェーハ保
持部材に接触する危険性があり、また、接触させないよ
うに面取り用砥石の送り量を制御することも機械精度上
困難である。
【0010】そこで、本発明は、面取り手段のウェーハ
保持部材を、ウェーハの径よりも小径に形成し、ウェー
ハの周縁をウェーハ保持部材の外側に突出させた状態で
面取り用砥石により面取り加工を実施している。これに
より、面取り用砥石がウェーハ保持部材に接触すること
なく、ウェーハを面取り加工することができる。面取り
用砥石としては、棒状に形成されたスティック砥石や総
型砥石を用いることができる。スティック砥石の場合に
は、スティック砥石をウェーハの周縁に対して傾斜させ
た姿勢で周縁に当接させることにより、面取りが実施可
能である。総型砥石の場合では、ウェーハ周縁の上下の
面取りを同時に実施可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る平面加工装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は、本発明が適用された半導体ウェーハの平面
加工装置の平面図である。
【0012】図1に示すように平面加工装置10の本体
12には、カセット収納ステージ14、アライメントス
テージ16、粗研削ステージ18、精研削ステージ2
0、研磨ステージ22、面取りステージ23、及びウェ
ーハ洗浄ステージ24が設けられている。また、粗研削
ステージ18、精研削ステージ20、研磨ステージ22
は、図2上二点鎖線で示す十字形状の仕切板25によっ
て仕切られ、各々のステージ18、20、22で使用す
る加工液が隣接するステージに飛散するのが防止されて
いる。また、面取りステージ23においても、ケーシン
グ27で覆われており、面取りステージ23で使用され
る切削水の飛散が防止されている。
【0013】カセット収納ステージ14には、2台のカ
セット26、26が着脱自在にセットされ、これらのカ
セット26、26には裏面研削前のウェーハ28が多数
枚収納されている。このウェーハ28は、搬送用ロボッ
ト30のハンド31によって1枚ずつ保持されて、次工
程のアライメントステージ16に順次搬送される。搬送
用ロボット30は、本体12に立設された図示しないビ
ームに昇降装置を介して吊り下げ支持してもよく、ま
た、本体12の上面12Aに設置してもよい。搬送用ロ
ボット30を吊り下げ支持すると、カセット収納ステー
ジ14とアライメントステージ16との間隔を狭くする
ことができるので、平面加工装置10の小型化を図るこ
とができる。前記ロボット30は、汎用の6軸関節ロボ
ットであり、その構成は周知であるので、ここではその
説明を省略する。
【0014】アライメントステージ16は、カセット2
6から搬送されたウェーハ28を所定の位置に位置合わ
せするステージである。このアライメントステージ16
で位置合わせされたウェーハ28は、搬送用ロボット3
0のハンド31に再度吸着保持された後、空のチャック
32に向けて搬送され、このチャック32の吸着面に吸
着保持される。
【0015】チャック32は、インデックステーブル3
4に設置され、また、同機能を備えたチャック36、3
8、40が、インデックステーブル34の図2上破線で
示す回転軸35を中心とする円周上に90度の間隔をも
って設置されている。チャック36は、粗研削ステージ
18に位置されており、吸着したウェーハ28がここで
粗研削される。また、チャック38は、精研削ステージ
20に位置され、吸着したウェーハ28がここで仕上げ
研削(精研削、スパークアウト)される。更に、チャッ
ク40は、研磨ステージ22に位置され、吸着したウェ
ーハ28がここで研磨され、研削で生じた加工変質層、
及びウェーハ28の厚みのバラツキ分が除去される。本
実施の形態のチャック32、36、38、40は、その
吸着面がセラミックス等の焼結体からなるポーラス材で
形成されている。
【0016】ウェーハ28のチャック位置に位置されて
いるチャック32は、ウェーハ28が搬送されてくる前
に、その吸着面がクリーナ装置42によって洗浄され
る。クリーナ装置42は、レール44にスライド移動自
在に設けられ、前記吸着面を洗浄する際に、レール44
に沿って移動されチャック32上に位置される。クリー
ナ装置42は除去部材43を有し、この除去部材43が
