JPH08206996A - 多機能孔明け装置 - Google Patents
多機能孔明け装置Info
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- JPH08206996A JPH08206996A JP3432495A JP3432495A JPH08206996A JP H08206996 A JPH08206996 A JP H08206996A JP 3432495 A JP3432495 A JP 3432495A JP 3432495 A JP3432495 A JP 3432495A JP H08206996 A JPH08206996 A JP H08206996A
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- JP
- Japan
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- punch
- head
- punching
- hole
- spline shaft
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- Pending
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- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造を簡単にしてヘッドを支持すると共に、
ヘッドへのモータの搭載をなくしてヘッドの慣性力を小
さくし、ヘッドの移動速度を速くして孔明けの効率を高
くすると共に電線の引きずりをなくすこと。 【構成】 スプライン軸2と螺子棒3をヘッド1を貫通
するように平行に設け、更に螺子棒3に対して平行にレ
ール4を設けて、ヘッド1自体を実質上三点で支持す
る。これにより、ヘッド1を支持するための特別な機構
が不要になり構造を簡単にすることができる。また、ス
プライン軸2の回転によりヘッド1に設けた孔明けパン
チを上下動させると共に螺子棒3によりヘッド1を移動
させ、ヘッド1自体にモータを搭載しないようにして軽
くすることにより慣性力を小さくし、ヘッド1を高速移
動させて孔明けの能率を向上させると共に、配線の引き
ずりがなくこれに起因する故障をなくすことができる。
ヘッドへのモータの搭載をなくしてヘッドの慣性力を小
さくし、ヘッドの移動速度を速くして孔明けの効率を高
くすると共に電線の引きずりをなくすこと。 【構成】 スプライン軸2と螺子棒3をヘッド1を貫通
するように平行に設け、更に螺子棒3に対して平行にレ
ール4を設けて、ヘッド1自体を実質上三点で支持す
る。これにより、ヘッド1を支持するための特別な機構
が不要になり構造を簡単にすることができる。また、ス
プライン軸2の回転によりヘッド1に設けた孔明けパン
チを上下動させると共に螺子棒3によりヘッド1を移動
させ、ヘッド1自体にモータを搭載しないようにして軽
くすることにより慣性力を小さくし、ヘッド1を高速移
動させて孔明けの能率を向上させると共に、配線の引き
ずりがなくこれに起因する故障をなくすことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書類などを整理すると
きに書類に孔をあけるための多機能孔明け装置に関する
ものである。
きに書類に孔をあけるための多機能孔明け装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】B5とかA4などの規格紙を整理して綴
じるときに、例えば二穴、四穴あるいは36穴とかの孔が
明けられる。この孔をあける場合に一般的には二穴孔明
けパンチ、四穴孔明けパンチおよび多穴孔明けパンチを
使用していたので、二穴、四穴あるいは36穴専用の穴明
けパンチが必要になる。そのために、二穴、四穴あるい
は36穴の孔明けパンチを常備しておかなければならず、
不経済であり、かつ、このように多種類の穴明けパンチ
を常備すると場所をとるという不具合がある。
じるときに、例えば二穴、四穴あるいは36穴とかの孔が
明けられる。この孔をあける場合に一般的には二穴孔明
けパンチ、四穴孔明けパンチおよび多穴孔明けパンチを
使用していたので、二穴、四穴あるいは36穴専用の穴明
けパンチが必要になる。そのために、二穴、四穴あるい
は36穴の孔明けパンチを常備しておかなければならず、
不経済であり、かつ、このように多種類の穴明けパンチ
を常備すると場所をとるという不具合がある。
【0003】また、JIS 規格などでは孔間のピッチが決
められているので問題はないが、例えば外国の規格では
孔間のピッチがJIS 規格と異なる場合があるので、この
ような場合には上記常備している孔明けパンチでは孔明
けすることができない。そこで、現在においては一本の
穴明けパンチで二穴、四穴あるいは36穴の孔があけら
れ、かつ、孔間のピッチを任意に変えることができる、
いわゆる多機能孔明け装置が開発されている。
められているので問題はないが、例えば外国の規格では
孔間のピッチがJIS 規格と異なる場合があるので、この
ような場合には上記常備している孔明けパンチでは孔明
けすることができない。そこで、現在においては一本の
穴明けパンチで二穴、四穴あるいは36穴の孔があけら
れ、かつ、孔間のピッチを任意に変えることができる、
いわゆる多機能孔明け装置が開発されている。
【0004】この多機能孔明け装置の従来例として、特
開平6−55499号公報に開示されたものがある。こ
こに開示された多機能孔明け装置は本体に形成されてい
るパンチ部移動溝にパンチ部を嵌入し、このパンチ部移
動溝にそって移動するパンチ部が設けられている。そし
て、このパンチ部は駆動歯車と従動歯車にかけられたエ
ンドレスのベルトに固定されていて、モータによって回
転される駆動歯車の回転によって移動されるようになっ
ている。
開平6−55499号公報に開示されたものがある。こ
こに開示された多機能孔明け装置は本体に形成されてい
るパンチ部移動溝にパンチ部を嵌入し、このパンチ部移
動溝にそって移動するパンチ部が設けられている。そし
て、このパンチ部は駆動歯車と従動歯車にかけられたエ
ンドレスのベルトに固定されていて、モータによって回
転される駆動歯車の回転によって移動されるようになっ
ている。
【0005】また、パンチ部に内蔵されている孔明けパ
ンチの駆動機構は、先端に孔明けパンチをピンで連結し
たクランクシャフトを中間部で支持して揺動可能にし、
後端に長孔を設けてクランクを連結し、このクランクに
歯車をかみ合わせ、この歯車をモータで回転して(この
モータはパンチ部に搭載されているものと考える)クラ
ンクシャフトを揺動することにより、孔明けパンチを上
下させ、本体側に明けられた嵌合孔に孔明けパンチを嵌
合し、嵌合孔と孔明けパンチとの間の剪断力により孔明
けするようにしている。
ンチの駆動機構は、先端に孔明けパンチをピンで連結し
たクランクシャフトを中間部で支持して揺動可能にし、
後端に長孔を設けてクランクを連結し、このクランクに
歯車をかみ合わせ、この歯車をモータで回転して(この
モータはパンチ部に搭載されているものと考える)クラ
ンクシャフトを揺動することにより、孔明けパンチを上
下させ、本体側に明けられた嵌合孔に孔明けパンチを嵌
合し、嵌合孔と孔明けパンチとの間の剪断力により孔明
けするようにしている。
【0006】そして、孔の数およびピッチに合わせて予
め作られている孔明け位置設定ガイドを選んで、パンチ
部に設けられているガイド検出センサの下側にセットし
て読み取り、前記ベルトを駆動する駆動歯車のモータお
よび前記クランクシャフトを揺動させる歯車を駆動する
モータを制御して、所定のピッチ間隔で所定の数の孔を
あけるようにしている。
め作られている孔明け位置設定ガイドを選んで、パンチ
部に設けられているガイド検出センサの下側にセットし
て読み取り、前記ベルトを駆動する駆動歯車のモータお
よび前記クランクシャフトを揺動させる歯車を駆動する
モータを制御して、所定のピッチ間隔で所定の数の孔を
あけるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の多機能孔明
け装置において、パンチ部は本体に形成されているパン
チ部移動溝に嵌入された状態で移動させられるので、次
のような問題がある。すなわち、孔明けパンチにて紙に
孔をあけるに際して、紙の枚数が少ないときにはそれほ
ど問題はないのであるが、紙の枚数が多い場合には孔明
けパンチで紙を打ち抜く時に相当に大きな力が必要にな
る。この力はパンチ部で受けることになるので、孔明け
時に際してパンチ部はこの力に耐えるだけの強固な保持
が必要になる。そして、嵌合孔が本体側に明けられてい
ることから、孔明けパンチの打ち抜き力はパンチ部を持
ち上げる力として作用するので、もしもパンチ部が持ち
上げられたときには孔明けパンチが嵌合孔に挿入できな
くなって実質上孔明けができなくなり、あるいは孔明け
パンチと嵌合孔との間でかじりが生じ、孔明けパンチの
切れ味が低下し寿命を短くすることになる。そこで、パ
ンチ移動溝にパンチ部を嵌入しただけでは、上記持ち上
げ力に対してパンチ部を強固に保持する機能を有してい
ないので、パンチ部を強固に保持するためにはその構造
が複雑になり、高価なものとなるという問題がある。
け装置において、パンチ部は本体に形成されているパン
チ部移動溝に嵌入された状態で移動させられるので、次
のような問題がある。すなわち、孔明けパンチにて紙に
孔をあけるに際して、紙の枚数が少ないときにはそれほ
ど問題はないのであるが、紙の枚数が多い場合には孔明
けパンチで紙を打ち抜く時に相当に大きな力が必要にな
る。この力はパンチ部で受けることになるので、孔明け
