JP2001246596A - パンチ処理装置 - Google Patents
パンチ処理装置Info
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Abstract
で、いろいろな位置に、いろいろな数のパンチ孔をあけ
ることができるようにする。 【解決手段】 回転軸2に設けた複数の駆動カム4と、
パンチ8を一体に取付け駆動カム4の回転動作によって
往復運動する複数のカムホルダ7と、回転軸2の回転動
作を駆動カム4に選択的に伝達して駆動カム4を選択的
に回転させる係合ピン3と、パンチ8を作動させないよ
うにする場合に駆動カム4側をカムホルダ7に固定させ
てカムホルダ7の降下を阻止するスライドハブ6とを備
えた。回転軸2が一方向へ移動すると、パンチ8を作動
させるべきところの係合ピン3がスライドハブ6を介し
て駆動カム4と一体になり、回転力が駆動カム4に伝達
する。これにより、この駆動カム4に押下されたカムホ
ルダ7のパンチ8が記録紙パンチ孔をあける。
Description
機、ファクシミリ、プリンタまたはそれらの複合機など
の画像形成装置から排出された記録紙などの用紙にパン
チ孔をあけることができるパンチ処理装置に関する。
各記録紙に、各種の後処理作業を行うことができる記録
紙後処理装置が各種開発されている。
ルなどのために記録紙にパンチ孔をあけるパンチ処理装
置を備えたものが知られており、このパンチ処理装置と
して各種のものが開発されている。
ンチ孔の数は、使用者のニーズ、使用する地域などで異
なる場合があり、例えば米国では用紙サイズなどに応じ
て、2孔タイプと3孔タイプとを使い分ける場合があ
る。ところが、このような場合には、規格上、パンチ孔
の位置も当然異なるので、それらを一つのもので兼用す
るのが難しく、それぞれ専用のものを用意することが必
要であった。
号公報に記載のように、モータのなどの駆動源によりパ
ンチを押下させてパンチ孔をあけるパンチ処理部を、予
め複数個所に設置しておき、そのうちパンチ孔をあける
ところのものだけを切換えて作動させる構成のものが提
案されている。
うな構成のパンチ処理装置にあっては、使用しないとこ
ろのパンチ処理部については、パンチが自重で落下しな
いようにするため、コイルばねを使用してパンチの落下
を阻止している。従って、パンチ処理装置を作動させて
パンチ孔を穿設する場合には、コイルばねのばね力に抗
してパンチを押下させる必要があり、その分、モータの
などの駆動トルクも大きなものが必要となっている。
した事情に鑑み、コイルばねを必要とせずに、従って低
トルクで、いろいろな位置に、いろいろな数のパンチ孔
をあけることができるようにすることを目的とする。
造のもので、しかも低コストでパンチ孔の位置や数を変
更させることができるようにすることを目的とする。
載の発明は、用紙にパンチ孔をあけるパンチ処理装置で
あって、回転軸に回転自在に、かつ、回転軸の軸方向に
移動可能に設けた複数の駆動カムと、前記回転軸を軸方
向へ移動させることにより、回転軸の回転力を前記駆動
カムのいずれかに選択的に伝達させてその駆動カムを回
転させる切換手段と、前記回転軸方向への移動が阻止さ
れているとともに駆動カムを回転可能状態に収容し、そ
の駆動カムの回転動作に追従して往復動作しながらパン
チを用紙に向けて押出す複数のカムホルダと、パンチ又
はカムホルダの往復動作をガイドするガイド部材と、パ
ンチを作動させないようにする場合には駆動カム側をカ
ムホルダに固定させてカムホルダの降下を阻止する支持
手段とを備えたものである。
の発明において、切換手段が、各駆動カムの近傍にこれ
と対応してそれぞれ設け、回転軸と一体に移動するとと
もに回転軸と一体に回転する伝達部材と、この伝達部材
