JP2001252735A - 金属プレートと金属蓋 - Google Patents

金属プレートと金属蓋

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JP2001252735A
JP2001252735A JP2000061199A JP2000061199A JP2001252735A JP 2001252735 A JP2001252735 A JP 2001252735A JP 2000061199 A JP2000061199 A JP 2000061199A JP 2000061199 A JP2000061199 A JP 2000061199A JP 2001252735 A JP2001252735 A JP 2001252735A
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JP
Japan
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plate
welding
metal
welded
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Kyoji Okuno
恭司 奥野
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Sanyo Senzai KK
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Sanyo Senzai KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グレーチングにおいて、エンドプレートに対
するメインバーの溶接箇所を必要最小限度にし、かつ溶
接強度のアップと溶接作業性の向上を図る。 【解決手段】 エンドプレート1・1の対向する内面4
・4に多数の各メインバー2の両端が溶接されたグレー
チングにおいて、各エンドプレート1は、プレート本体
1aの上下幅方向の中間に、内面4側に突出する溶接突
条6が、プレート本体1aの長手方向に沿って冷間加工
で形成されている。エンドプレート1の内面4に、メイ
ンバー2の端面が溶接突条6を介して圧着溶接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金属材料が
圧着溶接される各種用途の金属プレートと、メインバー
の端面が圧着溶接されるエンドプレートに特徴を有する
金属蓋とに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば左右横長の側溝用グレーチング
は、図9に示すごとく、前後のエンドプレート1・1に
多数のメインバー2の両端を溶接してなる。そこでは、
例えば4mm厚のフラットなエンドプレート1に各メイン
バー2の前後の両端面を突き合わせて上下端をスポット
溶接している。つまり、エンドプレート1に対して1本
のメインバー2を前後端で合計4箇所スポット溶接して
おり、メインバー2の数が多いので、溶接箇所の削減化
が課題になる。
【0003】この点に関する従来技術として、図10に
示すごとくエンドプレート1を熱間圧延加工し、これの
プレート本体1aの上下中央の溶接面側に溶接突条6a
を長手方向に沿って突出形成することが試みられてい
る。これによれば、エンドプレート1の溶接突条6aに
各メインバー2を圧着しながら一箇所だけ溶接すれば足
りる利点がある。
【0004】しかし、熱間加工によるエンドプレート1
は、表面に酸化膜を生じ、メインバー2の切断端面との
溶接強度が落ちる。そのため、溶接に先立ってエンドプ
レート1を酸洗処理又はショットブラストで除去せざる
を得ず、面倒な中間処理を要する。それに、もともと熱
間圧延加工は、大量生産向きであり、小ロッドの加工に
は設備費用および加工コスト面で不向きである。実際に
は小ロッド生産のとき、酸洗後に予め中和処理がなされ
ても放置しておくと、次の使用時には発錆している。ま
た、先の中間処理時のハンドリングでエンドプレート1
に曲げ変形が生じているなどの問題がある。
【0005】そこで本発明の目的は、熱間圧延加工によ
る不利を一掃し、溶接強度および溶接作業性に優れた金
属プレートを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、先のグレーチングで
代表される金属蓋において、エンドプレートに溶接突条
を冷間加工で形成し、エンドプレートに溶接突条を介し
てメインバーの端面を圧着溶接するに際し、従来例の熱
間圧延加工による不利を一掃し、エンドプレートに対す
るメインバーの溶接強度および溶接作業性の向上を期す
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金属プレー
ト10は、例えば図8に示すごとく、金属製のプレート
本体1aに、他の金属材料11が圧着溶接される一側面
に突出して他側面に凹み8を生じるよう塑性変形させた
溶接突条6が、冷間加工されているものである。具体的
には、プレート本体1aの幅方向の中間に、溶接突条6
が、プレート本体1aの長手方向に沿って形成されてい
る。または、プレート本体1aに、これの幅方向に走る
溶接突条6が、プレート本体1aの長手方向にわたって
所定ピッチで形成されたものとすることができる。
