JP2001248863A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001248863A
JP2001248863A JP2000060337A JP2000060337A JP2001248863A JP 2001248863 A JP2001248863 A JP 2001248863A JP 2000060337 A JP2000060337 A JP 2000060337A JP 2000060337 A JP2000060337 A JP 2000060337A JP 2001248863 A JP2001248863 A JP 2001248863A
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compressor
cabinet
air conditioner
fixing
fixing bolt
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Application number
JP2000060337A
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English (en)
Inventor
Kaoru Yamamoto
薫 山本
Kazunori Iketani
和則 池谷
Tatsuya Mochizuki
達哉 望月
Tatsuya Asanuma
達也 浅沼
Hiroshi Iwasaki
岩崎  弘
Rei Murofushi
玲 室伏
Kenichi Unno
賢一 海野
Kazuhito Kojima
和仁 小嶋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機の取り外しを容易にする空気調和機を
得る。 【解決手段】 圧縮機2の固定用ボルト3を空気調和機
本体のキャビネット1下面よりナット9で固定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機の圧
縮機固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば実開昭64−25481号
公報に示された従来の空気調和機本体の要部拡大断面図
であり、図において、1は空気調和機本体キャビネット
で、下面より圧縮機2の固定用ボルト3が貫通して溶接
固定されており、この固定用ボルト3に防振ゴム4を介
して圧縮機2を固定用ナット5で締め付け固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機は以
上のように構成されているので、圧縮機を取り外す際に
は必ず固定用ナットを外さなければならず、取り外しの
際の作業性が悪いといった問題点があった。この発明は
上記のような問題点を解消するためになされたもので、
圧縮機の取り外しを容易にする空気調和機を得ることを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
機は、空気調和機本体のキャビネット内に、熱交換器、
送風機、圧縮機、電気品を配設した空気調和機におい
て、前記キャビネットを貫通する前記圧縮機の固定用部
材と、この固定用部材を前記キャビネット外側より固定
する保持部材とを備え、前記保持部材の着脱によって前
記固定用部材を挿脱可能にしたものである。
【0005】また、前記固定用部材は前記圧縮機と固定
状態のまま、前記保持部材の着脱によって前記固定用部
材を挿脱可能にしたものである。
【0006】また、前記固定用部材をキャビネットに載
置するフランジ部を設けたものである。
【0007】また、フランジ部が載置される凹部をキャ
ビネットに形成したものである。
【0008】また、空気調和機本体のキャビネット内
に、熱交換器、送風機、圧縮機、電気品を配設した空気
調和機において、前記圧縮機を固定する固定用ボルト
と、この固定用ボルトに締結されるEリングとを備え、
前記Eリングの脱離によって前記圧縮機の固定を解除可
能にしたものである。
【0009】また、前記固定用ボルトは前記キャビネッ
トを貫通し、前記Eリングの脱離によって前記固定用ボ
ルトが前記キャビネット外側へ抜け落ちるものである。
【0010】また、空気調和機本体のキャビネット内
に、熱交換器、送風機、圧縮機、電気品を配設した空気
調和機において、前記キャビネットを貫通する前記圧縮
機の固定用部材と、この固定用部材との脱離によって該
固定用部材が前記キャビネット外側へ抜け落ちるよう固
定用ボルトに着脱可能に締結された保持部材とを備えた
ものである。
