JP2001248508A - 消音器 - Google Patents

消音器

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JP2001248508A
JP2001248508A JP2000055902A JP2000055902A JP2001248508A JP 2001248508 A JP2001248508 A JP 2001248508A JP 2000055902 A JP2000055902 A JP 2000055902A JP 2000055902 A JP2000055902 A JP 2000055902A JP 2001248508 A JP2001248508 A JP 2001248508A
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duct
space
throttle
throttle duct
outer duct
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Satoshi Mizutani
智 水谷
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Kojima Industries Corp
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気ダクト内を通過する空気の流量を減少さ
せずに、狭いエンジンルーム内においても配置すること
ができる消音器の提供。 【解決手段】 絞りダクト10の外側に外ダクト20を
設け、絞りダクト10と外ダクト20との間のスペース
30と絞りダクト10内とを連通する開口30aを、絞
りダクト10の下流端または絞りダクト10の途中に設
け、絞りダクト10と外ダクト20との間のスペース3
0をサイドブランチまたは共鳴ボリュームとした消音器

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の吸気ダクト
に設けられる消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンを燃焼させるのに必要な空気を
できるだけスムーズにエンジン内に取り込むための経路
を総称して吸気ダクトと呼んでいる。吸気ダクト1に
は、吸気バルブの開閉と空気圧により発生する脈動音
(吸気音)を小さくするための手段としてレゾネータと
呼ばれる消音器2を取り付けることが多く、そのレゾネ
ータの種類の1つとして、図11に示すように、サイド
ブランチ2aがある。サイドブランチ2aは、共鳴型消
音器の1つで、吸気ダクト1の管路の途中に閉管を連通
させて取り付けたものである。サイドブランチ2aの他
にも、図12に示すように、共鳴箱2bを設けるタイプ
(共鳴ボリューム)を設けるタイプがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
消音器にはつぎの問題がある。サイドブランチ2aおよ
び共鳴ボリューム2bのいずれも、吸気ダクト1の管路
以外の場所に消音のためのスペースが必要となる。その
ため、狭いエンジンルーム内においては、消音器2のス
ペースを取ることが困難な場合がある。消音器2のスペ
ースを確保するために、吸気ダクト1の径を細くする手
段が考えられるが、吸気ダクト1の通路抵抗を増し、吸
気ダクト1内を通過する空気の流量が減少してしまう。
本発明の目的は、吸気ダクト内を通過する空気の流量を
減少させずに、狭いエンジンルーム内においても配置す
ることができる消音器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 絞りダクトの外側に外ダクトを設け、前記絞り
ダクトと前記外ダクトとの間のスペースと前記絞りダク
ト内とを連通する開口を、前記絞りダクトの下流端また
は前記絞りダクトの途中に設け、前記絞りダクトと前記
外ダクトとの間のスペースをサイドブランチまたは共鳴
ボリュームとした消音器。 (2) 前記絞りダクトの下流端と前記外ダクトとの間
に隙間を設け、該隙間を前記開口とした(1)記載の消
音器。 (3) 前記隙間が周方向に全周にわたって設けられて
おり、前記隙間は周方向に連続している(2)記載の消
音器。 (4) 前記絞りダクトと外ダクトとの間のスペースは
軸方向に延びる2以上の仕切り壁によって2以上のスペ
ースに分けられており、該分けられたスペース毎に前記
絞りダクトの下流端の位置が異なっている(2)記載の
消音器。 (5) 前記絞りダクトの途中には1以上の孔が設けら
れており、該孔を前記開口とした(1)記載の消音器。
【0005】上記(1)〜(5)の消音器では、絞りダ
クトの外側に外ダクトを設け、絞りダクトと外ダクトと
