JP2001247514A - α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法、及びジフルオロケテンシリルアセタールの製造方法、並びに光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法 - Google Patents

α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法、及びジフルオロケテンシリルアセタールの製造方法、並びに光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法

Info

Publication number
JP2001247514A
JP2001247514A JP2000062046A JP2000062046A JP2001247514A JP 2001247514 A JP2001247514 A JP 2001247514A JP 2000062046 A JP2000062046 A JP 2000062046A JP 2000062046 A JP2000062046 A JP 2000062046A JP 2001247514 A JP2001247514 A JP 2001247514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
difluoro
general formula
ketoester
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000062046A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Izeki
克彦 伊関
Katsuchika Kuroki
克親 黒木
Yuko Sakamaki
優子 坂巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2000062046A priority Critical patent/JP2001247514A/ja
Priority to PCT/JP2001/001103 priority patent/WO2001066509A1/ja
Publication of JP2001247514A publication Critical patent/JP2001247514A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/46Preparation of carboxylic acid esters from ketenes or polyketenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルを高
い収率で大量に製造する方法と、この製造方法で合成中
間体として用いられるジフルオロケテンシリルアセター
ルの製造方法と、光学活性なα,α−ジフルオロ−β−
ヒドロキシエステルを前記β−ケトエステルから効率的
に大量に製造する方法とを提供すること。 【解決手段】 下記一般式〔1〕の酸ハライドと、下記
一般式〔2〕のジフルオロケテンシリルアセタールとを
好ましくは遷移金属系触媒の存在下に反応させて、下記
一般式〔3〕のα,α−ジフルオロ−β−ケトエステル
を得、更に必要あれば、このβ−ケトエステルを、水添
触媒を用いた不斉水素化反応により対応する光学活性な
α,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルに導く。 【化10】 (但し、前記各一般式において、R1、R2、R3、R3
5はたとえばアルキル基を示し、X1はハロゲン原子を
示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば医薬や農
薬等の生理活性物質として有用なα,α−ジフルオロ−
β−ケトエステルの製造方法、及びその合成中間体等と
して有用なジフルオロケテンシリルアセタールの製造方
法、並びに光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロ
キシエステルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、機能性や生理活性を有する既知
化合物から、その水素原子をフッ素原子に置き換えるこ
とによって得られる化合物は、そのフッ素原子の特異的
な電子効果によって、その機能や生理活性が強化された
り、或いは新しい機能や生理活性を発揮することが知ら
れている。
【0003】そのため、既知化合物の原料と類似の構造
を持つ含フッ素ビルディングブロックが設計されている
〔「90年代のフッ素生理活性物質」石川延男監修CM
C社刊(1991)〕、「フッ素系材料の最新動向」山
辺正顕、松尾仁編集CMC社刊(1994)〕。
【0004】その典型例の一つとして、α,α−ジフル
オロ−β−ケトエステルを挙げることができる。これは
主に医薬や農薬をつくるための重要な合成中間体として
知られているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この化
合物の製造方法は、以下に述べるように改善すべき問題
点を有している。
【0006】たとえば、目的生成物に対応するα,α−
ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルを酸化する方法と
か、β−ケトエステルをフッ素化する方法などが公知で
ある。
【0007】しかしながら、これらの方法では使用の欠
かせない酸化剤やフッ素化剤などの試薬が高価につくこ
と、しかも反応収率が低いと言う問題がある(J.Org, C
hem.1989,54,661;J.Am. Chem.Soc.1990,112,8563)。
【0008】また、本出願人は既に、特願平11−33
9332号において、ジフルオロケテンシリルアセター
ルと酸クロリドとを、トリエチルアミンなどの塩基の存
在下に反応させる方法を提供した。
【0009】この製造方法は、量産性等の点において改
良がなされているが、反応収率を更に向上させることが
望まれており、また反応基質の一般性において問題を残
している。
【0010】そのほか、α−トリメチルシリル−α,α
−ジフルオロアセテートを用いる合成法もあるが、反応
収率が低く、その一般性については不明である(J.Org.