時に際してパンチ部はこの力に耐えるだけの強固な保持
が必要になる。そして、嵌合孔が本体側に明けられてい
ることから、孔明けパンチの打ち抜き力はパンチ部を持
ち上げる力として作用するので、もしもパンチ部が持ち
上げられたときには孔明けパンチが嵌合孔に挿入できな
くなって実質上孔明けができなくなり、あるいは孔明け
パンチと嵌合孔との間でかじりが生じ、孔明けパンチの
切れ味が低下し寿命を短くすることになる。そこで、パ
ンチ移動溝にパンチ部を嵌入しただけでは、上記持ち上
げ力に対してパンチ部を強固に保持する機能を有してい
ないので、パンチ部を強固に保持するためにはその構造
が複雑になり、高価なものとなるという問題がある。
【0008】また、孔明けパンチは揺動可能に設けられ
たクランクシャフトの先端に設けられているので、孔明
けパンチを押し下げる力の方向は垂直方向ではない。そ
のために、孔明けパンチを相当に大きな力で押した場合
に、打ち抜きの抵抗との関係で孔明けパンチの軸心に傾
きを生じて、嵌合孔との間でかじりが発生し、上記と同
様に孔明けパンチの切れ味が低下し寿命を短くするとい
う問題がある。
たクランクシャフトの先端に設けられているので、孔明
けパンチを押し下げる力の方向は垂直方向ではない。そ
のために、孔明けパンチを相当に大きな力で押した場合
に、打ち抜きの抵抗との関係で孔明けパンチの軸心に傾
きを生じて、嵌合孔との間でかじりが発生し、上記と同
様に孔明けパンチの切れ味が低下し寿命を短くするとい
う問題がある。
【0009】また、パンチ部にはクランクシャフトの駆
動源であるモータが搭載されているので重量が大きくな
り、パンチ部が移動および停止した時の慣性力が大きく
なる。特にパンチ部をベルトで移動させた場合には、慣
性力が大きなパンチ部を適正な位置に停止して孔明けす
るのが困難であり、かつ、慣性力が大きいことからパン
チ部を高速移動させることができず、孔明けの能率の点
で問題がある。また、移動するパンチ部にモータを搭載
した場合に、静止部にある電源との間の電気配線が必要
になるので、パンチ部が移動する度にこの電線を引きず
ることになり、断線などの事故発生の可能性が高いとい
う問題がある。
動源であるモータが搭載されているので重量が大きくな
り、パンチ部が移動および停止した時の慣性力が大きく
なる。特にパンチ部をベルトで移動させた場合には、慣
性力が大きなパンチ部を適正な位置に停止して孔明けす
るのが困難であり、かつ、慣性力が大きいことからパン
チ部を高速移動させることができず、孔明けの能率の点
で問題がある。また、移動するパンチ部にモータを搭載
した場合に、静止部にある電源との間の電気配線が必要
になるので、パンチ部が移動する度にこの電線を引きず
ることになり、断線などの事故発生の可能性が高いとい
う問題がある。
【0010】そして、孔の数およびピッチに合わせて予
め作られている孔明け位置設定ガイドを選んで、パンチ
部に設けられているガイド検出センサの下側にセットし
なければならないので、その作業が面倒であり事務機器
としての作業性の点で改良すべき問題がある。
め作られている孔明け位置設定ガイドを選んで、パンチ
部に設けられているガイド検出センサの下側にセットし
なければならないので、その作業が面倒であり事務機器
としての作業性の点で改良すべき問題がある。
【0011】本発明は構造を簡単にして孔明けパンチの
耐用寿命を長くするようにし、ヘッドへのモータの搭載
をなくしてヘッドの慣性力を小さくし、ヘッドの移動速
度を速くして孔明けの効率を高くすると共に電線の引き
ずりをなくし、更に孔の数やピッチの選択を容易にして
その作業性を向上するようにした多機能孔明け装置を提
供するものである。
耐用寿命を長くするようにし、ヘッドへのモータの搭載
をなくしてヘッドの慣性力を小さくし、ヘッドの移動速
度を速くして孔明けの効率を高くすると共に電線の引き
ずりをなくし、更に孔の数やピッチの選択を容易にして
その作業性を向上するようにした多機能孔明け装置を提
供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る請求項1の記載から把握される手段は、
移動手段によってヘッドを孔のピッチに合わせて間欠移
動させ、孔明けパンチによって紙に孔を開ける多機能孔
明け装置において、前記ヘッドを貫通するようにスプラ
イン軸を設け、該スプライン軸の回転によりヘッドに設
けた孔明けパンチを上下動させると共に、前記移動手段
によりヘッドの移動を可能にし、該ヘッドの移動を案内
するレールを前記スプライン軸に対して平行に設けたこ
とを特徴とする。
の本発明に係る請求項1の記載から把握される手段は、
移動手段によってヘッドを孔のピッチに合わせて間欠移
動させ、孔明けパンチによって紙に孔を開ける多機能孔
明け装置において、前記ヘッドを貫通するようにスプラ
イン軸を設け、該スプライン軸の回転によりヘッドに設
けた孔明けパンチを上下動させると共に、前記移動手段
によりヘッドの移動を可能にし、該ヘッドの移動を案内
するレールを前記スプライン軸に対して平行に設けたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項2の記載から把握される手段は、上
記多機能孔明け装置の孔明けパンチの上下動において、
スプライン軸に歯車を設け、該歯車にかみ合うパンチ駆
動歯車をヘッドに軸支し、該パンチ駆動歯車と軸心を一
致させた回転盤をパンチ駆動歯車に設け、該回転盤の軸
心に対して偏心させて該回転盤に駒を軸支し、該駒をヘ
ッドに設けたガイド部材に案内されて上下方向に移動す
る摺動子にあけた長孔に嵌合し、該摺動子の下端に孔明
けパンチを設けたことを特徴とする。
記多機能孔明け装置の孔明けパンチの上下動において、
スプライン軸に歯車を設け、該歯車にかみ合うパンチ駆
動歯車をヘッドに軸支し、該パンチ駆動歯車と軸心を一
致させた回転盤をパンチ駆動歯車に設け、該回転盤の軸
心に対して偏心させて該回転盤に駒を軸支し、該駒をヘ
ッドに設けたガイド部材に案内されて上下方向に移動す
る摺動子にあけた長孔に嵌合し、該摺動子の下端に孔明
けパンチを設けたことを特徴とする。
【0014】請求項3の記載から把握される手段は、上
記請求項1および2記載から把握される手段において、
スプライン軸と平行に孔数およびピッチを決めるための
ドグを設け、該ドグに摺接してスプライン軸を回転させ
るためのリミットスイッチをヘッドに設けたことを特徴
とする。
記請求項1および2記載から把握される手段において、
スプライン軸と平行に孔数およびピッチを決めるための
ドグを設け、該ドグに摺接してスプライン軸を回転させ
るためのリミットスイッチをヘッドに設けたことを特徴
とする。
【0015】請求項4の記載から把握される手段は、上
記請求項1〜3に記載の内容から把握される手段におい
て、孔明けパンチが貫通するパンチ部をヘッドに固定
し、該パンチ部をパンチガイド部と孔明け部とで形成
し、該パンチガイド部と孔明け部との間に紙挿入間隙を
形成し、孔明け部をパンチガイド部に一体にしたことを
特徴とする。
記請求項1〜3に記載の内容から把握される手段におい
て、孔明けパンチが貫通するパンチ部をヘッドに固定
し、該パンチ部をパンチガイド部と孔明け部とで形成
し、該パンチガイド部と孔明け部との間に紙挿入間隙を
形成し、孔明け部をパンチガイド部に一体にしたことを
特徴とする。
【0016】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、請求項1記載の内容から把握され
る手段にあっては、ヘッドを貫通するようにスプライン
軸を設けたので、ヘッド自体をスプライン軸によって支
持することができる。そして更に、スプライン軸の回転
によりヘッドに設けた孔明けパンチを上下動させると共
にヘッドの移動を可能にしたので、ヘッド自体にモータ
を搭載しないようにして、ヘッドの支持、移動および孔
明けをすることができる。そして、ヘッドの移動を案内
するレールを前記スプライン軸に対して平行に設けるこ
とにより、ヘッド自体をスプライン軸およびレールによ
って実質的に二点で支持することができる。
用がある。すなわち、請求項1記載の内容から把握され
る手段にあっては、ヘッドを貫通するようにスプライン
軸を設けたので、ヘッド自体をスプライン軸によって支
持することができる。そして更に、スプライン軸の回転
によりヘッドに設けた孔明けパンチを上下動させると共
にヘッドの移動を可能にしたので、ヘッド自体にモータ
を搭載しないようにして、ヘッドの支持、移動および孔
明けをすることができる。そして、ヘッドの移動を案内
するレールを前記スプライン軸に対して平行に設けるこ
とにより、ヘッド自体をスプライン軸およびレールによ
って実質的に二点で支持することができる。
【0017】次に、請求項2記載の内容から把握される
手段にあっては、上記請求項1記載の内容から把握され
る手段の作用に加えて、スプライン軸に設けた歯車によ
って、ヘッドに設けたパンチ駆動歯車を回転し、このパ
ンチ駆動歯車と軸心を一致させてパンチ駆動歯車に設け
た回転盤に、軸心を偏心させて設けた駒をヘッドに設け
たガイド部材に案内されて上下方向に移動する摺動子に
あけた長孔に嵌合して、摺動子の下端に設けた孔明けパ
ンチを上下動させることにより、孔明けパンチに垂直方
向の力を与えることができる。
手段にあっては、上記請求項1記載の内容から把握され
る手段の作用に加えて、スプライン軸に設けた歯車によ
って、ヘッドに設けたパンチ駆動歯車を回転し、このパ
ンチ駆動歯車と軸心を一致させてパンチ駆動歯車に設け
た回転盤に、軸心を偏心させて設けた駒をヘッドに設け
たガイド部材に案内されて上下方向に移動する摺動子に
あけた長孔に嵌合して、摺動子の下端に設けた孔明けパ
ンチを上下動させることにより、孔明けパンチに垂直方