【0011】また、空気調和機本体のキャビネット内
に、熱交換器、送風機、圧縮機、電気品を配設した空気
調和機において、一端が前記圧縮機の振動によって十分
抜け出しにくくなるよう先端を長くして開放し、前記圧
縮機を着脱自在に固定した固定用部材を備えたものであ
る。
【0012】また、前記固定用部材を前記キャビネット
の前記圧縮機と反対側に抜き取り可能にしたものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施例を図について説明する。図1及び図2はこの発
明の実施の形態1における空気調和機本体(ここでは室
外機と室内機とに分かれた分離型空気調和機の室外機本
体)を示す全体斜視図及び要部拡大断面図であり、図1
において、1は空気調和機本体のキャビネットで、冷凍
サイクルに冷媒を循環させる圧縮機2、冷凍サイクルに
おいて冷房運転時には凝縮機として、暖房運転時には蒸
発機として機能する熱交換器6、熱交換器6に室外空気
を通過させるための空気流を発生させる送風機7、圧縮
機2、送風機7をはじめ各種電気機器を制御する電気品
8を収容している。
【0014】この空気調和機本体のキャビネット1に
は、図2に示すように圧縮機2の固定用ボルト3(固定
用部材)は下部に鍔状のフランジ部3aが形成され、キ
ャビネット1内側の凹部1bに嵌まり込んで載置され、
キャビネット1の外側下面よりナット9(保持部材)が
螺合されてキャビネット1に固定されている。空気調和
機本体の組立時は、前述した状態の固定用ボルト3に対
し、まずキャビネット1の内側にて、中央に貫通孔が穿
設された防振用ゴム4を上から挿入し、この防振ゴム4
を装着した固定用ボルト3に沿って上から圧縮機2を挿
入し、鍔状のフランジ部5aが形成された固定用ナット
5を上から固定用ボルト3に螺合させることで締め付け
固定される。
【0015】そして、圧縮機2の横には熱交換器6及び
送風機7を、圧縮機2の上には電気品8をそれぞれ配設
固定して、最後に前面パネル10及び天面パネル11を
固定ネジ12によって覆い、キャビネット1が閉塞固定
される。尚、空気調和機本体内には冷凍サイクルを構成
する圧縮機2への接続配管が配設されている。また、キ
ャビネット1の下には地面と所定の隙間を確保するため
に脚部16が設けられ、この隙間を利用してナット9は
空気調和機本体外側から固定用ボルト3に対して着脱可
能になっている。
【0016】次に動作について説明する。圧縮機2の修
理交換時には、固定ネジ12と共に天面パネル11及び
前面パネル10もしくは天面パネル11及び電気品8を
取り外し、圧縮機2の接続配管13を切断する。この
後、固定用ボルト3を空気調和機本体キャビネット1の
下面より固定しているナット9を外すことにより、固定
用ボルト3を付けたまま圧縮機2を前方もしくは上方に
取り外すことが出来る。ナット9は空気調和機本体の外
側即ちキャビネット1の下側から脚部16によって形成
された隙間を利用して簡単に取り外すことができるの
で、ナットの取り外し作業が容易になる。また、圧縮機
2を取り外す際は、固定用ボルト3のフランジ部3aよ
り下側分の長さだけ圧縮機2を持ち上げる必要がある
が、防振ゴム4が装着された固定用ボルト3のフランジ
部3aよりも上側の長さに比べれば、下側の長さは短い
ので、重量物である圧縮機2の持ち上げ作業が楽にな
る。
【0017】また、取り外した圧縮機2と一緒に固定用
ボルト3や防振ゴム4が取り出されることになるが、作
業のし易い場所で圧縮機2から固定用ボルト3や防振ゴ
ム4を取り外し、固定用ボルト3や防振ゴムを組立時と
同様の手順でキャビネット1に取り付け固定し、圧縮機
を修理や交換して再び組立時と同様の手順で圧縮機2を
キャビネット1に固定すれば、組み付け作業は容易に行
える。従来、固定用ボルトを先に圧縮機に取り付けてか
らキャビネットに固定しようとすると、その位置決めが
面倒であったが、上述したように本実施の形態では、圧
縮機を取り外す際は固定用ボルトごと容易に取り外すこ
とができ、再び圧縮機を取り付ける際にはキャビネット
から突出した固定用ボルトを目印に圧縮機を挿入固定す
ることができ、圧縮機の位置決めが容易に行なえるもの
である。
【0018】尚、固定用ボルト3を圧縮機2に固定した
まま、キャビネット1に取り付ける場合でも、キャビネ
ット1の凹部1bに固定用ボルト3のフランジ部3aを
載置することで位置決めが容易に行なえ、しかも固定用
ボルト3のフランジ部3aより下側の長さは上側の長さ
より短いので、圧縮機2を持ち上げる高さを低くするこ
とができ、容易にキャビネット1に取り付けられる。さ
らに、圧縮機2は重量物なので、出来ればキャビネット