を介して駆動カムへ回転軸の回転力を選択的に伝達させ
るために、各駆動カムごとにそれぞれ設けた駆動カムに
嵌合可能なスライドハブとを備え、回転軸を一方向へ移
動させることにより、伝達部材がスライドハブに係合し
て回転軸の回転力を駆動カムへ伝達可能な状態にすると
共に、回転軸を逆方向へ移動させることにより、係合さ
れていた伝達部材がスライドハブから離脱して駆動カム
への回転力の伝達が切られる状態にしたものである。
の発明において、支持手段が、伝達部材の移動の際にこ
の移動動作とともに移動してカムホルダに嵌合し、カム
ホルダの降下動作を阻止するスライドハブで構成された
ものである。
に記載の発明において、伝達部材が回転軸に固着した係
合ピンで構成されたものである。
付図面に基づき説明する。図1には、この発明に係るパ
ンチ処理装置の全体斜視図を示す。
ぬ記録紙後処理装置のケーシングに下ブラケット11及
び上ブラケット12を介してねじ止めされており、大略
構成として、回転軸2と、伝達部材である係合ピン3
(図2参照)と、駆動カム4と、固定ハブ5と、支持手
段でもあるスライドハブ6と、カムホルダ7と、パンチ
8とを備えている。
ケット12がねじで固定されており、この上ブラケット
12との間に記録紙が通り抜けることができる程度の隙
間が形成され、パンチ孔をあける用紙である記録紙を一
時的に保持するようになっている。なお、下ブラケット
11及び上ブラケット12には、各パンチ8と同軸位置
にパンチ8より少し大き目の図示せぬ孔が穿設されてお
り、パンチ8下端の刃先部分が下ブラケット11及び上
ブラケット12を貫通できるようになっている。
2aと、この両側に起立する壁面部12bとから構成さ
れている。平面部12aには、軸受14が圧入されてい
る一方、両壁面部12bには、回転軸2を回転自在に、
かつ、軸方向にスライド自在に支持するためのベアリン
グ16が取り付けてある。
れており、各パンチ8の下部をスライド自在に支持しな
がら上下動動作をガイドするガイド部材を構成してい
る。
タが付設されて回転するようになっているとともに、こ
れとは別の図示外の駆動源であるモータ或いはソレノイ
ドが付設されており、軸方向にストローク動作するよう
になっている。また、この回転軸2には、図2に示すよ
うに、係合ピン3を挿入するための孔が適宜の位置に設
けてあり、その孔に係合ピン3が圧入されている。そし
て、この例では、同図において、5個のもの、即ち、左
から順に、第1係合ピン3A〜第5係合ピン3Eが適宜
位置に配設されている。
のパンチ8を押下げるためのカム(以下、押下カムとよ
ぶ)4aと、パンチ8を押上げるためのカム(以下、押
上カムとよぶ)4bとの2種のカムを一体に有している
とともに、中央に貫通状態で形成した回転孔4cに、図
示外の回転軸2が挿通されており、この回転軸2に対し
て周方向には回転自在に、かつ、軸方向にはスライド自
在となっている。この例では、図7において、最も左方
の第1駆動カム4Aから最も右方の第5駆動カム4Eの
順に、5個のものが配設されており、そのうち第1駆動
カム4A、第3駆動カム4C、第5駆動カム4Eが3穴
パンチ用である。一方、第2駆動カム4B、第4駆動カ
ム4Dは2穴パンチ用である。
は、回転軸2を3/4回転(270度)回動させること
で、つまり、ゆっくりとパンチ8を押下げることができ
るような、固有のカム面を有している。一方、押上カム
4bは、回転軸2を1/4回転(90度回動)させて、
つまり、一気にパンチ8を持ち上げるように形成されて
いる。なお、図3において、符号4dはパンチ8が最降
下した下死点に達したときに、この駆動カム4の押下カ
ム4aが後に説明するカムホルダ7に当接する押下面を
示す。
