JP2001250917A - 集積回路装置、回路製造方法 - Google Patents
集積回路装置、回路製造方法Info
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Abstract
をスタックドヴィアで接続して機能回路まで駆動電力の
供給経路を形成し、中間の電極層の行/列電極で多数の
機能回路の相互配線を形成した集積回路装置において、
駆動電力の供給性能の低下を最小としながら中間層の配
線を容易に形成できるようにする。 【解決手段】 行電極115と列電極116との交点で
のスタックドヴィア117による接続を周期的に間引
き、スタックドヴィア117の個数を削減して中間層で
の配線を容易とし、それでいて行/列電極115,11
6の個数は従来と同一として電力供給の性能低下を最小
とする。
Description
下位電源層と複数の配線層と上位電源層とが積層されて
いる集積回路装置、この集積回路装置を製造する回路製
造方法、に関する。
途に利用されており、高集積化や多機能化が進行してい
る。しかし、多機能かつ高集積度な集積回路装置を良好
な生産性で製造することは困難であり、これを解消する
手法の一つとして行電極と列電極とを多層構造で事前に
規定しておくものがある。
および図10を参照して以下に説明する。なお、図9は
集積回路装置の行/列電極等の構造を示す模式的な平面
図、図10は要部の縦断側面図、である。
置100は、四層構造のASIC(Application Specifi
c Integrated Circuit)であり、図10に示すように、
半導体であるシリコン製の回路基板101を具備してい
る。この回路基板101の表層には拡散層102が形成
されており、その表面に下位電源層である第一の電極層
111、第二第三の電極層112,113、上位電源層
である第四の電極層114、が下方から順番に積層され
ている。
は層間絶縁膜103からなるが、図9および図10に示
すように、奇数番目の電極層111,113には、行方
向と各々平行な多数の行電極115が列方向に一定間隔
で配列されており、偶数番目の電極層112,114に
は、列方向と各々平行な多数の列電極116が行方向に
一定間隔で配列されている。
路基板101の拡散層102の内部や、第一の電極層1
11の行電極115の間隙などの領域に、トランジスタ
やコンデンサなどの各種の機能回路105が形成されて
おり、このような機能回路105が外部から供給される
駆動電力を消費して動作する。
置100では、上層ほど表面の凹凸が顕著となるので、
図10に示すように、最上位に位置する第四の電極層1
14の列電極116は、断線を防止するために下層の電
極115,116より充分に厚膜に形成されている。
14の列電極116を有効に利用するため、第四の電極
層114の列電極116は駆動電力の供給用に利用され
ている。また、前述のように大部分の機能回路105は
回路基板101や第一の電極層111の位置に形成され
るため、最下位に位置する第一の電極層111の行電極
115も駆動電力の供給用に利用されている。
の行電極115は、奇数列目と偶数列目とで正極用と負
極用とに分類されており、最上位である第四の電極層1
14の列電極116も、奇数行目と偶数行目とで正極用
と負極用とに分類されている。
5と第四の電極層114の正極用の列電極116とが全
部の交点で正極用のスタックドヴィア117により接続
されており、第一の電極層111の負極用の行電極11
5と第四の電極層114の負極用の列電極116とが全
部の交点で負極用のスタックドヴィア117により接続
されている。
1の位置に点在している多数の機能回路105を相互に
接続する配線には、中間層である第二/第三の電極層1
12,113の行/列電極115,116が利用されて
いる。このため、第二/第三の電極層112,113の
行/列電極115,116は所定形状にパターニングさ
れており、スタックドヴィア117には接続されていな
い。
は、構造的に厚膜の第四の電極層114の列電極116
に外部から駆動電力が供給され、この駆動電力がスタッ
クドヴィア117により第一の電極層111の行電極1
15まで供給される。そして、この行電極115から近
傍の機能回路105に駆動電力が供給されるので、この
機能回路105が駆動電力を消費して動作することがで
きる。
が行方向に配列されており、第一の電極層111の行電
極115は多数が列方向に配列されており、これらの行
