JP2001244057A - セラミックヒーターとその製造方法及びこれを用いたウエハ加熱装置 - Google Patents

セラミックヒーターとその製造方法及びこれを用いたウエハ加熱装置

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JP2001244057A JP2000050976A JP2000050976A JP2001244057A JP 2001244057 A JP2001244057 A JP 2001244057A JP 2000050976 A JP2000050976 A JP 2000050976A JP 2000050976 A JP2000050976 A JP 2000050976A JP 2001244057 A JP2001244057 A JP 2001244057A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウエハ加熱装置に用いるセラミックヒーターに
おいて、板状体として炭化珪素質セラミックスを用いた
場合、炭化珪素質セラミックスの表面に発熱抵抗体を形
成しようとすると、発熱抵抗体に添加しているガラス成
分が炭化珪素に濡れず発熱抵抗体が容易に剥離してしま
うという課題があった。 【解決手段】炭化珪素質セラミックスからなる板状体の
一方の主面に、厚み0.05〜2.0μmのSiO2
らなる膜と、厚み10〜600μmのガラスからなる絶
縁層をこの順に備え、該絶縁層上に発熱抵抗体を備える
とともに、該発熱抵抗体と電気的に接続される給電部を
具備してセラミックヒーターを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にウエハを加熱
するのに用いるウエハ加熱装置及びこれに用いるセラミ
ックヒーターとその製造方法に関するものであり、例え
ば、半導体ウエハや液晶基板あるいは回路基板等のウエ
ハ上に半導体薄膜を生成したり、前記ウエハ上に塗布さ
れたレジスト液を乾燥焼き付けしてレジスト膜を形成す
るのに好適なウェハ加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造装置の製造工程にお
ける、半導体薄膜の成膜処理、エッチング処理、レジス
ト膜の焼き付け処理等においては、半導体ウエハ(以
下、ウエハと略す)を加熱するためにウエハ加熱装置が
用いられている。
【0003】従来の半導体製造装置は、まとめて複数の
ウエハを成膜処理するバッチ式のものが使用されていた
が、ウエハの大きさが8インチから12インチと大型化
するにつれ、処理精度を高めるために、一枚づつ処理す
る枚葉式と呼ばれる手法が近年実施されている。しかし
ながら、枚葉式にすると1回当たりの処理数が減少する
ため、ウエハの処理時間の短縮が必要とされている。こ
のため、ウエハ支持部材に対して、ウエハの加熱時間の
短縮、ウエハの吸着・脱着の迅速化と同時に加熱温度精
度の向上が要求されていた。
【0004】上記のようなウエハ加熱装置の例として、
例えば特開平11−40330号公報に「窒化物セラミ
ックスまたは炭化物セラミックスからなる板状体の表面
に、金属粒子を焼結して形成した発熱体を設けてなるこ
とを特徴とするヒーター」が示されている。
【0005】このセラミックヒーターは、ウエハ表面に
形成された感光性樹脂を乾燥させるヒーターである。こ
の構造を図4を用いて説明すると、セラミックスからな
る均熱板32の表面に金、銀、白金、パラジウム、鉛、
タングステン、ニッケルから選ばれる1種以上の金属粒
子を焼結させた金属粒子焼結体34とAu、Ag、P
d、Pt、Niから選ばれる少なくとも1種以上の金属
からなる金属被覆層34からなる発熱抵抗体35が形成
されている。また、金属粒子焼結体34には、窒化物セ
ラミックスおよび炭化物セラミックスに前記金属粒子を
密着させるために金属酸化物を含ませることが示されて
いる。また、窒化物セラミックスおよび炭化物セラミッ
クスの表面に形成されている薄い酸化膜が、金属粒子表
面の酸化膜および前記金属酸化物と反応して発熱抵抗体
5の密着性が向上することが示されている。また、導通
端子37がハンダ36により発熱抵抗体35に固定され
ている。そして、ウエハWはリフトピン39により均熱
板32と離間して設置されることが示されている。
【0006】窒化アルミニウム質セラミックスと炭化珪
素質セラミックスは、両者とも熱伝導率が高いので均熱
