JP2001247117A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2001247117A
JP2001247117A JP2000059423A JP2000059423A JP2001247117A JP 2001247117 A JP2001247117 A JP 2001247117A JP 2000059423 A JP2000059423 A JP 2000059423A JP 2000059423 A JP2000059423 A JP 2000059423A JP 2001247117 A JP2001247117 A JP 2001247117A
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Mitsuo Chihara
光雄 千原
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EVER PROSPECT INTERNATL Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂材料の使用量を極力少なくしつつ、十分
な保形性を確保して取扱性の低下を防止でき、しかもコ
ンパクトに折り畳み可能で、使用後の容器の減量化が可
能な容器を提供する。 【解決手段】 少なくとも胴体部が膜体からなり、内容
物を収容するための収容空間2と、収容空間2とは独立
の保形空間8とを有し、保形空間8に流体を充填するこ
とで、設定形状に保形可能となした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減容可能な容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】清涼飲料水を収容する容器として、PE
T樹脂などの合成樹脂材料からなる樹脂容器が、軽量で
しかも耐衝撃性及び取扱性に優れるていることから、ガ
ラス製の容器に代わって広く普及している。通常、前記
樹脂容器は、使い捨て容器として使用されているが、近
年における資源の有効活用の観点から、複数回使用可能
に構成したものや、リサイクル可能に構成したものが実
用化されている。
【0003】リサイクル可能に構成する場合には、再生
利用可能な材料で構成することはいうまでもなく、輸送
性や保管性を確保するため、使用後の容器はコンパクト
に折り畳んで減容に構成可能となすことが好ましく、ま
た使用材料量を極力少なくするため、容器を薄肉に構成
しつつ取扱性を低下させないように構成することが好ま
しい。
【0004】このようなリサイクル可能な容器として、
例えば、特開平6−247448号公報には、容器本体
を薄肉な膜体で構成するとともに、容器本体を保形する
ための複数のリブを形成してなる容器が提案されてい
る。この容器では、リブにより容器本体が保形されるの
で、その取扱性が十分に確保され、またリブを重ねて軟
質な膜体部分を折り畳むことにより、減容化が図れるよ
うに構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の容器
では、材料の使用量を少なくしつつ取扱性を十分に確保
でき、しかも使用後の容器の減容化を図ることが可能で
あるが、中実な板状のリブにより容器を保形させる関係
上、その分樹脂の使用量が増えるという問題がある。ま
た、清涼飲料水等の内容物を収容する機能しか有してお
らず、保冷性や保温性などの機能を容器に付与する場合
には、別途の用具が必要となる。
【0006】本発明の目的は、樹脂材料の使用量を極力
少なくしつつ、十分な保形性を確保して取扱性の低下を
防止でき、しかもコンパクトに折り畳み可能で、使用後
の容器の減量化が可能な容器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用】請求項1に
係る容器は、少なくとも胴体部が膜体からなり、内容物
を収容するための収容空間と、収容空間とは独立の保形
空間とを有し、保形空間に流体を充填することで、設定
形状に保形可能となしたものである。
【0008】この容器においては、保形空間内に流体を
充填することで、充填した流体が補強材として機能し、
容器が設定形状に保形されるので、容器の取扱性を十分
に確保できる。このため、取扱性を低下させることな
く、少なくとも胴体部を薄肉な膜体で構成することが可
能となり、容器を構成する合成樹脂材料等の使用量を極
力少なくして、資源を有効利用できるとともに製作コス
トを低減できる。また、保形空間から流体を抜き取るこ
とで、使用後の容器をコンパクトに折り畳むことが可能
となり、使用後の容器の輸送性や保管性を格段に向上で
きる。
【0009】請求項2記載の容器は、保形空間として、
胴体部の長さ方向に沿って略全長にわたって延びる第1
保形空間を設けたものである。また、請求項3記載の容
器は、保形空間として、胴体部の下部と上部の少なくと
も一方に周方向に沿って延びる第2保形空間を形成した
