JP2001247242A - 用紙束搬送装置及び該装置を備えた画像形成機 - Google Patents

用紙束搬送装置及び該装置を備えた画像形成機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙束のばらけの発生を防止すること。 【解決手段】 用紙受け台20と、用紙受け台20に搬
入された用紙の一端を受け止めてストックしうる受止部
材38と、受止部材38にストックされた用紙束をソー
ト用排出トレイ26に向けて移動させる用紙移動手段4
0とを含む用紙束搬送装置が配設されたフィニッシャを
含む複写機100。用紙束搬送装置は、用紙移動手段4
0により用紙受け台20に沿ってソート用排出トレイ2
6に向けて移動させられる用紙束の表面に向けてエアを
吹き付けることができるエア吹き付け装置60を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙束の搬送路
と、用紙束を搬送路に沿って移動させる用紙束移動手段
とを備えた用紙束搬送装置、及び該装置を備えた画像形
成機、好適な一つの具体例としては、複写機やプリンタ
等の画像形成機本体に装着され、画像形成機本体から搬
入されて形成された用紙束にステイプル処理、パンチ処
理、ソート処理等の用紙後処理を施した後に排出するフ
ィニッシャを備えた画像形成機、又は、画像形成機本体
の内部に装着され、中間搬送路を通して搬入されて形成
された用紙束にステイプル処理、パンチ処理、ソート処
理等の用紙後処理を施した後に排出するフィニッシャを
備えた画像形成機に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成機本体に装着され、画像形成機
本体から搬入されて形成された用紙束にステイプル処理
を施した後に排出する画像形成機のフィニッシャは、例
えば、特開平11−263520号公報に開示されてい
る(出願人は三田工業株式会社)。同公報に開示された
フィニッシャは、用紙受け台と、画像形成機本体から搬
入された用紙を用紙受け台に向けて搬送するための中間
搬送路と、中間搬送路を通して搬送される用紙を用紙受
け台に選択的に搬入させるための複数の搬入手段と、搬
入手段によって用紙受け台に選択的に搬入された用紙の
一端を受け止めてストックしうる受止部材と、受止部材
に受け止められてストックされた用紙束をソート用排出
トレイに向けて移動させることができる用紙束移動手段
とを備えている。用紙受け台は、ソート用排出トレイの
上流側に配置されたソート用排出ローラ対よりも下方位
置において、下方からソート用排出ローラ対に向かって
上方に傾斜して延在するよう配置されている。上記フィ
ニッシャにはまた、用紙受け台上の用紙を幅方向に整合
するための整合手段が設けられている。用紙束移動手段
は、無端ベルトを含むベルト機構を備え、無端ベルトに
は受止部材がそれと一体に移動しうるよう装着されてい
る。用紙受け台の下端部には、用紙後処理手段であるス
テイプラーが配置されている。
【0003】中間搬送路には、搬送方向長さの異なる複
数種類の用紙が選択的に搬送される。そして搬送方向長
さの異なる複数種類の用紙が、中間搬送路の複数の位置
から選択的に用紙受け台に搬入されるよう、上記搬入手
段が中間搬送路に沿った複数の位置に配設されている。
中間搬送路には、複数の受け台搬入ローラ対が搬送方向
に間隔をおいて配設されている。搬入手段は、受け台搬
入ローラ対の一つと、受け台搬入ローラ対の一つの下流
に配設されて、受け台搬入ローラ対の一つによって搬送
される用紙を、中間搬送路に沿って案内する第1案内位
置と、用紙受け台に向けて案内する第2案内位置とに選
択的に位置付けられる可動案内手段とから構成される
が、中間搬送路の最下流位置においては、該最下流位置
に配設された受け台搬入ローラ対と、該受け台搬入ロー
ラ対の下流に配設されて、該受け台搬入ローラ対によっ
て搬送される用紙を、用紙受け台の最下流端部に向けて
搬入させるよう案内する案内部とから構成されている。
【0004】画像形成機本体から搬入されたステイプル
処理を施すべき用紙は、中間搬送路において、搬送方向
長さに対応した位置における搬入手段により、用紙受け
台に搬入させられる。用紙受け台に搬入された用紙は、
その一端が受止部材に受け止められてストックされる。
用紙が受止部材に受け止められてストックされる毎に整
合手段によって幅方向の整合が行なわれる。以上の作動
が繰り返し行われ、用紙受け台にステイプルすべき所定
枚数の用紙が受止部材に用紙束としてストックされる
と、ステイプラーによりステイプル処理が行なわれる。
ステイプル処理が行われた後、用紙束移動手段のベルト
機構が駆動され、ステイプル処理済の用紙束は受止部材
により用紙受け台に沿ってソート用排出ローラ対に向け
て移動させられ、ソート用排出ローラ対によってソート
用排出トレイ上に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像形成機
のフィニッシャにおいては、用紙受け台にステイプルす
べき所定枚数の用紙が受止部材に用紙束としてストック
された後、ステイプラーによりステイプル処理が行われ
た該用紙束は、用紙束移動手段により用紙受け台に沿っ
てソート用排出ローラ対に向けて移動させられる。そし
て上記したとおりにしてステイプル処理済の用紙束がソ
ート用排出ローラ対に向けて移動させられるに際して
は、用紙束の該移動は、ステイプル処理が施された一端
部を先頭にしてではなく、ステイプル処理が施されてい
ない他端部を先頭にして行なわれる。このため、ステイ
プル処理が施されていない他端部がばらけながらソート
用排出ローラ対に向けて移動させられて、用紙束の移動
方向先端がソート用排出ローラ対によって所要のとおり
円滑にニップされずに、用紙束を構成する上面側の用紙
が折れ曲げられて排出されたり、あるいは破損されて排
出されたり、また用紙束がソート用排出ローラ対によっ
て排出されることなくジャムを発生したりするおそれが
ある。特に、ステイプル処理が施されていない他端部に
カールが生じている場合には、上記不具合が発生する可
能性は一層高くなる。また、ステイプル処理を行なうこ
となく、ソート処理(パンチ処理後のソート処理あるい
は単なるソート処理)を行なった用紙束を用紙受け台か
ら排出する場合においても、用紙束に上記したと同様な
ばらけ(用紙乱れ)が生成されて、スタック不整合ある
いはソート用排出ローラ対におけるジャム発生等の不具
合が発生するおそれがある。
【0006】用紙束の排出時における用紙のばらけに起
因する上記問題はまた、画像形成機本体に装着されて、
画像形成機本体から搬入されて形成された用紙束に用紙
後処理を施した後に排出する形態の画像形成機のフィニ
ッシャだけに存在すると限られるものではなく、画像形
成機本体の内部に装着されて、中間搬送路を通して搬入
されて形成された用紙束に用紙後処理を施した後に排出
する形態の画像形成機のフィニッシャにおいても、共通
して存在するものである。更にはまた、上記したと同類
の問題は、画像形成機のフィニッシャに限定して存在す
るものではなく、用紙束の搬送路と、用紙束を搬送路に
沿って移動させる用紙束移動手段とを備えた用紙束搬送
装置においては、その種類を問わず、全てに共通して存
在するものである。
【0007】本発明の目的は、用紙束をばらけを発生さ
せることなく、搬送路に沿って所要のとおりに円滑かつ
確実に搬送することを可能にする、新規な用紙束搬送装
置を提供することである。
【0008】本発明の目的は、用紙後処理が施された用
紙束をばらけを発生させることなく、用紙受け台から所
要のとおりに円滑かつ確実に排出することを可能にす
る、新規な用紙束搬送装置を含む画像形成機を提供する
ことである。
【0009】本発明の他の目的は、ジャム等の不具合を
発生させることなく、用紙後処理が施された用紙束を用
紙受け台から所要のとおりに円滑かつ確実に排出するこ
とを可能にする、新規な用紙束搬送装置を含む画像形成
機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、用紙束の搬送路と、用紙束を搬送路に沿って移動さ
せる用紙束移動手段とを備えた用紙束搬送装置におい
て、用紙束移動手段により搬送路に沿って移動させられ
る用紙束の表面に向けてエアを吹き付けることができる
エア吹き付け装置を備えている、ことを特徴とする用紙
束搬送装置、が提供される。
【0011】本発明の他の局面によれば、用紙受け台
と、用紙受け台に搬入された用紙の一端を受け止めてス
トックしうる受止手段と、受止手段にストックされた用
紙束を用紙受け台に沿ってソート用排出トレイに向けて
移動させる用紙束移動手段とを含む用紙束搬送装置が配
設されたフィニッシャを備えた画像形成機において、フ
ィニッシャに備えられた用紙束搬送装置は、用紙束移動
手段により用紙受け台に沿ってソート用排出トレイに向
けて移動させられる用紙束の表面に向けてエアを吹き付
けることができるエア吹き付け装置を備えている、こと
を特徴とする画像形成機、が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にしたがって構成さ
れた用紙束搬送装置、及び該装置を含むフィニッシャを
