JP2001249403A - 投射型表示装置およびその光学ブロックの製造方法 - Google Patents

投射型表示装置およびその光学ブロックの製造方法

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JP2001249403A
JP2001249403A JP2000391128A JP2000391128A JP2001249403A JP 2001249403 A JP2001249403 A JP 2001249403A JP 2000391128 A JP2000391128 A JP 2000391128A JP 2000391128 A JP2000391128 A JP 2000391128A JP 2001249403 A JP2001249403 A JP 2001249403A
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prism
light
color
optical system
color light
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JP2000391128A
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Inventor
Hisao Ozeki
尚夫 大関
Tetsuo Hattori
徹夫 服部
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏光ビームスプリッタ、プリズム、B色、R色
およびG色光用ライトバルブのすべてを一体化して構成
する。 【解決手段】プリズム3の面3bとプリズム4の面4a
との間にテープを貼り、面3uと4u,および3dと4
dにプリズム取り付け部材105xおよび105yを接
着する。偏光ビームスプリッタ2の面2aとプリズム3
の面3aとの間にテープを貼り、面2uとプリズム取り
付け部材105x、および面2dとプリズム取り付け部
材105yにPBS取り付け部材102xおよび102
yを接着する。PBS取り付け部材102xならびに1
02yに設けられている折り曲げ部102xg(図1)、
102yg(図1)に形成されている穴を通して、マウン
ト部材101に形成されたネジ部にそれぞれネジを螺着
させる。これにより、マウント部材101と偏光ビーム
スプリッタ2ならびにプリズム部材3、4、5が片持ち
で一体化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】反射型ライトバルブを用いた投射型表示
装置が知られている。この投射型表示装置の光学系とし
て、1つの偏光ビームスプリッタと色分解合成プリズム
とを搭載したものがある。色分解合成プリズムは、3つ
のプリズムにより構成されている。プリズムとプリズム
との間にはそれぞれ色分離のためのダイクロイック膜が
形成されている。
【0003】上述した装置では、偏光ビームスプリッタ
とプリズムとの間に空隙が設けられている。この空隙
は、ダイクロイック膜により色分離された光を全反射す
るために設けられる。従来の装置は、この空隙を設ける
ために金属枠を用い、たとえば、金属枠を偏光ビームス
プリッタおよびプリズムと接着することにより光学系が
一体化されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の金属枠は、偏光
ビームスプリッタおよびプリズムの光を透過する面に比
べて面積が小さい。そのため、偏光ビームスプリッタお
よびプリズムを直接接着する場合に比べて接着力が弱く
なるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、十分な強度をもって一体
化された光学系を有する投射型表示装置、およびその光
学ブロックの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図に
対応づけて本発明を説明する。 (1)請求項1に記載の発明による投射型表示装置は、
画像信号に基づいて、第1色光を変調して射出する第1
色用ライトバルブ6Rと、画像信号に基づいて、第2色
光を変調して射出する第2色用ライトバルブ6Bと、第
1色用ライトバルブ6Rを出射した第1色光を入射面よ
り入射し、入射した第1色光を出射面より出射する第1
プリズム4と、第2色用ライトバルブ6Bを出射した第
2色光を入射面より入射し、入射した第2色光を全反射
面により全反射し、さらに第1ダイクロイック膜d1に
より反射した後に全反射面より出射するとともに、第1
ダイクロイック膜d1を透過して入射した第1色光を全
反射面より出射することにより、第1色光と第2色光と
を色合成する第2プリズム3と、第2プリズム3と空隙
を介して配置され、第2プリズム3を出射した第1色光
と第2色光とを入射し、入射した第1色光と第2色光の
特定の偏光成分を出射する検光光学系2と、少なくとも
第2プリズム3の光を通過しない面と検光光学系2の光
を通過しない面とに接着して取り付けられ、第2プリズ
ム3と検光光学系2とを固着する第1固着部材102
x、102y、105x、105yとを有することによ
り、上述した目的を達成する。 (2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の投射
型表示装置において、画像信号に基づいて、第3色光を
変調して射出する第3色用ライトバルブ6Gと、第3色
用ライトバルブ6Gを出射した第3色光を入射面より入
射し、入射した第3色光を出射面より第1プリズム4へ
出射する第3プリズム5と、第1プリズム4と第3プリ
ズム5との間に配置され、第3色光を透過するとともに
第1色光を反射する第2ダイクロイック膜d2とをさら
に有し、第1色光と第3色光とは第2ダイクロイック膜
d2を介して色合成され、第3プリズム5の出射面と第
1プリズム4とは第2ダイクロイック膜d2を介して接
着されており、第1プリズム4および第3プリズム5の
少なくとも一方のプリズムの光を通過しない面と、第2
プリズム3の光を通過しない面とに接着して取り付けら
れ、第2プリズム3に対して第1プリズム4および第3
プリズム5を固着する第2固着部材105x、105y
をさらに有することを特徴とする。 (3)請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の投射
型表示装置において、第2プリズム3を出射した第1色
光と第2色光とを投射する投射レンズ7を取り付けるレ
ンズマウント101と、レンズマウント101に検光光
学系2を固着する第3固着部材102x、102yとを
さらに有することを特徴とする。 (4)請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の投射
型表示装置において、検光光学系2は、第3固着部材1
02x、102yによってレンズマウント101に対し
て片持ちで支持されることを特徴とする。 (5)請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の投射
型表示装置において、第1固着部材と第3固着部材とを
単一の部材110x、110yとし、単一部材110
x、110yでレンズマウント101と検光光学系2と
第2プリズム3とを固着することを特徴とする。 (6)請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の投射
型表示装置において、画像信号に基づいて、第3色光を
変調して射出する第3色用ライトバルブ6Gと、第1プ
リズム4に接着され、第3色用ライトバルブ6Gを出射
した第3色光を入射面より入射し、入射した第3色光を
出射面より第1プリズム4へ出射する第3プリズム5
と、第1プリズム4と第3プリズム5との間に配置さ
れ、第3色光を透過するとともに第1色光を反射する第
2ダイクロイック膜d2と、第1プリズム4および第3
プリズム5の少なくとも一方のプリズムの光を通過しな
い面と、第2プリズム3の光を通過しない面とに接着し
て取り付けられ、第2プリズム3に対して第1プリズム
4および第3プリズム5を固着する第2固着部材105
x、105yをさらに有し、第1固着部材と第2固着部
材とを単一の部材110x、110yとし、単一部材1
10x、110yでレンズマウント101、検光光学系
2、第1プリズム4、第2プリズム3および第3プリズ
ム5を固着することを特徴とする。 (7)請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の投射
型表示装置において、第1色用ライトバルブ6Rと第2
色用ライトバルブ6Bとは反射型ライトバルブであり、
レンズマウント101は、投射レンズ7と検光光学系2
との間に1/4波長板9を取り付ける1/4波長板取り
付け部101kを有することを特徴とする。 (8)請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の投射
型表示装置において、画像信号に基づいて、第3色光を
変調して射出する第3色用ライトバルブ6Gと、第3色
用ライトバルブ6Gを出射した第3色光を入射面より入
射し、入射した第3色光を出射面より第1プリズム4へ
出射する第3プリズム5と、第1プリズム4と第3プリ
ズム5との間に配置され、第3色光を透過するとともに
第1色光を反射する第2ダイクロイック膜d2と、第1
プリズム4と第2プリズム3と第3プリズム5とのそれ
ぞれの光を通過しない面に接着して取り付けられ、第1
プリズム4と第2プリズム3と第3プリズム5とを固着
する第2固着部材205x、205yとをさらに有し、
第1色光と第3色光とは第2ダイクロイック膜d2を介
して色合成されることを特徴とする。 (9)請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の投射
型表示装置において、光源1からの光を偏光分離および
色分解し、第1色用ライトバルブ6Rに特定偏光成分の
第1色光を出射し、第2色用ライトバルブ6Bに特定偏
光成分の第2色光を出射する偏光分離色分解光学系2、
3、4、d1をさらに有することを特徴とする。 (10)請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の
投射型表示装置において、偏光分離色分解光学系2は、
光源1からの光を偏光分離して出射する検光光学系と共
通の偏光ビームスプリッタ2と、偏光ビームスプリッタ
2から出射された光を第1色光と第2色光とに色分解す
る、第1プリズム4と第2プリズム3と第1ダイクロイ
ック膜d1と共通の光学部材を含むことを特徴とする。 (11)請求項11に記載の発明による投射型表示装置
は、光源1からの光を偏光分離する偏光分離光学系2
と、偏光分離光学系2により偏光分離された光を所定の
色成分に色分解する色分解光学系3、4、5、d1、d
2と、色分解光学系3、4、5、d1、d2により色分
解された光を変調する反射型ライトバルブ6R、6G、
6Bと、反射型ライトバルブ6R、6G、6Bにより変
調された光を色合成する色合成光学系3、4、5、d
1、d2と、色合成光学系3、4、5、d1、d2によ
り色合成された光を検光する検光光学系2と、色合成光
学系3、4、5、d1、d2により色合成され、検光光
学系2により検光された光を投射する投射レンズ7を取
り付けるレンズマウント101と、偏光分離光学系2と
色分解光学系3、4、5、d1、d2と色合成光学3、
4、5、d1、d2系と検光光学系2とを一体化して光
学ブロックを形成するとともに、光学ブロックをレンズ
マウント101に対して片持ちで固着する固着部材10
2x、102y、105x、105yとを有することに
より、上述した目的を達成する。 (12)請求項12に記載の発明は、請求項11に記載
の投射型表示装置において、偏光分離光学系と検光光学
系とは兼用される共通の偏光ビームスプリッタ2を含
み、固着部材102x、102y、105x、105y
は、少なくとも偏光ビームスプリッタ2をレンズマウン
ト101に固着することを特徴とする。 (13)請求項13に記載の発明は、請求項11に記載
の投射型表示装置において、色分解光学系および色合成
光学系は、第1プリズム5と、第2プリズム4と、第3
プリズム3と、第1プリズム5と第2プリズム4との間
に配置され、第1色光を透過して第2色光を反射する第
1ダイクロイック膜d2と、第2プリズム4と第3プリ
ズム3との間に配置され、第1色光および第2色光を透
過して第3色光を反射する第2ダイクロイック膜d1と
を含み、反射型ライトバルブは、第1プリズム5を出射
した第1色光を変調して第1プリズム5へ反射する第1
色用反射型ライトバルブ6Gと、第2プリズム4を出射
した第2色光を変調して第2プリズム4へ反射する第2
色用反射型ライトバルブ6Rと、第3プリズム3を出射
した第3色光を変調して第3プリズム3へ反射する第3
色用反射型ライトバルブ6Bとを含むことを特徴とす
る。 (14)請求項14に記載の発明は、請求項11に記載
の投射型表示装置において、レンズマウント101a
は、投射レンズ7と偏光分離光学系2との間に1/4波
長板9を取り付ける1/4波長板取り付け部101kを
有することを特徴とする。 (15)請求項15に記載の発明による投射型表示装置
は、光源1からの光を偏光分離する偏光分離光学系2
と、画像信号に基づいて、偏光分離光学系2を出射した
偏光光を変調して反射する第1反射型ライトバルブ6R
と、第1反射形ライトバルブ6Rを出射した光を入射
し、入射光の特定の偏光成分を射出する検光光学系2
と、検光光学系2を出射した光を投射する投射レンズ7
を取り付ける投射レンズ取り付け部101Iと、検光光
学系2と投射レンズ7との間に1/4波長板9を取り付
ける1/4波長板取り付け部101kとが形成されるレ
ンズマウント101aとを有することにより、上述した
目的を達成する。 (16)請求項16に記載の発明は、請求項15に記載
の投射型表示装置において、第1反射型ライトバルブ6
Rとそれぞれ異なる色の偏光光を変調して反射する第2
反射型ライトバルブ6Bと第3反射型ライトバルブ6G