ものである。このように構成することで、容器を設定形
状に保形することが可能となる。
【0010】請求項4記載の容器は、収容空間を構成す
る本体部に、膜体からなる保形材を付着させて、本体部
と保形材間に保形空間を形成したものである。このよう
に構成することで、容器に対して保形空間を容易に形成
することが可能となる。
【0011】請求項5記載の容器は、収容空間を構成す
る膜体の一部を収容空間内へ突出させて断面袋状の突条
部を形成し、この突条部の開口部を封止して突条部内に
保形空間を形成したものである。このように構成するこ
とで、容器に対して保形空間を容易に形成することが可
能となる。また、収容空間を構成する膜体の一部を収容
空間外へ突出させて断面袋状の突条部を形成し、この突
条部の開口部を封止して突条部内に保形空間を形成する
ことも可能であるが、この場合には、突条部の封止部分
が輸送時等の振動により万一剥離した場合には、保形空
間と収容空間が連通され、保形空間内の流体が収容空間
内に侵入するので、これを防止するため請求項5記載の
ように構成することが好ましい。
【0012】請求項6記載の容器は、保形空間内の流体
を出し入れ可能な開閉蓋を設けたものである。この場合
には、保形空間内に充填されている流体を入れ替えるこ
とが可能となる。このため、例えば断熱性を高めるとき
には、保形空間内に空気を注入し、保形空間を断熱空間
として機能させたり、保冷性を高める場合には、保形空
間内に保冷剤を入れて保冷性を向上できる。
【0013】請求項7記載の容器は、保形空間に保冷剤
または蓄熱剤を充填したものである。この場合には、容
器に対して保冷機能や保温機能を付与できる。請求項8
記載の容器は、保形空間を断熱空間となしたものであ
る。前述のように保冷剤や蓄熱剤を保形空間内に充填し
た場合には容器をリサイクルし難くなることが考えられ
るので、保形空間に空気等の無機ガスを充填して、保形
空間を断熱空間とすることが、容器の機能向上とリサイ
クル性の向上を図ることができるので好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1〜図3に示すよ
うに、容器1は、内容物を収容するための収容空間2を
有する容器本体3と、内容物を取り出すための口部材4
とを備え、容器1の口部材4に図示外のキャップを螺合
することにより収容空間2内が閉鎖されるように構成さ
れている。
【0015】容器本体3に収容する内容物としては、清
涼飲料水や食用油のような液状体や、ジャムやマヨネー
ズなどような高粘性体、ジェリー状物などの各種食品が
考えられる。但し、食品以外の例えば潤滑オイルや切削
オイルなどの液状体、接着剤などの粘性物を収容するこ
とも可能である。
【0016】容器本体3の形状は、取扱が容易でしかも
内容物を取り出しやすい形状で有れば任意の形状に構成
可能であるが、図1に示すような、口部材4側を縮径さ
せたボトル形状に構成することが、取扱易いので好適で
ある。また、ボトル状に形成する場合には、容器本体3
の胴体部5の形状を、図2に示すように、略円筒状に形
成してもよいし、四角形や六角形などの角柱状に形成し
てもよい。
【0017】容器本体3は、コンパクトに潰すことが可
能な薄肉な膜体からなる内外1対の筒部材6,7で構成
され、両筒部材6,7間には収容空間2とは独立な保形
空間8が形成されている。より具体的には、容器本体3
には両筒部材6,7を融着してなる重合部10と融着し
ていない非重合部11とが形成され、非重合部11に沿
って形成される保形空間8内に流体を充填することで、
容器本体3が設定形状に保形されるように構成されてい
る。両筒部材6,7の融着は、ヒートシールや超音波シ
ールや高周波誘導シールなどにより行うことが可能であ
る。
【0018】保形空間8内には、気体や液体或いは粘調
液等の流体を充填することが可能である。例えば、空気
等の無機ガスや水などの液体を充填できるが、蓄熱機能
や蓄冷機能、保冷機能等を有する流体を充填することも
可能である。蓄熱剤としては、例えば水に塩化ナトリウ
ムや塩化カルシウム等の凝固点降下剤を添加した流体が
好適に利用できる。また蓄冷剤及び保冷剤としては、セ
ルロースやコンニャクマンナン、寒天やカラギーナンな
どの水溶性高分子物質を水に分散させたものが好適に利
用できる。但し、これらの蓄熱剤や蓄冷剤を保形空間8
内に充填する場合には、容器1の使用後にこれらの物質
を保形空間8外へ取り出さないと容器1をリサイクルす
ることができず、その作業が煩雑になるので、空気等の
無害な無機ガスを保形空間8内に充填し、保形空間8を
断熱空間として機能させて、容器1に対して保温性や保
冷性を付与することが好ましい。
【0019】保形空間8の配置は任意に設定することが
可能であるが、基本的には、内容物の使用等により容器
本体3が変形しないような位置関係に配置することにな
る。具体的には、容器本体3の胴体部5に長手方向(上
下方向)に沿って略全長にわたって複数本の第1保形空
間8aを間隔をあけて形成することを基本構成とし、胴