向の力を与えることができる。
【0018】次に、請求項3記載の内容から把握される
手段にあっては、上記請求項1および2の記載から把握
される手段の作用に加えて、スプライン軸に平行に設け
た孔数およびピッチを決めるためのドグに摺接して、ス
プライン軸を回転させるためのリミットスイッチをヘッ
ドに設けたので、ヘッドの移動に伴って所望の孔の数お
よびピッチの孔をあけることができる。
手段にあっては、上記請求項1および2の記載から把握
される手段の作用に加えて、スプライン軸に平行に設け
た孔数およびピッチを決めるためのドグに摺接して、ス
プライン軸を回転させるためのリミットスイッチをヘッ
ドに設けたので、ヘッドの移動に伴って所望の孔の数お
よびピッチの孔をあけることができる。
【0019】次に請求項4記載の内容から把握される手
段にあっては、上記請求項1〜3に記載の内容から把握
される手段の作用に加えて、孔明けパンチをパンチガイ
ド部に案内させて上下動させることにより、孔明けパン
チを垂直方向に上下動させることができ、またパンチガ
イド部と孔明け部との間に形成した紙挿入間隙に紙を挿
入して、パンチガイド部に一体にした孔明け部で孔をあ
けることにより、孔明け時の力を孔明け部で受けること
ができる。
段にあっては、上記請求項1〜3に記載の内容から把握
される手段の作用に加えて、孔明けパンチをパンチガイ
ド部に案内させて上下動させることにより、孔明けパン
チを垂直方向に上下動させることができ、またパンチガ
イド部と孔明け部との間に形成した紙挿入間隙に紙を挿
入して、パンチガイド部に一体にした孔明け部で孔をあ
けることにより、孔明け時の力を孔明け部で受けること
ができる。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。図
1は本実施例の全体を示す斜視図であり、ヘッド1を貫
通してスプライン軸2および螺子棒3が平行に設けられ
ている。また、図23に示すように螺子棒3に代えて、ス
プロケット44および45を設けて、このスプロケット44お
よび45にタイミングベルト3′をかけるようにしてもよ
い。本実施例ではスプライン軸2として角柱を使用し、
スプライン加工を必要としない安価なスプライン軸とし
ていが、丸棒にしてスプラインを加工したものを使用し
てもよい。4はヘッド1が矢印(ロ)方向に移動する時
に案内するためのレールであり、このレール4にはレー
ル4を上下方向に挟むように四個の案内輪5が係合して
いる。そして、この四個の案内輪5はヘッド1に取り付
けられた支持部材6に回転可能に支持されている。ま
た、この案内輪5の代わりに、樹脂などで作られた摺動
子を用いてもよい。
1は本実施例の全体を示す斜視図であり、ヘッド1を貫
通してスプライン軸2および螺子棒3が平行に設けられ
ている。また、図23に示すように螺子棒3に代えて、ス
プロケット44および45を設けて、このスプロケット44お
よび45にタイミングベルト3′をかけるようにしてもよ
い。本実施例ではスプライン軸2として角柱を使用し、
スプライン加工を必要としない安価なスプライン軸とし
ていが、丸棒にしてスプラインを加工したものを使用し
てもよい。4はヘッド1が矢印(ロ)方向に移動する時
に案内するためのレールであり、このレール4にはレー
ル4を上下方向に挟むように四個の案内輪5が係合して
いる。そして、この四個の案内輪5はヘッド1に取り付
けられた支持部材6に回転可能に支持されている。ま
た、この案内輪5の代わりに、樹脂などで作られた摺動
子を用いてもよい。
【0021】ヘッド1は側板7および8で構成されてお
り、側板7の側面にはガイド部材9が設けられていて、
このガイド部材9の下方に設けられたパンチ部10の孔明
けパンチがガイド部材9にガイドされて上下動するよう
になっている。また、紙Pの挿入量を調整して孔明けの
位置を決めるためのパンチ孔位置決部11が矢印のように
回動可能に設けられており、このパンチ孔位置決部11は
パンチ孔位置決調整部材12によって位置決されるように
なっている。14はスプライン軸2および螺子棒3を回転
するための歯車などが収容されている操作部である。15
はドグ16を操作して孔の数およびピッチを選択するため
のつまみである。17はヘッド1の移動を停止させるため
のリミットスイッチであり、図には現れていないがヘッ
ド1の両側にあり、支持棒18に移動可能に設けられてい
て、紙Pの種類に応じてヘッド1の移動範囲を規制する
ようになっている。
り、側板7の側面にはガイド部材9が設けられていて、
このガイド部材9の下方に設けられたパンチ部10の孔明
けパンチがガイド部材9にガイドされて上下動するよう
になっている。また、紙Pの挿入量を調整して孔明けの
位置を決めるためのパンチ孔位置決部11が矢印のように
回動可能に設けられており、このパンチ孔位置決部11は
パンチ孔位置決調整部材12によって位置決されるように
なっている。14はスプライン軸2および螺子棒3を回転
するための歯車などが収容されている操作部である。15
はドグ16を操作して孔の数およびピッチを選択するため
のつまみである。17はヘッド1の移動を停止させるため
のリミットスイッチであり、図には現れていないがヘッ
ド1の両側にあり、支持棒18に移動可能に設けられてい
て、紙Pの種類に応じてヘッド1の移動範囲を規制する
ようになっている。
【0022】すなわち、ヘッド1が例えば右方向に孔明
けしながら移動して、紙Pの右側終端の所定の位置まで
孔明けした時にヘッド1が右側のリミットスイッチ17に
当接して停止し、次に新たな紙Pをセットしてスイッチ
を入れると、ヘッド1は孔明けしながら逆方向の左に移
動して、紙Pの左終端の所定の位置まで孔明けした時
に、ヘッド1が左側のリミットスイッチ17に当接して停
止するようになっている。このように、ヘッド1が往復
移動しながら孔明けすることにより、孔明けの能率が上
がると共に紙の大きさや孔間のピッチなどとの関係で、
リミットスイッチ17を移動して、左右の最終端の孔の位
置を設定することができるようになっている。
けしながら移動して、紙Pの右側終端の所定の位置まで
孔明けした時にヘッド1が右側のリミットスイッチ17に
当接して停止し、次に新たな紙Pをセットしてスイッチ
を入れると、ヘッド1は孔明けしながら逆方向の左に移
動して、紙Pの左終端の所定の位置まで孔明けした時
に、ヘッド1が左側のリミットスイッチ17に当接して停
止するようになっている。このように、ヘッド1が往復
移動しながら孔明けすることにより、孔明けの能率が上
がると共に紙の大きさや孔間のピッチなどとの関係で、
リミットスイッチ17を移動して、左右の最終端の孔の位
置を設定することができるようになっている。
【0023】次に、図1に示した各部の詳細について順
次説明する。図2はヘッド1を示す図であり、側板7に
設けられたガイド部材9には摺動子19が上下動可能なよ
うに嵌合されている。このガイド部材9には図12および
図13に示すように、幅W2 で切り込み厚さT2 のガイド
溝 901が形成されており、中央部には後で説明する回転
盤が嵌入される孔 902があけられている。また、摺動子
19は図10および図11に示すようにガイド部材9のガイド
溝 901に嵌合する幅W1 および肉厚T1 の板で形成され
ており、中央部には後で説明する駒が嵌合される長孔 1
91があけられ、下端部には孔明けパンチ22の頭部が嵌合
される凹部 192およびこの凹部 192の両側に凹穴 193が
設けられている。すなわち図2に示すように、孔明けパ
ンチ22の頭部側にはピン 221が差し込まれており、この
ピン 221が凹穴 193内に嵌入され、かつ、孔明けパンチ
22の頭部が凹部 192に嵌合した状態で、孔明けパンチ22
が摺動子19の下端に着脱可能に取り付けられ、孔明けパ
ンチ22の交換ができるようになっている。
次説明する。図2はヘッド1を示す図であり、側板7に
設けられたガイド部材9には摺動子19が上下動可能なよ
うに嵌合されている。このガイド部材9には図12および
図13に示すように、幅W2 で切り込み厚さT2 のガイド
溝 901が形成されており、中央部には後で説明する回転
盤が嵌入される孔 902があけられている。また、摺動子
19は図10および図11に示すようにガイド部材9のガイド
溝 901に嵌合する幅W1 および肉厚T1 の板で形成され
ており、中央部には後で説明する駒が嵌合される長孔 1
91があけられ、下端部には孔明けパンチ22の頭部が嵌合
される凹部 192およびこの凹部 192の両側に凹穴 193が
設けられている。すなわち図2に示すように、孔明けパ
ンチ22の頭部側にはピン 221が差し込まれており、この
ピン 221が凹穴 193内に嵌入され、かつ、孔明けパンチ
22の頭部が凹部 192に嵌合した状態で、孔明けパンチ22
が摺動子19の下端に着脱可能に取り付けられ、孔明けパ
ンチ22の交換ができるようになっている。
【0024】次にパンチ部10は図2および図6に示すよ
うに、孔明けパンチ22が貫通するようにパンチ部10が側
板7に着脱可能に取り付けられている。このパンチ部10
は孔明けパンチ22をガイドするガイド孔 106をあけたパ
ンチガイド部 101と、パンチ孔 107をあけた孔明け部 1
02とで紙挿入間隙 103が形成されるように構成されてい
る。図3に示すように孔明け部 102を分割してボルト 1
05にて締結するようにし、成形金型の形状を簡略化して
もよく、また孔明け部 102とパンチガイド部 101を一体
にして、部品点数を少なくするようにしてもよい。この
ように、孔明けパンチ22をガイド孔 106に挿入してガイ
ドすることにより、孔明けパンチ22はピン 221を凹穴 1
93に嵌入し、頭部を凹部 192に嵌合するだけの簡単な取