合ピン3が貫通できるガイド溝4eが穿設されている
が、このガイド溝4eには、後述する固定ハブ5とスラ
イドハブ6とが嵌合するようにもなっている。
に図3の駆動カム4の回転孔4cに嵌合する嵌合突起5
aを設けているとともに、他面側に図6のカムホルダ7
を支持する支持手段となる保持板5bを備えている。
動カム4の一方の面にねじ又は接着剤などで固定されて
いるが、この固定ハブ5の駆動カム4への取付面は、そ
れぞれの係合ピン3の設置位置に応じ駆動カム4毎に、
左右いずれの面であるかが定められている。例えば図7
において、最も左方の駆動カムAから最も右方の駆動カ
ムEの順に、それぞれ、駆動カム4の左面、右面、左
面、右面、左面に固着されている。なお、この固定ハブ
5には、製造コストの削減のためにスライドハブ6と同
じ形状のものを使用しており、この保持板5bに出入溝
5cが形成されているが、スライドハブ6とは異なり、
固定ハブ5の場合には、この出入溝5cは必要とするも
のではない。
に、かつ、軸方向にスライド自在に設けられており、図
5に示すように、駆動カム4において、固定ハブ5が固
着されている面とは反対面において、挿脱自在に取付け
られている。しかしながら、駆動カム4自体が、両側に
これら固定ハブ5及びスライドハブ6により挟持された
状態でカムホルダ7内に収容されているため、カムホル
ダ7内での移動量が制限されており、実際には、このス
ライドハブ6は、移動量ΔS(=α−β)の範囲内でス
ライドできる状態に拘束されている。
に、一面側に駆動カム4の回転孔4cに挿脱自在に係合
する嵌合突起6aを設けているとともに、他面側に、カ
ムホルダ7を保持する保持板6bと、この保持板6bに
設けた係合ピン3が出入する出入溝6cと、この出入溝
6cに挿入された係合ピン3が回転動作中にここから抜
け出るのを防止するストッパ6dと、一定以上の荷重で
回転軸2を軸方向にスライドさせてこの出入溝6cから
係合ピン3が脱出する際、スライドハブ6を一時的にカ
ムホルダ7側に固定保持しておく突当面6eとを備えて
いる。
イドハブ6は、最も左方の駆動カムAから最も右方の駆
動カムEの順に、それぞれ、駆動カム4の右面、左面、
右面、左面、右面に嵌合可能に配設されている。
合ピン3で押込まれて「α位置」のところまで深く挿入
されて駆動カム4に嵌合されるのは、駆動カム4を回転
させてパンチ孔をあける場合である。そうでない場合に
は、駆動カム4が回転しないようにするため、駆動カム
4に嵌合しているスライドハブ6の出入溝6c内に入り
込んでいた係合ピン3をスライドハブ6から脱出させな
ければならない。このため、例えば図5において、図示
外の回転軸2を軸方向に沿い右方へ移動させることによ
り、係合ピン3をスライドハブ6から脱出させている。
このときの係合ピン3の脱出動作について、以下に詳説
する。
図示外の係合ピン3が移動する。ところが、この係合ピ
ン3は初めスライドハブ6の出入溝6c内に入り込んで
いたので、スライドハブ6も同時に同方向に移動する。
ところが、このスライドハブ6は、どこまでも移動でき
る訳ではなく、カムホルダ7内部でその移動が許容され
ている。このため、ある程度スライドハブ6が右方へ移
動すると、スライドハブ6の右端部がカムホルダ7の内
壁面に衝突してそれ以上右方へ移動することが阻止され
る。これが、「β位置」である。このようにして、スラ
イドハブ6は、右方への移動が阻止された状態であると
きに、さらに係合ピン3が右方へ移動することにより、
スライドハブ6のストッパ6dを越えて係合ピン3が出
入溝6cから脱出できる訳である。このように、回転軸
2を軸方向へ移動させることにより、スライドハブ6
が、係合ピン3との協同作用により、回転軸2の回転力
を駆動カム4に選択的に伝達させてその駆動カム4を切