Chem.1994,64,6717)。
【0011】本発明は上記事情を改善するためになされ
たものであって、その目的は、α,α−ジフルオロ−β
−ケトエステルとその誘導体、更にはその合成中間体を
一般性に富んだ方法で収率良く合成する方法を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のα,α−
ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法は、下記一般
式〔1〕で表わされる酸ハライドと、下記一般式〔2〕
で表わされるジフルオロケテンシリルアセタールとを無
触媒条件下又は金属系触媒の存在下に反応させて、下記
一般式〔3〕で表わされるα,α−ジフルオロ−β−ケ
トエステルを得ることを特徴とする。
【化4】 (但し、前記一般式〔1〕、〔2〕及び〔3〕におい
て、R1は、アルキル基、アリール基、アラルキル基、
アルケニル基、アルキニル基、アルキルオキシ基、アリ
ールオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ
基又はアラルキルオキシ基を示し、R2は、アルキル
基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基又はアル
キニル基を示し、R3、R4及びR5は、互いに同一の若
しくは異なる基であって、互いに共同して環状の基を形
成してもよいアルキル基、アリール基、アラルキル基、
アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基又
はアラルキルオキシ基を示し、またX1はフッ素原子、
塩素原子、臭素原子等(以下、同様)のハロゲン原子を
示す。)
【0013】また、本発明のジフルオロケテンシリルア
セタールの製造方法は、下記一般式〔4〕で表わされる
ジフルオロ酢酸エステルと亜鉛とトリアルキルハロシラ
ンとを用いて、下記一般式〔2〕で表わされるジフルオ
ロケテンシリルアセタールを製造することを特徴とす
る。
【化5】 一般式〔4〕:X2CF2CO22 (但し、前記一般式〔2〕及び〔4〕において、R
2は、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケ
ニル基又はアルキニル基を示し、R3、R4及びR5は、
互いに同一の若しくは異なる基であって、互いに共同し
て環状の基を形成してもよいアルキル基、アリール基、
アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキ
ニルオキシ基又はアラルキルオキシ基を示し、またX2
は塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子(以下、同様)を
示す。)
【0014】また、本発明のα,α−ジフルオロ−β−
ヒドロキシエステルの製造方法は、下記一般式〔1〕で
表わされる酸ハライドと、下記一般式〔2〕で表わされ
るジフルオロケテンシリルアセタールとを無触媒条件下
又は金属系触媒の存在下に反応させて、下記一般式
〔3〕で表わされるα,α−ジフルオロ−β−ケトエス
テルを得、更にこのα,α−ジフルオロ−β−ケトエス
テルを、水添触媒を用いた不斉水素化反応により、下記
一般式〔5〕で表わされる光学活性なα,α−ジフルオ
ロ−β−ヒドロキシエステルへ導くことを特徴とする。
【化6】 (但し、前記一般式〔1〕、〔2〕、〔3〕及び〔5〕
において、R1はアルキル基、アリール基、アラルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルオキシ基、
アリールオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオ
キシ基又はアラルキルオキシ基を示し、R2は、アルキ
ル基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基又はア
ルキニル基を示し、R3 、R4及びR5 は、互いに同一
の若しくは異なる基であって、互いに共同して環状の基
を形成してもよいアルキル基、アリール基、アラルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ
基又はアラルキルオキシ基を示し、X1はハロゲン原子
を示し、また*Cはキラルな炭素原子を示す。)
【0015】本発明によると、前記一般式〔1〕で表わ
される酸ハライドと前記一般式〔2〕で表わされるジフ
ルオロケテンシリルアセタールを、無触媒条件下又は金
属系触媒の存在下に反応させるので、たとえば医薬や農
薬の中間体として有用なα,α−ジフルオロ−β−ケト
エステルを従来技術による場合に比べて高い収率で量産
することができ、しかも使用する基質の選択範囲を広く
することができる。
【0016】また、上記反応において、ジフルオロケテ
ンシリルアセタールはα,α−ジフルオロ−β−ケトエ
ステルの合成中間体の役割を果たせるものであるが、本
発明はこの中間体を、前記一般式〔4〕で表わされるジ
フルオロ酢酸エステルと亜鉛とトリアルキルハロシラン
を用いて効率良く製造することができる。
【0017】こうして製造されるジフルオロケテンシリ
