JP2001249711A - 振り分けバッファリング方法 - Google Patents
振り分けバッファリング方法Info
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- JP2001249711A JP2001249711A JP2000059188A JP2000059188A JP2001249711A JP 2001249711 A JP2001249711 A JP 2001249711A JP 2000059188 A JP2000059188 A JP 2000059188A JP 2000059188 A JP2000059188 A JP 2000059188A JP 2001249711 A JP2001249711 A JP 2001249711A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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- Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】生産ラインの稼働率の低下を抑制し、作業者の
負担も軽減させることのできる振り分けバッファリング
方法を提供する。 【解決手段】コンベア2上にある作業済みのワークが第
1の設定量よりも少なくなる場合には、バッファ装置7
0からコンベア2上に作業済みワークを供給し、コンベ
ア上にある作業済みのワークが第2の設定量よりも多く
なる場合には、コンベア上からバッファ装置40に作業
済みのワークを回収し、コンベア上にある作業済みのワ
ークの量が第1の設定量と第2の設定量の間にある場合
には、バッファ装置70からの作業済みのワークの供給
及びバッファ装置40への作業済みのワークの回収を行
なわない。
負担も軽減させることのできる振り分けバッファリング
方法を提供する。 【解決手段】コンベア2上にある作業済みのワークが第
1の設定量よりも少なくなる場合には、バッファ装置7
0からコンベア2上に作業済みワークを供給し、コンベ
ア上にある作業済みのワークが第2の設定量よりも多く
なる場合には、コンベア上からバッファ装置40に作業
済みのワークを回収し、コンベア上にある作業済みのワ
ークの量が第1の設定量と第2の設定量の間にある場合
には、バッファ装置70からの作業済みのワークの供給
及びバッファ装置40への作業済みのワークの回収を行
なわない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造ラインにおけ
るトラブル停止時のバッファリング方法に関するもので
ある。
るトラブル停止時のバッファリング方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、二つの工程間で設計タクトタイム
の差がある生産システム(前側にある工程の設計タクト
タイムが、後側にある工程の設計タクトタイムよりも早
いサイクルタイムで稼働している場合)においては、2
4時間連続で製品の量産を行う際に、上流工程のタクト
タイムの早いラインを通過したワークを、下流工程に流
す前に、工程間で作業者がワークをある一定の割合で間
引きながら、次の工程に流し、ワークの自動組立を行っ
ている。
の差がある生産システム(前側にある工程の設計タクト
タイムが、後側にある工程の設計タクトタイムよりも早
いサイクルタイムで稼働している場合)においては、2
4時間連続で製品の量産を行う際に、上流工程のタクト
タイムの早いラインを通過したワークを、下流工程に流
す前に、工程間で作業者がワークをある一定の割合で間
引きながら、次の工程に流し、ワークの自動組立を行っ
ている。
【0003】また、ライン間より間引いたワークは、別
の生産ラインに投入する分を箱に回収して移載し再投入
を行っている。
の生産ラインに投入する分を箱に回収して移載し再投入
を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の生産ラインでは、前工程の装置の中で段取り替え
を行う際に、長時間停止させて部品交換する必要がある
場合があり、この際に、従来の生産システム構成では、
タクトタイム差によってコンベア上に生じる備蓄ワーク
の方が、バックアップ用のワークよりも少ないため、段
取り替えのために停止する時間を補うだけの備蓄ワーク
数をたくわえておらず、バックアップ用のワークの投入
が間に合わない時間分は、装置が稼働できない。そのた
めに、ラインの稼働率が下がるという問題がある。ま
た、24時間連続で1週間フル生産(休み無しの連続運
転)で生産するラインであるにもかかわらず、ワークの
