JP2008265717A - 空調用ダクト - Google Patents

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Shintaro Okawa
新太朗 大川
Nobuhiro Terai
伸弘 寺井
Takahiko Sato
貴彦 佐藤
Yoshikazu Hirose
吉一 広瀬
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Abstract

【課題】嵩張らず、乱流の発生を抑制でき、かつ、抑制対象音を充分に低減できる空調用ダクトを提供すること。
【解決手段】車両用空調装置の空気流路下流側に接続される空調用ダクトに、外筒部6と外筒部6の内部に形成されている内筒部4とを設け、内筒部4の第1内端41を外筒部6の内周面に一体化し、内筒部の第2内端42の外周面と外筒部6の内周面とを離間させ、外筒部6の内周面と内筒部4の外周面とでサイドブランチ型消音室8を区画し、外筒部6に第1内端41の空気流路上流側に連続する調整部を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空調装置の空気流路下流側に接続され、車両用空調装置から流出した空気を所定の方向に導く空調用ダクトに関する。
車両用空調装置(所謂エアコンディショナー)に接続される空調用ダクトは、筒状をなす。空調用ダクトの内部には、車両用空調装置から吹き出した空気が流通する。したがって、空調用ダクトには、車両用空調装置に由来する騒音が伝達する。この騒音を低減するために、空調用ダクトにレゾネータやサイドブランチなどの共鳴器を設ける技術がある。しかし、一般的なレゾネータやサイドブランチは、空調用ダクトの外部に大きく突出する。したがって、一般的なレゾネータやサイドブランチを設けた空調用ダクトは、著しく大型化する。このため車両によっては、この種の空調用ダクトを搭載する空間を確保できない場合がある。
空調用ダクト用のレゾネータとしてスリットレゾネータを採用すれば、空調用ダクトの著しい大型化を抑制できると考えられる(例えば、特許文献1参照)。しかし特許文献1に紹介されている空調用ダクトであっても、抑制対象となる周波数域によっては、レゾネータの拡張室が空調用ダクトの外周側に大きく突出する場合がある。これは、以下の理由による。
スリットレゾネータが抑制する騒音の周波数(共鳴周波数)は、図21に示す共鳴箱部900の容積V4と、連通管901の長さl4と、連通管901の半径r4とによって決定されることが知られている。このため、スリットレゾネータにおける連通管901の長さl4は、抑制対象となる騒音の周波数に応じて決定される。ところで、抑制対象となる騒音の周波数が小さい場合には、図22に示すように連通管901の長さl4を長くする必要がある。この場合には共鳴箱部900が空調用ダクトの外周側に大きく突出するため、空調用ダクトが大型化する。
吸気ダクトの内部に、サイドブランチまたはレゾネータとして機能する部分を設けることで、吸気ダクトを大型化せずに騒音を低減する技術もある(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に紹介されている吸気ダクトを模式的に表す図を図23に示す。図23に示すように、特許文献2に紹介されている吸気ダクトは、筒状をなす外ダクト106と、筒状をなし外ダクト106の内周側に設けられている絞りダクト104と、が一体化されてなる。絞りダクト104の軸方向長さは外ダクト106の軸方向長さよりも短い。また、絞りダクト104の空気流路上流側端部140は外ダクト106の内周面と一体化されている。絞りダクト104は、軸方向の一部に、径方向断面積が部分的に小さい最挟部144を持つ。
特許文献2に紹介されている吸気ダクトによると、絞りダクト104と外ダクト106との間の空間をサイドブランチ型消音器として利用することで、騒音を低減できる。詳しくは、絞りダクト104の空気流路下流側端部142と外ダクト106の内周面とは離間している。このため、吸気ダクトを伝搬する騒音は、この隙間(以下、開口端面180と呼ぶ)をとおってサイドブランチ型消音器の内部(すなわち、外ダクト106の内周面と絞りダクト104の外周面との間に区画形成されている空間)に進入する。このため、特許文献2に紹介されている吸気ダクトによると、騒音を低減できる。
特許文献2に紹介されている技術を空調用ダクトに転用すれば、空調用ダクトを大型化することなく騒音を低減できる可能性がある。
しかし、特許文献2に紹介されている吸気ダクトでは、絞りダクト104の空気流路上流側端部140を外ダクト106の空気流路上流側端部(以下、流入口150と呼ぶ)と一体化している。このため、特許文献2に紹介されている吸気ダクトを空調用ダクトに転用して、車両用空調装置を流入口150に取り付けると、図23に示すように、車両用空調装置が吹き出した空気が、いきなり絞りダクト104に流入する。したがってこの場合には絞りダクト104において乱流が発生する。絞りダクト104において乱流が発生すると、開口端面180に対して平行に流れる空気量が多くなるために、笛吹音が発生する。さらに、絞りダクト104において乱流が発生すると、空調用ダクトに流通する空気の圧力損失(以下、圧損と略する)が増大する問題もある。
さらに、特許文献2に紹介されている吸気ダクトによると、抑制対象となる周波数域の騒音(以下、抑制対象音と呼ぶ)を充分に低減することは困難であった。これは以下の理由による。
サイドブランチ型消音器が低減できる騒音の周波数は、サイドブランチ型消音器の管長に応じて決定される。一方、抑制対象音を充分に低減するためには、サイドブランチ型消音器の開口端面を、ダクトのなかで抑制対象音の音圧が最も大きくなる位置(音圧の腹)に設けるのがよい。例えば、低周波数の抑制対象音を低減するためには、管長を長くする(すなわち開口端面を空気流路下流側に配置する)のがよい。高周波数の抑制対象音を低減するためには、管長を短くする(すなわち開口端面を空気流路上流側に配置する)のがよい。
ところで、特許文献2に紹介されている吸気ダクトでは、絞りダクト104の空気流路上流側端部140が外ダクト106の流入口150と一体化している。このため、特許文献2に紹介されている吸気ダクトでは、抑制対象音の周波数に応じて設定したサイドブランチ型消音器の管長l5と、音圧の腹と、が一致しない場合がある。したがって、特許文献2に紹介されている吸気ダクトによると、抑制対象音を充分に低減することは困難である。
さらに、特許文献2に紹介されている吸気ダクトの流入口150は複雑な形状であるため、特許文献2に紹介されている吸気ダクトを精度高く成形するのは非常に困難である。このことによっても、特許文献2に紹介されている吸気ダクトによると、抑制対象音を充分に低減することは困難であった。
