JP3125030B2 - 光ファイバの端末処理台とそれを使用する光ファイバの処理方法 - Google Patents

光ファイバの端末処理台とそれを使用する光ファイバの処理方法

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JP3125030B2
JP3125030B2 JP32723792A JP32723792A JP3125030B2 JP 3125030 B2 JP3125030 B2 JP 3125030B2 JP 32723792 A JP32723792 A JP 32723792A JP 32723792 A JP32723792 A JP 32723792A JP 3125030 B2 JP3125030 B2 JP 3125030B2
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバの端末処
理台と、それを用いて融着接続やその後の補強その他の
処理を行う方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】光ファイ
バの融着接続及び接続後の処理は、従来は次のようにし
ていた。 光ファイバを専用の融着接続機に取り付けて、接続す
る。 融着の終わった光ファイバを、融着機から取り外し、
補強装置のところへ持って行って、補強部材などで補強
する。 高強度光ファイバの場合は、融着接続の後、光ファイ
バを加熱処理装置のところに移して、接続部を加熱処理
(アニーリング)することもある。
【0003】上記の場合は、次の点が問題となる。 各装置の必要な位置に光ファイバを取り付けるのに、
手間がかかる。 一つの装置から他の装置に光ファイバを移すとき、裸
状態の光ファイバ接続部に損傷を与える恐れがある。ま
た、過度のベンディングも与える恐れもある。 処理装置へ光ファイバを正確にセッティングするのに
手間がかかった。
【0004】
【課題を解決するための手段1】(1)特許請求の範囲
の請求項1,2に対応するもので、図1のように、開口
部14を有するベース台12の、前記開口部14の両側
に、クランプガイド16を設け、その上に光ファイバの
クランプ手段24を、長手方向(z方向)に沿って移動
できるように載置するするとともに、前記クランプ手段
を、押圧手段(バネ20など)によって前記光ファイバ
の反突合せ方向に向かって押圧付勢するようにして、光
ファイバをピンと張るようにしたカセット式の光ファイ
バの端末処理台10を用意する。 (2)この端末処理台10を、光ファイバ融着接続なら
びに接続後の各種処理(補強や熱処理など)に必要な複
数の装置に対して、それぞれ組合せることができ、かつ
組み合わせたとき、前記各種装置の処理部が前記開口部
14から端末処理台10の上に現れるようにしておく。 (3)前記端末処理台10を、前記各種装置の中の一つ
一つに順次組み合わせてゆき、それぞれの組合せにおい
て、それぞれ前記端末処理台10上に現れた処理部によ
り、光ファイバの融着接続または接続後の処理作業を行
う。
【0005】
【その作用】(1)左右のクランプガイド16を完全に
同径同大としかつ中心線が一致するようにしておけば、
その上に光ファイバを把持したファイバクランプ24を
載せると、左右の光ファイバは心合わせした状態にな
る。 (2)融着接続に際しては、クランプガイド16上のフ
ァイバクランプ24をバネ20の力に反して押してやれ
ば、裸ファイバ222の突合せや融着時の押し込みがで
きる。その押す力を除くと、バネ20により融着接続部
に張力が加わるので、これを利用して、プルーフテスト
ができる。 (3)端末処理台10を融着接続機と組み合わせて、光
ファイバの融着接続を行い、それが済んだら、融着した
光ファイバを搭載したままの端末処理台10ごと、そっ
くり、その後の処理装置(たとえば補強装置など)と組
み替えると、その処理部が開口部14から端末処理台1
0上に現れるので、必要な処理作業(たとえば補強な
ど)を行うことができる。いちいち光ファイバを付け替