間引きを行うために、常に作業者を配置したまま負荷の
大きい作業を継続させなければならないという問題もあ
る。
従来の生産ラインでは、前工程の装置の中で段取り替え
を行う際に、長時間停止させて部品交換する必要がある
場合があり、この際に、従来の生産システム構成では、
タクトタイム差によってコンベア上に生じる備蓄ワーク
の方が、バックアップ用のワークよりも少ないため、段
取り替えのために停止する時間を補うだけの備蓄ワーク
数をたくわえておらず、バックアップ用のワークの投入
が間に合わない時間分は、装置が稼働できない。そのた
めに、ラインの稼働率が下がるという問題がある。ま
た、24時間連続で1週間フル生産(休み無しの連続運
転)で生産するラインであるにもかかわらず、ワークの
間引きを行うために、常に作業者を配置したまま負荷の
大きい作業を継続させなければならないという問題もあ
る。
【0005】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、生産ラインの稼働率の
低下を抑制し、作業者の負担も軽減させることのできる
振り分けバッファリング方法を提供することである。
されたものであり、その目的は、生産ラインの稼働率の
低下を抑制し、作業者の負担も軽減させることのできる
振り分けバッファリング方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる振り分けバッフ
ァリング方法は、上流側工程と下流側工程の間に配置さ
れ、上流側工程での作業済みのワークを蓄えるためのコ
ンベアと、該コンベアの近傍に配置され、前記コンベア
から前記作業済みのワークを回収するとともに、前記コ
ンベア上に前記作業済みのワークを供給するバッファ装
置とを備える生産ラインにおける振り分けバッファリン
グ方法であって、前記コンベア上にある前記作業済みの
ワークが第1の設定量よりも少なくなる場合には、前記
バッファ装置から前記コンベア上に前記作業済みワーク
を供給し、前記コンベア上にある前記作業済みのワーク
が第2の設定量よりも多くなる場合には、前記コンベア
上から前記バッファ装置に前記作業済みのワークを回収
し、前記コンベア上にある前記作業済みのワークの量が
前記第1の設定量と前記第2の設定量の間にある場合に
は、前記バッファ装置からの前記作業済みのワークの供
給及び前記バッファ装置への前記作業済みのワークの回
収を行なわないことを特徴としている。
目的を達成するために、本発明に係わる振り分けバッフ
ァリング方法は、上流側工程と下流側工程の間に配置さ
れ、上流側工程での作業済みのワークを蓄えるためのコ
ンベアと、該コンベアの近傍に配置され、前記コンベア
から前記作業済みのワークを回収するとともに、前記コ
ンベア上に前記作業済みのワークを供給するバッファ装
置とを備える生産ラインにおける振り分けバッファリン
グ方法であって、前記コンベア上にある前記作業済みの
ワークが第1の設定量よりも少なくなる場合には、前記
バッファ装置から前記コンベア上に前記作業済みワーク
を供給し、前記コンベア上にある前記作業済みのワーク
が第2の設定量よりも多くなる場合には、前記コンベア
上から前記バッファ装置に前記作業済みのワークを回収
し、前記コンベア上にある前記作業済みのワークの量が
前記第1の設定量と前記第2の設定量の間にある場合に
は、前記バッファ装置からの前記作業済みのワークの供
給及び前記バッファ装置への前記作業済みのワークの回
収を行なわないことを特徴としている。
【0007】また、この発明に係わる振り分けバッファ
リング方法において、前記バッファ装置に回収された前
記作業済みのワークを他の生産ラインへ転用することを
特徴としている。
リング方法において、前記バッファ装置に回収された前
記作業済みのワークを他の生産ラインへ転用することを
特徴としている。
【0008】また、この発明に係わる振り分けバッファ
リング方法において、前記上流側工程の作業のタクトタ
イムが、前記下流側工程の作業のタクトタイムよりも短
いことを特徴としている。
リング方法において、前記上流側工程の作業のタクトタ
イムが、前記下流側工程の作業のタクトタイムよりも短
いことを特徴としている。
【0009】また、この発明に係わる振り分けバッファ
リング方法において、前記上流側工程の装置のトラブル
時には、前記バッファ装置から前記コンベア上に前記作
業済みのワークを供給し、前記下流側工程の装置のトラ
ブル時には、前記コンベア上から前記作業済みのワーク
を前記バッファ装置に回収することを特徴としている。
リング方法において、前記上流側工程の装置のトラブル
時には、前記バッファ装置から前記コンベア上に前記作
業済みのワークを供給し、前記下流側工程の装置のトラ