とをさらに有し、偏光分離光学系は、光源1からの光を
偏光分離および色分解し、第1反射型ライトバルブ6R
に特定偏光成分の第1色光を出射し、第2反射型ライト
バルブ6Bに特定偏光成分の第2色光を出射し、第3反
射型ライトバルブ6Gに特定偏光成分の第3色光を出射
する偏光分離色分解光学系であり、検光光学系は、第1
反射型ライトバルブ6R、第2反射型ライトバルブ6
B、および第3反射形ライトバルブ6Gを出射した光を
入射し、入射光に対して色合成および検光する色合成検
光光学系であることを特徴とする。 (17)請求項17に記載の発明による投射型表示装置
は、光源光から特定の偏光成分を偏光分離し、複数の色
に色分解する偏光分離色分解光学系と、画像信号に基づ
いて、偏光分離色分解光学系を出射した各色光を、各色
光ごとに変調して射出する複数のライトバルブ6B、6
R、6Gと、複数のライトバルブ6B、6R、6Gを出
射した各色光を入射し、入射光から特定の偏光成分を検
光して色合成する検光色合成光学系とを有する投射型表
示装置であって、偏光分離色分解光学系と検光色合成光
学系とは、第1プリズム21と、第2プリズム22と、
第1プリズム21と第2プリズム22との間に配置され
入射光を偏光分離する偏光分離膜2pとにより構成され
る偏光ビームスプリッタ2(2R、2G、2B)を共通に
含み、第1プリズム21および第2プリズム22の一方
のプリズムの光を通過しない面と、偏光ビームスプリッ
タ2に隣接する光学部材の光を通過しない面とにそれぞ
れ接着され、一方のプリズムと偏光ビームスプリッタ2
に隣接する光学部材を一体化する固着部材102x、1
02y、105x、105y(110x、110y)とを
さらに有することにより、上述した目的を達成する。 (18)請求項18に記載の発明は、請求項17に記載
の投射型表示装置において、偏光ビームスプリッタ2に
隣接する光学部材は、検光色合成光学系に含まれる色合
成光学系であることを特徴とする。 (19)請求項19に記載の発明は、請求項17に記載
の投射型表示装置において、固着部材102x、102
y、105x、105y(110x、110y)は、接着
剤注入穴106a、106b、107a、107b(1
06a、106b、108a、108b、109a、1
09b)が形成されており、固着部材102x、102
y、105x、105y(110x、110y)と偏光ビ
ームスプリッタ2とは、接着剤注入穴106a、106
b、107a、107b(106a、106b、108
a、108b、109a、109b)に注入された接着
剤により接着されることを特徴とする。 (20)請求項20に記載の発明による投射型表示装置
の光学ブロックの製造方法は、画像信号に基づいて、第
1色光を変調して射出する第1色用ライトバルブ6R
と、画像信号に基づいて、第2色光を変調して射出する
第2色用ライトバルブ6Bと、第1色用ライトバルブ6
Rを出射した第1色光を入射面より入射し、入射した第
1色光を出射面より出射する第1プリズム4と、第2色
用ライトバルブ6Bを出射した第2色光を入射面より入
射し、入射した第2色光を全反射面により全反射し、さ
らに第1ダイクロイック膜d1により反射した後に全反
射面より出射するとともに、第1ダイクロイック膜d1
を透過して入射した第1色光を全反射面より出射するこ
とにより、第1色光と第2色光とを色合成する第2プリ
ズム3と、第2プリズム3と空隙を介して配置され、第
2プリズム3を出射した第1色光と第2色光とを入射
し、入射した第1色光と第2色光の特定の偏光成分を出
射する検光光学系2とを有する投射型表示装置の光学ブ
ロックの製造方法であって、少なくとも第2プリズム3
の光を通過しない面と検光光学系2の光を通過しない面
とに第1固着部材102x、102y、105x、10
5yを接着して取り付けることにより、第2プリズム3
と検光光学系2とを固着する第1固着ステップを有する
ことにより、上述した目的を達成する。 (21)請求項21に記載の発明は、請求項20に記載
の投射型表示装置の光学ブロックの製造方法において、
光学ブロックは、画像信号に基づいて、第3色光を変調
して射出する第3色用ライトバルブ6Gと、第3色用ラ
イトバルブ6Gを出射した第3色光を入射面より入射
し、入射した第3色光を出射面より第1プリズム4へ出
射する第3プリズム5と、第1プリズム4と第3プリズ
ム5との間に配置され、第3色光を透過するとともに第
1色光を反射する第2ダイクロイック膜d2とをさらに
有し、第1色光と第3色光とは第2ダイクロイック膜d
2を介して色合成され、第3プリズム5の出射面と第1
プリズム4の入射面とは第2ダイクロイック膜d2を介
して接着されており、第1プリズム4および第3プリズ
ム5の少なくとも一方のプリズムの光を通過しない面
と、第2プリズム3の光を通過しない面とに第2固着部
材105x、105yを接着して取り付けることによ
り、第2プリズム3に対して第1プリズム4および第3
プリズム5を固着する第2固着ステップをさらに有する
ことを特徴とする。 (22)請求項22に記載の発明は、請求項20に記載
の投射型表示装置の光学ブロックの製造方法において、
光学ブロックは、第2プリズム3を出射した第1色光と
第2色光とを投射する投射レンズ7を取り付けるレンズ
マウント101をさらに有し、レンズマウント101と
検光光学系2とを第3固着部材102x、102yで固
着する第3固着ステップをさらに有することを特徴とす
る。 (23)請求項23に記載の発明は、請求項22に記載
の投射型表示装置の光学ブロックの製造方法において、
第1固着部材と第3固着部材とは単一の部材110x、
110yで構成され、第1固着ステップおよび第3固着
ステップは、レンズマウント101と検光光学系2と第
2プリズム3とを単一の部材110x、110yで固着
することを特徴とする。 (24)請求項24に記載の発明は、請求項23に記載
の投射型表示装置の光学ブロックの製造方法において、
投射型表示装置の光学ブロックは、画像信号に基づい
て、第3色光を変調して射出する第3色用ライトバルブ
6Gと、第1プリズム4に接着され、第3色用ライトバ
ルブ6Gを出射した第3色光を入射面より入射し、入射
した第3色光を出射面より第1プリズム4へ出射する第
3プリズム5と、第1プリズム4と第3プリズム5との
間に配置され、第3色光を透過するとともに第1色光を
反射する第2ダイクロイック膜d2と、第1プリズム4
および第3プリズム5の少なくとも一方のプリズムの光
を通過しない面と、第2プリズム3の光を通過しない面
とに接着して取り付けられ、第2プリズム3に対して第
1プリズム4および第3プリズム5を固着する第2固着
部材105x、105yをさらに有し、第1固着部材と
第2固着部材とは単一の部材110x、110yであ
り、第1固着ステップおよび第3固着ステップは、単一
部材110x、110yによりレンズマウント101、
検光光学系2、第1プリズム4、第2プリズム3および
第3プリズム5を固着することを特徴とする。 (25)請求項25に記載の発明は、請求項20に記載
の投射型表示装置の光学ブロックの製造方法において、
光学ブロックは、画像信号に基づいて、第3色光を変調
して射出する第3色用ライトバルブ6Gと、第3色用ラ
イトバルブ6Gを出射した第3色光を入射面より入射
し、入射した第3色光を出射面より第1プリズム4へ出
射する第3プリズム5と、第1プリズム4と第3プリズ
ム5との間に配置され、第3色光を透過するとともに第
1色光を反射する第2ダイクロイック膜d2とをさらに
有し、第1色光と第3色光とは第2ダイクロイック膜d
2を介して色合成され、第1プリズム4と第2プリズム
3と第3プリズム5とのそれぞれの光を通過しない面に
第2固着部材205x、205yを接着して取り付ける
ことにより、第1プリズム4と第2プリズム3と第3プ
リズム5とを固着する第2固着ステップをさらに有する
ことを特徴とする。 (26)請求項26に記載の発明は、請求項20に記載
の投射型表示装置の光学ブロックの製造方法において、
第1固着部材102x、102y、105x、105y
は、接着剤注入穴106a、106bが形成されてお
り、第1固着ステップは、第1固着部材102x、10
2y、105x、105y(110x、110y)と検光
光学系2とを接着剤注入穴106a、106b、107
a、107b(106a、106b、108a、108
b、109a、109b)に接着剤を注入して接着する
ことを特徴とする。
【0007】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明をわかりやすく説明するために実施の形態
の図と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態に
限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 −第一の実施の形態 図1は、第一の実施の形態による投射型表示装置の光学
部分の分解構成図である。図1において、投射型表示装
置は、投射レンズ7と、偏光ビームスプリッタ(PBS)
2と、プリズム3と、プリズム4と、プリズム5と、B
色用ライトバルブ6Bと、R色用ライトバルブ6R(不
図示)と、G色用ライトバルブ6Gとを有する。プリズ
ム3、プリズム4およびプリズム5は、色分解合成複合
プリズムを形成する。これらの各光学部材は、2つのP
BS取り付け部材102xおよび102yと、2つのプ
リズム取り付け部材105xおよび105y(不図示)
と、6つの第1ライトバルブ取り付け部材103Ba、
103Bb、103Ra、103Rb(不図示)、103
Ga、および103Gbと、3つの第2ライトバルブ取
り付け部材104B、104R、および104Gとによ
って固定される。投射レンズ7はマウント部材101の
一方の面101bに固定される。その他の光学部材は、
マウント部材101のもう一方の面101aに固定され
る。
【0009】第一の実施の形態では、投射レンズ7、偏
光ビームスプリッタ2、プリズム3、プリズム4、プリ
ズム5、B色、R色およびG色光用ライトバルブ6B、
6Rおよび6Gのすべてを一体化して構成することに特
徴を有する。
【0010】投射型表示装置の光学系の構成について、
図2を参照して詳細に説明する。図2において、光源1
は、ランプ1aならびに放物面鏡1bから構成される。
光源1から射出された略平行光束の光源光は、偏光ビー
ムスプリッタ2に入射される。偏光ビームスプリッタ2
は偏光分離部2pを有し、偏光分離部2pによって反射
されるS偏光と、偏光分離部2pを透過するP偏光とに
偏光分離する。このうちP偏光は不要光として廃棄され
る。
【0011】偏光ビームスプリッタ2内で反射し、射出
されたS偏光は、色分解合成複合プリズムにプリズム3
の面3aから入射される。偏光ビームスプリッタ2とプ
リズム3とは、空隙を隔てて配設されている。上記色分
解合成複合プリズムを構成するプリズム3、4、および
5は、それぞれ実質的に三角柱形状プリズムである。各
プリズムの高さ(図2の紙面に対して裏表方向に有する
厚み)はすべて同じである。
【0012】色分解合成複合プリズムを構成するプリズ
ム3の面3aから入射したS偏光は、プリズム3内をそ
のまま進行し、面3bに形成されたダイクロイック膜d
1によってB光が反射され、RおよびG光が透過され
る。面3bに形成されているダイクロイック膜d1は、
B光を反射し、RおよびG光を透過する特性を有する。
ダイクロイック膜d1によって反射されたB光はプリズ
ム3内を進行し、プリズム3の面3aにて全反射作用を
受ける。全反射されたB光はさらにプリズム3内を進行
し、プリズム3の面3cから射出される。一方、プリズ
ム3の面3bのダイクロイック膜d1を透過してプリズ
ム3から射出したRおよびG光は、プリズム4に面4a
から入射される。
【0013】プリズム3とプリズム4とは、空隙を隔て
て配設されている。プリズム4およびプリズム5は同一
形状の三角プリズムであり、プリズム4の面4bとプリ
ズム5の面5aとの間にダイクロイック膜d2を挟んで
接着一体化されている。このダイクロイック膜d2は、
R光を反射し、G光を透過する特性を有する。第一の実
施の形態では、プリズム4の面4bにダイクロイック膜
d2を形成し、当該膜とプリズム5の面5aとが接着剤
で接着一体化されている。すなわち、プリズム4とプリ
ズム5とは他の光学部材に先立って一体化されている。
【0014】空隙を経てプリズム4に面4aから入射し
たR、G光はプリズム4内をそのまま進行し、面4bに
形成された上記ダイクロイック膜d2にてR光が反射さ
れ、G光が透過される。反射されたR光はプリズム4内
を進行し、プリズム4の面4aにて全反射作用を受け
る。全反射されたR光はプリズム4内を進行し、プリズ
ム4の面4cから射出される。一方、プリズム4の面4
bのダイクロイック膜d2を透過してプリズム4から射
出したG光は、プリズム5に面5aから入射される。G
光はプリズム5内を進行し、プリズム5の面5bにて全
反射作用を受ける。全反射されたG光はプリズム5内を
進行し、プリズム5の面5cから射出される。
【0015】プリズム3の面3cから射出されたB光、
プリズム4の面4cから射出されたR光、ならびにプリ
ズム5の面5cから射出されたG光は、それぞれ射出面
近傍に配設された反射型ライトバルブ6B、6Rならび
に6Gに照明光として入射される。各色光用のライトバ
ルブ6B、6R、6Gに入射した光は、各色の色信号に
基づいて変調作用を受けて、変調光に相当するP偏光
と、非変調光に相当するS偏光との混合光としてそれぞ
れ反射射出される。
【0016】各ライトバルブ6B、6Rならびに6Gを
反射射出した光は、入射光軸を逆方向にそれぞれ進行
し、それぞれプリズム3の面3c、プリズム4の面4
c、プリズム5の面5cから入射され、プリズム3の面
3aから色合成光として射出される。射出された色合成
光は、偏光ビームスプリッタ2に面2aから入射され、
偏光分離部2pによって変調光(P偏光)は透過光とし
て、非変調光(S偏光)は反射光として分離(検光)され
る。このうち、P偏光は偏光ビームスプリッタ2の面2
bから出射され、投射レンズ7に入射されて図示しない
