JP2001247246A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001247246A
JP2001247246A JP2000063369A JP2000063369A JP2001247246A JP 2001247246 A JP2001247246 A JP 2001247246A JP 2000063369 A JP2000063369 A JP 2000063369A JP 2000063369 A JP2000063369 A JP 2000063369A JP 2001247246 A JP2001247246 A JP 2001247246A
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image forming
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JP2000063369A
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Masakazu Mori
正和 森
Naomasa Kimura
直雅 木村
Yoshiyuki Koshimizu
義之 小清水
Hideki Mori
秀樹 盛
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 胴内部に手差し給紙部を配置する場合や紙詰
まりの後処理等のために胴内部の側面部を開閉するよう
構成された画像形成装置において、使用者の使い勝手を
向上させた排紙トレイを備える画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 画像形成装置Aにおける排紙トレイ装置
30は、胴内部50の図1中左方に設けられた引き出し
/巻き取り可能なシート要素により胴内部50を上下に
分割する床面を作ることにより機能する。同装置30
は、トレイシート31と、同トレイシート31の巻き取
り軸32と、巻き取られたトレイシート31を収納する
ための収納ケース33とを主要素として構成されてい
る。トレイシート31は布製、ビニル製等の引き出し/
巻き取りし易い材料で成形されている。巻き取り軸32
には、巻き取りばねが取り付けられ、同巻き取りばねの
ばね力によりトレイシート31を巻き取る方向に回転す
るように付勢されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機・ファクシ
ミリ、プリンター及びこれらの複合機能機等の画像形成
装置に関し、とくに、装置本体から排出される記録シー
トを積載する排紙トレイを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置は、例えば
複写機としてその内部に感光体、転写部、定着部等の構
成部材を備え、感光体上に形成された静電潜像をトナー
像として顕在化し、このトナー像を記録シート等に転写
し、さらにこれを定着させるといった一連の動作を行う
ことにより、所定の記録媒体(記録シート等)に画像を
形成する機能を有する。こうした装置の小型化が進む中
で、とくに実使用における装置占有面積の低減を図るべ
く、その定着部が感光体に近接して配置されたものもあ
る。このような装置構成にあっては、感光体及び定着部
間で記録シートを搬送する搬送装置のたぐいは設けられ
ておらず、感光体から剥離された記録シートの進行方向
先端は、直ちに定着部に到達するしくみとなっている。
【0003】こうした構成を有する画像形成装置には、
排紙部の下流側には別段の構成要素(構成ユニット)を
持たず、排紙部の下流側には前面から排紙部と対向する
側面にかけてを開口部、上方に原稿読み取り部、下方を
給紙部とした空間部を設けることができ、該空間部を画
像形成後の記録シートを積載するためのスペースとして
活用することができる。
【0004】近年、このような形態の画像形成装置がい
わゆるデジタル複写機として構成されることで、パソコ
ンに接続されるプリンターとしても活用されるようにな
ってきた。
【0005】例えば図6は、上記形態を有する従来の画
像形成装置(デジタル複写機)について、その主要内部
構造の一例を概略的に示す側断面図である。
【0006】同図6に示すように、デジタル複写機Cは
その内部において、記録シートを供給する給紙部200
を下部に配置するとともに、同給紙部200から供給さ
れた記録シートを略下位から上位に向けて搬送するため