1への位置決めが容易に行なえることが望ましいが、例
えば位置決めのためにキャビネット1に突起を形成する
とその分圧縮機2を持ち上げて突起を乗り越えなければ
ならない。本実施の形態ではキャビネット1に凹部1b
を形成しているため、圧縮機2を高く持ち上げる必要が
なく、しかも位置決めが容易に行なえるものである。
【0019】空気調和機本体のリサイクル分解時は、圧
縮機の修理や交換時と異なり、圧縮機を取り外すだけな
ので、取り付け易さよりは取り外し易さの方が重要であ
る。リサイクル分解時における圧縮機2のキャビネット
1からの取り外しは、固定ネジ12と共に天面パネル1
1及び前面パネル10もしくは天面パネル11及び電気
品8を取り外し、圧縮機2の接続配管13を切断した
後、固定用ボルト3を空気調和機本体キャビネット1の
下面より固定しているナット9を外すことにより、固定
用ボルト3を付けたまま圧縮機2を前方もしくは上方に
取り外すことが出来る。
【0020】ナット9は空気調和機本体の外側即ちキャ
ビネット1の下側から脚部16によって形成された隙間
を利用して簡単に取り外すことができるので、ナットの
取り外し作業が容易になる。また、圧縮機2を取り外す
際は、固定用ボルト3のフランジ部3aより下側分の長
さだけ圧縮機2を持ち上げる必要があるが、防振ゴム4
が装着された固定用ボルト3のフランジ部3aよりも上
側の長さに比べれば、下側の長さは短いので、重量物で
ある圧縮機2の持ち上げ作業が楽になる。
【0021】また、取り外した圧縮機2と一緒に固定用
ボルト3や防振ゴム4が取り出されることになるが、作
業のし易い場所で圧縮機2から固定用ボルト3や防振ゴ
ム4を取り外し、固定用ボルト3や防振ゴムを分別すれ
ばよく、作業性が向上する。尚、凹部1bおよびフラン
ジ部3aは必ずしも必要というものではなく、防振ゴム
4が固定用ボルト3に固定されていれば、固定用ボルト
3は防振ゴム4とキャビネット1との当接によって抜け
落ちることを防止できる。
【0022】実施の形態2.上記実施の形態1では圧縮
機2の固定用ボルト3を空気調和機本体キャビネット1
の下面よりナット9で固定したものを示したが、本実施
の形態では圧縮機2の固定用ナット5をEリング14に
したものを示す。図3はこの発明の実施の形態2を示す
圧縮機固定部の要部拡大断面図であり、図において、1
4は固定用ボルト3に締結されるEリングである。その
他実施の形態1と同一の機能を成す箇所には同一符号を
付してその説明を省略する。
【0023】次に実施の形態2の動作について説明す
る。圧縮機2の修理交換時には、固定ネジ12と共に天
面パネル11及び前面パネル10を取り外し、圧縮機2
の接続配管13を切断した後、Eリング14を外すこと
により、圧縮機2を前方に取り外すことが出来る。Eリ
ング14を外すと、固定用ボルト3は空気調和機本体の
外側即ちキャビネット1の下側から脚部16によって形
成された隙間に重力によって離脱、落下するので、圧縮
機2を取り外す際は、固定用ボルト3の長さだけ圧縮機
2を持ち上げる必要がない。
【0024】また、取り外した圧縮機2と一緒に防振ゴ
ム4が取り出されることになるが、作業のし易い場所で
圧縮機2から防振ゴム4を取り外し、組立時にはキャビ
ネット1に防振ゴム4が取り付けられた圧縮機2を載置
し、キャビネット1下方から固定用ボルト3をキャビネ
ット1、防振ゴム4の順に貫通させ、防振ゴム4から上
方に突き抜けてきた固定用ボルト3の先端部にEリング
14を締結し固定することで、圧縮機2がキャビネット
1に固定される。このように圧縮機2をキャビネット1
に載置する際も、固定用ボルト3がキャビネット1から
突出していないので、固定用ボルト3を乗り越えるよう
圧縮機2を持ち上げる必要がないから、組み付け作業は
容易に行える。
【0025】尚、固定用ボルト3をEリング14取り外
し時にキャビネット1から脱落しないよう、例えば防振
ゴム4と固定したり、或いはキャビネット1に雌ネジを
切り、固定用ボルト3の雄ネジと螺合させてもよい。こ
の場合、圧縮機2取り外し時には、従来ナットを取り外
していたのに対し、Eリング14を外すだけの簡単な作
業で圧縮機2を上方に持ち上げてキャビネット1から取
り外すことができ、作業性が向上する。また、修理、交
換によって圧縮機2を再びキャビネット1に取り付ける
際、固定用ボルト3がキャビネット1から突出している
ため、固定用ボルト3を乗り越えるために、圧縮機2を
固定用ボルト3の長さ分だけ持ち上げる必要があるが、
固定用ボルト3が突出していることで、予め固定用ボル
ト3に装着しておいた防振ゴム4に圧縮機2をはめ込む
だけでよく、圧縮機2の位置決めが容易に行なえる。ま