/列電極115,116が交点ごとにスタックドヴィア
117で接続されているので、駆動電力は集積回路装置
100の全域にくまなく供給される。
第一の電極層111の位置に点在しているが、第二/第
三の電極層112,113の各電極115,116によ
り相互に結線されている。このため、多数の機能回路1
05は必要により相互に通信することができ、集積回路
装置100は多彩な機能を発揮することができる。
装置100は、各所に点在する多数の機能回路105に
駆動電力をくまなく供給するため、第四の電極層114
の列電極116と第一の電極層111の行電極115と
が交点ごとにスタックドヴィア117で接続されてい
る。
回路装置100では多数のスタックドヴィア117が全
域に配列されているが、多数の機能回路105を相互に
結線する第二/第三の電極層112,113の各電極1
15,116はスタックドヴィア117を回避する必要
がある。
3の各電極115,116を形成できる領域がスタック
ドヴィア117のために縮小されており、多数の機能回
路105を相互に結線する第二/第三の電極層112,
113の各電極115,116の形成が困難となってい
る。
に示すように、第四の電極層114の列電極116を半
分に間引き、スタックドヴィア117の個数を半分とし
た集積回路装置200もある。しかし、この集積回路装
置200では、第四の電極層114の列電極116とス
タックドヴィア117との個数が半分となるため、駆動
電力を供給する経路の電気抵抗が過剰に増大する。
6を間引いていない集積回路装置100と、第四の電極
層114の列電極116を半分に間引いた集積回路装置
200とを等価回路にすると、図12ないし図15に示
すように、この集積回路装置200では、駆動電力の供
給経路で列電極116とスタックドヴィア117との電
気抵抗が二倍となることが分かる。
に点在する各種の機能回路105の消費電力は一様では
ないため、図9に示すように、消費電力が多大な部分が
存在することがある。しかし、上述の集積回路装置20
0のように第四の電極層114の列電極116を一様に
間引くと、過大な消費電力が必要な部分では列電極11
6とスタックドヴィア117とが不足することになる。
たものであり、中間の電極層の各電極の形成を容易とし
ながらも駆動電力の供給能力の低下を最小限とする集積
回路装置、この集積回路装置を製造する回路製造方法、
を提供することを目的とする。
装置は、回路基板の表面に下位電源層と複数の配線層と
上位電源層とが積層されており、前記下位電源層には行
方向と各々平行な多数の行電極が列方向に一定間隔で配
列されて所定周期で正極用と負極用とに分類されてお
り、前記上位電源層には列方向と各々平行な多数の列電
極が行方向に一定間隔で配列されて所定周期で正極用と
負極用とに分類されており、複数の前記電極層の各々に
は行電極と列電極との一方が配列されており、前記下位
電源層の正極用の行電極と前記上位電源層の正極用の列
電極とが全部の交点の一部のみで正極用のスタックドヴ
ィアにより接続されており、前記下位電源層の負極用の
行電極と前記上位電源層の負極用の列電極とが全部の交
点の一部のみで負極用のスタックドヴィアにより接続さ
れている。
的に上位電源層の列電極は厚膜に形成されて駆動電力の
供給に利用されるが、正極用の下位電源層の行電極と上
位電源層の列電極とが接続されており、負極用の下位電
源層の行電極と上位電源層の列電極とが接続されている
ので、上位電源層の列電極に供給される駆動電力は下位
電源層の行電極まで供給される。例えば、この下位電源
層の行電極の間隙には駆動電力を消費して動作する各種
の機能回路が形成され、このような各種の機能回路は中
間の電極層の行/列電極により相互に配線されるが、こ
のような機能回路の配線に利用される中間の電極層の行
/列電極は、下位電源層と上位電源層との行/列電極を
接続するスタックドヴィアを回避する必要がある。しか
し、このスタックドヴィアは正/負極用の下位電源層の
行電極と上位電源層の列電極とを一部の交点でしか接続
しないので、中間の電極層の行/列電極は全部の交点で
スタックドヴィアを回避する必要はない。
用の前記スタックドヴィアが正極用の前記行電極と前記
列電極との交点の周期的な一部のみに位置しており、負
極用の前記スタックドヴィアが負極用の前記行電極と前
記列電極との交点の周期的な一部のみに位置しているこ
とも可能である。
が位置する行/列電極の交点が周期的なので、上位電源