備えた画像形成機の好適な実施の形態を、添付図面を参
照して更に詳細に説明する。
【0013】図1を参照して、番号100は画像形成機
である静電複写機を示しており、複写機100は、直方
体状の画像形成機本体である複写機本体102を備えて
いる(図1及び図2においてはいずれもその一部のみが
示されている)。複写機本体102の一側部には用紙排
出口が形成され、用紙排出口の直上流位置には用紙排出
ローラ対104が配設されている。複写機100それ自
体は周知の構成を利用することでよく、それ自体の構成
は本発明の特徴をなすものではないので、説明は省略す
る。複写機本体102の上記一側部に隣接して、本発明
によるフィニッシャ2の実施形態が付設されている。
【0014】フィニッシャ2は、直方体形状のハウジン
グ4を備えている。ハウジング4の、複写機本体102
の上記一側部と対向する一側部であって用紙排出口と対
向する位置には用紙搬入口6が設けられている。用紙搬
入口6は、上下方向に間隔をおいて対向するよう配置さ
れかつ複写機本体102の用紙排出口に向かって上下に
開くよう配設された案内板対により構成されている。ハ
ウジング4内の用紙搬入口6の直下流位置には入口搬入
ローラ対8が配設されている。また入口搬入ローラ対8
の下流側には、第1用紙搬送路10及び第2用紙搬送路
12が配設されている。相互に間隔をおいて対向するよ
う配置された案内板対により形成された第1用紙搬送路
10は、入口搬入ローラ対8の直下流位置からハウジン
グ4の他側部方向の上方に向かって傾斜して延びるよう
配置されている。第1用紙搬送路10の下流端には、ノ
ンソート用排出ローラ対14が配設されている。ハウジ
ング4の上端の他側部寄りにはノンソート用排出トレイ
15が配設され、ノンソート用排出トレイ15は、ノン
ソート用排出ローラ対14により排出される用紙を受け
入れて収容しうるよう構成されている。入口搬入ローラ
対8及びノンソート用排出ローラ対14は、それぞれ駆
動ローラ(図1において下側に位置するローラ)と従動
ローラ(図1において上側に位置するローラ)とから構
成されている。
【0015】第2用紙搬送路12は、入口搬入ローラ対
8の直下流位置から分岐して、後述する用紙受け台20
に向かって延びるよう配設されている。第2用紙搬送路
12は、複写機本体102から搬入された用紙を用紙受
け台20に向けて搬送するための中間搬送路を構成す
る。第1用紙搬送路10と第2用紙搬送路12との分岐
部には分岐爪16が配設されている。分岐爪16は図示
しないソレノイドによって図1において2点鎖線で示す
第1の位置と、図1において実線で示す第2の位置とに
作動させられるよう構成されている。ソレノイドがOF
Fのときは、分岐爪16が図1において2点鎖線で示す
第1の位置に位置付けられ、上記用紙搬入口6から搬入
された用紙は、入口搬入ローラ対8により、分岐爪16
に案内されて第1の用紙搬送路10を通ってノンソート
用排出ローラ対14に向けて搬送される。また、ソレノ
イドがONされると、分岐爪16が図1において実線で
示す第2の位置に位置付けられ、用紙搬入口6から搬入
された用紙は、入口搬入ローラ対8により、分岐爪16
に案内されて第2用紙搬送路12を通って用紙受け台2
0に向けて搬送される。上記第2用紙搬送路12におけ
る、上記分岐部の直下流位置には、用紙後処理手段であ
るパンチ処理手段17が配設されている。なお、第1用
紙搬送路10における入口搬入ローラ対8の直下流位置
には、搬入される用紙を検出する用紙検出スイッチSW
1が配設されている。
【0016】ハウジング4内には用紙受け台20が上下
方向に傾斜して延在するよう配設されている。用紙受け
台20の表面は、上下方向に傾斜して実質上直線状に延
在するよう配置されている。用紙受け台20の下方から
上方への延長上には、ソート用用紙排出路22が配設さ
れ、ソート用用紙排出路22の下流端にはソート用排出
ローラ対24が配設されている。ソート用用紙排出路2
2は相互に間隔をおいて対向するよう配置された案内板
対から構成されている。ソート用排出ローラ対24は、
駆動ローラ(図1において下側に位置するローラ)と従
動ローラ(図1において上側に位置するローラ)とから
構成されている。ハウジング4の排出側である他側部に
はソート用排出トレイ26が配設され、ソート用排出ロ
ーラ対24により排出される用紙を受け入れて収容しう
るよう配置されている。ソート用排出トレイ26は、図
示しない昇降手段により昇降自在に設けられ、後処理が
遂行された用紙束が排出される毎に、所定量だけ下降さ
せられる。なお、ソート用用紙排出路22における、ソ
ート用排出ローラ対24の上流側位置には、用紙受け台
20から排出される用紙を検出するための用紙検出スイ
ッチSW2が配設されている。
【0017】上記説明から明らかなように、用紙受け台
20は、ソート用排出トレイ26の上流側に配置された
ソート用排出ローラ対24よりも下方位置において、下
方からソート用排出ローラ対24に向かって上方に傾斜
して延在するよう配置されている。概ね、相互に間隔を
おいて対向するよう配置された案内板対により形成され
た第2用紙搬送路12は、上記分岐部からハウジング4
の他側部に向かってほぼ水平に延び、次いでハウジング
4の他側部と一側部とのほぼ中間部において下方に湾曲
させられた後、用紙受け台20の表面に対し間隔をおい
てほぼ平行に、用紙受け台20の上方から下方に向かっ
て傾斜して延在するよう配置されている。
【0018】第2用紙搬送路12には、第2用紙搬送路
12を通して搬送される用紙を用紙受け台20に向けて
搬入させる搬入手段が少なくとも一つ配設されている。
複写機100は、搬送方向長さ(サイズ)の異なる複数
種類の用紙が複写可能に構成されている。したがって第
2用紙搬送路12には、搬送方向長さの異なる複数種類
の用紙が選択的に搬送され、搬送方向長さの異なる複数
種類の用紙に対応した複数の位置から用紙が用紙受け台
20に向けて選択的に搬入されるよう、搬入手段が複数
の位置に配設されている。図1に示す実施形態において
は、第2用紙搬送路12を通して搬送される用紙は、縦
方向に搬送されるJISにおけるA3サイズの用紙(以
下、単に「A3縦」と略称する)、縦方向に搬送される
B4サイズの用紙(以下、単に「B4縦」と略称す
る)、縦方向に搬入されるA4サイズの用紙(以下、単
に「A4縦」と略称する)及び横方向に搬入されるA4
サイズの用紙(以下、単に「A4横」と略称する)の4
種類であり、したがって、四つの搬入手段30、32、
34及び36が四つの異なった位置にそれぞれ配置され
ている。
【0019】第2用紙搬送路12における、用紙受け台
20の表面に対し間隔をおいてほぼ平行に延在する領域
には、複数の受け台搬入ローラ対、この実施形態におい
ては4対の受け台搬入ローラ対30A、32A、34A
及び36Aが搬送方向に間隔をおいて配設されている。
受け台搬入ローラ対30A、32A、34A及び36A
の各々は、それぞれ、駆動ローラ(図1において用紙受
け台20側に位置するローラ)と従動ローラとから構成
されている。搬入手段30は、第2用紙搬送路12に配
置された搬送ローラ対のうち最上流に位置する受け台搬
入ローラ対30Aと、受け台搬入ローラ対30Aの下流
に配設された可動案内手段である可動案内部材31とか
ら構成されている。搬入手段32は、受け台搬入ローラ
対30Aの下流に配置された受け台搬入ローラ対32A
と、受け台搬入ローラ対32Aの下流に配設された可動
案内手段である可動案内部材33とから構成されてい
る。搬入手段34は、受け台搬入ローラ対32Aの下流
に配置された受け台搬入ローラ対34Aと、受け台搬入
ローラ対34Aの下流に配設された可動案内手段である
可動案内部材35とから構成されている。また搬入手段
36は、受け台搬入ローラ対34Aの下流に配置された
受け台搬入ローラ対36Aと、受け台搬入ローラ対36
Aの下流に配設された静止案内手段である静止案内部3
7とから構成されている。可動案内部材31、33及び
35の各々は、受け台搬入ローラ対30A、32A及び
34Aによって搬送される用紙を、第2用紙搬送路12
に沿って案内する第1案内位置(図1において実線で示
される位置)と、第2用紙搬送路12から分岐して用紙
受け台20に向けて案内する第2案内位置(図1におい
て2点鎖線で示される分岐位置)とに、後述するソレノ
イドを含む作動機構によって選択的に位置付けられるよ
う構成されている。
【0020】上記搬入手段30、32及び34は、相互
に実質上同じ構成を有しているので、以下、それらを代
表して搬入手段30を、図3及び図4を参照して説明す
る。図3及び図4には、搬入手段30の可動案内部材3
1が、受け台搬入ローラ対30Aによって搬送される用
紙を、第2用紙搬送路12に沿って案内する第1案内位
置に位置付けられた状態が示されている。ハウジング4
内には、一対の側枠40及び41が、用紙受け台20に
対し間隔をおいて実質上平行に延在し、かつ上記用紙受
け台20の幅方向に間隔をおいて実質上平行に延在する
よう配設されている。側枠40及び41間には、軸42
が軸受を介して回転自在に支持されている。軸42に
は、受け台搬入ローラ対30Aのうちの駆動ローラ30
aが2個、軸方向に間隔をおいて固着されている。側枠
