JP2001249248A - 光ファイバの被覆形成装置 - Google Patents

光ファイバの被覆形成装置

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JP2001249248A
JP2001249248A JP2000060247A JP2000060247A JP2001249248A JP 2001249248 A JP2001249248 A JP 2001249248A JP 2000060247 A JP2000060247 A JP 2000060247A JP 2000060247 A JP2000060247 A JP 2000060247A JP 2001249248 A JP2001249248 A JP 2001249248A
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coating
tension
holding
gripping
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Toshio Shibata
俊生 柴田
Hidekazu Kojima
秀和 小嶋
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの外周側に良好な被覆を形成でき
る小型の被覆形成装置を提供する。 【解決手段】 ベース1上に、光ファイバを把持する第
1の光ファイバ把持部3と、該第1の光ファイバ把持部
3による把持位置と光ファイバ長手方向に間隔を介した
位置で前記光ファイバを把持する第2の光ファイバ把持
部4を配設する。これら第1と第2の光ファイバ把持部
3、4に挟まれる態様で、光ファイバの外周側に被覆を
形成するリコート部2を設ける。第2の光ファイバ把持
部4には光ファイバ長手方向に移動する駆動モジュール
9を設け、第1の光ファイバ把持部3には光ファイバに
加えられる張力の大きさを検出するセンサ8を設ける。
リコート部2には樹脂注入型11に注入される被覆用樹
脂の気泡を除く振動モジュール12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ファイバ
心線の被覆除去部に新たな被覆を施すときなどに用いら
れる光ファイバの被覆形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの外周側に被覆を設けて形成
される光ファイバ心線が、光通信や光計測の分野等にお
いて広く用いられている。光ファイバ心線同士を接続す
る場合、従来は、接続部位の光ファイバの外周側に設け
られている被覆を剥ぎ、例えばその被覆除去部を接続部
材によって挟み込んで光ファイバ心線同士を接続してい
た。また、上記と同様にして被覆を剥いだ後、被覆除去
部を融着接続により接続し、その接続部位に熱収縮チュ
ーブを被せたりすることも行われていた。
【0003】ところで、近年、例えば光通信分野におけ
る通信容量の拡大などに伴い、光部品を高密度に実装す
る装置や機器の開発が行なわれるようになってきてい
る。それに伴い、光ファイバ心線を接続した後、接続部
位の被覆を再生する試みがなされ、光ファイバ心線の前
記被覆除去部に被覆を再生するリコータが注目されるよ
うになった。光ファイバ心線の被覆除去部の被覆を再生
すれば、前記接続部位に接続部材や熱収縮チューブを設
ける場合に比べ、接続部位の外形寸法を遥かに小さくす
ることができるのである。
【0004】図6には、前記リコータの一例が、光ファ
イバ心線の取り付け状態で示されている。同図に示すよ
うに、ベース1上に、操作部21と、被覆形成機構22
と、張力印加機構23とが並設されてリコータが形成さ
れており、操作部21は、表示部5と操作パネル6を有
している。
【0005】被覆形成機構22は、第1の光ファイバ把
持部3と、第2の光ファイバ把持部4と、リコート部2
とを有している。第1と第2の光ファイバ把持部3、4
は光ファイバ心線7を把持することによって光ファイバ
心線7が有する光ファイバを把持するものであり、第1
の光ファイバ把持部3は上板部3aと下板部3bを有
し、第2の光ファイバ把持部4は上板部4aと下板部4
bを有している。第2の光ファイバ把持部4は第1の光
ファイバ把持部3による把持位置と光ファイバ長手方向
に間隔を介した位置で前記光ファイバを把持する。