層の列電極から下位電源層の行電極に周期的な位置から
駆動電力が供給されることになり、下位電源層の行電極
に全体的に駆動電力が均等に供給される。
の表面に下位電源層と複数の配線層と上位電源層とが積
層されており、前記下位電源層には行方向と各々平行な
多数の行電極が列方向に一定間隔で配列されて所定周期
で正極用と負極用とに分類されており、前記上位電源層
には列方向と各々平行な多数の列電極が行方向に一定間
隔で配列されて所定周期で正極用と負極用とに分類され
ており、複数の前記電極層の各々には行電極と列電極と
の一方が配列されており、前記下位電源層の正極用の行
電極と前記上位電源層の正極用の列電極とが交点ごとに
正極用のスタックドヴィアで接続されており、前記下位
電源層の負極用の行電極と前記上位電源層の負極用の列
電極とが交点ごとに負極用のスタックドヴィアで接続さ
れている集積回路装置であって、正極用の前記スタック
ドヴィアによる正極用の前記行電極と前記列電極との交
点での接続が周期的に間引かれており、負極用の前記ス
タックドヴィアによる負極用の前記行電極と前記列電極
との交点での接続が周期的に間引かれている。
的に上位電源層の列電極は厚膜に形成されて駆動電力の
供給に利用されるが、正極用の下位電源層の行電極と上
位電源層の列電極とが接続されており、負極用の下位電
源層の行電極と上位電源層の列電極とが接続されている
ので、上位電源層の列電極に供給される駆動電力は下位
電源層の行電極まで供給される。例えば、この下位電源
層の行電極の間隙には駆動電力を消費して動作する各種
の機能回路が形成され、このような各種の機能回路は中
間の電極層の行/列電極により相互に配線されるが、こ
のような機能回路の配線に利用される中間の電極層の行
/列電極は、下位電源層と上位電源層との行/列電極を
接続するスタックドヴィアを回避する必要がある。しか
し、このスタックドヴィアによる正/負極用の下位電源
層の行電極と上位電源層の列電極と交点での接続は周期
的に間引かれているので、中間の電極層の行/列電極は
全部の交点でスタックドヴィアを回避する必要はない。
さらに、正/負極用のスタックドヴィアが位置する行/
列電極の交点が周期的なので、上位電源層の列電極から
下位電源層の行電極に周期的な位置から駆動電力が供給
されることになり、下位電源層の行電極に全体的に駆動
電力が均等に供給される。
用の全部の前記交点のうち行/列方向の少なくとも一方
でn分の一(nは所定の自然数)のみに正極用の前記スタ
ックドヴィアが位置しており、負極用の全部の前記交点
のうち行/列方向の少なくとも一方でn分の一のみに負
極用の前記スタックドヴィアが位置していることも可能
である。
がn分の一の交点にしか位置しないので、上位電源層の
列電極から下位電源層の行電極にn分の一の周期的な位
置から駆動電力が供給されることになり、下位電源層の
行電極に全体的に駆動電力が均等に供給される。
用の全部の前記交点のうち行/列方向の少なくとも一方
でn分のmのみに正極用の前記スタックドヴィアが位置
しており、負極用の全部の前記交点のうち行/列方向の
少なくとも一方でn分のmのみに負極用の前記スタック
ドヴィアが位置していることも可能である。
がn分のmの交点にしか位置しないので、上位電源層の
列電極から下位電源層の行電極にn分のmの周期的な位
置から駆動電力が供給されることになり、下位電源層の
行電極に全体的に駆動電力が均等に供給される。
負極用の前記スタックドヴィアは行/列方向の少なくと
も一方で正/負極用の前記交点の連続するm個に位置し
てから連続する(n−m)個に位置しないように配置され
ていることも可能である。この場合、所定方向で連続す
る(n−m)個の交点にはスタックドヴィアが位置しない
ので、このスタックドヴィアが位置しない連続した交点
の位置に中間の電極層の行/列電極が形成され、上位電
源層の列電極から下位電源層の行電極に連続するm個の
交点の位置から駆動電力が供給される。
方向で直接に隣接して直線状に連続する正極用と負極用
との前記交点に位置しないように前記スタックドヴィア
が配列されていることも可能である。この場合、斜め方
向で直接に隣接して直線状に連続する多数のスタックド
ヴィアにより、中間の電極層の行/列電極を形成できる
領域が区分されない。
下位電源層と前記上位電源層との行/列電極から駆動電
力が供給される各種の機能回路も具備しており、消費電
力が小さい前記機能回路の位置では前記スタックドヴィ