スクリーンにフルカラー像として投射される。一方、S
偏光は不要光として廃棄される。
【0017】なお、上記の構成の光学系においては、光
源光であって、偏光ビームスプリッタ2にて偏光分離さ
れたS偏光が、上記の色分解合成プリズムを経て色分解
を受け、ライトバルブに入射され、さらに、各ライトバ
ルブから射出された光が上記分解合成プリズムを逆行し
て色合成を受け、当該合成光が偏光ビームスプリッタ2
に入射され、検光作用を受ける構成とした。このため、
光が偏光ビームスプリッタ2、ならびに色分離合成複合
プリズム内を経由する際に偏光状態が変化すると好まし
くない。もし、偏光状態が変化すると、色分解された光
の偏光状態が変化してしまう。これは、ライトバルブを
射出した変調光の偏光が変化することを意味し、投射像
が本来の信号に基づく色状態を投射できなくなってしま
う。これを防止するために、偏光ビームスプリッタ2を
構成するプリズム部材、ならびに色分解合成複合プリズ
ムを構成するプリズム部材を構成する透明光学部材は、
その光弾性定数の絶対値が1.5×10−8N/cm2
以下の値を有する材料とするのがよい。偏光ビームスプ
リッタ2、ならびに色分解合成複合プリズムを構成する
プリズム3、4および5の光弾性定数を小さくしておく
と、これら偏光ビームスプリッタ2およびプリズム3、
4、5内を光が経由する際に偏光状態が大きく変化する
ことはない。
【0018】しかしながら、上述したダイクロイック膜
d1、d2は誘電体多層膜であるため、当該膜を光が透
過ならびに反射することによって、光の偏光状態が必然
的に変化してしまう。たとえば、G光に対して説明する
と、G光が偏光ビームスプリッタ2を射出してプリズム
3、4、5を経てライトバルブ6Gに入射するまでに以
下の光学部材を経由する。すなわち、プリズム3の面3
a(B光の全反射面のために誘電体膜が形成されてい
る)、面3bのB光反射ダイクロイック膜d1、プリズ
ム4の面4aのR光用全反射膜、面4bのR光反射ダイ
クロイック膜d2、ならびに面5bの全反射膜を経由す
る。これらの誘電体多層膜は、当該膜を透過および反射
する光の偏光状態を変化させる。
【0019】図2による光学系は、色分離合成プリズム
を構成するプリズム3、4、5から射出される色分離後
の各色光が、プリズム射出面を射出する前に、全反射作
用を受けて射出されることに特徴がある。B、R、G光
とも各プリズムから射出される直前、ならびに各プリズ
ムに入射された直後に各プリズムの所定面で全反射され
る。上述した偏光ビームスプリッタ2とプリズム3との
間、プリズム3とプリズム4との間に設けられる空隙
は、上記全反射を担保する。この全反射作用は、上述し
た誘電体多層膜によって生じる偏光状態の変化を補償す
る。すなわち、B光、R光、G光のそれぞれにおいて射
出直前に全反射膜が存在し、当該膜によって偏光補償が
担保され、色信号に基づいて変調された変調光を再現性
よく投射することができる。
【0020】上述した図2の光学系を有する投射型表示
装置の光学ブロックの製造方法について説明する。第一
の実施の形態では、図1の分解構成図に記載した各取り
付け部材によって、以下のように光学ブロックが固着さ
れる。プリズム取り付け部材105xおよび105y
(不図示)によりプリズム3とプリズム4とが固着され
る。PBS取り付け部材102xおよび102yによ
り偏光ビームスプリッタ2とプリズム3とが固着され
る。PBS取り付け部材102xおよび102yによ
り偏光ビームスプリッタ2とマウント部材101とが固
着される。第1ライトバルブ取り付け部材103B
a、103Bb、103Ra、103Rb(不図示)、1
03Ga、103Gb、および第2ライトバルブ取り付
け部材104B、104R、104Gとによってプリズ
ム3、4、5とライトバルブ6B、6R(不図示)、6G
とがそれぞれ固定される。マウント部材101に投射
レンズ7が固着される。
【0021】はじめに、プリズム3とプリズム4との一
体化について説明する。図3は第一の実施の形態による
光学ブロックの一体化を説明する断面図である。図3に
おいて、投射レンズ7が省略され、図1および図2と同
一の部材には同じ符号が付されている。色分解合成複合
プリズムを構成するプリズム3、4および5は、前述し
たように、その高さが全て同じにされている。なお、第
一の実施の形態では、プリズム4および5が前述したよ
うにダイクロイック膜d2を挟んであらかじめ接着一体
化されている。
【0022】プリズム3およびプリズム4は、光を通過
しない面3uおよび面4uをプリズム取り付け部材10
5xに接着材で接着する。また、光を通過しない面3d
および面4dをプリズム取り付け部材105yに接着剤
を介して接着する。接着剤は上記接着面の全面に塗布さ
れる。接着の際に、プリズム3の光を通過する面3bの
周囲に不図示のテープを貼ることにより、プリズム3の
面3bとプリズム4の面4aとの間に空隙を設ける。上
述したテープは、光学設計上プリズム3および4に入射
される光を妨げないように十分な開口部を設けて貼られ
る。なお、プリズム取り付け部材105xおよび105
yはガラス材によって構成され、その熱膨張係数はプリ
ズム部材の熱膨張係数と同等である。
【0023】偏光ビームスプリッタ2とプリズム3の一
体化について説明する。偏光ビームスプリッタ2の高さ
は、光学設計上光束の広がりを考慮してプリズム3、
4、5より高くされている。プリズム取り付け部材10
5xおよび105yの厚さの合計は、偏光ビームスプリ
ッタ2と各プリズム部材の高さの差に等しくなるように
されている。したがって、接着一体化されたプリズム
3、4,5、ならびにプリズム取り付け部材105x、
105yを合わせた高さは、ビームスプリッタ2の高さ
と等しい。
【0024】偏光ビームスプリッタ2、および接着一体
化されたプリズム3、4、5は、偏光ビームスプリッタ
2の光を通過しない面2u、およびプリズム取り付け部
材105xをPBS取り付け部材102xに接着材で接
着する。また、偏光ビームスプリッタ2の光を通過しな
い面2d、およびプリズム取り付け部材105yをPB
S取り付け部材102yに接着する。接着剤は上記接着
面の全面に塗布するのでなく、PBS取り付け部材10
2x、102yにそれぞれ設けられている接着剤注入穴
106aおよび107a、106bおよび107bに注
入される。この場合に使用される接着剤は接着後に弾性
を有する接着剤であり、上述したプリズム3とプリズム
4とを接着する接着剤に比べてやわらかい。ただし、接
着剤注入穴106bに注入される接着剤だけは、他の接
着剤注入穴106a、107a、107bに注入される
接着剤よりかたいものが使用される。なお、PBS取り
付け部材102xおよび102yはSPC材によって構
成され、その熱膨張係数は偏光ビームスプリッタ2およ
びプリズム部材を構成するガラス材の熱膨張係数に近
い。
【0025】上述した接着剤注入穴106a、107
a、106bおよび107bに接着剤を注入する際、プ
リズム3の光を通過する面3aの周囲に不図示のテープ
を貼ることにより、プリズム3の面3aと偏光ビームス
プリッタ2の面2aとの間に空隙を設ける。このテープ
は、光学設計上プリズム3に入射される光を妨げないよ
うに十分な開口部を設けて貼られる。
【0026】マウント部材101と偏光ビームスプリッ
タ2の一体化について説明する。PBS取り付け部材1
02xならびに102yは、それぞれ偏光ビームスプリ
ッタ2の投射光射出面2bに略平行に、それぞれ偏光ビ
ームスプリッタ2ならびにプリズム取り付け部材105
xおよび105yの接着面に対して垂直な折り曲げ部を
有している。図1において、折り曲げ部102xg、1
02ygにはネジ取り付け用の穴が複数個形成されてい
る。このうち、図1では折り曲げ部102xgに形成さ
れている穴1021および1022が図示される。これ
らのネジ取り付け用穴を通してネジをマウント部材10
1に形成されたネジ部1011、1012、1013、
1014にそれぞれ螺着させることにより、マウント部
材101と偏光ビームスプリッタ2ならびに複合プリズ
ム部材の一体化が達成される。
【0027】次に、複合プリズム部材を構成する各プリ
ズム3、4、5と、ライトバルブ6B、6G、6Rとの
一体化について説明する。各プリズム3、4、5の面3
c、4cならびに5cと直交する上下の面、すなわち、
プリズム3、4、5の光を通過しない面には、それぞれ
第1ライトバルブ取り付け部材103Baと103B
b、103Raと103Rb(不図示)、ならびに103
Gaと103Gbが接着剤により接着して取り付けられ
る。これら第1ライトバルブ取り付け部材103Baと
103Bb、103Raと103Rb(不図示)、ならび
に103Gaと103Gbは、各プリズムの接着取り付
け面に対して直角に上方向または下方向に折り曲げられ
ている。これら折り曲げ部の両端部には、それぞれ上方
向または下方向にそれぞれ脚部が設けられている。
【0028】第1ライトバルブ取り付け部材103Ba
と103Bb、103Raと103Rb(不図示)、なら
びに103Gaと103Gbが各プリズムの接着取り付
け面に取り付けられた時、これら脚部のなす面と、各プ
リズム3、4、5の面3c、4cならびに5cとが互い
に平行で、かつ所定の間隔(ライトバルブの厚みより大
きい距離)を有する。第1ライトバルブ取り付け部材1
03Baと103Bb、103Raと103Rb(不図
示)、ならびに103Gaと103GbはSPC材等で
構成されており、表面がメッキされ、さらに、上記脚部
は半田メッキが施されている。
【0029】ライトバルブ6R、6G、6Bは、それぞ
れ第1ライトバルブ取り付け部材103Baと103B
b、103Raと103Rb(不図示)、ならびに103
Gaと103Gbと同じ材料から構成される第2ライト
バルブ取り付け部材104R、104G、104Bの略
中央部にそれぞれ接着材により接着固定される。第2ラ
イトバルブ取り付け部材104R、104G、104B
は、それぞれ上下辺の両端部に上下方向の脚部を有す
る。これら脚部は、第1ライトバルブ取り付け部材の脚
部と同様に半田メッキが施されている。
【0030】ライトバルブ6R、6G、6Bが接着固定
された第2ライトバルブ取り付け部材104R、104
G、104Bの脚部は、第1ライトバルブ取り付け部材
の各脚部に対してそれぞれ位置合わせを行った上で固着
される。両部材の脚部に前もって形成されている半田メ
ッキを局部的に加熱して溶かすことにより、両部材の脚
部間で半田付けが行われ、ライトバルブ6B、6R、6
Gとプリズム部材3、4、5との一体化固着が達成され
る。なお、各ライトバルブ取り付け部材はステンレス材
(SUS410)によって構成され、その熱膨張係数はプリズム
部材を構成するガラス材の熱膨張係数と同等である。
【0031】次に、投射レンズ7とマウント部材101
の一体化について説明する。マウント部材101は、下
部の両側に床部材(図示しない)へ取り付けるための張り
出し部101e、101fを有する。マウント部材10
1は、張り出し部101e、101fに形成された穴部
1015、1016、1017(不図示)、1018(不
図示)を通して、ネジにて不図示の床部材に形成されて
いるネジ部へ螺着されることによって床部材に取り付け
られる。マウント部材101の一方の面101aには、
前述したように、PBS取り付け部材102xならびに
102yをネジにて螺着させるためのネジ部1011〜
1014が形成されている。ネジ部1011〜1014
の略中央部には、偏光ビームスプリッタ2を透過した変
調投射光(検光光)がマウント部材101を通過するこ
とを担保するためのザグリ部101Gと、ザグリ部10
1Gに連結して反対側に貫通する貫通穴部101Hとが
設けられている。貫通穴部101Hの反対側の面101
bに形成された突出部101Iからは、投射レンズ7の
鏡筒部7Pが嵌入される。投射レンズ7を有する鏡筒部
7Pは、その鏡筒フランジ部に形成された複数の穴7
1、72、73(不図示)、74を通して、ネジにてマウ
ント部材101の面101bに形成されているネジ部1
019、1020、1021(不図示)、1022に螺着
されることにより、マウント部材101との一体化が達
成される。
【0032】以上説明したように、マウント部材101
の面101bに投射レンズ7を取り付け、マウント部材
101の反対側の面101aに偏光ビームスプリッタ
2、複合プリズム部材を構成するプリズム3、4、5、
およびライトバルブ6B、6R、6Gを各取り付け部材
を用いて一体化して取り付ける構成とし、上記マウント
部材101のみを投射型表示装置の筐体である不図示の
床部材に取り付けることにより、環境温度等の変化があ
ったとしても、一体化されているがために相対的に各部
材の位置は変化せず、投射像において画素ズレや像のぼ
けが発生することがない投射型表示装置を提供すること
が可能となる。
【0033】偏光ビームスプリッタ2について補足す
る。図2において、偏光ビームスプリッタ2は、面2a
を有する三角プリズム21と、面2bを有する三角プリ
ズム22とを偏光分離部2pを介して接着することによ
って形成されたものである。三角プリズム21および2
2の接着に使用される接着剤は、上述したプリズム3と
プリズム4とが接着される接着剤と同じであって、PB
S取り付け部材102xおよび102yの接着剤注入穴
106a、106b、107a、107bに注入される
接着剤よりかたい接着剤が使用される。
【0034】PBS取り付け部材102xおよび102
yにそれぞれ設けられる接着剤注入穴106aおよび1
06bの位置は、偏光ビームスプリッタ2の三角プリズ
ム21および22のいずれか一方と接着するように設け
られる。また、接着剤注入穴107aおよび107bの
位置は、プリズム取り付け部材105xおよび105y
を接着することにより一体化された複合プリズム部材
3、4、5の重心付近で接着するように設けられる。
【0035】以上説明した第一の実施の形態の特徴につ
いてまとめる。 (1)プリズム3およびプリズム4を空隙を設けて固着
する際、プリズム3の面3bとプリズム4の面4aとの
間に、光の通過を妨げないようにテープを貼る。そし
て、プリズム3およびプリズム4のそれぞれの光を通過