【0006】前記リコート部2は、第1と第2の光ファ
イバ把持部3、4に挟まれる態様で設けられており、光
ファイバの外周側に被覆を形成する被覆形成手段として
機能する。リコート部2は、図5に示されるように、被
覆用樹脂を注入する樹脂注入型11を備えた型収容パッ
ケージ19と、UVランプ13を備えた蓋部17とを有
しており、樹脂注入型11には樹脂注入溝20が形成さ
れている。UVランプ13は操作パネル6に電気的に接
続されている。
【0007】図6に示したように、前記張力印加機構2
3は、円筒形状のテスタヘッド24と、同じく円筒形状
の張力ヘッド25を有しており、テスタヘッド24には
光ファイバに加えられる張力の大きさを検出するセンサ
8が設けられ、張力ヘッド25には光ファイバに張力を
印加する駆動モジュール9が設けられている。駆動モジ
ュール9は操作パネル6に電気的に接続されている。
【0008】このリコータを用いて光ファイバ心線7の
被覆除去部に被覆を再生するときには、まず、光ファイ
バ心線7を被覆形成機構22にセットする。具体的に
は、リコート部2の蓋部17を開いて光ファイバ心線7
の被覆除去部を樹脂注入型11の樹脂注入溝20にセッ
トし、光ファイバ心線7の被覆除去部の両側は、それぞ
れ、第1と第2の光ファイバ把持部3、4で把持する。
その状態で、樹脂注入溝20に被覆形成用樹脂としての
UV硬化性樹脂を注入する。その後、リコート部2の蓋
部17を閉じて、操作パネル6を操作し、UVランプ1
3により紫外光照射して、UV硬化性樹脂を硬化させ
る。
【0009】そして、前記被覆除去部に被覆が再生され
た光ファイバ心線7をリコート部2および、第1と第2
の光ファイバ把持部3、4から外し、光ファイバ心線7
をテスタヘッド24と張力ヘッド25の外周側に巻き付
けて張力印加機構23にセットする。その状態で、操作
パネル6を操作して駆動モジュール9を駆動させ、張力
ヘッド25を光ファイバ長手方向(図の矢印方向)に移
動することにより、光ファイバ心線7の光ファイバに張
力を印加する。なお、このとき、センサ8によって光フ
ァイバに加えられる張力の大きさが検出され、表示部5
に表示される。
【0010】上記のようなリコータを用いると、光ファ
イバ心線7の被覆除去部の被覆を容易に再生することが
でき、接続部位の外形寸法を小さくすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記リ
コータは、ベース1上に、操作部21と、被覆形成機構
22と、張力印加機構23とを並設して形成されている
ので、装置が大型化してしまうといった問題があった。
【0012】また、上記リコータは、光ファイバ心線7
の被覆除去部の被覆をできるだけ元の状態に近い状態に
再生しようとするものであるから、図5に示すように、
樹脂注入型11の開口部30は狭くならざるを得ず、こ
の樹脂注入型11にUV硬化性樹脂を注入した際に発生
する気泡が樹脂中にとどまり、この気泡に起因して被覆
形成が良好に行なえないといった問題もあった。
【0013】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、光ファイバの外周
側に良好な被覆を形成することが可能な小型の光ファイ
バの被覆形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、第1の発明は、光ファ
イバを把持する第1の光ファイバ把持部と、該第1の光
ファイバ把持部による把持位置と光ファイバ長手方向に
間隔を介した位置で前記光ファイバを把持する第2の光
ファイバ把持部とがベース上に配設されており、該ベー
ス上には前記第1と第2の光ファイバ把持部に挟まれる
態様で、光ファイバの外周側に被覆を形成する被覆形成
手段が設けられており、前記第1と第2の光ファイバ把
持部の少なくとも一方側には光ファイバ長手方向に移動
する張力印加手段が設けられている構成をもって課題を
解決する手段としている。
【0015】また、第2の発明は、上記第1の発明の構
成に加え、前記第1と第2の光ファイバ把持部の少なく
とも一方側には光ファイバに加えられる張力の大きさを
検出するセンサが設けられている構成をもって課題を解
決する手段としている。
【0016】さらに、第3の発明は、上記第1又は第2
の発明の構成に加え、前記被覆形成手段は被覆用樹脂を
注入する樹脂注入型と、該樹脂注入型に注入される被覆