の間のスペースをサイドブランチまたは共鳴ボリューム
としたので、外ダクトを絞りダクトの吸い込み端とほぼ
同じ断面積のダクトとするとともに外ダクト軸芯を絞り
ダクト軸芯と一致させて外ダクトを配置することによ
り、絞りダクトの絞り部の外側で外ダクトの内側のスペ
ース(従来、利用されていなかったスペース)を消音器
用のサイドブランチまたは共鳴ボリュームのスペースと
して有効に利用することができる。その結果、外ダクト
から、外ダクトに直交して突出する消音器を設ける必要
はなくなる。そのため、狭いエンジンルーム内において
も消音器を配置することができる。また、絞りダクトの
形状によっては、圧力損失を、絞っていない場合(直管
の場合)のダクトの圧力損失と、ほぼ同等にすることが
できるので、吸気ダクト内を通過する空気の流量をほと
んど減少させることはない。上記(4)の消音器では、
絞りダクトと外ダクトとの間のスペースは仕切り壁によ
って2以上のスペースに分けられており、分けられたス
ペース毎に絞りダクトの下流端の位置が異なっているの
で、分けられたスペース毎にスペースの軸方向長さを変
えることができる。そのため、異なる周波数での消音効
果を得ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例の消
音器とその近傍を軸対称回転体で模擬した消音器とその
近傍を示し、図2〜図4は、本発明の第2実施例の消音
器を軸対称回転体で模擬した消音器とその近傍を示して
おり、図5、図6は、本発明の第3実施例の消音器を軸
対称回転体で模擬した消音器とその近傍を示しており、
図9は、本発明の第4実施例の消音器を軸対称回転体で
模擬した消音器とその近傍を示している。また、図7
は、本発明の第1〜第3実施例の基本形状となってお
り、図8は、本発明の第1、第2実施例の消音効果を示
すグラフである。本発明の第1〜第4実施例にわたって
共通する部分または類似する部分には、本発明の第1〜
第4実施例にわたって同じ符号を付してある。まず、本
発明の第1〜第4実施例にわたって共通する部分または
類似する部分の構成および作用を、図1〜図5、図9、
図10を参照して、説明する。
【0007】本発明実施例の消音器は、自動車用内燃機
関の吸気ダクト50に設けられている。本発明実施例の
消音器は、図1に示すように、絞りダクト10と、絞り
ダクト10の外側に設けられる外ダクト20と、で形成
される。外ダクト20は、絞りダクト10の吸い込み端
から少なくとも途中までは、絞りダクト10の吸い込み
端の通路断面積とほぼ同じ大きさの通路断面積を有す
る。外ダクト20の軸芯は絞りダクト10の軸芯と、ダ
クト長手方向に沿ってほぼ一致させてある。絞りダクト
10と外ダクト20との間には、スペース30がある。
絞りダクト10と外ダクト20は、たとえば、それぞれ
樹脂のブロー成形等により成形した後、溶着または接着
等により固定される。ただし、成形方法と固定方法は、
他の方法であってもよい。
【0008】絞りダクト10は、エア取り入れ口11
と、通路断面積が最も絞られた最狭部12と、断面縮小
部13と、断面緩拡大部14とを、有する。エア取り入
れ口11は、外ダクト20の上流端21に溶着または接
着により固定されている。最狭部12は、エア取り入れ
口11より下流に位置し、エア取り入れ口11の断面積
0 (直径d0 )より小さな断面積S1 (直径d1 )と
なっている。断面縮小部13は、エア取り入れ口11と
最狭部12との間に位置しており、吸気流れ方向に下流
にいくにつれて断面積が絞られている。
【0009】断面緩拡大部14は、最狭部12から吸気
流れ方向に下流にいくにつれて断面積が緩やかに増大
し、管軸芯(または管軸芯に平行な線)に対して角度α
で拡がる管壁を有している。断面緩拡大部14の下流側
端部14aは、断面積が外ダクト20の断面積S2 (直
径d2 )になるまで下流側に延びていなくてもよい。こ
こで、外ダクト20の断面積S2 (直径d2 )は、エア
取り入れ口11の断面積S0 (直径d0 )と等しくても
よい。下流側端部14aが周方向に全周にわたって断面
積S2 になるまで下流側に延びていない時、断面積S2
になるまで延びていない下流側端部14aと外ダクト2
0との間には、管軸芯と直交する方向(以下、径方向と
いう)に隙間Dがある。下流側端部14aが周方向に全
周にわたって断面積S2 になるまで下流側に延びている
時(下流側端部14aが外ダクト20と溶着または接着
等により固定されている時)、図5に示すように、断面
緩拡大部14には、1以上の孔14bが設けられてい
る。
【0010】ここで、図10に示すように、d1 はd1
=0.65d0 とされ、断面縮小部13の管壁のRは
0.2〜0.25d1 とされ、αは約3°とされてい
る。この場合、吸気ダクト30の圧力損失は直径d0