た、その後の固定はEリング14を固定用ボルト3に締
結するだけの簡単な作業で済み、この工程での作業性も
良い。
【0026】さらに、別の圧縮機2の取り外し作業方法
として、脚部16によって確保されるキャビネット1下
方の隙間から、固定用ボルト3を容易にキャビネット1
下方に取り出すことができることから、Eリング14取
り外し後、固定用ボルト3を外せば、圧縮機2は固定用
ボルト3のを乗り越えるために上方に持ち上げる必要が
なくなり、重量物である圧縮機2の取り外しが容易に行
なえる。この場合、修理、交換によって圧縮機2を再び
キャビネット1に取り付ける際、先に固定用ボルト3を
キャビネット1下方から貫通させて、上方から防振ゴム
4を装着し、固定用ボルト3をキャビネット1に固定状
態にしておく。固定用ボルト3はキャビネット1から突
出しているため、固定用ボルト3を乗り越えるために、
圧縮機2を固定用ボルト3の長さ分だけ持ち上げる必要
があるが、固定用ボルト3が突出していることで、防振
ゴム4に圧縮機2をはめ込むだけでよく、圧縮機2の位
置決めが容易に行なえる。また、その後の固定はEリン
グ14を固定用ボルト3に締結するだけの簡単な作業で
済み、この工程での作業性も良い。
【0027】従来、固定用ボルトを先に圧縮機に取り付
けてからキャビネットに固定しようとすると、その位置
決めが面倒であったが、上述したように本実施の形態で
は、圧縮機2を取り外す際は固定用ボルトを先に取り外
せるので、固定用ボルト3を乗り越えるために圧縮機2
を持ち上げることなく容易に取り外すことができ、再び
圧縮機を取り付ける際にはキャビネット1から突出した
固定用ボルト3を目印に圧縮機2を挿入固定することが
でき、圧縮機2の位置決めが容易に行なえるものであ
る。
【0028】空気調和機本体のリサイクル分解時は、圧
縮機の修理や交換時と異なり、圧縮機を取り外すだけな
ので、取り付け易さよりは取り外し易さの方が重要であ
る。リサイクル分解時における圧縮機2のキャビネット
1からの取り外しは、固定ネジ12と共に天面パネル1
1及び前面パネル10もしくは天面パネル11及び電気
品8を取り外し、圧縮機2の接続配管13を切断した
後、Eリング14を固定用ボルト3から簡単に取り外す
ことによって、空気調和機本体キャビネット1の下面よ
り固定用ボルト3が離脱、落下するので、圧縮機2は固
定用ボルト3の長さ分だけ持ち上げる必要なく、前方に
取り出すことができ、作業性が向上する。また、固定用
ボルト3がキャビネット1と螺合されたり、又は防振ゴ
ム4と固定状態にあるときは、Eリング14取り外し後
固定用ボルト3をキャビネット1下方の隙間から取り出
すことで、圧縮機2は固定用ボルト3の長さ分だけ持ち
上げる必要なく、前方に取り出すことができ、同様に作
業性が向上する。
【0029】また、取り外した圧縮機2と一緒に防振ゴ
ム4が取り出されることになるが、作業のし易い場所で
圧縮機2から防振ゴム4を取り外し、防振ゴムを分別す
ればよく、作業性が向上する。また、固定用ボルト3が
キャビネット1から分離できるので、固定用ボルト3の
分別も容易になる。
【0030】実施の形態3.上記実施の形態2では圧縮
機2の固定用ナット5をEリング14にしたものを示し
たが、本実施の形態では圧縮機2の固定用ボルト3の先
端15を長くして、圧縮機2の固定用ナット5又はEリ
ング14を廃止したものを示す。図4はこの発明の実施
例3を示す要部拡大断面図であり、図において、15は
長くした固定用ボルト3の先端である。先端15は圧縮
機2運転時の振動、空気調和機本体の工場からの輸送時
の振動、設置作業による傾きを考慮して、このような状
況下でも圧縮機2が固定用ボルト3から抜け出さない十
分な長さとしている。
【0031】次に実施例3の動作について説明する。固
定ネジ12と共に天面パネル11及び電気品8を取り外
し、圧縮機2の接続配管13を切断した後、そのまま圧
縮機2を上方に取り外すことが出来る。この場合、実施
の形態1、2に比べて固定用ボルト3の長さ分だけ圧縮
機2を上方へ持ち上げる必要があることから、持ち上げ
作業は容易にならないが、固定用ナットやEリングを外
す作業はなくなるので、その分の作業性が向上する。本
願発明では圧縮機が重量物である点、空気調和機では圧
縮機振動防止用に防振ゴム等の防振構造が取り入れられ
ている点に着目し、工場からの輸送時の振動に対しても
圧縮機2は振動の影響を受けにくいこと、設置作業時に
重量物である空気調和機本体を急激に傾けたり、揺らし
たりできないことから、上下動に対してある程度の距離
が確保できれば、上方を開放しても圧縮機が固定用ボル
ト3から外れないことを見出したものである。
【0032】また、これまで空気調和機の圧縮機は修理
