JP2004103821A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Kyosuke Ogawa
小川 恭輔
Yutaka Tanaka
田中 豊
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

【課題】チップの省面積化を図ることができる半導体集積回路を提供する。
【解決手段】多層配線構造の内部配線を持つマクロセル1の領域上にくし型構造の電源電位線1aおよび接地電位線1bを噛み合わせて配設し、このくし型構造の電源電位線1aおよび接地電位線1bより上層において、チップの主電源電位線4および主接地電位線5をマクロセル1を横切って配設し、接続孔配線6によって電源電位線1aおよび接地電位線1bの各くしの歯部分と接続する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にマクロセルへの電源供給方式に特徴を有する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信用LSIなどの半導体集積回路では、半導体素子の微細化とともに1チップ内に大規模なシステムを構築することが可能となり、1チップ内に数百個のマクロセルが配置されている。
【0003】
このような従来の半導体集積回路においては、これらのマクロセルに対する電源供給方式は、図7に示すようになっている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献には、図に示すように、マクロセル1内の最寄の電源供給部位に電源供給し易くするために、マクロセル1を取り囲むように、リング状の電源電位線2a、2bおよび接地電位線3a、3bが配設されている。
【0004】
そして、この電源電位線2a、2bおよび接地電位線3a、3bには、接続孔配線6によってチップの主電源電位線4および主接地電位線5が、それぞれ接続されている。
【0005】
また、マクロセル1内部の電源供給部位に電源電位を供給するために、電源電位線2a、2bおよび接地電位線3a、3bとマクロセル1との間に、電源電位接続配線7a、7bおよび接地電位接続配線8a、8bがそれぞれ配設されている。
【0006】
図8に、図7のC−C線に沿う断面構造を示すが、信号線は省略している。図に示すように、半導体基板101表面には、トランジスタ201などの能動素子が形成されている。そして、半導体基板101上には、4層の配線層21、22、23、24が多層配線構造に形成されている。
【0007】
また、半導体基板101と1層目配線層21との間には、層間絶縁膜31が形成され、同様に1層目配線層21と2層目配線層22の間には、層間絶縁膜32が形成され、2層目配線層22と3層目配線層23の間には、層間絶縁膜33が形成され、3層目配線層23と4層目配線層24の間には、層間絶縁膜34が形成されている。
【0008】
そして、この配線層の内のマクロセル1領域上における1層目配線層21、2層目配線層22、3層目配線層23は、マクロセル1の内部配線として用いる。
【0009】
また、マクロセル1領域外部における1層目配線層21は2次元座標のY軸方向(垂直方向)の電源電位線2bとして、2層目配線層22はX軸方向(水平方向)の電源電位線2aとして用い、3層目配線層23はY軸方向の接地電位線3bとして、4層目配線層24はX軸方向の接地電位線3aとして用いる。
【0010】
さらに、マクロセル1領域外部から領域内部に延在する2層目配線層22は、X軸方向の電源電位接続配線7aまたは接地電位接続配線8aとして用い、3層目配線層23は、Y軸方向の電源電位接続配線7bまたは接地電位接続配線8bとしても用いる。
【0011】
そして、図においては、1層目のY軸方向の電源電位線2bが、2層目のX軸方向の電源電位接続配線7a、接続孔配線6および内部配線21を介してトランジスタ201に接続され、また、4層目のX軸方向の接地電位接続線3aが、3層目のY軸方向の接地電位配線7b、内部配線22、21および接続孔配線6を介してトランジスタ201に接続されている。
【0012】
なお、図示されていないが、2層目のX軸方向の電源電位線2aと1層目のY軸方向の電源電位線2bとは、端部において接続孔配線を介して接続され、また4層目のX軸方向の接地電位線3aと3層目のY軸方向接地電位線3bとは、端部において接続孔配線を介して接続されている。
【0013】
【特許文献1】