同じ長さの直管の圧力損失とほぼ等しく(すなわち、最
狭部12があっても、直管にほぼ等しい圧力損失とな
り)、圧力損失が小さく保たれ、かつ最狭部12がある
ために騒音がエア取り入れ口11の開口から上流に放射
されにくく、騒音も小さく保たれる。ただし、吸気ダク
ト50の圧力損失を増大させずに、吸気ダクト50の上
流端の開口から上流に騒音が放射されにくくする構造で
あれば、d1 ,R,αは上記以外の値となっていてもよ
い。
【0011】外ダクト20は、図1に示すように、吸気
ダクト50の径方向で、絞りダクト10の外側に位置し
ている。外ダクト20の上流端21は、絞りダクト10
のエア取り入れ口11と周方向に全周にわたって取り付
けられている。外ダクト20は、吸気ダクト50の上流
近傍から下流まで軸方向に一定の径で延びる直管となっ
ていてもよく、また、図9に示すように、吸気ダクト5
0の上流から下流まで軸方向に一定の径で延びる直管
で、上流端21とその近傍のみに、径方向外側に張り出
す大径部22を有していてもよい。
【0012】スペース30は、図1に示すように、絞り
ダクト10と外ダクト20との間に、設けられている。
スペース30は、筒型の消音器(サイドブランチ)また
は箱型の消音器(共鳴ボリューム)として使用される。
スペース30は、絞りダクト10と外ダクト20との間
で、周方向に全周にわたって、設けられていてもよい。
【0013】スペース30は、絞りダクト10内(絞り
ダクト10の径方向内側)と連通する開口30aを有し
ている。開口30aは、隙間D、または、絞りダクト1
0の孔14bで、形成されている。スペース30は、開
口30aが隙間Dで形成されるとき、サイドブランチま
たは共鳴ボリュームとして使用され、開口30aが孔1
4bで形成されるとき、共鳴ボリュームとして使用され
る。
【0014】スペース30は、図2〜図4に示すよう
に、絞りダクト10と外ダクト20との間で軸方向に延
びる2以上の仕切り壁40によって2以上のスペース3
1、32、・・・に分けられていてもよい(図2は、隙
間Dが設けられている場合で、2つの仕切り壁40によ
って2つのスペース31、32に分けられている場合を
示している)。スペース30が仕切り壁40によって2
以上のスペース31、32、・・・に分けられている場
合で開口30aが隙間Dで形成される場合、分けられた
スペース毎に、絞りダクト10の断面緩拡大部14の下
流側端部14aの軸方向位置が異なっていてもよい。
【0015】つぎに、作用を説明する。スペース30を
サイドブランチまたは共鳴ボリュームとしたので、外ダ
クト20から、外ダクト20の径方向外側に突出する消
音器を設ける必要はなくなる。外ダクトの管路以外の場
所に突出する消音器を設ける場合(図9参照)でも、外
ダクトの管路以外の場所に張り出す量を少なくすること
ができる。そのため、狭いエンジンルーム内においても
消音器を設けることができる。また、絞りダクト10の
形状によっては、図10に示すように、圧力損失を、絞
っていない場合の吸気ダクト50の圧力損失とほぼ同等
にすることができるので、絞りダクト10の径方向内側
(絞りダクト10内)を通過する空気の流量をほとんど
減少させることはない。
【0016】また、仕切り壁40によってスペース30
を2以上のスペース31、32、・・・に分けることが
できるので、開口30aが隙間Dで形成される場合であ
ってスペース30がサイドブランチとして使用される場
合、スペース30の軸方向長さ(エア取り入れ口11か
ら下流側端部14aまでの軸方向長さ)Lをスペース3
1、32、・・・で変えることができる。そのため、2
以上の異なる周波数において消音効果を得ることができ
る。
【0017】また、仕切り壁40によってスペース30
を2以上のスペース31、32、・・・に分けることが
できるので、図9に示すように、開口30aが隙間Dで
形成される場合であってスペース30が共鳴ボリューム
として使用される場合、共鳴ボリュームの、共鳴室と吸
気ダクト10内とを連通する管の長さL’をスペース毎
に変えることができる。そのため、2以上の異なる周波
数において消音効果を得ることができる。
【0018】また、仕切り壁40によってスペース30
を2以上のスペース31、32、・・・に分けることが
できるので、開口30aが孔14bで形成されるとき、
共鳴室として働くスペース31、32、・・・の容積を
それぞれ異ならせることができる(スペース31、3
2、・・・のそれぞれの軸方向の長さL0 は等しい)。
そのため、異なる周波数の消音効果を得ることができ
る。
【0019】本発明実施例では、絞りダクト10と外ダ
クト20とを軸対称回転体としたが、実際の絞りダクト
10と外ダクト20は必ずしも軸対称回転体ではなく3
次元形状をもっているので、その場合には断面積が等価