のシート搬送経路(図中に搬送方向を矢指)を形成す
る。また、この搬送経路沿いには、感光体210や定着
部220(上位位置)が設けられている。このような装
置構成を採用することにより、画像形成装置の小型化が
効率よく図られる一方で、同図6に示すような大きな空
間部250が確保されることとなる。
【0007】このような空間部250は排紙トレイ26
0を設けるためのスペースとして活用するのが一般的で
ある。
【0008】画像形成部205にて画像の形成された記
録シートSは、排紙部230から空間部250に設けら
れた排紙トレイ260に向けて排出され、そこに積載さ
れていく。
【0009】空間部250に設けられた排紙トレイ26
0の構成としては、図6に示すように空間部250の下
面を、排出された記録シートを直接積載するための排紙
トレイ状に成形するタイプが一般的である。
【0010】また、図7に示すように空間部250の下
面251上に画像形成装置Cより取り外し可能な排紙ト
レイ265を乗せて使用する構成とすることもできる。
【0011】しかしながら、上記従来例の画像形成装置
Cにおいては、図6中、右側に手差し給紙部215を使
用するためのスペースを確保しておく必要がある。
【0012】また、紙詰まりの後処理及び感光ドラム2
10の交換等に備え画像形成装置Cの右側面は開閉可能
に構成されており、このためのスペースも必要である。
【0013】そこで、所謂デジタル複写機における主要
プロセスユニットの配置の自由度を活かして、実際の使
用における必要占有面積も低減させた画像形成装置の提
供を考えた場合には、図8の画像形成装置Dに示すよう
な空間部50(以下、胴内部50と記す)内の側面部5
1に手差し給紙部52を配置したり、該側面部51を紙
詰まりの後処理やプロセスカートリッジ11の交換のた
めに開閉するような構成とすることができる。
【0014】なお、プロセスカートリッジ11の交換に
ついては、図8中手前一奥方向への抜き差しにより行な
う構成とすることもできるが、以下本稿では、画像形成
装置Dのプロセスカートリッジ11の交換は側面部51
の開閉により行なう構成であるとして説明する。
【0015】すなわち、画像形成装置Dの構成を取るこ
とにより、画像形成装置Cで必要とされる図6中右側の
手差し給紙部200を使用するのためのスペースを胴内
部50に収めることができる。
【0016】また、同様に、紙詰まりの後処理やプロセ
スカートリッジの交換の際に開閉する扉のためのスペー
スも胴内部50に収めることができる。
【0017】この結果、画像形成装置Dの上方からの投
影面積の中で全ての操作を行なうことができる極めてコ
ンパクトな画像形成装置が提供できることになる。
【0018】同時に、本構成の画像形成装置においては
FCOT(第1枚目の記録シートの給紙開始から排出終
了までの必要時間)を短縮できるという利点もある。
【0019】しかしながら、上記のように構成した画像
形成装置Dにおいては、上記従来例の画像形成装置Cで
設けられているような排紙トレイの構成をとることがで
きなくなる(従来の排紙トレイの配置場所には手差し給
紙部52が設けられている)。
【0020】この問題に対処するために、図8に示すよ
うに排紙ローラ対19の下方であり、手差し給紙部52
の上方である側面部51に取り外し可能な排紙トレイ5
5を配置するような構成を適用することも考えられる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成では、装置の天地方向寸法の増加を抑えて大型化を
抑制しようとすると、手差し給紙部52の使用や紙詰ま
りの後処理、或いはプロセスカートリッジ11の交換等
を行う際、その度にこの排紙トレイ55を取り外す必要
があり、使用者の使い勝手の面で煩わしさを伴うことに
なる。さらに、排紙トレイ55上方に原読み取り部40
が配置されているため、該排紙トレイ55そのものの取
り外し作業もし難くなるといった不利も回避できない。
またさらに、取り外した排紙トレイ55を仮置きするた
めのスペースが必要となるばかりでなく、何らかの事情
により取り外した排紙トレイ55を紛失してしまうとい
う懸念も生じる。
【0022】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであり、胴内部に手差し給紙部を配置する場合や紙
詰まりの後処理又はプロセスカートリッジの交換のため
に胴内部の側面部を開閉するよう構成された画像形成装