ブル時には、前記コンベア上から前記作業済みのワーク
を前記バッファ装置に回収することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0011】まず、一実施形態の概要について説明す
る。
る。
【0012】本実施形態は以下のような特徴を備える。 (a)設計タクトタイムの違う(上流工程が下流工程よ
りも設計タクトタイムが短い)工程間に設けたストッカ
ー上のマガジンに、タクトタイム差によって余剰となる
ワークを払い出すことが可能なように移載ハンドを設け
ることで、人手によらず自動的にマガジンへの詰め込み
を行うことを可能にした。
りも設計タクトタイムが短い)工程間に設けたストッカ
ー上のマガジンに、タクトタイム差によって余剰となる
ワークを払い出すことが可能なように移載ハンドを設け
ることで、人手によらず自動的にマガジンへの詰め込み
を行うことを可能にした。
【0013】また、マガジンに収納することで、他の生
産ラインへのワーク供給をし易くした。 (b)上流工程で段取り替えによる停止、或いは、トラ
ブルによる停止を起こした場合は、ストッカー上のマガ
ジンに蓄えた上流工程作業完了ワークを、ストッカー上
のマガジンから順番に取り出し下流工程に投入すること
を可能にした。 (c)下流工程がトラブルによる停止を起こした場合
は、上流工程を停止させることなく上流工程作業完了ワ
ークをストッカー上のマガジンに備蓄することを可能に
した。
産ラインへのワーク供給をし易くした。 (b)上流工程で段取り替えによる停止、或いは、トラ
ブルによる停止を起こした場合は、ストッカー上のマガ
ジンに蓄えた上流工程作業完了ワークを、ストッカー上
のマガジンから順番に取り出し下流工程に投入すること
を可能にした。 (c)下流工程がトラブルによる停止を起こした場合
は、上流工程を停止させることなく上流工程作業完了ワ
ークをストッカー上のマガジンに備蓄することを可能に
した。
【0014】このような構成により、次のような効果が
得られる。 (a)上流工程が設計タクトタイム9秒で稼働してい
て、下流工程が10秒で稼働しているような場合(タク
トタイムが1秒短い場合)、両方の工程間のタクトタイ
ム差1秒分ずつワークが多く作られ、10秒毎に、結果
として1個分の余剰ワークを加工することになる。この
ときの余剰ワークをストッカー上のマガジンに取り出す
ことで、コンベア満杯状態よりも更に多くのワークをバ
ッファとして溜め込むことが可能になる。
得られる。 (a)上流工程が設計タクトタイム9秒で稼働してい
て、下流工程が10秒で稼働しているような場合(タク
トタイムが1秒短い場合)、両方の工程間のタクトタイ
ム差1秒分ずつワークが多く作られ、10秒毎に、結果
として1個分の余剰ワークを加工することになる。この
ときの余剰ワークをストッカー上のマガジンに取り出す
ことで、コンベア満杯状態よりも更に多くのワークをバ
ッファとして溜め込むことが可能になる。
【0015】更に、従来の人手に頼っていた前工程完了
ワーク(余剰ワーク)の取り出し作業を、移載ハンドを
用いてストッカーのマガジン交換を行う自動作業とする
ことで、コンベアに張り付いていた作業員を減らすこと
が可能となる。 (b)上流工程で段取り替えによる停止が発生した場
合、或いは、トラブルによる停止を起こした場合は、ス
トッカー上のマガジンに蓄えた上流工程作業完了ワーク
を、ストッカー上のマガジンから順番に取り出し下流工
程に投入し、下流工程の稼働率低下を防止する。 (c)下流工程がトラブルによる停止を超こした場合
は、上流工程を停止させることなく上流工程作業完了ワ
ークをストッカー上のマガジンに備蓄し、上流工程の稼
働率を低下させることを防止する。
ワーク(余剰ワーク)の取り出し作業を、移載ハンドを
用いてストッカーのマガジン交換を行う自動作業とする
ことで、コンベアに張り付いていた作業員を減らすこと
が可能となる。 (b)上流工程で段取り替えによる停止が発生した場
合、或いは、トラブルによる停止を起こした場合は、ス
トッカー上のマガジンに蓄えた上流工程作業完了ワーク
を、ストッカー上のマガジンから順番に取り出し下流工
程に投入し、下流工程の稼働率低下を防止する。 (c)下流工程がトラブルによる停止を超こした場合
は、上流工程を停止させることなく上流工程作業完了ワ
ークをストッカー上のマガジンに備蓄し、上流工程の稼
働率を低下させることを防止する。
【0016】以下、本発明の一実施形態について、具体
的に説明する。
的に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施形態に関わる生産シ
ステムの構成を示す平面図であり、図2は図1を矢印A