用樹脂の気泡を除く脱泡機構を有している構成をもって
課題を解決する手段としている。
【0017】上記構成の本発明においては、光ファイバ
を長手方向の互いに異なる位置で把持する第1と第2の
光ファイバ把持部に挟まれる態様で、光ファイバの外周
側に被覆を形成する被覆形成手段が設けられており、前
記第1と第2の光ファイバ把持部の少なくとも一方側に
は光ファイバ長手方向に移動する張力印加手段が設けら
れているので、被覆形成後に光ファイバを光ファイバ把
持部から外すことなく、張力印加手段が設けられている
側の光ファイバ把持部を光ファイバ長手方向に移動し
て、光ファイバに張力を印加することが可能となる。
【0018】そのため、本発明は、光ファイバに被覆を
形成する被覆形成機構と、光ファイバに張力を印加する
張力印加機構とを、それぞれ別々の部材により形成して
ベース上に並設した従来例に比べ、装置の小型化が可能
となる。
【0019】また、本発明において、被覆形成手段に、
樹脂注入型に注入される被覆用樹脂の気泡を除く脱泡機
構を設けることにより、被覆用樹脂に含まれる気泡に起
因して被覆が良好に行なわれないといった問題を回避す
ることが可能となり、被覆形成手段によって、光ファイ
バの外周側に良好な被覆を形成することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図1には、本発明に係る光ファイバ
の被覆形成装置の一実施形態例が示されている。
【0021】同図に示すように、本実施形態例でも従来
例と同様に、ベース1上に、光ファイバを把持する第1
と第2の光ファイバ把持部3、4を有しており、これら
の第1と第2の光ファイバ把持部3、4に挟まれる態様
でリコート部2が設けられているが、本実施形態例は従
来例と異なり、第2の光ファイバ把持部4に、光ファイ
バ長手方向に移動する張力印加手段としての駆動モジュ
ール9を設け、第1の光ファイバ把持部3には、光ファ
イバに加えられる張力の大きさを検出するセンサ8を設
けていることを特徴としている。
【0022】前記駆動モジュール9は、例えばモーター
やリニアアクチュエータにより構成されており、第2の
光ファイバ把持部4に把持された光ファイバ心線7を光
ファイバ長手方向(図の矢印方向)に移動し、それによ
り、光ファイバ心線7が有する光ファイバに張力を印加
する。また、前記センサは、例えば圧電センサやロード
セルにより構成されている。
【0023】本実施形態例において、リコート部2は、
樹脂注入型11に注入される被覆用樹脂の気泡を除く脱
泡機構としての振動モジュール12を有しており、この
ように、リコート部2に振動モジュール12を設けたこ
とも本実施形態例の特徴としている。振動モジュール1
2は超音波振動器により構成されている。
【0024】なお、図2には、実施形態例の装置を用い
た被覆形成工程と張力印加工程が正面図(図1のA方向
から見た図)によりが示されており、同図においては、
説明の都合上、センサ8、駆動モジュール9、振動モジ
ュール12および操作部21は省略して示している。同
図の(a)に示すように、本実施形態例において、第1
と第2の光ファイバ把持部3、4による光ファイバ心線
7の把持高さ(図のA)はリコート部2による光ファイ
バ心線7の把持高さ(図のB)よりも高い位置と成して
いる。
【0025】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例を用いて光ファイバ心線7の被覆除去
部に被覆を再生するときには、従来例のリコータを用い
た被覆再生時と同様に、光ファイバ心線7の被覆除去部
をリコート部2の樹脂注入型11の樹脂注入溝20にセ
ットし、光ファイバ心線7の被覆除去部の両側を、それ
ぞれ、第1と第2の光ファイバ把持部3、4で把持す
る。
【0026】その後、樹脂注入溝20に注入するUV硬
化性樹脂をUVランプ13で硬化させて被覆再生を行な
うが、本実施形態例では、リコート部2に振動モジュー
ル12を設けているために、UV硬化性樹脂の注入中又
は注入後に、操作パネル6の操作によって振動モジュー
ル12を駆動させて樹脂注入型11を振動させ、UV硬
化性樹脂中の気泡を除く。
【0027】また、被覆除去部に被覆を再生した後、本
実施形態例では、図2の(b)に示すように、リコート
部2の蓋部17を開いて被覆再生部を樹脂注入型11か
ら外し、その状態で操作パネル6を操作して駆動モジュ
