JP2001249392A - カメラ用データ写込み装置およびこれを備えたカメラ並びに写込み装置用日時設定装置 - Google Patents

カメラ用データ写込み装置およびこれを備えたカメラ並びに写込み装置用日時設定装置

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JP2001249392A
JP2001249392A JP2000060883A JP2000060883A JP2001249392A JP 2001249392 A JP2001249392 A JP 2001249392A JP 2000060883 A JP2000060883 A JP 2000060883A JP 2000060883 A JP2000060883 A JP 2000060883A JP 2001249392 A JP2001249392 A JP 2001249392A
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Satoshi Kinoshita
悟志 木下
Emi Hosaka
恵美 保坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写込み機能を損なうことなく、部品点数およ
び組立工数を削減して低コストで単純な構造のカメラ用
データ写込み装置およびこれを備えたカメラ並びに写込
み装置用日時設定装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 カメラの裏蓋に収容され、モニタ表示パ
ネルを省略したカメラ用データ写込み装置1であって、
フィルム側に配設した表保護プレート2aと、裏蓋側に
配設した裏保護プレート2bと、表保護プレート2aお
よび裏保護プレート2b間に収容した回路基板3とを備
えると共に、回路基板3のフィルム側の面に、フィルム
にデータを写し込むための写込み表示パネル5、写込み
光源となるランプ6、計時用の水晶発振子7および制御
用の電子部品8を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影されたフィル
ムに日付けや時刻等の撮影データを写し込むカメラ用デ
ータ写込み装置およびこれを備えたカメラ並びに写込み
装置用日時設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカメラ用データ写込み装
置として、例えば特開平9−101564号公報に記載
のものが知られている。このデータ写込み装置は、表保
護プレートと裏保護プレートとで回路基板をサンドイッ
チすると共に、表保護プレートと回路基板との間に写込
み表示パネルを収容し、且つ裏保護プレートと回路基板
との間にモニタ表示パネルを収容して、構成されてい
る。また、回路基板には、写込み光源となるランプ、計
時用の水晶発振子および制御用のICなどが組み込まれ
ると共に、その表裏両面に回路配線が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のデー
タ写込み装置では、カメラ側の電源から電力の供給を受
ける構成であるため、電源を持たない簡易なカメラやレ
ンズ付きフィルム(いわゆる使捨てカメラ)などには、
搭載できない不具合があった。また、写込み表示パネル
に加えモニタ表示パネルを有しているため、全体として
コスト高となり、この点でもレンズ付きフィルムなどに
は、搭載し難いものとなっていた。さらに、モニタ表示
パネル用の回路配線などが、回路基板の裏面にも形成さ
れるため、回路基板の構造が複雑になると共に、マウン
ト部品の実装工程が複雑になる問題があった。
【0004】本発明は、写込み機能を損なうことなく、
部品点数および組立工数を削減して低コストで単純な構
造のカメラ用データ写込み装置およびこれを備えたカメ
ラ並びに写込み装置用日時設定装置を提供することをそ
の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラ用データ
写込み装置は、カメラの裏蓋部分に収容され、モニタ表
示パネルを省略したカメラ用データ写込み装置であっ
て、フィルム側に配設した表保護プレートと、その逆側
に配設した裏保護プレートと、表保護プレートおよび裏
保護プレート間に収容した回路基板とを備えると共に、
回路基板のフィルム側の面に、フィルムにデータを写し