な軸対称回転体に置換して上記形状関係を適応するもの
とする。
【0020】つぎに、本発明の各実施例に特有な部分を
説明する。本発明の第1実施例では、図1に示すよう
に、スペース30が、仕切り壁40にて2以上のスペー
スに仕切られておらず、周方向に連続する1つのスペー
スとなっている場合を示している。絞りダクト10の断
面緩拡大部14の下流側端部14aと外ダクト20との
間に隙間Dが設けられている。下流側端部14aの軸方
向位置は周方向に全体にわたって同じ位置である。スペ
ース30は、サイドブランチとして使用される。本発明
の第1実施例では、スペース30をサイドブランチとし
て使用しているので、スペース30の軸方向長さL1
調節することにより、消音したい周波数に対応できる。
【0021】ここで、本発明の第1実施例の消音器の消
音効果を示す具体例を、図1、図7、図8を参照して、
説明する。図7は絞りダクト10と外ダクト20とを用
いた吸気ダクト50の基本形状を示している。図7は、
絞りダクト10に開口30aが設けられていない場合を
示しており、スペース30を消音器として使用していな
い場合を示している。図7は、d0 =60mm、d1
40mm、L0 =430mmの場合を示している。図7
の状態における音響伝達特性は、図8の実線にて示すよ
うに、約390Hzと約790Hzでピークを有する。
図1では、絞りダクト10の軸方向長さL1 がL1 =1
80mmとされている場合を示している。図1の状態に
おける音響伝達特性は、図8の点線にて示すようにな
り、図7の状態における約390Hzのピークを押さえ
ることができる。そのため、約390Hzで消音効果を
得ることができる。
【0022】本発明の第2実施例では、図2〜図4に示
すように、スペース30が、仕切り壁40によって2つ
のスペース31、32に分けられている場合を示してい
る。絞りダクト10の断面緩拡大部14の下流側端部1
4aと外ダクト20との間に隙間D(スペース31とス
ペース32とで隙間Dの大きさは異なる)が設けられて
いる。スペース31の下流側端部14aとスペース32
の下流側端部14aの軸方向位置は異なっている。スペ
ース31、32のそれぞれが異なるサイドブランチとし
て使用される。本発明の第2実施例では、スペース30
をサイドブランチとして使用しており、スペース31の
軸方向長さL2 とスペース32の軸方向長さL3 が異な
るので、スペース31とスペース32とで異なる2つの
周波数に対応できる。
【0023】ここで、本発明の第2実施例の消音効果を
示す具体例を、図2、図7、図8を参照して、説明す
る。図7は絞りダクト10と外ダクト20とを用いた吸
気ダクト50の基本形状を示している。図7は、絞りダ
クト10に開口30aが設けられていない場合を示して
おり、スペース30を消音器として使用していない場合
を示している。図7は、d0 =60mm、d1 =40m
m、L0 =430mmの場合を示している。図7の状態
における音響伝達特性は、図8の実線にて示すように、
約390Hzと約790Hzでピークを有する。図2で
は、スペース31の軸方向長さL2 がL2 =180mm
とされ、スペース32の軸方向長さL3 がL3 =100
mmとされている場合を示している。図2の状態におけ
る音響伝達特性は、図8の一点鎖線にて示すようにな
り、図7の状態における約390Hzのピークと約79
0Hzのピークを押さえることができる。そのため、約
390Hzと約790Hzで消音効果を得ることができ
る。
【0024】本発明の第3実施例では、図5に示すよう
に、スペース30が、仕切り壁40にて2以上のスペー
スに仕切られておらず、周方向に連続する1つのスペー
スとなっている場合を示している。絞りダクト10の断
面緩拡大部14には、孔14bが複数設けられている。
図6に示すように、板厚tを有する絞りダクト10に孔
14bを設けることで、孔14bを管長tの共鳴管とし
て使用している。スペース30を共鳴ボリュームとして
使用している。本発明の第3実施例では、孔14bの
数、大きさを変えることにより、共鳴管の管長t、断面
積sを変えることができ、消音したい周波数に対応でき
る。
【0025】本発明の第4実施例では、図9に示すよう
に、スペース30が、仕切り壁40によって2以上のス
ペースに分けられておらず、周方向に連続する1つのス
ペースとなっている場合を示している。絞りダクト10
の断面緩拡大部14の下流側端部14aと外ダクト20
との間に隙間Dが設けられている。下流側端部14aの
軸方向位置は周方向にわたって同じ位置である。外ダク
ト20は、上流端21とその近傍のみに大径部22を有
している。
【0026】本発明の第4実施例では、スペース30