40及び41間にはまた、軸43が軸受を介して回転自
在に支持されている。軸43は、軸42に対し、第2用
紙搬送路12の下流方向に間隔をおいて配設されてい
る。軸43には、受け台搬入ローラ対32Aのうちの駆
動ローラ32aが2個、軸方向に間隔をおいて固着され
ている。上記駆動ローラ30aの各々には、対応する従
動ローラ30bが連れまわりできるよう接触させられて
いる。また駆動ローラ32aの各々には、対応する従動
ローラ32bが連れまわりできるよう接触させられてい
る。従動ローラ30bの各々及び32bの各々は、側枠
40及び41間に、軸及び軸受を介して回転自在に支持
されている。図3において符号12aは、側枠40及び
41間に配設された案内板であって、第2用紙搬送路1
2の片側搬送面を規定する。第2用紙搬送路12の片側
搬送面12aの最下流端部は、用紙受け台20の表面に
向かって湾曲してから傾斜して延びる静止案内部37を
規定する。
【0021】受け台搬入ローラ対32Aの駆動ローラ3
2aの各々の軸43には、可動案内部材(分岐爪部材)
31が揺動自在に支持されている。適宜の合成樹脂によ
り一体成形することができる可動案内部材31は、軸4
3に相対回動自在に支持される一対の軸受部31aと、
基板部31bと、複数のリブ31cとを備えている。基
板部31bは、駆動ローラ32aの各々の、用紙受け台
20に対向する側における半径方向外側位置を駆動ロー
ラ32aの各々の軸方向に延在すると共に該外側位置か
ら第2用紙搬送路12の上流方向に第2用紙搬送路12
に向かって傾斜して延び出すよう形成されている。リブ
31cの各々は、基板部31bの、第2用紙搬送路12
側に該軸方向に間隔をおいて配設されている。これらの
リブ31cは、基板部31bの該軸方向両端にそれぞれ
1個配設され、また駆動ローラ30aの各々と、駆動ロ
ーラ30aの各々に対向する駆動ローラ32aとの間に
それぞれ3個づつ配設されている。基板部31bの該軸
方向両端に配設されたリブ31cの一方は側枠40に近
接して位置付けられ、また該リブ31cの他方は側枠4
1に近接して位置付けられている。ほぼ円筒形状をなす
軸受部31aは基板部31bの該軸方向両端、したがっ
て該リブ31cの各々から相互に軸方向反対側に延び出
すよう形成されている。リブ31cの各々の、第2用紙
搬送路12側の面12bは、実質上同一面上に位置付け
られると共に、第2用紙搬送路12の片側搬送面を規定
する案内板12aに対し間隔をおいてほぼ平行に、下流
から上流に向かって延びるよう形成されている。基板部
31bの横断面(図3における紙面と同じ面)の形状
は、後述する、後退した先端31Bが形成された部分を
除き、実質上同一に形成されている。また基板部31b
の、用紙受け台20側の面(すなわち可動案内部材31
の用紙受け台20側の面)12cは、下流から上流に第
2用紙搬送路12に向かってほぼ直線状に延びるよう形
成されている。上記二つの面12b及び12cは、軸4
3の軸方向に見て、上流側先端(すなわち可動案内部材
31の上流側先端)において鋭角をなし、分岐爪を構成
している。可動案内部材31の上流側先端は、上記軸方
向に見て、駆動ローラ30aの外周面の近傍に位置付け
られている。
【0022】可動案内部材31が第1案内位置に位置付
けられた状態においては、リブ31cの各々の、第2用
紙搬送路12側の面12b、したがって可動案内部材3
1の第2用紙搬送路12側の面12bは、第2用紙搬送
路12の片側搬送面を規定する案内板12aに間隔をお
いて実質上平行に延在する、第2用紙搬送路12の他側
搬送面を規定し、受け台搬入ローラ対30Aによって搬
送される用紙を、第2用紙搬送路12に沿って下流方向
に案内する。また可動案内部材31が、後述するように
して第2案内位置に位置付けられた状態においては(図
5参照)、基板部31bの、用紙受け台20側の面12
c(軸方向両端においては、該両端に配設されたリブ3
1cの、用紙受け台20側の面)、したがって可動案内
部材31の用紙受け台20側の面12cは、その上流側
の先端部が第2用紙搬送路12を遮るように突出させら
れて、第2用紙搬送路12から用紙受け台20に向かう
分岐搬送面を規定し、受け台搬入ローラ対30Aによっ
て搬送される用紙を、第2用紙搬送路12から分岐させ
て用紙受け台20に向けて案内する。
【0023】基板部31bの上流側先端は、上記軸方向
の中間部領域(ほぼ駆動ローラ32aの各々間の領域)
及び、上記軸方向の両端部領域(駆動ローラ32aの各
々の軸方向外側領域)の三つの領域において、可動案内
部材31の上流端先端よりも下流方向に後退した位置3
1Bに位置付けられている。したがって、可動案内部材
31の上流側の先端部には、三つの空間部S1、S2及
びS3が、上記軸方向に(したがって用紙受け台20の
幅方向に)相互に間隔をおいて形成される。
【0024】可動案内部材31のほぼ円筒形状をなす軸
受部31aの一方は側枠41に相対回動自在に支持さ
れ、上記軸42及び43の一端部は側枠41の外側に突
出させられ、これらの突出させられた一端部には、図示
しない電動モータに駆動結合するための歯付きプーリ4
2a及び43aが装着されている。また可動案内部材3
1の軸受部31aの他方は側枠40に相対回動自在に支
持され、駆動ローラ32aの各々の軸43の他端部及び
可動案内部材31の軸受部31aの他方は、側枠40の
外側に突出させられている。側枠40の外側に突出させ
られて軸43の半径方向外側面に位置する軸受部31a
には、アーム31dが一体に装着されている。アーム3
1dは、軸受部31aの外周面から半径方向外側にかつ
第2用紙搬送路12を越えて延び出している。側枠40
にはソレノイドSOLが装着されている。側枠40の、
ソレノイドSOLとアーム31dとの間には、少なくと
も両端部に長孔が形成されたレバー31eが支持ピン3
1fを介して回動自在に支持されている。レバー31e
の一端はアーム31dに設けられたピン31gに長孔を
介して相対回動自在に連結され、レバー31eの他端は
ソレノイドSOLのプランジャPに長孔を介して相対回
動自在にピン結合されている。ソレノイドSOLがOF
Fの状態では、可動案内部材31は、図示しないばね手
段によって、図3に示される第1案内位置に位置付けら
れ、受け台搬入ローラ対30Aによって搬送される用紙
は、第2用紙搬送路12の片側搬送面12a及び可動案
内部材31の他側搬送面12bに案内されて、第2用紙
搬送路12に沿って下流方向に搬送させられる。またソ
レノイドSOLがONされると、プランジャPが、図示
しないばね手段に抗して図3において左方に移動させら
れ、レバー31eが支持ピン31fまわりに図3におい
て反時計方向に回動させられるので、アーム31dはピ
ン31gを介して軸43まわりに時計方向に回動させら
れる。その結果、可動案内部材31は図5に示される第
2案内位置に位置付けられ、受け台搬入ローラ対30A
によって搬送される用紙は、第2用紙搬送路12から分
岐させられて可動案内部材31の分岐搬送面12cに沿
って、用紙受け台20に向かって搬入させられる。なお
第2用紙搬送路12の片側搬送面を規定する案内板12
aには、可動案内部材31が第2案内位置に位置付けら
れるのを許容するため、可動案内部材31のリブ31c
の各々に対応した位置に図示しないスリットが形成され
ている。
【0025】図1を参照して、第2用紙搬送路12を通
して搬送されるA3縦を第2用紙搬送路12から分岐さ
せて用紙受け台20に搬入させる場合には、最上流位置
にある搬入手段30の可動案内部材31を第2案内位置
(図5参照)に位置付ける(他の可動案内部材33及び
35は第1案内位置に位置付けられた状態に保持され
る)。同様にB4縦を用紙受け台20に搬入させる場合
には、搬入手段32の可動案内部材33を第2案内位置
に位置付ける(他の可動案内部材31及び35は第1案
内位置に位置付けられた状態に保持される)。A4縦を
用紙受け台20に搬入させる場合には、搬入手段34の
可動案内部材35を第2案内位置に位置付ける(他の可
動案内部材31及び33は第1案内位置に位置付けられ
た状態に保持される)。またA4横を搬入手段36を通
して用紙受け台20に搬入させる場合には、可動案内部
材31、33及び35の全てを第1案内位置に位置付け
た状態に保持しておけばよい。以上の構成及び作用によ
り、用紙受け台20に受け入れられる用紙のもぐり込み
が防止される。なお縦方向に搬送されるB5サイズの用
紙を、A4横と兼用して、搬入手段36を通して用紙受
け台20に搬入させることも可能である。同様にして、
上記したサイズとは異なる他のサイズの用紙を、いずれ
かの搬入手段を通して用紙受け台20に搬入させること
も可能である。いずれの場合においても、用紙のもぐり
込みが防止されるような、後述する受止部材38と搬入
手段との位置関係が満足されることが前提条件となる。
【0026】用紙受け台20は搬送方向長さの異なる複
数種類の用紙を受け入れうる長手方向長さ及び幅を有し
ている。この実施形態においては、上記A3縦、B4
縦、A4縦及びA4横の4種類の用紙を受け入れうる長
手方向長さ及び幅を有している。フィニッシャ2はま
た、搬入手段30、32、34及び36のいずれかによ
って用紙受け台20に選択的に搬入された用紙の一端を
