JP2001247064A - 車体組立方法及び車体組立ライン - Google Patents

車体組立方法及び車体組立ライン

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JP2001247064A
JP2001247064A JP2000395235A JP2000395235A JP2001247064A JP 2001247064 A JP2001247064 A JP 2001247064A JP 2000395235 A JP2000395235 A JP 2000395235A JP 2000395235 A JP2000395235 A JP 2000395235A JP 2001247064 A JP2001247064 A JP 2001247064A
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清 井汲
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大 宮下
Haruji Yoshida
治司 吉田
Tatsuaki Son
龍章 孫
Koichi Hosono
浩一 細野
Masakazu Kanda
政和 神田
Haruitsu Kajima
玄五 梶間
Tomoyoshi Takeuchi
友良 竹内
Masanori Yoshida
雅則 吉田
Atsushi Toyoda
淳 豊田
Kenji Tatsuta
健次 竜田
Yasuo Miyaoka
保男 宮岡
Michinao Iwami
道直 岩見
Ikuo Kanazawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインラインの短縮化、生産性向上が可能な
車体組立方法及び車体組立ラインを提供する。 【解決手段】 異なる車体2間において共通するメイン
部品と、機種の違いによって発生する組付工数偏差を吸
収できるメイン部品とを組付けるメインライン1と、機
種の違いによって発生する組付工数偏差を吸収できない
メイン部品とサブ部品を組付けるサブラインとを備え、
サブラインはメインラインと同期できるサブ部品を組付
けてメインラインに接続するサブメインライン3と、メ
インライン1と同期できないサブ部品と機種の違いによ
って発生する組付工数偏差を吸収できないメイン部品と
を組立てる非同期部品製造エリア4と、非同期部品製造
エリア4で組立てられたサブ部品と機種の違いによって
発生する組付工数偏差を吸収できないメイン部品とをス
トックするストレージエリア5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体組立方法及
び車体組立ラインに係るものであり、特に、メインライ
ンの短縮化と、生産性を向上することができる車体組立
方法及び車体組立ラインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、車体組立ラインとしては、メ
イン部品を組付けるメインラインの他に、サブ部品を組
立てるサブラインを設け、このサブラインにより部品を
集約化してサブアッセンブリした状態でメインラインに
供給するようにしている。例えば、塗装ラインを経て組
立ラインに搬送された車体は、艤装ライン、足廻り組付
けライン等のラインからなるメインラインを経て組立て
られる。このメインラインでの組立てに際しては、メイ
ンラインに接続されたサブラインにてサブアッセンブリ
された部品が供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車に対する
消費者のニーズの多様化に対応するために、従来の少機
種大量生産から多機種少量生産に移行している中で、異
なる機種を同一のラインで生産する多機種混合生産方式
が一般化しており、上記メインラインの長さが長くなる
傾向にある。すなわち、機種毎に異なるアッセンブリ形
態、装備、仕様、部品点数等を考慮すると最も部品点数
の多い機種を基準にライン設定をしなければならず、こ
れに伴いライン長を長くせざるを得ないからである。し
たがって、ライン長が延びることにより、実質的な生産
能力が低下すると共に付帯設備等も増加し、コストアッ
プにつながるという問題がある。
【0004】また、部品点数の異なる車両を同一のライ
ンで組立てるため、例えば搬送台車に載置された異なる