特開2006−3355125号公報 特開2001−248508号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、嵩張らず、乱流の発生を抑制でき、かつ、抑制対象音を充分に低減できる空調用ダクトを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の空調用ダクトは、車両用空調装置の空気流路下流側に接続され、筒状をなす外筒部6と、筒状をなし、外筒部6の内部に形成され、軸方向の一端である第1内端41が外筒部6の内周面に一体化され、軸方向の他端である第2内端42が第1内端41よりも空気流路下流側に配され、第2内端42の外周面と外筒部6の内周面とが離間している内筒部4と、外筒部6の内周面と内筒部4の外周面とで区画されているサイドブランチ型消音室8と、を持ち、外筒部6は、第1内端41の空気流路上流側に連続する調整部5を持つことを特徴とする。
本発明の空調用ダクトは、下記の(1)〜(7)の少なくとも一つを備えるのが好ましい。
(1)上記内筒部4は、上記第1内端41と上記第2内端42との間の部分である内側区画部43を持ち、内側区画部43の内周面の径方向断面積は、上記第1内端41の内周面の径方向断面積よりも小さく、上記調整部5の内周面の径方向断面は一定形状である。
(2)上記第2内端42の内周面の径方向断面積は、上記内側区画部43の内周面の径方向断面積よりも大きい。
(3)上記外筒部6は、上記第1内端41の外周側に位置する第1外端601と、上記第2内端42の外周側に位置する第2外端602と、第1外端601と第2外端602との間の部分である外側区画部603と、を持ち、外側区画部603の内周面の径方向断面積は、第1外端601の内周面の径方向断面積よりも大きい。
(4)上記第2外端602の内周面の径方向断面積は、上記外側区画部603の内周面の径方向断面積よりも小さい。
(5)上記内筒部4は、上記内筒部4の外周面から上記外筒部6の内周面に向けて突出する立壁400を持ち、立壁400の突出端面と上記外筒部6の内周面とは離間し、立壁400は、内筒部4の軸線と交叉する方向に延び、立壁400の一端である第1立端402と上記第1内端41との軸方向距離と、立壁400の他端である第2立端403と上記第1内端41との軸方向距離と、は異なる。
(6)上記調整部5の軸方向長さは30mm以上である。
(7)上記外筒部6のなかで上記調整部5よりも空気流路下流側の部分からなる第1分体1と、上記外筒部6のなかで上記調整部5を含む空気流路上流側の部分と上記内筒部4とが一体に成形されてなる第2分体2と、を持ち、第2分体2の上記内筒部4が第1分体1の内部に挿入され、第1分体1と第2分体2とが固着一体化されてなる。
本発明の空調用ダクトは、外筒部と内筒部とを持つ。内筒部は外筒部の内周側に形成されている。また、内筒部の一端(第1内端)は外筒部の内周面に一体化されている。内筒部の他端(第2内端)の外周面と外筒部の内周面とは離間している。このため本発明の空調用ダクトは、外筒部の内周面と内筒部の外周面とでサイドブランチ型消音室(すなわちサイドブランチ型消音器として機能する部分)を区画している。このサイドブランチ型消音室は、空調用ダクトに沿って延びる。したがって本発明の空調用ダクトは、騒音を低減でき、かつ嵩張らない。
また、本発明の空調用ダクトにおける外筒部は、第1内端の空気流路上流側に連続する調整部を持つ。換言すると、本発明の空調用ダクトにおける外筒部は、サイドブランチ型消音室の空気流路上流側にまで延びている。この調整部の長さを適宜設定することで、サイドブランチ型消音室の長さ(すなわちサイドブランチ型消音器の管長)を抑制対象音の周波数に応じた長さに設定し、かつ、開口端面を音圧の腹に配置できる。したがって、本発明の空調用ダクトによると、抑制対象音を充分に低減できる。
上記(1)を備える本発明の空調用ダクトでは、内側区画部(内筒部における第1内端と第2内端との間の部分)の内周面の径方向断面積が、第1内端の内周面の径方向断面積よりも小さい。換言すると、上記(1)を備える本発明の空調用ダクトでは、内側区画部の少なくとも一部が絞り形状をなす。このため、車両用空調装置から本発明の空調用ダクトに伝達した騒音は、内側区画部を通過する際に減衰する。よって、上記(1)を備える本発明の空調用ダクトによると、騒音をより低減できる。
さらに、上記(1)を備える本発明の空調用ダクトでは、サイドブランチ型消音室の少なくとも一部を空調用ダクトの内周側に入り込ませることで、空調用ダクトの外形を小さくできる。このため、上記(1)を備える本発明の空調用ダクトは、嵩張らない。
なお、上記(1)を備える本発明の空調用ダクトでは、調整部の内周面の径方向断面が一定形状である。このため、空調用ダクトの内部における空気の流れ方向は、調整部の内周面に対応した方向に整えられる。よって、上記(1)を備える本発明の空調用ダクトによると、絞り形状をなす内側区画部に流入する空気の流れ方向を、予め調整部によって整えることができるために、内側区画部における乱流の発生を抑制できる。よって、上記(1)を備える本発明の空調用ダクトでは、笛吹音を低減でき、かつ、圧損の増大を抑制できる。
本発明の空調用ダクトが上記(2)を備える場合には、空調用ダクト内部における乱流の発生をより抑制できる。第2内端の内周面の径方向断面積を、内側区画部の内周面の径方向断面積よりも大きくすることで、外筒部の内周面と第2内端の内周面との径方向長さを小さくすることができ、開口端面に対して平行に流れる空気量をより少なくすることで、乱流の発生をより抑制できるためである。
上記(3)を備える本発明の空調用ダクトでは、サイドブランチ型消音室の少なくとも一部を空調用ダクトの外周側に張り出させることで、内筒部の断面積を大きくできる。このため、上記(3)を備える本発明の空調用ダクトによると、圧損の増大を抑制できる。
本発明の空調用ダクトが上記(4)を備える場合には、空調用ダクト内部における乱流の発生をより抑制できる。第2外端の内周面の径方向断面積を、外側区画部の内周面の径方向断面積よりも小さくすることで、外筒部の内周面と第2内端の内周面との径方向長さを小さくすることができ、上記(2)と同様に乱流の発生をより抑制できるためである。
上記(5)を備える本発明の空調用ダクトによると、複数種の抑制対象音を低減できる。
本発明の空調用ダクトが(6)を備える場合には、絞り形状をなす内側区画部における乱流の発生をより抑制できるため、笛吹音をより低減できるとともに、圧損の増大をより抑制できる。調整部の軸方向長さを大きくすることで、内側区画部に流入する空気の流れを調整部でより確実に整え得るためである。