【0008】また、本発明は、図1に示すごとく両エン
ドプレート1・1の対向する内面4・4に多数の各メイ
ンバー2の両端が溶接された金属蓋において、各エンド
プレート1は、プレート本体1aに、これの内面4側に
突出して外面7側に凹み8を生じるよう塑性変形させた
溶接突条6が冷間加工されており、エンドプレート1の
内面4に、図3に示すごとくメインバー2の端面が溶接
突条6を介して圧着溶接されている。具体的には、図2
に示すごとくプレート本体1aの上下幅方向の中間に、
溶接突条6がプレート本体1aの長手方向に沿って形成
されている。または、図6に示すごとくプレート本体1
aに、これの上下幅方向に走る溶接突条6が、プレート
本体1aの長手方向にわたって所定ピッチで形成された
ものとすることができる。
【0009】
【作用】本発明の溶接突条6は、冷間加工の塑性曲げに
よる硬化と、同一幅のものと比較したときの断面積の拡
大とによってプレート本体1aの全体強度がアップして
おり、曲げ変形を生じることがなく、使用する鋼板の薄
肉化を図れることにもなる。この分だけ溶接突条6は、
熱間圧延加工とは異なり突出量(突出高さおよび突出
幅)を大にできる一方、溶接突条6の反対側の面には、
凹み8が介在するので、溶接突条6にメインバー2など
の端面を圧着下で溶接して行ったとき、溶接突条6が押
し潰されやすく、熱間圧延加工による中実の潰れ難い従
来の溶接突条に比して、溶接強度をアップできるととも
に溶接作業性にも優れる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、冷間加工でプレート本
体1aに溶接突条6を塑性加工するので、溶接突条6に
酸化膜が生じておらず、酸洗処理などの前処理を要さず
に、プレート本体1aにメインバー2などの金属材料の
端面をそのまま圧着溶接でき、しかも溶接強度を十二分
に確保したうえで、熟練を要さずに容易に溶接作業が行
える。このことは、溶接の自動機械化への発展が期待で
きるものになる。とくに小ロッドで溶接箇所の多い各種
形態の金属蓋を製造するに際し、設備コスト的にも有利
となる。また、使用する鋼板の強度を確保して薄肉化が
図れるとともに、凹み8の存在により、プレート本体1
aの全体の重量の低減化を図れることにもなる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施例) 図1〜図3は本
発明に係る金属蓋の第1実施例として側溝用のグレーチ
ングを示しており、これは図1に示すごとく平行に配し
た前後一対のエンドプレート1・1と、両エンドプレー
ト1・1間に左右間にわたって一定ピッチで平行に配し
た多数のメインバー2と、メインバー2に通した左右方
向に走るクロスバー3とからなる。両エンドプレート1
・1の内面4に対して各エンドプレート1はこれの前後
両端が溶接される。なお、グレーチングの左右端には、
前後端がエンドプレート1・1にそれぞれ溶接されたサ
イドプレート5・5を備えている。
【0012】図2において各エンドプレート1は、コイ
ル巻きした冷間ロールフォーミング材(鋼板)を繰り出
しながら冷間ロールでそのプレート本体1aの上下幅方
向中央に、溶接突条6をこれが内面4側に突曲状に突出
するよう連続的に冷間加工する。溶接突条6はこれを塑
性加工することにより、プレート本体1aの外面7側に
は、溶接突条6に対応する凹み8が形成されている。す
なわち、プレート本体1aの上下中央の内面4側には、
外面7側に凹み8を有する溶接突条6が長手方向にわた
って突出形成されている。エンドプレート1は厚みが4.
5mm、上下幅寸法が44mmのものを用い、溶接突条6は
突出高さ寸法が4.5mm、上下幅寸法が9.0mmとなるよう
に加工した。
【0013】しかるときは、エンドプレート1およびメ
インバー2を定尺切断し、前後に対向する両エンドプレ
ート1・1の内面4・4に、厚さ4.5mmの各メインバー
2の前後の切断端面を圧着溶接する。その際、まずメイ
ンバー2の切断端面は、図2の想像線で示すようにエン
ドプレート1の内面4に対し、溶接突条6の突曲面に線
接触状態で接当し、この状態から溶接突条6に対してメ
インバー2の切断端面を相対的に圧着しながら溶接して
行くと、図3に示すごとく溶接突条6が溶けながら、最
終的にエンドプレート1の内面4にメインバー2の切断
端面が密着する状態で溶接突条6を介して溶接される。
このとき溶接突条6は、上下広幅に設定できるので、溶
接点は1箇所だけであるが、従来の熱間圧延加工による
上下小幅で突出量も小さい中実の溶接突条6aに比べて
溶接強度の大幅アップを図れ、かつ溶接突条6が溶けな
がら溶接されて行くので、溶接作業も容易で迅速に行え
るものとなる。なお、現実に先の圧着溶接をしたとき、
図3に示すごとく溶接突条6の存在部位において、前記
凹み8はこれに実質的な変形が認められず、該凹み8に
よるライン模様が残存していた。
【0014】(第2実施例) 図4は本発明に係る金属
蓋の第2実施例を示す。この場合のグレーチングは、前
後方向長さが短い短尺のエンドバー1・1を左右に配
し、左右方向に長い長尺のメインバー2の左右端を該エ
ンドバー1・1の内面に前後方向に一定ピッチで溶接
し、前後方向に走るクロスバー3を左右方向に一定間隔
置きに設けた形態となっており、本発明はここでの各エ
ンドバー1を前述の構造にすることができる。
【0015】(第3実施例) 図5ないし図7は本発明