置において、使用者の使い勝手を向上させた排紙トレイ
を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、本発明は、シートを載置するシート載
置部と、該シート載置部に載置されたシートを略直立形
成された搬送経路に沿って下位から上位に向けて搬送す
る搬送手段と、前記搬送経路の経路途中に設けられてシ
ートに画像を形成する画像形成手段と、該搬送経路の最
上位からシートを排出する排出部と、該排出部より排出
されたシートを載せておくシート載せ手段とを備えた画
像形成装置において、前記シート載せ手段は、前記排出
部の下方に設けられた所定の係合部に対し取り外し自在
に係合する係合部材を一端に有する平面状のシート載せ
材と、当該画像形成装置本体に支持されるとともに該シ
ート載せ材の他端側より同シート載せ材を引き出し自在
に収納する収納部とを有するのがよい。
【0024】また、前記シート載置部、前記搬送手段、
及び前記画像形成手段を収容し、且つ少なくとも前記搬
送経路の最上位から排出されるシートの排出方向に対向
する側の側面、及び当該側面と直交する少なくとも一方
の面を開口させた装置本体部を有するとともに、前記装
置本体には、前記シート載置部上に位置し、前記排出部
から前記装置本体の開口された側面を介して外部に臨
み、且つ前記シート載せ手段を含む空間部が形成される
のがよい。
【0025】また、前記収納部は、前記シート載せ材の
前記他端を保持するとともに巻き取りバネによって所定
の回転方向に付勢されて、該シート載せ材を巻き取る回
転軸を内部に備えた中空の柱状体を有してなり、前記柱
状体周面の長軸方向に沿って、前記シート載せ材を引き
出す引き出し溝が形成されるのがよい。
【0026】また、前記係合部材は、前記シート載せ材
の一端に設けられたフックであり、前記搬送経路の近傍
に設けられた所定の係合部に掛止されることにより同係
合部と係合するのがよい。
【0027】また、前記フックは、前記シート載せ材の
一端に取り付けられる硬質の端部キャップと一体に形成
されるのがよい。
【0028】また、シートを前記画像形成手段に手差し
供給する手差しシート供給部を、前記シート載置部と、
前記係合部材を前記係合部に係合させた状態のシート載
せ材との間に備えるのがよい。
【0029】また、前記手差しシート供給部は、少なく
ともその一部が当該装置本体より取り外し自在であり、
該手差しシート供給部の一部が取り外された場合には、
前記シート載せ材の引き出し端の両側に各々設けられる
前記係合部材が、前記手差しシート供給部の装着部位付
近で、且つ手差しシートの搬送方向両側端付近に各々設
けられた係合部に対しても係合自在となるのがよい。
【0030】また、前記手差しシート供給部は取り外し
自在に装着されるものとし、該手差しシート供給部が取
り外された場合には、前記シート載せ材の引き出方向両
側端付近に各々設けられる前記係合部材が、前記手差し
シート供給部の装着部位付近で、且つ手差しシートの搬
送方向両側端付近に各々設けられた係合部に対しても係
合自在となるのがよい。
【0031】また、前記画像形成手段は、電子写真プロ
セスユニットを有するのがよい。
【0032】また、同画像形成装置は、原稿を読み取る
画像読取手段を装置上部に備えるのがよい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0034】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す断面
図、図2は本発明の第1の実施の形態に係る要部斜視
図、図3は本発明の第1の実施の形態に係る補足説明図
である。なお、本実施の形態における画像形成装置Aは
従来の画像形成装置Dと排紙トレイの構成・配置を除き
同じである。また、図1と図8においては同一要素には
同一符号を付す。先ず、図1に基づき画像形成装置Aの
全体概略構成について説明する。
【0035】図1の如く、本実施の形態の画像形成装置
Aには、中央部右側に画像形成部(画像形成手段)1
0、下部に給紙部(シート載置部)20、上部に原稿読
み取り部(画像読取手段)40が配設されている。ま
た、中央部左側は胴内部50である。画像形成部10内
では、電子写真感光体である感光ドラム12、感光ドラ
ム12の表面に帯電処理を行なう帯電ローラ13、感光
ドラム12上の静電潜像を可視像化する現像器14、感
光ドラム12上の残留トナー像を除去回収するクリーニ
ング器101等を一体的に有するプロセスカートリッジ