受け止めてストックしうる受止手段である受止部材38
と、受止部材38に受け止められてストックされた用紙
束をソート用排出ローラ対24、したがってソート用排
出トレイ26に向けて移動させうる用紙束移動手段50
とを備えている。用紙束移動手段50は、用紙受け台2
0の長手方向に間隔をおいて配置された駆動プーリ51
及び従動プーリ52と、駆動プーリ51及び従動プーリ
52間に巻き掛けられた無端ベルト53とを備えてい
る。無端ベルト53は駆動プーリ51及び従動プーリ5
2間を直線状に延びる直線移動部を有しており、この直
線移動部は、用紙受け台20の裏面に沿って用紙受け台
20の長手方向に延在しかつ同方向に移動しうるよう配
置されている。駆動プーリ51が回転駆動されると、無
端ベルト53は図1において反時計方向に回転駆動させ
られ、無端ベルト53の直線移動部は、用紙受け台20
の長手方向の一方からソート用排出トレイ26に向けて
移動させられる。
【0027】更に具体的に説明すると、駆動プーリ51
及び従動プーリ52は、用紙受け台20の幅方向(図1
において表裏方向)中央部に間隔をおいて一対配設さ
れ、各駆動プーリ51及び従動プーリ52間に無端ベル
ト53が巻き掛けられている。上記一対の無端ベルト5
3には上記受止部材38がそれらに跨がって一体に装着
されている。受止部材38は、図1に示すように、用紙
受け台20の幅方向に見て実質上L形状をなすL形状部
が形成されており、無端ベルト53の直線移動部に位置
付けられた状態において、用紙受け台20の表面(用紙
が受け入れられる側の表面)から突出して位置付けら
れ、そして上記幅方向から見て用紙受け台20の表面と
の間に、実質上チャンネル形状をなす用紙の受止部39
が、用紙受け台20の幅方向に延在するように形成され
る。受止部材38の各々の幅(用紙受け台20の幅と同
方向の幅)は、各サイズの用紙の一端を受け止めてスト
ックしうる長さに規定されている。無端ベルト53の各
々は、用紙受け台20の幅方向中央部に間隔をおいて配
置されているので、用紙受け台20の幅方向中央部に
は、受止部材38が用紙受け台20に干渉することなく
長手方向に移動しうるよう、図示しない移動空間が設け
られている。この移動空間は、用紙受け台20を二つの
プレート部材から構成し、各プレート部材を上記幅方向
に間隔をおいて配置することにより、あるいは一つのプ
レート部材に上記移動空間に相当する切欠きを形成する
ことにより形成される。無端ベルト53の各々が電動モ
ータにより1回転させられると、受止部材38はホーム
ポジションに戻される。フィニッシャ2にはまた、用紙
後処理手段であるステイプラー54が備えられている。
ステイプラー54は、用紙受け台20の、上記ソート用
排出トレイ26と反対側の端部に配設されている。そし
て受止部材38の受止位置(ホームポジション)は、ス
テイプラー54による後処理が遂行される後処理位置と
一致するよう規定されている。
【0028】ハウジング4内には、用紙搬送系の駆動源
である電動モータM1が配設されている。上記入口搬送
ローラ対8、ノンソート用排出ローラ対14、ソート用
排出ローラ対24、及び、受け台搬入ローラ対30A、
32A、34A及び36A、の各々の駆動ローラと、用
紙束移動手段50の駆動プーリ51とは、それぞれ共通
の駆動源である上記電動モータM1に、各々に関連して
配設された複数のクラッチ手段、プーリ、ベルト、ギヤ
等の動力伝達要素を含む動力伝達機構を介して駆動結合
されている。そして各クラッチ手段を後述するコントロ
ーラによって、適宜のタイミングでON−OFF制御す
ることにより、所要の駆動ローラあるいは駆動プーリ等
に電動モータM1の駆動力が伝達されるよう構成されて
いる。
【0029】用紙受け台20の裏面側には用紙の整合手
段55が設けられている。整合手段55は、用紙受け台
20の幅方向に間隔をおいて位置付けられた一対の幅寄
せ板56と、一対の幅寄せ板56を上記幅方向に往復移
動させるための幅寄せ機構57とを備えている。一対の
幅寄せ板56は、用紙受け台20の表面に沿って幅方向
に往復移動自在に配置されている。幅寄せ機構57は、
明確には図示されていないが、幅寄せ板56の各々に対
応して上記幅方向に相互に独立して往復移動しうるよう
配設された、ラックを含む移動体と、各移動体のラック
にそれぞれ噛み合うよう配設されたピニオンギヤと、ピ
ニオンギヤの各々を相互に独立して回転駆動しうるよ
う、ピニオンギヤの各々に対応して配設された駆動源で
ある電動モータ(先の電動モータとは別の電動モータ)
とを備えている。この電動モータの各々は正転逆転可能
である。幅寄せ板56の各々は、対応する移動体に装着
され、それらと一体に上記幅方向に移動させられる。な
お、幅寄せ機構57には、幅寄せ板56の各々のホーム
ポジションを検出するための図示しないホームポジショ
ン検出器が、幅寄せ板56の各々に対応して配設されて
いる。電動モータの各々にはロータリエンコーダあるい
は周波数発生器等の回転量検出器が装着されており、こ
れらの検出信号により幅寄せ板56の、用紙のサイズに
対応した移動量が規定される。
【0030】図1及び図6を参照して、フィニッシャ2
には、本発明に従って構成された用紙束搬送装置が備え
られている。用紙束搬送装置は、用紙束の搬送路である
上記用紙受け台20と、用紙受け台20に搬入された用
紙の一端を受け止めてストックしうる受止手段である受
止部材38と、受止部材38にストックされた用紙束を
用紙受け台20に沿ってソート用排出トレイ26に向け
て移動させる用紙束移動手段50と、用紙束移動手段5
0により用紙受け台20に沿って移動させられる用紙束
の表面に向けてエアを吹き付けることができるエア吹き
付け装置60とを備えている。用紙束搬送装置のエア吹
き付け装置60は、エア供給源である送風ファン手段6
1と、送風ファン手段61に接続されたエア吹き付け用
ダクト手段62とを備えている。送風ファン手段61
は、エアの入口部及び出口部を備えた送風管61aと、
送風管61a内に収容された送風ファン61bとからな
る。送風ファン61bは電動モータM2により回転駆動
させられる。エア吹き付け用ダクト手段62は、枠体6
3と、エア供給用ダクト64及び65と、複数のエア吹
き付け用ダクト66とを備えている。枠体63は、矩形
状の箱形状をなし、その両側下端部には、共通の軸線を
有する支持ピン63aが配設されている。枠体63は、
支持ピン63aの各々が図示しない一対の静止フレーム
に回動自在に嵌合されることにより、該静止フレーム間
に回動自在に支持される。枠体63の底壁63bの中央
部には、貫通孔63c及びばね係止部63dが形成され
ている。エア供給用ダクト65は、可撓性を有する蛇腹
管から形成されている。エア供給用ダクト64は、矩形
状に形成された周縁部と、十字形状に形成されかつ周縁
部に連結された内側部とから構成されている。内側部の
中央には連結部64aが直立して形成されている。
【0031】エア吹き付け用ダクト66は、エア供給用
ダクト64の上端部に間隔をおいて一体に連結されかつ
上方に傾斜して延び出す3本のエア吹き付け用ダクト6
6aと、エア供給用ダクト64の中間部に間隔をおいて
一体に連結されかつ上方に傾斜して延び出す3本のエア
吹き付け用ダクト66bと、エア供給用ダクト64の下
端部に間隔をおいて一体に連結されかつ上方に傾斜して
延び出す3本のエア吹き付け用ダクト66cとからな
る。エア吹き付け用ダクト66aの各々、66bの各々
及び66cの各々は、断面が用紙受け台20の幅方向に
横長の、互いに実質上同一の構成を有しており、かつ実
質上エア供給用ダクト64の側方から見て、実質上同じ
傾斜角度で延び出すよう構成されている。実質上一体に
構成されたエア供給用ダクト64及びエア吹き付け用ダ
クト66は、枠体63内に収容され、枠体63の両側部
にボルト63eによって装着される。エア供給用ダクト
64の連結部64aは枠体63の貫通孔63cを貫通し
て先端部が外側に突出させられる。可撓性のエア供給用
ダクト65の一端部はエア供給用ダクト64の連結部6
4aの該先端部に連結され、他端部は送風管61aにお
けるエアの出口部に連結される。枠体63及び枠体63
内に収容されたエア供給用ダクト64、及び、エア吹き
付け用ダクト66の各々は、エア吹き付け用ダクトユニ
ット60Aを構成する。ハウジング4内の図示しない支
持枠には、両端に長孔が形成されたレバー67が支持ピ
ン67aを介して回動自在に支持されており、該支持枠
にはまた、ソレノイドSOLが装着されている。枠体6
3の一側上端部にはピン68が装着され、レバー67の
下端はピン68に長孔を介して相対回動自在に連結さ
れ、他端はソレノイドSOLのプランジャPに長孔を介
して相対回動自在にピン結合されている。上記枠体63
のばね係止部63dとハウジング4内の図示しない支持
枠との間には、ばね手段である引張コイルばね69が配
設されている。
【0032】ソレノイドSOLがOFFの状態では、上
記エア吹き付け用ダクトユニット60A、したがってエ
ア吹き付け用ダクト66の各々は、引張コイルばね69
によって、支持ピン63aまわりに図1において時計方
向に回動されるよう付勢されて、用紙受け台20への用
紙の搬入を妨げない、中間搬送路12から退避させられ