特開平8−125025号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の半導体集積回路では、マクロセルの周辺に電源電位線と接地電位線が存在するために、チップの省面積化を阻害するという問題点があった。特に、多くの電流が流れるマクロセルの場合は、エレクトロマイグレーションと、配線抵抗に起因する電圧降下を防止するため、電源電位線および接地電位線の幅を太くする必要がある。
【0015】
そのため、マクロセルの周辺に配設される電源電位線および接地電位線のチップ上コア面積に占める割合は、10%を越えることもあり、チップ面積増大の一因となっている。
【0016】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、チップの省面積化を実現できる半導体集積回路を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の半導体集積回路は、チップに設けられたマクロセルと、前記マクロセルの領域上に配設された多層配線構造の内部配線と、前記マクロセルの領域上において、前記内部配線層より上層に配設され、且つ前記内部配線と接続された電源電位線および接地電位線と、前記電源電位線および接地電位線より上層において、前記マクロセルの領域を横切って配設され、且つ前記電源電位線および接地電位線とそれぞれ接続されたチップの主電源電位線および主接地電位線とを備えたことを特徴としている。
【0018】
また、上記目的を達成するために、本発明の半導体集積回路は、2次元座標のX軸方向に配置された第1のマクロセルと、2次元座標のY軸方向に配置された第2のマクロセルと、前記各マクロセルの領域上に配設された多層配線構造の内部配線と、前記各マクロセルの領域上において、前記内部配線より上層に配設され、且つ前記内部配線と接続されたマクロセルの電源電位線および接地電位線と、前記第1のマクロセルの領域上を、前記電源電位線および接地電位線より上層において、X軸方向に横切って配設され、且つ前記電源電位線および接地電位線と、それぞれ接続された第1のチップの主電源電位線および主接地電位線と、前記第2のマクロセルの領域上を、前記電源電位線および接地電位線より上層において、Y軸方向に横切って配設され、且つ前記電源電位線および接地電位線とそれぞれ接続された第2のチップの電源電位線および主接地電位線とを備え、前記第1のチップの主電源電位線および主接地電位線と前記第2の主電源電位線および主接地電位線は、異なる層に配設されてなることを特徴としている。
【0019】
本発明によれば、マクロセル周辺に電源電位線および接地電位線を配設せずに、マクロセルの領域上に電源電位線および接地電位線を配設し、チップの主電源電位線および主接地電位線とマクロセルの領域上の電源電位線および接地電位線とをそれぞれ接続し、マクロセルへの電源供給を実現することにより、マクロセル周辺の電源電位線および接地電位線を配設する領域が不要となることにより、従来方式よりも、チップの省面積化を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1に、本発明による半導体集積回路の第1の実施の形態のマクロセル部を示す。図中、1は、マクロセルで、このマクロセル1の領域上には、内部配線が多層構造に配設され、この内部配線より上層には、マクロセルに対するくし型構造の電源電位線1aおよび接地電位線1bが、互いに噛み合わされて配設されている。
【0022】
そして、チップの主電源電位線4および主接地電位線5が、くし型の電源電位線1aおよび接地電位線1bの上層において、くしの歯部分と直交してマクロセル1を横切ってそれぞれ並設され、各電源電位線1aおよび接地電位線1bの各くしの歯部分と接続孔配線6により、それぞれ接続されている。
【0023】
図2は、図1のA−A線に沿うマクロセル部の断面構造を示すが、信号線は省略している。図に示すように、半導体基板101表面には、トランジスタ201などの能動素子が形成されている。そして、半導体基板101上には、5層の配線層21、22、23、24、25が形成されている。
【0024】
また、半導体基板101と1層目配線層21との間には、層間絶縁膜31が形成され、同様に、1層目配線層21と2層目配線層22の間には、層間絶縁膜32が形成され、2層目配線層22と3層目配線層23の間には、層間絶縁膜33が形成され、3層目配線層23と4層目配線層24の間には、層間絶縁膜34が形成され、4層目配線層24と5層目配線層25の間には、層間絶縁膜35がそれぞれ形成されている。