しない上下の面3u,3d,および4u,4dに、ガラ
ス材で構成されるプリズム取り付け部材105xおよび
105yを接着するようにした。したがって、テープに
よって両プリズム3、4間に空隙が確保されるととも
に、両プリズム3、4の光を通過しない面を接着するこ
とにより、十分な接着強度を得ることができる。また、
プリズム取り付け部材105xおよび105yは、プリ
ズム3、4と同じガラス材で構成されるため、温度変化
に伴う熱膨張によって接着面に不所望の力が加わること
がないから、光軸ずれが生じにくい。 (2)偏光ビームスプリッタ2とプリズム3とを空隙を
設けて固着する際、偏光ビームスプリッタ2の面2aと
プリズム3の面3aとの間に、光の通過を妨げないよう
にテープを貼る。そして、偏光ビームスプリッタ2の光
を通過しない面2u,2d,およびプリズム3の光を通
過しない面3u,3dに接着されているプリズム取り付
け部材105x,105yに、SPC材で構成されるP
BS取り付け部材102xおよび102yを接着するよ
うにした。したがって、テープによって偏光ビームスプ
リッタ2およびプリズム3間に空隙が確保されるととも
に、両部材2,3の光を通過しない面を接着することに
より十分な接着強度を得ることができる。 (3)上記(2)のPBS取り付け部材102xおよび1
02yをSPC材で構成し、その接着は面接着ではな
く、PBS取り付け部材102xおよび102yにそれ
ぞれ設けた接着剤注入穴106a,107a,106
b,107bに硬化後でも弾性を有する接着材を注入し
て行うようにした。したがって、PBS取り付け部材1
02xおよび102yと、偏光ビームスプリッタ2およ
びプリズム取り付け部材105x、105yとの間で熱
膨張係数がわずかに異なる場合でも、偏光ビームスプリ
ッタ2の面2u,2d,およびプリズム3の面3u,3
d(プリズム取り付け部材105x,105y)に不所望
の力が加わることがない。この結果、光軸ずれが生じに
くくなるとともに、振動に対する耐力が強くなる。ま
た、PBS取り付け部材102xおよび102yをSP
C材で構成することにより、ガラス剤で構成する場合に
比べてコストを低減することができる。 (4)接着剤注入穴106bに注入される接着剤は、他
の接着剤注入穴106a、107a、107bに注入さ
れる接着剤よりかたいものを使用するようにしたので、
振動に対する耐力が強くなる。 (5)PBS取り付け部材102xならびに102yに
設けられている折り曲げ部102xg、102ygに形
成されている穴を通して、ネジをマウント部材101に
形成されたネジ部1011、1012、1013、10
14にそれぞれ螺着させることによって、マウント部材
101と偏光ビームスプリッタ2ならびにプリズム部材
3、4、5を片持ちで一体化するようにした。この結
果、マウント部材101を投射型表示装置の筐体である
不図示の床部材に取り付けた後で環境温度等の変化があ
ったとしても、相対的に各部材の位置が変化することが
なく、投射像において画素ズレや像のぼけが発生するこ
とがない。
【0036】上記の説明において、プリズム3の面3b
とプリズム4の面4aとの間、偏光ビームスプリッタ2
の面2aとプリズム3の面3aとの間に、それぞれ空隙
を設けるためにテープを貼るようにした。テープを貼る
代わりに、ラテックス球を添加した接着剤を塗布した
り、レジストを貼ったり、塗料を塗布するようにしても
よい。ただし、光学設計上ビームスプリッタおよび各プ
リズムで入出射される光を妨げないように十分な開口部
が設けられる。
【0037】また、上述した光源1と偏光ビームスプリ
ッタ2の間の光路中に、フライアイインテグレータと偏
光照明装置とを配置してもよい。フライアイインテグレ
ータは、複数のレンズを平面的に配列した第1のレンズ
板と同様な第2のレンズ板とから構成される。偏光照明
装置は、当該フライアイインテグレータの射出面に配置
した複数の偏光ビームスプリッタをアレイ状に形成する
偏光ビームスプリッタアレイと、当該偏光ビームスプリ
ッタアレイの所定偏光ビームスプリッタの射出面に配置
した1/2波長位相板とから構成される。これらの構成
により、光源光が単一な偏光(本実施形態ではS偏光)
に変換されて偏光ビームスプリッタ2に入射される。そ
の際には、入射光は大部分がS偏光であり、一部P偏光
が混在しても当該P偏光は不要光として廃棄される。
【0038】上述した第一の実施の形態においては反射
型ライトバルブを使用したが、透過型ライトバルブを使
用した場合の態様についてさらに言及する。ライトバル
ブとして透過型を使用し、ライトバルブの入射面と射出
面との両面を偏光板にて挟み込んだ構成とする場合に
は、当該射出面に配置した偏光板が検光光学系の機能を
果たすために、上述した偏光ビームスプリッタ2が不要
となる。この場合には、図1におけるPBS取り付け部
材102xならびにPBS取り付け部材102yは複合
プリズムのみを保持すればよく、複合プリズム3、4、
5を一体化した状態でマウント部材101に取り付けれ
ばよい。さらに、ライトバルブ取り付け用の第2ライト
バルブ取り付け部材104R、104G、104Bは、
当該部材を各色光が透過するのを担保するために、当該
部材の略中央部にそれぞれ開口部を有する構成とする必
要があることは言うまでもない。
【0039】−第二の実施の形態− 図4は、第二の実施の形態による投射型表示装置の光学
部分の分解構成図である。図4において、図1と共通の
部分は同一符号を付して説明を省略する。第二の実施の
形態では、PBS取り付け部材102xおよび102y
と、プリズム取り付け部材105xおよび105yとが
共通の取り付け部材110xおよび110yで構成され
る点が第一の実施の形態と異なる。図5は第二の実施の
形態による光学ブロックの一体化を説明する断面図であ
る。第一の実施の形態と同様に、プリズム4およびプリ
ズム5はダイクロイック膜d2を挟んであらかじめ接着
一体化されている。
【0040】偏光ビームスプリッタ2、プリズム3、お
よび接着一体化されたプリズム4、5は、偏光ビームス
プリッタ2の光を通過しない面2uと、プリズム3の光
を通過しない面3uと、プリズム5の光を通過しない面
5uとを取り付け部材110xに接着剤で接着する。ま
た、偏光ビームスプリッタ2の光を通過しない面2d
と、プリズム3の光を通過しない面3dと、プリズム5
の光を通過しない面5dとを取り付け部材110yに接
着する。接着剤は上記接着面の全面に塗布するのでな
く、取り付け部材110x、110yにそれぞれ設けら
れている接着剤注入穴106a、108aおよび109
aと、106b、108bおよび109bとに注入され
る。
【0041】取り付け部材110xおよび110yにそ
れぞれ設けられる接着剤注入穴106aおよび106b
の位置は、偏光ビームスプリッタ2の三角プリズム21
および22(図2)のいずれか一方と接着するように設け
られる。接着剤注入穴108aおよび108bの位置
は、プリズム3と接着するように設けられる。また、接
着剤注入穴109aおよび109bの位置は、接着一体
化されたプリズム4および5のいずれか一方と接着する
ように設けられる。
【0042】使用される接着剤は硬化後にも弾性を有す
る接着剤であり、プリズム4およびプリズム5、偏光ビ
ームスプリッタ2の三角プリズム21および22(図2)
とを接着する接着剤に比べてやわらかい。ただし、接着
剤注入穴106bに注入される接着剤だけは、他の接着
剤注入穴に注入される接着剤よりかたいものが使用され
る。なお、取り付け部材110xおよび110yはSP
C材によって構成される。
【0043】以上説明した第二の実施の形態によれば、
PBS取り付け部材と、プリズム取り付け部材とを共通
の取り付け部材110xおよび110yで構成するよう
にしたので、取り付け部材を別々に構成する場合に比べ
て部品点数を削減してコストを低減することができる。
また、このような構成でも、第一の実施の形態と同様
に、マウント部材101を投射型表示装置の筐体である
不図示の床部材に取り付けた後で環境温度等の変化があ
ったとしても、相対的に各部材の位置が変化することが
なく、投射像において画素ズレや像のぼけが発生するこ
とがない。
【0044】−第三の実施の形態− 図6は、第三の実施の形態による投射型表示装置の光学
部分の分解構成図である。図6において、図1と共通の
部分は同一符号を付して説明を省略する。第三の実施の
形態では、第一の実施の形態に比べて以下の点が異な
る。色分離合成プリズムを構成するプリズム3、4、
5のそれぞれが、プリズム取り付け部材205xおよび
205yに接着されることにより接着一体化される。
(プリズム4および5はあらかじめ接着一体化されてい
ない。)マウント部材101aにおいて、1/4波長
板取り付け部101kを有する。1/4波長板取り付け
部101kには、1/4波長位相板9が取り付けられた
1/4波長位相板取り付け部材109が着脱可能に挿入
される。1/4波長位相板取り付け部材109が1/4
波長板取り付け部101kに挿入されると、偏光ビーム
スプリッタ2と投射レンズ7との間の光路中に1/4波
長板9が配置される。
【0045】図7は第三の実施の形態による光学ブロッ
クの一体化を説明する断面図である。プリズム3、プリ
ズム4およびプリズム5は、光を通過しない面3u、面
4uおよび面5uをプリズム取り付け部材205xに接
着剤で接着する。また、光を通過しない面3d、面4d
および面5dをプリズム取り付け部材205yに接着す
る。接着剤は上記接着面の全面に塗布される。接着の際
に、プリズム3の光を通過する面3bの周囲に不図示の
テープを貼ることにより、プリズム3の面3bとプリズ
ム4の面4aとの間に空隙を設ける。上述したテープ
は、光学設計上プリズム3および4に入射される光を妨
げないように十分な開口部を設けて貼られる。また、接
着の際に、プリズム4とプリズム5との間に上述したダ
イクロイック膜d2が挟まれる。なお、プリズム取り付
け部材205xおよび205yはガラス材によって構成
され、その熱膨張係数はプリズム部材の熱膨張係数と同
等である。
【0046】偏光ビームスプリッタ2、および接着一体
化されたプリズム3、4、5は、偏光ビームスプリッタ
2の光を通過しない面2uとプリズム取り付け部材20
5xとをPBS取り付け部材202xに接着剤で接着す
る。また、偏光ビームスプリッタ2の光を通過しない面
2dとプリズム取り付け部材205yとをPBS取り付
け部材202yに接着する。接着剤は上記接着面の全面
に塗布するのでなく、PBS取り付け部材202x、2
02yにそれぞれ設けられている接着剤注入穴206a
と207a、および206bと207bにそれぞれ注入
される。
【0047】PBS取り付け部材202xおよび202
yにそれぞれ設けられる接着剤注入穴206aおよび2
06bの位置は、偏光ビームスプリッタ2の三角プリズ
ム21および22(図2)のいずれか一方と接着するよう
に設けられる。接着剤注入穴207aおよび207bの
位置は、プリズム取り付け部材205xおよび205y
を接着することにより一体化された複合プリズム部材
3、4、5の重心付近で接着するように設けられる。
【0048】使用される接着剤は硬化後にも弾性を有す
る接着剤であり、偏光ビームスプリッタ2の三角プリズ
ム21および22(図2)とを接着する接着剤に比べてや
わらかい。ただし、接着剤注入穴206bに注入される
接着剤だけは、他の接着剤注入穴に注入される接着剤よ
りかたいものが使用される。なお、PBS取り付け部材
202xおよび202yはSPC材によって構成され
る。
【0049】偏光ビームスプリッタ2と投射レンズ7の
間の光路中に配置した1/4波長位相板9は、ゴースト
像投射防止のために設けられる。
【0050】図8は、第三の実施の形態による光学系を
示す図である。図8において、投射レンズ7は通常複数
のレンズから構成される。これら複数のレンズのうち一
部のレンズの表面から逆方向(図8において右方向)に反
射された光が再度ライトバルブに入射されて反射され、
再び偏光ビームスプリッタ2を透過してゴースト像とし
て投射されることを防止する。
【0051】偏光ビームスプリッタ2を透過した検光光
はP偏光であるが、1/4波長位相板9によって円偏光
に変換される。円偏光の光は投射レンズ7のレンズ表面
によって反射され、反射された円偏光の光が再び1/4
波長位相板9に向けて逆方向に進行する。逆方向に進む
光は1/4波長位相板9でS偏光に変換され、偏光ビー
ムスプリッタ2に入射される。S偏光の光は、偏光分離
部2pに対して反射される方向の振動を有するために、
偏光分離部2pにて反射され廃棄される。
【0052】以上説明した第三の実施の形態の特徴につ
いてまとめる。 (1)プリズム取り付け部材205x、205yでプリ
ズム3、4、および5を接着一体化する構成にしたの
で、あらかじめプリズム4と5とを接着しておく必要が
ない。このような構成でも、第一および第二の実施の形
態と同様に、マウント部材101aを投射型表示装置の
筐体である不図示の床部材に取り付けた後で環境温度等
の変化があったとしても、相対的に各部材の位置が変化
することがなく、投射像において画素ズレや像のぼけが
発生することがない。 (2)偏光ビームスプリッタ2と投射レンズ7の間の光
路中に1/4波長位相板9を設けたので、ゴースト像の
投射を防止して投射像のコントラストを向上させること
ができる。
【0053】−第四の実施の形態− 図9は、第四の実施の形態による投射型表示装置の光学
部分の分解構成図である。図9において、図6と共通の
部分は同一符号を付して説明を省略する。第四の実施の
形態では、PBS取り付け部材202xおよび202y
と、プリズム取り付け部材205xおよび205yとが
共通の取り付け部材210xおよび210yで構成され
る点が第三の実施の形態と異なる。図10は第四の実施
の形態による光学ブロックの一体化を説明する断面図で
ある。
【0054】図10において、偏光ビームスプリッタ
2、プリズム3、4および5は、偏光ビームスプリッタ
2の光を通過しない面2uと、プリズム3の光を通過し
ない面3uと、プリズム4の光を通過しない面4uと、
プリズム5の光を通過しない面5uとを取り付け部材2