チャック32の吸着面に当接されて吸着面に付着したス
ラッジ等のゴミを除去する。除去部材43は、チャック
32の吸着面がセラミックス等の焼結体からなるポーラ
ス材の場合には、そのポーラス材が用いられている。
【0017】チャック32に吸着保持されたウェーハ2
8は、不図示の測定ゲージによってその厚みが測定され
る。厚みが測定されたウェーハ28は、インデックステ
ーブル34の図1、図2上矢印A方向の90度の回動で
粗研削ステージ18に位置され、粗研削ステージ18の
カップ型砥石46によってウェーハ28の裏面が粗研削
される。なお、インデックステーブル34は、回転軸3
5に連結されたモータ37の駆動力によって回動され
る。
【0018】カップ型砥石46は図1に示すように、モ
ータ48の図示しない出力軸に連結され、また、モータ
48のサポート用ケーシング50を介して砥石送り装置
52に取り付けられている。砥石送り装置52は、カッ
プ型砥石46をモータ48とともに昇降移動させるもの
で、この下降移動によりカップ型砥石46がウェーハ2
8の裏面に押し付けられる。これにより、ウェーハ28
の裏面粗研削が行われる。カップ型砥石46の下降移動
量は、即ち、カップ型砥石46による研削量は、予め登
録されているカップ型砥石46の基準位置と、前記測定
ゲージで検出されたウェーハ28の厚みとに基づいて設
定される。
【0019】粗研削ステージ18で裏面が粗研削された
ウェーハ28は、ウェーハ28からカップ型砥石46が
退避移動した後、不図示の厚み測定ゲージによってその
厚みが測定される。厚みが測定されたウェーハ28は、
インデックステーブル34の同方向の90度の回動で精
研削ステージ20に位置され、精研削ステージ20のカ
ップ型砥石54によって精研削、スパークアウトされ
る。この精研削ステージ20の構造は、粗研削ステージ
18の構造と同一なので、ここではその説明を省略す
る。なお、本実施の形態では、研削ステージを2か所設
けたが、研削ステージは1か所でもよい。
【0020】精研削ステージ20で裏面が精研削された
ウェーハ28は、ウェーハ28からカップ型砥石54が
退避移動した後、厚み測定ゲージによってその厚みが測
定される。厚みが測定されたウェーハ28は、インデッ
クステーブル34の同方向の90度の回動で研磨ステー
ジ22に位置され、研磨ステージ22の研磨布56と、
研磨布56から供給されるスラリとによって研磨され、
その裏面に生じている加工変質層が除去される。
【0021】研磨布56は、図3に示すようにモータ5
8の出力軸60に連結された研磨ヘッド61に取り付け
られている。また、モータ58の側面には、直動ガイド
を構成するガイドブロック62、62が設けられてお
り、このガイドブロック62、62が、サポートプレー
ト64の側面に設けられたガイドレール66に上下移動
自在に係合されている。したがって、研磨布56はモー
タ58とともに、サポートプレート64に対して上下移
動自在に取り付けられている。
【0022】サポートプレート64は、水平に配置され
た長尺アーム68の先端に設けられている。このアーム
68の基端部は、ケーシング70内に配置されたモータ
72の出力軸74に接続されている。したがって、モー
タ72が駆動されると、アーム68は出力軸74を中心
に回動することができる。これにより、研磨布56は、
図1上実線で示した研磨位置と、研磨位置から水平方向
に退避した退避位置との範囲内で移動される。
【0023】ケーシング70の側面には、直動ガイドを
構成するガイドブロック76、76が設けられ、このガ
イドブロック76、76が、ねじ送り装置用ハウジング
78の側面に設けられたガイドレール80に上下移動自
在に係合されている。また、ケーシング70の側面に
は、ナット部材82が突設されている。このナット部材
82は、ハウジング78に形成された開口部79を介し
てハウジング78内に配設され、ねじ送り装置のねじ棒
80に螺合されている。ねじ棒80の上端には、モータ
82の出力軸84が連結されている。したがって、モー
タ82が駆動されて、ねじ棒84が回転されると、ねじ
送り装置の送り作用と、前記ガイドブロック76とレー
ル80の直進作用とによって、ケーシング70が上下移
動される。これにより、研磨布56が上下方向に大きく
移動され、研磨ヘッド61とウェーハ28との間隔が所