える必要がなくなる。 (4)端末処理台10上においては、バネ20の張力に
より、接続した22は、常に直線状に保たれるので、次
の工程に移ったとき、特別に光ファイバをまっすぐにし
直す必要はなく、作業がしやすくなる。
【0006】
【課題を解決するための手段2】特許請求の範囲の請求
項3に該当し、端末処理台10を、融着接続機26に対
しては用いず、それ以後の処理装置に対してのみ用いる
(光ファイバの融着は、従来どおり専用の融着接続機に
より行う)場合である。開口部14を設けたベース台1
2を有する光ファイバの端末処理台10の、前記開口部
14の両側に、融着接続の終った光ファイバの被覆部分
を固定するとき、当該光ファイバの融着接続部が、常に
前記開口部14の所定個所に位置するようにしておく。
そして、そのようにした光ファイバの端末処理台10
を、光ファイバ融着接続後の各種処理に必要な複数の装
置に対して、それぞれ組合せ、必要な処理作業を行う。
【0007】
【その作用】接続後の光ファイバをセットした端末処理
台を、各種処理装置と組み合わせると、上記のように、
光ファイバの接続部は、それぞれ所定の処理位置に正確
にセットされ、直ちにそれぞれの処理をすることができ
る。すなわち、機械的精度が合っている限り、比較的位
置決めの簡単な端末処理台上で光ファイバを固定してし
まえば、その後は、端末処理台を各種処理装置と組み合
わせるだけで、それら各種処理装置への位置決めが完了
する。各種処理装置に対する光ファイバの、熟練を要す
る細かな位置決め作業は不要になる。したがって、作業
性が大幅に改善される。
【0008】
【実施例1】[端末処理台について]図1において、1
0が端末処理台の全体を示す。12は、そのベース台
で、たとえば細長い長方形の平板部120の両側縁から
下向きに側板122が突出して、断面が下向きコの字形
になっている。ベース台12の中央部に、たとえば四角
の開口部14を形成する。開口部14のz方向左右両側
の、ベース台12上に、それぞれクランプガイド16を
設ける(xyz方向は矢印のように決める)。各クラン
プガイド16は、厚板状の基部160の中央に、僅かに
突出する凸部162を形成したものである。左右のクラ
ンプガイド16は、正確に同形で、かつ左右の凸部16
2の中心線は正確に一致する。左右のクランプガイド1
6に、それぞれ長溝18を設ける。各長溝18は、ベー
ス台12をも貫通する。各クランプガイド16の、開口
部14寄りの端にそれぞれバネ20を設ける。
【0009】22は光ファイバ、220は被覆、222
は裸ファイバである。24は、公知の光ファイバ用クラ
ンプで、本体240の上面には光ファイバが配置固定さ
れる図示しない溝が長手方向に設けられており、この溝
の中に光ファイバが入り込み、本体240と蓋242と
の間に保持される。本体240の底面に浅い長手方向に
伸びる凹部244がある。ファイバクランプ24を上記
のクランプガイド16の上に載せると、両者の間には図
示せぬ磁石により磁気回路が形成され、磁気の作用で互
いに吸引し合う。また凹部244は凸部162に、隙間
なくはまり込む。したがって、ファイバクランプ24
は、クランプガイド16に対して、y方向とx方向の動
きを拘束される。ただし、z方向には、ある程度の力を
加えると、移動できるようになっている(磁気の力はさ
ほど強くない)。
【0010】[融着接続機との組合せ]図2に、本端末
処理台10と組み合わせて使用するために設計した融着
接続機26を、模型的に示した。28はその本体で、そ
の上に、細長い四角厚板状の支持基板30を固定する。
支持基板30のz方向の両端に端板300が突出する。
上記の端末処理台10を支持基板30上に載せると、ベ
ース台12の側板122と支持基板30の端板300の
作用により、両者はキチンとはまり合う。32は融着接
続機26の処理部で、V溝ブロック34、クランプ3
6、電極38などから構成される。処理部32のz方向
両側に、押し棒40を設ける。各押し棒40は、図示し
ていない駆動装置により、z方向に前進・後退できるよ
うになっている。42はモニタである。
【0011】図3に、端末処理台10と組み合わせた状