11や該プロセスカートリッジ11の上方の光源(レー
ザースキャナーユニット)16や感光ドラム12と対向
し該感光ドラム12上のトナー像を記録シート(シー
ト)Sに転写する転写ローラ15や画像転写後の記録シ
ートSに対して熱定着処理を施す定着器18や定着処理
後の記録シートSを排出する排紙ローラ対19などが配
設されている。
【0036】給紙部20には、横置きされたA4サイズ
の記録シートS或いはこれよりも小サイズの記録シート
Sを格納可能な給紙カセット21や記録シートSを画像
形成部10へ向けて送り出すための給紙ローラ22や記
録シートSの先端を給紙ローラ22と当接するまで持ち
上げるための中板23などが配設されている。給紙ロー
ラ22により給紙カセット21内より送り出された記録
シートSは、搬送ローラ対24を介してレジストローラ
対25へと搬送される。記録シートSはレジストローラ
対25により一旦停止させられ、感光ドラム12上に形
成されたトナー像に対してタイミングを合わせた状態で
送り出される。場合によっては、胴内部50に設けられ
た手差し給紙部52からレジストローラ対25へ給紙さ
れる。原稿読み取り部40には、特に符号指示しない
が、原稿台ガラス、原稿照明用ランプ、ミラー、結像レ
ンズ、CCDを有している。原稿は原稿台ガラス上に置
かれランプにより照査され、その反射光はミラー等の光
学要素で導かれ結像レンズを介してCCDにより画像反
射光が電気信号に変換される。胴内部50は、画像形成
装置Aの前面の左側及び左側面の前側を開口とした空間
部であり、本画像形成装置Aにおいては、排紙ローラ対
19を通過して排紙された記録シートSの積載のための
スペースとして活用することになる。また、胴内部50
には側面部51に蝶番支持された回動開閉自在な手差し
給紙部52を設ける構成としている。
【0037】こうして、帯電ローラ13により一様に帯
電された感光ドラム12に、原稿読み取り部40にて原
稿画像反射光を電気信号に変換し、該電気信号をレーザ
スキャナユニット16及び折り返しミラー17a、17
bを介して画像光Lとして露光すると、感光ドラム12
上には静電潜像が形成される。該静電潜像は感光ドラム
12の回転と共に現像器14により現像されたトナー像
として顕在化された後、転写ローラ15によって給紙部
20より搬送されレジストローラ対25によりタイミン
グを合わされた記録シートS上に転写される。なお、転
写の終了した感光ドラム12はクリーニング器101に
よりクリーニングされ、次の画像形成のために備えられ
る。転写の終了した記録シートSは、該記録シートS上
のトナー像が定着器18を通過する時に熱定着され、固
着した後、排紙ローラ対19によって、記録シートSの
搬送経路の最上位から胴内部50の排紙トレイ上に排出
されることとなる。
【0038】以上が本画像形成装置Aにおける概略構成
及び画像形成プロセスの概略説明である。
【0039】ここで、画像形成装置Aにおける排紙トレ
イ装置30の特徴について説明する。本画像形成装置A
における排紙トレイ装置(シート載せ手段)30は胴内
部50の図1中左方に設けられた引き出し/巻き取り可
能なシート要素により胴内部50を上下に分割する(手
差し給紙部52の上方を覆う)床面を作ることにより機
能するよう構成されたものである。排紙トレイ装置30
は、トレイシート(シート載せ材)31と、該トレイシ
ート31の巻き取り軸32と、巻き取られたトレイシー
ト31を収納するための収納ケース33を主要素として
構成されている。トレイシート31は布製、ビニル製等
の引き出し/巻き取りし易い材料で成形されている。巻
き取り軸32には、図示を省略した巻き取りばねが取り
付けられており、該巻き取りばねのばね力によってトレ
イシート31を巻き取る方向に回転するように付勢され
ている。巻き取りばねとしては、コイルばね、戻りば
ね、その他のばねが使用される。
【0040】図2は、排紙トレイ装置30を抜書きした
概略斜視図である。
【0041】本図においては、トレイシート31を収納
ケース33からある程度引き出した状態を示している。
本図に示すように、トレイシート31の引き出し端側に
は幅全長にわたって端部キャップ36が取付けられてい
る。端部キャップ36は硬質樹脂(場合によっては金属
等)の硬質材で成形されており、撓むことなく、全体が
ロッド状を維持し、このロッド状態のままでトレイシー
ト31を引き出すことができる。端部キャップ36の一
部にはトレイシート31の引き出し等の操作の際に把持
