JP4245251B2 - 用紙パンチユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、搬送されてくる用紙に対し、複数本のパンチ軸にてパンチ穴をあける用紙パンチユニットに関し、プリンタや複写機などの画像形成装置における用紙後処理装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の用紙パンチユニットでは、複数本のパンチ軸の同時駆動による負荷をできるだけ低減するために、複数本のパンチ軸をそれぞれ上下動させる複数個の偏心カムを、互いに位相差を持たせて駆動軸に取り付けていた。
【0003】
しかし、このような用紙パンチユニットでは、偏心カム間で位相差をつけるため、偏心カムを取り付けるための孔を、軸に角度差をつけて加工することが必要であり、製作の手間がかかり、コスト高となっていた。
【0004】
また、ほかの位相差をつける方法では、偏心カムの取り付ける向きを反対にして、位相差を持たせる必要があり、組み立ての手間がかかるという問題があった。さらに、偏心カムの方向を変えて取り付ける方法では、2つのパターンの位相差しか作ることができず、3穴や、4穴のときは、少なくとも2穴以上のパンチ軸が同時に穿孔する時が生じ、負荷の低減効果が少なくなるという問題があった。
【0005】
また、実開昭61−184698号公報に開示された用紙パンチユニットでは、パンチ軸の長さを変えることで、穿孔の時間差を持たせているが、パンチ軸の長さを変えるために何種類ものパンチ軸が必要となり、組立・部品管理が面倒になり、コスト高となってしまうという問題があった。
【0006】
一方、パンチ軸を保持するホルダを使わない用紙パンチユニットにおいては、パンチ軸の引き上げをパンチ軸に取り付けられたスプリングで行っているが、パンチ軸が穴をあけるときには、スプリングは、パンチ軸の移動に逆らう方向に作用するため、パンチ軸を駆動するための負荷が大きくなり、大きな駆動力が必要である。また、スプリングの力のみで戻るため、信頼性が低く、確実性を上げるためには、スプリングの力を増やす必要があり、結果として大きな駆動源が必要であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の課題は、複数本のパンチ軸による穿孔の負荷を簡単に分散化できる用紙パンチユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、画像形成装置等より搬送されてくる用紙に対し、複数本のパンチ軸にてパンチ穴をあける用紙パンチユニットにおいて、モータなどの駆動源により回転される駆動軸に複数個の偏心カムが並べて取り付けられ、複数本のパンチ軸は、これら複数の偏心カムのそれぞれに係合して上下動し、駆動軸は、用紙を案内する用紙案内面に対し、それとの間隔が傾斜するように斜めに軸受けされている。
【0009】
請求項2に係る発明では、上記の構成において、複数本のパンチ軸はそれぞれホルダに保持され、各ホルダに各偏心カムが係合することにより、パンチ軸がホルダと共に上下動される。
【0010】
請求項3に係る発明では、各ホルダは、各偏心カムを囲む箱形で、駆動軸を貫通させる案内長孔を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を図面に従って詳細に説明する。
図1は、この発明による用紙パンチユニットを斜め上から見た斜視図、図2は、斜め下から見た斜視図、図3は正面図である。
【0012】
この用紙パンチユニット1では、用紙を案内する上ガイド板2と下ガイド板3が一定の間隔をおいて一体的に締結され、画像形成装置(図示せず)から搬送されてきた用紙は、これら上ガイド板2と下ガイド板3の間を通って案内される。
【0013】
上ガイド板2の両端部は、上側に直角に折曲して駆動軸4を支える両側の軸受け側部2a・2bとなっている、これら軸受け側部2a・2bには、小判形の軸受け穴2c・2dが設けられ、これら軸受け穴2c・2dに、駆動軸4の両側の鍔付き軸受け7a・7bが圧入して止輪(図示せず)で固定されている。軸受け7a・7bは、軸受け穴2c・2dに対しては回転不能で、駆動軸4を貫通させてこれを回転自在に軸受けしている。
【0014】
両側の軸受け穴2c・2dは、上ガイド板2の用紙案内面からの高さが異なり、例えば図1において手前側の高さは図3におけるHaであり、そのHaを37mmとすると、図1において奥側の高さは図3におけるHbであり、そのHbは35mmとしてなり、2mmの差(Ha>Hb)を持たせてある。この差のため、駆動軸4は、上ガイド板2の用紙案内面との間隔が傾斜するように、斜めに軸受けされている。