込むための写込み表示パネル、写込み光源となるラン
プ、計時用の水晶発振子および制御用の電子部品を備え
たことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、モニタ表示パネルを省
略しているため、これに付随する日時設定スイッチ等も
省略することになり、部品点数および組付工数を削減す
ることができる。さらに、モニタ表示パネル用の制御系
を省略することができる。また、写込み表示パネル、ラ
ンプ、水晶発振子および電子部品を回路基板のフィルム
側の面に配設しているため、これらの実装を回路基板の
表側に対してのみに行えばよく、且つこれらを接続する
回路配線を回路基板の表側にのみ形成すればよい。した
がって、回路基板の形成および実装作業を単純化するこ
とができる。なお、本装置は、レンズ付きフィルム(使
捨てカメラ)にあっては、裏蓋に相当する部分に収容さ
れる。
【0007】この場合、回路基板のフィルム側の面に、
表保護プレートを貫通して配設した写込み専用のコイン
型電池を、更に備えることが好ましい。
【0008】この構成によれば、コイン型電池を搭載す
ることで、電源を持たない簡易なカメラやレンズ付きフ
ィルムなどにも搭載可能となり、汎用性を高めることが
できる。
【0009】これらの場合、表保護プレートには、写込
み表示パネルが臨む写込み開口が形成されており、写込
み開口には、ランプの写込み光を遮蔽可能なシャッター
が組み込まれ、シャッターは、外部から開閉操作可能に
構成されていることが、好ましい。
【0010】同様に、回路基板には、ランプの発光動作
をキャンセル可能な発光キャンセルスイッチが実装さ
れ、発光キャンセルスイッチは、外部からON−OFF
操作可能に構成されていることが、好ましい。
【0011】これらの構成によれば、外部からシャッタ
ー或いは発光キャンセルスイッチを操作することによ
り、日時等をフィルムに写し込む場合と、写し込まない
場合とを、ユーザーが任意に選択することができる。な
お、本装置を裏蓋を有するカメラに搭載した場合には、
裏蓋を開放した状態でこれらを操作可能とすることが、
好ましい。
【0012】これらの場合、回路基板には、外部からモ
ード切替を含む日時合わせ用のデート信号を入力可能
な、日時合わせ用接点が設けられていることが、好まし
い。
【0013】この構成によれば、装置自体で日時合わせ
を行うことはできないが、日時合わせ用接点を用いて、
これが搭載されるカメラや専用装置から必要なデート信
号を入力し、日時合わせを行うことができる。これによ
り、製品出荷時以外でも、日時合わせが可能となる。
【0014】これらの場合、回路基板には、外部から写
込み用のトリガ信号を入力可能な、写込み用接点が設け
られていることが、好ましい。
【0015】この構成によれば、装置自体で写込み操作
を行うことはできないが、写込み用接点を用いて、これ
が搭載されるカメラ側からのトリガ信号の入力によりデ
ータの写込みが可能となる。なお、トリガ信号は、カメ
ラ側のレリーズ信号でもよいし、他の専用信号でもよい
が、両信号を入力可能とする場合には、これらを分ける
べく写込み用接点を2つの接点で構成する。
【0016】本発明の写込み装置用日時設定装置は、請
求項5に記載のカメラ用データ写込み装置にデート信号
を出力可能な、写込み装置用日時設定装置であって、カ
メラ用データ写込み装置をセット可能なセット部と、セ
ットしたカメラ用データ写込み装置の日時合わせ用接点
に接続されるプローブと、プローブを介してカメラ用デ
ータ写込み装置にデート信号を出力する装置本体とを有
することを特徴とする。
【0017】この構成によれば、製品出荷時や時差を考
慮した設定変更時に、日時合わせを簡単に行うことがで
きる。
【0018】本発明のカメラは、請求項6に記載のカメ
ラ用データ写込み装置を備えたカメラであって、カメラ
本体は、写込み用接点を介してトリガ信号となるレリー
ズ信号を出力可能に構成され、且つレリーズ信号を、カ
メラ用データ写込み装置に出力するか否かを選択するな
選択スイッチを有していることを特徴とする。
【0019】この構成によれば、カメラ本体のレリーズ
信号によりデータの写込みが可能となると共に、選択ス
イッチにより、カメラ本体側で写込みを行うか否かの選
択を行うことができる。なお、この選択スイッチは上記
の発光キャンセルスイッチと同一の機能を有する。