は、 S2/S1≧2 の場合、共鳴ボリュームとして使用され、 (1<)S2/S1<2 の場合、サイドブランチとして使用される。ここで、S
1は、大径部22以外であって大径部22側端の軸方向
位置60におけるスペース30の断面積を示している。
S2は、大径部22の下流側端の軸方向位置61におけ
るスペース30の断面積を示している。
【0027】
【発明の効果】請求項1または請求項2または請求項3
または請求項4または請求項5記載の消音器によれば、
絞りダクトの外側に外ダクトを設け、絞りダクトと外ダ
クトとの間のスペースをサイドブランチまたは共鳴ボリ
ュームとしたので、外ダクトを絞りダクトの吸い込み端
と同じ断面積のダクトとするとともに外ダクト軸芯を絞
りダクト軸芯と一致させて外ダクトを配置することによ
り、絞りダクトの絞り部の外側で外ダクトの内側のスペ
ース(従来、利用されていなかったスペース)を消音器
用のサイドブランチまたは共鳴ボリュームのスペースと
して有効に利用することができる。その結果、外ダクト
から、外ダクトに直交して突出する消音器を設ける必要
はなくなる。そのため、狭いエンジンルーム内において
も消音器を配置することができる。また、絞りダクトの
形状によっては、圧力損失を、絞っていない場合(直管
の場合)のダクトの圧力損失と、ほぼ同等にすることが
できるので、吸気ダクト内を通過する空気の流量をほと
んど減少させることはない。請求項4記載の消音器によ
れば、絞りダクトと外ダクトとの間のスペースは仕切り
壁によって2以上のスペースに分けられており、分けら
れたスペース毎に絞りダクトの下流端の位置が異なって
いるので、分けられたスペース毎にスペースの軸方向長
さを変えることができる。そのため、異なる周波数で消
音効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の消音器を示す概略断面図
である。
【図2】本発明の第2実施例の消音器を示す概略断面図
である。
【図3】図2における、A−A断面図である。
【図4】図2における、B−B断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の消音器を示す概略断面図
である。
【図6】図5の、C部拡大断面図である。
【図7】本発明の第1、第2実施例における、基本形状
を示す概略断面図である。
【図8】音圧レベル対周波数のグラフである。
【図9】本発明の第4実施例の消音器を示す概略断面図
である。
【図10】図7における、絞りダクトのみの概略断面図
である。
【図11】従来のサイドブランチとその近傍を示す斜視
図である。
【図12】従来の共鳴ボリュームとその近傍を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 絞りダクト 11 エア取り入れ口 12 最狭部 14 断面緩拡大部 14a 断面緩拡大部の下流側端部 14b 孔 20 外ダクト 21 外ダクトの上流端 30、31、32 スペース 30a 開口 40 仕切り壁 50 吸気ダクト D 隙間 L、L0 、L1 、L2 、L3 スペースの軸方向長さ L’ 管長

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞りダクトの外側に外ダクトを設け、 前記絞りダクトと前記外ダクトとの間のスペースと前記
    絞りダクト内とを連通する開口を、前記絞りダクトの下
    流端または前記絞りダクトの途中に設け、前記絞りダク
    トと前記外ダクトとの間のスペースをサイドブランチま
    たは共鳴ボリュームとした消音器。
  2. 【請求項2】 前記絞りダクトの下流端と前記外ダクト
    との間に隙間を設け、該隙間を前記開口とした請求項1
    記載の消音器。
  3. 【請求項3】 前記隙間が周方向に全周にわたって設け
    られており、前記隙間は周方向に連続している請求項2
    記載の消音器。
  4. 【請求項4】 前記絞りダクトと外ダクトとの間のスペ
    ースは軸方向に延びる2以上の仕切り壁によって2以上
    のスペースに分けられており、該分けられたスペース毎
    に前記絞りダクトの下流端の位置が異なっている請求項
    2記載の消音器。
  5. 【請求項5】 前記絞りダクトの途中には1以上の孔が
    設けられており、該孔を前記開口とした請求項1記載の
    消音器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009202682A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Toyoda Gosei Co Ltd 空調用ダクト装置

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