定の間隔に設定される。
【0024】モータ58の上面には、エアシリンダ装置
86のピストン88がアーム68の貫通孔69を介して
連結されている。また、エアシリンダ装置86には、シ
リンダの内圧Pを制御するレギュレータ90が接続され
ている。したがって、このレギュレータ90によって内
圧Pを制御すると、ウェーハ28に対する研磨布56の
押圧力を制御することができる。このようにウェーハ2
8は、研磨布56に押し付けられた状態で研磨されると
ともに、チャック40を回転させるモータ92の駆動力
によってチャック40とともに回転されながら研磨され
る。モータ92の駆動軸94がチャック40の中心軸上
に固定され、また、このモータ92は、支持部材93を
介してインデックステーブル34に固定されている。
【0025】研磨ステージ22で研磨されたウェーハ2
8は、アーム68の回動で研磨布56がウェーハ28の
上方位置から退避移動した後に、図2に示すロボット9
6のハンド97で吸着保持されてウェーハ洗浄ステージ
24に搬送される。なお、図1ではロボット96を省略
している。ウェーハ洗浄ステージ24としては、リンス
洗浄機能、及びスピン乾燥機能を有するステージが適用
されている。
【0026】ウェーハ洗浄ステージ24で洗浄乾燥され
たウェーハ28は、ロボット96のハンド97で再度吸
着保持されて、面取りステージ23の図4に示す面取り
装置100を構成するウェーハ保持テーブル(ウェーハ
保持部材)102に移送され、ウェーハ保持テーブル1
02によってその表面側が吸着保持される。なお、ウェ
ーハ28は、ウェーハ28の中心がウェーハ保持テーブ
ル102の中心軸と合致する位置に吸着保持される。ま
た、ウェーハ保持テーブル102もチャック40と同様
に、表面に多孔質部材103が設けられ、この多孔質部
材103によってウェーハ28が吸着保持される。更
に、ウェーハ保持テーブル102は、その中心軸上にモ
ータ104の駆動軸106が固定され、モータ104の
駆動力によって図4上矢印A方向に回転される。
【0027】ところで、ウェーハ保持テーブル102
は、ウェーハ28の径よりも小径に形成されている。し
たがって、ウェーハ保持テーブル102に保持されたウ
ェーハ28の鋭いエッジ28Aは、ウェーハ保持テーブ
ル102の外側に突出された状態で面取り加工される。
このような大きさにウェーハ保持テーブル102を形成
すると、砥石108をウェーハ保持テーブル102に接
触させないための砥石移動量の制御が容易になる。よっ
て、簡単な砥石移動量制御でウェーハ28のエッジ28
Aを面取りすることができる。なお、ウェーハ28に対
するウェーハ保持テーブル102の大きさは、砥石10
8からの加工力によってウェーハ28が損傷するのを防
止するために、ウェーハ保持テーブル102の外側から
ウェーハ28のエッジ28Aが若干量突出する大きさに
設定されている。
【0028】面取り装置100の砥石部101は、前述
した砥石108、砥石モータ110、昇降装置112、
揺動装置114、及び水平方向移動装置116等から構
成されている。砥石108は、棒状に形成されたスティ
ック砥石であり、その中心軸と同軸上に砥石モータ11
0の駆動軸111が固定されている。砥石モータ110
は、揺動装置114を構成する扇状の支持板118に固
定され、この支持板118は、図4上破線で示すピン1
20を介して昇降部材122に揺動自在に支持される。
また、支持板118の円弧状外周面にはラック124が
刻設され、このラック124には、昇降部材122に固
定されたモータ126のピニオン128が噛合されてい
る。したがって、モータ126でピニオン128が回動
されると、支持板118がピン120を中心に揺動す
る。これにより、砥石106の傾斜角度θを調整するこ
とができる。
【0029】昇降部材122には、昇降装置112を構
成する送りねじ装置のナット部130が固定され、ナッ
ト部130は、支柱132に形成された昇降用ガイドレ
ール134に嵌合されている。また、ナット部130に
は、ねじ棒136が上下方向に螺合され、ねじ棒136
の上端部にモータ138の駆動軸(不図示)が連結され
ている。モータ138は、支柱132の上部に固定され
ている。したがって、モータ138でねじ棒136が回
転されると、送りねじ装置の送り作用によって昇降部材