本発明の空調用ダクトが(7)を備える場合には、空調用ダクトを寸法精度高く成形できるため、抑制対象音をより低減できる。
本発明の空調用ダクトにおける外筒部は筒状であればよく、円筒状や角筒状等の種々の形状に形成できる。内筒部もまた筒状であればよく、円筒状や角筒状等の種々の形状に形成できる。外筒部の軸線と内筒部の軸線とは、一致していても良いし、一致していなくても良い。すなわち、外筒部の内周面と内筒部の外周面との間隙は、周方向に一定であっても良いし、一定でなくても良い。なお、外筒部のなかで内筒部よりも空気流れ下流側の部分(すなわち下流部)における乱流の発生を抑制するためには、外筒部の軸線と内筒部の軸線とが一致するのがよい。外筒部および内筒部の肉厚は、一定であっても良いし、一定でなくても良い。
調整部の形状は特に限定しないが、内側区画部における乱流の発生を抑制するためには、内周面の径方向断面が一定となる形状であるのが好ましい。以下、本発明の空調用ダクトにおける各部分の内周面の径方向断面を、単に径方向断面と略する。本発明の空調用ダクトにおける各部分の内周面の径方向断面積も、同様に、単に径方向断面積と略する。調整部の軸線は、曲線状であっても良いが、直線状である方が良い。調整部の軸線が直線状であれば、内側区画部における乱流の発生をより一層抑制できる。さらに、下流部の軸線は、直線状であっても良いし曲線状であっても良い。
内筒部の軸線は、曲線状であっても良いが、直線状をなす方がよい。内筒部の軸線が直線状である場合には、圧損の増大をより確実に抑制できる。
本発明の空調用ダクトにおいて、第1分体は、外筒部の一部(調整部よりも空気流路下流側の部分)のみからなっても良いし、他の部分(例えば空調用ダクトを他部材に取り付けるための固定端など)を含んでも良い。同様に、第2分体は、外筒部の一部(調整部を含む空気流路上流側の部分)と内筒部とのみからなっても良いし、他の部分を含んでも良い。
第1分体と第2分体とは、既知の方法で固着一体化すれば良い。例えば、第1分体と第2分体とを、接着、溶着、締結等の方法で固着一体化しても良い。あるいは、第1分体および第2分体にそれぞれ嵌合部を設けて、第1分体および第2分体を互いに嵌合させることで固着一体化しても良い。
以下、本発明の空調用ダクトを図面を基に説明する。
(実施例1)
実施例1の空調用ダクトは、上記(1)、(2)、(6)、(7)を備える。実施例1の空調用ダクトを模式的に表す斜視図を図1に示す。実施例1の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図を図2に示す。実施例1の空調用ダクトの内周面を模式的に表す説明図を図3に示す。実施例1の空調用ダクトを製造している様子を模式的に表す説明図を図4〜図5に示す。
実施例1の空調用ダクトは、車両用空調装置(図略)の空気流路下流側に接続される。実施例1の空調用ダクトは、図1に示すように、略角筒状の第1分体1と、略角筒状の第2分体2とからなる。第1分体1は、空調用ダクトの空気流路下流側の部分を構成する。第2分体2は、空調用ダクトの空気流路上流側の部分を構成する。
第1分体1の空気流路上流側端部は僅かに拡径している。第2分体2の空気流路下流側の部分は、第2分体2の空気流路上流側の部分および第1分体1の空気流路上流側の部分に比べて小径である。第2分体2の空気流路下流側の部分は、第1分体1の空気流路上流側の部分に挿入されている。図2に示すように、第1分体1の空気流路上流側端部の内周面には、接着材層3が積層されている。第1分体1と第2分体2とは、この接着材層3によって接着され、一体化されている。
実施例1の空調用ダクトにおける内筒部4は、第2分体2の空気流路下流側の部分(すなわち、第2分体2のなかで第1分体1の空気流路上流側部分に挿入されている部分)からなる。調整部5は、第2分体2のなかで内筒部4の空気流路上流側に連続する部分からなる。外筒部6は、第2分体2の空気流路上流側部分(第2分体2のなかで第1分体1の内部に挿入されていない部分、すなわち調整部5および調整部5に連続する空気流路上流側の部分)と、第1分体1とからなる。換言すると、第1分体1は、外筒部6のなかで調整部5よりも空気流路下流側の部分からなる。第2分体2は、外筒部6のなかで調整部5を含む空気流路上流側の部分と、内筒部4とが一体に成形されてなる。
外筒部6のなかで第1分体1によって構成される部分を第1外筒部61と呼び、外筒部6のなかで第2分体2によって構成される部分を第2外筒部62と呼ぶ。第1外筒部61のなかで内筒部4の外周側を覆う部分を対面部7と呼ぶ。
第1外筒部61の径方向断面積は略一定である。対面部7は直筒状をなす。すなわち対面部7の軸線は直線状をなす。図1に示すように、第1外筒部61は、軸方向の略中央部に湾曲筒状の第1湾曲部61aを持つ。第1湾曲部61aの軸線は弧状をなす。
第2外筒部62の径方向断面積は略一定である。調整部5は直筒状をなす。すなわち調整部5の軸線は直線状をなす。図1に示すように、第2外筒部62は、調整部5の空気流路上流側に連続する部分に、湾曲筒状の第2湾曲部62aを持つ。第2湾曲部の軸線は弧状をなす。
内筒部4は、第1内端41と第2内端42と内側区画部43とを持つ。第1内端41は調整部5の空気流路下流側に連続し、外筒部6の内周面に一体化されている。第2内端42は内筒部4の空気流路下流側端部である。第2内端42の外周面と第1外筒部61の内周面(対面部7の内周面)とは離間し、両者の間には隙間が形成されている。この隙間は、後述するサイドブランチ型消音室8の開口端面80となる。
内側区画部43は、第1内端41と第2内端42との間の部分であり、第1内端41と第2内端42とを連絡する。内側区画部43のなかで調整部5寄りの部分は、内筒部4のなかで径方向断面積が最も小さい。この部分を最小径部44と呼ぶ。内筒部4の径方向断面積は、第1内端41から最小径部44に向けて急激に小さくなっている。また、内筒部4の径方向断面積は、最小径部44から第2内端42に向けて徐々に大きくなっている。上述したように、第2内端42の外周面と第1外筒部61の内周面とは離間している。したがって内側区画部43の径方向断面積は、第1内端41の径方向断面積よりも小さい。