機種の車両に応じて作業工数が変化する。そのため、部
品点数の少ない機種が搬送されてきた場合には、部品点
数の多い機種が搬送されてきた場合に必要だった作業者
の仕事がなくなり、無駄が生じてしまうという問題があ
る。このような無駄な労力は結果的に生産効率の低下や
コストアップの原因となってしまう。そこで、この発明
は、メインラインの短縮化と、生産性を向上することが
できる車体組立方法及び車体組立ライン提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、単一のメインライン
(例えば、実施形態におけるメインライン1)に順次搬
送される種類の異なる車体(例えば、実施形態における
車体2)に、部品を順次組付ける車体組立方法におい
て、異なる機種間において共通する部品(例えば、実施
形態におけるメイン部品MB1)と、該共通部品以外の
部品(例えば、実施形態におけるメイン部品MB)のう
ち機種の違いによって発生する組付工数偏差を吸収でき
る部品(例えば、実施形態におけるメイン部品MB2)
とをメインライン工程で組付け、前記共通部品以外の部
品のうち機種の違いによって発生する組付工数偏差を吸
収できない部品(例えば、実施形態におけるメイン部品
MB3)についてはサブライン工程でユニット化して組
立てるようにし、サブライン工程においてはメインライ
ン工程と同期することができる部品(例えば、実施形態
におけるサブ部品SB1)をサブラインのメインライン
と直結した工程で組付けてメインライン工程に供給し、
メインライン工程と同期できない部品(例えば、実施形
態におけるSB2)と前記機種の違いによって発生する
組付工数偏差を吸収できない部品とを、非同期工程にお
いて組立ててストックしておき、必要が生じた場合に各
々サブラインのメインラインと直結した工程とメインラ
イン工程に供給することを特徴とする。
【0006】このように構成することで、例えば、機種
毎に異なる組付工数はメインライン工程に何ら影響を与
えずにサブライン工程で吸収し、サブライン工程におい
ては、サブラインのメインラインと直結した工程におい
て、できる限り共通する部品をメインライン工程と同期
させながら組付けを行ない、非同期工程においてメイン
ライン工程と同期できない部品と、前記機種の違いによ
って発生する組付工数偏差を吸収できないユニット化し
た部品とを各々組立ててストックし必要に応じてサブラ
インのメインラインに直結した工程及びメインライン工
程に供給できる。
【0007】請求項2に記載した発明は、上記メインラ
イン工程で組立てられる機種の違いによって発生する組
付工数偏差を吸収できる部品は、部品組立て時の治具利
用、作業方法の改善、自動化、仕様統合により機種偏差
を吸収することを特徴とする。
【0008】このように構成することで、上記機種の違
いによって発生する組付工数偏差を吸収できる部品の組
立時に治具を利用して組立て時間を短縮化し、作業方法
の改善により作業時間を短縮化し、自動化による作業時
間と作業人員を削減し、仕様統合することにより、作業
者の習熟度を高めて組付け時間を短縮することが可能と
なる。
【0009】請求項3に記載した発明は、単一のメイン
ラインに順次搬送される種類の異なる車体に、部品を順
次組付ける車体組立ラインにおいて、異なる機種間にお
いて共通するメイン部品と、該共通部品以外のメイン部
品のうち機種の違いによって発生する組付工数偏差を吸
収できるメイン部品とを組付けるメインラインと、前記
共通部品以外のメイン部品のうち機種の違いによって発
生する組付工数偏差を吸収できないメイン部品をユニッ
ト化すると共にサブ部品を組立てるサブラインとを備
え、該サブラインはメインラインと同期することができ
るサブ部品を組付けてメインラインに接続するサブメイ
ンライン(例えば、実施形態におけるサブメインライン
3)と、メインラインと同期できないサブ部品と前記機
種の違いによって発生する組付工数偏差を吸収できない
メイン部品とを組立てる非同期部品製造エリア(例え
ば、実施形態における非同期部品製造エリア4)と、こ
の非同期部品製造エリアにおいて組立てられたサブ部品
と前記機種の違いによって発生する組付工数偏差を吸収
できないメイン部品とをストックしておき前記サブメイ
ンライン及びメインラインへの供給を待つストレージエ
リア(例えば、実施形態におけるストレージエリア5)
とを備えていることを特徴とする。
【0010】このように構成することで、異なる機種間