【0025】
そして、この配線層の内の1層目配線層21、2層目配線層22、3層目配線層23は、マクロセルの内部配線として用いられ、これらを適宜接続して論理を完成させることにより、マクロセルとしての機能を実現している。
【0026】
また、4層目配線層24は、電源電位線1aおよび接地電位線1bとして用いる。5層目配線層25は、チップの主電源電位線4および主接地電位線5として用いる。
【0027】
そして、5層目のチップの主電源電位線4は、4層目の電源電位線1aに接続孔配線6を介して接続され、電源電位線1aは、内部配線23、22、21および接続孔配線6を介してトランジスタ201に接続され、また、5層目のチップの主接地電位線5は、4層目の接地電位線1bに接続孔配線6を介して接続され、接地電位線1bは、内部配線23、22、21および接続孔配線6を介してトランジスタ201に接続されている。
【0028】
上記した第1の実施の形態の半導体集積回路では、電源電位線1aおよび接地電位線1bをマクロセル1の領域上に配設し、主電源電位線4および主接地電位線5をマクロセル1を横切って配設して、接続孔配線6を介して両者を接続している。
【0029】
従って、マクロセル1の領域外に電源電位線および接地電位線を配設した従来の半導体集積回路に比べて、マクロセル外部の配線領域が不要となり、チップの省面積化を図ることができる。
【0030】
また、主電源電位線4および主接地電位線5が、くし型構造の電源電位線1aまたは接地電位線1bと複数の個所、すなわち各くしの歯部分と交差しているので、接続孔配線6を均等に配設することが容易となり、チップからマクロセル内部への電源供給における、電圧降下による電位のばらつきを少なく抑えることができる。
【0031】
(第2の実施の形態)
図3に、本発明による半導体集積回路の第2の実施の形態のマクロセル部を示す。図において、11はマクロセルAで、12はマクロセルBで、各マクロセルは、第1の実施の形態と同様に構成されている。このマクロセルB12は、マクロセルA11に対して、90度回転させ、直交関係に配置、つまりマクロセルA11が2次元座標のX軸方向、マクロセルB12がY軸方向に配置されている。各マクロセル11、12の領域上には、内部配線が多層構造に配線され、この内部配線より上層には、くし型構造の電源電位線1aおよび接地電位線1bがそれぞれ配設されている。
【0032】
そして、マクロセルA11に対する第1の主電源電位線4aおよび主接地電位線5aは、マクロセルA11の電源電位線1aおよび接地電位線1bよりさらに上層において、X軸方向に配設され、電源電位線1aおよび接地電位線1bと接続孔配線6を介してそれぞれ接続され、また、マクロセルB12に対する第2の主電源電位線4bおよび主接地電位線5bは、X軸方向の主電源電位線4aおよび主接地電位線5aよりさらに上層において、Y軸方向に配設され、複層接続孔配線6aを介して接続される。
【0033】
ここでは、チップの主電源電位線4aおよび主接地電位線5aは、くし型の電源電位線1aおよび接地電位線1bのくしの歯部分と直交して、マクロセルA11を横切ってそれぞれ並設され、各電源電位線1aおよび接地電位線1bの各くしの歯部分と接続孔配線6によりそれぞれ接続されている。
【0034】
また、チップの主電源電位線4bおよび主接地電位線5bは、くし型の電源電位線1aおよび接地電位線1bのくしの歯部分と直交して、マクロセルB12を横切ってそれぞれ並設され、各電源電位線1aおよび接地電位線1bの各くしの歯部分と複層接続孔配線6aによりそれぞれ接続されている。
【0035】
図4は、図3のB−B線に沿うマクロセル部の断面構造を示すが、信号線は省略している。図に示すように、半導体基板101表面には、トランジスタ201などの能動素子が形成されている。そして半導体基板101上には、6層の配線層21、22、23、24、25、26が形成されている。
【0036】
また、半導体基板101と1層目配線層21との間には、層間絶縁膜31が形成され、同様に1層目配線層21と2層目配線層22の間には、層間絶縁膜32が形成され、2層目配線層22と3層目配線層23の間には、層間絶縁膜33が形成され、3層目配線層23と4層目配線層24の間には、層間絶縁膜34が形成され、4層目配線層24と5層目配線層25の間には、層間絶縁膜35が形成され、5層目配線層25と6層目配線層26の間には、層間絶縁膜36がそれぞれ形成されている。