調整部5の軸方向長さW1(図2に示す)は94mmである。調整部5の径方向断面積S2は4976mmである。最小径部44の径方向断面積S1は2372mmである。内筒部4における第1内端41から最小径部44までの部分(以下、絞り急変部45と呼ぶ)を軸方向に切断した線分は円弧状をなす。この円弧の半径は10mmである。絞り急変部45の軸方向長さW2もまた10mmである。内筒部4における最小径部44から第2内端42までの部分(以下、戻し部46と呼ぶ)の軸方向長さW3は85mmである。第2内端42の外周面と対面部7の内周面との距離(開口端面80の径方向長さ)は5mmである。さらに、調整部5の軸線L1と直線L2とがなす角θは6.7°である。直線L2は、内筒部4の中心軸L1と同一平面上にあり、第2内端42をとおり、戻し部46に接する直線である。
図2に示すように、内筒部4の外周面と対面部7の内周面との間には空間が形成されている。この空間は、第2内端42の外周面と外筒部6の内周面との隙間(すなわち開口端面80)を介して、内筒部4の内周側に通じている。したがって、実施例1の空調用ダクトにおいては、内筒部4と対面部7とによって、サイドブランチ型消音室8が区画されている。よって、実施例1の空調用ダクトは、このサイドブランチ型消音室8によって騒音を低減できる。また、サイドブランチ型消音室8は空調用ダクトに沿って延び、かつ、空調用ダクトの内周側に入り込んでいるため、実施例1の空調用ダクトはサイドブランチ型消音室8を持つにもかかわらず、嵩張らない。
ところで、サイドブランチ型消音器の共鳴周波数fは、下式1に基づいて算出できる。fを抑制対象音の周波数と一致または近似させれば、抑制対象音を低減できる。
(式1)
=c/4(l+Δl)
なお、cは音速であり、lはサイドブランチ型消音器の管長であり、Δlは開口端面積と開口周辺境界に依存したサイドブランチの補正長さである。
実施例1の空調用ダクトにおいては、内筒部4の第2内端42と対面部7の内周面との隙間がサイドブランチ型消音器の開口端面に相当する。サイドブランチ型消音室8の軸方向長さ(すなわち内筒部4の軸方向長さ)がサイドブランチ型消音器の管長lに相当する。実施例1の空調用ダクトにおける管長lはW2≦l≦W2+W3に相当し、85〜95mmである。このため、実施例1の空調用ダクトの抑制対象音は、周波数900〜1000Hz付近の騒音である。なお、車両用空調装置で生じる騒音の周波数は、主として1000Hz付近である。このため、実施例1の空調用ダクトによると、抑制対象音すなわち車両用空調装置で生じた騒音を確実に低減できる。
さらに、実施例1の空調用ダクトでは、内側区画部43の径方向断面積が、第1内端41の径方向断面積よりも小さい。換言すると、実施例1の空調用ダクトにおける内側区画部43は最小径部44を持ち、絞り形状をなす。このため、車両用空調装置から実施例1の空調用ダクトに伝達した騒音は、内側区画部43を通過する際に減衰する。このことによっても、実施例1の空調用ダクトは騒音を低減できる。
さらに、実施例1の空調用ダクトにおける調整部5の径方向断面は一定形状であるため、図2に示すように、車両用空調装置が吹き出した空気の流れ方向は、調整部5の内周面に対応した一定方向に整えられる。したがって、内側区画部43に流入する空気の流れ方向は、調整部5によって予め整えられるため、内側区画部43では乱流が発生し難い。よって実施例1の空調用ダクトでは、開口端面80に対して平行に流れる空気量が少なくなるために、笛吹音の発生が抑制される。また、内側区画部43における乱流の発生を抑制することで、圧損の増大を抑制できる。
実施例1の空調用ダクトでは、調整部5の長さを適宜設定することで、サイドブランチ型消音室8の軸方向長さを抑制対象音の周波数に応じた長さに設定するとともに、開口端面80を音圧の腹に配置できる。このため、実施例1の空調用ダクトによると、抑制対象音を充分に低減できる。
実施例1の空調用ダクトでは、第2内端42の内周面の径方向断面積が、内側区画部43の内周面の径方向断面積よりも大きい。このため、外筒部6の内周面と第2内端42の内周面との径方向長さを小さくできる。よって、実施例1の空調用ダクトでは、開口端面80に対して平行に流れる空気量がより少なくなり、乱流の発生がより抑制される。
実施例1の空調用ダクトにおける調整部5の軸方向長さは、94mmであり、充分に長い。このため、実施例1の空調用ダクトによると、内側区画部43における乱流の発生をより抑制できる。よって実施例1の空調用ダクトは、笛吹音をより低減できるとともに、圧損の増大をより抑制できる。
実施例1の空調用ダクトにおいては、内側区画部43のなかで第1内端41から最小径部44までの部分(すなわち絞り急変部45)の内周面と、内側区画部43のなかで最小径部44から第2内端42までの部分(すなわち戻し部46)の内周面が滑らかに連続している。このため、調整部5を通過した空気は絞り急変部45を経て戻し部46に滑らかに流入する。このため、実施例1の空調用ダクトによると、内側区画部43における乱流の発生をより抑制できる。
なお、騒音を大きく低減するためには最小径部44の径方向断面積S1を小さくするのが好ましいが、本発明の空調用ダクトでは、サイドブランチ型消音室8によっても騒音を低減する。このため、本発明の空調用ダクトでは、最小径部44の径方向断面積S1が比較的大きい場合(例えば最小径部44の径方向断面積S1が調整部5の径方向断面積S2の約50%を超える場合)にも、騒音を充分に低減できる。
本発明の空調用ダクトにおいて、圧損の増大を抑制するためには最小径部44の径方向断面積S1を大きくするのが好ましい。本発明の空調用ダクトにおいては、最小径部44の径方向断面積S1を、調整部5の径方向断面積S2の9/20以上にすると、内側区画部43の径方向断面積が過小になることはない。このため、圧損の増大をより抑制できる。参考までに、実施例1の空調用ダクトにおける最小径部44の径方向断面積S1は2372mmであり、調整部5の径方向断面積S2は4976mmである。このため、実施例1の空調用ダクトにおけるS1はS2の9/20以上である。よって、実施例1の空調用ダクトは圧損の増大をより抑制できる。
ところで、内側区画部43が絞り形状をなす場合、騒音を大きく低減するためには、内側区画部43の軸方向長さを長くするのが好ましく、圧損の増大を抑制するためには、内側区画部43の軸方向長さを短くするのが好ましい。実施例1の空調用ダクトにおける内側区画部43は、戻し部46を持つために、内側区画部43のなかで径方向断面積が最小になる部分(最小径部44)の軸方向長さを短くできる。このため、実施例1の空調用ダクトによると、圧損の増大をさらに抑制できる。