において共通するメイン部品と、該共通部品以外のメイ
ン部品のうち機種の違いによって発生する組付工数偏差
を吸収できるメイン部品とをメインラインで組付け、前
記共通部品以外のメイン部品のうち機種の違いによって
発生する組付工数偏差を吸収できないメイン部品とサブ
部品とをサブラインで組立て、サブラインにおいてメイ
ンラインと同期することができるメイン部品をサブライ
ンのサブメインラインで搬送しながら組付けてメインラ
インに供給し、サブラインにおいてメインラインと同期
できないサブ部品と前記機種の違いによって発生する組
付工数偏差を吸収できないメイン部品とを非同期部品製
造エリアおいて組立ててストレージエリアにストックし
ておき、必要が生じた場合にサブメインライン及びメイ
ンラインに供給することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1はこの発明の実施形態に係るメイ
ンラインの説明図である。図2は図1に対応する機種ご
との部品点数の違いを示した説明図である。図1、2に
おいて1は単一のメインラインを示し、前段の、例えば
塗装工程において塗装が施され順次搬送されてくる種類
の異なる車体2に、各種部品を順次組付けるものであ
る。このメインライン1は具体的には伝達/通線ゾーン
ZA、室内ソーンZB、足廻りゾーンZC、エクステリ
アゾーンZD、複合保証ゾーンZEを備え、メインライ
ン1での組立てが終了した車体2は次段の検査工程に搬
送される。このメインライン1はメインライン工程に対
応する。
【0012】ここで、例えば、伝達/通線ゾーンZAで
は、配線、配管、ケーブ類の配索、エンジンルーム内作
業、その他の組付け前作業を行ない、室内ソーンZBで
はインストルメントパネル、ペダル類、床マット、天井
ライニング、サイドライニングその他の内装作業を行な
い、足廻りゾーンZCではサスペンション、エンジン、
その他の下側からの作業を行ない、エクステリアゾーン
ZDではタイヤ、ウインドウガラス、バンパ、ドア、シ
ート、エンジンルーム後作業、その他の外装作業を行な
い、複合保証ゾーンZEでは液注入作業、バッテリの搭
載、燃料の注入、エンジン始動確認等の検査を行なう。
【0013】上記各ゾーンは機能別に分割されたもの
で、従来は係りごとで行なっていた作業を機能別に分け
ると共に、各機能毎、つまり各ゾーン毎に機能保証を行
なうことで組立て後の分解再組立てを防止している。例
えば、伝達/通線ゾーンではトランクリッド開閉用ケー
ブルの両端を所定の部品に取付けた後に作動確認まで行
なうため、後段ゾーンで組立て不良が発覚し分解して組
立て直すというようなことが生じないのである。
【0014】すなわち、従来のように係り毎に組立てを
行なった場合には、例えば、ケーブルの前端を取付ける
係りと、ケーブルの後端を取り付ける係りとが異なる
が、ケーブルの前端を取付ける係りがケーブルに所定の
遊びを与えないで取付けたような場合には、ケーブルの
後端を取付ける係りがこれを見つけるまで組立て不良が
発覚せず、不良が判明したら、場合によっては周囲の部
品を分解して再組立てを行なわなければならないのであ
る。
【0015】ここで、図2において示される機種毎の棒
グラフは、各ゾーンにおける水平の線を境にしたメイン
部品(上側)MBとサブ部品(下側)SBの割合を示し
ている。そして、このメイン部品MBとサブ部品SBと
に分ける基準としては、メイン部品MBにあっては、全
機種適用部品、サブラインで機能保証された部品、車体
直付け部品、ユニットにできない部品、メインラインで
機能保証する部品が挙げられ、一方、サブ部品SBにあ
っては、装備、仕様、構造差のある部品、車体に直付け
されない部品、ユニットにできる部品、メインラインで
は作業姿勢の悪い部品、サブ部品とすることで工数を削
減できる部品、サブ部品とすることで自動化、治具利用
できる部品が挙げられる。
【0016】ところで、各ゾーンでは異なる機種の車体
2が搬送されることとなるが、例えば足廻りゾーンZC
におけるメイン部品MBの機種毎の有無を図3に示す
と、機種の違いにより部品点数、組付工数が異なること
がわかる。よって、機種の違いによって組付工数に偏差
が発生するのである。具体的には機種Aではメイン部品
NO.1からメイン部品NO.8まで存在するが機種B
ではメイン部品NO.2、NO.7は存在していない。
機種の違いにより装備が異なる等で部品点数が一致しな
いのである。また、機種Cではメイン部品NO.1、メ