ルアセタールは、単離精製することなくそのままの状態
で(in situ)、前記酸ハライドと反応させて前
記α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルをすることが
できる。つまり、ジフルオロケテンシリルアセタール
は、目的物を得る過程において単離を要することなしに
そのまま系内で用いても何ら支障が生じないばかりか、
工程の効率に大きく貢献することが見出された。
【0018】一方、本発明によると、前記α,α−ジフ
ルオロ−β−ケトエステルから、更に光学活性物質を製
造することができる。
【0019】即ち、前記α,α−ジフルオロ−β−ケト
エステルを用いて、水添触媒の存在下に不斉水素化反応
を行うことによって、光学活性に富むα,α−ジフルオ
ロ−β−ヒドロキシエステルを収率よく大量に製造する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて更に具体的に説明する。
【0021】本発明において、前記一般式〔1〕、
〔2〕、〔3〕又は〔4〕に示されるアルキル基(又は
アルキル)は、直鎖状、分枝鎖状又は環状構造を持つも
のであり、その内部にヘテロ原子又はハロゲン原子の置
換基を有してもよい炭素数1〜30の、枝分れがあって
もよいメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の
アルキル基、又はこれと同等の炭素数からなるシクロア
ルキル基である。
【0022】また、前記各一般式中に示されるアリール
基(又はアリール)としては、置換基を有してもよいフ
ェニル基、ナフチル基、アンスリル基、ヘテロ原子又は
ハロゲン原子を有する複素環芳香族基等が例示できる。
その置換基としては、枝分れがあってもよい炭素数1〜
10個のアルキル基、アルコキシ基、アミノ基等が例示
できる。アラルキル基(又はアラルキル)としては、ベ
ンジル基、p−メチルベンジル基、ナフチルメチル基、
フルフリル基、α−フェネチル基等が例示できる。
【0023】アルケニル基(又はアルケニル)として
は、ビニル基、β−スチリル基、1−プロベニル基、1
−ブテニル基、1−ヘキセニル基、1−デセニル基、シ
クロヘキセニル基、アリル基、シンナミル基、2−ブテ
ニル基、2−デセニル基等を例示することができる。ア
ルキニル基(又はアルキニル)としては、エチニル基、
フェニルエチニル基、2−プロピニル基等が例示でき
る。
【0024】本発明の各製造方法に用いる溶媒は、特に
限定されるものではないが、好ましいのは、1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリジノン(DMI)、アセトニト
リル、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルム
アミド(DMF)、ジメトキシエタン(DME)等の非
プロトン性溶媒である。
【0025】本発明のα,α−ジフルオロ−β−ケトエ
ステルの製造方法では、無触媒の条件下でも反応が進行
するが、反応速度が著しく遅くなるので、一般的には金
属系触媒を用いた方が好ましい。ただし、ここに言う金
属系触媒とは、金属触媒に限らず金属化合物触媒も意味
する。
【0026】その金属系触媒としては遷移金属系触媒が
好ましい。具体例としては、たとえば塩化第一銅、塩化
第二銅、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム(0)などを挙げることができるが、中でも塩化第
一銅が好ましい。
【0027】本発明における前記金属系触媒の使用量
は、前記酸ハライドに対して、0.0001〜100当
量の範囲から適宜、選択でき、その中でも0.1〜2.
0当量の範囲が好ましい。
【0028】本発明の製造方法における反応温度は、−
100℃〜200℃の範囲を適宜、選択でき、0℃〜1
00℃の範囲が好ましい。
【0029】また、この方法で製造されるジフルオロケ
テンシリルアセタールは、これを単独に単離精製するこ
とができるが、前述したように前記α,α−ジフルオロ
−β−ケトエステルの製造工程において、単離精製せず
にそのまま使用することが好ましい。
【0030】次に、本発明によると、α,α−ジフルオ
ロ−β−ケトエステルだけではなく、これから特に光学
活性に富むα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステ
ルを大量に効率よく製造することができる。即ち、前記
一般式〔1〕で表わされる酸ハライドと、前記一般式
〔2〕で表わされるジフルオロケテンシリルアセタール
とを、無触媒条件下、好ましくは前記金属系触媒の存在
下に反応させて、前記一般式〔3〕で表わされるα,α
−ジフルオロ−β−ケトエステルを合成し、更にこのβ
−ケトエステルを、水添触媒を用いて不斉水素化反応さ
せる。そうすると、上記目的物質を効率よく大量に得る
ことができる。
【0031】ここで、前記水添触媒を前記α,α−ジフ
ルオロ−β−ケトエステルに対して0.0001〜10
モル%使用しても、反応が進行する。この水添触媒の使
用量は、0.01〜1モル%が更によく、例えば0.1
モル%又はその前後とする。
【0032】こうした水添触媒として、前記一般式
〔6〕で表される金属錯体を用いるのがよい。 一般式〔6〕: M〔L〕 (但し、前記一般式〔6〕において、Mは金属原子、L
は光学活性なホスフィン配位子を示す。)
【0033】ここで、前記金属原子が、Ru、Rh、P
d、Ir又はNiであり、これと組み合わせる前記配位
子(光学活性なホスフィン配位子)が、(R)又は
(S)−BINAP、(R)又は(S)−Tol−BI
NAP、(R)又は(S)−Xyl−BINAP、
(R,R)又は(S,S)−Me−Duphos、
(R,R)又は(S,S)−Me−BPE、(R,R)
又は(S,S)−DiPAMP、(R,R)又は(S,
S)−CHIRAPHOS、(R,R)又は(S,S)
−BPPM、(R,R)又は(S,S)−NORPHO
S、又は(R,R)又は(S,S)−DIOPなどが例
示され、例えば、下記の(R)−BINAPを配位子と
するRuCl2 〔(R)−BINAP〕、RuBr2
〔(R)−BINAP〕等がある。
【0034】
【化7】
【0035】本発明の製造方法によって、前記一般式
〔3〕のケトエステルを効率良く合成でき、更にケトエ
ステルから一般式〔5〕のヒドロキシエステルを少ない
触媒使用量でも大量合成が可能となり、光学活性なα,
α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルを高選択的に
得ることができる。
【0036】なお、本発明の製造方法によって得られる
一般式〔5〕のヒドロキシエステルは、医薬、農薬等の
合成中間体として有用である。
【0037】即ち、例えば一般式〔5〕の化合物のよう
【化8】 が医薬品の中間体として使用できることに関しては、米
国特許第4,857,507号において次のような化合物がRen
in inhibitorとして活性のあることが報告されている。
【化9】
【0038】次に、一般式〔5〕のヒドロキシエステル
を合成する反応において、反応溶媒は特に限定されるも
のではないが、アルコール系、特にMeOH(メチルア
ルコール)、EtOH(エチルアルコール)が好まし
い。
【0039】反応温度は0℃〜200℃であってよい
が、100℃近辺が特に好ましい。
【0040】圧力は1〜150atmであってよいが、
100atm近辺が特に好ましい。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はそれに限定されるものではない。
【0042】実施例1 (2,2−ジフルオロ−3−オ
キソドデカン酸エチルの合成) 塩化第一銅(198mg、2.0mmol)のDMI
(2ml)のけん濁液に、ドデカン酸クロリド(374
mg、1.8mmol)を50℃で加え、さらに、ジフ
ルオロケテンエチルトリメチルシリルアセタール(39
2mg、2.0mg、1.8mmol)を滴下し、50
℃で30分攪拌した後、室温にもどし、塩化メチレン
(15ml)を加え、沈殿物をセライトろ過した。溶媒
を減圧蒸留し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製す
ることにより、目的化合物を436mg(87%収率)
得た。
【0043】この目的化合物の分析データを下記に示
す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):0.88(t,J=6.6Hz,3H),1.22-1.
38(m,12H),1.35(t,J=7.1Hz,3H),1.55-1.73(m,2H),2.68-
2.78(m,2H),4.37(q,J=7.1Hz,2H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-114.17(s,2F). IR(neat)cm-1:2927,2856,1781,1748,1314,1140.
【0044】実施例2 (2,2−ジフルオロ−3−オ
キソ−3−フェニルプロピオン酸エチルの合成) 方法1)ドデカン酸クロリドの代わりにベンゾイルクロ
ライドを用いたことを除いて、前記実施例1と同様にし
て目的化合物を得た〔369mg、90%収率〕。
【0045】方法2)亜鉛末(654mg、10mmo
l)のアセトニトリル(2.5ml)けん濁液に、1、
2−ブロモエタン(0.06ml)とトリメチルシリル
クロライド(0.06ml)を40℃で加え10分間攪
拌した後、同温度でトリメチルシリルクロライド(1.
27ml、10mmol)をさらに加え、ブロモジフル
オロ酢酸エチル(0.64ml、5.0mmol)を滴
下した。同温度で20分攪拌した後、そのけん濁液の上
澄みを、あらかじめ用意しておいた塩化第一銅(495
ml、5.0mmol)のDMI(5ml)けん濁液に
室温で加え、さらにベンゾイルクロライド(0.58m
l、5.0mmol)を加え80℃で2時間攪拌した。
反応液を室温にもどし、溶媒を減圧で留去し、シリカゲ
ルクロマトグラフィーで精製することにより、目的化合
物を681.2mg(60%収率)得た。なお、上記け
ん濁液には、中間体であるジフルオロケテンシリルアセ
タールが生成されているが、その同定データを下記に示
す。 19F-NMR(THF)δ(ppm):-126.76(d,J=106Hz),-128.19
(d,J=106Hz).
【0046】方法3)ベンゾイルクロライド(0.2m
l、1.8mmol)のDMI(2ml)溶液に50℃
でジフルオロケテンエエチルトリメチルシリルアセター
ル(392mg、2.0mmol)を加え、30分攪拌
した。反応液を0.5NHCl水溶液にあけ抽出し、乾
燥後、溶媒を減圧留去し、しかるのちシリカゲルクロマ
トグラフィーで精製することにより、目的の化合物11
9mg(29%収率)を得た。
【0047】上記目的化合物の分析データを下記に示
す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.32(t,J=7.1Hz,3H),4.39(q,
J=7.1Hz,2H),7.48-7.73(m,2H),8.02-8.12(m,2H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-108.15(s,2F). IR(neat)cm-1:1776,1716,1701,1316,1159.
【0048】実施例3 (2,2−ジフルオロ−3−オ
キソ−5−フェニル吉草酸エチルの合成) ドデカン酸クロリドの代りにヒドロシンナモイルクロリ
ドを用いたことを除いて、前記実施例1と同様にして目
的化合物を得た〔369mg、80%収率〕。
【0049】この目的化合物の分析データを下記に示
す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.32(t,J=7.1Hz,3H),2.91-3.
14(m,4H),4.33(q,J=7.1Hz,2H),7.10-7.36(m,5H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-114.42(s,2F). IR(neat)cm-1:1779,1749,1315,1122.
【0050】実施例4 (2,2−ジフルオロ−3−オ
キソ−4−酪酸エチルの合成) ドデカン酸クロリドの代りにフェニルアセチルクロリド
を用いたことを除いて、前記実施例1と同様にして目的
化合物を得た〔305mg、70%収率〕。
【0051】この目的化合物の分析データを下記に示
す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.31(t,J=7.1Hz,3H),4.05(s,
2H),4.31(q,J=7.1Hz,2H),7.17-7.42(m,5H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-133.80(s,2F). IR(neat)cm-1:1779,1752,1315,1143.
【0052】実施例5 (2,2−ジフルオロ−3−オ
キソ−3−シクロヘキシルプロピオン酸エチルの合成) ドデカン酸クロリドの代りにシクロヘキサンカルボニル
クロリドを用いたことを除いて、前記実施例1と同様に
して目的化合物を得た〔341mg、81%収率〕。
【0053】この目的化合物の分析データを下記に示
す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.10-2.00(m,10H),1.35(t,J=
7.1Hz,3H),2.82-2.99(m,1H),4.87(q,J=7.1Hz,2H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-113.63(s,2F). IR(neat)cm-1:1781,1738,1315,1144.
【0054】実施例6 (2,2−ジフルオロ−3−オ
キソ酪酸エチルの合成) ドデカン酸クロリドの代りにアセチルクロリドを用いた
ことを除いて、前記実施例1と同様にして目的化合物を
得た〔161mg、54%収率〕。
【0055】この目的化合物の分析データを下記に示
す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.36(t,J=7.2Hz,3H),2.41(t,
J=1.6Hz,3H),4.38(q,J=7.2Hz,2H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-114.20(s,2F). IR(neat)cm-1:1779,1760,1315,1135.
【0056】実施例7 (2,2−ジフルオロ−3−オ
キソ−4−ペンテン酸エチルの合成) ドデカン酸クロリドの代りにシンナモイルクロリドを用
いたことを除いて、前記実施例1と同様にして目的化合
物を得た〔334mg、73%収率〕。
【0057】この目的化合物の分析データを下記に示
す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.35(t,J=7.2Hz,3H),4.39(q,
J=7.2Hz,2H),7.04-7.17(m,1H),7.38-7.69(m,5H),7.88-
7.99(m,1H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-114.15(s,2F). IR(neat)cm-1:1776,1706,1609,1305,1127.
【0058】実施例8 (2,2−ジフルオロ−5,5
−ジメチル−3−オキソヘキサン酸エチルの合成) ドデカン酸クロリドの代りにtert−ブチルアセチル
クロリドを用いたことを除いて、前記実施例1と同様に
して目的化合物を得た〔272mg、68%収率〕。
【0059】この目的化合物の分析データを下記に示
す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.08(s,9H),1.37(t,J=7.2Hz,
3H),2.61-2.66(m,2H),4.38(q,J=7.2Hz,2H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-114.10(s,2F). IR(neat)cm-1:1781,1760,1314,1122.
【0060】実施例9 (2,2−ジフルオロ−3−
(2−フリル)−3−オキソプロピオン酸エチルの合
成) ドデカン酸クロリドの代りに2−フロイルクロリドを用
いたことを除いて、前記実施例1と同様にして目的化合
物を得た〔232mg、59%収率〕。
【0061】この目的化合物の分析データを下記に示
す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.32(t,J=7.2Hz,3H),4.38(q,
J=7.2Hz,2H),6.62-6.68(m,1H),7.52-7.58(m,1H),7.52-
7.58(m,1H),7.76-7.80(m,1H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-111.00(s,2F). IR(neat)cm-1:1778,1690,1462,1159,1032.
【0062】実施例10 (2,2−ジフルオロ−4−
ベンジルオキシ−3−オキソ酪酸エチルの合成) ドデカン酸クロリドの代りにベンジルオキシアセチルク
ロリドを用いたことを除いて、前記実施例1と同様にし
て目的化合物を得た〔313mg、64%収率〕。
【0063】この目的化合物の分析データを下記に示
す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.31(t,J=7.1Hz,3H),4.32(q,
J=7.2Hz,2H),4.50(s,2H),4.62(s,2H),7.29-7.42(m,5H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-115.52(s,2F). IR(neat)cm-1:1782,1765,1315,1147,1124.
【0064】実施例11 実施例1で得た2,2−ジフルオロ−3−オキソドデカ
ン酸エチル278mg、(1mmol)、RuBr2
〔(R)−BINAP〕10mg(0.1mmol)お
よび脱気エタノール(3ml)を入れ、水素を導入し
(100atm)、100℃で24時間攪拌した。反応
容器を冷やした後、水素を開放し、反応液を取り出し
た。溶媒留去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単離
精製し(酢酸エチル:ヘキサン=1:7)、対応するβ
−ヒドロキシエステルを得た(280mg、収率100
%)。ダイセルOD−Hカラムにより、光学純度を測定
したところ(エタノール:ヘキサン=1:100)、7
8%eeであった。
【0065】この生成物の分析データを下記に示す。 1H-NMR(CDCl3)δ(ppm):0.81-0.94(m,3H),1.12-2.04
(m,17H),1.37(t,J=7.1Hz,3H),3.90-4.12(m,1H),4.36(q,
J=7.1Hz,2H). 19F-NMR(CDCl3)δ(ppm):-115.45(dd,J=264.1,7.5Hz,
1F),-123.01(dd,J=264.1,15.0Hz,1F). IR(neat)cm-1:3466,2926,1760,1316,1094.
【0066】
【発明の作用効果】以上に明らかなように、本発明では
前記一般式〔1〕で表わされる酸ハライドと、前記一般
式〔2〕で表わされるジフルオロケテンシリルアセター
ルとを、無触媒条件下又は金属系触媒の存在下に反応さ
せるので、たとえば医薬や農薬の合成中間体として有用
なα,α−ジフルオロ−β−ケトエステルを高い収率で
大量に製造することができる。
【0067】そして、一般式〔2〕で表わされるジフル
オロケテンシリルアセタールは一般式〔4〕で表わされ
るジフルオロ酢酸エステルと亜鉛とトリアルキルハロシ
ランとから製造することができ、しかもこのアセタール
は前記α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造工
程にとって効率的に好ましい、単離精製の必要のない形
で用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 69/675 C07C 69/675 69/716 69/716 Z // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07F 7/18 C07F 7/18 A C07M 7:00 C07M 7:00 (72)発明者 坂巻 優子 茨城県つくば市御幸が丘3番地 ダイキン 工業株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC24 AC42 AC44 AC81 BA05 BA23 BA25 BA37 BA48 BA53 BE20 BM10 BM71 BN10 BR10 KA31 4H039 CA60 CB20 4H049 VN01 VP01 VQ10 VQ19 VQ20 VR23 VR41 VS02 VS09 VU36

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔1〕で表わされる酸ハライ
    ドと、下記一般式〔2〕で表わされるジフルオロケテン
    シリルアセタールとを無触媒条件下又は金属系触媒の存
    在下に反応させて、下記一般式〔3〕で表わされるα,
    α−ジフルオロ−β−ケトエステルを得ることを特徴と
    する、α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方
    法。 【化1】 (但し、前記一般式〔1〕、〔2〕及び〔3〕におい
    て、R1は、アルキル基、アリール基、アラルキル基、
    アルケニル基、アルキニル基、アルキルオキシ基、アリ
    ールオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ
    基又はアラルキルオキシ基を示し、R2は、アルキル
    基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基又はアル
    キニル基を示し、R3、R4及びR5は、互いに同一の若
    しくは異なる基であって、互いに共同して環状の基を形
    成してもよいアルキル基、アリール基、アラルキル基、
    アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アリール
    オキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基又
    はアラルキルオキシ基を示し、またX1はハロゲン原子
    を示す。)
  2. 【請求項2】 前記金属系触媒として遷移金属系触媒を
    用いる、請求項1に記載のα,α−ジフルオロ−β−ケ
    トエステルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記金属系触媒を前記酸ハライドに対し
    て0.0001〜100当量用いる、請求項1に記載の
    α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法。
  4. 【請求項4】 下記一般式〔4〕で表わされるジフルオ
    ロハロ酢酸エステルと亜鉛とトリアルキルハロシランと
    を用いて、前記ジフルオロケテンシリルアセタールを製
    造し、このジフルオロケテンシリルアセタールを前記酸
    ハライドと反応させる、請求項1に記載のα,α−ジフ
    ルオロ−β−ケトエステルの製造方法。 一般式〔4〕: X2CF2CO22 (但し、前記一般式〔4〕において、R2は前記したも
    のと同じであり、X2は塩素原子、臭素原子又はヨウ素
    原子を示す。)
  5. 【請求項5】 下記一般式〔4〕で表わされるジフルオ
    ロ酢酸エステルと亜鉛とトリアルキルハロシランとを用
    いて、下記一般式〔2〕で表わされるジフルオロケテン
    シリルアセタールを製造することを特徴とする、ジフル
    オロケテンシリルアセタールの製造方法。 【化2】 一般式〔4〕:X2CF2CO22 (但し、前記一般式〔2〕及び〔4〕において、R
    2は、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケ
    ニル基又はアルキニル基を示し、R3、R4及びR5は、
    互いに同一の若しくは異なる基であって、互いに共同し
    て環状の基を形成してもよいアルキル基、アリール基、
    アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキ
    シ基、アリールオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキ
    ニルオキシ基又はアラルキルオキシ基を示し、またX2
    は塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。)
  6. 【請求項6】 下記一般式〔1〕で表わされる酸ハライ
    ドと、下記一般式〔2〕で表わされるジフルオロケテン
    シリルアセタールとを無触媒条件下又は金属系触媒の存
    在下に反応させて、下記一般式〔3〕で表わされるα,
    α−ジフルオロ−β−ケトエステルを得、更にこのα,
    α−ジフルオロ−β−ケトエステルを、水添触媒を用い
    た不斉水素化反応により、下記一般式〔5〕で表わされ
    る光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエス
    テルへ導く、光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒド
    ロキシエステルの製造方法。 【化3】 (但し、前記一般式〔1〕、〔2〕、〔3〕及び〔5〕
    において、R1は、アルキル基、アリール基、アラルキ
    ル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルオキシ
    基、アリールオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニ
    ルオキシ基又はアラルキルオキシ基を示し、R2は、ア
    ルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基又
    はアルキニル基を示し、R3 、R4及びR5 は、互いに
    同一の若しくは異なる基であって、互いに共同して環状
    の基を形成してもよいアルキル基、アリール基、アラル
    キル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、
    アリールオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオ
    キシ基、又はアラルキルオキシ基を示し、X1はハロゲ
    ン原子を示し、また*Cはキラルな炭素原子を示す。)
  7. 【請求項7】 前記水添触媒を前記α,α−ジフルオロ
    −β−ケトエステルに対して0.0001〜10モル%
    使用する、請求項1に記載した光学活性なα,α−ジフ
    ルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記水添触媒として、下記一般式〔6〕
    で表される金属錯体を用いる、請求項6に記載した光学
    活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの
    製造方法。 一般式〔6〕: M〔L〕 (但し、前記一般式〔6〕において、Mは金属原子、L
    は光学活性なホスフィン配位子を示す。)
  9. 【請求項9】 前記金属原子が、Ru、Rh、Pd、I
    r又はNiであり、前記配位子が、(R)又は(S)−
    BINAP、(R)又は(S)−Tol−BINAP、
    (R)又は(S)−Xyl−BINAP、(R,R)又
    は(S,S)−Me−Duphos、(R,R)又は
    (S,S)−Me−BPE、(R,R)又は(S,S)
    −DiPAMP、(R,R)又は(S,S)−CHIR
    APHOS、(R,R)又は(S,S)−BPPM、
    (R,R)又は(S,S)−NORPHOS、又は
    (R,R)又は(S,S)−DIOPである、請求項8
    に記載した光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロ
    キシエステルの製造方法。
JP2000062046A 2000-03-07 2000-03-07 α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法、及びジフルオロケテンシリルアセタールの製造方法、並びに光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法 Pending JP2001247514A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062046A JP2001247514A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法、及びジフルオロケテンシリルアセタールの製造方法、並びに光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法
PCT/JP2001/001103 WO2001066509A1 (en) 2000-03-07 2001-02-15 PROCESS FOR PRODUCING α,α-DIFLUORO- β -KETOESTER