【0037】
そして、この配線層の内の1層目配線層21、2層目配線層22、3層目配線層23は、マクロセルB12の内部配線として用いられ、これらを適宜接続して論理を完成させることによりマクロセルとしての機能を実現している。
【0038】
また、4層目配線層24は、電源電位線1aおよび接地電位線1bとして用いる。5層目配線層25および6層目配線層26は、チップの主電源電位線および主接地電位線として用いる。例えば、破線で示す5層目配線層25は、マクロセルA11におけるX軸方向の主電源電位線4aおよび主接地電位線5aとして用い、6層目配線層26は、マクロセルB12の主電源電位線4bおよび主接地電位線5bとして用いる。
【0039】
そして、マクロセルB12に対する6層目のチップの主電源電位線4bは、接続孔配線6、5層目の配線層25および接続孔配線6から構成される複層接続孔配線6aを介してマクロセルB12の4層目の電源電位線1aに接続され、この電源電位線1aは、内部配線層23、22、21および接続孔配線6を介してトランジスタ201に接続され、一方、マクロセルB12に対する6層目のチップの主接地電位線5bは、複層接続孔配線6aを介してマクロセルB12の4層目の接地電位線1bに接続され、この接地電位線1bは、内部配線層23、22、21および接続孔配線6を介してトランジスタ201に接続されている。
【0040】
なお、マクロセルA11は、第1の実施の形態と同様の構成を有するので、ここでは、説明は省略する。
【0041】
上記した第2の実施の形態の半導体集積回路では、第1のチップの主電源電位線4aおよび主接地電位線5aと第2のチップの主電源電位線4bおよび主接地電位線5bとを、5層目および6層目の異なる層に配設し、例えば、第1の主電源電位線4aおよび主接地電位線5aをX軸方向に配設し、第2の主電源電位線4bおよび主接地電位線5bをY軸方向に配設する。
【0042】
したがって、チップ上のマクロセルの配置の方向が90度回転した状態においても、チップの主電源電位線および主接地電位線を折り曲げることなく、マクロセル内部のくし型の電源電位線または接地電位線の複数のくしの歯部分と交差して配設できるので、接続孔配線を均等に配置することが容易となり、チップからマクロセル内部への電源供給における電圧降下による電位のばらつきを、少なく抑えることができる。
【0043】
(第3の実施の形態)
図5に、本発明による半導体集積回路の第3の実施の形態のマクロセル部を示す。図中、1は、マクロセルで、このマクロセル1の領域上には、内部配線が多層構造に配設され、この内部配線より上層には、短冊型構造の電源電位線1cおよび接地電位線1dが、交互に配設されている。
【0044】
また、マクロセル1に対する電源としてのチップの主電源電位線4および主接地電位線5が、マクロセル1の電源電位線1cおよび接地電位線1dより、さらに上層において、短冊型の電源電位線1cおよび接地電位線1dの短冊部分と直交してマクロセル1をX軸方向に横切ってそれぞれ並設され、各短冊型の電源電位線1cおよび接地電位線1dと接続孔配線6により、それぞれ接続されている。
【0045】
図中、10は、チップ内配線をするためのスルー配線であり、このスルー配線10は、マクロセル上に短冊型に配設した電源電位線1cおよび接地電位線1dの間の空きスペースを、Y軸方向に横切って配設されている。
【0046】
ここで、スルー配線10は、マクロセル1内の電源電位線1cおよび接地電位線1dと同層の4層目配線層によって構成されている。
【0047】
なお、その他の構成は、上記第1の実施の形態と同様であり、説明は省略する。
【0048】
上記した第3の実施の形態の半導体集積回路では、第1の実施の形態と同様な効果の他に、次のような効果を有する。
【0049】
一般に、半導体集積回路においては、チップ内配線をする必要があるが、従来の半導体集積回路のように、マクロセル内部の複数の配線層が不規則に配線されている場合には、各マクロセル間の空きスペースを利用して配線するのが一般的で、チップ内配線の配線本数に応じてマクロセル間の配線領域が必要となり、それがチップ面積を増大させる要因の一つとなっていた。
【0050】
これに対して、本実施の形態では、マクロセル内の短冊型に配置された電源電位線および接地電位線の間の空きスペースを利用することにより、電源電位線および接地電位線と同層の配線層を利用して、マクロセルの上部を通過させる、いわゆるスルー配線とすることができるので、チップ内の配線領域を削減でき、ひいてはチップの省面積化を図ることができる。