換えて回転させる機能を有しており、切換手段として機
能している。
ドハブ6の右側面に設けた保持板6bは、カムホルダ7
の切り欠き7cに嵌合しているので、スライドハブ6か
ら係合ピン3が脱出した後には、たとえその係合ピン3
が回転動作しても、スライドハブ6及び駆動カム4が回
転動作することはない。しかも、スライドハブ6がカム
ホルダ7に嵌合しているから、この状態では、カムホル
ダ7は自重で下方へ移動するのも防止されており、パン
チ8が作動して記録紙にパンチ孔をあけることが防止さ
れている。これにより、このスライドハブ6は、駆動カ
ム4を回転させずパンチ孔をあけないようする場合に、
カムホルダ7が降下するのを阻止する支持手段としても
機能しているものである。
略箱型に形成されており、図5に示すように、両面に固
定ハブ5およびスライドハブ6を取付けた駆動カム4の
外周を取り囲むように設けられている。このカムホルダ
7には、駆動カム4の押下カム4aと接触する第1接触
面7aと、押上カム4bと接触する第2接触面7bとを
有している。
4の回転運動により上下のブラケット11、12に向け
て往復運動できるようにするとともに、そのガイドとな
る長孔状の切り欠き7cと、係合ピン3が出入溝6cか
ら脱出する際にスライドハブ6の突当面6eが当接する
当接面7dを有している。この当接面7dにカムホルダ
7の突当面6eが当接するとき(係合ピン3を出入溝5
cから脱出させるときの前提条件となる)には、前述し
たように、カムホルダ7の切り欠き7cにスライドハブ
6の保持板6bが嵌合し、カムホルダ7を保持するよう
になっている。
ように、後述するパンチ8が軸受14に常時挿入されて
おり、これによってカムホルダ7が回転軸2方向に移動
するのが阻止されている。
中に収容した駆動カム4の押下カム4a側の押下部4d
がカムホルダ7の床側の第1接触面7aに接触したとき
に下方へ変位され、逆に、駆動カム4の押上カム4b側
の押上部4fがカムホルダ7の天井部分のうち左右両側
部分から下がった第2接触面7bに接触したときに上方
へ持ち上げられるようになっている。なお、このカムホ
ルダ7の底面部分には、パンチ8を取り付けるための溝
7eと孔7fとを有している。
されながら、上下方向に往復移動するカムホルダ7とと
もに一体に上下移動しながら記録紙等にパンチ孔をあけ
るものである。そのため、このパンチ8は、図6に示す
ように、下部に刃先を設けており、上部には溝7eから
孔7fに多少の遊びを設けて挿入・装着させるためのく
びれた首部8cが形成されている。なお、この刃先の下
端部には、凹状に形成された凹部8bと、この凹部8b
を挟んだ両端部に鋭くエッジ状に形成された突起部8a
とを有している。
置の作用について説明する。画像形成装置で画像形成さ
れ、記録紙後処理装置内を搬送される記録紙は、図1に
示すパンチ処理装置1を通過する際に、パンチ処理が行
われる。
ンチ処理装置1へ搬送されてくるのに先立ち、パンチ8
は、記録紙の搬送動作の邪魔にならないように、駆動カ
ム4の押上カム4bによって持ち上げられた状態で待機
している。このときの駆動カム4の回動姿勢(押上カム
4bの鋭角状の押上部4fが鉛直上向きの状態)をホー
ムポジションとする。
は、このパンチ処理される搬送位置(以下、処理位置と
よぶ)で一時停止するように制御されており、記録紙が
その処理位置に停止すると、図示せぬ駆動源であるモー
タからの駆動力が回転軸2に伝達し、この回転軸2が係
合ピン3を介してスライドハブ6を回転させる。
これが嵌合している駆動カム4も同時に回転し、駆動カ
ム4の押下カム4aの押下部4dによってカムホルダ7
の第1接触面7aが徐々に下方へ変位していく。この駆
動カム4によってカムホルダ7が押下されると、カムホ