アが低密度に配置されており、消費電力が大きい前記機
能回路の位置では前記スタックドヴィアが高密度に配置
されていることも可能である。
る駆動電力がスタックドヴィアを介して下位電源層の行
電極まで供給され、このように供給される駆動電力を消
費して各種の機能回路が動作する。このとき、消費電力
が小さい機能回路に駆動電力を供給するスタックドヴィ
アは低密度に配置されているので、中間の電極層の行/
列電極が回避するスタックドヴィアは少数である。消費
電力が大きい機能回路には高密度に配置されているスタ
ックドヴィアから駆動電力が供給されるので、少数のス
タックドヴィアで過大な電力が供給されない。
の表面に下位電源層と複数の配線層と上位電源層とが積
層されており、前記下位電源層には行方向と各々平行な
多数の行電極が列方向に一定間隔で配列されて所定周期
で正極用と負極用とに分類されており、前記上位電源層
には列方向と各々平行な多数の列電極が行方向に一定間
隔で配列されて所定周期で正極用と負極用とに分類され
ており、複数の前記電極層の各々には行電極と列電極と
の一方が配列されており、前記下位電源層の正極用の行
電極と前記上位電源層の正極用の列電極とが交点ごとに
正極用のスタックドヴィアで接続されており、前記下位
電源層の負極用の行電極と前記上位電源層の負極用の列
電極とが交点ごとに負極用のスタックドヴィアで接続さ
れており、前記下位電源層と前記上位電源層との行/列
電極から駆動電力が供給される各種の機能回路も具備し
ている集積回路装置であって、消費電力が小さい前記機
能回路の位置のみ正極用の前記スタックドヴィアによる
正極用の前記行電極と前記列電極との交点での接続が周
期的に間引かれており、消費電力が小さい前記機能回路
の位置のみ負極用の前記スタックドヴィアによる負極用
の前記行電極と前記列電極との交点での接続が周期的に
間引かれている。
的に上位電源層の列電極は厚膜に形成されて駆動電力の
供給に利用されるが、正極用の下位電源層の行電極と上
位電源層の列電極とが接続されており、負極用の下位電
源層の行電極と上位電源層の列電極とが接続されている
ので、上位電源層の列電極に供給される駆動電力は下位
電源層の行電極まで供給される。例えば、この下位電源
層の行電極の間隙には駆動電力を消費して動作する各種
の機能回路が形成され、このような各種の機能回路は中
間の電極層の行/列電極により相互に配線されるが、こ
のような機能回路の配線に利用される中間の電極層の行
/列電極は、下位電源層と上位電源層との行/列電極を
接続するスタックドヴィアを回避する必要がある。しか
し、このスタックドヴィアによる正/負極用の下位電源
層の行電極と上位電源層の列電極と交点での接続は周期
的に間引かれているので、中間の電極層の行/列電極は
全部の交点でスタックドヴィアを回避する必要はない。
さらに、消費電力が小さい機能回路に駆動電力を供給す
るスタックドヴィアは周期的に間引かれているので、中
間の電極層の行/列電極が回避するスタックドヴィアは
少数である。しかし、このスタックドヴィアが位置する
行/列電極の交点は周期的なので、上位電源層の列電極
から下位電源層の行電極に周期的な位置から駆動電力が
供給されることになり、下位電源層の行電極に全体的に
駆動電力が均等に供給される。一方、消費電力が大きい
機能回路には間引きされていない高密度な配置のスタッ
クドヴィアから駆動電力が供給されるので、少数のスタ
ックドヴィアで過大な電力が供給されない。
に下位電源層と複数の配線層と上位電源層とが積層され
ており、前記下位電源層には行方向と各々平行な多数の
行電極が列方向に一定間隔で配列されて所定周期で正極
用と負極用とに分類されており、前記上位電源層には列
方向と各々平行な多数の列電極が行方向に一定間隔で配
列されて所定周期で正極用と負極用とに分類されてお
り、複数の前記電極層の各々には行電極と列電極との一
方が配列されている集積回路装置の回路製造方法であっ
て、下位電源層の正極用の行電極と上位電源層の正極用
の列電極とを全部の交点の一部のみで正極用のスタック
ドヴィアにより接続し、下位電源層の負極用の行電極と
上位電源層の負極用の列電極とを全部の交点の一部のみ
で負極用のスタックドヴィアにより接続するようにし
た。
電源層の正極用の行電極と上位電源層の正極用の列電極
とを全部の交点の周期的な一部のみで正極用のスタック
ドヴィアにより接続し、下位電源層の負極用の行電極と
上位電源層の負極用の列電極とを全部の交点の周期的な