【0051】
(第4の実施の形態)
図6に、本発明による半導体集積回路の第4の実施の形態のマクロセルの部分を示す。図中、1は、マクロセルで、このマクロセル1の領域上には、内部配線が多層構造に配設され、この内部配線より上層には、くし型構造の電源電位線1e1、1e2、1e3、1e4および接地電位線1f1、1f2、1f3、1f4が互いに噛み合わされた複数の組、例えば4組が、互いに離間して配置されている。
【0052】
そして、チップの主電源電位線4および主接地電位線5が、くし型の電源電位線1e1、1e2、1e3、1e4および接地電位線1f1、1f2、1f3、1f4の上層において、くしの歯部分と直交してマクロセル1を、X軸方向に横切ってそれぞれ並設され、各電源電位線1e1、1e2、1e3、1e4および接地電位線1f1、1f2、1f3、1f4のくしの歯部分と接続孔配線6により、それぞれ接続される。
【0053】
図中、10a、10b、10cは、スルー配線であり、このスルー配線10aは、マクロセルの領域上に噛み合わされたくし型の電源電位線1e1、1e2、1e3、1e4および接地電位線1f1、1f2、1f3、1f4の組の間の、空きスペースを、Y軸方向に横切って配設されており、スルー配線10b、10cは、マクロセルの領域上に噛み合わされたくし型の電源電位線1e1、1e2、1e3、1e4および接地電位線1f1、1f2、1f3、1f4の組の間の、空きスペースを、例えばX軸方向からY軸方向に折れ曲がって配設されている。
【0054】
ここで、スルー配線10a、10b、10cは、マクロセル内の電源電位線1e1、1e2、1e3、1e4および接地電位線1f1、1f2、1f3、1f4と同層の4層目配線層によって構成されている。
【0055】
なお、その他の構成は、上記第1の実施の形態と同様であり、説明は省略する。
【0056】
上記した第4の実施の形態の半導体集積回路では、マクロセル内の、噛み合わされたくし型の電源電位線および接地電位線の組の間の空きスペースを利用することにより、電源電位線および接地電位線と同層の配線層を利用して、マクロセルの領域上部を通過させる、いわゆるスルー配線としているので、スルー配線を使わず各マクロセル間を配線領域として利用する場合に比べて、チップ内の配線領域を削減でき、ひいてはチップの省面積化を図ることができる。
【0057】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々、変更し実施できることは勿論である。
【0058】
例えば、上記第1および第2の実施の形態では、マクロセルの電源電位線および接地電位線は、くし型構造に限らず、短冊型構造でもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明の半導体集積回路によれば、各マクロセルに電源供給すべき電源電位線および接地電位線を、マクロセルの領域に配設し、マクロセルの領域上において、チップの主電源電位線および主接地電位線を電源電位線および接地電位線と接続することにより、電源供給が可能となり、それだけチップの省面積化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路のマクロセル部の概略構成を示す平面図。
【図2】図1のA−A線に沿うマクロセル部の断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路のマクロセル部の概略構成を示す平面図。
【図4】図3のB−B線に沿うマクロセル部の断面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路のマクロセル部の概略構成を示す平面図。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る半導体集積回路のマクロセル部の概略構成を示す平面図。
【図7】従来の半導体集積回路のマクロセル部の概略構成を示す平面図。
【図8】図7のC−C線に沿うマクロセル部の断面図。
【符号の説明】
1 マクロセル
11 マクロセルA
12 マクロセルB
1a、1c、1e1、1e2、1e3、1e4 電源電位線
1b、1d、1f1、1f2、1f3、1f4 接地電位線
2a X軸方向の電源電位線
2b Y軸方向の電源電位線
3a X軸方向の接地電位線
3b Y軸方向の接地電位線