ール9を駆動させ、第2の光ファイバ把持部4を光ファ
イバ長手方向(図の矢印方向)に移動することにより、
光ファイバ心線7に張力を印加し、光ファイバに張力を
印加する。
【0028】また、このとき、第1の光ファイバ把持部
3に設けたセンサ8によって光ファイバに加えられる張
力の大きさを検出し、表示部5に表示するので、センサ
8によって検出した張力検出値に基づき、駆動モジュー
ル9を駆動させ、適切な張力を光ファイバに印加するこ
とができる。
【0029】本実施形態例によれば、リコート部2に、
樹脂注入型11に注入されるUV硬化性樹脂の気泡を除
く振動モジュール12を設けてUV硬化性樹脂に含まれ
る気泡を脱泡してUV硬化性樹脂を硬化させるために、
UV硬化性樹脂中の気泡の影響を回避することができ、
リコート部2によって、光ファイバの被覆除去部に良好
な被覆を形成し、被覆再生を行なうことができる。
【0030】また、本実施形態例によれば、第2の光フ
ァイバ把持部4に駆動モジュール9を設けて光ファイバ
心線7を光ファイバ長手方向に移動し、この移動によっ
て光ファイバに印加される張力を第1の光ファイバ把持
部3に設けたセンサ8により検出するものなので、光フ
ァイバ心線7の被覆再生時に光ファイバ心線7を把持す
る第1と第2の光ファイバ把持部3、4によって、その
後の適切な張力印加も行なうことができる。
【0031】したがって、本実施形態例によれば、光フ
ァイバに被覆を形成する被覆形成機構22と、光ファイ
バに張力を印加する張力印加機構23とを、それぞれ別
々の部材により形成してベース上に並設した従来例に比
べ、装置を小型化することができるし、張力印加時に、
光ファイバ心線7を第1と第2の光ファイバ把持部3、
4から外してテスタヘッド24と張力ヘッド25に巻き
付けるといった従来の操作に比べ、操作性を格段に向上
させることができ、光ファイバ心線7を傷つけるといっ
たことも回避できる。
【0032】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記実施形態例では、振動モジュール12として超音波
振動器を適用したが、振動モジュール12としてモータ
等を適用してもよい。
【0033】また、図3の(a)に示すように、第1の
光ファイバ把持部3とリコート部2との間と、第2の光
ファイバ把持部4とリコート部2との間に、それぞれ、
リコート部2への光ファイバの位置決め具として機能す
る仮クランプ10(10a、10b)を設けてもよい。
この場合、仮クランプ10の構成は、例えば図4に示す
ようなものであり、光ファイバ挿入溝27を有するクラ
ンプベース28と、押え用ゴム16を備えた蓋部材18
を有し、蓋部材18は支点26を中心に、ピン15と一
体的に矢印C方向に傾動する構成とする。
【0034】このような構成の仮クランプ10を設けて
光ファイバの被覆形成装置を構成した場合、例えば図3
の(b)および図4の(a)に示すように、仮クランプ
10側に挿入した光ファイバ心線7を光ファイバ挿入溝
27に挿入して光ファイバ心線7を下側に押し下げる
と、ピン15が光ファイバ心線7に押されて傾動し、蓋
部18がピン15と一体的に傾動して蓋部18が閉じら
れる。そうすると、リコート部2の一端側において、光
ファイバ心線7が仮固定されるので、この状態でリコー
ト部2に光ファイバ心線7を挿入すると、光ファイバ心
線7のリコート部2への装着を非常に行ないやすくな
る。
【0035】さらに、上記実施形態例では、第1と第2
の光ファイバ把持部3、4による光ファイバ心線7の把
持高さをリコート部2による光ファイバ心線7の把持高
さよりも高い位置としたが、これらの高さは特に限定さ
れるものでなく適宜設定されるものであり、上記各高さ
をすべてほぼ同じ高さとしてもよい。ただし、上記実施
形態例のように、第1と第2の光ファイバ把持部3、4
による光ファイバ心線7の把持高さをリコート部2によ
る光ファイバ心線7の把持高さよりも高く形成すると、
被覆形成後の張力印加作業が行ないやすい。
【0036】さらに、上記実施形態例では、第1の光フ
ァイバ把持部3にセンサ8を設け、第2の光ファイバ把
持部4に駆動モジュール9を設けたが、その逆に、第1
の光ファイバ把持部3に駆動モジュール9を設け、第2
の光ファイバ把持部4にセンサ8を設けてもよいし、セ
ンサ8と駆動モジュール9を第1と第2の光ファイバ把
持部3、4の一方側に設けてもよいし、両方に設けても