態を示す。端部の被覆220を除去した光ファイバ22
をファイバクランプ24で保持しておいて、それをクラ
ンプガイド16上に載せた端末処理台10を、融着接続
機26の支持基板30上に載せる。上記のように端末処
理台10のベース台12は融着接続機26の支持基板3
0に隙間なくはまり合い、その位置が定まる。そのと
き、融着接続機26の処理部32が、開口部14から端
末処理台10のベース台12の上に現れるようになって
いる。また、特に図示はしないが、裸ファイバ222は
ブロック34のV溝の底に向かって上の方からある角度
をもたせて下向きに押し込まれてゆくような機構になっ
ている。また、押し棒40が長溝18にはまり合い、そ
の頭部がクランプガイド16の上面から突出して、ファ
イバクランプ24の後端を押せるようにしてある。
【0012】押し棒40を、互いに近付く方向(z方
向)に同時に動かすと、左右のファイバクランプ24
が、バネ20を圧縮しながら前進する。これにより、融
着接続に必要な、裸ファイバ222間のギャップ設定や
押込みを行うことができる。融着が終わったら、押し棒
40を後退させる。バネ20による張力が、接続された
裸ファイバ222に加わり、プルーフテストが行われ
る。
【0013】[補強装置との組合せ]図4の44は補強
装置の全体を示す。その支持基板46は、上記の融着接
続機26の支持基板30と同形同大である。支持基板4
6の中央に処理部48がある。これは台50の上に、補
強板の下半分52(セラミックス板520とポリエチレ
ン板522からなる)を置いたものである。
【0014】図5に、端末処理台10と組み合わせた状
態を示す。融着の終わった光ファイバ22を支持してい
る端末処理台10を、補強装置44の支持基板46上に
載せる。上記のように端末処理台10のベース台12と
支持基板46とは隙間なくはまり合い、その位置が定ま
る。そのとき、補強装置44の処理部48が、開口部1
4から端末処理台10のベース台12の上に現れる。ま
た、光ファイバ22の接続部224が補強板の下半分5
2の上に、正確に載る。なおこのとき、光ファイバ22
の接続部224には、バネ20による引張り力が作用し
ているので、光ファイバ22は直線状態を保持し、作業
がしやすい。
【0015】接続部224を間に挟んで、補強板の上半
分54(ポリエチレン板540と542ステンレス板と
からなる)を下半分52の上に、サンドイッチ状に重
ね、加熱、加圧して、補強ユニットによる補強を終わ
る。なお、補強板の下半分52と上半分54との間に空
気が残留しないように、加熱はステンレス板542の中
央から始めて、しだいに外側に向かうようにする。その
後、接続部224を補強した光ファイバ22を取り付け
たままの端末処理台10を、補強装置44から取り外
し、次の工程に移す。
【0016】[モールド再被覆装置との組合せ]光海底
ケーブルなどの場合、上記のような融着接続部の板状の
ユニットによる補強は、体積が大になり不適当である。
これらの場合、図6(b)のような光ファイバ22の接
続部224に、同図(c)のように、被覆220と同径
の再被覆部226を、紫外線硬化型樹脂によるモールド
によりかぶせることが望ましい。
【0017】そのとき、図6(a)のモールド再被覆装
置56と組み合わせる。このモールド再被覆装置56
も、支持基板58の中央に、モールド用の処理部60を
設けたものである。処理部60は、下型62,上型6
4,押え66により構成される。
【0018】図7に、端末処理台10と組み合わせた状
態を示す。処理部60の押え66を開き、上型64を外
しておいて、融着の終わった光ファイバ22を支持して
いる端末処理台10を、モールド再被覆装置56の支持
基板58上に載せる。上記のように端末処理台10のベ
ース台12と基板58とは隙間なくはまり合い、その位
置が定まる。そのとき、モールド再被覆装置56の処理
部60が、開口部14から端末処理台10のベース台1
2の上に現れる。
【0019】下型62の上面には、光ファイバ22の被
覆220の同じ半径の半円形の溝620が設けてある。