【0015】
また、上ガイド板2には、例えば同じ長さの3本のパンチ軸5a・5b・5cを摺動自在に貫通させてガイドする3個のスラスト軸受け6a・6b・6cが、駆動軸4の軸線と平行な直線上において等間隔に貫着されている。
【0016】
一方、下ガイド板3には、上ガイド板2に貫着されたスラスト軸受け6a・6b・6cにそれぞれ対応する位置に、抜き孔3a・3b・3cが穿設されている。この抜き孔3a・3b・3cは、パンチ軸5a・5b・5cよりもわずかに直径が大きく、ダイスとして機能するようになっている。
【0017】
駆動軸4には、3個の偏心カム8a・8b・8cが、同じ角度になるように駆動軸4を貫通させて固定されている。各偏心カム8a・8b・8cについて、これを囲む箱形のホルダ9a・9b・9cが駆動軸4に装着される。パンチ軸5a・5b・5cは、これらホルダ9a・9b・9cの下面にそれぞれ突設されている。
【0018】
各ホルダ9a・9b・9cは、駆動軸4を貫通させる案内長孔10を有し、対応する偏心カム8a・8b・8cと係合しており、その回転により上下方向に動くようになっている。
【0019】
次に、動作について説明する。
画像形成装置の図示しない搬送手段で搬送されてきた用紙を、パンチを行う位置で搬送を止める。その後、図示しないパンチユニット駆動モータが駆動軸4を回転させると、偏心カム8a・8b・8cが同時に回転する。偏心カム8a・8b・8cの回転により、そのカム面と係合しているホルダ9a・9b・9cが同時に押し下げられる。
【0020】
ホルダ9a・9b・9cの押し下げにより、図4の断面図の状態から図5の断面図のような状態となってパンチ軸5a・5b・5cが同時に押し下げられ、下ガイド板3の抜き穴3a・3b・3cにパンチ軸5a・5b・5cが挿入され、上下ガイド板2・3間にある用紙に穴をあけて行く。
【0021】
このとき、駆動軸4が上下ガイド板2・3に対し傾いて軸受けしてあるため、パンチ軸5a・5b・5cは長さは同じであるが、高さは異なり、低い側(図の例では奥側)から、順番に時間差をもって穿孔されて行くことになる。
【0022】
この実施例においては、パンチ軸の保持、及び引き上げのためにホルダを用いたが、ホルダを用いず、カムで直接パンチ軸を押し、パンチ軸の引き上げは、引き上げ用のスプリングを用いて行っても、駆動軸を傾けることにより、各パンチ軸の作動時の時間差を作り駆動負荷を低減させることについては、同様の効果が有る。
【0023】
【発明の効果】
この発明による用紙パンチユニットにおいては、駆動軸が斜めに取り付けられているために、複数個のパンチ穴をあけるのに、時間差を作ることができ、複数本のパンチ軸による穿孔の負荷を簡単に分散化できる。
【0024】
また、駆動軸を斜めにすることで、時間差を作るため、パンチ軸やそのホルダを共通使用することができ、コスト的、部品管理的に安価にすることができる。さらに、組み立てにおいても部品の方向を統一することができ、工程管理も簡単になり、安価な組立工程とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による用紙パンチユニットを斜め上から見た斜視図である。
【図2】同じく斜め下から見た斜視図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】通常状態の断面図である。
【図5】動作状態の断面図である。
【符号の説明】
用紙パンチユニット1
上ガイド板2
軸受け側部2a・2b
軸受け穴2c・2d
下ガイド板3
抜き孔3a・3b・3c
駆動軸4
パンチ軸5a・5b・5c
スラスト軸受け6a・6b・6c
軸受け7a・7b
偏心カム8a・8b・8c
ホルダ9a・9b・9c
案内長孔10
Claims (3)
- 搬送されてくる用紙に対し、複数本のパンチ軸にてパンチ穴をあける用紙パンチユニットにおいて、駆動源により回転される駆動軸に複数個の偏心カムが並べて取り付けられ、前記複数本のパンチ軸は、これら複数の偏心カムのそれぞれに係合して上下動し、前記駆動軸は、用紙を案内する用紙案内面に対し、それとの間隔が傾斜するように斜めに軸受けされていることを特徴とする用紙パンチユニット。
- 複数本のパンチ軸はそれぞれホルダに保持され、各ホルダに各偏心カムが係合することにより、パンチ軸がホルダと共に上下動されることを特徴とする、請求項1に記載の用紙パンチユニット。
- 各ホルダは、各偏心カムを囲む箱形で、駆動軸を貫通させる案内長孔を有することを請求項2に記載の用紙パンチユニット。
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