ルダ7と一体のパンチ8も押下されていく。
ンチ8の刃先部分が記録紙に到達すると、徐々に穿孔が
行われていく。この穿孔動作はパンチ8の刃先におい
て、突起部8aから凹部8bまでの間で行われる。
さらに回動し、270度回動したところでパンチ8が下
死点まで降下する。このとき、パンチ8のストローク量
が最大となり、駆動カム4は押下カム4aの押下部4d
でカムホルダ7の第1接触面7aを押下している。
体に回動する駆動カム4による270度の回動動作によ
り押下されたパンチ8は、駆動カム4による残り90度
の回動動作により、押上カム4bの押上部4fに第2接
触面7bが当接して一気に持ち上げられる。従って、こ
れと一体のパンチ8も記録紙から離脱して上方に持ち上
げられていき、元の位置(以下、HPと略す)に復帰す
る。
については、ゆっくりと初期位置へ戻っても、素早く一
気に戻っても、すでに形成している穿孔には何ら悪影響
を及ぼすことがないから、できるだけ速くHPに戻るこ
とにより、一巡するパンチ作業時間の短縮化を図ること
ができるようになっている。なお、この実施例では、記
録紙の搬送動作を一時停止させてパンチ孔をあけるよう
に構成してあるが、所定速度で搬送させながらパンチ孔
をあけるように構成してもよい。
パンチ8による穿孔位置の切換え方法について、説明す
る。例えば、初め、第1駆動カム4Aの右側面に(図5
の「β位置」で)嵌合するスライドハブ6には、第1係
合ピン3Aが係合しておらず、その右側面近傍にあるも
のとする。
たとすると、この移動力で、第1係合ピン3Aは、この
左側にあるスライドハブ6に対して、その出入溝6c
(図4(A)参照)に挿入されストッパ6dに衝突す
る。しかも、回転軸2のさらなる移動動作により第1係
合ピン3Aがこの回転軸2と一体に左方へさらに移動す
るので、この第1係合ピン3Aが挿入後のスライドハブ
6は、この第1係合ピン3Aと同時に左方へ押動され
る。これにより、左右方向へは不動状態のカムホルダ7
内で、回転軸2の軸方向に移動自在に設けられている第
1駆動カム4Aとスライドハブ6とは、ともに左方へ移
動する。
作に伴い、第1駆動カム4Aも左方へ移動するので、こ
の第1駆動カム4Aと左面側で一体となっていた固定カ
ム5も同方向に移動し、固定カム5の保持板5b(図4
(B)参照)がカムホルダ7の左側の当接面7dに設け
た切り欠き7c(図6(A)参照)に嵌合する。
定カム5及びこれと左側面で一体の第1駆動カム4Aが
左方への移動を阻止されて停止するとともに、この第1
駆動カム4Aの右側面に当接しながら移動してきたスラ
イドハブ6が、第1駆動カム4Aの左側面に深く(図5
のα位置で)嵌合するとともに、第1係合ピン3Aがス
トッパ6dを乗り越えて奥部へ進入し、スライドハブ6
と係合する。
軸2の左方への移動動作が停止するが、このままの状態
では、固定カム5がカムホルダ7と嵌合した状態のまま
であり、第1駆動カム4Aの回転動作が行えないので、
その後、回転軸2が若干右方へバックし、固定カム5の
保持板5bがカムホルダ7の切り欠き7cからの嵌合状
態を脱するように設定されている。
よび第5駆動カム4Eでも、同様にして、同時に行われ
る。即ち、第3係合ピン3C及び第5係合ピン3Eがそ
れぞれスライドハブ6に挿入されるとともに、これらの
スライドハブ6がそれぞれ第3駆動カム4C及び第5の
駆動カム4Eに深く嵌合する。これにより、図7に示す
ように、3穴パンチへの切換え動作、つまり3穴パンチ
を行う準備が完了する。
駆動カム、即ち、第2駆動カム4Bの左側面に嵌合して
いたスライドハブ6及び第4駆動カム4Dの左側面に嵌
合していたスライドハブ6は、回転軸2の左方への移動
動作によって、それぞれ、突当面6eがカムホルダ7の