上型64の下面にもこれと同じものが設けてある。上記
のように端末処理台10をモールド再被覆装置56に組
み合わせたとき、接続部224を含む裸ファイバ222
とそれに隣接する被覆220(これらはバネ20の作用
で直線状になつている)が溝620に納まる。なおこの
とき、被覆220の下半分が正確に溝620内に納ま
り、裸ファイバ222を空間に支持する。
【0020】上型64と押え66を装着し、溝620内
に、成形材(たとえば被覆220と同じ材料)を圧入す
る。この成形材は溝620の被覆220間の隙間を埋
め、再被覆部226を形成する。その後、接続部224
をモールド再被覆した光ファイバ22を取り付けたまま
の端末処理台10を、モールド再被覆装置56から取り
外し、次の工程に移す。
【0021】[熱処理装置との組合せ]高強度光ファイ
バなどの高強度接続では、融着接続後、接続部を熱処理
する。その目的は、接続や接続後の工程で発生するかも
しれないマイクロスクラッチをなくすためである。この
場合、図8の熱処理装置68と組み合わせる。この熱処
理装置68も、支持基板70の中央に、熱処理部72を
設けたものである。
【0022】熱処理部72のセラミックカバー74を開
けた状態を図9に示す。支持基板70上に台76を固定
し、その上にセラミックブロック78をz方向に移動で
きるように取り付ける。その上に、1組の支持ロッド8
0により、オープンリールの加熱用フィラメント82
(たとえばタングステン)を支持する。セラミックカバ
ー74(セラミックブロック78とともに移動する)を
閉じると、フィラメント82を取り囲む加熱室84が形
成され、この中に不活性ガス(たとえばアルゴンガス)
が流されるようになっている。
【0023】図9に、端末処理台10と組み合わせた状
態を示す。熱処理部72のセラミックカバー74を開い
ておいて、融着の終わった光ファイバ22を支持してい
る端末処理台10を、熱処理装置68の支持基板70上
に載せる。上記のように端末処理台10のベース台12
と支持基板70とは隙間なくはまり合い、その位置が定
まる。そのとき、熱処理部72が、開口部14から端末
処理台10のベース台12の上に現れる。そして、光フ
ァイバ22の接続部224がフィラメント82の中心に
位置する。セラミックカバー74を閉じ、不活性ガスを
流しながらフィラメント82に通電加熱する。そして、
セラミックブロック78をz方向にトラバースさせて接
続部224を含む裸ファイバ222を熱処理する。
【0024】
【実施例2】実施例1の場合は、端末処理台10を、融
着接続機ならびにその後に用いる処理装置の全てと組み
合わせて用いた。しかし、この実施例においては、端末
処理台10を、融着接続機26に対しては用いない。す
なわち、光ファイバの融着は、従来どおり専用の融着接
続機により行う。
【0025】光ファイバを融着接続した後、光ファイバ
をファイバクランプ24ごと、融着接続機26から取り
外し、ファイバクランプ24を端末処理台10のクラン
プガイド16上にセットする。このようにすると、上記
のように、端末処理台10の開口部14における光ファ
イバの接続部222の位置は、正確に定まる。また、バ
ネ20の作用により、接続部222は直線状に保たれ
る。
【0026】以上のように、接続後の光ファイバを端末
処理台10上にセットした後は、上記実施例1の場合と
同様に、図5のように補強装置44と組み合せたり、図
7のようにモールド再被覆装置56と組み合わせたり、
あるいは、図9のように熱処理装置68と組み合わせ
る。そうすると、上記のように、光ファイバの接続部
は、それぞれ所定の処理位置、たとえば補強板の下半分
52上(図5)、下型62の溝620内(図7)、加熱
用フィラメント82の中心(図9)などに正確にセット
され、直ちにそれぞれの処理をすることができる。この
実施例は、請求項3の発明に該当する。
【0027】なお、この実施例2は、次のように変形し
て実施することができる。 (1)ベース台12上のバネ20が無くても、ファイバ
クランプ24はクランプガイド16上に、磁気の力で固
定されるから、注意してファイバクランプ24をセット