【0020】本発明の他のカメラは、請求項6に記載の
カメラ用データ写込み装置を備えたカメラであって、カ
メラ本体は、写込み用接点を介してトリガ信号を出力可
能に構成され、且つトリガ信号を出力する、レリーズと
は別の写込みスイッチを有していることを特徴とする。
【0021】この構成によれば、レリーズとは別の写込
みスイッチにより、カメラ本体側からそのレリーズの操
作とは関係なく、データの写込みが可能となる。また、
写込みスイッチを操作しなければ、データを写し込まな
いとする選択も可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態に係るカメラ用データ写込み装置およ
びこれを備えたカメラ並びに写込み装置用日時設定装置
について説明する。このデータ写込み装置は、カメラ本
体の裏蓋に組み込まれ、カメラ本体のフィルムに、日付
け、時刻等(データ)を裏側から写し込むものである。
図1はデータ写込み装置の外観図であり、図2はその分
解斜視図である。両図に示すように、このデータ写込み
装置1は、表保護プレート2aと裏保護プレート2bと
から成るケース体2の内部に、回路基板3を挟んで構成
されている。また、表保護プレート2aを貫通するよう
にして、写込み専用のコイン型電池4が搭載されてい
る。
【0023】表保護プレート2aと回路基板3との間に
は、写込み表示パネル5がこれらに挟持されるようにし
て配設され、また回路基板3の表面には、表保護プレー
ト2aにより保護されるようにして、写込み光源となる
ランプ6、計時用の水晶発振子7および制御用のIC8
などが実装されている。なお、図示していないが、回路
基板3の表面には、構成部品間を接続する回路配線が形
成されている。
【0024】表保護プレート2aは、カメラ本体のフィ
ルム側に配設されおり、回路基板3の各種の端子などが
臨む切欠き部10を有して、略方形に形成されている。
また、表保護プレート2aには、裏面側から上記の写込
み表示パネル5が臨む写込み開口部11が突出形成され
ると共に、この写込み開口部11を逃げた位置に、上記
のコイン型電池4を装着するための貫通開口12が形成
されている。写込み開口部11は、裏蓋107に設けた
フィルム押さえ板106を貫通し、微小間隔を存してフ
ィルム103に面している(図4参照)。
【0025】貫通開口12は、コイン型電池4の外周面
と相補的形状の内周面を有して円形に形成され、装着し
たコイン型電池4を径方向に保持できるようになってい
る。貫通開口12の縁部には、後述するプラス接続端子
31が掛け止めされる一対の掛止受け部13,13が形
成されており、一対の掛止受け部13,13は相互に1
80°点対称位置に配設されている。(詳細は後述す
る)。一方、表保護プレート2aの内面側には、分散す
るようにして複数本(6本)のかしめピン14が一体に
形成され、このかしめピン14に回路基板3および裏保
護プレート2bを挿通して熱かしめを行うことにより、
表保護プレート2a、回路基板3および裏保護プレート
2bが一体的に組み立てられている。
【0026】裏保護プレート2bは、カメラ本体の裏蓋
側に配設されており、表保護プレート2aのかしめピン
14に対応する複数の挿通孔16が形成されている。ま
た、上記ランプ6の光路に面する部分には、フィルムに
コヒーレントな光を照射すべく、断面三角形の複数の突
起17が形成されている。図示では省略しているが、表
保護プレート2aにもこの複数の突起17に対応して複
数の突起が形成されており、ランプ6の光路に複数のス
リット部を構成している。なお、図中の符号18は、ラ
ンプ6の光軸に対し45°の角度で配設されたミラーで
あり、このミラー18により、ランプ6の照射光(写込
み光)は直角に屈曲し、写込み表示パネル5を通過して
フィルムに照射される。
【0027】写込み表示パネル5は、対面するフィルム
に日付け、時刻等を写し込む際のマスクを構成するもの
であり、日付け、時刻等を透明部分で表示する透過型の
ものである。写込み表示パネル5は、写込み用LCD5
aと、これを保持するLCDホルダ5bとで一体に形成
されており、表保護プレート2aの写込み開口部11に
内側から嵌合した状態で、回路基板3との間に介在させ
たコネクタゴム19で押圧固定され、且つ回路基板3側
と電気的に接続されている。
【0028】図2および図3に示すように、回路基板3
の表面には、ランプ6、水晶発振子7およびモールドさ