り付けで、穴明けパンチ22を摺動子19の下端に装着する
ことができるようになっている。
うに、孔明けパンチ22が貫通するようにパンチ部10が側
板7に着脱可能に取り付けられている。このパンチ部10
は孔明けパンチ22をガイドするガイド孔 106をあけたパ
ンチガイド部 101と、パンチ孔 107をあけた孔明け部 1
02とで紙挿入間隙 103が形成されるように構成されてい
る。図3に示すように孔明け部 102を分割してボルト 1
05にて締結するようにし、成形金型の形状を簡略化して
もよく、また孔明け部 102とパンチガイド部 101を一体
にして、部品点数を少なくするようにしてもよい。この
ように、孔明けパンチ22をガイド孔 106に挿入してガイ
ドすることにより、孔明けパンチ22はピン 221を凹穴 1
93に嵌入し、頭部を凹部 192に嵌合するだけの簡単な取
り付けで、穴明けパンチ22を摺動子19の下端に装着する
ことができるようになっている。
【0025】図3のA−A矢視図である図4において、
ガイド面1010を形成したガイド部 108をパンチガイド部
101に一体に設けると共に、ガイド面1010を形成したガ
イド部材 109を孔明け部 102に嵌着し、図6に示すよう
にヘッド1の移動方向(矢印イ)に紙挿入間隙 103の両
側を広くし、ヘッド1が矢印(イ)方向に移動した時
に、紙がずれないようにしている。また、パンチガイド
部 101および孔明け部 102の端部に傾斜面 104を形成し
て、紙挿入間隙部 103の入口を広くし、矢印(イ)の方
向(図1参照)からの紙Pの挿入が容易なようにしてい
る。また、図3においてパンチガイド部 101はボルト28
によって、側板7に着脱可能に取り付けられるようにな
っており、組付および穴明けパンチ22の取り替えが容易
に行えるようになっている。
ガイド面1010を形成したガイド部 108をパンチガイド部
101に一体に設けると共に、ガイド面1010を形成したガ
イド部材 109を孔明け部 102に嵌着し、図6に示すよう
にヘッド1の移動方向(矢印イ)に紙挿入間隙 103の両
側を広くし、ヘッド1が矢印(イ)方向に移動した時
に、紙がずれないようにしている。また、パンチガイド
部 101および孔明け部 102の端部に傾斜面 104を形成し
て、紙挿入間隙部 103の入口を広くし、矢印(イ)の方
向(図1参照)からの紙Pの挿入が容易なようにしてい
る。また、図3においてパンチガイド部 101はボルト28
によって、側板7に着脱可能に取り付けられるようにな
っており、組付および穴明けパンチ22の取り替えが容易
に行えるようになっている。
【0026】次に駒23について説明する。図7は駒23の
組付けの状態を示す図であり、本実施例では駒23にベア
リングを使用している。回転盤25には図8に示すように
その中心から寸法Rだけずれた位置に、螺子孔 252があ
けられており、駒23がこの螺子孔 252にボルト27で締結
されることにより、駒23は回転盤25に対して寸法Rだけ
偏心した状態で取り付けられる。回転盤25の軸部 251に
はピン26が差し込まれており、パンチ駆動歯車21の軸孔
211に回転盤25の軸部 251を嵌入し、ピン26を凹溝 212
に嵌め込むことにより、回転盤25はパンチ駆動歯車21に
対して同軸心上に、かつ、パンチ駆動歯車21に対して回
転方向に一体的に結合されるようになっている。
組付けの状態を示す図であり、本実施例では駒23にベア
リングを使用している。回転盤25には図8に示すように
その中心から寸法Rだけずれた位置に、螺子孔 252があ
けられており、駒23がこの螺子孔 252にボルト27で締結
されることにより、駒23は回転盤25に対して寸法Rだけ
偏心した状態で取り付けられる。回転盤25の軸部 251に
はピン26が差し込まれており、パンチ駆動歯車21の軸孔
211に回転盤25の軸部 251を嵌入し、ピン26を凹溝 212
に嵌め込むことにより、回転盤25はパンチ駆動歯車21に
対して同軸心上に、かつ、パンチ駆動歯車21に対して回
転方向に一体的に結合されるようになっている。
【0027】これにより、パンチ駆動歯車21、回転盤25
および駒23の組付を次のように行うことができるように
なっている。図6において、側板7および8はスペ−サ
29を介して所定の間隔でボルト30により組み立てられ
る。また、ガイド部材9が側板7に固定される。そし
て、側板7および8の間にパンチ駆動歯車21を挿入し、
側板7にあけられている軸孔 701(図5)と側板8にあ
けられている軸孔 801(図9)およびパンチ駆動歯車21
の軸孔 211に回転盤25の軸部 251を挿入することによ
り、パンチ駆動歯車21および回転盤25は側板7および8
に軸支され、回転盤25はガイド部材9の孔 902(図12)
に嵌め込まれる。そして、ガイド部材9のガイド溝 901
に摺動子19を挿入し、摺動子19にあけた長孔 191(図1
0)に駒23を嵌合し、ボルト27で駒23を回転盤25に締結
する。また、回転盤25の面が摺動子19に押えられて、回
転盤25の軸方向への抜けが拘束される。
および駒23の組付を次のように行うことができるように
なっている。図6において、側板7および8はスペ−サ
29を介して所定の間隔でボルト30により組み立てられ
る。また、ガイド部材9が側板7に固定される。そし
て、側板7および8の間にパンチ駆動歯車21を挿入し、
側板7にあけられている軸孔 701(図5)と側板8にあ
けられている軸孔 801(図9)およびパンチ駆動歯車21
の軸孔 211に回転盤25の軸部 251を挿入することによ
り、パンチ駆動歯車21および回転盤25は側板7および8
に軸支され、回転盤25はガイド部材9の孔 902(図12)
に嵌め込まれる。そして、ガイド部材9のガイド溝 901
に摺動子19を挿入し、摺動子19にあけた長孔 191(図1
0)に駒23を嵌合し、ボルト27で駒23を回転盤25に締結
する。また、回転盤25の面が摺動子19に押えられて、回
転盤25の軸方向への抜けが拘束される。
【0028】次にドグ16について説明する。図17に示す
ようにドグ16の外周面には紙Pにあけられる孔の数およ
びピッチに合わせて凹部が設けられている。この図に現
れている凹部 161は三穴、凹部 162は四穴、凹部 163は
二穴を示している。この凹部の形状は図16に示すよう
に、移動するヘッド1の慣性移動を考慮した所定の長さ
L1 になっており、リミットスイッチ31の可動片 311が
凹部に確実に嵌るようにして、リミットスイッチ31の作
動が確実に行えるようにしている。また、本実施例では
凹部になっているがこれを凸部にしてもよい。
ようにドグ16の外周面には紙Pにあけられる孔の数およ
びピッチに合わせて凹部が設けられている。この図に現
れている凹部 161は三穴、凹部 162は四穴、凹部 163は
二穴を示している。この凹部の形状は図16に示すよう
に、移動するヘッド1の慣性移動を考慮した所定の長さ
L1 になっており、リミットスイッチ31の可動片 311が
凹部に確実に嵌るようにして、リミットスイッチ31の作
動が確実に行えるようにしている。また、本実施例では
凹部になっているがこれを凸部にしてもよい。
【0029】図15および図16に示すように側板7にはリ
ミットスイッチ31が取り付けられており、図16に示すよ
うに側板7(ヘッド1)が矢印方向に移動することによ
り、リミットスイッチ31の可動片 311が凹部 161、 16
2、 163に嵌り込んだ時に、リミットスイッチ31がONに
なって螺子棒3(図1)の回転(タイミングベルト3′
の移動)が停止し(ヘッド1の移動が停止)、スプライ
ン軸2(図1)が一回転して穴明けパンチ22を上下させ
て紙Pに孔明けする。図16の状態は可動片 311が凹部 1
61などの以外の部分に位置しているので、リミットスイ
ッチ31がOFF の状態にあり、スプライン軸2の回転が停
止し、螺子棒3が回転(タイミングベルト3′が移動)
してヘッド1が孔間の一ピッチだけ移動するようになっ
ている。
ミットスイッチ31が取り付けられており、図16に示すよ
うに側板7(ヘッド1)が矢印方向に移動することによ
り、リミットスイッチ31の可動片 311が凹部 161、 16
2、 163に嵌り込んだ時に、リミットスイッチ31がONに
なって螺子棒3(図1)の回転(タイミングベルト3′
の移動)が停止し(ヘッド1の移動が停止)、スプライ
ン軸2(図1)が一回転して穴明けパンチ22を上下させ
て紙Pに孔明けする。図16の状態は可動片 311が凹部 1
61などの以外の部分に位置しているので、リミットスイ
ッチ31がOFF の状態にあり、スプライン軸2の回転が停
止し、螺子棒3が回転(タイミングベルト3′が移動)
してヘッド1が孔間の一ピッチだけ移動するようになっ
ている。
【0030】孔の数が例えば36孔のように多い場合に
は、ドグ16を二本設けこの二本のドグ16を回転して二本
のドグ16に設けられた凹部の双方の位置関係が36孔の
ピッチになるようにし、二本のドグ16に対応してそれぞ
れリミットスイッチ31を設けて、二個のリミットスイッ
チ31の可動片 311を二本のドグ16に設けた凹部に交互に
嵌め込むことにより、上記と同様にして紙Pに36の孔
をあけることができる。
は、ドグ16を二本設けこの二本のドグ16を回転して二本
のドグ16に設けられた凹部の双方の位置関係が36孔の
ピッチになるようにし、二本のドグ16に対応してそれぞ
れリミットスイッチ31を設けて、二個のリミットスイッ
チ31の可動片 311を二本のドグ16に設けた凹部に交互に
嵌め込むことにより、上記と同様にして紙Pに36の孔
をあけることができる。
【0031】図18はドグ16を回転させるための機構であ
り、操作部14にはブラケット32が固定され、このブラケ
ット32につまみ15のシャフト 151を貫通させて、回転可
能につまみ15を操作部14に支持している。そして、この
シャフト 151の外周面に凹穴331を設けたロック部33を
固定し、シャフト 151の下端に傘歯車34が固定されてい
る。一方操作部14に軸支されているドグ16の端部には傘
歯車34に噛み合う傘歯車35が固定されていて、つまみ15
を回すことによりドグ16が回転するようになっている。
り、操作部14にはブラケット32が固定され、このブラケ
ット32につまみ15のシャフト 151を貫通させて、回転可
能につまみ15を操作部14に支持している。そして、この
シャフト 151の外周面に凹穴331を設けたロック部33を
固定し、シャフト 151の下端に傘歯車34が固定されてい
る。一方操作部14に軸支されているドグ16の端部には傘
歯車34に噛み合う傘歯車35が固定されていて、つまみ15
を回すことによりドグ16が回転するようになっている。
【0032】ロック部33の外周面に設けられた凹穴 331
には、圧縮バネ37によって弾性力が付与されているロッ
クピン36が嵌合するようになっている。例えばつまみ15
に印されているマークを四穴に合わせるようにつまみ15
を回すことにより、図17に示したドグ16の凹部 162にリ
ミットスイッチ31の可動片 311が嵌る位置までドグ16を
回転し、ロックピン36が凹穴 331に嵌合してつまみ15の
回転がロックされる。このように、ロック部33の外周面
に設けられた凹穴 331の位置は、孔の数およびピッチに
合わせたドグ16の回転角度を規制するように設けられて
いる。
には、圧縮バネ37によって弾性力が付与されているロッ
クピン36が嵌合するようになっている。例えばつまみ15
に印されているマークを四穴に合わせるようにつまみ15
を回すことにより、図17に示したドグ16の凹部 162にリ
ミットスイッチ31の可動片 311が嵌る位置までドグ16を
回転し、ロックピン36が凹穴 331に嵌合してつまみ15の
回転がロックされる。このように、ロック部33の外周面
に設けられた凹穴 331の位置は、孔の数およびピッチに
合わせたドグ16の回転角度を規制するように設けられて
いる。
【0033】次に、タイミングベルト3′は図23に示す
ように、モータM2 の軸の先端に設けられたスプロケッ
ト44とブラケット46によって本体に取り付けられたスプ
ロケット45との間にかけられており、このタイミングベ
ルト3′には図24に示すように、ヘッド1の支持部材6
に固定されたブラケット47に、ベルトスペ−サ48を介し
て押え板49によりボルト50で、タイミングベルト3′を
締めつけることにより、ヘッド1が固定されている。ま
た、ベルトスペ−サ48は図25に示すように、タイミング
ベルト3′の凹凸面 301に噛み合う凹凸面が形成されて
いて、ヘッド1がタイミングベルト3′の移動方向にず
れないようにして、タイミングベルト3′の移動によ
り、ヘッド1が確実に移動するようにしている。
ように、モータM2 の軸の先端に設けられたスプロケッ
ト44とブラケット46によって本体に取り付けられたスプ
ロケット45との間にかけられており、このタイミングベ
ルト3′には図24に示すように、ヘッド1の支持部材6
に固定されたブラケット47に、ベルトスペ−サ48を介し
て押え板49によりボルト50で、タイミングベルト3′を
締めつけることにより、ヘッド1が固定されている。ま
た、ベルトスペ−サ48は図25に示すように、タイミング
ベルト3′の凹凸面 301に噛み合う凹凸面が形成されて
いて、ヘッド1がタイミングベルト3′の移動方向にず
れないようにして、タイミングベルト3′の移動によ
り、ヘッド1が確実に移動するようにしている。
【0034】また、ドグ16が二本設けられている場合に
は図18に示した機構がもう一つ別に設けられ、二つのつ
まみ15に印されているマークを例えば36孔に合わせる
ことにより、36孔の孔明けを行うことができる。この
ように、ドグ16とリミットスイッチ31を使用した機械式
にすることにより、例えばステップモータを使用してコ
ンピュータ制御をしたり、あるいは赤外線によるパルス
カウンタをして制御するものに比べて、制御システムが
不要になり更に安価なモータを使用することができコス
トを低減することができる。
は図18に示した機構がもう一つ別に設けられ、二つのつ
まみ15に印されているマークを例えば36孔に合わせる
ことにより、36孔の孔明けを行うことができる。この
ように、ドグ16とリミットスイッチ31を使用した機械式
にすることにより、例えばステップモータを使用してコ
ンピュータ制御をしたり、あるいは赤外線によるパルス
カウンタをして制御するものに比べて、制御システムが
不要になり更に安価なモータを使用することができコス
トを低減することができる。
【0035】次にパンチ孔位置決部11について説明す
る。図19において取り付け部材38にはピン 114を中心に
して回動するように腕 111が設けられており、この腕 1
11の先端部に位置決円盤 112が回転可能に設けられてい
る。また、取り付け部材38にはピン 114を中心にして腕
111が回動した時に、位置決円盤 112の中心が描く軌跡
(矢印ハ)にそって円弧状の長孔 381があけられてお
り、圧縮バネ 113によって腕 111が略水平になるよう
に、位置決円盤 112の中心が円弧状長孔 381によって係
止されるようになっている。
る。図19において取り付け部材38にはピン 114を中心に
して回動するように腕 111が設けられており、この腕 1
11の先端部に位置決円盤 112が回転可能に設けられてい
る。また、取り付け部材38にはピン 114を中心にして腕
111が回動した時に、位置決円盤 112の中心が描く軌跡
(矢印ハ)にそって円弧状の長孔 381があけられてお
り、圧縮バネ 113によって腕 111が略水平になるよう
に、位置決円盤 112の中心が円弧状長孔 381によって係
止されるようになっている。
【0036】そして、ヘッド1と共にガイド部 108およ
びガイド部材 109が矢印の方向に移動した時に、ガイド
部材 109が位置決円盤 112を回転させながら、圧縮バネ
113の弾性力に抗して腕 111を下方に回動し、位置決円
盤 112を踏むようにして乗り越えられるようになってい
る。このようにすることにより、ヘッド1の移動が円滑
に行われ、かつ、紙Pの位置決をすることができるよう
になっている。また、紙挿入間隙 103の下面と紙載置面
39(図1参照)とはほぼ同一平面になっている。
びガイド部材 109が矢印の方向に移動した時に、ガイド
部材 109が位置決円盤 112を回転させながら、圧縮バネ
113の弾性力に抗して腕 111を下方に回動し、位置決円
盤 112を踏むようにして乗り越えられるようになってい
る。このようにすることにより、ヘッド1の移動が円滑
に行われ、かつ、紙Pの位置決をすることができるよう
になっている。また、紙挿入間隙 103の下面と紙載置面
39(図1参照)とはほぼ同一平面になっている。
【0037】図20に示すように取り付け部材38の両端は
パンチ孔位置決調整部材12(図1参照)に支持されてお
り、このパンチ孔位置決調整部材12には長孔 121があけ
られていて、紙Pの端部から孔明けパンチ22の中心まで
の距離L2 が調整できるようになっている。そして、距
離L2 (孔明け位置)を調整した後に、つまみ 122によ
りパンチ孔位置決調整部材12を紙載置面39に固定する。
パンチ孔位置決調整部材12(図1参照)に支持されてお
り、このパンチ孔位置決調整部材12には長孔 121があけ
られていて、紙Pの端部から孔明けパンチ22の中心まで
の距離L2 が調整できるようになっている。そして、距
離L2 (孔明け位置)を調整した後に、つまみ 122によ
りパンチ孔位置決調整部材12を紙載置面39に固定する。
【0038】図22に示すように歯車20は側板7および8
の間に設けられているパンチ駆動歯車21に噛み合うよう
に側板7および8の間に設けられており、スプライン軸
2が貫通するようになっている。本実施例ではスプライ
ン軸2は角柱であるので、歯車20にはこの角柱に相当す
る四角い孔があけられていて、スプライン軸2の軸方向
に移動可能であり、かつ、スプライン軸2に対して回転
方向に拘束されるように、スプライン軸2に支持されて
いる。そして、この歯車20は側板7および8の間に設け
られていることから、ヘッド1が移動した時にヘッド1
と共に移動し、かつ、モータM1 の回転がパンチ駆動歯
車21に伝達されるようになっている。図5および図9に
示す側板7および8にあけられた孔 702および 802はス
プライン2の貫通孔であり、スプライン2に対して十分
に大きな孔になっている。また、螺子棒3は図2に示す
ように側板7に設けたれた部材 703の螺子孔に螺合して
いる。図5における孔 704は螺子棒3の貫通孔である
が、この貫通孔 704を螺子棒3が螺合する螺子孔にして
もよい。側板7および8(ヘッド1)は実質的に螺子棒
3によって支持されるので、孔 702および 802を大きく
してもよいが、図23および図24に示すように、螺子棒3
に代えてタイミングベルト3′を使用した場合には、孔
702および 802の直径を角柱からなるスプライン軸2の
対角線の長さにほぼ等しくすることにより、側板7およ
び8(ヘッド1)をスプライン軸2にて実質的に支持す
ることができる。
の間に設けられているパンチ駆動歯車21に噛み合うよう
に側板7および8の間に設けられており、スプライン軸
2が貫通するようになっている。本実施例ではスプライ
ン軸2は角柱であるので、歯車20にはこの角柱に相当す
る四角い孔があけられていて、スプライン軸2の軸方向
に移動可能であり、かつ、スプライン軸2に対して回転
方向に拘束されるように、スプライン軸2に支持されて
いる。そして、この歯車20は側板7および8の間に設け
られていることから、ヘッド1が移動した時にヘッド1
と共に移動し、かつ、モータM1 の回転がパンチ駆動歯
車21に伝達されるようになっている。図5および図9に
示す側板7および8にあけられた孔 702および 802はス
プライン2の貫通孔であり、スプライン2に対して十分
に大きな孔になっている。また、螺子棒3は図2に示す
ように側板7に設けたれた部材 703の螺子孔に螺合して
いる。図5における孔 704は螺子棒3の貫通孔である
が、この貫通孔 704を螺子棒3が螺合する螺子孔にして
もよい。側板7および8(ヘッド1)は実質的に螺子棒
3によって支持されるので、孔 702および 802を大きく
してもよいが、図23および図24に示すように、螺子棒3
に代えてタイミングベルト3′を使用した場合には、孔
702および 802の直径を角柱からなるスプライン軸2の
対角線の長さにほぼ等しくすることにより、側板7およ
び8(ヘッド1)をスプライン軸2にて実質的に支持す
ることができる。
【0039】次に操作部14に収容されている駆動部につ
いて説明する。図21においてスプライン軸2の端部には
カム40が固定されており、このカム40と共にモータM1
にてスプライン軸2が回転させられる。41はカム40のカ
ム面によりON-OFFされて、スプライン軸2を回転および
回転停止するようになっている。すなわち、カム40のカ
ム面は図22および図23に示すように、リミットスイッチ
41の可動片 411が摺接しない凹部カム面 401が形成され
ていて、図16に示すリミットスイッチ31がドグ16の凹部
に位置してONの状態になった時に図21に示すモータM1
が起動し、リミットスイッチ41の可動片 411がカム面 4
02に摺接してモータM1 の回転を持続させ、スプライン
軸2が一回転した時にリミットスイッチ41の可動片 411
がカム面401に位置するようになり、モータM1 の回転
が停止されるようになっている。
いて説明する。図21においてスプライン軸2の端部には
カム40が固定されており、このカム40と共にモータM1
にてスプライン軸2が回転させられる。41はカム40のカ
ム面によりON-OFFされて、スプライン軸2を回転および
回転停止するようになっている。すなわち、カム40のカ
ム面は図22および図23に示すように、リミットスイッチ
41の可動片 411が摺接しない凹部カム面 401が形成され
ていて、図16に示すリミットスイッチ31がドグ16の凹部
に位置してONの状態になった時に図21に示すモータM1
が起動し、リミットスイッチ41の可動片 411がカム面 4
02に摺接してモータM1 の回転を持続させ、スプライン
軸2が一回転した時にリミットスイッチ41の可動片 411
がカム面401に位置するようになり、モータM1 の回転
が停止されるようになっている。
【0040】図21および図22において、螺子棒3の端部
には 従動歯車42が固定されており、モータM2 の軸に
固定された駆動歯車43によって螺子棒3が回転されるよ
うになっている。すなわち、図16に示したリミットスイ
ッチ31の可動片 311がドグ16の凹部に摺接してリミット
スイッチ31がONになってモータM1 が起動し、スプライ
ン軸2を一回転してリミットスイッチ41の可動片 411が
カム面 401に位置してリミットスイッチ41をOFF にする
ことによりモータM2 が起動して螺子棒3を回転しヘッ
ド1を移動するようになっている。また、このモータM
2 は正転および逆転できるようになっている。また、図
23において螺子棒3の代わりにタイミングベルト3′を
使用した場合には、従動歯車42および駆動歯車43が省略
されて、モータM2 の軸にプーリ44を取付、このプーリ
44にタイミングベルト3′をかけることにより、上記と
同様にヘッド1を移動させることができるようになって
いる。
には 従動歯車42が固定されており、モータM2 の軸に
固定された駆動歯車43によって螺子棒3が回転されるよ
うになっている。すなわち、図16に示したリミットスイ
ッチ31の可動片 311がドグ16の凹部に摺接してリミット
スイッチ31がONになってモータM1 が起動し、スプライ
ン軸2を一回転してリミットスイッチ41の可動片 411が
カム面 401に位置してリミットスイッチ41をOFF にする
ことによりモータM2 が起動して螺子棒3を回転しヘッ
ド1を移動するようになっている。また、このモータM
2 は正転および逆転できるようになっている。また、図
23において螺子棒3の代わりにタイミングベルト3′を
使用した場合には、従動歯車42および駆動歯車43が省略
されて、モータM2 の軸にプーリ44を取付、このプーリ
44にタイミングベルト3′をかけることにより、上記と
同様にヘッド1を移動させることができるようになって
いる。
【0041】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。図1および図2に示すように、スプ
ライン軸2と螺子棒3をヘッド1を貫通するように平行
に設けたので、このスプライン軸2と螺子棒3をヘッド
1の支持棒として兼用し、ヘッド1自体を実質上二点で
支持し、ヘッド1の傾きに対して強固に支持することが
できる。そして更に、スプライン軸2の回転によりヘッ
ド1に設けた孔明けパンチ22を上下動させると共に螺子
棒3によりヘッド1を移動させるので、ヘッド1自体に
モータを搭載しないようにして、ヘッド1の移動および
孔明けをすることができる。また、ヘッド1の移動を案
内するレール4を螺子棒3に対して平行に設けることに
より、ヘッド1自体をスプライン軸2、螺子棒3および
レール4によって実質的に三点で支持することができ
る。
いて次に説明する。図1および図2に示すように、スプ
ライン軸2と螺子棒3をヘッド1を貫通するように平行
に設けたので、このスプライン軸2と螺子棒3をヘッド
1の支持棒として兼用し、ヘッド1自体を実質上二点で
支持し、ヘッド1の傾きに対して強固に支持することが
できる。そして更に、スプライン軸2の回転によりヘッ
ド1に設けた孔明けパンチ22を上下動させると共に螺子
棒3によりヘッド1を移動させるので、ヘッド1自体に
モータを搭載しないようにして、ヘッド1の移動および
孔明けをすることができる。また、ヘッド1の移動を案
内するレール4を螺子棒3に対して平行に設けることに
より、ヘッド1自体をスプライン軸2、螺子棒3および
レール4によって実質的に三点で支持することができ
る。
【0042】また、螺子棒3に代えてタイミングベルト
3′を使用した場合においても、スプライン軸2は、ヘ
ッド1の支持、ヘッド1の移動および孔明けパンチ22の
上下動をさせることができ、レール4と共にヘッド1を
二点支持することが可能となる。また、スプライン軸2
を使用することにより、例えば孔明けパンチ22の孔明け
部に、ホッチキスなどの異物が噛み込んで、スプライン
軸2の回転が自動的に停止したような場合に、スプライ
ン軸2を外部から逆転してその異物を除去することが可
能となる。
3′を使用した場合においても、スプライン軸2は、ヘ
ッド1の支持、ヘッド1の移動および孔明けパンチ22の
上下動をさせることができ、レール4と共にヘッド1を
二点支持することが可能となる。また、スプライン軸2
を使用することにより、例えば孔明けパンチ22の孔明け
部に、ホッチキスなどの異物が噛み込んで、スプライン
軸2の回転が自動的に停止したような場合に、スプライ
ン軸2を外部から逆転してその異物を除去することが可
能となる。
【0043】次に、孔明けパンチ22を上下動して紙Pに
孔明けする時の作用について説明する。先ず、紙Pの大
きさに合わせて紙位置決部材13(図1)を矢印方向に移
動し、紙Pの両側を押えると共に、リミットスイッチ17
を支持棒18に沿わせて移動し、紙Pの最初に開けられる
孔の位置が所定の位置になるように、ヘッド1を位置決
する。そして、つまみ15によりドグ16を回転して紙Pに
あけられる孔の数とピッチを選定するので、その操作を
簡単にすることができる。また、パンチ孔位置決調整部
材12(図1)により孔あけ位置L2 (図20)を調整す
る。
孔明けする時の作用について説明する。先ず、紙Pの大
きさに合わせて紙位置決部材13(図1)を矢印方向に移
動し、紙Pの両側を押えると共に、リミットスイッチ17
を支持棒18に沿わせて移動し、紙Pの最初に開けられる
孔の位置が所定の位置になるように、ヘッド1を位置決
する。そして、つまみ15によりドグ16を回転して紙Pに
あけられる孔の数とピッチを選定するので、その操作を
簡単にすることができる。また、パンチ孔位置決調整部
材12(図1)により孔あけ位置L2 (図20)を調整す
る。
【0044】このように、孔明けの状態が整ったところ
で電源スイッチSW1 を押し起動スイッチSW2 を押すこと
により、モータM2 (図21)が起動し螺子棒3が回転
(タイミングベルト3′が移動)してヘッド1を移動さ
せることが可能となる。このヘッド1の移動に際してヘ
ッド1にはモータが搭載されていないので、ヘッド1の
質量が小さく、ヘッド1を高速移動しても慣性力が小さ
いので、所定の位置にヘッド1を停止させることができ
る。すなわち、ヘッド1が高速移動しても図16に示すリ
ミットスイッチ31の可動片 311が凹部(例えば 161)に
確実に摺接し、リミットスイッチ31がONになり、モータ
M2 が停止しヘッド1が停止する。
で電源スイッチSW1 を押し起動スイッチSW2 を押すこと
により、モータM2 (図21)が起動し螺子棒3が回転
(タイミングベルト3′が移動)してヘッド1を移動さ
せることが可能となる。このヘッド1の移動に際してヘ
ッド1にはモータが搭載されていないので、ヘッド1の
質量が小さく、ヘッド1を高速移動しても慣性力が小さ
いので、所定の位置にヘッド1を停止させることができ
る。すなわち、ヘッド1が高速移動しても図16に示すリ
ミットスイッチ31の可動片 311が凹部(例えば 161)に
確実に摺接し、リミットスイッチ31がONになり、モータ
M2 が停止しヘッド1が停止する。
【0045】これと同時にモータM1 が起動しスプライ
ン軸2がカム40により一回転する。このスプライン軸2
の回転は歯車20を介して、パンチ駆動歯車21に伝達さ
れ、回転盤25を回転する。このように回転盤25が回転し
た時の状態を図14に示して説明する。回転盤25の中心C
1 に対して駒23の中心C2 がRだけ偏心しているので
(図8参照)、回転盤25が回転した場合に駒23の中心が
半径Rの円を描いて移動することになる。すなわち、回
転盤25が一回転する間に駒23は23a 〜23d まで移動す
る。
ン軸2がカム40により一回転する。このスプライン軸2
の回転は歯車20を介して、パンチ駆動歯車21に伝達さ
れ、回転盤25を回転する。このように回転盤25が回転し
た時の状態を図14に示して説明する。回転盤25の中心C
1 に対して駒23の中心C2 がRだけ偏心しているので
(図8参照)、回転盤25が回転した場合に駒23の中心が
半径Rの円を描いて移動することになる。すなわち、回
転盤25が一回転する間に駒23は23a 〜23d まで移動す
る。
【0046】そして、駒23は摺動子19にあけられた長孔
24に嵌合しているので、駒23の上記23a 〜23d までの移
動が可能になり、かつ、摺動子19はガイド溝 901に案内
されてAからBの範囲すなわち2×Rの範囲で垂直方向
に上下動することが可能となる。そして、孔明けパンチ
22は摺動子19の下端に装着されているので、孔明けパン
チ22もAからBの範囲で垂直方向に上下動し、孔明けパ
ンチ22に垂直方向の力をかけることができる。また、本
実施例のように駒23にベアリングを使用することによ
り、長孔24と駒23との間の嵌め合い公差を少なくして遊
びをなくし、長孔24内での駒23の上記23a 〜23d の移動
が円滑に行われ、スプライン軸2の回転力を孔明けパン
チ22の押し付け力に変換する機械的な損失を小さくする
ことができる。
24に嵌合しているので、駒23の上記23a 〜23d までの移
動が可能になり、かつ、摺動子19はガイド溝 901に案内
されてAからBの範囲すなわち2×Rの範囲で垂直方向
に上下動することが可能となる。そして、孔明けパンチ
22は摺動子19の下端に装着されているので、孔明けパン
チ22もAからBの範囲で垂直方向に上下動し、孔明けパ
ンチ22に垂直方向の力をかけることができる。また、本
実施例のように駒23にベアリングを使用することによ
り、長孔24と駒23との間の嵌め合い公差を少なくして遊
びをなくし、長孔24内での駒23の上記23a 〜23d の移動
が円滑に行われ、スプライン軸2の回転力を孔明けパン
チ22の押し付け力に変換する機械的な損失を小さくする
ことができる。
【0047】このように、スプライン軸2を一回転する
間に、駒23が23a 〜23d に移動して、摺動子19を上下に
往復移動させ、孔明けパンチ22を下降して紙Pに孔明け
し上昇させることができる。そして、この間図22に示す
リミットスイッチ41の可動片411がカム面 402に摺接し
てモータM2 の回転停止を保持し、スプライン軸2が一
回転した時に可動片 411がカム面 401に位置するように
なって、モータM2 が回転し螺子軸3を回転(タイミン
グベルト3′を移動)して、図16に示すリミットスイッ
チ31の可動片 311がドグ16の次の凹部に摺接するまでヘ
ッド1を移動し、上記の動作が繰り返し行われる。
間に、駒23が23a 〜23d に移動して、摺動子19を上下に
往復移動させ、孔明けパンチ22を下降して紙Pに孔明け
し上昇させることができる。そして、この間図22に示す
リミットスイッチ41の可動片411がカム面 402に摺接し
てモータM2 の回転停止を保持し、スプライン軸2が一
回転した時に可動片 411がカム面 401に位置するように
なって、モータM2 が回転し螺子軸3を回転(タイミン
グベルト3′を移動)して、図16に示すリミットスイッ
チ31の可動片 311がドグ16の次の凹部に摺接するまでヘ
ッド1を移動し、上記の動作が繰り返し行われる。
【0048】上記孔明けパンチ22の上下動において、図
6に示すように孔明けパンチ22をパンチガイド部 101に
あけたガイド孔 106に案内させて上下動させることによ
り、孔明けパンチ22を垂直方向に上下動させることがで
きる。またパンチガイド部 101と孔明け部 102との間に
形成した紙挿入間隙 103に紙Pを挿入して、パンチガイ
ド部 101に一体にした孔明け部 102で孔をあけることに
より、孔明け時の力をスプライン軸2、螺子棒3および
レール4に影響を与えないようにして、孔明け部 102で
すべて受けることができ、ガイド孔 106とパンチ孔 107
との間の軸心がずれることはない。
6に示すように孔明けパンチ22をパンチガイド部 101に
あけたガイド孔 106に案内させて上下動させることによ
り、孔明けパンチ22を垂直方向に上下動させることがで
きる。またパンチガイド部 101と孔明け部 102との間に
形成した紙挿入間隙 103に紙Pを挿入して、パンチガイ
ド部 101に一体にした孔明け部 102で孔をあけることに
より、孔明け時の力をスプライン軸2、螺子棒3および
レール4に影響を与えないようにして、孔明け部 102で
すべて受けることができ、ガイド孔 106とパンチ孔 107
との間の軸心がずれることはない。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した通り請求項1記載の内容に
基づいて発明の詳細な説明から把握される発明によれ
ば、ヘッドを貫通するようにスプライン軸を設け、ヘッ
ド自体をスプライン軸で支持するので、ヘッドを支持す
るための特別な機構が不要になり構造を簡単にすること
ができる。そして更に、スプライン軸の回転によりヘッ
ドに設けた孔明けパンチを上下動させヘッドの移動を可
能にし、ヘッド自体にモータを搭載しないようにして、
ヘッドの移動および孔明けをするので、ヘッドを高速移
動させて孔明けの能率を向上させると共に、配線の引き
ずりがなくこれに起因する故障をなくすことができる。
そして、ヘッドの移動を案内するレールを前記スプライ
ン軸に対して平行に設け、ヘッド自体をスプライン軸お
よびレールによって実質的に二点で支持することによ
り、ヘッドを支持するための特別な機構を不要にして、
構造を簡単にしヘッドを確実に支持することができる。
基づいて発明の詳細な説明から把握される発明によれ
ば、ヘッドを貫通するようにスプライン軸を設け、ヘッ
ド自体をスプライン軸で支持するので、ヘッドを支持す
るための特別な機構が不要になり構造を簡単にすること
ができる。そして更に、スプライン軸の回転によりヘッ
ドに設けた孔明けパンチを上下動させヘッドの移動を可
能にし、ヘッド自体にモータを搭載しないようにして、
ヘッドの移動および孔明けをするので、ヘッドを高速移
動させて孔明けの能率を向上させると共に、配線の引き
ずりがなくこれに起因する故障をなくすことができる。
そして、ヘッドの移動を案内するレールを前記スプライ
ン軸に対して平行に設け、ヘッド自体をスプライン軸お
よびレールによって実質的に二点で支持することによ
り、ヘッドを支持するための特別な機構を不要にして、
構造を簡単にしヘッドを確実に支持することができる。
【0050】また、請求項2記載の内容に基づいて発明
の詳細な説明から把握される本発明によれば、スプライ
ン軸に設けた歯車によって、ヘッドに設けたパンチ駆動
歯車を回転し、このパンチ駆動歯車と軸心を一致させて
パンチ駆動歯車に設けた回転盤に、軸心を偏心させて設
けた駒をヘッドに設けたガイド部材に案内されて上下方
向に移動する摺動子にあけた長孔に嵌合して、摺動子の
下端に設けた孔明けパンチを上下動させ、孔明けパンチ
に垂直方向の力を与えるようにしたので、例え紙の枚数
が多くなって孔明け時の力が大きくても、スプライン軸
によるヘッドの支持に影響がなく、孔明けパンチに傾き
が生ぜず、孔明けパンチの寿命を長くすることができ
る。
の詳細な説明から把握される本発明によれば、スプライ
ン軸に設けた歯車によって、ヘッドに設けたパンチ駆動
歯車を回転し、このパンチ駆動歯車と軸心を一致させて
パンチ駆動歯車に設けた回転盤に、軸心を偏心させて設
けた駒をヘッドに設けたガイド部材に案内されて上下方
向に移動する摺動子にあけた長孔に嵌合して、摺動子の
下端に設けた孔明けパンチを上下動させ、孔明けパンチ
に垂直方向の力を与えるようにしたので、例え紙の枚数
が多くなって孔明け時の力が大きくても、スプライン軸
によるヘッドの支持に影響がなく、孔明けパンチに傾き
が生ぜず、孔明けパンチの寿命を長くすることができ
る。
【0051】また、請求項3記載の内容に基づいて発明
の詳細な説明から把握される本発明によれば、更にスプ
ライン軸に平行に設けた孔数およびピッチを決めるため
のドグに摺接して、スプライン軸を回転するためのリミ
ットスイッチをヘッドに設け、ヘッドの移動に伴って所
望の孔の数およびピッチの孔をあけるようにしたので、
孔の数およびピッチの設定が容易であり、かつ、所望の
孔数およびピッチの孔をあけることができる。
の詳細な説明から把握される本発明によれば、更にスプ
ライン軸に平行に設けた孔数およびピッチを決めるため
のドグに摺接して、スプライン軸を回転するためのリミ
ットスイッチをヘッドに設け、ヘッドの移動に伴って所
望の孔の数およびピッチの孔をあけるようにしたので、
孔の数およびピッチの設定が容易であり、かつ、所望の
孔数およびピッチの孔をあけることができる。
【0052】また、請求項4記載の内容に基づいて発明
の詳細な説明から把握される本発明によれば、更に孔明
けパンチをパンチガイド部に案内させて上下動させるこ
とにより、孔明けパンチを垂直方向に上下動させ、か
つ、パンチガイド部と孔明け部との間に形成した紙挿入
間隙に紙を挿入して、パンチガイド部に一体にした孔明
け部で孔をあけ、孔明け時の力を孔明け部で受けるよう
にしたので、スプライン軸によるヘッドの支持に影響を
与えないようにして、ガイド孔とパンチ孔の軸心がずれ
ことがなく、孔明けパンチとパンチ孔とのかじりをなく
して、孔明けパンチの寿命を長くすることができる。
の詳細な説明から把握される本発明によれば、更に孔明
けパンチをパンチガイド部に案内させて上下動させるこ
とにより、孔明けパンチを垂直方向に上下動させ、か
つ、パンチガイド部と孔明け部との間に形成した紙挿入
間隙に紙を挿入して、パンチガイド部に一体にした孔明
け部で孔をあけ、孔明け時の力を孔明け部で受けるよう
にしたので、スプライン軸によるヘッドの支持に影響を
与えないようにして、ガイド孔とパンチ孔の軸心がずれ
ことがなく、孔明けパンチとパンチ孔とのかじりをなく
して、孔明けパンチの寿命を長くすることができる。
【図1】本発明の一実施例の全体を示す斜視図である。
【図2】図1におけるヘッドの正面図である。
【図3】図2におけるパンチ部の正面図である。
【図4】図3のA−A線における側面図である。
【図5】図2におけるヘッドの側板の正面図である。
【図6】図2のB−B線における一部縦断面図である。
【図7】図6における駒部分の組み立て分解を示す図で
ある。
ある。
【図8】図7のC−C線からみた回転盤の正面図であ
る。
る。
【図9】図6における側板の正面図である。
【図10】図6における摺動子の正面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】図6におけるガイド部材の正面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】図6における駒の移動を示す模式図である。
【図15】図1におけるドグとリミットスイッチとの関係
を示す図である。
を示す図である。
【図16】図15の右側面図である。
【図17】図1におけるドグの正面図である。
【図18】図1におけるつまみとドグとの関係を示す図で
ある。
ある。
【図19】図1におけるパンチ孔位置決部の正面図であ
る。
る。
【図20】図19の左側面図である。
【図21】図1における操作部の内部を示す駆動機構の正
面図である。
面図である。
【図22】図21の左側面図である。
【図23】タイミングベルトを使用したときの、図1にお
ける操作部の内部を示す駆動機構の正面図である。
ける操作部の内部を示す駆動機構の正面図である。
【図24】タイミングベルトを使用したときの、図1にお
けるヘッドの正面図である。
けるヘッドの正面図である。
【図25】図24におけるタイミングベルトの固定部を部分
的に示した側面図である。
的に示した側面図である。
1 ヘッド 2 スプライン軸 3 螺子棒 4 レール 5 案内輪 7 側板 8 側板 9 ガイド部材 901 ガイド溝 902 孔 10 パンチ部 101 パンチガイド部 102 孔明け部 103 紙挿入間隙 106 ガイド孔 107 パンチ孔 108 ガイド部 109 ガイド部材 16 ドグ 19 摺動子 191 長孔 192 凹部 193 凹穴 20 歯車 21 パンチ駆動歯車 22 孔明けパンチ 221 ピン 23 駒 24 長孔 25 回転盤 251 軸部 252 螺子孔 26 ピン 33 ロック部 34 傘歯車 35 傘歯車 36 ロックピン 40 カム
Claims (4)
- 【請求項1】 移動手段によってヘッドを孔のピッチに
合わせて間欠移動させ、孔明けパンチによって紙に孔を
開ける多機能孔明け装置において、前記ヘッドを貫通す
るようにスプライン軸を設け、該スプライン軸の回転に
よりヘッドに設けた孔明けパンチを上下動させると共
に、前記移動手段によりヘッドの移動を可能にし、該ヘ
ッドの移動を案内するレールを前記スプライン軸に対し
て平行に設けたことを特徴とする多機能孔明け装置。 - 【請求項2】 スプライン軸に歯車を設け、該歯車にか
み合うパンチ駆動歯車をヘッドに軸支し、該パンチ駆動
歯車と軸心を一致させた回転盤をパンチ駆動歯車に設
け、該回転盤の軸心に対して偏心させて該回転盤に駒を
軸支し、該駒をヘッドに設けたガイド部材に案内されて
上下方向に移動する摺動子にあけた長孔に嵌合し、該摺
動子の下端に孔明けパンチを設けたことを特徴とする請
求項1記載の多機能孔明け装置。 - 【請求項3】 スプライン軸と平行に孔数およびピッチ
を決めるためのドグを設け、該ドグに摺接してスプライ
ン軸を回転させるためのリミットスイッチをヘッドに設
けたことを特徴とする請求項1あるいは2記載の多機能
孔明け装置。 - 【請求項4】 孔明けパンチが貫通するパンチ部をヘッ
ドに固定し、該パンチ部をパンチガイド部と孔明け部と
で形成し、該パンチガイド部と孔明け部との間に紙挿入
間隙を形成し、孔明け部をパンチガイド部に一体にした
ことを特徴とする請求項1、2、3に記載の多機能孔明
け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3432495A JPH08206996A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 多機能孔明け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3432495A JPH08206996A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 多機能孔明け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08206996A true JPH08206996A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=12410984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3432495A Pending JPH08206996A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 多機能孔明け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08206996A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19747121A1 (de) * | 1996-10-25 | 1998-05-07 | Carl Mfg Co | Locher |
EP1533090A2 (en) * | 2003-11-19 | 2005-05-25 | Carl Manufacturing Co., Ltd. | Multifunction punch apparatus |
CN107322041A (zh) * | 2017-07-11 | 2017-11-07 | 谢忠伟 | 一种可自动取放材料的模具用冲孔装置 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP3432495A patent/JPH08206996A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19747121A1 (de) * | 1996-10-25 | 1998-05-07 | Carl Mfg Co | Locher |
US5894778A (en) * | 1996-10-25 | 1999-04-20 | Carl Manufacturing Co., Ltd. | Punching apparatus |
DE19747121C2 (de) * | 1996-10-25 | 2001-05-10 | Carl Mfg Co | Locher |
EP1533090A2 (en) * | 2003-11-19 | 2005-05-25 | Carl Manufacturing Co., Ltd. | Multifunction punch apparatus |
JP2005144633A (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Carl Manufacturing Co Ltd | 多機能孔明け装置 |
EP1533090A3 (en) * | 2003-11-19 | 2005-08-24 | Carl Manufacturing Co., Ltd. | Multifunction punch apparatus |
JP4540328B2 (ja) * | 2003-11-19 | 2010-09-08 | カール事務器株式会社 | 多機能孔明け装置 |
CN107322041A (zh) * | 2017-07-11 | 2017-11-07 | 谢忠伟 | 一种可自动取放材料的模具用冲孔装置 |
CN107322041B (zh) * | 2017-07-11 | 2019-08-23 | 郑小龙 | 一种可自动取放材料的模具用钻孔装置 |
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