すれば、接続部222は直線状を保つことができる。ま
た、端末処理台10を移動させても、光ファイバは直線
状態を保つ。したがって、端末処理台10を融着接続に
用いない場合は、端末処理台10のバネ20を省略する
ことができる。
【0028】(2)光ファイバを融着接続した後、光フ
ァイバをファイバクランプ24ごと、クランプガイド1
6上にセットすることは、必須要件でない。ファイバク
ランプ24を用いない場合もあるからである。ファイバ
クランプを用いない場合、クランプガイド16も不要に
なる。このような場合は、任意の手段や方法で、融着接
続の終った光ファイバを固定してよい。要は、ベース台
の開口部14の両側に、融着接続の終った光ファイバの
被覆部分を固定するとき、光ファイバの融着接続部22
4が、常に開口部14の所定個所に位置するようであれ
ばよい。 (3)開口部14は、孔だけでなく、ベース台12の側
面から、たとえば四角に切り込んだものも含む。
【0029】なお、以上の説明は、光ファイバが単心の
場合に付いて述べており、図面もまた、単心の場合を示
している。しかしこの発明は、当然に多心の場合にも適
用される。
【0030】
【発明の効果】(1)請求項1,2の発明の場合は、左
右のクランプガイド16を完全に同径同大としかつ中心
線が一致するようにしておけば、その上に光ファイバを
把持したファイバクランプ24を載せると、左右の光フ
ァイバは心合わせした状態になる。 (2)端末処理台10はファイバクランプ24を押圧付
勢する押圧手段を有するので、融着接続に際しては、ク
ランプガイド16上のファイバクランプ24をバネ20
の力に反して押してやれば、裸ファイバ222の突合せ
や融着時の押し込みができる。その押す力を除くと、バ
ネ20により接続部224に張力が加わるので、これを
利用して、プルーフテストができる。 (3)端末処理台10を融着接続機26と組み合わせ
て、光ファイバの融着接続を行い、それが済んだら、融
着した光ファイバを搭載したままの端末処理台10ご
と、そっくり、必要な処理装置(たとえば補強装置44
など)と組み替えると、その処理部が開口部14から端
末処理台10上に現れるので、その処理部を使って必要
な作業(たとえば補強など)を行うことができる。 (4)融着した光ファイバを搭載したままの端末処理台
10ごと、そっくり移動させるとき、バネ20の張力に
より、接続した光ファイバ22は、常に直線状に保たれ
るので、次の工程に移ったとき、特別に光ファイバをま
っすぐにし直す必要はなく、作業がしやすくなる。
【0031】(5)請求項3の発明の場合は、ベース台
の開口部の両側に、融着接続の終った光ファイバの被覆
部分を固定するとき、当該光ファイバの融着接続部が、
常に前記開口部の所定個所に位置するようにしておくの
で、接続後の光ファイバをセットした端末処理台を、各
種処理装置と組み合わせると、上記のように、光ファイ
バの接続部は、それぞれ所定の処理位置に正確にセット
され、直ちにそれぞれの処理をすることができる。すな
わち、機械的精度が合っている限り、比較的位置決めの
簡単な端末処理台上で光ファイバを固定してしまえば、
その後は、端末処理台を各種処理装置と組み合わせるだ
けで、それら各種処理装置への位置決めが完了する。各
種処理装置に対する光ファイバの、熟練を要する細かな
位置決め作業は不要になる。したがって、作業性が大幅
に改善される。なおこのことは、録音テープのカセット
に似ている。カセット内においては、テープの位置が正
確に決まっているから、デッキにセットするたけで、テ
ープの位置が決まるわけである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端末処理台の実施例の説明図。
【図2】融着接続装置の模型的説明図。
【図3】融着接続装置に端末処理台を組み合わせた状態
の説明図。
【図4】補強装置の模型的説明図。
【図5】補強装置に端末処理台を組み合わせた状態の説
明図。
【図6】(a)はモールド再被覆装置の模型的説明図。
(b)と(c)は再被覆補強の前と後の状態の説明図。