や交換といったケースが全ての空気調和機において発生
する要因ではなく、稀なケースであったが、昨今のリサ
イクルに対する社会的関心から、空気調和機が使命をま
っとうした後、解体処理という新たな工程が発生するこ
とに考慮し、圧縮機の取り外しが容易な構造を検討して
到達したものである。リサイクル解体時には空気調和機
本体そのものは使用しなくなるので、解体作業がし易い
よう空気調和機本体を傾けることが想定される。この場
合、本実施の形態のように上方を開放しておけば、例え
ば空気調和機本体を倒して横向きにすることで、圧縮機
2を天面パネル方向11即ち前方へ引き出すことができ
るようになる。
【0033】尚、キャビネット1に雌ネジを切り、固定
用ボルト3の雄ネジと螺合させて、固定用ボルト3を脚
部16によってキャビネット1下方に確保される隙間か
ら取り出せるようにしてもよい。この場合には修理、交
換によって圧縮機2をキャビネット1から取り外す際、
固定用ボルト3をキャビネット1下方に取り出すこと
で、圧縮機2を前方に引き出すことができるようにな
り、固定用ボルト3の先端15までを含む長さ分だけ圧
縮機2を持ち上げる必要がなくなる。
【0034】また、圧縮機2を再びキャビネット1に固
定する際には、先に固定用ボルト3をキャビネット1下
方から貫通させて、上方から防振ゴム4を装着し、固定
用ボルト3をキャビネット1に固定状態にしておく。固
定用ボルト3はキャビネット1から突出しているため、
固定用ボルト3を乗り越えるために、圧縮機2を固定用
ボルト3の長さ分だけ持ち上げる必要があるが、固定用
ボルト3が突出していることで、防振ゴム4に圧縮機2
をはめ込むだけでよく、圧縮機2の位置決めが容易に行
なえる。また、固定用ナットやEリングを固定用ボルト
3に締結する必要がないので、この工程での作業性も良
い。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、空気
調和機本体のキャビネット内に、熱交換器、送風機、圧
縮機、電気品を配設した空気調和機において、前記キャ
ビネットを貫通する前記圧縮機の固定用部材と、この固
定用部材を前記キャビネット外側より固定する保持部材
とを備え、前記保持部材の着脱によって前記固定用部材
を挿脱可能にしたので、固定用部材の固定解除が容易に
行なえ、圧縮機を容易に取り外すことができる効果が得
られる。
【0036】また、前記固定用部材は前記圧縮機と固定
状態のまま、前記保持部材の着脱によって前記固定用部
材を挿脱可能にしたので、圧縮機を容易に取り外すこと
ができる効果が得られる。
【0037】また、前記固定用部材をキャビネットに載
置するフランジ部を設けたので、圧縮機の取り付けが容
易に行なえる効果が得られる。
【0038】また、フランジ部が載置される凹部をキャ
ビネットに形成したので、圧縮機取り付け時の位置決め
が容易に行なえる効果が得られる。
【0039】また、空気調和機本体のキャビネット内
に、熱交換器、送風機、圧縮機、電気品を配設した空気
調和機において、前記圧縮機を固定する固定用ボルト
と、この固定用ボルトに締結されるEリングとを備え、
前記Eリングの脱離によって前記圧縮機の固定を解除可
能にしたので、圧縮機の取り外しが容易に行なえる効果
が得られる。
【0040】また、前記固定用ボルトは前記キャビネッ
トを貫通し、前記Eリングの脱離によって前記固定用ボ
ルトが前記キャビネット外側へ抜け落ちるので、圧縮機
を持ち上げる作業を軽減できる効果が得られる。
【0041】また、空気調和機本体のキャビネット内
に、熱交換器、送風機、圧縮機、電気品を配設した空気
調和機において、前記キャビネットを貫通する前記圧縮
機の固定用部材と、この固定用部材との脱離によって該
固定用部材が前記キャビネット外側へ抜け落ちるよう固
定用ボルトに着脱可能に締結された保持部材とを備えた
ので、圧縮機を持ち上げる作業を軽減できる効果が得ら
れる。
【0042】また、空気調和機本体のキャビネット内
に、熱交換器、送風機、圧縮機、電気品を配設した空気
調和機において、一端が前記圧縮機の振動によって十分
抜け出しにくくなるよう先端を長くして開放し、前記圧
縮機を着脱自在に固定した固定用部材を備えたので、圧
縮機の取り外しが容易に行なえる効果が得られる。
【0043】また、前記固定用部材を前記キャビネット
の前記圧縮機と反対側に抜き取り可能にしたので、圧縮
機を持ち上げる作業を軽減できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す空気調和機本体の
全体斜視図。
【図2】 図1の要部拡大断面図。
【図3】 この発明の実施例2を示す要部拡大断面図。