イン部品NO.4、メイン部品NO.6が存在していな
い。
【0017】つまり、メインライン1の足廻りゾーンZ
Cにおいて第1に組付けられるメイン部品MB1は、機
種A、機種B、機種Cの共通部品であるメイン部品N
O.3、メイン部品NO.5、メイン部品NO.8であ
る。具体的には、例えば足廻りゾーンZCにおけるサス
ペンション、フューエルタンクである。次に、前記メイ
ンライン1において組付けられる第2のメイン部品MB
は、機種の違いによって発生する組付工数偏差(以下、
「機種間偏差」という)を吸収できるメイン部品MB2
と機種間偏差を吸収できないメイン部品MB3(サブラ
インで組立てられる)であり、図3に示した部品では、
共通部品以外のメイン部品である、残りのメイン部品N
O.1、NO.2、NO.4、NO.6、NO.7であ
る。
【0018】これらの部品のうち、機種間偏差を吸収で
きるメイン部品MB2とは、図4の機種Aを例にして示
すように、自動化、後組付けにより機種間偏差を吸収で
きるメイン部品MB21と、治具化、仕様統合、作業方
法の改善により機種間偏差を吸収できるメイン部品MB
22である。具体的には自動化により作業時間と作業人
員を削減し、組立て時に治具を利用して組立て時間を短
縮化し、仕様統合することにより作業者の習熟度を高め
て組付け時間を短縮し、例えば、作業姿勢の改善等の作
業方法の改善により作業時間を短縮化してメインライン
での組付けを可能とする。具体的には、例えば足廻りゾ
ーンZCにおけるリアサスマウント、スペアータイヤキ
ャリアーである。
【0019】また、機種間偏差を吸収できないメイン部
品MB3は、図4に示すように後述するサブラインの非
同期部品製造エリアにて組立てられた後、メインライン
1に供給される。具体的には、例えば足廻りゾーンZC
におけるブレーキ小組である。
【0020】図5は前記足廻りゾーンZCの一部、具体
的にはリヤサスペンションRRのサブライン3が接続さ
れた部位及びその周辺を詳細に示したものである。前記
メインライン1にはサブラインが接続されている。該サ
ブラインは、メインライン1と同期することができるサ
ブ部品SB1(図4に示す)を搬送しながら組付けてメ
インライン1に直結した状態で接続されるサブメインラ
イン3と、メインライン1と同期できないサブ部品SB
2と前記機種間偏差を吸収できない前記メイン部品MB
3とを各々を組立てる非同期部品製造エリア4と、この
非同期部品製造エリア4において組立てられたサブ部品
SB2と前記機種間偏差を吸収できないメイン部品MB
3とをストックしておき前記サブメインライン3及びメ
インラインへ1の供給を待つストレージエリア5とを備
えている。上記サブラインがサブライン工程に対応し、
サブメインライン3がサブラインのメインライン1に直
結する工程に対応し、非同期部品製造エリア4が非同期
工程に対応する。
【0021】サブメインライン3は図5に示すように搬
入端にリヤサスペンションの右アッセンブリRRRと左
アッセンブリRRLとを前記ストレージエリア5から搬
入してメインライン1に向かって順次組立ユニット化し
メインライン1への搬送を行なうものである。このサブ
メインライン3はメインライン1と同期しており、メイ
ンライン1の供給位置に到着する車体2のタイミングに
合わせて組み上がったリヤサスペンションRRを順次を
供給し、車体2とドッキングするようになっている。
【0022】前記非同期部品製造エリア4は、サブ部品
SB2と前記メイン部品MBのうち機種間偏差を吸収す
るためにユニット化されるメイン部品MB3を製造する
エリアであり、ブレーキ小組ラインのようなサブメイン
ライン3へのサブラインを設けたり、更には非同期で部
品を製造することもできるもので、作業内容を細分化し
て分担し、例えば、ハブ圧入やドライブシャフト圧入作
業を行なうことができる。前記ストレージエリア5は、
非同期製造エリア4において製造されたサブ部品SB2
と前記機種間偏差を吸収するためにユニット化されたメ
イン部品MB3とを仮置きしておき、サブメインライン
3やメインライン1への供給要求があるまで待機させて
おく場所である。
【0023】図5の例では非同期部品製造エリア4に、
サブメインライン3で製造されるリアサスペンションR
Rの右アッセンブリRRRと左アッセンブリRRLが製
造されるスペース41がサブメインライン3寄りに配置
され、この各アッセンブリはストレージエリア5に左右
が別々(図では上下)にストックされ、隣接するサブメ