た非作用位置(図1に示される位置)に位置付けられ
る。またソレノイドSOLがONされると、プランジャ
Pが、引張コイルばね69に抗して図1において右方に
移動させられ、レバー67が支持ピン67aまわりに図
1において時計方向に回動させられるので、エア吹き付
け用ダクトユニット60Aは、ピン68を介して支持ピ
ン63aまわりに図1において反時計方向に回動させら
れる。その結果、エア吹き付け用ダクト66の各々は、
用紙受け台20においてソート用排出トレイ26に向け
て移動させられる用紙束の表面に向けてエアを吹き付け
ることができる作用位置(図2に示される位置)に位置
付けられる。エア吹き付け用ダクト66の各々のエア吹
き付け口は、用紙受け台20においてソート用排出トレ
イ26に向けて移動させられる用紙束の表面に対し間隔
をおいて対向するよう位置付けられる。また、上記エア
吹き付け用ダクトユニット60Aの枠体63及びエア供
給用ダクト64は、用紙受け台20の表面に対し間隔を
おいて実質上平行に位置付けられるので、エア供給用ダ
クト64に対し上方に傾斜して延び出すよう配設された
エア吹き付け用ダクト66aの各々、66bの各々及び
66cの各々は、用紙受け台20の表面に向かって上方
にかつ用紙束の排出方向に向かって傾斜して延在するよ
う位置付けられる。エア吹き付け用ダクト66aの各々
の先端部は、搬入手段30における可動案内部材31の
上流側の先端部に形成された上記三つの空間部S1、S
2及びS3内に位置付けられ(図4における2点鎖線参
照)、エア吹き付け用ダクト66bの各々の先端部は、
搬入手段32における可動案内部材33の上流側の先端
部に形成された図示しない三つの空間部S1、S2及び
S3内に位置付けられ、またエア吹き付け用ダクト66
cの各々の先端部は、搬入手段34における可動案内部
材35の上流側の先端部に形成された図示しない三つの
空間部S1、S2及びS3内に位置付けられる。
【0033】上記説明から容易に理解されるように、可
動案内部材31、33及び35の各々の上流側の先端部
に形成された上記三つの空間部S1、S2及びS3は、
エア吹き付け用ダクト66aの各々、66bの各々、及
び66cの各々の、作用位置と非作用位置との間の移動
を妨げることなく許容する機能を有している。なお、図
示はされていないが、第2用紙搬送路12の片側搬送面
を規定する案内板12aにも、エア吹き付け用ダクト6
6aの各々、66bの各々、及び66cの各々の、作用
位置と非作用位置との間の移動を妨げることなく許容す
るための貫通孔が対応する位置に形成されている。
【0034】図示のフィニッシャ2は、図示しないコン
トローラを備えている。コントローラは、マイクロコン
ピュータによって構成されており、制御プログラムに従
って演算処理する中央処理装置(CPU)、制御プログ
ラムを格納するROM、演算結果等を格納する読み書き
可能なRAM、タイマ、カウンタ、入力インターフェー
ス及び出力インターフェース等を備えている。このよう
に構成されたコントローラの入力インターフェースに
は、上記用紙検出スイッチSW1及びSW2、その他の
スイッチあるいは検出器等からの検出信号が入力され、
出力インターフェースから、用紙搬送系の電動モータM
1、送風ファン61bの電動モータM2、整合手段55
の図示しない各電動モータ、図示しない各クラッチ手
段、分岐爪16用の図示しないソレノイド、搬入手段3
0、32及び34のソレノイドSOL、エア吹き付け装
置60のソレノイドSOL等に制御信号を出力する。ま
た、フィニッシャ2のコントローラは、複写機本体10
2の図示しないコントローラと接続されており、両者間
においても制御信号のやり取りが行われる。複写機本体
102のコントローラには、操作手段に配設された複写
開始キー、用紙のサイズ(搬送方向長さ)設定キー、ス
テイプル処理を指定するためのステイプル設定キー、原
稿1セットのステイプル枚数を指定するステイプル枚数
設定キー、ステイプル部数を指定するステイプル部数設
定キー(いずれも図示せず)等から複写情報が入力され
る。
【0035】図示の実施形態による画像形成機のフィニ
ッシャ2は以上のように構成されており、以下その作動
について図1及び図2を参照して説明する。なお、以下
の説明は、ステイプル設定キーによってステイプル処理
が指定されたステイプル処理モードの作動のうち、本発
明にかかわる一部についての説明である。
【0036】電動モータM1が回転駆動させられ、入口
搬入ローラ対8が回転駆動させられる。分岐爪16のソ
レノイドがONされ、分岐爪16は図1において実線で
示す第2の位置に位置付けられる。複写機本体102に
おいては、ステイプル処理が指定され、また用紙のサイ
ズがA3縦に設定された後、複写動作が行なわれ、所定
の画像が転写された用紙が、複写機本体102の用紙排
出ローラ対104により、フィニッシャ2の用紙搬入口
6に排出される。この用紙は、入口搬入ローラ対8によ
り分岐部を通過させられて第2用紙搬送路12に導入さ
れる。第2用紙搬送路12に導入された用紙は、その先
端が用紙検出スイッチSW1により検出される(用紙検
出スイッチSW1はONとなる)。用紙検出スイッチS
W1がONすると、搬入手段30の受け台搬入ローラ対
30Aの図示しないクラッチ手段がONされ、受け台搬
入ローラ対30Aが回転駆動させられる。また可動案内
部材31のソレノイドSOLがONされ、可動案内部材
31が第2案内位置(図1において2点鎖線で示される
位置)に位置付けられる。用紙は、受け台搬入ローラ対
30Aにより可動案内部材31に案内されながら第2用
紙搬送路12から分岐させられ、用紙受け台20に向け
て搬入させられる。用紙受け台20に搬入された用紙
は、ホームポジションにある受止部材38の受止部39
によってその一端が受け止められ、搬入移動が停止させ
られる。用紙検出スイッチSW1は用紙の後端が通過す
るとOFFされ、用紙検出スイッチSW1がOFFされ
てから所定時間経過後、上記クラッチ手段及びソレノイ
ドSOLがOFFされて、受け台搬入ローラ対30Aの
回転が停止され、また可動案内部材31は第1案内位置
(図1において実線で示される位置)に戻される。
【0037】用紙受け台20において用紙であるA3縦
が受止部材38に受け止められた後、整合手段55の幅
寄せ機構57における図示しない電動モータの各々が正
転駆動させられ、幅寄せ板56の各々がホームポジショ
ンから相互に近付く方向に所定の距離だけ移動させら
れ、用紙受け台20上の用紙が整合させられる。用紙が
整合させられた後、電動モータの各々が逆転駆動させら
れ、幅寄せ板56の各々は相互に離れる方向に所定の距
離だけホームポジションまで移動させられる。用紙1セ
ットのステイプル枚数は、用紙検出スイッチSW1のO
N−OFF回数を1枚としてカウントすることができ
る。そして上記した作動の繰り返しによって、用紙が受
止部材38にステイプル枚数だけストックされると、整
合手段55による所定の整合動作(及び必要に応じて幅
方向のステイプル位置決め動作)が行なわれた後、ステ
イプラー54が作動させられ、ステイプル枚数を有する
用紙束にステイプル処理が遂行される。
【0038】ステイプル処理が遂行された後、エア吹き
付け装置60のソレノイドSOLがONされて、エア吹
き付け用ダクト66の各々は、作用位置(図2に示され
る位置)に位置付けられる。用紙束移動手段50の駆動
プーリ51の図示しないクラッチ手段がONされ、駆動
プーリ51が回転駆動させられる。無端ベルト53が反
時計方向に回転駆動させられる。受止部材38は、無端
ベルト53と一体に用紙受け台20の表面に沿って移動
させられるので、受止部材38は、ステイプル処理が施
された用紙束を、用紙受け台20の表面に沿ってソート
用排出ローラ対24(したがってソート用排出トレイ2
6)に向けて移動させる。上記したとおりにして、受止
部材38に受け止められてストックされた用紙束が駆動
プーリ51の回転駆動によってソート用排出ローラ対2
4に向けて移動が開始させられると同時に、エア吹き付
け装置60の電動モータM2が回転駆動させられ、送風
ファン61bが回転駆動させられる。エアは、エア供給
用ダクト65及び64を通ってエア吹き付け用ダクト6
6の各々に供給され、エア吹き付け用ダクト66の各々
のエア吹き付け口から、用紙受け台20において無端ベ
ルト53により、したがって受止部材38によりソート
用排出ローラ対24に向けて移動させられる用紙束の表
面に向けてエアを吹き付ける。用紙束はその表面が、吹
き付けられたエアの圧力によって用紙受け台20の表面
に向かって押さえられながら、用紙受け台20の表面に
沿って移動させられ、ソート用用紙排出路22を通って
からソート用排出ローラ対24によりソート用排出トレ
イ26上に排出される。
【0039】用紙束の先端がソート用用紙排出路22に
配設された用紙検出スイッチSW2に達すると、用紙検
出スイッチSW2がONする。用紙検出スイッチSW2
がONすると、エア吹き付け装置60の電動モータM2
の回転が停止させられ、送風ファン61bによるエアの
供給が停止させられる。同時に、エア吹き付け装置60
のソレノイドSOLがOFFされて、エア吹き付け用ダ
クト66の各々は、引張コイルばね69によって非作用