10xに接着剤で接着する。また、偏光ビームスプリッ
タ2の光を通過しない面2dと、プリズム3の光を通過
しない面3dと、プリズム4の光を通過しない面4d
と、プリズム5の光を通過しない面5dとを取り付け部
材210yに接着する。接着剤は上記接着面の全面に塗
布するのでなく、取り付け部材210x、210yにそ
れぞれ設けられている接着剤注入穴206a、208
a、211aおよび209aと、206b、208b、
211bおよび209bとに注入される。
【0055】取り付け部材210xおよび210yにそ
れぞれ設けられる接着剤注入穴206aおよび206b
の位置は、偏光ビームスプリッタ2の三角プリズム21
および22(図2)のいずれか一方と接着するように設け
られる。接着剤注入穴208aおよび208bの位置
は、プリズム3と接着するように設けられる。接着剤注
入穴211aおよび211bの位置は、プリズム4と接
着するように設けられる。また、接着剤注入穴209a
および209bの位置は、プリズム5と接着するように
設けられる。
【0056】使用される接着剤は硬化後にも弾性を有す
る接着剤であり、偏光ビームスプリッタ2の三角プリズ
ム21および22(図2)とを接着する接着剤に比べてや
わらかい。ただし、接着剤注入穴206bに注入される
接着剤だけは、他の接着剤注入穴に注入される接着剤よ
りかたいものが使用される。なお、取り付け部材210
xおよび210yはSPC材によって構成される。
【0057】以上説明した第四の実施の形態によれば、
PBS取り付け部材と、プリズム取り付け部材とを共通
の取り付け部材210xおよび210yで構成するよう
にしたので、取り付け部材を別々に構成する場合に比べ
て部品点数を削減してコストを低減することができる。
また、このような構成でも、第三の実施の形態と同様
に、マウント部材101aを投射型表示装置の筐体であ
る不図示の床部材に取り付けた後で環境温度等の変化が
あったとしても、相対的に各部材の位置が変化すること
がなく、投射像において画素ズレや像のぼけが発生する
ことがない。また、1/4波長位相板9により、ゴース
ト像の投射を防止して投射像のコントラストを向上させ
ることができる。
【0058】−第五の実施の形態− 図11は、第五の実施の形態による投射型表示装置の光
学部分の分解構成図である。図11において、上述した
第一の実施の形態による図1と共通の部分は同一符号を
付して説明を省略する。第五の実施の形態では、偏光ビ
ームスプリッタ2とプリズム3との間、およびプリズム
3とプリズム4との間に空隙を設けるために、金属箔で
形成される金属枠を挟む点が第一の実施の形態と異な
る。なお、プリズム4およびプリズム5はダイクロイッ
ク膜d2を挟んであらかじめ接着一体化されている。
【0059】図12は、上述した図11のうち偏光ビー
ムスプリッタ2、および複合プリズムの一体化を説明す
る分解構成図である。偏光ビームスプリッタ2とプリズ
ム3の面3aとの間と、プリズム3の面3bとプリズム
4の面4aとの間に、それぞれ内部に開口を有する金属
箔にて形成された枠部材111、枠部材112を挟み込
む。枠部材111および112は、それぞれ挟み込んで
圧着させるのみで、プリズム部材と枠部材111、11
2とを接着剤で接着することはしない。上記の枠部材1
11ならびに枠部材112の開口部は、光学設計上入射
光がすべて全反射されるのに十分な大きさを有してい
る。
【0060】図12の分解構成図において、偏光ビーム
スプリッタ2、枠部材111、枠部材112、複合プリ
ズム部材3、4、5の一体化は次のように行う。すなわ
ち、偏光ビームスプリッタ2とプリズム3、およびプリ
ズム3とプリズム4との間に枠部材111、112を圧
着した状態を維持したままで、一体化部材102a(図
11)ならびに一体化部材102b(図11)に偏光ビー
ムスプリッタ2、複合プリズム部材3、4の上下面をそ
れぞれ接着剤にて接着し、固定する。
【0061】前述のように複合プリズム部材を構成する
プリズム3、4、5の高さはすべて同じであるが、偏光
ビームスプリッタ2は光学設計上光束が広がるために、
その高さがプリズム部材3、4、5より高い。これらを
一体化させるために、一体化部材102aならびに10
2bは、それぞれ偏光ビームスプリッタ2の上下面とプ
リズム部材の上下面と面接触するように段差が形成され
ている。この段差によって、一体化部材102a,10
2bは上記のように各部材の上下面と接着剤を介して一
体化される。
【0062】第五の実施の形態においては、両一体化部
材102aと102bは、複合プリズム3、4、5のう
ちのプリズム3ならびにプリズム4部材までの上下面を
接着する。上述したようにプリズム4とプリズム5とは
ダイクロイック膜d2を挟んで接着剤にて接着されてお
り、この接着が十分な強度を有しているので、プリズム
5を一体化部材102a,102bに接着する必要がな
いからである。なお、プリズム4の面4bに形成したR
光反射ダイクロイック膜d2の付着強度が不足している
場合には、一体化部材102aならびに102bをプリ
ズム5の上下面まで延長して接着固定する。
【0063】以上説明した第五の実施の形態による構成
でも、第一の実施の形態と同様に、マウント部材101
を投射型表示装置の筐体である不図示の床部材に取り付
けた後で環境温度等の変化があったとしても、相対的に
各部材の位置が変化することがなく、投射像において画
素ズレや像のぼけが発生することがない。
【0064】第五の実施の形態においては、両一体化部
材102aと102bは、プリズム3ならびにプリズム
4部材までの上下面を接着するようにしたが、偏光ビー
ムスプリッタ2の上下面のみを接着するようにしてもよ
い。図13は、この場合の分解構成図である。そして、
図12における偏光ビームスプリッタ2、枠部材11
1、枠部材112、複合プリズム部材3、4、5は、そ
れぞれが接着剤で接着されてから、一体化部材102a
(図13)ならびに一体化部材102b(図13)に接着し
て固定される。
【0065】−第六の実施の形態− 第六の実施の形態では、色分解合成複合プリズムを構成
する各プリズムと、各色光用ライトバルブとの間の光路
中に、それぞれ1/4波長位相板が設けられる点が異な
る。図14は、第六の実施の形態による光学系の構成図
である。図14において、上述した図2の構成図と共通
の部分は同じ符号を付して説明を省略する。色分解合成
複合プリズム3、4、5の面3c、4c、5cと、各色
光用ライトバルブ6B、6R、6Gとの間の光路中に、
それぞれ1/4波長位相板8B、8R、8Gが配置され
る。さらに、偏光ビームスプリッタ2と投射レンズ7と
の間の光路中に、1/4波長位相板9が配置される。
【0066】1/4波長位相板8B、8R、8Gは、製
造時に、光軸を回転中心として当該位相板の角度調整を
するために回転可能な構成としたものである。1/4波
長位相板の角度調整については後述する。各色光に対し
て、上述した全反射膜による偏光補償で一部の偏光補償
を行う。また、1/4波長位相板を回転させることによ
り、偏光ビームスプリッタ2の入射光角度依存性などに
より生じる偏光の乱れが補償される。
【0067】図15は、図14の光学系を備えた投射型
表示装置の分解構成図である。ここでは、とくに1/4
波長位相板8B、8G、ならびに8Rの取り付けに関し
て説明する。第1ライトバルブ取り付け部材103B
a、103Bb、103Ga、103Gb、103Ra
ならびに103Rbは、第一の実施の形態で用いたもの
と共通である。第1ライトバルブ取り付け部材103B
a、103Bb、103Ga、103Gb、103Ra
ならびに103Rbに各1/4波長位相板8B、8G、
8Rを配置する。
【0068】図16は第1ライトバルブ取り付け部材1
03Gaの拡大構成図である。プリズム5(点線にて記
載)に対して取り付ける第1ライトバルブ取り付け部材
103Gaと、第1ライトバルブ取り付け部材103G
bと、1/4波長位相板8Gとを示している。図16に
おいて、第1ライトバルブ取り付け部材103Gaなら
びに103Gbは、それぞれプリズム5の上下面に対す
る貼り付け部分を延長した張り出し部に、1/4波長位
相板8Gの円弧部が一部入るだけの長方形形状穴が形成
されている。そして、第1ライトバルブ取り付け部材1
03Gaおよび103Gbは、長方形形状穴に1/4波
長位相板8Gの円弧部をはみ出させた状態でプリズム5
の上下の所定面に接着剤で貼り付けられる。
【0069】他色用の第1ライトバルブ取り付け部材1
03Baと103Bb、および103Raと103Rb
についても同様である。第1ライトバルブ取り付け部材
103Gaおよび103Gbの長方形形状穴から外側に
はみ出した1/4波長位相板8Gの円弧部は、ライトバ
ルブ6G(図15)が取り付けられた第2ライトバルブ取
り付け部材104G(図15)を第1ライトバルブ取り付
け部材103Gaおよび103Gbに半田付けした後
で、光軸を中心に回転される。当該円弧部が回転される
ことにより、1/4波長位相板8Gの光学位置が最適に
決定される。位置決定は、各色をスクリーンに投射さ
せ、コントラストが最も良好となる位置とすることによ
って行う。位置決定した後は、接着剤を用いて1/4波
長位相板8Gを第1ライトバルブ取り付け部材103G
aおよび103Gbに固着する。
【0070】次に、図15において偏光ビームスプリッ
タ2と投射レンズの7の間の光路中に配置される1/4
波長位相板9について説明する。マウント部材101の
投射光入射面部に形成されたザグリ部に、1/4波長板
9を内部に配置した1/4波長板取り付け部材109が
貫入される。ザグリ部の上下部に、1/4波長板取り付
け部材109が貫入するようにレール形成部材101a
ならびに101bが取り付けられている。波長板取り付
け部材109は、レール形成部材101aならびに10
1bに沿ってマウント部材101の一側面から貫入され
る。
【0071】以上説明したように第六の実施の形態によ
れば、投射レンズ7と偏光ビームスプリッタ2の間に1
/4波長位相板9を配置したので、投射レンズ7の反射
により生じるゴースト像を低減することができる。ま
た、各色分解プリズムの各色光の射出面と各色光用ライ
トバルブ6B、6R、6Gとの間にそれぞれ1/4波長
位相板8B、8R、8Gを配置したので、偏光ビームス
プリッタ2の入射光角度依存性などにより生じる偏光の
乱れを補償できる。
【0072】−第七の実施の形態− 図17は、第七の実施の形態による投射型表示装置の光
学部分の分解構成図である。図17において、投射型表
示装置は、ライトバルブ6B、6Rおよび6Gと、偏光
ビームスプリッタ2B、2Rおよび2Gと、クロスダイ
クロイックプリズム8と、1/4波長位相板9と、投射
レンズ7とを有する。まず、この投射型表示装置の光学
系の構成について、図18を参照して詳細に説明する。
図18において、光源1は、ランプ1aならびに放物面
形状を有する凹面鏡1bとから構成される。クロスダイ
クロイックミラー11は、R(赤)光およびG(緑)光
反射特性を有するダイクロイックミラー11RGと、B
(青)光反射特性を有するダイクロイックミラー11B
とを互いに直交に配置して構成される。
【0073】光源1から射出された略平行光束を有する
光源光は、クロスダイクロイックミラー11に入射され
る。入射された光源光は、入射光軸と直交して図18の
上方向に進行するB光と、入射光軸と直交して図18の
下方向に進むR光およびG光の混合光とに色分解され
る。つまり、B光と混合光とは、互いに反対方向に進行
する光に分離される。このうちB光は、折り曲げミラー
14によって進行方向を直角に変えて進行し、B光用偏
光ビームスプリッタ2Bに入射される。一方、R光およ
びG光の混合光は、折り曲げミラー13によって進行方
向を換えて進行し、ダイクロイックミラー12Gに入射
される。
【0074】ダイクロイックミラー12GはG光反射特
性を有する。ダイクロイックミラー12Gに入射された
混合光は、当該ミラー12Gによって反射されて進行方
向を変えて進行するG光と、そのまま進行するR光とに
色分解される。このように、ダイクロイックミラー11
RG、ダイクロイックミラー11B、ダイクロイックミ
ラー12G、ならびに折り曲げミラー13、14は光源
光をR光、G光ならびにB光に分解する色分解光学系を
構成する。
【0075】色分解されたR光およびG光は、それぞれ
偏光ビームスプリッタ2R、偏光ビームスプリッタ2G
に入射される。各色用偏光ビームスプリッタ2B、2
G、2Rに入射されたB光、G光、R光は、それぞれ各
偏光ビームスプリッタ2B、2G、2Rの偏光分離部に
よって偏光分離作用を受け、偏光分離部を反射するS偏
光と、透過して廃棄されるP偏光とに偏光分離される。
【0076】各色用偏光ビームスプリッタ2B、2G、
2Rによって反射された各色のS偏光成分の光は、各色
用偏光ビームスプリッタ2B、2G、2Rの射出面近傍
に配置された各色用の反射型液晶ライトバルブ6B、6
G、6Rに入射される。各色用ライトバルブ6B、6
G、6Rにより、各色の光は対応する色信号による変調
作用を受ける。変調後にライトバルブ6B、6G、6R
から反射射出された光は、再び各色光用偏光ビームスプ
リッタ2B、2G、2Rに入射される。偏光ビームスプ
リッタ2B、2G、2Rは、偏光分離部を透過するP偏
光として変調光のみを取り出す(検光する)。検光され
た各色の変調光は、色合成光学系を構成するクロスダイ
クロイックプリズム8に、各色の光がそれぞれ異なる入
射面から入射される。
【0077】以上の様に各色光ごとに配置した偏光ビー
ムスプリッタ2R、2G、2Bは、各色の光の偏光分離
光学系と検光光学系とを兼用する機能を有する。クロス
ダイクロイックプリズム8は、内部にR光反射ダイクロ
イック膜8RとB光反射ダイクロイック膜8Bとが互い
に直交した構成を有する複合プリズムである。クロスダ
イクロイックプリズム8に入射したR光はダイクロイッ
ク膜8Rによって反射される。クロスダイクロイックプ
リズム8に入射したB光はダイクロイック膜8Bによっ
て反射される。一方、クロスダイクロイックプリズム8
に入射したG光は両膜8Rおよび8Bを透過してそのま