インライン3の搬入側の左右に振り分けて投入されるよ
うになっている。尚、各横列は機種毎に分けられており
投入し易いようになっている。また、非同期部品製造エ
リア4のサブメインライン3とは反対側には機種間偏差
を吸収するためにユニット化されたメイン部品MB3の
製造スペース42が設けられている。ここにおいて製造
されたメイン部品MB3は、前記ストレージエリア5の
一部に載置されたり、あるいは直接メインライン1に投
入される。
【0024】上記サブラインのうち、サブメインライン
3が同期エリアであり、サブメインライン3を除く範囲
であって、非同期部品製造エリア4、ストレージエリア
5、及びこれらを台車6等で結びつけるエリアが非同期
エリアであり、例えば小組である。尚、図5中Mは作業
者を示す。
【0025】上記実施形態によれば、メインライン1に
おいては、主として異なる機種間において共通するメイ
ン部品MB1と該共通部品以外のメイン部品MBのうち
機種間偏差を吸収できるメイン部品MB2とを組付ける
ようにするため、異なる複数の機種の組立てを行なう場
合であっても、メインライン1の長さを短縮することが
できる。したがって、メインライン1の短縮化により実
質的な生産能力が増加すると共に付帯設備等を減少させ
ることができコストダウンを図ることができる。また、
サブラインにおいては、前記共通部品以外のメイン部品
MBのうち機種間偏差を吸収できないユニット化したメ
イン部品MB3とサブ部品SBを組立てるようにしてい
るため、前記メインライン1で生じている機種間偏差を
確実に無くすことができる。
【0026】また、サブラインにおいては、メインライ
ン1と同期することができるサブ部品SB1をサブライ
ンのサブメインライン3で搬送しながら組立ててメイン
ライン1に供給することができるため、メインライン1
に何ら影響を与えないで当該サブ部品SB1をスムーズ
に部品供給することができる。一方、サブラインにおい
てメインライン1と同期できないサブ部品SB2と前記
機種間偏差を吸収できないメイン部品MB3は、サブラ
インの非同期部品製造エリア4おいて組立て、ストレー
ジエリア5にストックしておき、必要が生じた場合にサ
ブメインライン3及びメインライン1に供給することが
可能となるため、ストレージエリア5が機種間偏差を吸
収できるエリアとして機能する。したがって、メインラ
イン1に供給される車体の機種が増加してもメインライ
ン1を延長することなく柔軟に対応することができる。
【0027】また、メインライン1における作業者は機
種の異なる車体2が搬送されてきても主として共通のメ
イン部品MB1を組付けるため、機種の違いによって仕
事のない作業者が存在することはなくなり、実質的な生
産効率を高めることができる。さらに、メインライン1
による作業は機種の違いにかかわら定作業となるため作
業者の習熟度が高まり、組付け時間を短縮することがで
きると共に、定作業となるため実習期間が短縮できるメ
リットもある。また、前記非同期部品製造エリア4にお
いては、メインライン1と非同期でサブ部品SB等を組
立てることができるため、メインライン1と同期して作
業を行なうことができない作業者をこの非同期部品製造
エリア4での作業に従事させることで、作業者に無理な
負担をかけることがなくなると共に、作業者の作業能力
に応じた人員の配置が可能となり無駄が生じない。
【0028】そして、上記メインライン1で組立てられ
る機種間偏差を吸収できるメイン部品MB2は、上記メ
イン部品の組立て時に治具を利用して組立て時間を短縮
化し、作業方法の改善により作業時間を短縮化し、自動
化による作業時間と作業人員を削減し、仕様統合するこ
とにより作業者の習熟度を高めて組付け時間を短縮する
ことが可能となるため、メインライン1における偏差が
原因で生ずるロスを無くすことができ生産効率を向上す
ることができる。尚、この発明は上記実施形態に限られ
るものではなく、足廻りゾーンZCにおけるリヤサスペ
ンションRRを具体例として説明したが、他のゾーンに
おける他の部品についても同様に適用することができ
る。また、各ゾーンの設定は一例であり、これに限られ
るものではない。更に、塗装工程を終了した車体の組立
ラインに限られるものではなく、塗装工程を終了してい
ない組立ラインに適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、機種の増加に対して柔軟に対応す