するための把手36aが設けられている。また、該端部
プレート36には、胴内部50の側面部51に設けられ
ている係止部53と係止させるためのフック部37が設
けられている(図3も参照)。収納ケース33の側面3
3a、33bには支柱34a、35aがビスにより取付
けられている。支柱34a、35aはビス穴34b(3
5bは不図示)に差し込まれたビスにより胴内部50の
床面54に締結される(図1参照)。
【0042】図3は、胴内部50の側面部51に設けら
れている係止部53にフック部37を係止させた状態を
示す断面図である。係止部53はフック部37を差し込
むための開口部53aとフック部37の形状と同局率の
凸部53bからなる。使用者は把手36aを把持しなが
らトレイシート31を引き出し、側面部51に設けられ
ている係止部53にフック部37を差し込み、該フック
部37を凸部53bと係止させることにより図1に示す
ように排紙トレイ装置25を使用状態(排紙された記録
シートSを積載可能な状態)にすることができる。
【0043】こうして、本実施形態に係る排紙トレイ及
び画像形成装置においては、引き出し/巻き取り自在の
トレイシート31を有する排紙トレイ装置30を胴内部
50の床面54に備えたから、胴内部50へ排出された
記録シートSを積載するために排紙トレイを取付ける作
業や、手差し給紙部52から給紙するために記録シート
Sをセットする時や画像形成部10での紙詰まりシート
の後処理をする時等に排紙トレイを取り外す作業、など
といった排紙トレイの取り扱いに関して、本実施形態に
おける画像形成装置の特徴である実使用上の必要占有面
積の省スペース化を維持しながら使い勝手の向上を達成
することができる。
【0044】(第2の実施の形態)次に、本発明に係る
排紙トレイ及び画像形成装置の第2の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0045】図4は本発明の第2の実施の形態に係る画
像形成装置の全体構成を示す断面図、図5は本発明の第
2の実施の形態に係る要部斜視図であって、上記第1の
実施の形態と説明の重複する部分については同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0046】図4に示すように、本実施の形態に係る排
紙トレイ装置60においては、基本的な構成は上述の第
1の実施の形態に係る排紙トレイ装置30と同一である
が、排出された記録シートSを積載するという機能に加
えて、手差し給紙部52から給紙する場合に記録シート
Sを載置するためのシート置き台52a(図1参照)と
しての機能も有している。すなわち、排紙ローラ対19
より胴内部50へ向けて排出された記録シートSは排紙
トレイ装置60のトレイシート31上に積載されると共
に、手差し給紙部52を使用する場合はシートトレイ3
1上に記録シートSをセットし給紙させるよう構成され
ている。図5は排紙トレイ装置60を抜書きした概略斜
視図である。本図においても、トレイシート31を収納
ケース63からある程度引き出した状態を示している。
第1の実施の形態に係る排紙トレイ装置30との差異
は、トレイシート31の引き出し端側に取付けられてい
る端部キャップの形状やフック部の個数及び収納ケース
63の開口部63c(トレイシート31引き出し口)位
置にある。
【0047】同図4に示すように端部キャップ66には
手差し給紙部52を回避するために手前側に位置するフ
ック部67aと奥側に位置するフック部67bの2ケ所
のフック部が設けられている。フック部67a、67b
の形状については共に第1の実施の形態に係る排紙トレ
イ装置30のフック部37と同一であってよく、特に変
更を加える必要はない。また、端部キャップ66のフッ
ク部67a、67bの間の部分の端部66bは手差し給
紙部52を避けるために凹部状になっている。該凹部の
凹部深さ1は手差し給紙部52との間に大きな隙間を作
ることなく且つ手差し給紙部52と干渉することのない
寸法をとる。収納ケース63については、トレイシート
31を図示のように手差し給紙部52へ向けて引き出せ
るように開口部63cの位置を第1実施の形態に係る収
納ケース33の開口部33cの位置に比べ図中下方に設
けている。胴内部50の側面部51の係止部については
フック部67a、67bに対応する手前側・奥側位置に
夫々設けられている(不図示)。係止部の高さ方向の位
置はトレイシート31上に載置された記録シートSが乱
れることなく手差し給紙部52から給紙できる高さとす