122がガイドレール134に沿って昇降する。これに
より、ウェーハ28のエッジ28Aに対する砥石108
の高さを調整することができる。
【0030】支柱132の下部には、水平方向移動装置
116を構成する送りねじ装置のナット部140が固定
され、ナット部140は、本体12に設けられた不図示
のスライド用ガイドレールに嵌合されている。また、ナ
ット部140には、ねじ棒142が水平方向に螺合さ
れ、ねじ棒142の図4上左端部にモータ144の駆動
軸146が連結されている。モータ144は、本体12
に固定されている。したがって、モータ144でねじ棒
142が回転されると、送りねじ装置の送り作用によっ
て支柱132がスライド用ガイドレールに沿って水平移
動する。これにより、ウェーハ28のエッジ28Aに対
する砥石108の水平方向位置を調整することができ
る。
【0031】次に、前記の如く構成された面取り装置1
00の作用の一例について説明する。まず、図5(A)
に示すように、砥石108の中心軸Pが鉛直方向に向く
ように、図4の揺動装置114を駆動する。そして、図
5(A)の如く砥石108の外周面(砥石面)がウェー
ハ28の鋭利なエッジ28Aに接触するように昇降装置
112、及び水平方向移動装置116を駆動する。これ
により、面取り装置100が図5(A)に示した面取り
開始状態に設定される。
【0032】次に、砥石モータ110で砥石108を回
転させるとともに、モータ104でウェーハ28を回転
させた後、砥石108を水平方向移動装置116によっ
て図5(A)上右方向にスライド移動させていく。これ
により、ウェーハ28の鋭利なエッジ28Aが砥石10
8によって、図5(B)の如く平坦に研削されていき、
鋭利なエッジ28Aが平坦面28Bに加工される。そし
て、砥石108の水平方向移動量が予め設定された量に
なると水平方向移動装置116を停止する。
【0033】次いで、揺動装置114を駆動して砥石1
08をウェーハ28に向けて傾斜させていき、ウェーハ
28の上面側エッジ部を図5(C)の如く研削加工す
る。そして、砥石108の傾斜角度θが予め設定された
角度に到達すると、揺動装置114を停止する。これに
よって、ウェーハ28の上面側縁部に面取り面28Cが
形成される。以上で、面取り装置100によるウェーハ
28の面取り加工が終了する。なお、面取り終了した砥
石108は、面取り装置100からのウェーハ搬出時に
ウェーハ28と衝突しないように、水平方向移動装置1
16によってウェーハ28から退避移動される。
【0034】面取り終了したウェーハ28は、図2に示
すロボット96のハンド97で吸着保持され、面取り装
置100からウェーハ洗浄ステージ24に搬送される。
ここでウェーハ28は、リンス洗浄後、スピン乾燥され
る。そして、乾燥されたウェーハ28は、ロボット96
のハンド97若しくはロボット30のハンド31に吸着
保持された後、カセット26の所定の棚に収納される。
【0035】以上の如く本実施の形態では、ウェーハ2
8の粗研削ステージ18、精研削ステージ20、及び研
磨ステージ22が搭載された平面加工装置10に面取り
ステージ23を搭載し、面取りステージ23によって研
磨後のウェーハ28の鋭利なエッジ部28Aを面取りし
た後、このウェーハ28をカセット26に収納するよう
にしたので、ウェーハ28をカセット26にスムーズに
収納することができる。なお、本実施の形態では、研磨
ステージ22による研磨後に面取りステージ23で面取
り加工したが、研削加工に先立って面取りステージ23
で面取り加工してもよい。
【0036】図6、図7は、スティック砥石108(図
5参照)に代えて総型砥石150を使用したウェーハ2
8の面取り方法を示す説明図である。また、図6は、研
磨ステージで研磨終了したウェーハ28の周縁28D
を、総型砥石150の凹状研削面150Aで研削してい
る状態を示している。図6の面取り方法によれば、研磨
終了したウェーハ28の周縁28Dの上面側及び下面側
のエッジ部分を同時に面取り加工して面取り面28E、
28Fを形成することができる。
【0037】一方、図7は、研削前のウェーハ28を総
型砥石150で面取り加工している状態を示している。
同図によれば、研磨後のウェーハ(厚みt1部分)に対
応する周縁28Dの上面側及び下面側のエッジ部分を凹
