JPH035791Y2 - - Google Patents

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JPH035791Y2
JPH035791Y2 JP2820985U JP2820985U JPH035791Y2 JP H035791 Y2 JPH035791 Y2 JP H035791Y2 JP 2820985 U JP2820985 U JP 2820985U JP 2820985 U JP2820985 U JP 2820985U JP H035791 Y2 JPH035791 Y2 JP H035791Y2
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JP
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compressor
mounting
underframe
hole
insertion hole
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JP2820985U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えばユニツト内に圧縮機をもつ
冷凍装置の圧縮機のサービス性向上に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第4図は従来の圧縮機取付け装置により構成さ
れた冷凍機の機械室前面パネルを取外した外観斜
視図、第5図は第4図に示す冷凍機の縦断面図、
第6図は第4図に示す冷凍機の機械室を上から見
た図であり、斜線部分はサービススペース11b
を示す。第7図は第4図に示す冷凍機の圧縮機取
付け装置の拡大断面図である。これらの図におい
て、1は冷凍装置本体で、上方に凝縮機2、フア
ンモータ3等を収納する通風室1aと下方に圧縮
機5、制御器6、保護装置7、冷媒液容器8及び
それら各々の部品を連結し、冷媒回路を形成して
いる配管9を収納する機械室1bからなつてい
る。圧縮機5は運転時の振動を他の部分に伝えな
いよう取付け足5aの下に防振ゴム10を介して
冷凍装置最下部の台枠11の上に設置されてい
る。取付足5a及び防振ゴム10にはそれぞれ取
付け部5b、貫通穴10aが設けられてあり、運
転時に圧縮機5及び防振ゴム10が移動しないよ
う圧縮機取付足5aの取付け部5b、防振ゴム1
0の貫通孔10aには台枠11にネジ込み固定さ
れた圧縮機固定部材12が挿通されている。ま
た、この圧縮機固定部材12の上端部にはネジ切
りされ、そこに袋ナツト13等の外径が取付け部
5bより大なるものが取りつけられ、取付足5
a、防振ゴム10が軸から抜けないようになつて
いる。もちろん、圧縮機固定部材12、ナツト1
3は圧縮機5及び取付足5aに非接触であること
はいうまでもない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
さてこのように構成された冷凍装置において、
圧縮機5に重大なる故障が生じ、圧縮機5全体を
交換する必要が生じた場合、圧縮機5を台枠11
より降ろし又代わりの圧縮機を乗せる場合は大変
な手間と特殊な工具を必要とする。つまり、圧縮
機5が移動しないよう台枠11にネジ込まれた圧
縮機固定部材12のため、圧縮機5をそのまま前
方に台枠11上をスライドして引きだすことが出
来ないからである。そのため、ナツト13を外
し、圧縮機5を持ち上げて、取付足の取付け部5
bを圧縮機固定用部材12より引き抜いて取り出
す方法や、圧縮機固定部材12を台枠11より抜
き去つて圧縮機5を前方にスライドして引き出す
方法がとられるが、前者は圧縮機5の重量が5馬
力クラスの比較的小型のもので80Kg程度、20馬力
クラスになると200Kgを越えるため、人力で簡単
に持ち上げることが出来ず、リフター等の特殊な
機械力を必要とすること、後者は、冷凍装置の前
方からは容易に取り扱える、つまりサービススペ
ースにある圧縮機固定部材12は容易に抜き去る
ことが出来るが、圧縮機5の裏側で他の部品、例
えば冷媒液容器8との間に位置する圧縮機固定用
部材は容易に取り扱えない、つまりサービススペ
ースに配置されていない圧縮機固定用部材12
は、柄の曲がつたスパナ(図示せず)や軸が長く
フレキシブルなレンチ(図示せず)等の特殊工具
を用いて上記圧縮機固定用部材12を台枠11よ
り抜き去るか、もしくは圧縮機5の周囲に配置さ
れている付帯部品6,7,8を順次取り外して行
き上記圧縮機固定用部材12の周囲にサービスス
ペースを確保する必要があり、いずれにしても、
かなりの手間と特殊な工具を必要とし、非常にサ
ービス性の悪い冷凍装置であると言えるであろ
う。この傾向は、最近の冷凍装置の小型化、薄形
化及び冷凍装置の設置スペースがせまくなつてい
ることによりますます顕著になつてきている。こ
の考案は上記のような問題点を解決するためにな
されたものであり、小形化、薄形化される冷凍装
置においてサービス性のよい、圧縮機の取付け装
置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る冷凍機の圧縮機取付け装置は、
取付け部が設けられた取付け足を有する圧縮機
と、上記取付け部に対応して挿通孔が設けられ、
上記圧縮機を支持する台枠と、貫通孔を有し、こ
の貫通孔と上記取付け部と上記台枠の挿通孔とが
連通するように上記取付け部と上記台枠の挿通孔
部との間に介在された防振ゴムと、一端部に上記
取付け部、上記防振ゴムの貫通孔及び上記台板の
挿通孔に挿通される軸部を有し、他端部に固定用
取付け部が設けられ、この固定用取付け部が上記
台枠等のサービススペース部に取付けられた圧縮
機固定部材とを設けることにより冷凍機の圧縮機
取付け装置を構成して上記目的を達成するもので
ある。
〔作用〕
この考案において、圧縮機5等の交換をする必
要が生じた場合は圧縮機固定部材の取付け用固定
部を外し、上記圧縮機固定部材の軸部を圧縮機取
付け足の取付け部、防振ゴムの貫通孔及び台枠の
挿通孔より引き抜いて、圧縮機を防振ゴムと共に
台枠上を前方にスライドさせれば容易に装置より
圧縮機を取り出すことが出来、又圧縮機を装置内
に収納する場合は逆の動作を行なえばよく、圧縮
機固定部材の固定部がサービススペースにあるた
め圧縮機固定部材の着脱が容易であり、圧縮機が
