JP2001248294A - 釘固定位置の決定治具および釘固定位置の決定方法 - Google Patents

釘固定位置の決定治具および釘固定位置の決定方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単かつ正確に釘固定位置を決定する治具およ
び方法を提供する。 【解決手段】梁6が、その内部に内蔵された金物7によ
って、柱5または梁6と接合されるとともに、この梁6
上に床板4が釘2で固定されてなる躯体3の建物におい
て、釘2の固定位置を決定する治具1であって、床板4
上に位置決めする当接辺12および目地位置決め辺13
と、この床板4上に位置決めした状態で、床板4下の梁
6に内蔵された金物7と干渉しない位置に穿孔された位
置決定孔10とを具備した釘固定位置の決定治具1およ
びこれを用いた釘固定位置の決定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造住宅において
梁に床板を釘固定する際の釘固定位置の決定治具とその
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、木造住宅において、梁上に敷
設した床板は、釘固定によって梁に固定される。
【0003】この場合、床板は、床板同士の継ぎ目が梁
上に載るようにして敷設されるため、床板の周縁部に適
宜の間隔で釘を固定することで、梁上に床板を固定する
ことが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の釘
の固定方法の場合、床板を梁に釘固定することができる
だけで、梁の決められた位置に正確に釘を打ち付けると
いったことができない。
【0005】したがって、梁に内蔵された金物によって
柱と梁とが接合されてなる躯体構造の場合、梁の内部に
金物があるため、釘の打ち付け位置によっては、釘と金
物とが干渉し合い床鳴りの原因となってしまうといった
不都合を生じることとなる。
【0006】そのため、床板上に突出した柱の位置から
床板下の梁の位置やその梁に内蔵された金物の位置など
を、その都度定規で計って釘の固定位置を決定すること
が考えられるが、この場合、作業が煩わしくなってしま
うこととなる。
【0007】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、簡単かつ正確に釘固定位置を決定する治具お
よび方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の釘固定位置の決定治具は、梁が、その内部に
内蔵された金物によって、柱または梁と接合されるとと
もに、この梁上に床板が釘固定されてなる躯体構造の建
物において、釘の固定位置を決定する治具であって、床
板上に位置決めする位置決め部と、この床板上に位置決
めした状態で、床板下の梁に内蔵された金物と干渉しな
い位置に穿孔された位置決定孔とを具備したものであ
る。
【0009】また、位置決め部は、床板上に突出した柱
または床板同士の目地の少なくとも何れか一方を利用す
るようになされたものである。
【0010】さらに、矩形の透明板状に形成されてな
り、長手方向に沿って中心線が設けられ、一方の短辺お
よび前記中心線と床板の目地とを合致させることで位置
決めが行われるようになされるとともに、床板上に突出
した柱と他方の短辺とを当接させ、前記中心線と床板の
目地とを合致させることで位置決めが行われるようにな
されたものである。
【0011】また、上記課題を解決するための本発明の
釘固定位置の決定方法は、梁が、その内部に内蔵された
金物によって、柱または梁と接合されるとともに、この
梁上に床板が釘固定されてなる躯体構造の建物におい
て、床板上の釘固定位置を決定する方法であって、床板
下の梁に内蔵された金物と干渉しない位置に位置決定孔
が穿孔されてなる治具を、床板上に位置決めして釘固定
位置を決定するものである。
【0012】床板上に治具を設け、この治具を床板上に
突出した柱に当接したり、床板同士の目地に沿って位置
決めする。この状態で、この治具に穿孔された位置決定
孔から床板にマーキングし、このマーキング位置に釘を
固定する。この際、治具は、位置決め状態で床板下の梁
に内蔵された金物と干渉しない位置に位置決定孔を穿孔
しているので、釘は、梁に内蔵された金物との干渉が防
止されることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1は釘固定位置を決めるプレート1を示
し、図2は同プレート1による釘2の固定方法が行われ
る木造住宅の躯体3を示し、図3は同プレート1による
釘2の固定方法を示している。
【0015】すなわち、このプレート1は、床板4上の
柱5に当接した状態で床板4下の梁6に内蔵された金物
7と干渉しない位置に位置決定孔10が穿孔されてい
る。
【0016】躯体3は、柱5と梁6とを金物7で接合す
るようになされている。柱5は、金物7の取付位置にボ
ルト挿通孔51が設けられている。梁6は、その端面
に、金物7の差し込みスリット61が設けられ、端部側
面に、ボルト挿通孔62、ドリフトピン挿通孔63が設
けられている。金物7は、溝形状に形成されており、柱
5のボルト挿通孔51に挿通されるボルトナット8によ
って、この柱5を挟持するようにして固定される。梁6
は、その端面のスリット61に金物7を差し込むように
して柱5に当接され、端部側面のボルト挿通孔62およ
びドリフトピン挿通孔63に設けられるボルトナット8
およびドリフトピン9によって金物7と固定される。こ
のようにして構成される躯体3の梁6の上には、床板4
が敷設される。
【0017】プレート1は、柱5に等しい120mmの