方向から見た側面図である。
ステムの構成を示す平面図であり、図2は図1を矢印A
方向から見た側面図である。
【0018】図1及び図2において、1はワーク、2は
搬送コンベア、11は組付装置、12は組付装置、4は
移載ロボットである。
搬送コンベア、11は組付装置、12は組付装置、4は
移載ロボットである。
【0019】また、コンベア2からワーク1を排出する
装置(ワークを収納したマガジン31,32,33,3
4,35と空のマガジン21,22,23,24,2
5,26を平置きに並べて循環させ、供給/排出する装
置)をストッカー40とする。
装置(ワークを収納したマガジン31,32,33,3
4,35と空のマガジン21,22,23,24,2
5,26を平置きに並べて循環させ、供給/排出する装
置)をストッカー40とする。
【0020】ここで、図2において、ストッカー40の
下段にあるマガジン22,23,24,25,26は空
マガジンである。
下段にあるマガジン22,23,24,25,26は空
マガジンである。
【0021】また、同じようにワーク1をコンベア2に
投入する装置(投入用ワークを収納したマガジン51,
52,53,54,55,56と空のマガジン61,6
2,63,64,65を平置きに並べて循環させ、供給
/排出する装置)をストッカー70とする。なお、マガ
ジン52〜56は、マガジン61〜65の下の段にある
ため図1では見えていない。
投入する装置(投入用ワークを収納したマガジン51,
52,53,54,55,56と空のマガジン61,6
2,63,64,65を平置きに並べて循環させ、供給
/排出する装置)をストッカー70とする。なお、マガ
ジン52〜56は、マガジン61〜65の下の段にある
ため図1では見えていない。
【0022】ストッカー40と同様に、ストッカー70
の下段にあるマガジン52,53,54,55,56は
投入用ワークを収納したマガジンである。
の下段にあるマガジン52,53,54,55,56は
投入用ワークを収納したマガジンである。
【0023】37,67は、ワークを回収したマガジン
と空のマガジン、或いは投入用のワークを収納したマガ
ジンと空のマガジンをストッカーに入れ替えるためのエ
レベータである。
と空のマガジン、或いは投入用のワークを収納したマガ
ジンと空のマガジンをストッカーに入れ替えるためのエ
レベータである。
【0024】また、組付装置12の位置決め部の前に取
り付けられたコンベア2上のセンサー82は、コンベア
上に置ける許容数を検知する満杯センサーである。
り付けられたコンベア2上のセンサー82は、コンベア
上に置ける許容数を検知する満杯センサーである。
【0025】また、装置11の下流側に取り付けられた
コンベア2上のセンサー81は、コンベア2上に流れて
くるワーク1の間隔(時間)を検知し、組付装置11か
らワーク1が所定時間毎に流れてこない場合は、信号を
移載ロボット4に与え、ストッカー70からのワーク1
の投入を開始させ、また、ワーク1が所定時間毎に流れ
てくることを検知した場合は、ストッカー70からのワ
ーク1の投入を停止させるセンサーである。言い換えれ
ば、センサー81は、コンベア2上にあるワークが所定
数以下であるかどうかを検知する作用を有する。
コンベア2上のセンサー81は、コンベア2上に流れて
くるワーク1の間隔(時間)を検知し、組付装置11か
らワーク1が所定時間毎に流れてこない場合は、信号を
移載ロボット4に与え、ストッカー70からのワーク1
の投入を開始させ、また、ワーク1が所定時間毎に流れ
てくることを検知した場合は、ストッカー70からのワ
ーク1の投入を停止させるセンサーである。言い換えれ
ば、センサー81は、コンベア2上にあるワークが所定
数以下であるかどうかを検知する作用を有する。
【0026】図1を参照して、本実施形態による振り分
けバッファリング方法の動作手順について説明する。 (1)自動組立生産ラインで搬送コンベア2によって搬
送されてくるワーク1は、前工程(組立装置11よりも
上流にある工程)と後工程(組立装置12よりも下流に
ある工程)とのタクトタイム差(前工程のタクトタイム
<後工程のタクトタイム)によって組付装置11と組付
装置12の間のコンベア2上に滞留する。そのため、こ
の余剰ワーク1を取り置くために、移載ロボット4がワ
ーク1をクランプし、ストッカー40の空のマガジン2
1へワーク1を取り出す。
けバッファリング方法の動作手順について説明する。 (1)自動組立生産ラインで搬送コンベア2によって搬
送されてくるワーク1は、前工程(組立装置11よりも
上流にある工程)と後工程(組立装置12よりも下流に
ある工程)とのタクトタイム差(前工程のタクトタイム
<後工程のタクトタイム)によって組付装置11と組付