れた制御用のIC8が実装されると共に、制御用のIC
8に付随する各種チップコンデンサ20、および外部入
力用の各種接点21,22,23,24が実装されてい
る(詳細は後述する)。また、2つのプラス電源用ラン
ド25,25および2つのマイナス電源用ランド26,
26が形成され、2つのプラス電源用ランド25,25
にはプラス接続端子31が、2つのマイナス電源用ラン
ド26,26にはマイナス接続端子32が、それぞれ接
続されるようになっている(詳細は後述する)。
【0029】ランプ6は、写込み用表示パネル5をマス
クとして、これに表示した日付け、時刻等をフィルムに
露光(写し込む)するものであり、タングステンランプ
やLEDランプ等で構成されている。また、外部入力用
の各種接点には、写込みのためのトリガ信号を入力する
写込み用接点21と、写込みのためのON信号を入力す
る写込みON用接点22と、写込みをキャンセルするた
めのキャンセル信号を入力する写込みキャンセル用接点
23と、モード切替および日時合わせのためのデート信
号を入力する日時合わせ用接点24とが設けられてい
る。なお、これらの接点の一部または前部を回路基板3
の裏面に設けるようにしてもよい。
【0030】写込み用接点21は、例えば図4に示すカ
メラ本体100のレリーズ(ON)101から出力され
るレリーズ信号を、写込み(ランプ点灯)のためのトリ
ガ信号として入力する。この場合には、レリーズ101
の押釦に同期してデータの写込みが行われる。写込みO
N用接点22は、例えば同図に示すように、カメラ本体
100のレリーズ101とは別に写込みスイッチ102
を設けた場合に、そのON信号を入力する。この場合の
データの写込みは、レリーズ101とは同期せず、写し
込むか否かを含め、フィルム103を巻き上げるまでに
適宜、ユーザーが写込みスイッチ102をONすること
で、データの写込みが行われる。
【0031】写込みキャンセル用接点23は、レリーズ
101の押釦に同期してデータの写込みが行われる場合
であって、例えば同図に示すように、カメラ本体100
に設けたキャンセルスイッチ104或いはデータ写込み
装置1自体に設けた発光キャンセルスイッチ(後述)1
10により、写込みをキャンセルするキャンセル信号を
を入力する。日時合わせ用接点24は、例えば同図に示
すのように、カメラ本体100が日付表示等のカウンタ
ー105がある場合に、そのデート信号を入力する。こ
の場合には、カメラ本体100が持つ日時データと同一
のデータにより写込みが行われる。
【0032】なお、日時合わせ用接点24を利用したデ
ート信号の入力は、例えば図5に示すような、日時設定
装置130で行うようにしてもよい。日時設定装置13
0は、データ写込み装置1をセットするセットテーブル
131と、セットしたデータ写込み装置1の日時合わせ
用接点24に接続されるブローブ132と、ブローブ1
32を介してデート信号を出力する装置本体133とで
構成されている。装置本体133には、セットボタンや
セレクトボタン等のボタン群134が設けられ、ディス
プレイ135を見ながら日付け、時刻等を入力設定がで
きるようになっている。なお、日時設定装置130は、
出荷元に備える他、DPE等に備えることが望ましい。
【0033】ところで、カメラ本体100のレリーズ1
01に同期させてデータの写込みを行う場合には、撮像
対象により或いはデート信号の不具合により、データを
写し込まないとする選択を行えることが好ましい。図6
および図7は、このような要望に応える構造のデータ写
込み装置(他の実施形態)1である。図6の実施形態で
は、写込み表示パネル5が臨む写込み開口部11に、ラ
ンプ6の写込み光を遮蔽するシャッター120を組み込
んでいる。このシャッター120は、スライド式のシャ
ッターであり、シャッター摘み121を左右に操作する
ことで、シャッター本体122が開閉し、写込み開口部
11の開放および閉塞が可能になる。この場合、シャッ
ター120を閉位置に移動させておけば、レリーズ信号
によりランプ6が点灯しても、写込み光を遮蔽されデー
タの写込みは行われない。そして、図4に示すように、
このシャッター摘み121は、カメラ本体100のフィ
ルム押さえ板106の表面に露出しており、裏蓋107
を開放して操作できるようになっている。
【0034】図7の実施形態では、表保護プレート2a
を貫通して回路基板3上に、上記の写込みキャンセル用