当接面7dに当接し、それ以上スライドハブ6が左方へ
移動するのを阻止される。従って、これらのスライドハ
ブ6にそれぞれ係合していた第2係合ピン3B及び第4
係合ピン3Dは、回転軸2の左方への移動力が作用し、
図8(B)に示すように、それぞれスライドハブ6から
離脱する。
とともに回転する第1係合ピン3Aの回転動作が、スラ
イドハブ6を介して第1駆動カム4Aに伝達され、この
駆動カム4がスライドハブ6と一体に回転する。同様
に、第3駆動カム4C及び第5駆動カム4Eも、同一タ
イミングで回転する。
駆動カム4C及び第5駆動カム4Eが選択的に作動し
て、記録紙に3個所のパンチ孔をあけていく。
2が右方へ移動する。すると、係合ピン3と一体の状態
でスライドハブ6が右方へ移動するので、第1駆動カム
4A、第3駆動カム4Cおよび第5駆動カム4Eにそれ
ぞれ深く嵌合していたスライドハブ6は、突当面6eが
カムホルダ7の右側の当接面7dに当接するとともに、
保持板6bが切り欠き7cに嵌合する。さらに、そこか
ら一定量だけ回転軸2が移動すると、係合ピン3がスト
ッパ6dから脱出するので、係合ピン3の回転動作がこ
れらの駆動カム4へ伝達されてこれらの駆動カム4が回
転することがない。
4Dのスライドハブ6からそれぞれ左方に離間してこれ
らの出入溝6cから離脱していた第2係合ピン3B及び
第4係合ピン3Dは、図8(B)に示すように、回転軸
2の右方への移動に伴って、ストッパ6dを乗り越えて
これらのスライドハブ6の出入溝6cへ挿入される。な
お、これにより、第2駆動カム4Bの左面にあるスライ
ドハブ6及び第4駆動カム4Dの左面にあるスライドハ
ブ6は、それぞれ、駆動カム2に対して「α位置」まで
深く嵌合される。
ピン3の右方への移動動作に伴い、駆動カム4およびこ
れと右面側で一体の固定カム5が同方向に移動し、固定
カム5の保持板5bがカムホルダ7の切り欠き7cに嵌
合してしまうので、その後、回転軸2が若干左方へバッ
クし、固定カム5がカムホルダとの嵌合状態から脱出さ
せるように設定されている。
第4駆動カム4Dのみに回転軸2の回転動作が伝達し、
これらが選択的に回転し、残りの駆動カムはカムホルダ
7を最上位の位置に保持したまま、回転動作が停止して
いるので、2個所のみにパンチ孔をあけることができ
る。
ば、回転軸に回転自在に、かつ、回転軸の軸方向に移動
可能に設けた複数の駆動カムと、回転軸を軸方向へ移動
させることにより、回転軸の回転力を前記駆動カムのい
ずれかに選択的に伝達させてその駆動カムを回転させる
切換手段と、回転軸方向への移動が阻止されているとと
もに駆動カムを回転可能状態に収容し、その駆動カムの
回転動作に追従して往復動作しながらパンチを用紙に向
けて押出す複数のカムホルダと、パンチ又はカムホルダ
の往復動作をガイドするガイド部材と、パンチを作動さ
せないようにする場合には駆動カム側をカムホルダに固
定させてカムホルダの降下を阻止する支持手段とを備え
ている。
パンチ孔をあける際に、使用しないパンチについてはパ
ンチが自重で落下しないようにするためにコイルばねを
使用してパンチの落下を阻止している従来ののもとは異
なり、コイルばねを必要とせずにすむから、回転軸の駆
動源としては格別大きなトルクを必要としなくなり、パ
ンチ処理装置の小型化及びコストの削減を図ることがで
きるようになるから、便宜である。
換手段が、各駆動カムの近傍にこれと対応してそれぞれ
設け、回転軸と一体に移動するとともに回転する伝達部
材と、駆動カムへ回転軸の回転力を選択的に伝達させる
ために、各駆動カムに挿入された複数のスライドハブと
を備え、回転軸を一方向へ移動させることにより、伝達
部材がスライドハブに係合して回転軸の回転力を駆動カ
ムへ伝達可能にさせると共に、回転軸を逆方向へ移動さ