一部のみで負極用のスタックドヴィアにより接続するこ
とも可能である。
下位電源層と前記上位電源層との行/列電極から駆動電
力が供給される各種の機能回路も形成し、消費電力が小
さい前記機能回路の位置では前記スタックドヴィアを低
密度に配置し、消費電力が大きい前記機能回路の位置で
は前記スタックドヴィアを高密度に配置することも可能
である。
基板の表面と各々平行で相互に直交する方向を意味して
いる。また、本発明で云う負極とは、正極と相反する極
性を意味しており、例えば、接地電極も許容する。さら
に、本発明では回路基板の表面に積層されている複数の
電極層に関して言及しているが、実際の装置では、本発
明の複数の電極層の上層や中間に本発明と関係ない電極
層が位置することも許容する。
し図3を参照して以下に説明する。ただし、本実施の形
態に関して前述した一従来例と同一の部分は、同一の名
称および符号を使用して詳細な説明は省略する。なお、
図1は本実施の形態の集積回路装置の行/列電極等の構
造を示す模式的な平面図、図2は最上位/最下位の行/
列電極とスタックドヴィアとの等価回路を示す回路図、
図3は等価回路の要部を示す回路図、である。
述した集積回路装置100と同様に、回路基板101の
表面に第一から第四の電極層111〜114が下方から
順番に積層されており、奇数番目の電極層111,11
3には、行方向と各々平行な多数の行電極115が列方
向に一定間隔で配列されており、偶数番目の電極層11
2,114には、列方向と各々平行な多数の列電極11
6が行方向に一定間隔で配列されている。
極層111の行電極115の間隙などの領域には各種の
機能回路105が形成されており、多数の機能回路10
5が中間層である第二/第三の電極層112,113の
パターニングされた行/列電極115,116により相
互に接続されている。
11の行電極115と上位電源層である第四の電極層1
14の列電極116とが正極用と負極用とに分類されて
おり、これらの行/列電極115,116が正極ごとと
負極ごとにスタックドヴィア117で接続されている。
0では、前述した集積回路装置100とは相違して、正
極用のスタックドヴィア117による正極用の行電極1
15と列電極116との交点での接続が行/列方向の両
方で二分の一に間引かれており、負極用のスタックドヴ
ィア117による負極用の行電極115と列電極116
との交点での接続も行/列方向の両方で二分の一に間引
かれている。
の集積回路装置300でも、構造的に厚膜の第四の電極
層114の列電極116に外部から駆動電力が供給さ
れ、この駆動電力がスタックドヴィア117により第一
の電極層111の行電極115まで供給されるので、こ
の行電極115から近傍の機能回路105に駆動電力が
供給される。
置に点在している多数の機能回路105は、第二/第三
の電極層112,113の各電極115,116により
相互に結線されているので相互に通信することができ、
集積回路装置300は多彩な機能を発揮することができ
る。
駆動電力を全域にくまなく供給するため、第四の電極層
114の多数の列電極116と第一の電極層111の多
数の行電極115とがスタックドヴィア117で適宜接
続されているが、このスタックドヴィア117による正
/負極用の下位電源層の行電極115と上位電源層の列
電極116と交点での接続が二分の一に間引かれてい
る。
行/列電極116が全部の交点でスタックドヴィア11
7を回避する必要がなく、第二/第三の電極層112,
113の各電極115,116を形成できる領域が増大
しており、多数の機能回路105を相互に結線する第二
/第三の電極層112,113の各電極115,116
の形成が容易である。
では、スタックドヴィア117の個数は従来の集積回路
装置100の半分となっているが、第四の電極層114
の列電極116と第一の電極層111の行電極115と
の個数は従来の集積回路装置100と同一である。
本実施の形態の集積回路装置300では、駆動電力の供
給経路でスタックドヴィア117の電気抵抗しか二倍と
ならず、同様にスタックドヴィア117の個数を半分と
した従来の集積回路装置200より駆動電力の供給性能
が良好である。
0では、スタックドヴィア117は第一/第四の電極層
111,114の行/列電極116の交点の周期的な一
部のみに位置するので、上位電源層の列電極116から
下位電源層の行電極115に周期的な位置から駆動電力
が供給されることになり、下位電源層の行電極115に