幅Wで166mmの長さLの矩形状に形成された透明の
プラスチック板によって形成されている。プレート1
は、長さL方向に沿って中心線11が設けられており、
この中心線11を梁6上の床板4の目地41に沿わせる
ことで、幅W方向の位置決めができるようになされてい
る。プレート1は、一方の短辺が柱5の当接辺12とな
され、他方の短辺が床板4の目地位置決め辺13となさ
れている。当接辺12から23mm、中心線11から4
0mm隔てた位置には、一対の位置決定孔10が設けら
れている。また、目地位置決め辺13から83mm、中
心線11から40mm隔てた位置にも、一対の位置決定
孔10が設けられている。
【0018】このプレート1は、当接辺12を柱5に当
接し、中心線11を梁6上の床板4の目地41に沿わせ
ることで、金物7およびホルトナット8と干渉しない位
置に位置決定孔10が位置することとなる。
【0019】したがって、図2に示すように、柱5周縁
の梁6上に敷設した床板4を釘2で固定する際には、図
3(a)に示すように、プレート1の当接辺12を柱5
に当接し、中心線11を床板4の目地41に沿わせてプ
レート1の位置決めをした後、図3(b)に示すよう
に、位置決定孔10の位置にマーキング20をする。そ
して、図3(c)に示すように、プレート1を外した
後、マーキング20の位置に釘2を打ち込めば、釘2
は、梁6に内蔵された金物7やボルトナット8と干渉す
ることなく固定されることとなる。
【0020】また、図4に示すように、柱5が通ってい
ない梁6上に敷設した床板4を釘2で固定する際には、
図5(a)に示すように、プレート1の目地位置決め辺
13および中心線11を床板4の目地41に沿わせてプ
レート1の位置決めをした後、図5(b)に示すよう
に、位置決定孔10の位置にマーキング20をする。そ
して、図5(c)に示すように、プレート1を外した
後、マーキング20の位置に釘2を打ち込めば、釘2
は、梁6に内蔵された金物7やボルトナット8と干渉す
ることなく固定されることとなる。
【0021】なお、本実施の形態において、プレート1
は、矩形状となされているが、図6に示すように、柱5
の周囲三辺を取り囲むように切欠部14が設けられ、こ
の切欠部14に柱5を納めることで床板4上の位置決め
を行うことができるようになされたものであっても良
い。また、このプレート1には、柱5を直行するように
二本の中心線11が設けられている。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、梁
に内蔵された金物と干渉して床鳴りが発生するような位
置に釘を固定してしまうといったことを防止することが
できる。しかも、単に治具を床板上に位置決めするとい
った簡単な作業で、釘の固定位置の決定を簡単かつ正確
なものにして作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る釘固定位置の決定治具を示す平面
図である。
【図2】本発明が適用される木造住宅の躯体を示す部分
斜視図である。
【図3】(a)ないし(c)は図2の躯体における釘固
定位置の決定方法を説明する工程図である。
【図4】本発明が適用される木造住宅の他の躯体を示す
部分斜視図である。
【図5】(a)ないし(c)は、図4の躯体における釘
固定位置の決定方法を説明する工程図である。
【図6】本発明に係る釘固定位置の決定治具の他の実施
の形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 プレート(決定治具) 10 位置決定孔 11 中心線(位置決め部) 12 当接辺(位置決め部) 13 目地位置決め辺(位置決め部) 2 釘 3 躯体 4 床板 41 目地 5 柱 6 梁 7 金物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁が、その内部に内蔵された金物によっ
    て、柱または梁と接合されるとともに、この梁上に床板
    が釘固定されてなる躯体構造の建物において、釘の固定
    位置を決定する治具であって、 床板上に位置決めする位置決め部と、この床板上に位置
    決めした状態で、床板下の梁に内蔵された金物と干渉し
    ない位置に穿孔された位置決定孔とを具備したことを特
    徴とする釘固定位置の決定治具。
  2. 【請求項2】 位置決め部は、床板上に突出した柱また
    は床板同士の目地の少なくとも何れか一方を利用するよ
    うになされた請求項1記載の釘固定位置の決定治具。
  3. 【請求項3】 矩形の透明板状に形成されてなり、長手
    方向に沿って中心線が設けられ、 一方の短辺および前記中心線と床板の目地とを合致させ
    ることで位置決めが行われるようになされるとともに、 床板上に突出した柱と他方の短辺とを当接させ、前記中
    心線と床板の目地とを合致させることで位置決めが行わ
    れるようになされた請求項2記載の釘固定位置の決定治
    具。
  4. 【請求項4】 梁が、その内部に内蔵された金物によっ
    て、柱または梁と接合されるとともに、この梁上に床板
    が釘固定されてなる躯体構造の建物において、床板上の
    釘固定位置を決定する方法であって、 床板下の梁に内蔵された金物と干渉しない位置に位置決
    定孔が穿孔されてなる治具を、床板上に位置決めして釘
    固定位置を決定することを特徴とする釘固定位置の決定
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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