ま進行し、上記R光およびB光と色合成が達成されてク
ロスダイクロイックプリズム8から射出される。クロス
ダイクロイックプリズム8から射出された色合成光は1
/4波長位相板9に入射される。1/4波長位相板9
は、入射したP偏光を円偏光に変換するように、その光
学軸が斜めに設定されている。このため、1/4波長位
相板9によって円偏光に変換された色合成光が投射レン
ズ7に入射され、図示しないスクリーン上にフルカラー
像として投射される。
【0078】投射レンズ7に入射された色合成光(円偏
光)は、その一部が投射レンズ7を構成する複数のレン
ズ部材の一部の表面によって反射されて逆行する。逆行
する反射光は、1/4波長位相板9によりS偏光に変換
され、クロスダイクロイックプリズム8を経て各色光用
の偏光ビームスプリッタ2R、2G、2Bに再度入射さ
れる。しかし、S偏光の光は各偏光ビームスプリッタ2
R、2G、2Bの偏光分離部によって反射され廃棄され
るために、再びライトバルブ6B、6G、6Rに入射す
ることはない。したがって、ライトバルブ6B、6G、
6Rで再度反射された光が再び投射レンズ7に入射する
ことがないために、当該光に係るゴースト像が投射され
ることがないから、投射像のコントラストが向上する。
【0079】なお、第七の実施の形態における投射型表
示装置の構成では、各色ライトバルブ6B、6G、6R
を射出した光のうち変調光はすべてP偏光であり、クロ
スダイクロイックプリズム8にすべてP偏光が入射され
る。クロスダイクロイックプリズム8に入射される光
は、必ずしもすべてP偏光にする必要はなく、R光、B
光についてはS偏光で入射させる構成としてもよい。こ
の場合には、偏光ビームスプリッタ2R、2Bとクロス
ダイクロイックプリズム8の間の光路中に1/2波長位
相板を配置して、検光光をS偏光に変換させる構成とす
る。このようにすることにより、クロスダイクロイック
プリズム8は、S偏光(R、B光)とP偏光(G光)と
で異なる方向に振動する偏光光が入射されることとなる
が、クロスダイクロイックプリズム8と投射レンズ7間
に1/4波長位相板9を配置する構成を採用しているの
で、上述した第七の実施の形態と同様にコントラストを
向上させることができる。
【0080】この理由は次のとおりである。クロスダイ
クロイックプリズム8に入射されたS偏光のR、B光
は、クロスダイクロイックプリズム8から射出されて1
/4波長位相板9に入射される。1/4波長位相板9の
光学軸は前述のようにP偏光を円偏光にて射出するよう
に設定されている。たとえば、その光学軸はS偏光の振
動方向に対して45度になるように配置される。この光
学軸の傾きは、入射されるS偏光に対しても同様に円偏
光に変換するものである。1/4波長位相板9でS偏光
の光が円偏光に変換され、その一部が投射レンズ7の表
面で反射されると、逆行する円偏光は1/4波長位相板
9でP偏光に変換される。P偏光に変換されたR、B光
の反射光は、上記1/2波長位相板を経由することによ
りS偏光に変換される。S偏光の光は、各偏光ビームス
プリッタ2R、2Bの偏光分離部によって反射され廃棄
されるからである。
【0081】上述した図18の光学系を有する投射型表
示装置の光学ブロックの製造方法について説明する。本
実施の形態においては、図18において、ライトバルブ
6R、6G、6B、偏光ビームスプリッタ2R、2G、
2B、クロスダイクロイックプリズム8ならびに投射レ
ンズ7をマウント部材105(図17)を使用して一体化
する。はじめに、クロスダイクロイックプリズム8と各
色光用偏光ビームスプリッタ2R、2G、2Bとを、そ
れぞれ透明ガラス板部材102R、102G、102B
を接着剤にて接着させることにより固着させる。透明ガ
ラス板部材102R、102G、102Bに接着させる
ことは、一体化の目的の他に光路長を各色光ごとに調節
する機能も有する。
【0082】次に、クロスダイクロイックプリズム8の
上下面に取り付け部材101aならびに取り付け部材1
01b(図示せず)をそれぞれ接着剤にて接着し、両部
材101a、101bと上記クロスダイクロイックプリ
ズム8などの一体化部材とをさらに一体化形成する。取
り付け部材101aならびに101bは同一形状を有
し、クロスダイクロイクプリズム8の上下面に倣って当
該面に接着する平面部と、当該部に直交し折り曲がった
マウント部材105への取り付け部を有する形状を有す
る。クロスダイクロイックプリズム8の上面に接着する
取り付け部材101aの取り付け部は上部へ曲げられ、
下面に取り付けられた取り付け部材101bの折り曲げ
部は下方向を向いている。さらに両折り曲げ部にはネジ
取り付け用の穴が複数個形成されている。
【0083】これら取り付け部材101a、102b
は、上述した折り曲げ部に形成されている穴を通して、
マウント部材105にネジにて螺着され、マウント部材
105へと一体化される。
【0084】各色光用偏光ビームスプリッタ2R、2
G、2Bとライトバルブ6R、6G、6Bの一体化につ
いて説明する。各偏光ビームスプリッタ2R、2G、2
Bの各色光射出面(ライトバルブからの光の入射面)と
直交する上下面には、それぞれ第1ライトバルブ取り付
け部材103Raと103Rb、103Gaと103G
b、ならびに103Baと103Bb(不図示)が接着し
て取り付けられる。これら第1ライトバルブ取り付け部
材103Ra、103Rb、103Ga、103Gb、
ならびに103Ba、103Bbは、各偏光ビームスプ
リッタ2R、2G、2Bの接着取り付け面に対して直角
に上方向または下方向折り曲げられている。これら折り
曲げ部の両端部には、それぞれ上方向または下方向にそ
れぞれ脚部が設けられている。
【0085】第1ライトバルブ取り付け部材103Ra
と103Rb、103Gaと103Gb、ならびに10
3Baと103Bb(不図示)が偏光ビームスプリッタ2
R、2G、2Bの接着取り付け面にそれぞれ取り付けら
れた時、これら脚部のなす面と、偏光ビームスプリッタ
2R、2G、2Bの射出面とが互いに平行で、かつ所定
の間隔(ライトバルブの厚みより大きい距離)を有す
る。第1ライトバルブ取り付け部材103Raと103
Rb、103Gaと103Gb、ならびに103Baと
103Bb(不図示)はSPC材等で構成されており、表
面がメッキされ、さらに、上記脚部は半田メッキが施さ
れている。
【0086】ライトバルブ6R、6G、6Bは、それぞ
れ第1ライトバルブ取り付け取り付け部材103Raと
103Rb、103Gaと103Gb、ならびに103
Baと103Bb(不図示)と同じ材料から構成される第
2ライトバルブ取り付け部材104R、104G、10
4Bの略中央部にそれぞれ接着剤により接着固定され
る。第2ライトバルブ取り付け部材104R、104
G、104Bは、それぞれ上下辺の両端部に上下方向の
脚部を有する。これら脚部は、第1ライトバルブ取り付
け部材の脚部と同様に半田メッキが施されている。
【0087】ライトバルブ6R、6G、6Bが接着固定
された第2ライトバルブ取り付け部材104R、104
G、104Bの脚部は、第1ライトバルブ取り付け部材
の各脚部に対してそれぞれ位置合わせを行った上で固着
される。両部材の脚部に前もって形成されている半田メ
ッキを局部的に加熱して溶かすことにより、両部材の脚
部間で半田付けが行われ、ライトバルブ6R、6G、6
Bと偏光ビームスプリッタ2R、2G、2Bとの一体化
固着が達成される。以上により、マウント部材105、
クロスダイクロイックプリズム8、偏光ビームスプリッ
タ2R、2G、2Bならびにライトバルブ6R、6G、
6Bの一体化が達成される。
【0088】次に、マウント部材105への1/4波長
位相板9の取り付け、ならびにマウント部材105への
投射レンズ7の取り付けについて説明する。マウント部
材105は、下部の両側に床部材(図示しない)へ取り
付けるための張り出し部を有する。マウント部材105
は、張り出し部に形成された穴部を通して、ネジにて上
記床部材に形成されているネジ部へ螺着させることによ
って床部材に取り付けられる。マウント部材105aの
片側の面105aには、前述したように、取り付け部材
101aならびに101bをネジにて螺着させるための
ネジ部が複数形成されている。複数ネジ部の略中央部に
は、クロスダイクロイックプリズム8を射出した合成光
がマウント部材105を通過することを担保するための
ザグリ部と、当該ザグリ部に連結して反対側(面105
b側)に貫通する貫通穴部とが設けられている。貫通穴
部の反対側の面105bに形成された突出部からは、投
射レンズ7の鏡筒部が嵌入される。投射レンズ7を有す
る鏡筒部は、そのフランジ部に形成された複数の穴を通
して、ネジにてマウント部材105の面101bに形成
されているネジ部に螺着されることにより、投射レンズ
7とマウント部材105の一体化が達成される。
【0089】上述したマウント部材105の一側面10
5cには、1/4波長位相板9を取り付けた1/4波長
位相板取り付け部材106を嵌入するための異形穴10
5kが形成されている。この異形穴105kは、上述し
た合成光通過用のザグリ穴に対して直交するように形成
される。異形穴105kはマウント部材105を貫通し
ているわけでなく、途中までの形成であるが、異形穴1
05kに1/4波長位相板取り付け部材106を嵌入し
た際に、1/4波長位相板9が上記ザグリ部ならびに貫
通穴部と一致するような深さに形成されている。また、
投射レンズ7を面105bから嵌入した際に、投射レン
ズ7の先端部とクロスダイクロイックプリズム8の合成
光射出面との間の光路上に、1/4波長位相板9が配置
される。
【0090】以上説明したように第七の実施の形態によ
れば、マウント部材105の一方の面105aにライト
バルブ6R、6G、6B、偏光ビームスプリッタ2R、
2G、2B、ならびにクロスダイクロイックプリズム8
を各取り付け部材を用いて一体化して取り付ける構成と
し、上記マウント部材105のみを投射型表示装置の筐
体である不図示の床部材に取り付けることにより、環境
温度等の変化があったとしても、一体化されているがた
めに相対的に各部材の位置は変化せず、投射像において
画素ズレが発生することがない。さらに、マウント部材
105の他方の面105bに投射レンズ7を取り付け、
マウント部材105中の投射レンズ7とクロスダイクロ
イックプリズム8との間に1/4波長位相板9を配置す
る構成としたことより、投射像のコントラストが向上さ
れ、さらに、投射像のぼけが発生することがない投射型
表示装置を提供することが可能となる。
【0091】第七の実施の形態の投射型表示装置におい
ては、使用したライトバルブは反射型ライトバルブであ
ったが、透過型ライトバルブを使用した構成の投射型表
示装置とすることも可能である。その際には、各色ごと
に配置した偏光ビームスプリッタの代わりに、透過型ラ
イトバルブの入射側ならびに射出側にそれぞれ配置した
クロスニコルを構成する偏光板にて、偏光分離光学系な
らびに検光光学系を形成することになる。ライトバルブ
を射出した所定の偏光の検光光が色合成光学系、1/4
波長位相板を経て投射レンズに入射する構成となる。
【0092】特許請求の範囲における請求項1から請求
項10、および請求項15から請求項26に記載の発明
の各構成要素と、発明の実施の形態における各構成要素
との対応について説明する。色信号が画像信号に対応す
る。R光が第1色光に対応する。ライトバルブ6Rが第
1色用ライトバルブおよび第1反射型ライトバルブに対
応する。B光が第2色光に対応する。ライトバルブ6B
が第2色用ライトバルブおよび第2反射型ライトバルブ
に対応する。プリズム4が第1プリズムに対応する。プ
リズム3が第2プリズムに対応する。偏光ビームスプリ
ッタ2が検光光学系に対応する。第一の実施の形態によ
るPBS取り付け部材102x、102y、プリズム一
体化部材105xおよび105yと、第二の実施の形態
による取り付け部材110xおよび110yと、第三の
実施の形態によるPBS取り付け部材202x、202
y、プリズム一体化部材205xおよび205yと、第
四の実施の形態による取り付け部材210xおよび21
0yと、第五および第六の実施の形態による取り付け部
材102aおよび102bとが、それぞれ第1固着部材
に対応する。G光が第3色光に対応する。ライトバルブ
6Gが第3色用ライトバルブおよび第3反射型ライトバ
ルブに対応する。プリズム5が第3プリズムに対応す
る。第一の実施の形態によるプリズム一体化部材105
xおよび105yと、第二の実施の形態による取り付け
部材110xおよび110yと、第五および第六の実施
の形態による取り付け部材102aおよび102bと
が、請求項2、請求項6、請求項21、請求項24に記
載の第2固着部材に対応する。第一の実施の形態による
PBS取り付け部材102xおよび102yと、第二の
実施の形態による取り付け部材110xおよび110y
と、第三の実施の形態によるPBS取り付け部材202
xおよび202yと、第四の実施の形態による取り付け
部材210xおよび210yと、第五および第六の実施
の形態による取り付け部材102aおよび102bと
が、それぞれ第3固着部材に対応する。マウント部材1
01(101a)がレンズマウントに対応する。第二の実
施の形態による取り付け部材110xおよび110y
と、第四の実施の形態による取り付け部材210xおよ
び210yと、第五および第六の実施の形態による取り
付け部材102aおよび102bとが、請求項5、請求
項23に記載の単一部材に対応する。第二の実施の形態
による取り付け部材110xおよび110yと、第五お
よび第六の実施の形態による取り付け部材102aおよ
び102bとが、請求項6、請求項24に記載の単一部
材に対応する。1/4波長位相板9が1/4波長板に対
応する。第三の実施の形態による1/4波長板取り付け
部101k、および第七の実施の形態による異形穴10
5kが、1/4波長板取り付け部に対応する。第三の実
施の形態によるプリズム一体化部材205xおよび20
5yと、第四の実施の形態による取り付け部材210x
および210yとが、請求項8、請求項25に記載の第
2固着部材に対応する。偏光ビームスプリッタ2、プリ
ズム3、プリズム4およびダイクロイック膜d1が偏光