全体的に駆動電力を均等に供給することができる。
を製造する場合には、基本的には従来と同様に製造され
ることになるが、第一/第四の電極層111,114の
行/列電極116の交点の二分の一の位置のみスタック
ドヴィア117を形成すれば良い。
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では第四の電極層114の列
電極116と第一の電極層111の行電極115との正
/負極用の交点の二分の一のみにスタックドヴィア11
7を配置することを例示したが、図4に例示する集積回
路装置400のように、行/列方向の両方で正/負極用
の交点の三分の一のみにスタックドヴィア117を配置
することも可能である。
に消費電力が多大な部分が存在する場合、図5に例示す
る集積回路装置500のように、消費電力が多大な部分
ではスタックドヴィア117を間引くことなく高密度に
配置することも可能である。
電力が多大な部分ではスタックドヴィア117を一切間
引かず、それ以外の部分ではスタックドヴィア117を
一様に間引いているが、例えば、消費電力に対応して部
分ごとにスタックドヴィア117の配列の密度を変更す
るようなことも可能である。
路装置600,700,800のように、第一/第四の
電極層111,114の行/列電極115,116の正
/負極への割付や、スタックドヴィア117の間引きの
周期などを工夫することにより、多数のスタックドヴィ
ア117の直線状の連続を解消することも可能である。
第四の電極層114の列電極116のみ三本ごとに正/
負極を割り付けており、正/負極の連続する三本の列電
極116では、中央の一本のみ正/負極用の交点に列方
向で三分の二の周期でスタックドヴィア117を位置さ
せているが、両側の二本では正/負極用の交点に列方向
で三分の一の周期でスタックドヴィア117を位置させ
ている。
前述した集積回路装置400と同様に、行列方向で三分
の一の正/負極用の交点にスタックドヴィア117を位
置させているが、斜め方向に連続する正極(負極)用のス
タックドヴィア117の間隙に負極(正極)用のスタック
ドヴィア117が位置しないようにしている。
列方向で二個の正/負極用の交点にスタックドヴィア1
17を位置させてから三個の交点にスタックドヴィア1
17を位置させないことにより、五分の二の周期に正/
負極用のスタックドヴィア117を位置させている。
用のスタックドヴィア117の列方向での五分の二の周
期の位置では、正/負極用のスタックドヴィア117が
列方向で正/負極用の交点の連続する二個に位置してか
ら連続する三個に位置しないように配置されている。
00では、多数のスタックドヴィア117が直線状に連
続する部分により、第二/第三の電極層112,113
の行/列電極115,116を形成できる領域が区分さ
れることがないため、さらに容易に各所の機能回路10
5を結線することができる。
ヴィアが正/負極用の下位電源層の行電極と上位電源層
の列電極とを一部の交点でしか接続しないことにより、
中間の電極層の行/列電極は全部の交点でスタックドヴ
ィアを回避する必要がないので、離反した位置を結線す
る配線などを中間の電極層の行/列電極により簡易に形
成することができる。
て、正/負極用のスタックドヴィアが位置する行/列電
極の交点が周期的に配置されていることにより、上位電
源層の列電極から下位電源層の行電極に周期的な位置か
ら駆動電力が供給されるので、下位電源層の行電極に全
体的に駆動電力を均等に供給することができる。
連続する正極用と負極用との交点に位置しないようにス
タックドヴィアを配列することにより、斜め方向で直接
に隣接して直線状に連続する多数のスタックドヴィアに
より、中間の電極層の行/列電極を形成できる領域が区
分されないので、例えば、離反した位置の機能回路を中
間の電極層の行/列電極で容易に結線することができ
る。
力を供給するスタックドヴィアは低密度に配置されてお
り、消費電力が大きい機能回路には高密度に配置されて
いるスタックドヴィアから駆動電力が供給されることに
より、中間の電極層の行/列電極が回避するスタックド
ヴィアを少数とすることができ、それでいて、過大な電
力が少数のスタックドヴィアで供給されることも防止で
きる。
電極等の構造を示す模式的な平面図である。
アとの等価回路を示す回路図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
平面図である。
位の行/列電極とスタックドヴィアとの等価回路を示す
回路図である。
す回路図である。
集積回路装置
Claims (12)
- 【請求項1】 回路基板の表面に下位電源層と複数の配
線層と上位電源層とが積層されており、 前記下位電源層には行方向と各々平行な多数の行電極が
列方向に一定間隔で配列されて所定周期で正極用と負極
用とに分類されており、 前記上位電源層には列方向と各々平行な多数の列電極が
行方向に一定間隔で配列されて所定周期で正極用と負極
用とに分類されており、 複数の前記電極層の各々には行電極と列電極との一方が
配列されており、 下位電源層の正極用の行電極と上位電源層の正極用の列
電極とが全部の交点の一部のみで正極用のスタックドヴ
ィアにより接続されており、 下位電源層の負極用の行電極と上位電源層の負極用の列
電極とが全部の交点の一部のみで負極用のスタックドヴ
ィアにより接続されている集積回路装置。 - 【請求項2】 正極用の前記スタックドヴィアが正極用
の前記行電極と前記列電極との交点の周期的な一部のみ
に位置しており、 負極用の前記スタックドヴィアが負極用の前記行電極と
前記列電極との交点の周期的な一部のみに位置している
請求項1に記載の集積回路装置。 - 【請求項3】 回路基板の表面に下位電源層と複数の配
線層と上位電源層とが積層されており、前記下位電源層
には行方向と各々平行な多数の行電極が列方向に一定間
隔で配列されて所定周期で正極用と負極用とに分類され
ており、前記上位電源層には列方向と各々平行な多数の
列電極が行方向に一定間隔で配列されて所定周期で正極
用と負極用とに分類されており、複数の前記電極層の各
々には行電極と列電極との一方が配列されており、前記
下位電源層の正極用の行電極と前記上位電源層の正極用
の列電極とが交点ごとに正極用のスタックドヴィアで接
続されており、前記下位電源層の負極用の行電極と前記
上位電源層の負極用の列電極とが交点ごとに負極用のス
タックドヴィアで接続されている集積回路装置であっ
て、 正極用の前記スタックドヴィアによる正極用の前記行電
極と前記列電極との交点での接続が周期的に間引かれて
おり、 負極用の前記スタックドヴィアによる負極用の前記行電
極と前記列電極との交点での接続が周期的に間引かれて
いる集積回路装置。 - 【請求項4】 正極用の全部の前記交点のうち行/列方
向の少なくとも一方でn分の一(nは所定の自然数)のみ
に正極用の前記スタックドヴィアが位置しており、 負極用の全部の前記交点のうち行/列方向の少なくとも
一方でn分の一のみに負極用の前記スタックドヴィアが
位置している請求項2または3に記載の集積回路装置。 - 【請求項5】 正極用の全部の前記交点のうち行/列方
向の少なくとも一方でn分のm(nとmは所定の自然数)
のみに正極用の前記スタックドヴィアが位置しており、 負極用の全部の前記交点のうち行/列方向の少なくとも
一方でn分のmのみに負極用の前記スタックドヴィアが
位置している請求項2または3に記載の集積回路装置。 - 【請求項6】 正/負極用の前記スタックドヴィアは行
/列方向の少なくとも一方で正/負極用の前記交点の連
続するm個に位置してから連続する(n−m)個に位置し
ないように配置されている請求項5に記載の集積回路装
置。 - 【請求項7】 斜め方向で直接に隣接して直線状に連続
する正極用と負極用との前記交点に位置しないように前
記スタックドヴィアが配列されている請求項1ないし6
の何れか一項に記載の集積回路装置。 - 【請求項8】 前記下位電源層と前記上位電源層との行
/列電極から駆動電力が供給される各種の機能回路も具
備しており、 消費電力が小さい前記機能回路の位置では前記スタック
ドヴィアが低密度に配置されており、 消費電力が大きい前記機能回路の位置では前記スタック
ドヴィアが高密度に配置されている請求項1ないし7の
何れか一項に記載の集積回路装置。 - 【請求項9】 回路基板の表面に下位電源層と複数の配
線層と上位電源層とが積層されており、前記下位電源層
には行方向と各々平行な多数の行電極が列方向に一定間
隔で配列されて所定周期で正極用と負極用とに分類され
ており、前記上位電源層には列方向と各々平行な多数の
列電極が行方向に一定間隔で配列されて所定周期で正極
用と負極用とに分類されており、複数の前記電極層の各
々には行電極と列電極との一方が配列されており、前記
下位電源層の正極用の行電極と前記上位電源層の正極用
の列電極とが交点ごとに正極用のスタックドヴィアで接