接点23に接続された発光キャンセルスイッチ110が
設けられている。発光キャンセルスイッチ110をON
(或いはOFF)しておくことで、レリーズ信号がキャ
ンセルされ、レリーズ101を押釦してもランプ6は点
灯せず、データの写込みは行われない。この場合も、発
光キャンセルスイッチ110は、カメラ本体100の裏
蓋107を開放して操作できるようになっている(図4
参照)。なお、データ写込み装置1をレンズ付きフィル
ムなどの使捨て形式のカメラ本体に搭載する場合には、
上記のシャッタ摘み121や発光キャンセルスイッチ1
10は、カメラ本体の外部に突出させ、外部から操作可
能とすることが、好ましい。
【0035】次に、図2、図3および図8を参照して、
コイン型電池4廻りの構造について詳細に説明する。上
述したように、コイン型電池4は、プラス電極4aをフ
ィルム側(表側)に、マイナス電極4bを回路基板3側
(裏側)に向けた姿勢で、表保護プレート2aの貫通開
口12に挿入され、この状態で表側に配設したプラス接
続端子31、および裏側に配接したマイナス接続端子3
2により、回路基板3から幾分浮いた状態に挟持されて
いる。なお、コイン型電池4は、これが搭載されるカメ
ラの耐用年数に合わせた容量のものとするが、これを充
電可能な2次電池としてもよい。かかる場合には、小型
のコイン型電池とする。
【0036】マイナス接続端子32は、導電性を有する
板ばねをプレス加工して形成され、上記のマイナス電源
用ランド26に接続される導電部41と、コイン型電池
4の裏面中央部(マイナス電極4b)に接続される接点
部42とで、一体に形成されている。導電部41は、回
路配線(図示せず)を跨ぐように「Ω」字状に屈曲形成
され、2箇所の導電部位41a,41aで上記2つのマ
イナス電源用ランド26,26に半田付けされている。
そして、この2箇所の半田付けにより、マイナス接続端
子32およびマイナス電源用ランド26間における接続
の信頼性を高めている。
【0037】接点部42は、導電部41に連なる基部4
3と、基部43から二股に延びる2本の接触ばね部4
4,44とで構成され、各接触ばね部44の先端には、
コイン型電池4の裏面に直接接触する接触部位44aが
突出形成されている。すなわち、接触ばね部44のばね
力により、接触部位44aが下側からコイン型電池4の
裏面に圧接されている。この場合、導電部41はコイン
型電池4の投影部の外側に位置しており、ばね性を有し
てコイン型電池4に圧接される接点部42の長さを十分
に長く執れるようになっている。この場合も、2本の接
触ばね部44,44により、マイナス接続端子32およ
びコイン型電池4のマイナス電極4b間における接続の
信頼性を高めている。
【0038】回路基板3における2本の接触ばね部4
4,44が面する部分には逃げ開口33が形成されてお
り、先上がりに屈曲形成された2本の接触ばね部44,
44は、この逃げ開口33に臨むように配設されてい
る。これにより、コイン型電池4の揺れに追従して接触
ばね部44が揺動しても、接触ばね部44が回路配線3
に接触するなどの不具合を回避することができる。ま
た、コイン型電池4を回路基板3に近づけて配置するこ
とができる。なお、コイン型電池4は、衝撃などで揺れ
ても回路基板3に接触しない程度に近づけて配置する
が、回路配線3への接触を確実に防止すべく、回路基板
3上に複数(2〜3個)のストッパ突起を設けるように
してもよい。或いは、回路基板3のコイン型電池4が面
する部分には回路配線を行わない構造にしてもよい。
【0039】図9は、コイン型電池4廻りの他の実施形
態であり、この実施形態では、回路基板3のコイン型電
池4が面する部分に円形開口34が形成されている。す
なわち、円形開口34は、表保護プレート2aに形成し
た上記の貫通開口12に連なり、且つほぼ同一の大きさ
(同一径)に形成されている。これにより、コイン型電
池4は、その下部がわずかに円形開口34に挿入される
ようにして、装着される。このような構成では、接触ば
ね部44の逃げ空間をとることができると共に、コイン
型電池4を円形開口34に挿入した分、データ写込み装
置1全体を薄型化することができる。
【0040】プラス接続端子31は表保護プレート2a
に掛け止めされて、コイン型電池4を押さえており、表
保護プレート2aの貫通開口12を電池ケースと見立て
た場合の蓋体的な形態を有している。プラス接続端子3
1もマイナス接続端子32と同様に、導電性を有する板