分離色分解光学系に対応する。マウント部材101の面
101bに形成された突出部101Iが、投射レンズ取
り付け部に対応する。三角プリズム21が第1プリズム
に対応する。三角プリズム22が第2プリズムに対応す
る。偏光分離部2pが偏光分離膜に対応する。接着剤注
入穴106a、106b、107a、107b、108
a、108b、109a、109b、206a、206
b、207a、207b、208a、208b、209
a、および209bが、それぞれ接着剤注入穴に対応す
る。
【0093】特許請求の範囲における請求項11から請
求項14に記載の発明の各構成要素と、発明の実施の形
態における各構成要素との対応について説明する。偏光
ビームスプリッタ2が偏光分離分解光学系および検光光
学系に対応する。プリズム3、4、5およびダイクロイ
ック膜d1、d2が、色分解光学系および色合成光学系
に対応する。ライトバルブ6R、6G、6Bが反射型ラ
イトバルブに対応する。第一の実施の形態によるPBS
取り付け部材102x、102y、プリズム一体化部材
105xおよび105yと、第二の実施の形態による取
り付け部材110xおよび110yと、第三の実施の形
態によるPBS取り付け部材202x、202y、プリ
ズム一体化部材205xおよび205yと、第四の実施
の形態による取り付け部材210xおよび210yと、
第五および第六の実施の形態による取り付け部材102
aおよび102bとが、それぞれ請求項11に記載の固
着部材に対応する。プリズム5が第1プリズムに対応す
る。プリズム4が第2プリズムに対応する。プリズム3
が第3プリズムに対応する。G光が第1色光に対応す
る。R光が第2色光に対応する。B光が第3色光に対応
する。ライトバルブ6Gが第1色用反射型ライトバルブ
に対応する。ライトバルブ6Rが第2色用反射型ライト
バルブに対応する。ライトバルブ6Bが第3色用反射型
ライトバルブに対応する。
【0094】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、次のような効果を奏する。 (1)請求項1から請求項10、および請求項20から
請求項26に記載の発明では、投射型表示装置の光学ブ
ロックの中で空隙を介して配置する検光光学系と第2プ
リズムについて、両者の光を通過しない面に第1固着部
材を固着するようにした。したがって、検光光学系およ
び第2プリズムの空隙を介する面を固着する場合に比べ
て、固着強度を強くすることができる。 (2)請求項2、21に記載の発明では、上記(1)に加
えて、接着されている第1プリズムおよび第3プリズム
の一方と上記第2プリズムについて、両者の光を通過し
ない面に第2固着部材を固着するようにした。したがっ
て、光を通過する面を固着する場合に比べて、固着強度
を強くすることができる。 (3)請求項3、22に記載の発明では、上記(1)に加
えて、検光光学系とレンズマウントとに第3固着部材を
固着するようにしたので、レンズマウントに第2プリズ
ムを固着することができる。 (4)請求項4に記載の発明では、検光光学系が第3固
着部材によってレンズマウントに片持ちで支持されるよ
うにしたから、外部の熱の影響により発生する各光学部
材の歪みが抑えられる。そのため、外部温度変化に起因
するコントラストの低下が緩和される。 (5)請求項5、23または請求項6、24に記載の発
明では、それぞれ複数の固着部材を単一の部材で構成し
たから、部品点数を減らしてコスト低減の効果が得られ
る。 (6)請求項7、14に記載の発明では、レンズマウン
トが1/4波長板取り付け部を有するようにしたから、
1/4波長板を容易に装着することができる。 (7)請求項8、25に記載の発明では、上記(1)に加
えて、第1プリズム、第3プリズムおよび上記第2プリ
ズムについて、各プリズムの光を通過しない面に第2固
着部材を固着するようにした。第1プリズムと第3プリ
ズムとがあらかじめ接着されていない場合にも、強い強
度で固着することができる。 (8)請求項11から請求項14に記載の発明では、偏
光分離光学系と色分解光学系と色合成光学系と検光光学
系とを一体化して光学ブロックを形成し、レンズマウン
ト片持ちで支持されるようにしたから、外部の熱の影響
により発生する各光学部材の歪みが抑えられる。そのた
め、外部温度変化に起因するコントラストの低下が緩和
される。 (9)請求項15、16に記載の発明では、偏光分離光
学系とライトバルブと検光光学系とレンズマウントとを
有し、レンズマウントに投射レンズと1/4波長板を取
り付けるようにしたから、簡単な構成により、投射レン
ズの反射光によるゴースト像を低減することができる。 (10)請求項17から請求項19に記載の発明では、
偏光ビームスプリッタを構成する接着された第1プリズ
ムおよび第2プリズムの一方と、偏光ビームスプリッタ
に隣接する光学部材について、両者の光を通過しない面
に固着部材を固着するようにした。光を通過する面を固
着する場合に比べて、固着強度を強くすることができ
る。 (11)とくに、請求項19、26に記載の発明では、
固着部材に接着剤注入穴を形成し、この穴に接着剤を注
入することにより固着するようにしたから、固着面の全
面に接着材を塗布する場合と比べて、各光学部材が熱膨
張による応力を受けづらい。そのため、外部温度変化に
起因するコントラストの低下が緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態による投射型表示装置の光学
部分の分解構成図である。
【図2】図1の光学系を示す図である。
【図3】第一の実施の形態による光学ブロックの一体化
を説明する断面図である。
【図4】第二の実施の形態による投射型表示装置の光学
部分の分解構成図である。
【図5】第二の実施の形態による光学ブロックの一体化
を説明する断面図である。
【図6】第三の実施の形態による投射型表示装置の光学
部分の分解構成図である。
【図7】第三の実施の形態による光学ブロックの一体化
を説明する断面図である。
【図8】図7の光学系を示す図である。
【図9】第四の実施の形態による投射型表示装置の光学
部分の分解構成図である。
【図10】第四の実施の形態による光学ブロックの一体
化を説明する断面図である。
【図11】第五の実施の形態による投射型表示装置の光
学部分の分解構成図である。
【図12】図11のうち偏光ビームスプリッタおよび複
合プリズムの一体化を説明する分解構成図である。
【図13】第五の実施の形態の変形例の分解構成図であ
る。
【図14】第六の実施の形態による光学系を示す図であ
る。
【図15】第六の実施の形態による投射型表示装置の光
学部分の分解構成図である。
【図16】第1ライトバルブ取り付け部材の拡大構成図
である。
【図17】第七の実施の形態による投射型表示装置の光
学部分の分解構成図である。
【図18】第七の実施の形態による光学系を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…光源、2,2R,2G,2B…偏光ビームスプリッ
タ、3,4,5…プリズム、 6R,6G,6
B…反射型ライトバルブ、7…投射レンズ、
8…クロスダイクロイックプリズム、8R,8
G,8B,9…1/4波長位相板、101,101a,10
5…マウント部材、102x,102y,202x,20
2y…PBS取り付け部材、105x,105y,205
x,205y…プリズム一体化部材、110x,110
y,210x,210y…取り付け部材、

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号に基づいて、第1色光を変調して
    射出する第1色用ライトバルブと、 画像信号に基づいて、第2色光を変調して射出する第2
    色用ライトバルブと、 前記第1色用ライトバルブを出射した第1色光を入射面
    より入射し、入射した前記第1色光を出射面より出射す
    る第1プリズムと、 前記第2色用ライトバルブを出射した第2色光を入射面
    より入射し、入射した前記第2色光を全反射面により全
    反射し、さらに第1ダイクロイック膜により反射した後
    に前記全反射面より出射するとともに、前記第1ダイク
    ロイック膜を透過して入射した前記第1色光を前記全反
    射面より出射することにより、前記第1色光と前記第2
    色光とを色合成する第2プリズムと、 前記第2プリズムと空隙を介して配置され、前記第2プ
    リズムを出射した前記第1色光と前記第2色光とを入射
    し、入射した前記第1色光と第2色光の特定の偏光成分
    を出射する検光光学系と、 少なくとも前記第2プリズムの光を通過しない面と前記
    検光光学系の光を通過しない面とに接着して取り付けら
    れ、前記第2プリズムと前記検光光学系とを固着する第
    1固着部材とを有することを特徴とする投射型表示装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の投射型表示装置におい
    て、 画像信号に基づいて、第3色光を変調して射出する第3
    色用ライトバルブと、 前記第3色用ライトバルブを出射した前記第3色光を入
    射面より入射し、入射した前記第3色光を出射面より前
    記第1プリズムへ出射する第3プリズムと、 前記第1プリズムと前記第3プリズムとの間に配置さ
    れ、前記第3色光を透過するとともに前記第1色光を反
    射する第2ダイクロイック膜とをさらに有し、 前記第1色光と前記第3色光とは前記第2ダイクロイッ
    ク膜を介して色合成され、 前記第3プリズムの出射面と前記第1プリズムとは前記
    第2ダイクロイック膜を介して接着されており、 前記第1プリズムおよび前記第3プリズムの少なくとも
    一方のプリズムの光を通過しない面と、前記第2プリズ
    ムの光を通過しない面とに接着して取り付けられ、前記
    第2プリズムに対して前記第1プリズムおよび前記第3
    プリズムを固着する第2固着部材をさらに有することを
    特徴とする投射型表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記第2プリズムを出射した前記第1色光と前記第2色
    光とを投射する投射レンズを取り付けるレンズマウント
    と、 前記レンズマウントに前記検光光学系を固着する第3固
    着部材とをさらに有することを特徴とする投射型表示装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記検光光学系は、前記第3固着部材によって前記レン
    ズマウントに対して片持ちで支持されることを特徴とす
    る投射型表示装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記第1固着部材と前記第3固着部材とを単一の部材と
    し、前記単一部材で前記レンズマウントと前記検光光学
    系と前記第2プリズムとを固着することを特徴とする投
    射型表示装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の投射型表示装置におい
    て、 画画像信号に基づいて、第3色光を変調して射出する第
    3色用ライトバルブと、 前記第1プリズムに接着され、前記第3色用ライトバル
    ブを出射した前記第3色光を入射面より入射し、入射し
    た前記第3色光を出射面より前記第1プリズムへ出射す
    る第3プリズムと、 前記第1プリズムと前記第3プリズムとの間に配置さ
    れ、前記第3色光を透過するとともに前記第1色光を反
    射する第2ダイクロイック膜と、 前記第1プリズムおよび前記第3プリズムの少なくとも
    一方のプリズムの光を通過しない面と、前記第2プリズ
    ムの光を通過しない面とに接着して取り付けられ、前記
    第2プリズムに対して前記第1プリズムおよび前記第3
    プリズムを固着する第2固着部材をさらに有し、 前記第1固着部材と前記第2固着部材とを単一の部材と
    し、前記単一部材で前記レンズマウント、前記検光光学
    系、前記第1プリズム、前記第2プリズムおよび前記第
    3プリズムを固着することを特徴とする投射型表示装
    置。
  7. 【請求項7】請求項3に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記第1色用ライトバルブと前記第2色用ライトバルブ
    とは反射型ライトバルブであり、 前記レンズマウントは、前記投射レンズと前記検光光学
    系との間に1/4波長板を取り付ける1/4波長板取り
    付け部を有することを特徴とする投射型表示装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の投射型表示装置におい
    て、 画像信号に基づいて、第3色光を変調して射出する第3
    色用ライトバルブと、 前記第3色用ライトバルブを出射した前記第3色光を入
    射面より入射し、入射した前記第3色光を出射面より前
    記第1プリズムへ出射する第3プリズムと、 前記第1プリズムと前記第3プリズムとの間に配置さ
    れ、前記第3色光を透過するとともに前記第1色光を反
    射する第2ダイクロイック膜と、 前記第1プリズムと前記第2プリズムと前記第3プリズ
    ムとのそれぞれの光を通過しない面に接着して取り付け
    られ、前記第1プリズムと前記第2プリズムと前記第3
    プリズムとを固着する第2固着部材とをさらに有し、 前記第1色光と前記第3色光とは前記第2ダイクロイッ
    ク膜を介して色合成されることを特徴とする投射型表示
    装置。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の投射型表示装置におい
    て、 光源からの光を偏光分離および色分解し、前記第1色用
    ライトバルブに特定偏光成分の第1色光を出射し、前記
    第2色用ライトバルブに特定偏光成分の第2色光を出射
    する偏光分離色分解光学系をさらに有することを特徴と