続されており、前記下位電源層の負極用の行電極と前記
上位電源層の負極用の列電極とが交点ごとに負極用のス
タックドヴィアで接続されており、前記下位電源層と前
記上位電源層との行/列電極から駆動電力が供給される
各種の機能回路も具備している集積回路装置であって、 消費電力が小さい前記機能回路の位置のみ正極用の前記
スタックドヴィアによる正極用の前記行電極と前記列電
極との交点での接続が周期的に間引かれており、 消費電力が小さい前記機能回路の位置のみ負極用の前記
スタックドヴィアによる負極用の前記行電極と前記列電
極との交点での接続が周期的に間引かれている集積回路
装置。 - 【請求項10】 回路基板の表面に下位電源層と複数の
配線層と上位電源層とが積層されており、前記下位電源
層には行方向と各々平行な多数の行電極が列方向に一定
間隔で配列されて所定周期で正極用と負極用とに分類さ
れており、前記上位電源層には列方向と各々平行な多数
の列電極が行方向に一定間隔で配列されて所定周期で正
極用と負極用とに分類されており、複数の前記電極層の
各々には行電極と列電極との一方が配列されている集積
回路装置の回路製造方法であって、 前記下位電源層の正極用の行電極と上位電源層の正極用
の列電極とを全部の交点の一部のみで正極用のスタック
ドヴィアにより接続し、 前記下位電源層の負極用の行電極と上位電源層の負極用
の列電極とを全部の交点の一部のみで負極用のスタック
ドヴィアにより接続するようにした回路製造方法。 - 【請求項11】 下位電源層の正極用の行電極と上位電
源層の正極用の列電極とを全部の交点の周期的な一部の
みで正極用のスタックドヴィアにより接続し、 下位電源層の負極用の行電極と上位電源層の負極用の列
電極とを全部の交点の周期的な一部のみで負極用のスタ
ックドヴィアにより接続するようにした請求項10に記
載の回路製造方法。 - 【請求項12】 前記下位電源層と前記上位電源層との
行/列電極から駆動電力が供給される各種の機能回路も
形成し、 消費電力が小さい前記機能回路の位置では前記スタック
ドヴィアを低密度に配置し、 消費電力が大きい前記機能回路の位置では前記スタック
ドヴィアを高密度に配置するようにした請求項10また
は11に記載の回路製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059027A JP3450258B2 (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 集積回路装置、回路製造方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001250917A true JP2001250917A (ja) | 2001-09-14 |
JP3450258B2 JP3450258B2 (ja) | 2003-09-22 |
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JP (1) | JP3450258B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003086681A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-20 | Fujitsu Ltd | 配線接続部設計方法及び半導体装置 |
JP2010021574A (ja) * | 2009-10-19 | 2010-01-28 | Renesas Technology Corp | 多層配線装置 |
JP2012169644A (ja) * | 2012-04-04 | 2012-09-06 | Renesas Electronics Corp | 半導体集積回路及び半導体集積回路の設計方法 |
US10956645B2 (en) | 2016-11-18 | 2021-03-23 | Qualcomm Incorporated | Adaptive multi-tier power distribution grids for integrated circuits |
-
2000
- 2000-03-03 JP JP2000059027A patent/JP3450258B2/ja not_active Expired - Fee Related
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