ばねをプレス加工して形成されており、蓋体的な形態を
有する端子本体51と、端子本体51から延在する導電
部52、接点部53および一対の掛止部54,54と
で、一体に形成されている。
【0041】端子本体51は、略菱形平板状に形成さ
れ、コイン型電池4を径方向に跨ぐように配設されてい
る。一対の掛止部54,54は、端子本体51の両端部
の延長部分を折り曲げ、この部分に方形の切欠き孔54
aを形成したものであり、上記の表保護プレート2aに
形成した各掛止受け部13のフック部13aにこの切欠
き孔54aがそれそれ掛け止めされるようになってい
る。すなわち、表保護プレート2aの両掛止受け部1
3,13に両掛止部54,54を位置合わせした後、プ
ラス接続端子31を押し込むと、両掛止部54,54が
押し開かれ、いわゆるスナップイン形式で両掛止受け部
13,13に係止される。これにより、マイナス接続端
子32を受けとして、貫通開口12に投入されたコイン
型電池4を押さえるようにプラス接続端子31が、表保
護プレート2aに装着される。
【0042】導電部52は、一対の導電ばね部56,5
6から成り、各導電ばね部56は掛止部54の近傍から
延在し、斜め下方に向かって延びている。各導電ばね部
56の先端部は反るように屈曲しており、この部分で上
記のプラス電源用ランド25にそれぞれ接続されてい
る。すなわち、プラス接続端子31を表保護プレート2
aに装着した状態で、一対の導電ばね部56,56は回
路基板3上の2つのプラス電源用ランド25,25に圧
接されるようになっている。この場合も、一対の導電ば
ね部56,56により、プラス接続端子31およびプラ
ス電源用ランド25間における接続の信頼性を高めてい
る。
【0043】図10は、プラス接続端子31の他の実施
形態を表している。この実施形態では、プラス接続端子
31が略三角形の平面形状を有し、3つの角部に設けた
掛止部54,54,54により、表保護プレート2aに
形成した3つの掛止受け部13,13,13に掛け止め
されている。そして、手前の1つの掛止部54の基部か
ら、左右に導電部52,52が延在している。このよう
な構成では、プラス接続端子31を表保護プレート2a
に安定に保持することができると共に、一対の導電ばね
部56,56の2つのプラス電源用ランド25,25へ
の圧接をより安定なものとすることができる。
【0044】なお、図11示すように(他の実施形
態)、導電ばね部56は掛止部54の近傍ではなく、掛
止部54の先端に延設するようにしてもよい。すなわ
ち、掛止部54の先端を延長し、反るように屈曲させて
導電ばね部56を形成する。この実施形態では、スナッ
プイン形式で掛止部54を掛止受け部13に係止した状
態で、導電ばね部56がプラス電源用ランド25に圧接
状態となる。もちろん、同図に示すように、一対の導電
ばね部56,56のうち一方のみ、上記の構造としても
よい。
【0045】接点部53は、一対の接触ばね部57,5
7から成り、コイン型電池4の表面中央部(プラス電極
4a)にそれぞれ接続されている。一対の接触ばね部5
7,57、端子本体51の中央部分を略「S」字状に切
り抜き、その残余部分の2片を斜め下方に折り曲げて形
成されている。これにより、一対の接触ばね部57,5
7は、相互に隣接し且つ相互に反転した配置となってい
る。また、各接触ばね部57の先端には、マイナス接続
端子32の場合と同様に、コイン型電池4の表面に直接
接触する接触部位57aが突出形成されている。すなわ
ち、接触ばね部57のばね力と端子本体51のばね力に
より、接触部位57aが上側からコイン型電池4の表面
に圧接されている。
【0046】この場合も、2本の接触ばね部57,57
により、プラス接続端子31およびコイン型電池4のプ
ラス電極4a間における接続の信頼性を高めている。特
に、一対の接触ばね部57,57を相互に反転した配置
としているため、圧接力のバランスが良好になると共
に、相互の接触部位57a,57aを対角位置に配設す
ることができるため、より一層、接続の信頼性を高める
ことができる。また、「S」字状の切抜きにより、端子
本体51の剛性の低下を最小限に押さえることができ
る。
【0047】さらに、図3に示すように、コイン型電池
4を挟持するように配設した、プラス接続端子31の接
触部位57a,57aとマイナス接続端子32の接触部
位44a,44aとは、平面視略十字状に配設されてい