位置(図1に示される位置)に戻される。受止部材38
が、駆動プーリ51により1回転してホームポジション
に戻されると同時に、用紙束移動手段50の駆動プーリ
51の図示しないクラッチ手段がOFFされ、駆動プー
リ51の回転が停止させられる。受止部材38はホーム
ポジションに位置付けられる。該クラッチ手段のOFF
作動は、受止部材38の図示しないホームポジション検
出器による検出信号に基づいて遂行される。以上のステ
イプル処理は、ステイプル部数設定キーにより指定され
たステイプル部数に達するまで繰り返し遂行される。ス
テイプル部数は、ステイプル処理が施された用紙束を移
動させてソート用排出トレイ26上に排出したらステイ
プル部数1としてカウントすることができる。
【0040】サイズがA3縦についてのステイプル処理
は、以上のとおりにして遂行されるが、A4横、A4
縦、B4縦についてのステイプル処理も、実質上同様に
して遂行される。なおA4横は、可動案内部材31、3
3及び35の全てが第1案内位置(図1及び図2におい
て実線で示される位置)に位置付けられた状態で行なわ
れる。なお搬入手段30よりも下流側の搬入手段32、
34及び36の何れかが分岐作用を行うよう設定された
場合には、分岐作用を行う搬入手段よりも上流側の受け
台搬入ローラ対は全て回転駆動させられることはいうま
でもない。またエア吹き付け装置60の上記作動は、用
紙後処理の形態の種類に関係なく遂行することが可能で
ある。
【0041】なお、ステイプル処理しない場合は、図示
しないソレノイドがOFFされて分岐爪16が図1にお
いて2点鎖線で示される第1の位置に位置付けられる。
そして複写機本体102において複写動作が行われ、所
定の画像が転写された用紙は、複写機本体102の用紙
排出ローラ対104によりフィニッシャ2の用紙搬入口
6に排出される。用紙搬入口6に排出された用紙は、入
口搬入ローラ対8により分岐爪16に案内されて第1用
紙搬送路10内に導入される。第1用紙搬送路10内に
導入された用紙は、入口搬入ローラ対8によりノンソー
ト用排出ローラ対14に送られ、ノンソート用排出ロー
ラ対14によって、ステイプル処理を施されることなく
ノンソート用排出トレイ15上に排出される。
【0042】上記したように、フィニッシャ2において
は、搬入手段30、32、34又は36のいずれかによ
って用紙受け台20に搬入された用紙の一端は受止部材
38によって受け止められてストックされる。そして受
止部材38に受け止められてストックされた用紙束に、
ステイプラー54によるステイプル処理が施された後、
該用紙束は、用紙束移動手段50によりソート用排出ト
レイ26に向けて移動させられる。ステイプル処理済の
用紙束がソート用排出ローラ対24に向けて移動させら
れるに際しては、用紙束の該移動は、ステイプル処理が
施された一端部を先頭にしてではなく、ステイプル処理
が施されていない他端部を先頭にして行なわれるので、
従来のフィニッシャにおいては、ステイプル処理が施さ
れていない他端部がばらけながらソート用排出ローラ対
に向けて移動させられて、先に述べたような不具合が生
じていた。
【0043】しかしながらフィニッシャ2に備えられた
本発明による用紙束搬送装置は、用紙束移動手段50に
より用紙受け台20に沿ってソート用排出トレイ26に
向けて移動させられる用紙束の表面に向けてエアを吹き
付けることができるエア吹き付け装置60が配設されて
いるので、ステイプル処理済の用紙束の表面のほぼ全面
が用紙受け台20の表面に向けて適宜のエア圧によりし
っかりと押圧されながら、ソート用排出ローラ対24に
向けて移動させられるので、用紙束のばらけは十分確実
に防止される。その結果、用紙束の排出方向(移動方
向)先端部は、乱れることなく整合させられた状態でソ
ート用排出ローラ対24によって所要のとおり円滑かつ
確実にニップされて排出されるので、用紙束を構成する
上面側の用紙が折れ曲げられて排出されたり、破損させ
られて排出されたり、ジャムを発生したりする不具合は
確実に防止され、用紙受け台20から所要のとおり円滑
かつ確実に排出される。また、ステイプル処理が施され
ていない用紙束の他端部にカールが生じている場合にお
いても、上記不具合の発生を防止することが可能にな
る。更にはまた、ステイプル処理を行なうことなく、ソ
ート処理(パンチ処理後のソート処理あるいは単なるソ
ート処理)を行なった用紙束を用紙受け台20から排出
する場合においても、用紙束に上記したと同様なばらけ
が生成されることは確実に防止され、スタック不整合あ
るいはソート用排出ローラ対24におけるジャム発生等
の不具合の発生も防止される。
【0044】フィニッシャ2に備えられた本発明による
用紙束搬送装置におけるエア吹き付け装置60によるエ
アの吹き付け方向は、用紙受け台20に沿ってソート用
排出トレイ26に向けて移動させられる用紙束の表面に
向けて吹き付けられたエアが、用紙束の表面に沿って用
紙排出方向に向かって流れるよう規定されことが好まし
い。このような構成により、用紙束の排出方向先端部の
表面の浮き上がり(めくれ)が確実に防止されると共
に、用紙束の排出方向先端部が、用紙受け台20の表面
に向かってより効果的に押圧され、用紙束のばらけを一
層確実に防止することを可能にする。
【0045】フィニッシャ2に備えられた本発明による
用紙束搬送装置におけるエア吹き付け装置60によるエ
アの吹き付けは、用紙受け台20に沿ってソート用排出
トレイ26に向けて移動させられる用紙束の表面の、用
紙排出方向における少なくとも下流領域に向けて行なわ
れることが好ましい。すなわち、実施形態においては、
エア吹き付け用ダクト66の各々は、ソート用排出トレ
イ26に向けて移動させられる用紙束の表面の、用紙排
出方向における少なくとも下流領域に向けてエアを吹き
付けることができるように配設されている。更に具体的
に説明すると、図2に示されるように、エア吹き付け用
ダクト66の各々が作用位置に位置付けられた状態にお
いて、用紙受け台20の幅方向に間隔をおいて複数個
(実施形態においては3個)配置されたエア吹き付け用
ダクト66の列が、用紙受け台20における用紙排出方
向に間隔をおいて複数列(実施形態においては3列)配
設され、これらの列におけるエア吹き付け口の位置は、
用紙受け台20における用紙排出方向の、下流領域寄り
に配設されている。その結果、用紙束の排出方向先端部
の表面を、エア吹き付け口の各々から吹き付けられるエ
アによって、用紙受け台20の表面に向けて確実に押圧
することができ、用紙束のサイズにかかわりなく、用紙
束の表面のばらけを確実に防止することを可能にする。
【0046】フィニッシャ2に備えられた本発明による
用紙束搬送装置におけるエア吹き付け装置60は、エア
供給源である送風ファン手段61と、送風ファン手段6
1に接続されたエア吹き付け用ダクト手段62とを備
え、エア吹き付け用ダクト手段62は複数のエア吹き付
け用ダクト66を備え、エア吹き付け用ダクト66の各
々のエア吹き付け口は、少なくともエア吹き付けに際し
ては、用紙受け台20に沿ってソート用排出トレイ26
に向けて移動させられる用紙束の表面に対し間隔をおい
て対向するよう位置付けられることが好ましい。このよ
うな本発明の構成は、実用上、上記作用効果を確実に達
成することを可能にする。なお、エア供給源として、実
施形態においては実用性の高い送風ファン手段61が使
用されているが、理論的には、それ自体は周知の構成を
利用することでよい他の形態の送風手段であってもよ
い。また複写機本体102側に配設されている送風手段
(例えば定着装置の冷却用ファン)を利用する実施形態
もある。この実施形態の場合、該送風手段とエア吹き付
け用ダクト手段62とを適宜のエア供給管手段により離
脱自在に連結し、エア供給管手段を適宜の開閉弁によっ
て開閉制御することが好ましい。
【0047】フィニッシャ2に備えられた本発明による
用紙束搬送装置におけるエア吹き付け用ダクト66の各
々のエア吹き付け口から、用紙受け台20に沿ってソー
ト用排出トレイ26に向けて移動させられる用紙束の表
面に向けて吹き付けられるエアが、用紙束の表面に沿っ
て用紙排出方向に向かって流れるよう、用紙束の表面に
対するエア吹き付け用ダクト66の各々の向きが規定さ
れることが好ましい。本発明によるこのような構成は、
実用上、上記作用効果を確実に達成することを可能にす
る。
【0048】フィニッシャ2に備えられた本発明による
用紙束搬送装置におけるエア吹き付け用ダクト66の各
々は、用紙受け台20に沿ってソート用排出トレイ26
に向けて移動させられる用紙束の表面に向けてエアを吹
き付けることができる作用位置と、用紙受け台20への
用紙の搬入を妨げない、中間搬送路である第2用紙搬送
路12から退避させられた非作用位置との間を選択的に
移動させられるよう構成されることが好ましい。本発明
によるこのような構成により、用紙受け台20への用紙
の搬入手段が第2用紙搬送路12に沿って複数個配設さ
れている形態のフィニッシャにおいても、用紙の移動を
妨害することなく、上記作用効果を確実に達成すること
を可能にする。なお、用紙受け台20への用紙の搬入手
段が1個配設されている形態のフィニッシャにおいて
は、エア吹き付け用ダクト66の各々は、ソート用排出