よい。
【0037】さらに、上記実施形態例では、光ファイバ
心線7の被覆除去部に被覆を再生する例を述べたが、例
えば複数の光ファイバ心線7を並設した外周側に被覆を
形成し、光ファイバテープ心線を作製するときに、本発
明の光ファイバの被覆形成装置を適用することができ
る。なお、この場合は、複数の光ファイバ心線7を並設
できるような幅広の光ファイバ挿入凹部14を設けて樹
脂注入型11を形成する。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、光ファイバを長手方向
の互いに異なる位置で把持する第1と第2の光ファイバ
把持部に挟まれる態様で、光ファイバの外周側に被覆を
形成する被覆形成手段を設け、前記第1と第2の光ファ
イバ把持部の少なくとも一方側に、光ファイバ長手方向
に移動する張力印加手段を設けたものであるから、光フ
ァイバを第1と第2の光ファイバ把持部に把持した状態
で、被覆形成と張力印加を行なえる。そのため、本発明
は、光ファイバに被覆を形成する被覆形成機構と、光フ
ァイバに張力を印加する張力印加機構とをベース上に並
設した従来例に比べ、装置を小型化することができる。
【0039】また、第1と第2の光ファイバ把持部の少
なくとも一方側に、光ファイバに加えられる張力の大き
さを検出するセンサを設けた構成のものにおいては、光
ファイバに加えられる量力の大きさをセンサによって検
出することができ、この検出値に基づき、適切な張力を
光ファイバに印加することができる。
【0040】また、本発明において、被覆形成手段に、
樹脂注入型に注入される被覆用樹脂の気泡を除く脱泡機
構を設けることにより、被覆用樹脂に含まれる気泡に起
因して被覆が良好に行なわれないといった問題を回避す
ることができ、被覆形成手段によって、光ファイバの外
周側に良好な被覆を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバの被覆形成装置の一実
施形態例を示す要部構成図である。
【図2】上記実施形態例の装置を用いた被覆形成工程と
張力印加工程を模式的に示す説明図である。
【図3】本発明に係る光ファイバの被覆形成装置の他の
実施形態例を示す要部構成図である。
【図4】図3に示した実施形態例に用いられる仮クラン
プの蓋部の開状態(a)と閉状態(b)を示す説明図で
ある。
【図5】光ファイバの被覆形成装置に適用される光ファ
イバ形成手段を示す説明図である。
【図6】従来の光ファイバの被覆形成装置を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ベース 2 リコート部 3 第1の光ファイバ把持部 4 第2の光ファイバ把持部 7 光ファイバ心線 8 センサ 9 駆動モジュール 10 仮クランプ 11 樹脂注入型 12 振動モジュール 14 光ファイバ挿入凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを把持する第1の光ファイバ
    把持部と、該第1の光ファイバ把持部による把持位置と
    光ファイバ長手方向に間隔を介した位置で前記光ファイ
    バを把持する第2の光ファイバ把持部とがベース上に配
    設されており、該ベース上には前記第1と第2の光ファ
    イバ把持部に挟まれる態様で、光ファイバの外周側に被
    覆を形成する被覆形成手段が設けられており、前記第1
    と第2の光ファイバ把持部の少なくとも一方側には光フ
    ァイバ長手方向に移動する張力印加手段が設けられてい
    ることを特徴とする光ファイバの被覆形成装置。
  2. 【請求項2】 第1と第2の光ファイバ把持部の少なく
    とも一方側には光ファイバに加えられる張力の大きさを
    検出するセンサが設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の光ファイバの被覆形成装置。
  3. 【請求項3】 被覆形成手段は被覆用樹脂を注入する樹
    脂注入型と、該樹脂注入型に注入される被覆用樹脂の気
    泡を除く脱泡機構を有していることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の光ファイバの被覆形成装置。
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