体部5の上部と下部の少なくとも一方に全周にわたって
延びる第1保形空間8bを形成し、第1保形空間8bと
第1保形空間8aとを連通させた構成を好適に採用でき
る。但し、第1保形空間8aの本数は任意に設定可能で
ある。また、第1保形空間8bは、容器本体3の途中部
に1乃至複数設けることも可能である。尚、本実施例で
は、容器本体3全体を膜体で構成しているので、胴体部
5以外の位置、例えば容器本体3の底部や肩部等に保形
空間8を形成することも可能である。
【0020】尚、図4に示すように、容器本体3の保形
空間8に対応する位置に開閉蓋12を設け、この開閉蓋
12により保形空間8内の流体を出し入れ可能となして
もよい。この場合には、保形空間8内の流体を異なるも
のと交換できるので、容器1に付与する機能を用途に応
じて変更することが可能となる。また、保形空間8の容
量は任意に設定可能であるが、蓄熱機能や断熱機能や保
冷機能を十分に発現させたい場合には、図5、図6に示
す容器1Aの容器本体3Cのように、重合部10を狭く
して非重合部11を大きく設定し、保形空間8の容量を
大きく設定することが好ましい。
【0021】容器本体3は、ブロー成形等により成形す
ることも可能であるし、フィルム材を丸めてその縁部を
シールすることでも製作できる。フィルム材を丸めて製
作する場合には、2枚のフィルム材を重ね合わせた状態
で重合部10を融着し、これを丸めて縁部を融着させる
ことで製作できる。
【0022】両筒部材6,7を構成する膜体は軟質膜で
あってもよいし硬質膜であってもよいが、保形性を高め
るためには硬質膜で構成することが好ましく、また使用
後の容器1をよりコンパクトに構成する場合には、軟質
膜で構成することが好ましい。いずれの膜体を用いる場
合においても、その膜厚は、ある程度の衝撃に耐え且つ
極力薄く設定することが好ましい。例えば、内容物を充
填した容器1を0.5〜1mの高さから落下させたとき
に、容器1が破損しない程度の厚さに設定することが好
ましい。具体的には、0.02〜0.15mm、好まし
くは0.05〜0.1mmに設定することになる。
【0023】両筒部材6,7を構成する素材としては、
小さく潰すことができる柔軟なものであれば任意の素材
からなるものを使用でき、ポリエチレン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ナイロン系樹脂
などを採用できる。また、内外の筒部材6,7は、同種
の素材で構成してもよいが、内面側と外面側とでは使用
条件が異なるので、使用条件に応じた素材からなる樹脂
材料を用いることが好ましい。例えば、内容物として清
涼飲料水を充填する場合には、内面側の筒部材6の素材
としては、清涼飲料水との接触により変質等しないポリ
エチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂を用い、外面側
の筒部材7の素材としては、強度面を重視してポリエス
テル系樹脂やナイロン系樹脂を用いることになる。
【0024】また、両筒部材6,7をフィルム材で構成
する場合には、樹脂材料のみからなる単層構造又は複層
構造のフィルム材を用いてもよいし、アルミニウム箔な
どの金属箔を樹脂フィルム間にラミネートした複層構造
のフィルム材を用いてもよい。特に、外面側の筒部材7
は、強度面を重視する必要があるので、アルミニウム箔
を樹脂フィルム間に積層したラミネートフィルムを用い
ることが好ましい。
【0025】口部材4は、容器本体3との融着性を考慮
して、容器本体3と同種の素材で構成されている。口部
材4は射出成形等により容器本体3とは別個に成形して
もよいし、容器本体3を金型内に装填した状態で射出成
形して、容器本体3に対して一体的に口部材4を形成し
てもよい。口部材4と容器本体3とを別個に製作する場
合には、ヒートシールや超音波シールや高周波誘導シー
ルなどにより、口部材4を容器本体3の上端部に融着す
ることになる。
【0026】このように構成した容器1においては、保
形空間8内に流体を充填することで、容器1が設定形状
に保形されるので、容器1の取扱性を十分に確保でき
る。このため、取扱性を低下させることなく、容器1を
薄肉な膜体で構成することが可能となり、容器1を構成
する合成樹脂材料等の使用量を極力少なくして、資源を
有効利用できるとともに製作コストを低減できる。ま
た、保形空間8から流体を抜き取ることで、使用後の容
器1をコンパクトに折り畳むことが可能となり、使用後
の容器1の輸送性や保管性を格段に向上できる。更に、
保形空間8を断熱空間に構成したり、保形空間8に蓄熱
剤や蓄冷剤を封入すると、容器1に対して保温機能や保
冷機能を付与できるので好ましい。
【0027】次に、前記容器1の構成を部分的に変更し
た他の実施例について説明する。尚、前記実施例と同一
部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。 (1)図7、図8に示す容器1Bのように、容器本体3