【図4】 この発明の実施例3を示す要部拡大断面図。
【図5】 従来例を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 キャビネット、 1a 雌ネジ、 1b 凹部、
2 圧縮機、 3 固定用ボルト、 3a フランジ
部、 5 固定用ナット、 6 熱交換器、 7送風
機、 8 電気品、 9 ナット、 10 前面パネ
ル、 11 天面パネル、 14 Eリング、 15
固定用ボルトの先端、 16 脚部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F16F 15/08 F16F 15/08 V (72)発明者 望月 達哉 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 浅沼 達也 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 岩崎 弘 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 室伏 玲 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 海野 賢一 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小嶋 和仁 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA01 BA05 DA01 EA09 3L050 BA04 3L054 BA06 BB02 BD01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機本体のキャビネット内に、熱
    交換器、送風機、圧縮機、電気品を配設した空気調和機
    において、前記キャビネットを貫通する前記圧縮機の固
    定用部材と、この固定用部材を前記キャビネット外側よ
    り固定する保持部材とを備え、前記保持部材の着脱によ
    って前記固定用部材を挿脱可能にしたことを特徴とする
    空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記固定用部材は前記圧縮機と固定状態
    のまま、前記保持部材の着脱によって前記固定用部材を
    挿脱可能にしたことを特徴とする請求項1記載の空気調
    和機。
  3. 【請求項3】 前記固定用部材をキャビネットに載置す
    るフランジ部を設けたことを特徴とする請求項2記載の
    空気調和機。
  4. 【請求項4】 フランジ部が載置される凹部をキャビネ
    ットに形成したことを特徴とする請求項3記載の空気調
    和機。
  5. 【請求項5】 空気調和機本体のキャビネット内に、熱
    交換器、送風機、圧縮機、電気品を配設した空気調和機
    において、前記圧縮機を固定する固定用ボルトと、この
    固定用ボルトに締結されるEリングとを備え、前記Eリ
    ングの脱離によって前記圧縮機の固定を解除可能にした
    ことを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記固定用ボルトは前記キャビネットを
    貫通し、前記Eリングの脱離によって前記固定用ボルト
    が前記キャビネット外側へ抜け落ちることを特徴とする
    請求項5記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 空気調和機本体のキャビネット内に、熱
    交換器、送風機、圧縮機、電気品を配設した空気調和機
    において、前記キャビネットを貫通する前記圧縮機の固
    定用部材と、この固定用部材との脱離によって該固定用
    部材が前記キャビネット外側へ抜け落ちるよう固定用ボ
    ルトに着脱可能に締結された保持部材とを備えたことを
    特徴とする空気調和機。
  8. 【請求項8】 空気調和機本体のキャビネット内に、熱
    交換器、送風機、圧縮機、電気品を配設した空気調和機
    において、一端が前記圧縮機の振動によって十分抜け出
    しにくくなるよう先端を長くして開放し、前記圧縮機を
    着脱自在に固定した固定用部材を備えたことを特徴とす
    る空気調和機。
  9. 【請求項9】 前記固定用部材を前記キャビネットの前
    記圧縮機と反対側に抜き取り可能にしたことを特徴とす
    る請求項8記載の空気調和機。
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