ることができ、汎用性が高まるという効果がある。各工
程における作業の種類を一定化でき、かつ、各工程に作
業の種類の違いに応じた作業配分を行なうことが可能と
なるため、作業者を無駄なく配置することができ、各工
程において作業を連続的に行なうことにより、生産効率
を向上することができる効果がある。
【0030】請求項2に記載した発明によれば、上記機
種の違いによって発生する組付工数偏差を吸収できる部
品の組立て時に治具を利用して組立て時間を短縮化し、
作業方法の改善により作業時間を短縮化し、自動化によ
る作業時間と作業人員を削減し、仕様統合することによ
り作業者の習熟度を高めて組付け時間を短縮することが
可能となるため、メインライン工程で発生する偏差ロス
を吸収することができ、生産効率を向上することができ
る効果がある。
【0031】請求項3に記載した発明によれば、異なる
機種間において共通するメイン部品と該共通部品以外の
メイン部品のうち機種の違いによって発生する組付工数
偏差を吸収できるメイン部品とをメインラインで組付
け、前記共通部品以外のメイン部品のうち機種の違いに
よって発生する組付工数偏差を吸収できないメイン部品
をユニット化すると共にサブ部品をサブラインで組立
て、サブラインにおいてメインラインと同期することが
できるメイン部品をサブラインのサブメインラインで搬
送しながら組付けてメインラインに供給し、サブライン
においてメインラインと同期できないサブ部品と前記機
種の違いによって発生する組付工数偏差を吸収できない
メイン部品とを非同期部品製造エリアおいて組立ててス
トレージエリアにストックしておき、必要が生じた場合
にサブメインライン及びメインラインに供給することが
可能となるため、メインラインを短縮化することができ
る効果がある。したがって、メインラインの短縮化によ
り実質的な生産能力が増加すると共に付帯設備等を減少
させることができコストダウンを図ることができる効果
がある。
【0032】また、メインラインにおける作業者は機種
の異なる車体が搬送されてきても共通のメイン部品を組
付けるため、機種の違いによって仕事のない作業者が存
在することはなくなり、生産効率を高めることができる
効果がある。また、前記非同期部品製造エリアにおいて
は、メインラインと非同期でサブ部品等を組立てること
ができるため、メインラインと同期して作業を行なうこ
とができない作業者をこの非同期部品製造エリアでの作
業に従事させることで、作業者に無理な負担をかけるこ
とがなくなると共に、作業者の作業能力に応じた人員の
配置が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態のメインラインを示す説
明図である。
【図2】 図1に対応する機種ごとの部品点数の違いを
示した説明図である。
【図3】 この発明の実施形態の部品単位の偏差を示す
説明図である。
【図4】 この発明の実施形態のメイン部品とサブ部品
との振り分けを示す説明図である。
【図5】 この発明の実施形態のラインレイアウトを示
す説明図である。
【符号の説明】
1 メインライン 2 車体 3 サブメインライン 4 非同期部品製造エリア 5 ストレージエリア MB,MB1,MB2,MB3 メイン部品 SB,SB1,SB2 サブ部品
フロントページの続き (72)発明者 井汲 清 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 本田技研 工業株式会社埼玉製作所狭山工場内 (72)発明者 宮下 大 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 本田技研 工業株式会社埼玉製作所狭山工場内 (72)発明者 吉田 治司 三重県鈴鹿市平田町1907 本田技研工業株 式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 孫 龍章 三重県鈴鹿市平田町1907 本田技研工業株 式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 細野 浩一 三重県鈴鹿市平田町1907 本田技研工業株 式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 神田 政和 三重県鈴鹿市平田町1907 本田技研工業株 式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 