装置12の間のコンベア2上に滞留する。そのため、こ
の余剰ワーク1を取り置くために、移載ロボット4がワ
ーク1をクランプし、ストッカー40の空のマガジン2
1へワーク1を取り出す。
【0027】また、ワークを収納したマガジン31〜3
5の内、エレベータ37側にあるマガジン35を順次取
り出し、他の生産ラインに供給する。 (2)下流工程がトラブルによる停止を起こした場合
は、上流工程を停止さないために、上流から流れてくる
ワーク1を、移載ロボット4によってストッカー40上
の空のマガジン21に収納する。 (3)上流工程で段取り替えによる停止、或いは、トラ
ブルによる停止を起こした場合は、上流工程からワーク
1が流れてこないため、ストッカー70上のマガジン5
1から、投入用ワークを移載ロボット4により取り出し
コンベア2上に投入する。
5の内、エレベータ37側にあるマガジン35を順次取
り出し、他の生産ラインに供給する。 (2)下流工程がトラブルによる停止を起こした場合
は、上流工程を停止さないために、上流から流れてくる
ワーク1を、移載ロボット4によってストッカー40上
の空のマガジン21に収納する。 (3)上流工程で段取り替えによる停止、或いは、トラ
ブルによる停止を起こした場合は、上流工程からワーク
1が流れてこないため、ストッカー70上のマガジン5
1から、投入用ワークを移載ロボット4により取り出し
コンベア2上に投入する。
【0028】次に、コンベア2上で滞留したワーク1の
ストッカー40への取り出しと、ストッカー70からの
ワーク1の投入のタイミングと、ストッカー内部での移
載動作の説明をする。
ストッカー40への取り出しと、ストッカー70からの
ワーク1の投入のタイミングと、ストッカー内部での移
載動作の説明をする。
【0029】まず、図1において、搬送されてくるワー
ク1は、前工程と後工程とのタクトタイム差(前工程の
タクトタイム<後工程のタクトタイム)によって装置1
1と装置12の間のコンベア2上に滞留する。
ク1は、前工程と後工程とのタクトタイム差(前工程の
タクトタイム<後工程のタクトタイム)によって装置1
1と装置12の間のコンベア2上に滞留する。
【0030】そして、後工程側にある満杯センサー82
によって、ワーク1を検知した場合(コンベア上にワー
クが満杯になった場合)、移載ロボット4が、ワーク1
をマガジン21に順次取り出す(タクトタイム差により
下流工程が満杯)。
によって、ワーク1を検知した場合(コンベア上にワー
クが満杯になった場合)、移載ロボット4が、ワーク1
をマガジン21に順次取り出す(タクトタイム差により
下流工程が満杯)。
【0031】また、図1において、下流工程がトラブル
停止を起こした場合に、順次コンベア2上にワーク1が
溜まり、これに起因して、組付装置12の前のコンベア
2上にワーク1が溜まることにより、満杯センサー82
がワーク1を検知した場合、移載ロボット4は、ストッ
カー40へワーク1を取り出す。
停止を起こした場合に、順次コンベア2上にワーク1が
溜まり、これに起因して、組付装置12の前のコンベア
2上にワーク1が溜まることにより、満杯センサー82
がワーク1を検知した場合、移載ロボット4は、ストッ
カー40へワーク1を取り出す。
【0032】また、図6において、空のマガジン21が
満杯になったら、マガジン21を図7の様に、手前にシ
フトして移動させる。また、図8にあるように、下段に
ある空のマガジン22を上段側へ持ち上げ、下段にある
空のマガジン23〜26を、順次、取り出し側にシフト
する。上段にあるワークを収納済みのシフトしたマガジ
ンは、順次、エレベータ7側へシフトし取り出せるよう
にする(下流側のトラブル停止によりワーク満杯)。
満杯になったら、マガジン21を図7の様に、手前にシ
フトして移動させる。また、図8にあるように、下段に
ある空のマガジン22を上段側へ持ち上げ、下段にある
空のマガジン23〜26を、順次、取り出し側にシフト
する。上段にあるワークを収納済みのシフトしたマガジ
ンは、順次、エレベータ7側へシフトし取り出せるよう
にする(下流側のトラブル停止によりワーク満杯)。
【0033】また、図1において、前工程の装置がトラ
ブルにより停止した場合、或いは、前工程の装置が段取
り替え等により停止した場合、ワーク1が上流から流れ
ずに、センサー81のタイマーセット時間(例えば、3
0秒)をカウントしてもセンサー81を通過しなかった
場合には、ストッカー70からのワーク1の投入を行
う。
ブルにより停止した場合、或いは、前工程の装置が段取
り替え等により停止した場合、ワーク1が上流から流れ
ずに、センサー81のタイマーセット時間(例えば、3
0秒)をカウントしてもセンサー81を通過しなかった