なお、騒音を大きく低減するためには、絞り急変部45の軸方向長さW2を長くするのが好ましく、圧損の増大を抑制するためには、絞り急変部45の軸方向長さW2を短くするのが好ましい。本発明の空調用ダクトでは、絞り急変部45の軸方向長さW2が10mm以上であれば、車両用空調装置に起因する騒音を低減できる。また、絞り急変部45の軸方向長さW2を、面積がS2に等しい円の半径(以下、r2と呼ぶ)の1/4以下にすれば、絞り急変部45の軸方向長さW2が充分に短くなるために、圧損の増大をより抑制できる。すなわち、本発明の空調用ダクトにおいて、絞り急変部45の軸方向長さW2は10mm以上であるのが好ましい。また、絞り急変部45の軸方向長さW2は、面積がS2に等しい円の半径の1/4以下であるのが好ましい。参考までに、実施例1の空調用ダクトにおける絞り急変部45の軸方向長さW2は10mmであり、面積がS2に等しい円の半径r2は約40mmである。このため実施例1の空調用ダクトでは、絞り急変部45の軸方向長さW2は、面積がS2に等しい円の半径r2の1/4以下である。
さらに、圧損の増大を低減するためには、戻し部46の径方向断面積は徐変するのが好ましい。上述したL1とL2とがなす角θが5°以下であれば、戻し部46の径方向断面積が徐変するため、圧損の増大をより抑制できる。
実施例1の空調用ダクトの製造方法を以下に説明する。
(中間成形工程)
先ず、PE、PP等からなるパリソン(図略)を準備した。このパリソンを図略のブロー成形型に入れ、図4に示す中間成形体9をブロー成形した。この中間成形体9は、第1分体予定部91と、第2分体予定部92と、連結部93とが一体に成形されてなる。第1分体予定部91は、外筒部6のなかで調整部5よりも空気流路下流側の部分を含む。第2分体予定部92は、外筒部6のなかで調整部5を含む空気流路上流側の部分、および、内筒部4を含む。
連結部93の一端は、第1分体予定部91の空気流路下流側端部と一体化している。連結部93の他端は第2分体予定部92の空気流路上流側端部と一体化している。連結部93のなかで第1分体予定部91側の部分は、第2分体予定部92側の部分よりも、径方向断面積が大きい。連結部93のなかで第2分体予定部92側の部分(予備部930と呼ぶ)は、径方向断面積が一定であった。
(除去工程)
中間成形工程で得た中間成形体9を切断し、中間成形体9から連結部93の少なくとも一部を除去することで、第1分体予定部91を含む第1分体1と、第2分体予定部92を含む第2分体2と、を得た(図5)。なお、中間成形体9を切断する際には、中間成形体9に図略の治具をあてがうことで、切断位置を位置決めした。
(組み付け工程)
除去工程で得た第1分体1の空気流路上流側端部の内周面に、接着材層3を積層した。そして、第2分体2の内筒部4を、第1分体1の空気流路上流側端部から第1分体1の内部に挿入し、第1分体1と第2分体2とを一体化した。第1分体1の空気流路下流側端部に積層されている接着材層3は、調整部5の外周面に貼り付いた。よって、第1分体1と第2分体2とは、接着材層3によって接着され、一体化された。
以上の中間成形工程〜組み付け工程によって、実施例1の空調用ダクトが得られた。
実施例1の空調用ダクトの製造方法では、対面部7を持つ第1分体1と、内筒部4を持ち第1分体1とは別体の第2分体2とを、固着一体化している。したがって、実施例1の空調用ダクトの製造方法によると、内筒部4と対面部7とを精度高く成形できる。よって実施例1の空調用ダクトの製造方法によると、抑制対象音を低減できる空調用ダクトを製造できる。
また、第1分体予定部91と第2分体予定部92とを中間成形体9として一体成形することで、第1分体1を主として構成する第1分体予定部91と、第2分体を主として構成する第2分体予定部92と、を同じ成形型(ブロー型)で成形できる。よって、実施例1の空調用ダクトの製造方法によると、成形型に要するコストを低減でき、空調用ダクトを安価に製造できる。
さらに、予備部930の径方向断面積は一定であるため、予備部930のなかで第2分体2に残す部分の長さを適宜変更すれば、内筒部4の長さおよびサイドブランチ型消音室8の長さを適宜変更できる。したがって実施例1の空調用ダクトの製造方法によると、抑制対象音の異なる複数種の空調用ダクトを同じ成形型によって成形できる。
(実施例2)
実施例2の空調用ダクトは、上記(1)、(2)、(6)、(7)を備える。実施例2の空調用ダクトは、内筒部の形状以外は実施例1の空調用ダクトと同じものである。実施例2の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図を図6に示す。
図6に示すように、実施例2の空調用ダクトにおける内筒部4の軸方向長さは、周方向に異なっている。内筒部4のなかで軸方向長さが最小になる部分(短軸部47)の軸方向長さは28mmである。内筒部4のなかで軸方向長さが最大になる部分(長軸部48)の軸方向長さは85mmである。短軸部47と長軸部48との間の部分は、軸方向長さが徐変している。
したがって、実施例2の空調用ダクトにおけるサイドブランチ型消音室8は、上式1におけるサイドブランチ型消音器の長さlを複数種持つ。このため、実施例2の空調用ダクトによると、周波数が異なる複数種の騒音を低減できる。換言すると、実施例2の空調用ダクトによると、複数種の抑制対象音を低減できる。
また、実施例2の空調用ダクトにおける内側区画部43は、実施例1の空調用ダクトにおける内側区画部と同様に絞り形状をなす。このことによっても実施例2の空調用ダクトは騒音を低減できる。
(実施例3)
実施例3の空調用ダクトは、上記(1)、(5)〜(7)を備える。実施例3の空調用ダクトは、内筒部の形状以外は実施例1の空調用ダクトと同じものである。実施例3の空調用ダクトにおける内筒部を模式的に表す要部拡大斜視図を図7に示す。実施例3の空調用ダクトを図7中A−A位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図8に示す。実施例3の空調用ダクトを図7中B−B位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図9に示す。
実施例3の空調用ダクトにおける内筒部4(内側区画部43)は、実施例1の空調用ダクトにおける内筒部4と同じ絞り急変部45を持つ。内筒部4のなかで絞り急変部45よりも第2内端42側の部分の径方向断面積と、第2内端42の径方向断面積とは、最小径部44の径方向断面積と同じである。すなわち、内筒部4のなかで絞り急変部45よりも第2内端42側の部分(以下、小径部49と呼ぶ)は、直筒状をなす。第2内端42の外周面と対面部7の内周面との距離は5mmである。
また、実施例3の空調用ダクトにおける内筒部4は立壁400を持つ。立壁400は、小径部49の外周面から対面部7の内周面に向けて突出している。立壁400の突出端面401と対面部7の内周面とは5mm離間している。図7に示すように、立壁400は小径部49の上面と右側面とにわたって延在している。立壁400の一端である第1立端402と第2内端42との軸方向距離は85mmである。立壁400の他端である第2立端403と第2内端42との軸方向距離は28mmである。立壁400のなかで第1内端402と第2内端403との間の部分は、第1内端402と第2内端403とに滑らかに連続する。したがって、立壁400と第1内端41との距離は内筒部4の周方向に徐変している。
実施例3の空調用ダクトでは、サイドブランチ型消音室8(すなわち内側区画部43の外周面と対面部7の内周面との間の空間)が、立壁400で区画されている。したがって、図8および図9に示すように、実施例3の空調用ダクトは立壁400で区画された2つのサイドブランチ型消音室8(第1サイドブランチ型消音室81、第2サイドブランチ型消音室82)を持つ。第1サイドブランチ型消音室81は第2サイドブランチ型消音室82よりも空気流路下流側に形成されている。さらに、小径部49の下面と左面とには立壁400が設けられていないため、実施例3の空調用ダクトは、立壁400で区画されていないサイドブランチ型消音室8(第3サイドブランチ型消音室83)を持つ。実施例3の空調用ダクトでは、第2内端42の外周面と対面部7の内周面との隙間が第1サイドブランチ型消音室81および第3サイドブランチ型消音室83の開口端面80aとなり、立壁400の突出端面401と対面部7の内周面との隙間が第2サイドブランチ型消音室82の開口端面80bとなる。
実施例3の空調用ダクトは、第1サイドブランチ型消音室81、第2サイドブランチ型消音室82、第3サイドブランチ型消音室83によって騒音を低減する。第1サイドブランチ型消音室81〜第3サイドブランチ型消音室83の軸方向長さl1〜l3はそれぞれ異なるため、この3つのサイドブランチ型消音室81〜83は、それぞれ周波数の異なる騒音を低減する。また、第1サイドブランチ型消音室81第3サイドブランチ型消音室83の開口端面80aと、第2サイドブランチ型消音室82の開口端面80bとは異なる位置に形成されている。このため、3つのサイドブランチ型消音室81〜83は、それぞれの抑制対象音に応じた音圧の腹に相当する位置に開口端面80a、80bを配置できる。よって、実施例3の空調用ダクトは、実施例2の空調用ダクトよりも多種の抑制対象音を低減できる。
また、実施例3の空調用ダクトにおける内筒部4は、実施例1の空調用ダクトにおける内筒部と同様に絞り形状をなす。このことによっても実施例3の空調用ダクトは騒音を低減できる。
なお、実施例3の空調用ダクトにおける内筒部4に、実施例1の空調用ダクトと同様の戻し部46を設けても良い。また、立壁400を内筒部4の全周に延在させても良い。
(実施例4)
実施例4の空調用ダクトは、上記(1)〜(2)、(5)〜(7)を備える。実施例4の空調用ダクトは、内筒部の形状以外は実施例1の空調用ダクトと同じものである。実施例4の空調用ダクトにおける内筒部を模式的に表す要部拡大斜視図を図10に示す。実施例4の空調用ダクトを図10中A−A位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図11に示す。
実施例4の空調用ダクトは、実施例1の空調用ダクトに立壁400を設けたものである。実施例4の空調用ダクトにおける立壁400は、戻し部46の外周面から対面部7の内周面に向けて突出している。立壁400の突出端面401と対面部7の内周面とは5mm離間している。また、立壁400は戻し部46の上面と右側面とにわたって延在している。立壁400と第1内端41との距離は内筒部4の周方向に異なっている。立壁400の一端である第1立端402と第2内端42との軸方向距離は85mmである。立壁400の他端である第2立端403と第2内端42との軸方向距離は28mmである。
さらに、図10に示すように、実施例4の空調用ダクトにおける立壁400は、第2内端42と一体化している。したがって、実施例4の空調用ダクトは、実施例3の空調用ダクトにおける第1サイドブランチ型消音室81を持たず、第2サイドブランチ型消音室82および第3サイドブランチ型消音室83のみを持つ。
実施例4の空調用ダクトは、第2サイドブランチ型消音室82および第3サイドブランチ型消音室83のみを持ち第1サイドブランチ型消音室81を持たないが、第2サイドブランチ型消音室82の軸方向長さl2と第3サイドブランチ型消音室83の軸方向長さl3とは異なり、第2サイドブランチ型消音室82の開口端面80bと第3サイドブランチ型消音室83の開口端面80aとは異なる位置に形成されている。このため、実施例4の空調用ダクトは、実施例2の空調用ダクトよりも多種の抑制対象音を低減できる。
また、実施例4の空調用ダクトにおける内側区画部43は、実施例1の空調用ダクトにおける内側区画部と同様に絞り形状をなす。このことによっても実施例4の空調用ダクトは騒音を低減できる。
(比較例1)
比較例1の空調用ダクトは外筒部のみからなる。比較例1の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図を図12に示す。
図12に示すように、比較例1の空調用ダクトは外筒部6のみからなる。外筒部6の径方向断面積は軸方向に一定である。換言すると、比較例1の空調用ダクトは実施例1の空調用ダクトにおける内側区画部43を持たず、内側区画部43に相当する部分が実施例1の空調用ダクトにおける調整部5で置き換えられている。
(比較例2)
比較例2の空調用ダクトは、外筒部のみからなる。比較例2の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図を図13に示す。
図13に示すように、比較例2の空調用ダクトは外筒部6のみからなる。外筒部6のなかで実施例1の空調用ダクトにおける内筒部4に対応する部分(縮径部61)は、実施例1の空調用ダクトにおける内筒部4と同様に、径方向断面積が急激に小さくなっている部分(絞り急変部62)と、径方向断面積が最小である部分(最小径部63)と、径方向断面積が徐々に大きくなっている部分(戻し部64)と、を持つ。比較例2の空調用ダクトにおける縮径部61は、実施例1の空調用ダクトにおける内筒部4とほぼ同形状である。外筒部6のなかで実施例1の空調用ダクトにおける調整部5に対応する部分65は、実施例1の空調用ダクトにおける調整部5と同様に、径方向断面が一定形状である。
(騒音測定試験)
実施例1の空調用ダクト、比較例1の空調用ダクト、および比較例2の空調用ダクトを車両用空調装置に取り付け、車両用空調装置から各空調用ダクトに空気を吹き出すことで騒音を発生させた。各空調用ダクトの空気流路下流側近傍にマイクロフォンを取り付けて、周波数320Hz〜10000Hzにおける騒音レベル(dBA)を測定した。騒音測定試験の結果を表すグラフを図14に示す。なお、図14に示すグラフにおいて、縦軸の目盛り線は5dBA間隔でひかれている。
図14に示すように、実施例1の空調用ダクトは、比較例1の空調用ダクトおよび比較例2の空調用ダクトに比べて、各周波数の騒音を大きく低減する。特に、実施例1の空調用ダクトは、周波数1000Hz付近の騒音を大きく低減する。上述したように、車両用空調装置で生じる騒音の周波数は主として1000Hz付近である。よって、この結果から、実施例1の空調用ダクトによると車両用空調装置で生じた騒音を確実に低減できることがわかる。
(実施例5)
実施例5の空調用ダクトは、上記(3)、(4)、(6)、(7)を備える。実施例5の空調用ダクトを模式的に表す斜視図を図15に示す。実施例5の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図を図16に示す。実施例5の空調用ダクトを製造している様子を模式的に表す説明図を図17〜図18に示す。
実施例5の空調用ダクトは、実施例1の空調用ダクトと同様に、第1分体1と第2分体2とからなる。第1分体1は外筒部6のなかで調整部5よりも空気流路下流側の部分からなる。第2分体2は、外筒部6のなかで調整部5を含む空気流路上流側の部分と、内筒部4とが一体に成形されてなる。第1分体1と第2分体2とは、実施例1と同様に、接着材層3によって接着され、一体化されている。
実施例5の空調用ダクトにおける内筒部4の径方向断面積は一定である。外筒部6は、実施例1の空調用ダクトにおける外筒部と同様に、第1外筒部61と第2外筒部62とを持つ。第1外筒部61は、内筒部4の外周側を覆う対面部7を持つ。対面部7の径方向断面積は、第1外筒部61の空気流路下流側端部の径方向断面積よりも大きい。対面部7は、第1内端41の外周側に位置する第1外端601と、第2内端41の外周側に位置する第2外端602と、第1外端601と第2外端602との間の部分である外側区画部603と、を持つ。外側区画部603は、内側区画部43に対面している。外側区画部603の径方向断面積は、第1外端601の径方向断面積よりも大きい。したがって外側区画部603は膨れ形状をなす。換言すると、実施例5の空調用ダクトにおけるサイドブランチ型消音室8は、空調用ダクトの外周側に張り出している。
なお、実施例5の空調用ダクトにおけるサイドブランチ型消音室8の軸方向長さおよび開口端面積は、実施例1の空調用ダクトと同じである。したがって、実施例5の空調用ダクトは、実施例1の空調用ダクトと同様に、サイドブランチ型消音室8によって抑制対象音を低減できる。
実施例5の空調用ダクトでは、サイドブランチ型消音室8が空調用ダクトの外周側に張り出しているために、内筒部4の径方向断面積を大きくできる。このため、実施例5の空調用ダクトによると、圧損の増大を抑制できる。
また、サイドブランチ型消音室8は空調用ダクトに沿って延びるため、実施例5の空調用ダクトはサイドブランチ型消音室8を持つにもかかわらず、嵩張らない。
さらに、第2外端602の径方向断面積は外側区画部603の径方向断面積よりも小さいため、対面部7の内周面と第2内端42の内周面との径方向長さは小さい。このことによっても、実施例5の空調用ダクトは乱流の発生を抑制できる。
実施例5の空調用ダクトの製造方法を以下に説明する。
(中間成形工程)
実施例1の中間成形工程と同様に、図略のパリソンを準備し、このパリソンを図略のブロー成形型に入れて、図17に示す中間成形体9をブロー成形した。中間成形体9は、第1分体予定部91と、第2分体予定部92と、連結部93とが一体に成形されてなる。第1分体予定部91は、外筒部6のなかで調整部5よりも空気流路下流側の部分を含む。第2分体予定部92は、外筒部6のなかで調整部5を含む空気流路上流側の部分、および、内筒部4を含む。連結部93は、実施例1の中間成形体9における連結部と同形状であり、予備部930を持つ。
(除去工程)
実施例1の除去工程と同様に、中間成形工程で得た中間成形体9を切断して連結部93の少なくとも一部を除去し、第1分体予定部91を含む第1分体1と、第2分体予定部92を含む第2分体2と、を得た(図18)。
(組み付け工程)
実施例1の組み付け工程と同様に、除去工程で得た第1分体1の空気流路上流側端部の内周面に、接着材層3を積層した。そして、第2分体2の内筒部4を、第1分体1の空気流路上流側端部から第1分体1の内部に挿入し、第1分体1と第2分体2とを一体化した。第1分体1と第2分体2とは、接着材層3によって接着され、一体化された。
以上の中間成形工程〜組み付け工程によって、実施例5の空調用ダクトが得られた。
実施例5の製造方法で得られた実施例5の空調用ダクトは、実施例1の空調用ダクトと同様に、内筒部4と対面部7とが精度高く成形されているため、抑制対象音を低減できる。
また、第1分体予定部91と第2分体予定部92とを中間成形体9として一体成形することで、空調用ダクトを安価に製造できる。
さらに、予備部930の径方向断面積が一定であるため、抑制対象音の異なる複数種の空調用ダクトを同じ成形型によって成形できる。
(実施例6)
実施例6の空調用ダクトは、上記(1)〜(4)、(6)、(7)を備える。実施例6の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図を図19に示す。
実施例6の空調用ダクトにおける内側区画部43は絞り形状をなす。また、実施例6の空調用ダクトにおける外側区画部603は膨れ形状をなす。したがって、実施例6の空調用ダクトにおけるサイドブランチ型消音室8は、一部が空調用ダクトの外周側に張り出し、他の部分が空調用ダクトの内周側に入り込んでいる。
実施例6の空調用ダクトは、実施例1〜5の空調用ダクトと同様に、サイドブランチ型消音室8を持つ。このため実施例6の空調用ダクトは、抑制対象音を低減できる。このサイドブランチ型消音室8は空調用ダクトに沿って延びるため、実施例6の空調用ダクトはサイドブランチ型消音室8を持つにもかかわらず、嵩張らない。
また、実施例6の空調用ダクトは、サイドブランチ型消音室8の一部が空調用ダクトの内周側に入り込んでいることで、外形が小さい。また、サイドブランチ型消音室8の一部が空調用ダクトの外周側に張り出していることで、内筒部4の径方向断面積が大きく、圧損の増大を抑制できる。
実施例6の空調用ダクトにおける内側区画部43は絞り形状をなす。このため、車両用空調装置から実施例6の空調用ダクトに伝達した騒音は、内側区画部43を通過する際に減衰する。このことによっても、実施例6の空調用ダクトは騒音を低減できる。
(実施例7)
実施例7の空調用ダクトは、上記(1)〜(4)、(6)、(7)を備える。実施例7の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図を図20に示す。