る。より具体的には、一方の2つの接触部位57a,5
7aを結んだ線と、他方の2つの接触部位44a,44
aを結んだ線とが、略十字状に交わっている。このた
め、コイン型電池4の揺動が偏ることなく、軸線方向に
規制される。したがって、この点でも、両接触部位57
a,44aの接続の信頼性を高めることができる。
【0048】以上の構成では、コイン型電池4は、軸方
向において、回路基板3に固定したマイナス接続端子3
2と表保護プレート2aに装着したプラス接続端子31
とにより、挟持されるようにして支持され、径方向にお
いて、表保護プレート2aに形成した貫通開口12によ
り、囲繞されるようにして保持される。すなわち、プラ
ス接続端子31、マイナス接続端子32および貫通開口
12により、コイン型電池4の保持機構が構成されてい
る。なお、この実施形態では、プラス接続端子31を表
保護プレート2aに掛止め(装着)しているが、これを
回路基板3に掛止め(装着)するようにしてもよい。か
かる場合には、コイン型電池4に対するプラス接続端子
31とマイナス接続端子32の挟持力が、表保護プレー
ト2aや回路基板3との接続部分等に逃げてしまうのを
極力防止することができる。
【0049】以上のように本実施形態によれば、モニタ
表示パネルを搭載しないため、これに付随する日時設定
スイッチ等も搭載しない構成となり、部品点数および組
付工数を削減することができる。同時に、モニタ表示パ
ネル用の制御系も省略することができる。また、写込み
表示パネル5、ランプ6、水晶発振子7等の実装部品
を、回路基板3の表面にのみ配設しているため、回路基
板3を簡単に製造することができる。したがって、デー
タ写込み装置1を低コストなものとすることができる。
さらに、写込み専用のコイン型電池4を搭載しているた
め、電源を持たない簡易なカメラにも搭載することがで
きる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明のカメラ用データ写
込み装置によれば、モニタ表示パネルを省略しているた
め、部品点数および組付工数を削減することができると
共に、写込み表示パネル、ランプ、水晶発振子および電
子部品を回路基板のフィルム側の面に配設しているた
め、実装作業を単純化することができる。したがって、
写込み機能を損なうことなく、単純な構造とすることが
できると共に低コストで製造することができる。
【0051】また、本発明の写込み装置用日時設定装置
によれば、モニタ表示パネルや日時設定スイッチが無い
データ写込み装置に対し、日時合わせを簡単に行うこと
ができる。
【0052】さらに、本発明のカメラによれば、カメラ
本体のレリーズ操作に関わらず、データの写込みを行わ
ない選択、或いはレリーズ操作とは別の写込み操作を、
カメラ本体側で行うことができ、使い勝手の良好なもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ写込み装置の外
観斜視図である。
【図2】実施形態に係るデータ写込み装置の分解斜視図
である。
【図3】実施形態に係るデータ写込み装置の回路基板の
平面図である。
【図4】実施形態に係るデータ写込み装置が搭載された
カメラの外観斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に係る日時設定装置の外観斜
視図である。
【図6】他の実施形態に係るデータ写込み装置の外観斜
視図である。
【図7】更に他の実施形態に係るデータ写込み装置の外
観斜視図である。
【図8】実施形態に係るデータ写込み装置のコイン型電
池廻りの分解斜視図である。
【図9】他の実施形態に係るコイン型電池廻りの分解斜
視図である。
【図10】他の実施形態に係るコイン型電池廻りの平面
図である。
【図11】他の実施形態に係るデータ写込み装置のコイ
ン型電池廻りの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 データ写込み装置 2a 表保護プ
レート 2b 裏保護プレート 3 回路基
板 4 コイン型電池 5 写込み表
示パネル 6 ランプ 7 水晶発振
子 8 IC 11 写込み開
口部 12 貫通開口 21 写込み
用接点 22 写込みON用接点 23 写込み
キャンセル接点 24 日時合わせ用接点 31 プラス
接続端子 32 マイナス接続端子 100 カメラ
本体 101 レリーズ 102 写込