場合には、ストッカー70からのワーク1の投入を行
う。
【0034】また、図3において、投入用ワークを収納
したマガジン51が空になった場合、図4のように空に
なった投入ワーク収納用マガジン51を、図5の様に手
前にシフトして移動させる。また、図5にあるように、
下段にある投入用ワークの収納されたマガジン52を上
段側へ持ち上げ、下段にある投入用ワークを収納したマ
ガジン53〜56を、順次、取り出し側にシフトする。
上段でワーク投入済みのシフトした空のマガジンは、順
次、エレベータ7側へシフトし取り出せるようにする
(上流側の段取り、トラブル停止によるワーク無し状
態)。
したマガジン51が空になった場合、図4のように空に
なった投入ワーク収納用マガジン51を、図5の様に手
前にシフトして移動させる。また、図5にあるように、
下段にある投入用ワークの収納されたマガジン52を上
段側へ持ち上げ、下段にある投入用ワークを収納したマ
ガジン53〜56を、順次、取り出し側にシフトする。
上段でワーク投入済みのシフトした空のマガジンは、順
次、エレベータ7側へシフトし取り出せるようにする
(上流側の段取り、トラブル停止によるワーク無し状
態)。
【0035】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、前後工程間のタクトタイム差により発生するワーク
の過剰投入分を、バッファリング装置により、効率よく
回収し、別の生産ラインへ投入する作業が、非常に簡単
に行える。
ば、前後工程間のタクトタイム差により発生するワーク
の過剰投入分を、バッファリング装置により、効率よく
回収し、別の生産ラインへ投入する作業が、非常に簡単
に行える。
【0036】また、従来のバッファ数に対して10倍の
バッファリングが可能となるために、段取り替えによる
停止時間のバックアップが可能となり、生産ラインの稼
働率を落とすことなくラインを稼働させることが出来
る。
バッファリングが可能となるために、段取り替えによる
停止時間のバックアップが可能となり、生産ラインの稼
働率を落とすことなくラインを稼働させることが出来
る。
【0037】更に、従来の生産システムに比べて、工程
間のコンベアの脇にワークの間引きをする作業者を常に
配置することなくラインを稼働させることが出来る。
間のコンベアの脇にワークの間引きをする作業者を常に
配置することなくラインを稼働させることが出来る。
【0038】また、前後工程のトラブル停止にかかわら
ず、バッファ装置から自動的にワークの投入が出来るた
めに、稼働率を低下させずにラインを稼働させることが
可能となる。
ず、バッファ装置から自動的にワークの投入が出来るた
めに、稼働率を低下させずにラインを稼働させることが
可能となる。
【0039】また、作業者の負荷低減と省力ができる
他、コストを抑えることが出来る。
他、コストを抑えることが出来る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生産ラインの稼働率の低下を抑制し、作業者の負担も軽
減させることができる。
生産ラインの稼働率の低下を抑制し、作業者の負担も軽
減させることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る振り分けバッファリ
ング方法を説明する上面図である。
ング方法を説明する上面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る振り分けバッファリ
ング方法を説明する側面図である。
ング方法を説明する側面図である。
【図3】投入用ストッカー内部の移載動作を説明する図
である。
である。
【図4】投入用ストッカー内部の移載動作を説明する図
である。
である。
【図5】投入用ストッカー内部の移載動作を説明する図
である。
である。
【図6】回収用ストッカー内部の移載動作を説明する図
である。
である。
【図7】回収用ストッカー内部の移載動作を説明する図
である。
である。
【図8】回収用ストッカー内部の移載動作を説明する図
である。
である。
1 ワーク 2 コンベア 11 組付装置 12 組付装置 4 移載ロボット 21 空のマガジン 22 空のマガジン 23 空のマガジン 24 空のマガジン 25 空のマガジン 26 空のマガジン 31 ワークを収納したマガジン 32 ワークを収納したマガジン 33 ワークを収納したマガジン 34 ワークを収納したマガジン 35 ワークを収納したマガジン 36 ワークを収納したマガジン 37,67 エレベータ 81 満杯センサー 82 満杯センサー 51 投入用ワークを収納したマガジン 52 投入用ワークを収納したマガジン 53 投入用ワークを収納したマガジン 54 投入用ワークを収納したマガジン 55 投入用ワークを収納したマガジン 56 投入用ワークを収納したマガジン 61 空のマガジン 62 空のマガジン 63 空のマガジン 64 空のマガジン 65 空のマガジン 66 空のマガジン 40 回収ストッカー 70 投入ストッカー