る。この係止部の形状についても手前・奥共に第1の実
施の形態に係る排紙トレイ装置30の係止部53と同一
であってよく、特に変更を加える必要はない。
【0048】こうして、本実施形態に係る排紙トレイ及
び画像形成装置においては、排紙トレイ装置60のトレ
イシート31が排出された記録シートSを積載するため
の台としての機能と、手差し給紙部52からの給紙のた
めの記録シートSの載置するための台としての機能とを
兼ねる構成になっており、図4に示すようにトレイシー
ト31上方から原稿読み取り部40の下面41までの空
間を大きくとることができる。このため、排出された記
録シートSのトレイシート31上からの取り出し性を第
1の実施の形態における画像形成装置Aに比べ大きく向
上させることができる。自動両面機構を装備しない画像
形成装置においては、両面複写を行なう場合に排出され
た記録シートSを再び手差し給紙部(給紙カセットでも
よい)から第1回目の画像形成面を上面にして給紙する
方法が一般的である。本実施形態に係る排紙トレイ装置
60においては、トレイシート31が排出された記録シ
ートSを積載するための台としての機能と手差し給紙部
52から給紙する時に記録シートSを載置するための台
としての機能とを兼ねているため、両面複写を行なう際
にこれまで必要とされた排出された記録シートSを排出
トレイから手差し給紙部(給紙カセットでもよい)へ移
すという使用者の手間を省くことが可能になり画像形成
装置の使い勝手を向上させることができる。
【0049】
【発明の効果】上記説明した如く、本発明によれば、引
き出し/巻き取り自在のトレイシートを有する排紙トレ
イ装置を備えたことにより、画像形成装置への排紙トレ
イの取り付けや取り外し等の取り扱い性に関して本画像
形成装置の基本構成を変えることなく大幅に向上させる
ことができるようになる。
【0050】また、排紙トレイ装置のトレイシートに
は、画像形成処理後の記録シートを積載するための台と
しての機能に加え、手差し給紙部から記録シートを給紙
する際に、記録シートを載置するための台としての機能
をも兼ねさせることで、排出された記録シートを胴内部
より取り出す際の取り扱い性(取り出し易さ)も向上す
る。
【0051】さらに、両面複写の際には、排出された記
録シートを排紙トレイから手差し給紙部へ移す必要もな
く、画像形成装置の使い勝手を大きく向上させることが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置
(複写機)の全体構成を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る要部拡大図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る補足説明図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置
(複写機)の全体構成を示す断面図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る要部拡大図。
【図6】従来例の画像形成装置(複写機)の全体構成を
示す断面図。
【図7】従来例の画像形成装置(複写機)の別の排紙ト
レイを示す図。
【図8】第2の従来例の画像形成装置(複写機)の全体
構成を示す断面図。
【符号の説明】
A 画像形成装置 10 画像形成部(画像形成手段) 11 プロセスカートリッジ 12 感光ドラム 13 帯電ローラ 14 現像器 15 転写ローラ 16 レーザスキャナユニット 17a,b 折り返しミラー 18 定着器 19 排紙ローラ対 101 クリーニング器 20 給紙部 21 給紙カセット(シート載置部) 22 給紙ローラ 24 搬送ローラ対 25 レジストローラ対 30 排紙トレイ装置(シート載せ手段) 31 トレイシート(シート載せ材) 32 巻き取り軸(回転軸) 33 収納ケース(柱状体) 34,35 支柱 36 端部キャップ 36a 把手 37 フック部 40 原稿読み取り部(画像読取手段) 50 胴内部 51 筐体側面 52 手差し給紙部(手差しシート供給部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小清水 義之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 盛 秀樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F054 AA01 AC02 AC03 AC05 BC03 BC12 BC14 BJ02 3F063 BA10 5C062 AA02 AA05 AB35 AD03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを載置するシート載置部と、該シ