みスイッチ 103 フィルム 104 キャ
ンセルスイッチ 107 裏蓋 110 発光
キャンセルスイッチ 120 シャッター 130 日時
設定装置 131 セットテーブル 132 プロ
ーブ 133 装置本体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの裏蓋部分に収容され、モニタ表
    示パネルを省略したカメラ用データ写込み装置であっ
    て、 フィルム側に配設した表保護プレートと、その逆側に配
    設した裏保護プレートと、前記表保護プレートおよび前
    記裏保護プレート間に収容した回路基板とを備えると共
    に、 前記回路基板のフィルム側の面に、フィルムにデータを
    写し込むための写込み表示パネル、写込み光源となるラ
    ンプ、計時用の水晶発振子および制御用の電子部品を備
    えたことを特徴とするカメラ用データ写込み装置。
  2. 【請求項2】 前記回路基板のフィルム側の面に、前記
    表保護プレートを貫通して配設した写込み専用のコイン
    型電池を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のカメラ用データ写込み装置。
  3. 【請求項3】 前記表保護プレートには、前記写込み表
    示パネルが臨む写込み開口が形成されており、 前記写込み開口には、前記ランプの写込み光を遮蔽可能
    なシャッターが組み込まれ、 前記シャッターは、外部から開閉操作可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ
    用データ写込み装置。
  4. 【請求項4】 前記回路基板には、前記ランプの発光動
    作をキャンセル可能な発光キャンセルスイッチが実装さ
    れ、 前記発光キャンセルスイッチは、外部からON−OFF
    操作可能に構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のカメラ用データ写込み装置。
  5. 【請求項5】 前記回路基板には、外部からモード切替
    を含む日時合わせ用のデート信号を入力可能な、日時合
    わせ用接点が設けられていることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載のカメラ用データ写込み装
    置。
  6. 【請求項6】 前記回路基板には、外部から写込み用の
    トリガ信号を入力可能な、写込み用接点が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    のカメラ用データ写込み装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のカメラ用データ写込み
    装置に前記デート信号を出力可能な、写込み装置用日時
    設定装置であって、 前記カメラ用データ写込み装置をセット可能なセット部
    と、 セットした当該カメラ用データ写込み装置の日時合わせ
    用接点に接続されるプローブと、 前記プローブを介して前記カメラ用データ写込み装置に
    デート信号を出力する装置本体とを有することを特徴と
    する写込み装置用日時設定装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のカメラ用データ写込み
    装置を備えたカメラであって、 カメラ本体は、前記写込み用接点を介して前記トリガ信
    号となるレリーズ信号を出力可能に構成され、 且つ前記レリーズ信号を、前記カメラ用データ写込み装
    置に出力するか否かを選択するな選択スイッチを有して
    いることを特徴とするカメラ用データ写込み装置を備え
    たカメラ。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のカメラ用データ写込み
    装置を備えたカメラであって、 カメラ本体は、前記写込み用接点を介して写込み用のト
    リガ信号を出力可能に構成され、 且つ前記トリガ信号を出力する、レリーズとは別の写込
    み用の写込みスイッチを有していることを特徴とするカ
    メラ用データ写込み装置を備えたカメラ。
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