    する投射型表示装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記偏光分離色分解光学系は、 前記光源からの光を偏光分離して出射する前記検光光学
    系と共通の偏光ビームスプリッタと、 前記偏光ビームスプリッタから出射された光を前記第1
    色光と前記第2色光とに色分解する、前記第1プリズム
    と前記第2プリズムと前記第1ダイクロイック膜と共通
    の光学部材を含むことを特徴とする投射型表示装置。
  11. 【請求項11】光源からの光を偏光分離する偏光分離光
    学系と、 前記偏光分離光学系により偏光分離された光を所定の色
    成分に色分解する色分解光学系と、 前記色分解光学系により色分解された光を変調する反射
    型ライトバルブと、 前記反射型ライトバルブにより変調された光を色合成す
    る色合成光学系と、 前記色合成光学系により色合成された光を検光する検光
    光学系と、 前記色合成光学系により色合成され、前記検光光学系に
    より検光された光を投射する投射レンズを取り付けるレ
    ンズマウントと、 前記偏光分離光学系と前記色分解光学系と前記色合成光
    学系と前記検光光学系とを一体化して光学ブロックを形
    成するとともに、前記光学ブロックを前記レンズマウン
    トに対して片持ちで固着する固着部材とを有することを
    特徴とする投射型表示装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の投射型表示装置にお
    いて、 前記偏光分離光学系と前記検光光学系とは兼用される共
    通の偏光ビームスプリッタを含み、 前記固着部材は、少なくとも前記偏光ビームスプリッタ
    を前記レンズマウントに固着することを特徴とする投射
    型表示装置。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の投射型表示装置にお
    いて、 前記色分解光学系および前記色合成光学系は、 第1プリズムと、 第2プリズムと、 第3プリズムと、 前記第1プリズムと前記第2プリズムとの間に配置さ
    れ、第1色光を透過して第2色光を反射する第1ダイク
    ロイック膜と、 前記第2プリズムと前記第3プリズムとの間に配置さ
    れ、前記第1色光および前記第2色光を透過して第3色
    光を反射する第2ダイクロイック膜とを含み、 前記反射型ライトバルブは、 前記第1プリズムを出射した第1色光を変調して前記第
    1プリズムへ反射する第1色用反射型ライトバルブと、 前記第2プリズムを出射した第2色光を変調して前記第
    2プリズムへ反射する第2色用反射型ライトバルブと、 前記第3プリズムを出射した第3色光を変調して前記第
    3プリズムへ反射する第3色用反射型ライトバルブとを
    含むことを特徴とする投射型表示装置。
  14. 【請求項14】請求項11に記載の投射型表示装置にお
    いて、 前記レンズマウントは、前記投射レンズと前記偏光分離
    光学系との間に1/4波長板を取り付ける1/4波長板
    取り付け部を有することを特徴とする投射型表示装置。
  15. 【請求項15】光源からの光を偏光分離する偏光分離光
    学系と、 画像信号に基づいて、前記偏光分離光学系を出射した偏
    光光を変調して反射する第1反射型ライトバルブと、 前記第1反射形ライトバルブを出射した光を入射し、入
    射光の特定の偏光成分を射出する検光光学系と、 前記検光光学系を出射した光を投射する投射レンズを取
    り付ける投射レンズ取り付け部と、前記検光光学系と前
    記投射レンズとの間に1/4波長板を取り付ける1/4
    波長板取り付け部とが形成されるレンズマウントとを有
    することを特徴とする投射型表示装置。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の投射型表示装置にお
    いて、 前記第1反射型ライトバルブとそれぞれ異なる色の偏光
    光を変調して反射する第2反射型ライトバルブと第3反
    射型ライトバルブとをさらに有し、 前記偏光分離光学系は、光源からの光を偏光分離および
    色分解し、前記第1反射型ライトバルブに特定偏光成分
    の第1色光を出射し、前記第2反射型ライトバルブに特
    定偏光成分の第2色光を出射し、前記第3反射型ライト
    バルブに特定偏光成分の第3色光を出射する偏光分離色
    分解光学系であり、 前記検光光学系は、前記第1反射型ライトバルブ、前記
    第2反射型ライトバルブ、および前記第3反射形ライト
    バルブを出射した光を入射し、入射光に対して色合成お
    よび検光する色合成検光光学系であることを特徴とする
    投射型表示装置。
  17. 【請求項17】光源光から特定の偏光成分を偏光分離
    し、複数の色に色分解する偏光分離色分解光学系と、 画像信号に基づいて、前記偏光分離色分解光学系を出射
    した各色光を、各色光ごとに変調して射出する複数のラ
    イトバルブと、 前記複数のライトバルブを出射した各色光を入射し、入
    射光から特定の偏光成分を検光して色合成する検光色合
    成光学系とを有する投射型表示装置であって、 前記偏光分離色分解光学系と前記検光色合成光学系と
    は、第1プリズムと、第2プリズムと、前記第1プリズ
    ムと前記第2プリズムとの間に配置され入射光を偏光分
    離する偏光分離膜とにより構成される偏光ビームスプリ
    ッタを共通に含み、 前記第1プリズムおよび前記第2プリズムの一方のプリ
    ズムの光を通過しない面と、前記偏光ビームスプリッタ
    に隣接する光学部材の光を通過しない面とにそれぞれ接
    着され、前記一方のプリズムと前記偏光ビームスプリッ
    タに隣接する光学部材を一体化する固着部材とをさらに
    有することを特徴とする投射型表示装置。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の投射型表示装置にお
    いて、 前記偏光ビームスプリッタに隣接する光学部材は、前記
    検光色合成光学系に含まれる色合成光学系であることを
    特徴とする投射型表示装置。
  19. 【請求項19】請求項17に記載の投射型表示装置にお
    いて、 前記固着部材は、接着剤注入穴が形成されており、 前記固着部材と前記偏光ビームスプリッタとは、前記接
    着剤注入穴に注入された接着剤により接着されることを
    特徴とする投射型表示装置。
  20. 【請求項20】画像信号に基づいて、第1色光を変調し
    て射出する第1色用ライトバルブと、 画像信号に基づいて、第2色光を変調して射出する第2
    色用ライトバルブと、 前記第1色用ライトバルブを出射した第1色光を入射面
    より入射し、入射した前記第1色光を出射面より出射す
    る第1プリズムと、 前記第2色用ライトバルブを出射した第2色光を入射面
    より入射し、入射した前記第2色光を全反射面により全
    反射し、さらに第1ダイクロイック膜により反射した後
    に前記全反射面より出射するとともに、前記第1ダイク
    ロイック膜を透過して入射した前記第1色光を前記全反
    射面より出射することにより、前記第1色光と前記第2
    色光とを色合成する第2プリズムと、 前記第2プリズムと空隙を介して配置され、前記第2プ
    リズムを出射した前記第1色光と前記第2色光とを入射
    し、入射した前記第1色光と前記第2色光の特定の偏光
    成分を出射する検光光学系とを有する投射型表示装置の
    光学ブロックの製造方法であって、 少なくとも前記第2プリズムの光を通過しない面と前記
    検光光学系の光を通過しない面とに第1固着部材を接着
    して取り付けることにより、前記第2プリズムと前記検
    光光学系とを固着する第1固着ステップを有することを
    特徴とする投射型表示装置の光学ブロックの製造方法。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の投射型表示装置の光
    学ブロックの製造方法において、 前記光学ブロックは、画像信号に基づいて、第3色光を
    変調して射出する第3色用ライトバルブと、 前記第3色用ライトバルブを出射した前記第3色光を入
    射面より入射し、入射した前記第3色光を出射面より前
    記第1プリズムへ出射する第3プリズムと、 前記第1プリズムと前記第3プリズムとの間に配置さ
    れ、前記第3色光を透過するとともに前記第1色光を反
    射する第2ダイクロイック膜とをさらに有し、 前記第1色光と前記第3色光とは前記第2ダイクロイッ
    ク膜を介して色合成され、 前記第3プリズムの出射面と前記第1プリズムの入射面
    とは前記第2ダイクロイック膜を介して接着されてお
    り、 前記第1プリズムおよび前記第3プリズムの少なくとも
    一方のプリズムの光を通過しない面と、前記第2プリズ
    ムの光を通過しない面とに第2固着部材を接着して取り
    付けることにより、前記第2プリズムに対して前記第1
    プリズムおよび前記第3プリズムを固着する第2固着ス
    テップをさらに有することを特徴とする投射型表示装置
    の光学ブロックの製造方法。
  22. 【請求項22】請求項20に記載の投射型表示装置の光
    学ブロックの製造方法において、 前記光学ブロックは、前記第2プリズムを出射した前記
    第1色光と前記第2色光とを投射する投射レンズを取り
    付けるレンズマウントをさらに有し、 前記レンズマウントと前記検光光学系とを第3固着部材
    で固着する第3固着ステップをさらに有することを特徴
    とする投射型表示装置の光学ブロックの製造方法。
  23. 【請求項23】請求項22に記載の投射型表示装置の光
    学ブロックの製造方法において、 前記第1固着部材と前記第3固着部材とは単一の部材で
    構成され、 前記第1固着ステップおよび前記第3固着ステップは、
    前記レンズマウントと前記検光光学系と前記第2プリズ
    ムとを前記単一の部材で固着することを特徴とする投射
    型表示装置の光学ブロックの製造方法。
  24. 【請求項24】請求項23に記載の投射型表示装置の光
    学ブロックの製造方法において、 前記投射型表示装置の光学ブロックは、 画像信号に基づいて、第3色光を変調して射出する第3
    色用ライトバルブと、 前記第1プリズムに接着され、前記第3色用ライトバル
    ブを出射した前記第3色光を入射面より入射し、入射し
    た前記第3色光を出射面より前記第1プリズムへ出射す
    る第3プリズムと、 前記第1プリズムと前記第3プリズムとの間に配置さ
    れ、前記第3色光を透過するとともに前記第1色光を反
    射する第2ダイクロイック膜と、 前記第1プリズムおよび前記第3プリズムの少なくとも
    一方のプリズムの光を通過しない面と、前記第2プリズ
    ムの光を通過しない面とに接着して取り付けられ、前記
    第2プリズムに対して前記第1プリズムおよび前記第3
    プリズムを固着する第2固着部材をさらに有し、 前記第1固着部材と前記第2固着部材とは単一の部材で
    あり、 前記第1固着ステップおよび前記第3固着ステップは、
    前記単一部材により前記レンズマウント、前記検光光学
    系、前記第1プリズム、前記第2プリズムおよび前記第
    3プリズムを固着することを特徴とする投射型表示装置
    の光学ブロックの製造方法。
  25. 【請求項25】請求項20に記載の投射型表示装置の光
    学ブロックの製造方法において、 前記光学ブロックは、画像信号に基づいて、第3色光を
    変調して射出する第3色用ライトバルブと、 前記第3色用ライトバルブを出射した前記第3色光を入
    射面より入射し、入射した前記第3色光を出射面より前
    記第1プリズムへ出射する第3プリズムと、 前記第1プリズムと前記第3プリズムとの間に配置さ
    れ、前記第3色光を透過するとともに前記第1色光を反
    射する第2ダイクロイック膜とをさらに有し、 前記第1色光と前記第3色光とは前記第2ダイクロイッ
    ク膜を介して色合成され、 前記第1プリズムと前記第2プリズムと前記第3プリズ
    ムとのそれぞれの光を通過しない面に第2固着部材を接
    着して取り付けることにより、前記第1プリズムと前記
    第2プリズムと前記第3プリズムとを固着する第2固着
    ステップをさらに有することを特徴とする投射型表示装
    置の光学ブロックの製造方法。
  26. 【請求項26】請求項20に記載の投射型表示装置の光
    学ブロックの製造方法において、 前記第1固着部材は、接着剤注入穴が形成されており、 前記第1固着ステップは、前記第1固着部材と前記検光
    光学系とを前記接着剤注入穴に接着剤を注入して接着す
    ることを特徴とする投射型表示装置の光学ブロックの製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006010954A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Fujinon Corp 投写型画像表示装置
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US7246907B2 (en) 2002-12-06 2007-07-24 Hitachi, Ltd. Projection type image display apparatus using reflective image display elements, reflective polarizing plates and auxiliary analyzers

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