    ート載置部に載置されたシートを略直立形成された搬送
    経路に沿って下位から上位に向けて搬送する搬送手段
    と、前記搬送経路の経路途中に設けられてシートに画像
    を形成する画像形成手段と、該搬送経路の最上位からシ
    ートを排出する排出部と、該排出部より排出されたシー
    トを載せておくシート載せ手段とを備えた画像形成装置
    において、 前記シート載せ手段は、前記排出部の下方に設けられた
    所定の係合部に対し取り外し自在に係合する係合部材を
    一端に有する平面状のシート載せ材と、当該画像形成装
    置本体に支持されるとともに該シート載せ材の他端側よ
    り同シート載せ材を引き出し自在に収納する収納部とを
    有してなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記シート載置部、前記搬送手段、及び前記画像形成手
    段を収容し、且つ少なくとも前記搬送経路の最上位から
    排出されるシートの排出方向に対向する側の側面、及び
    当該側面と直交する少なくとも一方の面を開口させた装
    置本体部を有するとともに、 前記装置本体には、前記シート載置部上に位置し、前記
    排出部から前記装置本体の開口された側面を介して外部
    に臨み、且つ前記シート載せ手段を含む空間部が形成さ
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置にお
    いて、 前記収納部は、前記シート載せ材の前記他端を保持する
    とともに巻き取りバネによって所定の回転方向に付勢さ
    れて、該シート載せ材を巻き取る回転軸を内部に備えた
    中空の柱状体を有してなり、 前記柱状体周面の長軸方向に沿って、前記シート載せ材
    を引き出す引き出し溝が形成されていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載
    の画像形成装置において、 前記係合部材は、前記シート載せ材の一端に設けられた
    フックであり、前記搬送経路の近傍に設けられた所定の
    係合部に掛止されることにより同係合部と係合すること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像形成装置におい
    て、 前記フックは、前記シート載せ材の一端に取り付けられ
    る硬質の端部キャップと一体に形成されることを特徴と
    する画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうち何れか1項に記載の
    画像形成装置において、 シートを前記画像形成手段に手差し供給する手差しシー
    ト供給部を、前記シート載置部と、前記係合部材を前記
    係合部に係合させた状態のシート載せ材との間に備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像形成装置において、 前記手差しシート供給部は、少なくともその一部が当該
    装置本体より取り外し自在であり、該手差しシート供給
    部の一部が取り外された場合には、前記シート載せ材の
    引き出し端の両側に各々設けられる前記係合部材が、前
    記手差しシート供給部の装着部位付近で、且つ手差しシ
    ートの搬送方向両側端付近に各々設けられた係合部に対
    しても係合自在となることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうち何れか1項に記載の
    画像形成装置において、 前記画像形成手段が電子写真プロセスユニットを有して
    なることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のうち何れか1項に記載の
    画像形成装置において、 原稿を読み取る画像読取手段を装置上部に備えることを
    特徴とする画像形成装置。
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