トレイ26に向けて移動させられる用紙束の表面に向け
てエアを吹き付けることができる作用位置に固定してお
いても、エア吹き付け用ダクト66の各々の先端を用紙
の搬入を妨げない位置に配置することにより、問題はな
い。
【0049】フィニッシャ2に備えられた本発明による
用紙束搬送装置におけるエア吹き付け装置60は、受止
部材38に受け止められてストックされた用紙束が用紙
束移動手段50により用紙受け台20に沿ってソート用
排出トレイ26に向けて移動が開始させられると同時に
エアの吹き付けを開始するよう、先に述べた図示しない
コントローラによって制御されるよう構成されることが
好ましい。本発明によるこのような構成により、移動開
始と同時に用紙束のばらけを阻止することを可能にす
る。この実施形態に代えて、受止部材38に受け止めら
れてストックされた用紙束が用紙束移動手段50によっ
てソート用排出トレイ26に向けて移動が開始させられ
てから所定時間が経過した後に、エアの吹き付けを開始
するよう制御する他の実施形態もある。特に、A4横等
の、搬送方向長さが比較的短い用紙束の場合には、移動
開始と同時にエアの吹き付けを開始すると、用紙束の先
端よりも排出方向前方にエアが吹き付けられて、用紙束
の先端部の表面にエアが吹き付けられない現象が発生す
ることが、レイアウト上ありうると推定される。この観
点から、上記所定時間とは、エア吹き付け用ダクト66
の各々から吹き付けられたエアが、少なくとも、比較的
短い用紙束の排出方向先端部の表面を押圧することがで
きるまでに要する該用紙束の移動時間とすることが好ま
しい。したがってこの実施形態は、特に搬送方向長さの
短い用紙束において、移動開始直後における用紙束の排
出方向先端部の表面の浮き上がりが確実に防止され、有
利であるといえる。
【0050】図示の実施形態から容易に理解されるよう
に、本発明による用紙束搬送装置が配設されたフィニッ
シャ2においては、図2に示すように、エア吹き付け用
ダクト66の各々が作用位置に位置付けられた状態にお
いて、用紙受け台20の幅方向に間隔をおいて複数個
(実施形態では3個)配置されたエア吹き付け用ダクト
66の列が、用紙受け台20における用紙排出方向に間
隔をおいて複数列(実施形態では3列)配設されている
ので、用紙束のサイズにかかわりなく、用紙束の表面の
ばらけを確実に防止することを可能にする。
【0051】以上、本発明を実施形態に基づいて添付図
面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく、更に他の種々の変形あるいは修正が可能で
ある。例えば、本発明は、上記実施形態に示される形態
のフィニッシャ2についてのみ適用されるものではな
く、他の形態のフィニッシャについても適用可能であ
る。本発明が適用可能な他の形態のフィニッシャの具体
例としては、第2用紙搬送路が用紙搬入口側からフィニ
ッシャの、複写機本体と反対側の他側部までほぼ直線状
に延在するよう配設され、第2用紙搬送路の途中に用紙
受け台に相当する用紙ストック部が配設される形態のフ
ィニッシャにも適用可能である。この形態のフィニッシ
ャにおいて、第2用紙搬送路における、用紙ストック部
よりも上流側にステイプラーあるいはパンチャー等の用
紙後処理手段が配設され、用紙の一端を受け止めて用紙
ストック部に一時的にストックするための受止手段は、
用紙後処理手段の下流側に配置される。受止手段は用紙
の搬送方向の先端を受け止める。用紙搬送路の下流端部
にはソート用排出ローラ対が配設され、フィニッシャ
の、複写機本体と反対側の他側部にはソート用排出トレ
イが配設されている。受止手段により用紙ストック部に
ストックされた用紙束は、その搬送方向の上流側端部
が、例えばステイプラーによってステイプルされる。ス
テイプルされた用紙束は用紙束移動手段によって搬送さ
れ、ソート用排出ローラ対によってソート用排出トレイ
に排出される。したがって本発明をこのような形態のフ
ィニッシャに適用すれば、先の実施形態におけると同様
な作用効果が達成される。本発明が適用可能な更に他の
形態のフィニッシャの具体例としては、用紙を反転させ
て搬送させることにより両面複写が可能な複写機におけ
る複写機本体の内部に装着されて、用紙の中間搬送路
(用紙の返送路)を通して搬入された用紙に用紙後処理
を施した後に、用紙束移動手段によってソート用排出ト
レイに排出する形態のフィニッシャを挙げることができ
る。したがって本発明をこのような形態のフィニッシャ
に適用すれば、先の実施形態におけると同様な作用効果
が達成される。更にはまた、上記実施形態においては、
用紙受け台20は上下方向に傾斜して配設されている
が、用紙受け台20が比較的水平に近い状態で配設され
ている実施形態においても本発明は何らの問題なく適用
可能である。更にはまた、上記実施形態においては、J
ISのA列サイズ、B列サイズの用紙が使用されている
が、これに限定される理由はなく、インチサイズ等、他
のサイズの用紙が使用されても、本発明の実施には何ら
の影響もない。また上記実施形態においては、四つの搬
入手段30、32、34及び36が使用されているが、
少なくとも一つの搬入手段が設けられている実施形態で
あれば本発明は成立する。
【0052】更にはまた、本発明は、画像形成機のフィ
ニッシャに限定して適用されるものではなく、用紙束の
搬送路と、用紙束を搬送路に沿って移動させる用紙束移
動手段とを備えた用紙束搬送装置であれば、その種類を
問わず、広く適用可能である。なぜならば、用紙束が用
紙束移動手段により搬送路に沿って移動させられるに際
しては、用紙束の下流側端部の上側に位置する用紙があ
おられてばらけを生ずる可能性が、先の実施形態におけ
ると同様に存在するからである。この傾向は、用紙束の
搬送速度が速ければ速いほど顕著となる。上記したよう
な用紙のばらけは、用紙束移動手段により搬送路に沿っ
て移動させられる用紙束の表面に向けてエアを吹き付け
ることができるエア吹き付け装置を備えることにより解
消することが可能となる。その結果、先に述べたよう
な、用紙の折曲、破損、ジャムの発生、スタック不整合
等の不具合は確実に防止され、用紙束の円滑かつ確実な
搬送が可能となる。エア吹き付け装置によるエアの吹き
付け方向は、搬送路に沿って移動させられる用紙束の表
面に向けて吹き付けられたエアが、用紙束の表面に沿っ
て用紙束搬送方向に向かって流れるよう規定される、こ
とが好ましい。このような構成により、用紙束の搬送方
向先端部の表面の浮き上がり(めくれ)が確実に防止さ
れると共に、用紙束の搬送方向先端部が、搬送路の表面
に向かってより効果的に押圧され、用紙束のばらけを一
層確実に防止することを可能にする。エア吹き付け装置
によるエアの吹き付けは、搬送路に沿って移動させられ
る用紙束の表面の、用紙束搬送方向における少なくとも
下流領域に向けて行なわれる、ことが好ましい。具体的
には、搬送路の幅方向に間隔をおいて複数個配置された
エア吹き付け用ダクトの列を、搬送路における用紙搬送
方向に間隔をおいて複数列配設し、これらの列における
エア吹き付け口の位置を、搬送路における用紙搬送方向
の、下流領域寄りに配設する。このような構成により、
用紙束の搬送方向先端部の表面を、エア吹き付け口の各
々から吹き付けられるエアによって、搬送路の表面に向
けて確実に押圧することができ、用紙束のサイズにかか
わりなく、用紙束の表面のばらけを確実に防止すること
を可能にする。搬送路が比較的長い場合には、用紙搬送
方向に間隔をおいて複数列配設したエア吹き付け用ダク
トの列からのエアの吹き付けを用紙束の移動に同期させ
ることにより、移動中の用紙束の搬送方向における下流
領域に常にエアが吹き付けられるように制御する好適な
実施形態もある。エア吹き付け装置は、エア供給源と、
エア供給源に接続されたエア吹き付け用ダクト手段とを
備え、エア吹き付け用ダクト手段は複数のエア吹き付け
用ダクトを備え、エア吹き付け用ダクトの各々のエア吹
き付け口は、少なくともエア吹き付けに際しては、搬送
路に沿って移動させられる用紙束の表面に対し間隔をお
いて対向するよう位置付けられる、ことが好ましい。こ
のような構成は、実用上、上記作用効果を確実に達成す
ることを可能にする。エア吹き付け用ダクトの数、配
置、エアの吹き付けタイミング等は、搬送路の長さ、搬
送速度、用紙束のサイズ等により、適宜に設定すること
ができる。エア吹き付け用ダクトの各々のエア吹き付け
口から、搬送路に沿って移動させられる用紙束の表面に
向けて吹き付けられるエアが、用紙束の表面に沿って用
紙束搬送方向に向かって流れるよう、用紙束の表面に対
するエア吹き付け用ダクトの各々の向きが規定される、
ことが好ましい。このような構成は、実用上、上記作用
効果を確実に達成することを可能にする。
【0053】本発明が適用可能な他の装置の具体例とし
ては、画像形成機における循環式原稿搬送装置を挙げる
ことができる。循環式原稿搬送装置は、原稿載置台上に
載置された原稿が、原稿搬入路を通して、原稿処理機に
おける透明板に沿って延在する原稿搬送路に搬入され、
原稿搬送路から原稿搬出路を通して原稿載置台上に搬出
され、原稿載置台上に搬出されてストックされた原稿束
は、更に原稿移動機構により原稿載置台に沿って移動さ
せられ、原稿搬入路を通して原稿搬送路に1枚づつ再搬