実施例7の空調用ダクトにおける内側区画部43は、実施例5の空調用ダクトと同様に径方向断面積が一定である。また、実施例7の空調用ダクトにおける外側区画部603は、実施例5の空調用ダクトと同様に膨れ形状をなす。したがって、実施例7の空調用ダクトにおけるサイドブランチ型消音室8は、空調用ダクトの外周側に張り出している。
また、実施例7の空調用ダクトにおける対面部7の軸方向長さは周方向に異なっている。したがって、実施例7の空調用ダクトにおけるサイドブランチ型消音室8は、実施例2の空調用ダクトにおけるサイドブランチ型消音室と同様に、上式1におけるサイドブランチ型消音器の長さlを複数種持つ。このため、実施例7の空調用ダクトによると、複数種の抑制対象音を低減できる。
また、実施例7の空調用ダクトにおけるサイドブランチ型消音室8は空調用ダクトに沿って延びるため、実施例7の空調用ダクトはサイドブランチ型消音室8を持つにもかかわらず、嵩張らない。
また、実施例7の空調用ダクトは、サイドブランチ型消音室8が空調用ダクトの外周側に張り出していることで、内筒部4の径方向断面積が大きく、圧損の増大を抑制できる。
実施例1の空調用ダクトを模式的に表す斜視図である。 実施例1の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図である。 実施例1の空調用ダクトの内周面を模式的に表す説明図である。 実施例1の空調用ダクトを製造している様子を模式的に表す説明図である。 実施例1の空調用ダクトを製造している様子を模式的に表す説明図である。 実施例2の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図である。 実施例3の空調用ダクトにおける内筒部を模式的に表す要部拡大斜視図である。 実施例3の空調用ダクトを図7中A−A位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例3の空調用ダクトを図7中B−B位置で切断した様子を模式的に表す断面図であり。 実施例4の空調用ダクトにおける内筒部を模式的に表す要部拡大斜視図である。 実施例4の空調用ダクトを図10中A−A位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 比較例1の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図である。 比較例2の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図である。 騒音測定試験の結果を表すグラフである。 実施例5の空調用ダクトを模式的に表す斜視図である。 実施例5の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図である。 実施例5の空調用ダクトを製造している様子を模式的に表す説明図である。 実施例5の空調用ダクトを製造している様子を模式的に表す説明図である。 実施例6の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図である。 実施例7の空調用ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図である。 従来のスリットレゾネータを説明する説明図である。 従来のスリットレゾネータを説明する説明図である。 従来の吸気ダクトの軸方向断面を模式的に表す要部拡大図である。
符号の説明
1:第1分体 2:第2分体 4:内筒部
5:調整部 6:外筒部 8:サイドブランチ型消音室
9:中間成形体 41:第1内端 42:第2内端
43:内側区画部 91:第1分体予定部 92:第2分体予定部
93:連結部 400:立壁 402:第1立端
403:第2立端 601:第1外端 602:第2外端
603:外側区画部 930:予備部

Claims (8)

  1. 車両用空調装置の空気流路下流側に接続され、
    筒状をなす外筒部と、
    筒状をなし、該外筒部の内部に形成され、軸方向の一端である第1内端が該外筒部の内周面に一体化され、軸方向の他端である第2内端が該第1内端よりも空気流路下流側に配され、該第2内端の外周面と該外筒部の内周面とが離間している内筒部と、
    該外筒部の内周面と該内筒部の外周面とで区画されているサイドブランチ型消音室と、を持ち、
    該外筒部は、該第1内端の空気流路上流側に連続する調整部を持つことを特徴とする空調用ダクト。
  2. 前記内筒部は、前記第1内端と前記第2内端との間の部分である内側区画部を持ち、
    該内側区画部の内周面の径方向断面積は、前記第1内端の内周面の径方向断面積よりも小さく、
    前記調整部の内周面の径方向断面は一定形状である請求項1に記載の空調用ダクト。
  3. 前記第2内端の内周面の径方向断面積は、前記内側区画部の内周面の径方向断面積よりも大きい請求項2に記載の空調用ダクト。
  4. 前記外筒部は、前記第1内端の外周側に位置する第1外端と、前記第2内端の外周側に位置する第2外端と、該第1外端と該第2外端との間の部分である外側区画部と、を持ち、
    該外側区画部の内周面の径方向断面積は、該第1外端の内周面の径方向断面積よりも大きい請求項1〜請求項3の少なくとも一つに記載の空調用ダクト。
  5. 前記第2外端の内周面の径方向断面積は、前記外側区画部の内周面の径方向断面積よりも小さい請求項4に記載の空調用ダクト。
  6. 前記内筒部は、前記内筒部の外周面から前記外筒部の内周面に向けて突出する立壁を持ち、
    該立壁の突出端面と前記外筒部の内周面とは離間し、
    該立壁は、該内筒部の軸線と交叉する方向に延び、
    該立壁の一端である第1立端と前記第1内端との軸方向距離と、該立壁の他端である第2立端と前記第1内端との軸方向距離と、は異なる請求項1〜請求項5の何れか一つに記載の空調用ダクト。
  7. 前記調整部の軸方向長さは30mm以上である請求項2、請求項3、請求項6の何れか一つに記載の空調用ダクト。
  8. 前記外筒部のなかで前記調整部よりも空気流路下流側の部分を含む第1分体と、
    前記外筒部のなかで前記調整部を含む空気流路上流側の部分と前記内筒部とを含み両者が一体に成形されてなる第2分体と、を持ち、
    該第2分体の前記内筒部が該第1分体の内部に挿入され、該第1分体と該第2分体とが固着一体化されてなる請求項1〜請求項7の何れか一つに記載の空調用ダクト。
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