Claims (4)
- 【請求項1】 上流側工程と下流側工程の間に配置さ
れ、上流側工程での作業済みのワークを蓄えるためのコ
ンベアと、該コンベアの近傍に配置され、前記コンベア
から前記作業済みのワークを回収するとともに、前記コ
ンベア上に前記作業済みのワークを供給するバッファ装
置とを備える生産ラインにおける振り分けバッファリン
グ方法であって、 前記コンベア上にある前記作業済みのワークが第1の設
定量よりも少なくなる場合には、前記バッファ装置から
前記コンベア上に前記作業済みワークを供給し、前記コ
ンベア上にある前記作業済みのワークが第2の設定量よ
りも多くなる場合には、前記コンベア上から前記バッフ
ァ装置に前記作業済みのワークを回収し、前記コンベア
上にある前記作業済みのワークの量が前記第1の設定量
と前記第2の設定量の間にある場合には、前記バッファ
装置からの前記作業済みのワークの供給及び前記バッフ
ァ装置への前記作業済みのワークの回収を行なわないこ
とを特徴とする振り分けバッファリング方法。 - 【請求項2】 前記バッファ装置に回収された前記作業
済みのワークを他の生産ラインへ転用することを特徴と
する請求項1に記載の振り分けバッファリング方法。 - 【請求項3】 前記上流側工程の作業のタクトタイム
が、前記下流側工程の作業のタクトタイムよりも短いこ
とを特徴とする請求項1に記載の振り分けバッファリン
グ方法。 - 【請求項4】 前記上流側工程の装置のトラブル時に
は、前記バッファ装置から前記コンベア上に前記作業済
みのワークを供給し、前記下流側工程の装置のトラブル
時には、前記コンベア上から前記作業済みのワークを前
記バッファ装置に回収することを特徴とする請求項1に
記載の振り分けバッファリング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059188A JP2001249711A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 振り分けバッファリング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059188A JP2001249711A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 振り分けバッファリング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001249711A true JP2001249711A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18579680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000059188A Withdrawn JP2001249711A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 振り分けバッファリング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001249711A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003031113A1 (en) * | 2001-10-11 | 2003-04-17 | Valiant Corporation | System for selectively storing and reintroducing parts into an industrial assembly line |
-
2000
- 2000-03-03 JP JP2000059188A patent/JP2001249711A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003031113A1 (en) * | 2001-10-11 | 2003-04-17 | Valiant Corporation | System for selectively storing and reintroducing parts into an industrial assembly line |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |