JP2001151727A - 光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステル及びα,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法 - Google Patents

光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステル及びα,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法

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JP2001151727A JP33933299A JP33933299A JP2001151727A JP 2001151727 A JP2001151727 A JP 2001151727A JP 33933299 A JP33933299 A JP 33933299A JP 33933299 A JP33933299 A JP 33933299A JP 2001151727 A JP2001151727 A JP 2001151727A
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Katsuhiko Izeki
克彦 伊関
Daisuke Asada
大介 浅田
Katsuchika Kuroki
克親 黒木
Yuko Sakamaki
優子 坂巻
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量合成が可能であって光学活性なα,α−
ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルを高選択的に得る
ことのできる不斉合成法、及びその合成中間体の製造方
法を提供すること。 【解決手段】 下記一般式〔1〕の酸クロリドと、下記
一般式〔2〕のジフルオロケテンシリルアセタールとを
下記一般式〔3〕のアミンの存在下で反応させることに
より、下記一般式〔4〕のα,α−ジフルオロ−β−ケ
トエステルへ導き、更に水添触媒を用いた不斉水素化反
応により、下記一般式〔5〕の光学活性なα,α−ジフ
ルオロ−β−ヒドロキシエステルへ導く。 【化19】 (但し、前記各一般式において、R1 及びR2 は例えば
アルキル基又は水素原子を示し、R3 、R4 、R5 、R
6 、R7 、R8 及びR9 はアルキル基などを示し、また
*Cはキラルな炭素原子を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学活性なα,α
−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステル及びα,α−ジ
フルオロ−β−ケトエステルの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光学活性な含フッ素化合物は、そのフッ
素原子による新たな生理活性が期待されるが故に、医
薬、農薬等の分野において注目され、特に光学活性な
α,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの効率的
な合成法の確立が大いに望まれている。
【0003】特開平10−175920号公報には、下
記のように、光学活性なスルホンアミドを用いることに
より、光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシ
エステルを選択的に合成できる方法が示されている。
【0004】
【化4】 (但し、Ra 、Rb 、Rc 、Rd 、Re 及びRf は、ア
ルキル基、アリール基又はアルコキシ基である。ただ
し、Rd とRe は互いに異なるものとする。C* はキラ
ルな炭素原子である。)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法に
おいては、触媒である光学活性なスルホンアミドを最低
でも20モル%用いないと、満足な選択性を得ることが
できず、大量合成法としては不十分である。
【0006】そこで、本発明の目的は、大量合成が可能
であって、光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロ
キシエステルを高選択的に得ることのできる不斉合成
法、及びその合成中間体の製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記一
般式〔1〕で表される酸クロリドと、下記一般式〔2〕
で表されるジフルオロケテンシリルアセタールとを下記
一般式〔3〕で表されるアミンの存在下で反応させるこ
とにより、下記一般式〔4〕で表されるα,α−ジフル
オロ−β−ケトエステルへ導き、更に水添触媒を用いた
不斉水素化反応により、下記一般式〔5〕で表される光
学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステル
へ導く、光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキ
シエステルの製造方法に係るものである。
【化5】 (但し、前記一般式〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕及
び〔5〕において、R1及びR2 は、互いに同一の若し
くは異なる基であって、アルキル基、アリール基、アル
コキシ基、アリールオキシアルキル基、アルキルオキシ
アルキル基、アリールオキシアリール基又はアルキルオ
キシアリール基を示し、その少なくともいずれか一方が
水素原子であってよく、また共同して環状の基を形成し
てもよい。また、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8
及びR9 は、互いに同一の若しくは異なる基であって、
アルキル基、アリール基、アリールオキシアルキル基、
アルキルオキシアルキル基、アリールオキシアリール基
又はアルキルオキシアリール基を示し、また *Cはキラ
ルな炭素原子を示す。)
【0008】この本発明の製造方法を反応スキームで表
わすと、下記の如くとなる。
【化6】
【0009】ここで、第1段階目の反応(酸クロリドか
らのα,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの合成)に
おいては、例えば下記のように、まず、酸クロリドとア
ミンが反応することによってケテンAが生成し、これが
ケテンシリルアセタールと反応することによってBが生
成し、さらに酸処理により脱シリル化することによっ
て、Cへと導かれるものと考えられる〔Tetrahedron Le
tt. No.15, 1297 〜1300(1973)参照〕。
【0010】
【化7】
【0011】なお、この反応のメカニズムから推測でき
るように、酸クロリドのカルボニル基のとなりの炭素原
子に水素原子が結合していなければならない。
【0012】また、第2段階目の反応(α,α−ジフル
オロ−β−ケトエステルからのα,α−ジフルオロ−β
−ヒドロキシエステルの合成)は、水添触媒により効率
良く目的物が不斉合成されるものである。
【0013】ここで、前記水添触媒を前記α,α−ジフ
ルオロ−β−ケトエステルに対して0.0001〜10
モル%使用しても、反応が進行する。この水添触媒の使
用量は、0.01〜1モル%が更によく、例えば0.1
モル%又はその前後とする。
【0014】こうした水添触媒として、下記一般式
〔6〕で表される金属錯体を用いるのがよい。 一般式〔6〕:M〔L〕 (但し、前記一般式〔6〕において、Mは金属原子、L
は光学活性なホスフィン配位子を示す。)
【0015】ここで、前記金属原子が、Ru、Rh、P
d、Ir又はNiであり、これと組み合わせる前記配位
子(光学活性なホスフィン配位子)が、(R)又は
(S)−BINAP、(R)又は(S)−Tol−BI
NAP、(R)又は(S)−Xyl−BINAP、
(R,R)又は(S,S)−Me−Duphos、
(R,R)又は(S,S)−Me−BPE、(R,R)
又は(S,S)−DiPAMP、(R,R)又は(S,
S)−CHIRAPHOS、(R,R)又は(S,S)
−BPPM、(R,R)又は(S,S)−NORPHO
S、又は(R,R)又は(S,S)−DIOPなどが例
示され、例えば、下記の(R)−BINAPを配位子と
するRuCl2 〔(R)−BINAP〕、RuBr
2 〔(R)−BINAP〕等がある。
【0016】
【化8】
【0017】本発明は、上記した第1段階及び第2段階
からなる一般式〔5〕のヒドロキシエステルの製造方法
を提供するものであるが、上記した第2段階による一般
式〔5〕のヒドロキシエステルの製造方法、更には上記
した第1段階による一般式〔4〕のケトエステルの製造
方法も提供するものである。
【0018】但し、第2段階によるヒドロキシエステル
の製造方法においては、前記水添触媒を前記α,α−ジ
フルオロ−β−ケトエステルに対して0.0001〜1
0モル%使用するのがよく、0.01〜1モル%(例え
ば0.1モル%又はその前後)使用するのが更によい。
【0019】本発明はまた、下記一般式〔4’〕で表さ
れるα,α−ジフルオロ−β−ケトエステルを、水添触
媒を用いた不斉水素化反応により、下記一般式〔5’〕
で表される光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロ
キシエステルへ導く、光学活性なα,α−ジフルオロ−
β−ヒドロキシエステルの製造方法も提供するものであ
る。
【化9】 (但し、前記一般式〔4’〕及び〔5’〕において、R
10は、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリー
ルオキシアルキル基、アルキルオキシアルキル基、アリ
ールオキシアリール基又はアルキルオキシアリール基を
示し、R6 は、アルキル基、アリール基、アリールオキ
シアルキル基、アルキルオキシアルキル基、アリールオ