水平に台枠上スライドして出し入れすることが出
来るため、特殊な工具を必要とせず、手間も必要
としない。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示す冷凍機の圧
縮機取付け装置の断面図、第2図は第1図に示す
冷凍機の圧縮機取付け装置を使用した冷凍機の機
械室を上から見た図であり、図中一点鎖線で示す
斜線部分はサービススペース11bを示す。図に
おいて、圧縮機取付足5aの取付け部5bには、
貫通穴10aをもつ防振ゴム10のツバ部10b
が挿入されている。台枠11には上記取付け部5
b、貫挿孔10aに対応する位置に挿通孔11a
が明けられている。圧縮機固定部材16は、その
一端部に軸部12が設けられ、この軸部12は上
記取付け部5b、貫通孔10a、挿通孔11aに
挿通されておりその先端は台枠11の裏面より若
干長さ裏面側に露出している。また、他端部には
固定用取付け部14aが設けられ、この取付け部
14aは上記軸部12に固定された階段状の取付
け板14に設けられたものである。上記取付け板
14は、その高さが取付足5aの厚みと防振ゴム
10の高さを合計したものより高く作られてお
り、軸部12及び取付板14は取付足5aに接触
することはない。取付板14の上記固定用取付け
部14aが台枠11と接する部分には取付け用ね
じ孔14bが明けられており、取付けネジ15に
よつて台枠11に固定されている。階段状の取付
板14は、鉄板などによつて作られておりその長
さ形状は自由に設計できるため、取付け用ねじ孔
14aの位置をサービススペースにもつてくるこ
とが容易である。又軸部12の先端部は台枠11
の挿通孔11aに入つているため、圧縮機5の取
付足5aや防振ゴム10と共に軸部12が横ズレ
することがなく、取付板14は1本の取付けネジ
15で容易に固定できる。このように取付られた
圧縮機5を装置から取り外す場合には、サービス
スペースにある取付けネジ15をスパナ等の標準
工具で取り外し、取付け板14とそれに固定され
ている軸部12を上記取付け部5b、貫通孔10
a、挿通孔11aから抜き取れば、圧縮機5を防
振ゴム10と共に台枠11上をスライドさせるこ
とが出来る。上記実施例では軸部12を階段状の
取付板14に固定しているが、軸部12を第3図
のように直接曲げ加工し、台枠11に接する部分
に固定用取付け部12aを設けて取付けネジ15
にて台枠11の取付け用ねじ孔14bに固定して
も同様の効果が得られることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したとおり、取付け部が設
けられた取付け足を有する圧縮機と、上記取付け
部に対応して挿通孔が設けられ、上記圧縮機を支
持する台枠と、貫通孔を有し、この貫通孔と上記
取付け部と上記台枠の挿通孔とが連通するように
上記取付け部と上記台枠の挿通孔部との間に介在
された防振ゴムと、端部に上記取付け部、上記防
振ゴムの貫通孔及び上記台板の挿通孔に挿通され
る軸部を有し、他端部に取付け用固定部が設けら
れ、この取付け用固定部が上記台枠等のサービス
スペース部に取付けられた圧縮機固定部材を設け
たことにより冷凍機の圧縮機取付け装置を構成し
たので、圧縮機固定部材の固定用取付け部を圧縮
機取付け足から距離をあけて容易に着脱すること
ができるサービススペースに固定することができ
る。したがつて、冷凍機が小形化、薄形化され
て、圧縮機の周囲に任意にサービススペースを設
けることができない場合でも、圧縮機取付け装置
置の取付け、取外しはその他のサービススペース
にて、行うことができるという効果を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す冷凍機の圧
縮機取付装置の断面図、第2図は第1図に示す圧
縮機取付装置を使用した冷凍機の機械室を上から
見た図、第3図はこの考案のさらに他の実施例を
示す断面図である。第4図は従来の圧縮機取付け
装置により構成された冷凍機の機械室前面パネル
を取り外した外観斜視図、第5図は第4図に示す
冷凍機の縦断面図、第6図は第4図に示す冷凍機
の機械室を上から見た図、第7図は第4図に示す
冷凍機の圧縮機取付装置の拡大断面図である。図
において5は圧縮機、5aは取付足、10は防振
ゴム、11は台枠、5bは取付け部、10aは貫
通孔、11aは挿通孔、12は軸部、14aは固
定用取付け部、16は圧縮機固定用部材である。
なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付け部が設けられた取付け足を有する圧縮
    機、上記取付け部に対応して挿通孔が設けられ、
    上記圧縮機を支持する台枠、貫通孔を有し、この
    貫通孔と上記取付け部と上記台枠の挿通孔とが連
    通するように上記取付け部と上記台枠の挿通孔部
    との間に介在された防振ゴム、及び一端部に上記
    取付け部、上記防振ゴムの貫通孔及び上記台板の
    挿通孔に挿通される軸部を有し、他端部に固定用
    取付け部が設けられ、この固定用取付け部が上記
    台枠等のサービススペース部に取付けられた圧縮
    機固定部材を備えた冷凍機の圧縮機取付け装置。
JP2820985U 1985-02-26 1985-02-26 Expired JPH035791Y2 (ja)

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JP2820985U JPH035791Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

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JP2820985U JPH035791Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

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Publication Number Publication Date
JPS61142280U JPS61142280U (ja) 1986-09-02
JPH035791Y2 true JPH035791Y2 (ja) 1991-02-14

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