に代えて、ボトル状の本体部20と、本体部20の外面
或いは内面に融着した膜体状の保形材21とからなる容
器本体3Bを用い、本体部20と保形材21間に保形空
間8を形成してもよい。特に、本体部20の外面側に保
形材21を融着する場合には、本体部20として通常の
ブロー成形により製作したボトルを使用し、この外面に
保形材21を融着して保形空間8を形成できるので、容
器1の製造工程を簡略にする上で好ましい。尚、本体部
20及び保形材21は、前記実施例の筒部材6,7と同
様の素材で構成することが可能である。
【0028】(2)図9、図10に示す容器1Cのよう
に、容器本体3に代えて、前記実施例の筒部材6,7と
同様の素材からなるボトル状の容器本体3Cを用い、こ
の容器本体3Cを構成する膜体の一部を内側へ突出させ
て上下方向に細長い突条部23を複数形成し、この突条
部23の開口部を融着させて突条部23内に保形空間8
を形成してもよい。この場合には、融着部分を極力少な
くできるので、容器本体3Cの製造作業を簡略にできる
し、突条部23が外面側に突出しないので外観をシンプ
ルな形状に構成でき、収納性や取扱性も向上するので好
ましい。また、突条部23の開口部を融着してなる封止
部24が万一剥離した場合でも、保形空間8内の流体が
収容空間2内へ漏れ出ることを防止できるので好まし
い。但し、図11、図12に示す容器1Dのように、容
器本体3Cに代えて、膜体の一部を外側へ突出させて上
下方向に細長い突条部23を形成した容器本体3Dを用
い、この突条部23内に保形空間8を形成してもよい。
また、このような容器本体3C、3Dは、例えばフィル
ム材に予め突条部23を形成してその開口部を融着し、
これを丸めてその側縁を融着することで容易に製作でき
る。、
【0029】(3)図13に示すような、口部材4を有
しない紙製牛乳パックのような箱状の容器1Eにおいて
も、例えば容器1Eの角部に対して保形空間8を形成す
ることで、容器1Eを前記実施例の筒部材6,7と同様
の素材からなる薄肉な膜体で構成しつつ、箱状に保形す
ることができる。このような容器1Eは、例えば2枚の
フィルム材を重ね合わせて保形空間に対応しない部分を
融着し、これを筒状に丸めて側縁を融着してから、周知
の折り畳み方法により箱状に成形することになる。ま
た、1枚のフィルム材に対して前記(2)と同様に突条
部23を形成し、これを筒状に丸めて側縁を融着してか
ら、周知の折り畳み方法により箱状に成形してもよい。
このような容器1Eにおいては、ボトル状の容器1のよ
うに口側部分を絞り込む必要がないので、容易に製作で
き実用的である。
【0030】(4)図14に示すように、筒状の胴体部
5Fと、胴体部5Fの一端部に融着した底板25と、胴
体部5の上端部に融着した上板26とを備えた容器1F
に対しても本発明を適用できる。このような容器1Fに
おいては、胴体部5Fを前記実施例の筒部材6,7と同
様の素材からなる薄肉な膜体で構成するとともに、前記
実施例と同様にして胴体部5Fに長さ方向に延びる保形
空間8を形成することになる。具体的には、2枚のフィ
ルム材を重ね合わせて保形空間8に対応しない部分を融
着し、これを筒状に丸めて側縁を融着して胴体部5Fを
製作し、この胴体部5Fに予め射出成形等により製作し
た底板25及び上板26を融着して製作することにな
る。但し、胴体部5Fは、1枚のフィルム材に対して前
記(2)と同様に突条部23を形成し、これを筒状に丸
めて側縁を融着することにより製作してもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る容器によれば、簡単な構
成の保形空間を形成することで、容器の取扱性を十分に
確保しつつ、容器を構成する膜体を薄肉に構成して、合
成樹脂材料等の材料使用量を極力少なくして、資源を有
効利用できるとともに製作コストを低減できる。しか
も、保形空間内の流体を抜き取ることで、使用後の容器
をコンパクトに折り畳むことが可能となるので、使用後
の容器の輸送性や保管性を格段に向上できるので、リサ
イクルに好適な容器を実現できる。
【0032】請求項2記載のように、保形空間として、
胴体部の長さ方向に沿って略全長にわたって延びる第1
保形空間を設けたり、請求項3記載のように、保形空間
として、胴体部の下部と上部の少なくとも一方に周方向
に沿って延びる第2保形空間を形成すると、容器を設定
形状に安定的に保形することが可能となり、容器と取扱
性向上できる。
【0033】請求項4記載のように、収容空間を構成す
る膜体からなる本体部に、膜体からなる保形材を付着さ
せて、本体部と保形材間に保形空間を形成すると、容器
に対して保形空間を容易に形成することが可能となる。
【0034】請求項5記載のように、収容空間を構成す
る膜体の一部を収容空間内へ突出させて断面袋状の突条
部を形成し、この突条部の開口部を封止して突条部内に
保形空間を形成すると、容器に対して保形空間を容易に
形成することが可能となる。また、保形空間の封止部分
が輸送時等の振動により万一剥離した場合においても、