入されるよう構成されている。原稿載置台及び原稿移動
機構は用紙束搬送装置を構成し、この用紙束搬送装置に
上記したエア吹き付け装置を備えることにより、原稿移
動機構により原稿載置台に沿って移動させられる原稿束
の表面に向けてエアを吹き付けることができる。その結
果、先に述べたと同じ作用により用紙(原稿)のばらけ
を防止することを可能にするものである。
【0054】本発明が適用可能な更に他の装置の具体例
としては、搬送用紙区分け装置を挙げることができる。
搬送用紙区分け装置は、所定の重なりピッチで搬送され
る単片用紙を所定枚数づつ確実に区分けして積み重ね、
積み重ねてストックされた用紙束を順次にコンベアによ
り移送するよう構成されている。コンベアは用紙束搬送
装置を構成し、この用紙束搬送装置に上記したエア吹き
付け装置を備えることにより、コンベアにより移動させ
られる用紙束の表面に向けてエアを吹き付けることがで
きる。その結果、先に述べたと同じ作用により用紙のば
らけを防止することを可能にするものである。
【0055】
【発明の効果】本発明による用紙束搬送装置によれば、
用紙束をばらけを発生させることなく、搬送路に沿って
所要のとおりに円滑かつ確実に搬送することを可能にす
る。また本発明による用紙束搬送装置を含む画像形成機
によれば、用紙後処理が施された用紙束をばらけを発生
させることなく、用紙受け台から所要のとおりに円滑か
つ確実に排出することを可能にする。更にはまた、本発
明による用紙束搬送装置を含む画像形成機によれば、ジ
ャム等の不具合を発生させることなく、用紙後処理が施
された用紙束を用紙受け台から所要のとおりに円滑かつ
確実に排出することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にしたがって構成された用紙束搬送装置
を含むフィニッシャを備えた画像形成機の実施形態を示
す概略構成図。
【図2】図1に示すフィニッシャの他の作動態様を示
す、図1と同様な概略構成図。
【図3】図1に示すフィニッシャに備えられている搬入
手段の一つを拡大して示す図。
【図4】図3に示す搬入手段を、第2用紙搬送路から用
紙受け台に向かって見た平面図。
【図5】図3に示す搬入手段の他の作動態様を示す、図
3と同様な図。
【図6】図1に示すフィニッシャに備えられているエア
吹き付け手段の実施形態の構成の要部を分解して示す斜
視概略図。
【符号の説明】
2 フィニッシャ 6 用紙搬入口 8 入口搬入ローラ対 10 第1用紙搬送路 12 第2用紙搬送路(中間搬送路) 20 用紙受け台 24 ソート用排出ローラ対 26 ソート用排出トレイ 30、32、34、36 搬入手段 38 受止部材 50 用紙束移動手段 60 エア吹き付け装置 61 送風ファン手段(エア供給源) 62 エア吹き付け用ダクト手段 66 エア吹き付け用ダクト 70 ステイプラー 102 複写機本体 SW1、SW2 用紙検出スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石元 良信 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 Fターム(参考) 3F049 AA01 FA03 LA02 LB03 3F050 BC02 BD07 LA02 LB03 3F108 HA22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙束の搬送路と、用紙束を搬送路に沿
    って移動させる用紙束移動手段とを備えた用紙束搬送装
    置において、 用紙束移動手段により搬送路に沿って移動させられる用
    紙束の表面に向けてエアを吹き付けることができるエア
    吹き付け装置を備えている、ことを特徴とする用紙束搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 エア吹き付け装置によるエアの吹き付け
    方向は、搬送路に沿って移動させられる用紙束の表面に
    向けて吹き付けられたエアが、用紙束の表面に沿って用
    紙束搬送方向に向かって流れるよう規定される、請求項
    1記載の用紙束搬送装置。
  3. 【請求項3】 エア吹き付け装置によるエアの吹き付け
    は、搬送路に沿って移動させられる用紙束の表面の、用
    紙束搬送方向における少なくとも下流領域に向けて行な
    われる、請求項1又は請求項2記載の用紙束搬送装置。
  4. 【請求項4】 エア吹き付け装置は、エア供給源と、エ
    ア供給源に接続されたエア吹き付け用ダクト手段とを備
    え、エア吹き付け用ダクト手段は複数のエア吹き付け用
    ダクトを備え、エア吹き付け用ダクトの各々のエア吹き
    付け口は、少なくともエア吹き付けに際しては、搬送路
    に沿って移動させられる用紙束の表面に対し間隔をおい
    て対向するよう位置付けられる、請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の用紙束搬送装置。
  5. 【請求項5】 エア吹き付け用ダクトの各々のエア吹き
    付け口から、搬送路に沿って移動させられる用紙束の表
    面に向けて吹き付けられるエアが、用紙束の表面に沿っ
    て用紙束搬送方向に向かって流れるよう、用紙束の表面
    に対するエア吹き付け用ダクトの各々の向きが規定され
    る、請求項4記載の用紙束搬送装置。
  6. 【請求項6】 用紙受け台と、用紙受け台に搬入された
    用紙の一端を受け止めてストックしうる受止手段と、受
    止手段にストックされた用紙束を用紙受け台に沿ってソ
    ート用排出トレイに向けて移動させる用紙束移動手段と
    を含む用紙束搬送装置が配設されたフィニッシャを備え
    た画像形成機において、フィニッシャに備えられた用紙
    束搬送装置は、用紙束移動手段により用紙受け台に沿っ
    てソート用排出トレイに向けて移動させられる用紙束の
    表面に向けてエアを吹き付けることができるエア吹き付
    け装置を備えている、ことを特徴とする画像形成機。
  7. 【請求項7】 エア吹き付け装置によるエアの吹き付け
    方向は、用紙受け台に沿ってソート用排出トレイに向け
    て移動させられる用紙束の表面に向けて吹き付けられた
    エアが、用紙束の表面に沿って用紙束排出方向に向かっ
    て流れるよう規定される、請求項6記載の画像形成機。
  8. 【請求項8】 エア吹き付け装置によるエアの吹き付け
    は、用紙受け台に沿ってソート用排出トレイに向けて移
    動させられる用紙束の表面の、用紙束排出方向における
    少なくとも下流領域に向けて行なわれる、請求項6又は
    請求項7記載の画像形成機。
  9. 【請求項9】 エア吹き付け装置は、エア供給源と、エ
    ア供給源に接続されたエア吹き付け用ダクト手段とを備
    え、エア吹き付け用ダクト手段は複数のエア吹き付け用
    ダクトを備え、エア吹き付け用ダクトの各々のエア吹き
    付け口は、少なくともエア吹き付けに際しては、用紙受
    け台に沿ってソート用排出トレイに向けて移動させられ
    る用紙束の表面に対し間隔をおいて対向するよう位置付
    けられる、請求項6〜8のいずれか1項に記載の画像形
    成機。
  10. 【請求項10】 エア吹き付け用ダクトの各々のエア吹
    き付け口から、用紙受け台に沿ってソート用排出トレイ
    に向けて移動させられる用紙束の表面に向けて吹き付け
    られるエアが、用紙束の表面に沿って用紙束排出方向に
    向かって流れるよう、用紙束の表面に対するエア吹き付
    け用ダクトの各々の向きが規定される、請求項9記載の
    画像形成機。
  11. 【請求項11】 フィニッシャに搬入された用紙を用紙
    受け台に向けて搬送するための中間搬送路と、中間搬送
    路を通して搬送される用紙を用紙受け台に向けて搬入さ
    せる少なくとも一つの搬入手段とを備え、エア吹き付け
    用ダクトの各々は、用紙受け台に沿ってソート用排出ト
    レイに向けて移動させられる用紙束の表面に向けてエア
    を吹き付けることができる作用位置と、用紙受け台への
    用紙の搬入を妨げない、中間搬送路から退避させられた
    非作用位置との間を選択的に移動させられる、請求項9
    又は請求項10記載の画像形成機。
  12. 【請求項12】 エア吹き付け装置は、受止手段に受け
    止められてストックされた用紙束が用紙束移動手段によ
    り用紙受け台に沿ってソート用排出トレイに向けて移動
    が開始させられると同時に又は移動が開始させられてか
    ら所定時間が経過した後に、エアの吹き付けを開始す
    る、請求項6〜11のいずれか1項に記載の画像形成
    機。
JP2000061651A 2000-03-07 2000-03-07 用紙束搬送装置及び該装置を備えた画像形成機 Expired - Fee Related JP3548995B2 (ja)

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