に係る金属蓋の第3実施例としてのグレーチングを示
す。この第3実施例における各エンドプレート1は、プ
レート本体1aの内面4に、これの上下幅方向に走る溶
接突条6が、プレート本体1aの長手方向にわたって等
ピッチで形成されている。そして、プレート本体1aの
内面4に対して圧着溶接されるようになっており、その
他の構造は第1実施例と同様である。
【0016】なお、メインバー2が70本の細目タイプ
(メインバー間のピッチが小さいタイプ)のグレーチン
グにおいて、ロボット溶接に際し、図9に示す前述の従
来例では溶接箇所が合計280箇所となり4分ないし5
分の溶接処理時間を要していたところ、本発明の第1、
第2、第3実施例では溶接箇所が140箇所となり1分
の溶接処理時間で済ませることができた。
【0017】図示例のメインバー2にはフラットバーを
用いたが、これがT型バーやI型バーであってもよい。
本発明の金属蓋は、四角形の集水ます蓋にも適用でき
る。先のクロスバー3は図4に示すごとくメインバー2
の上端にこれと直交する状態で埋設状に溶接されるツイ
ストバーを含む。そこでのエンドプレート1やメインバ
ー2はステンレス製でもよい。また、溶接突条6はエン
ドプレート1の幅方向の上下中央にあればよく、例えば
上下の2箇所に形成されていてもよい。
【0018】図8は、本発明に係る金属プレート10を
利用したフェンスを例示しており、これでは上下の金属
プレート10・10間に鋼棒製の金属材料11が溶接さ
れている。この場合の各金属プレート10は、そのプレ
ート本体1aの幅方向の中間に溶接突条6が第1実施例
と同様にプレート本体1aの長手方向に沿って冷間加工
で形成されており、上下の各プレート本体1aの対向す
る内面4に金属材料11の端面が前記溶接突条6を介し
て前述の要領で圧着溶接されている。因みに、図8のフ
ェンスにおいて、各金属材料11の上下端が例えば金属
パイプに溶接されていて、本発明に係る金属プレート1
0が各金属材料11の上下中間部位に対し、これらに直
交する状態で溶接突条6を介して圧着溶接されるもので
あってもよい。また、金属プレート10は、先の図6に
示すごとくプレート本体1aに、これの幅方向に走る溶
接突条6がプレート本体1aの長手方向にわたって所定
ピッチで冷間加工にて形成されていてもよい。
【0019】その他、本発明は、コンクリート構築物に
おいて、リング状に曲成した金属プレート10に鉄筋と
なる金属材料11の端面を突き合わせ溶接するに際し、
その金属プレート10がプレート本体1aに前述の溶接
突条6を冷間加工で形成したものにも適用できる。これ
らの場合、プレート本体1aの長手方向にわたって溶接
突条6が必ずしも連続する線状に形成されていることを
要さず、必要箇所にのみ分断状に突出形成されていても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る金属蓋の斜視図
【図2】第1実施例のエンドプレートの縦断側面図
【図3】第1実施例のエンドプレートとメインバーとの
溶接状態を示す縦断側面図
【図4】第2実施例に係る金属蓋の別実施例を示す斜視
【図5】第3実施例に係る金属蓋の斜視図
【図6】第3実施例のエンドプレートの斜視図
【図7】第3実施例のエンドプレートとメインバーとの
溶接状態を示す横断平面図
【図8】本発明をフェンスに適用した別実施例を示す正
面図
【図9】従来の金属蓋の斜視図
【図10】熱間圧延加工された従来のエンドプレートの
縦断側面図
【符号の説明】
1 エンドプレート 1a プレート本体 2 メインバー 4 プレート本体の内面 6 溶接突条 7 プレート本体の外面 8 凹み

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のプレート本体1aに、他の金属
    材料11が圧着溶接される一側面に突出して他側面に凹
    み8を生じるよう塑性変形させた溶接突条6が、冷間加
    工されている金属プレート。
  2. 【請求項2】 プレート本体1aの幅方向の中間に、溶
    接突条6がプレート本体1aの長手方向に沿って形成さ
    れている請求項1記載の金属プレート。
  3. 【請求項3】 プレート本体1aに、これの幅方向に走
    る溶接突条6が、プレート本体1aの長手方向にわたっ
    て所定ピッチで形成されている請求項1記載の金属プレ
    ート。
  4. 【請求項4】 両エンドプレート1・1の対向する内面
    4・4に多数の各メインバー2の両端が溶接された金属
    蓋において、 各エンドプレート1は、プレート本体1aに、これの内
    面4側に突出して外面7側に凹み8を生じるよう塑性変
    形させた溶接突条6が冷間加工されており、 エンドプレート1の内面4に、メインバー2の端面が溶
    接突条6を介して圧着溶接されている金属蓋。
  5. 【請求項5】 プレート本体1aの上下幅方向の中間
    に、溶接突条6がプレート本体1aの長手方向に沿って
    形成されている請求項4記載の金属蓋。
  6. 【請求項6】 プレート本体1aに、これの上下幅方向
    に走る溶接突条6が、プレート本体1aの長手方向にわ
    たって所定ピッチで形成されている請求項4記載の金属
    蓋。
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