10、10a、10b、10c スルー配線
101 半導体基板
4 主電源電位線
4a X軸方向の主電源電位線
4b Y軸方向の主電源電位線
5 主接地電位線
5a X軸方向の主接地電位線
5b Y軸方向の主接地電位線
6 接続孔配線
6a 複層接続孔配線
7a X軸方向の電源電位接続配線
7b Y軸方向の電源電位接続配線
8a X軸方向の接地電位接続配線
8b Y軸方向の接地電位接続配線
21 1層配線
22 2層配線
23 3層配線
24 4層配線
25 5層配線
26 6層配線
31、32,33,34,35,36 層間絶縁膜
201 トランジスタ

Claims (10)

  1. チップに設けられたマクロセルと、
    前記マクロセルの領域上に配設された多層配線構造の内部配線と、
    前記マクロセルの領域上において、前記内部配線より上層に配設され、且つ前記内部配線と接続された電源電位線および接地電位線と、
    前記電源電位線および接地電位線より上層において、前記マクロセルの領域を横切って配設され、且つ前記電源電位線および接地電位線とそれぞれ接続されたチップの主電源電位線および主接地電位線と、
    を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記チップの主電源電位線および主接地電位線と前記電源電位線および接地電位線は、少なくとも2以上の接続孔配線によってそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記電源電位線および接地電位線は、くし型構造を有し、且つ互に噛み合わされて配設されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 前記噛み合わされたくし型構造の電源電位線および接地電位線の複数の組が、前記マクロセル内に互に離間して配置され、この組間にスルー配線が配設されてなることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 前記電源電位線および接地電位線は、短冊型構造を有し、且つ交互に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  6. 前記電源電位線と接地電位線との間に、スルー配線が配設されてなることを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
  7. 前記チップの主電源電位線および主接地電位線は、前記電源電位線および接地電位線の両方に跨って並設され、且つ前記主電源電位線と前記電源電位線および前記主接地電位線と前記接地電位線とが、それぞれ接続孔配線を介して接続されていることを特徴とする請求項1、3、または5に記載の半導体集積回路。
  8. 2次元座標のX軸方向に配置された第1のマクロセルと、
    2次元座標のY軸方向に配置された第2のマクロセルと、
    前記各マクロセルの領域上に配設された多層配線構造の内部配線と、
    前記各マクロセルの領域上において、前記内部配線より上層に配設され、且つ前記内部配線と接続されたマクロセルの電源電位線および接地電位線と、
    前記第1のマクロセルの領域上を、前記電源電位線および接地電位線より上層において、X軸方向に横切って配設され、且つ前記電源電位線および接地電位線とそれぞれ接続された第1のチップの主電源電位線および主接地電位線と、
    前記第2のマクロセルの領域上を、前記電源電位線および接地電位線より上層において、Y軸方向に横切って配設され、且つ前記電源電位線および接地電位線とそれぞれ接続された第2のチップの主電源電位線および主接地電位線と、
    を備え、
    前記第1のチップの主電源電位線および主接地電位線と前記第2の主電源電位線および主接地電位線は、異なる層に配設されてなることを特徴とする半導体集積回路。
  9. 前記電源電位線および接地電位線は、くし型構造を有し、且つ互いに噛み合わされて配設されてなることを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路。
  10. 前記電源電位線および接地電位線は、短冊型構造を有し、且つ交互に配設されてなることを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路。
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