保形空間内の流体と収容空間内の内容物とが混ざらない
ので、内容物の安全性を向上する上で好ましい。
【0035】請求項6記載のように、保形空間内の流体
を出し入れ可能な開閉蓋を設けると、保形空間内に充填
されている流体を入れ替えることが可能となるので、保
形空間内に充填する流体を変更することで、容器に対し
て保冷性や保温性などの種々の機能を付与することが可
能となる。具体的には、請求項7記載のように、保形空
間に保冷剤または蓄熱剤を充填することで、容器に対し
て保冷機能や保温機能を付与できる。また、請求項8記
載のように、保形空間内に無機ガスを充填して保形空間
を断熱空間となした場合には、容器のリサイクル性を阻
害することなく、容器の保冷性や保温性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 容器の側面図
【図2】 図1のII-II線断面図
【図3】 容器本体の要部縦断面図
【図4】 口部材付近の縦断面図
【図5】 他の構成の容器の側面図
【図6】 図5のVI-VI線断面図
【図7】 他の構成の容器の側面図
【図8】 図7のVIII-VIII線断面図
【図9】 他の構成の容器の側面図
【図10】 図9のX-X線断面図
【図11】 他の構成の容器の側面図
【図12】 図11のXII-XII線断面図
【図13】 他の構成の容器の斜視図
【図14】 他の構成の容器の一部を切欠いた斜視図
【符号の説明】
1 容器 2 収容空間 3 容器本体 4 口部材 5 胴体部 6 筒部材 7 筒部材 8 保形空間 8a 保形空間 8b 保形空間 10 重合部 11 非重合部 12 開閉蓋 1A 容器 3A 容器本体 1B 容器 3B 容器本体 20 本体部 21 保形材 1C 容器 3C 容器本体 23 突条部 24 封止部 1D 容器 3D 容器本体 1E 容器 1F 容器 5F 胴体部 25 底板 26 上板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA02 BA07 BA15 BA16 BA17 BA21 BB08 CA02 CA05 CA20 DA03 DC04 DD01 EA04 EA05 EA20 FA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも胴体部が膜体からなり、内容
    物を収容するための収容空間と、収容空間とは独立の保
    形空間とを有し、保形空間に流体を充填することで、設
    定形状に保形可能となしたことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記保形空間として、胴体部の長さ方向
    に沿って略全長にわたって延びる第1保形空間を設けた
    請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記保形空間として、胴体部の下部と上
    部の少なくとも一方に周方向に沿って延びる第2保形空
    間を形成した請求項2記載の容器。
  4. 【請求項4】 前記収容空間を構成する本体部に、膜体
    からなる保形材を付着させて、本体部と保形材間に保形
    空間を形成した請求項1〜3のいずれか1項記載の容
    器。
  5. 【請求項5】 前記収容空間を構成する膜体の一部を収
    容空間内へ突出させて断面袋状の突条部を形成し、この
    突条部の開口部を封止して突条部内に保形空間を形成し
    た請求項1〜4のいずれか1項記載の容器。
  6. 【請求項6】 前記保形空間内の流体を出し入れ可能な
    開閉蓋を設けた請求項1〜5のいずれか1項記載の容
    器。
  7. 【請求項7】 前記保形空間に保冷剤または蓄熱剤を充
    填した請求項1〜6のいずれか1項記載の容器。
  8. 【請求項8】 前記保形空間を断熱空間となした請求項
    1〜5のいずれか1項記載の容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015524778A (ja) * 2012-08-06 2015-08-27 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 可撓性容器の作製方法
JP2016537279A (ja) * 2013-11-06 2016-12-01 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 容易に空にできる可撓性容器
JP2017154761A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 株式会社吉野工業所 ブロー成形容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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