【図7】モールド再被覆装置に端末処理台を組み合わせ
た状態の説明図。
【図8】熱処理装置の模型的説明図。
【図9】熱処理装置に端末処理台を組み合わせた状態の
説明図。
【符号の説明】
10 端末処理台 12 ベース台 120 平板部 122 側板 14 開口部 16 クランプガイド 160 基部 162 凸部 18 長溝 20 バネ 22 光ファイバ 220 被覆 222 裸ファイバ 224 接続部 226 再被覆部 24 ファイバクランプ 240 本体 242 蓋 244 凹部 26 融着接続機 30,46,58,70 支持基板 300 端板 32,48,60,72 処理部 34 V溝ブロック 36 クランプ 38 電極 40 押し棒 42 モニタ 44 補強装置 50 台 52 補強板の下半分 520 セラミックス板 522 ポリエチレン板 54 補強板の上半分 540 ポリエチレン板 542 ステンレス板 56 モールド再被覆装置 62 下型 64 上型 66 押え 68 熱処理装置 74 セラミックスカバー 76 台 78 セラミックスブロック 80 支持ロッド 82 フィラメント 84 加熱室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−38719(JP,A) 特開 昭63−133107(JP,A) 実開 平3−16104(JP,U) 実開 昭55−172907(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/24 - 6/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバのクランプ手段が開口部の両
    側に配置されるとともに、該開口部内に、前記光ファイ
    バの処理手段が挿入配置されるベース台と、前記光ファ
    イバのクランプ手段が、長手方向に沿って移動自在に載
    置される前記開口部の両側に対峙する前記ベース台上の
    クランプ固定台とを有することを特徴とする、光ファイ
    バの端末処理台。
  2. 【請求項2】 開口部を有するベース台の、前記開口部
    の両側に、クランプガイドを設け、その上に光ファイバ
    のクランプ手段を、長手方向に沿って移動できるように
    載置するとともに、前記クランプ手段を、押圧手段によ
    って前記光ファイバの反突合せ方向に向かって押圧付勢
    するようにした光ファイバの端末処理台を、 光ファイバ融着接続ならびに接続後の各種処理に必要な
    複数の装置に対して、それぞれ組合せることができ、か
    つ組み合わせたとき、前記各種装置の処理部が前記開口
    部から端末処理台の上に現れるようにしておき、 前記端末処理台を、前記各種装置の中の一つ一つに順次
    組み合わせてゆき、それぞれの組合せにおいて、それぞ
    れ前記端末処理台上に現れた処理部により、光ファイバ
    の融着接続または接続後の処理作業を行うことを特徴と
    する、光ファイバの処理方法。
  3. 【請求項3】 開口部を設けたベース台を有する光ファ
    イバの端末処理台の、前記ベース台の開口部の両側に、
    融着接続の終った光ファイバの被覆部分を固定すると
    き、当該光ファイバの融着接続部が、常に前記開口部の
    所定個所に位置するようにしておき、 そのようにした前記光ファイバの端末処理台を、 光ファイバ融着接続後の各種処理に必要な複数の装置に
    対して、それぞれ組合せることができ、かつ組み合わせ
    たとき、前記各種装置の処理部が前記開口部から端末処
    理台の上の所定位置に現れるようにしておき、 融着接続した光ファイバを固定した前記端末処理台を、
    前記各種装置と組み合わせ、それぞれの組合せにおい
    て、それぞれ前記端末処理台上に現れた前記処理部によ
    り、光ファイバの融着接続後の処理作業を行うことを特
    徴とする、光ファイバの処理方法。
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