梶間 玄五 三重県鈴鹿市平田町1907 本田技研工業株 式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 竹内 友良 三重県鈴鹿市平田町1907 本田技研工業株 式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 吉田 雅則 三重県鈴鹿市平田町1907 本田技研工業株 式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 豊田 淳 三重県鈴鹿市平田町1907 本田技研工業株 式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 竜田 健次 三重県鈴鹿市平田町1907 本田技研工業株 式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 宮岡 保男 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 本田技研 工業株式会社埼玉製作所狭山工場内 (72)発明者 岩見 道直 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 本田技研 工業株式会社埼玉製作所狭山工場内 (72)発明者 金沢 郁夫 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 本田技研 工業株式会社埼玉製作所狭山工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一のメインラインに順次搬送される種
    類の異なる車体に、部品を順次組付ける車体組立方法に
    おいて、異なる機種間において共通する部品と、該共通
    部品以外の部品のうち機種の違いによって発生する組付
    工数偏差を吸収できる部品とをメインライン工程で組付
    け、前記共通部品以外の部品のうち機種の違いによって
    発生する組付工数偏差を吸収できない部品についてはサ
    ブライン工程でユニット化して組立てるようにし、サブ
    ライン工程においてはメインライン工程と同期すること
    ができる部品をサブラインのメインラインと直結した工
    程で組付けてメインライン工程に供給し、メインライン
    工程と同期できない部品と前記機種の違いによって発生
    する組付工数偏差を吸収できない部品とを、非同期工程
    において組立ててストックしておき、必要が生じた場合
    に各々サブラインのメインラインと直結した工程とメイ
    ンライン工程に供給することを特徴とする車体組立方
    法。
  2. 【請求項2】 上記メインライン工程で組立てられる機
    種の違いによって発生する組付工数偏差を吸収できる部
    品は、部品組立て時の治具利用、作業方法の改善、自動
    化、仕様統合により機種偏差を吸収することを特徴とす
    る請求項1に記載の車体組立方法。
  3. 【請求項3】 単一のメインラインに順次搬送される種
    類の異なる車体に、部品を順次組付ける車体組立ライン
    において、異なる機種間において共通するメイン部品
    と、該共通部品以外のメイン部品のうち機種の違いによ
    って発生する組付工数偏差を吸収できるメイン部品とを
    組付けるメインラインと、前記共通部品以外のメイン部
    品のうち機種の違いによって発生する組付工数偏差を吸
    収できないメイン部品をユニット化すると共にサブ部品
    を組立てるサブラインとを備え、該サブラインはメイン
    ラインと同期することができるサブ部品を組付けてメイ
    ンラインに接続するサブメインラインと、メインライン
    と同期できないサブ部品と前記機種の違いによって発生
    する組付工数偏差を吸収できないメイン部品とを組立て
    る非同期部品製造エリアと、この非同期部品製造エリア
    において組立てられたサブ部品と前記機種の違いによっ
    て発生する組付工数偏差を吸収できないメイン部品とを
    ストックしておき前記サブメインラインとメインライン
    への供給を待つストレージエリアとを備えていることを
    特徴とする車体組立ライン。
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