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062046A JP2001247514A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法、及びジフルオロケテンシリルアセタールの製造方法、並びに光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001247514A true JP2001247514A (ja) 2001-09-11

Family

ID=18582107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000062046A Pending JP2001247514A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法、及びジフルオロケテンシリルアセタールの製造方法、並びに光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2001247514A (ja)
WO (1) WO2001066509A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6960679B2 (en) 2003-04-25 2005-11-01 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Preparation of silyl ketene acetal and disilyl ketene acetal
JP2006188454A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Kanto Denka Kogyo Co Ltd 含フッ素ケテンシリルアセタールを用いたβ−ケトエステルの製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4582924A (en) * 1983-03-09 1986-04-15 Daikin Kogyo Co., Ltd. α-Fluoroalkyl carboxylic acid esters and process for preparing the same
JPH0267250A (ja) * 1988-09-02 1990-03-07 Asahi Glass Co Ltd 2,2‐ジフルオロ‐3‐ヒドロキシカルボン酸誘導体の製造法
JPH11302226A (ja) * 1998-04-15 1999-11-02 Takasago Internatl Corp 光学活性アルコ−ルの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6960679B2 (en) 2003-04-25 2005-11-01 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Preparation of silyl ketene acetal and disilyl ketene acetal
US7112710B2 (en) 2003-04-25 2006-09-26 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Preparation of silyl ketene acetal and disilyl ketene acetal
JP2006188454A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Kanto Denka Kogyo Co Ltd 含フッ素ケテンシリルアセタールを用いたβ−ケトエステルの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001066509A1 (en) 2001-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1176135B1 (en) Process for producing optically active alcohol
JP2001247514A (ja) α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法、及びジフルオロケテンシリルアセタールの製造方法、並びに光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法
JP4147190B2 (ja) β−ケトエステル化合物の製造方法
JPH09208558A (ja) 光学活性4−ヒドロキシ−2−ピロリドンの製造方法
JPH0959290A (ja) フェロセニルジフェニルホスフィン誘導体、該配位子金属錯体によるヒドロシリル化
JPH0940684A (ja) 新規ホスフィン−ホスフィナイト化合物およびそれを用いた4−[(r)−1’−ホルミルエチル]アゼチジン−2−オン誘導体の製造方法
JP2001151727A (ja) 光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステル及びα,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法
JP2646266B2 (ja) アルコキシニトリル化合物の製法
JP2003128629A (ja) 光学活性6−ハロゲノ−3,5−ジヒドロキシヘキサン酸誘導体の製造法
JPH0967316A (ja) 光学活性1−アリール−アルキルアミン類の製造法
JP3819473B2 (ja) 4,4−ビスハロメチル−3−オキソアルカンカルボン酸誘導体とそれを用いる3−シクロプロピル−3−オキソプロピオン酸誘導体の製造方法
KR100994548B1 (ko) 디에틸 [3-시아노-2-옥소-3-(트리페닐포스포라닐리덴)프로필]포스포네이트 및 그의 제조방법
JPH0791223B2 (ja) 光学活性6―t―ブトキシ―3,5―ジヒドロキシヘキサン酸エステルの製造法
JP2652248B2 (ja) アルコキシニトリル化合物の製法
JP3013760B2 (ja) 4−ヒドロキシ−2−ピロリドンの製法
JPH1087547A (ja) 光学活性合成中間体の製造法
JPH01319496A (ja) ウラシル誘導体
JPH10182523A (ja) 1位置換−2,2−ジフロロ−3−ブテン−1−オール類の製造法
JP2002265435A (ja) 新規光学活性ルテニウム錯体、その製法並びにそれを用いた光学活性化合物の製造方法
JPH0940601A (ja) 光学活性ケトン誘導体の製造方法および光学活性ケトン誘導体
JPH03127780A (ja) アニリノピリミジン誘導体
JPH0827082A (ja) α−デヒドロアミノ酸エステルの製造法
US20040063999A1 (en) Process for the production of optically active amino alcohols
JPH09208566A (ja) 光学活性オキサゾリン化合物及び不斉アリル酸化反応
JPH04270241A (ja) β−ケトエステルの製造方法