状研削面150Aで面取り加工して面取り面28E、2
8Fを形成し、研削及び研磨のとりしろ部分(厚みt2
部分)に対応する周縁28Gを総型砥石150の平坦な
研削面150Bで予め研削している。このように、研削
前のウェーハ28を予め面取り加工しても、カセット2
6に返納されるウェーハ28の形状は、研磨後に面取り
加工したウェーハ28と同一なので、この場合も、カセ
ット26に引っ掛かることなく、カセット26の棚にス
ムーズに収納される。
【0038】なお、本実施の形態では、研磨ステージ2
2を備えた平面加工装置10について説明したが、研磨
ステージ22のない平面加工装置に面取りステージ23
を搭載したものでも適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る平面加
工装置によれば、ウェーハの研削手段が搭載された平面
加工装置に面取り手段を搭載し、この面取り手段によっ
て、研削前又は研削後のウェーハの周縁を面取りした
後、このウェーハをカセットに収納するので、研削加工
が終了したウェーハを破損させることなくカセットにス
ムーズに収納することができる。
【0040】また、本発明によれば、ウェーハの研削手
段及び研磨手段が搭載された平面加工装置に面取り手段
を搭載し、この面取り手段によって、研削前又は研磨後
のウェーハの周縁を面取りした後、このウェーハをカセ
ットに収納するので、研削加工が終了したウェーハを破
損させることなくカセットにスムーズに収納することが
できる。
【0041】更に、本発明は、面取り手段のウェーハ保
持部材を、ウェーハの径よりも小径に形成し、ウェーハ
の周縁をウェーハ保持部材の外側に突出させた状態で面
取り用砥石により面取り加工を実施するので、面取り用
砥石がウェーハ保持部材に接触することなく、ウェーハ
を面取り加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体ウェーハの平
面加工装置の全体斜視図
【図2】図1に示した平面加工装置の平面図
【図3】図1の平面加工装置に搭載された研磨ステージ
の構造を示す断面図
【図4】図1の平面加工装置に搭載された面取り装置の
構造図
【図5】図4の面取り装置による面取り方法を示す遷移
【図6】総型砥石による面取り方法を示す説明図
【図7】総型砥石による別の面取り方法を示す説明図
【符号の説明】
10…平面加工装置、14…カセット収納ステージ、1
6…アライメントステージ、18…粗研削ステージ、2
0…精研削ステージ、22…研磨ステージ、23…面取
りステージ、24…ウェーハ洗浄ステージ、26…カセ
ット、28…ウェーハ、34…インデックステーブル、
100…面取り装置、102…ウェーハ保持テーブル、
104…モータ、108…砥石、110…砥石モータ、
150…総型砥石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 621 H01L 21/304 621C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハを研削する研削手段と、 前記ウェーハの径よりも小径に形成されたウェーハ保持
    部材、及び該ウェーハ保持部材に保持されたウェーハの
    周縁を面取りする面取り用砥石を有する面取り手段と、 該面取り手段による面取り加工後のウェーハを前記研削
    手段に搬送する搬送手段又は前記研削手段による研削加
    工後のウェーハを前記面取り手段のウェーハ保持部材に
    搬送する搬送手段と、 を備えたことを特徴とする平面加工装置。
  2. 【請求項2】 ウェーハを研削する研削手段と、 該研削手段で研削されたウェーハを研磨する研磨手段
    と、 前記ウェーハの径よりも小径に形成されたウェーハ保持
    部材、及び該ウェーハ保持部材に保持されたウェーハの
    周縁を面取りする面取り用砥石を有する面取り手段と、 該面取り手段による面取り加工後のウェーハを前記研削
    手段に搬送する搬送手段又は前記研磨手段による研磨加
    工後のウェーハを前記面取り手段のウェーハ保持部材に
    搬送する搬送手段と、 を備えたことを特徴とする平面加工装置。
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