キシアリール基、アルキルオキシアリール基を示し、ま
*Cはキラルな炭素原子を示す。)
【0020】ここで使用する前記水添触媒は、上述した
と同様に、前記α,α−ジフルオロ−β−ケトエステル
に対して0.0001〜10モル%使用するのがよく、
また前記一般式〔6〕で表される金属錯体を用いるのが
よい。
【0021】本発明の製造方法によって、一般式〔4〕
のケトエステルを効率良く合成でき、更に一般式〔4〕
又は〔4’〕のケトエステルから一般式〔5〕又は
〔5’〕のヒドロキシエステルを少ない触媒使用量でも
大量合成が可能となり、光学活性なα,α−ジフルオロ
−β−ヒドロキシエステルを高選択的に得ることができ
る。
【0022】なお、本発明の製造方法によって得られる
一般式〔5〕又は〔5’〕のヒドロキシエステルは、医
薬、農薬等の合成中間体として有用である。
【0023】
【化10】
【0024】本発明の製造方法のうち、一般式〔4〕の
α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルを合成する反応
において、一般式〔3〕のアミンは3級アミンが好まし
く、特にEt3 N(トリエチルアミン)が好ましい。
【0025】この場合、反応溶媒としては、エーテル系
の溶媒が好ましく、特にTHF(テトラヒドロフラン)
が好ましい。
【0026】反応温度は−78℃〜100℃の間であっ
てよいが、特に室温付近が好ましい。
【0027】また、一般式〔1〕の酸クロリドと一般式
〔2〕のケテンシリルアセタールと一般式〔3〕のアミ
ンとの当量比は、1:1:1が好ましい。
【0028】次に、一般式〔5〕又は〔5’〕のヒドロ
キシエステルを合成する反応において、反応溶媒は特に
限定されるものではないが、アルコール系、特にMeO
H(メチルアルコール)、EtOH(エチルアルコー
ル)が好ましい。
【0029】反応温度は0℃〜200℃であってよい
が、100℃近辺が特に好ましい。
【0030】圧力は1〜150atmであってよいが、
100atm近辺が特に好ましい。
【0031】次に、下記に例示するスキームに基づく本
発明の製造方法で得られる各種生成物を、最終生成物
〔5〕の光学収率及び旋光度と共にまとめて示す(但
し、TMSはトリメチルシリル基を示す)。
【0032】
【化11】
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0034】実施例1
【化12】
【0035】ジフルオロケテンシリルアセタール3.2
9g(16.8mmol)の無水THF(25ml)溶
液に、イソ吉草酸クロリド1a2.05ml(16.8
mmol)とトリエチルアミン2.34ml(16.8
mmol)とを室温で2時間かけて滴下した。滴下終了
後、さらに室温で2.5時間攪拌した後、2NHClに
注ぎ込み、ジエチルエーテルで抽出した。溶媒留去後、
THFと2NHClを加え、室温で15分間攪拌した
後、ジエチルエーテルで抽出し、飽和NaHCO3 水溶
液で洗浄した後、無水MgSO4 で乾燥した。溶媒留去
後、シリカゲルクロマトグラフィーで単離精製し(酢酸
エチル:ヘキサン=1:80〜1:50)、β−ケトエ
ステル4aを3.78g得た(収率45%)。
【0036】シールドチューブ内に、上記β−ケトエス
テル4a2.08g(10mmol)、RuBr
2 〔(R)−BINAP〕10mg(0.1mmol)
および脱気エタノール(2.5ml)を入れ、水素を導
入し(100atm)、100℃で24時間攪拌した。
反応容器を冷やした後、水素を開放し、反応液を取り出
した。溶媒留去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単
離精製し(酢酸エチル:ヘキサン=1:7)、β−ヒド
ロキシエステル5aを1.97g得た(収率94%)。
ダイセルOD−Hカラムにより、光学純度を測定したと
ころ(エタノール:ヘキサン=1:100)、85%e
eであった。
【0037】上記の各生成物 4a5aの分析データ
を下記に示す。4a 1 H−NMR(CDCl3 )δ:0.97(d,J=6.6Hz,6H),1.
35(t,J=7.1Hz,3H),2.13-2.34(m,1H),2.54-2.68(m,2H),
4.37(q,J=7.1Hz,2H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:114.59(s,2F) IR(neat)cm-1:2967,1781,1760,1314,1140
【0038】5a 1 H−NMR(CDCl3 )δ:0.94(d,J=6.6Hz,3H),0.
99(d,J=6.6Hz,3H),1.37(t,J=7.1Hz,3H),1.32-1.63(m,2
H),1.75-2.00(m,1H),1.95(d,J=7.2Hz,1H),4.00-4.23(m,
1H),4.37(q,J=7.1Hz,2H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:115.61(dd,J=264.0,7.
9Hz,1F),123.12(dd,J=264.0,14.7Hz,1F) IR(neat)cm-1:3468,2961,1760,1315,1069
【0039】実施例2
【化13】
【0040】ジフルオロケテンシリルアセタール3.5
g(18.0mmol)の無水THF(25ml)溶液
に、t−ブチルアセチルクロリド1b2.5ml(1
8.0mmol)とトリエチルアミン2.5ml(1
8.0mmol)とを室温で2時間かけて滴下した。滴
下終了後、さらに室温で3.5時間攪拌した後、2NH
Clに注ぎ込み、ジエチルエーテルで抽出した。溶媒留
去後、THFと2NHClを加え、室温で15分間攪拌
した後、ジエチルエーテルで抽出し、飽和NaHCO3
水溶液で洗浄した後、無水MgSO4 で乾燥した。溶媒
留去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単離精製し
(酢酸エチル:ヘキサン=1:150)、β−ケトエス
テル4bを2.06g得た(収率51%)。
【0041】シールドチューブ内に、上記β−ケトエス
テル4b2.22g(10mmol)、RuBr
2 〔(R)−BINAP〕10mg(0.1mmol)
および脱気エタノール(2.5ml)を入れ、水素を導
入し(100atm)、100℃で24時間攪拌した。
反応容器を冷やした後、水素を開放し、反応液を取り出
した。溶媒留去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単
離精製し(酢酸エチル:ヘキサン=1:10〜1:
5)、β−ヒドロキシエステル5bを0.57g得た
(収率26%)。このエステル5bのヒドロキシ基を
3,5−ジニトロベンゾイル化した後、ダイセルADカ
ラムを用いることにより、光学純度を測定したところ
(エタノール:ヘキサン=1:100)、51%eeで
あった。
【0042】上記の各生成物 4b5bの分析データ
を下記に示す。4b 1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.07(s,9H),1.35(t,J=
7.1Hz,3H),2.61-2.64(m,2H),4.37(q,J=7.1Hz,2H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:114.34(s,2F)
【0043】5b 1 H−NMR(CDCl3 )δ:0.99(s,9H),1.38(t,J=
7.1Hz,3H),1.30-1.67(m,2H),1.92(brs,1H),4.03-4.27
(m,1H),4.36(q,J=7.1Hz,2H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:115.48(dd,J=263.0,8.
3Hz,1F),123.00(dd,J=263.0,15.0Hz,1F) IR(neat)cm-1:3488,2958,1760,1094,1077 〔α〕D 25 +9.92(c1.18,CHCl3)
【0044】実施例3
【化14】
【0045】ジフルオロケテンシリルアセタール3.5
g(18.0mmol)の無水THF(25ml)溶液
に、シクロヘキサンカルボニルクロリド1c2.4ml
(18.0mmol)とトリエチルアミン2.5ml
(18.0mmol)とを室温で2時間かけて滴下し
た。滴下終了後、さらに室温で1晩攪拌した後、2NH
Clに注ぎ込み、ジエチルエーテルで抽出した。溶媒留
去後、THFと2NHClを加え、室温で4.5時間攪
拌した後、ジエチルエーテルで抽出し、飽和NaHCO
3 水溶液で洗浄した後、無水MgSO4 で乾燥した。溶
媒留去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単離精製し
(酢酸エチル:ヘキサン=1:120)、β−ケトエス
テル4cを1.07g得た(収率25%)。
【0046】シールドチューブ内に、上記のβ−ケトエ
ステル4c2.34g(10mmol)、RuBr
2 〔(R)−BINAP〕10mg(0.1mmol)
および脱気エタノール(2.5ml)を入れ、水素を導
入し(100atm)、100℃で24時間攪拌した。
反応容器を冷やした後、水素を開放し、反応液を取り出
した。溶媒留去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単
離精製し(酢酸エチル:ヘキサン=1:7)、β−ヒド
ロキシエステル5cを2.26g得た(収率100
%)。このエステル5cをダイセルOD−Hカラムを用
いることにより、光学純度を測定したところ(エタノー
ル:ヘキサン=1:50)、77%eeであった。
【0047】上記の各生成物 4c5cの分析データ
を下記に示す。4c 1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.10-2.00(m,10H),1.35
(t,J=7.1Hz,3H),2.82-2.99(m,1H),4.37(q,J=7.1Hz,2H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:113.63(s,2F) IR(neat)cm-1:1781,1738,1315,1144
【0048】5c 1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.01-2.08(m,12H),1.37
(t,J=7.1Hz,3H),3.71-3.91(m,1H),4.36(q,J=7.1Hz,2H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:111.98(dd,J=263.0,
8.1Hz,1F),120.75(dd,J=263.0,17.7Hz,1F) IR(neat)cm-1:3480,1760,1317,1096
【0049】実施例4
【化15】
【0050】ジフルオロケテンシリルアセタール3.2
9g(16.8mmol)の無水THF(25ml)溶
液に、ヒドロシンナモイルクロリド1d2.5ml(1
6.8mmol)とトリエチルアミン2.34ml(1
6.8mmol)とを室温で2時間かけて滴下した。滴
下終了後、さらに室温で2時間攪拌した後、2NHCl
に注ぎ込み、ジエチルエーテルで抽出した。溶媒留去
後、THFと2NHClを加え、室温で15分間攪拌し
た後、ジエチルエーテルで抽出し、飽和NaHCO3
溶液で洗浄した後、無水MgSO4 で乾燥した。溶媒留
去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単離精製し(酢
酸エチル:ヘキサン=1:100)、β−ケトエステル
4dを3.01g得た(収率70%)。
【0051】シールドチューブ内に、上記のβ−ケトエ
ステル4d2.56g(10mmol)、RuBr
2 〔(R)−BINAP〕10mg(0.1mmol)
および脱気エタノール(2.5ml)を入れ、水素を導
入し(100atm)、100℃で24時間攪拌した。
反応容器を冷やした後、水素を開放し、反応液を取り出
した。溶媒留去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単
離精製し(酢酸エチル:ヘキサン=1:10〜1:
6)、β−ヒドロキシエステル5dを2.58g得た
(収率100%)。このエステル5dの水酸基をアセチ
ル化した後、ダイセルOB−Hカラムを用いることによ
り、光学純度を測定したところ(エタノール:ヘキサン
=1:50)、64%eeであった。
【0052】上記の各生成物 4d5dの分析データ
を下記に示す。4d 1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.32(t,J=7.1Hz,3H),2.
91-3.14(m,4H),4.33(q,J=7.1Hz,2H),7.10-7.36(m,5H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:114.42(s,2F) IR(neat)cm-1:1779,1749,1315,1122
【0053】5d 1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.34(t,J=7.2Hz,3H),1.
72-2.18(m,3H),2.16-3.02(m,2H),3.90-4.12(m,1H),4.34
(q,J=7.2Hz,2H),7.15-7.37(m,5H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:115.14(dd,J=266.0,7.
9Hz,1F),122.56(dd,J=266.0,13.0Hz,1F) IR(neat)cm-1:3466,1759,131
7,1094
【0054】実施例5
【化16】
【0055】ジフルオロケテンシリルアセタール5.1
6g(26.3mmol)の無水THF(36ml)溶
液に、アセチルクロリド1e1.87ml(26.3m
mol)とトリエチルアミン3.67ml(26.3m
mol)とを室温で2時間かけて滴下した。滴下終了
後、さらに室温で2.5時間攪拌した後、2NHClに
注ぎ込み、ジエチルエーテルで抽出した。溶媒留去後、
THFと2NHClを加え、室温で15分間攪拌した
後、ジエチルエーテルで抽出し、飽和NaHCO3水溶
液で洗浄した後、無水MgSO4 で乾燥した。溶媒留去
後、シリカゲルクロマトグラフィーで単離精製し(エー
テル:ペンタン=1:100)、β−ケトエステル4e
を4.08g得た(収率94%)。
【0056】シールドチューブ内に、上記のβ−ケトエ
ステル4e1.66g(10mmol)、RuBr
2 〔(R)−BINAP〕10mg(0.1mmol)
および脱気エタノール(2.5ml)を入れ、水素を導
入し(100atm)、100℃で24時間攪拌した。
反応容器を冷やした後、水素を開放し、反応液を取り出
した。溶媒留去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単
離精製し(酢酸エチル:ヘキサン=1:3)、β−ヒド
ロキシエステル5eを1.59g得た(収率95%)。
このエステル5eをダイセルOD−Hカラムを用いるこ
とにより、光学純度を測定したところ(エタノール:ヘ
キサン=1:50)、55%eeであった。
【0057】上記の各生成物 4e5eの分析データ
を下記に示す。4e 1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.36(t,J=7.1Hz,3H),1.
38-1.45(m,3H),4.38(q,J=7.1Hz,2H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:114.21(s,2F) IR(neat)cm-1:1778,1758,1315,1136
【0058】5e 1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.35(d,J=5.7Hz,3H),1.
37(t,J=7.2Hz,3H),2.40(brs,1H),4.30(ddd,J=14.5,7.5,
5.7Hz,1H),4.37(d,J=7.2Hz,2H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:116.03(dd,J=264.0,7.
5Hz,1F),124.42(dd,J=264.0,14.5Hz,1F) IR(neat)cm-1:3454,1761,1314,1106
【0059】実施例6
【化17】
【0060】ジフルオロケテンシリルアセタール3.5
0g(17.9mmol)の無水THF(25ml)溶
液に、フェニルアセチルクロリド1f2.36ml(1
7.9mmol)とトリエチルアミン2.5ml(1
7.9mmol)とを室温で2時間かけて滴下した。滴
下終了後、さらに室温で2時間攪拌した後、2NHCl
に注ぎ込み、ジエチルエーテルで抽出した。溶媒留去
後、THFと2NHClを加え、室温で2時間攪拌した
後、ジエチルエーテルで抽出し、飽和NaHCO3水溶
液で洗浄した後、無水MgSO4 で乾燥した。溶媒留去
後、シリカゲルクロマトグラフィーで単離精製し(酢酸
エチル:ヘキサン=1:20〜1:15)、β−ケトエ
ステル4fを2.55g得た(収率59%)。
【0061】シールドチューブ内に、上記のβ−ケトエ
ステル4f2.42g(10mmol)、RuBr
2 〔(R)−BINAP〕10mg(0.1mmol)
および脱気エタノール(2.5ml)を入れ、水素を導
入し(100atm)、100℃で24時間攪拌した。
反応容器を冷やした後、水素を開放し、反応液を取り出
した。溶媒留去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単
離精製し(酢酸エチル:ヘキサン=1:5)、β−ヒド
ロキシエステル5fを2.29g得た(収率94%)。
このエステル5fをダイセルOD−Hカラムを用いるこ
とにより、光学純度を測定したところ(エタノール:ヘ
キサン=1:20)、40%eeであった。
【0062】上記の各生成物 4f5fの分析データ
を下記に示す。4f 1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.31(t,J=7.1Hz,3H),4.
05(s,2H),4.31(q,J=7.1Hz,2H)7.17-7.42(m,5H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:113.80(s,2F) IR(neat)cm-1:1779,1752,1315,1143
【0063】5f 1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.36(t,J=7.1Hz,3H),2.
04(brs,1H),2.75-3.13(m,2H),4.19-4.29(m,1H),4.34(q,
J=7.1Hz,2H),7.20-7.40(m,5H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:114.90(dd,J=264.3,7.
0Hz,1F),123.25(dd,J=264.3,15.2Hz,1F) IR(neat)cm-1:3502,1759,1322,1084
【0064】実施例7
【化18】
【0065】ジフルオロケテンシリルアセタール2.7
1g(13.9mmol)の無水THF(20ml)溶
液に、ノナノイルクロリド1g2.5ml(13.9m
mol)とトリエチルアミン1.94ml(13.9m
mol)とを室温で2時間かけて滴下した。滴下終了
後、さらに室温で2時間攪拌した後、2NHClに注ぎ
込み、ジエチルエーテルで抽出した。溶媒留去後、TH
Fと2NHClを加え、室温で15分間攪拌した後、ジ
エチルエーテルで抽出し、飽和NaHCO3 水溶液で洗
浄した後、無水MgSO4 で乾燥した。溶媒留去後、シ
リカゲルクロマトグラフィーで単離精製し(酢酸エチ
ル:ヘキサン=1:100)、β−ケトエステル4g
2.31g得た(収率63%)。
【0066】シールドチューブ内に、上記のβ−ケトエ
ステル4g2.64g(10mmol)、RuBr
2 〔(R)−BINAP〕10mg(0.1mmol)
および脱気エタノール(2.5ml)を入れ、水素を導
入し(100atm)、100℃で24時間攪拌した。
反応容器を冷やした後、水素を開放し、反応液を取り出
した。溶媒留去後、シリカゲルクロマトグラフィーで単
離精製し(酢酸エチル:ヘキサン=1:8)、β−ヒド
ロキシエステル5gを2.46g得た(収率94%)。
このエステル5gをダイセルOD−Hカラムを用いるこ
とにより、光学純度を測定したところ(エタノール:ヘ
キサン=1:100)、80%eeであった。
【0067】上記の各生成物 4g5gの分析データ
を下記に示す。4g 1 H−NMR(CDCl3 )δ:0.88(t,J=6.8Hz,3H),1.
10-1.50(m,10H),1.36(t,J=7.1Hz,3H),1.55-1.74(m,2H),
2.69-2.79(m,2H),4.37(q,J=7.1Hz,2H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:114.38(s,2F) IR(neat)cm-1:1781,1748,1314,1140
【0068】5g 1 H−NMR(CDCl3 )δ:0.88(t,J=6.8Hz,3H),1.
10-1.73(m.14H),1.37(t,J=7.1Hz,3H),2.03-2.07(m,1H),
3.90-4.13(m,1H),4.36(q,J=7.1Hz,2H)19 F−NMR(CDCl3 )δ:115.58(dd,J=264.0,7.
7Hz,1F),122.91(dd,J=264.0,14.9Hz,1F) IR(neat)cm-1:3460,1760,1316,1094 〔α〕D 26 +16.6(c1.12,CHCl3)
【0069】
【発明の作用効果】本発明は、上述したように、前記一
般式〔1〕で表される酸クロリドと前記一般式〔2〕で
表されるジフルオロケテンシリルアセタールとを前記一
般式〔3〕で表されるアミンの存在下で反応させること
により、前記一般式〔4〕で表されるα,α−ジフルオ
ロ−β−ケトエステルへ導き、更に水添触媒を用いて不
斉水素化反応させるので、前記一般式〔5〕で表される
光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステ
ルを大量にかつ高選択的に合成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07M 7:00 C07M 7:00 (72)発明者 黒木 克親 茨城県つくば市御幸が丘3番地 ダイキン 工業株式会社MEC研究所内 (72)発明者 坂巻 優子 茨城県つくば市御幸が丘3番地 ダイキン 工業株式会社MEC研究所内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC11 AC41 AC44 AC48 BA21 BA22 BA23 BA24 BA25 BA39 BA48 BA51 BB15 BC10 BC11 BC31 BC34 BM10 BM72 BN10 BR10 BT12 4H039 CA60 CA62 CA66 CG90

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔1〕で表される酸クロリド
    と、下記一般式〔2〕で表されるジフルオロケテンシリ
    ルアセタールとを下記一般式〔3〕で表されるアミンの
    存在下で反応させることにより、下記一般式〔4〕で表
    されるα,α−ジフルオロ−β−ケトエステルへ導き、
    更に水添触媒を用いた不斉水素化反応により、下記一般
    式〔5〕で表される光学活性なα,α−ジフルオロ−β
    −ヒドロキシエステルへ導く、光学活性なα,α−ジフ
    ルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法。 【化1】 (但し、前記一般式〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕及
    び〔5〕において、R1及びR2 は、互いに同一の若し
    くは異なる基であって、アルキル基、アリール基、アル
    コキシ基、アリールオキシアルキル基、アルキルオキシ
    アルキル基、アリールオキシアリール基又はアルキルオ
    キシアリール基を示し、その少なくともいずれか一方が
    水素原子であってよく、また共同して環状の基を形成し
    てもよい。また、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8
    及びR9 は、互いに同一の若しくは異なる基であって、
    アルキル基、アリール基、アリールオキシアルキル基、
    アルキルオキシアルキル基、アリールオキシアリール基
    又はアルキルオキシアリール基を示し、また *Cはキラ
    ルな炭素原子を示す。)
  2. 【請求項2】 前記水添触媒を前記α,α−ジフルオロ
    −β−ケトエステルに対して0.0001〜10モル%
    使用する、請求項1に記載した光学活性なα,α−ジフ
    ルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記水添触媒として、下記一般式〔6〕
    で表される金属錯体を用いる、請求項1に記載した光学
    活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの
    製造方法。 一般式〔6〕:M〔L〕 (但し、前記一般式〔6〕において、Mは金属原子、L
    は光学活性なホスフィン配位子を示す。)
  4. 【請求項4】 前記金属原子が、Ru、Rh、Pd、I
    r又はNiであり、前記配位子が、(R)又は(S)−
    BINAP、(R)又は(S)−Tol−BINAP、
    (R)又は(S)−Xyl−BINAP、(R,R)又
    は(S,S)−Me−Duphos、(R,R)又は
    (S,S)−Me−BPE、(R,R)又は(S,S)
    −DiPAMP、(R,R)又は(S,S)−CHIR
    APHOS、(R,R)又は(S,S)−BPPM、
    (R,R)又は(S,S)−NORPHOS、又は
    (R,R)又は(S,S)−DIOPである、請求項3
    に記載した光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロ
    キシエステルの製造方法。
  5. 【請求項5】 下記一般式〔4’〕で表されるα,α−
    ジフルオロ−β−ケトエステルを、水添触媒を用いた不
    斉水素化反応により、下記一般式〔5’〕で表される光
    学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステル
    へ導く、光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキ
    シエステルの製造方法。 【化2】 (但し、前記一般式〔4’〕及び〔5’〕において、R
    10は、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリー
    ルオキシアルキル基、アルキルオキシアルキル基、アリ
    ールオキシアリール基又はアルキルオキシアリール基を
    示し、R6 は、アルキル基、アリール基、アリールオキ
    シアルキル基、アルキルオキシアルキル基、アリールオ
    キシアリール基、アルキルオキシアリール基を示し、ま
    *Cはキラルな炭素原子を示す。)
  6. 【請求項6】 前記水添触媒を前記α,α−ジフルオロ
    −β−ケトエステルに対して0.0001〜10モル%
    使用する、請求項5に記載した光学活性なα,α−ジフ
    ルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記水添触媒として、下記一般式〔6〕
    で表される金属錯体を用いる、請求項5に記載したα,
    α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法。 一般式〔6〕:M〔L〕 (但し、前記一般式〔6〕において、Mは金属原子、L
    は光学活性なホスフィン配位子を示す。)
  8. 【請求項8】 前記金属原子が、Ru、Rh、Pd、I
    r又はNiであり、前記配位子が、(R)又は(S)−
    BINAP、(R)又は(S)−Tol−BINAP、
    (R)又は(S)−Xyl−BINAP、(R,R)又
    は(S,S)−Me−Duphos、(R,R)又は
    (S,S)−Me−BPE、(R,R)又は(S,S)
    −DiPAMP、(R,R)又は(S,S)−CHIR
    APHOS、(R,R)又は(S,S)−BPPM、
    (R,R)又は(S,S)−NORPHOS、又は
    (R,R)又は(S,S)−DIOPである、請求項7
    に記載した光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロ
    キシエステルの製造方法。
  9. 【請求項9】 下記一般式〔1〕で表される酸クロリド
    と、下記一般式〔2〕で表されるジフルオロケテンシリ
    ルアセタールとを下記一般式〔3〕で表されるアミンの
    存在下で反応させることにより、下記一般式〔4〕で表
    されるα,α−ジフルオロ−β−ケトエステルへ導く、
    α,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法。 【化3】 (但し、前記一般式〔1〕、〔2〕、〔3〕及び〔4〕
    において、R1 及びR2は、互いに同一の若しくは異な
    る基であって、アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基、アリールオキシアルキル基、アルキルオキシアルキ
    ル基、アリールオキシアリール基又はアルキルオキシア
    リール基を示し、その少なくともいずれか一方が水素原
    子であってよく、また共同して環状の基を形成してもよ
    い。また、R 3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 及びR
    9 は、互いに同一の若しくは異なる基であって、アルキ
    ル基、アリール基、アリールオキシアルキル基、アルキ
    ルオキシアルキル基、アリールオキシアリール基、アル
    キルオキシアリール基を示す。)
JP33933299A 1999-11-30 1999-11-30 光学活性なα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステル及びα,α−ジフルオロ−β−ケトエステルの製造方法 Pending JP2001151727A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006188454A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Kanto Denka Kogyo Co Ltd 含フッ素ケテンシリルアセタールを用いたβ−ケトエステルの製造方法

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