せることにより、係合されていた伝達部材がスライドハ
ブから離脱して駆動カムへの回転力の伝達が切られるよ
うに構成しており、切換手段として、複雑な構造を避
け、伝達部材とスライドハブとを用いたシンプルな構造
のものを使用しているので、低コストでパンチ孔の位置
や数を変更させることができるようになり、好都合であ
る。
持手段が、伝達部材の移動の際にこの移動動作とともに
移動してカムホルダに嵌合し、カムホルダの降下動作を
阻止するスライドハブで構成されており、スライドハブ
とは別に、わざわざ支持手段を設ける必要がないから、
部品点数が削減でき、製造コストの削減を図ることがで
きるので、好都合である。
達部材が回転軸に固着した係合ピンで構成されており、
単純な構造のもので構成されているから、製造コストを
一層削減することができ、さらに好都合である。
ある。
示す斜視図である。
斜視図である。
スライドハブを示す斜視図、(B)はその固定ハブ及び
スライドハブを反対面側からみた斜視図である。
付けた状態を示す斜視図である。
ルダを示す斜視図,(B)はそのカムホルダを底面側か
らみた斜視図である。
え動作を示す説明図である。
係合ピンの作用を示す説明図であり、(A)は駆動カム
を回転動作させる場合、(B)は回転動作を行わない場
合の状態を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 用紙にパンチ孔をあけるパンチ処理装置
であって、 回転軸に回転自在に、かつ、回転軸の軸方向に移動可能
に設けた複数の駆動カムと、 前記回転軸を軸方向へ移動させることにより、回転軸の
回転力を前記駆動カムのいずれかに選択的に伝達させて
その駆動カムを回転させる切換手段と、 前記回転軸方向への移動が阻止されているとともに駆動
カムを回転可能状態に収容し、その駆動カムの回転動作
に追従して往復動作しながらパンチを用紙に向けて押出
す複数のカムホルダと、 パンチ又はカムホルダの往復動作をガイドするガイド部
材と、 パンチを作動させないようにする場合には駆動カム側を
カムホルダに固定させてカムホルダの降下を阻止する支
持手段とを備えたことを特徴とするパンチ処理装置。 - 【請求項2】 切換手段が、 各駆動カムの近傍にこれと対応してそれぞれ設け、回転
軸と一体に移動するとともに回転軸と一体に回転する伝
達部材と、 この伝達部材を介して駆動カムへ回転軸の回転力を選択
的に伝達させるために、各駆動カムごとにそれぞれ設け
た駆動カムに嵌合可能なスライドハブとを備え、 回転軸を一方向へ移動させることにより、伝達部材がス
ライドハブに係合して回転軸の回転力を駆動カムへ伝達
可能な状態にすると共に、 回転軸を逆方向へ移動させることにより、係合されてい
た伝達部材がスライドハブから離脱して駆動カムへの回
転力の伝達が切られる状態にしたことを特徴とする請求
項1に記載のパンチ処理装置。 - 【請求項3】 支持手段が、伝達部材の移動の際にこの
移動動作とともに移動してカムホルダに嵌合し、カムホ
ルダの降下動作を阻止するスライドハブで構成されたこ
とを特徴とする請求項2に記載のパンチ処理装置。 - 【請求項4】 伝達部材が回転軸に固着した係合ピンで
構成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載のパ
ンチ処理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100951426B1 (ko) | 2008-03-29 | 2010-04-07 | 문제갑 | 보석 연마기용 정렬지그 |
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