性を必要とする半導体ウエハ加熱装置用の均熱板32の
材料としては好適であるが、感光性樹脂からなる膜をウ
エハWの上に形成し乾燥させる工程に使用される均熱板
32の材料としては、炭化珪素質セラミックスの方が優
れている。これは、窒化アルミニウム質セラミックスの
場合、窒化アルミニウムが空気中の水分と反応してアン
モニアガスを発生させ、これが感光性樹脂に悪影響を与
えるからである。そこで、感光性樹脂の乾燥工程に使用
される均熱板32としては、炭化珪素質セラミックスの
方が有用である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、均熱板
の基材として炭化珪素質セラミックスを用いた場合、炭
化珪素質セラミックスと発熱抵抗体との間の絶縁層を形
成することが困難であった。例えば、絶縁層としてAu
−Pt混合粉末にガラスを混合したペーストを炭化珪素
質セラミックスの表面にプリント法により形成し焼結さ
せようとすると、発熱抵抗体に添加しているガラス成分
が炭化珪素に濡れず発熱抵抗体が容易に剥離してしまう
という問題があった。そこで、X線電子分校分析によ
り、炭化珪素質セラミックスの表面をスパッタリングし
ながら酸化皮膜の厚みを分析してみたところ、酸化皮膜
の厚みは、20〜30nm程度と非常に薄いことが判っ
た。
【0008】また、発熱抵抗体を形成する際に、これを
プリントする絶縁層の平坦度が悪いとプリントした発熱
抵抗体に厚みバラツキが発生し、これにより均熱板に温
度分布が発生し、ウエハの温度が安定しないという課題
があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題について鋭意検討した結果、ウェハ加熱装置を構成す
るセラミックヒーターとして、炭化珪素質セラミックス
からなる板状体の一方の主面に、厚み0.05〜2.0
μmのSiO2からなる膜と、厚み10〜600μmの
ガラスからなる絶縁層をこの順に備え、該絶縁層上に発
熱抵抗体を備えるとともに、該発熱抵抗体と電気的に接
続される給電部を具備することにより、上記課題を解決
することができることを見出した。
【0010】また、前記絶縁層の平坦度を300μm以
下とすることにより、プリント形成する発熱抵抗体の厚
みを所定範囲内に管理することができ、ウエハの温度制
御の精度を向上させることができることが判った。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0012】図1は本発明のウエハ加熱装置の一例を示
す断面図で、炭化珪素を主成分とするセラミックスの板
状体からなる均熱板2の一方の主面を、ウエハWを載せ
る載置面3とするとともに、他方の主面に形成されたS
iO2膜21の上にガラスからなる絶縁層4を介して発
熱抵抗体5を形成し、この発熱抵抗体5と電気的に接続
する給電部6を備えてセラミックヒーターを構成したも
のである。
【0013】図2を用いて、さらに本発明のウエハ加熱
装置の均熱板2の構造を細かく説明する。均熱板2のウ
エハ載置面3を除く表面には、酸化雰囲気中で熱処理す
ることにより生成したSiO2膜21が形成されてい
る。そして、このSiO2膜21の上にガラスからなる
絶縁層4が形成され、さらにその上に、Au、Pt族金
属もしくはこれらの合金からなる発熱抵抗体5が形成さ
れ、この発熱抵抗体5には給電部6が形成されてセラミ
ックヒーターを構成してある。このセラミックヒーター
を支持体11に接合し、上記給電部6に導通端子7を押
圧して接続することによりウェハ加熱装置を構成してい
る。また、ウエハWは、支持ピン22により載置面3か
ら離間して保持される。これにより、ウエハWが均熱板
2に片当たりして温度分布が悪くなるといった問題を防
止している。
【0014】前記SiO2膜21の厚みtは、0.05
〜2.0μmとする。さらに好ましくは、0.1〜1.
0μmとすることが好ましい。これにより、表面に形成
するガラスからなる絶縁層4を炭化珪素質セラミックス
表面に信頼性高く形成することが可能となる。この厚み
tを0.05μm未満とすると、この上に絶縁層4とな
るガラス層を形成した場合に、表面のSiO2膜21が
ガラスに吸収され、絶縁層4に均熱板2からのハジケが
発生してしまい好ましくない。また、前記SiO2膜2
1の厚みを2.0μmより大きくすると、SiO2膜2
1中にクリストバライトからなる結晶相が増えてしま
い、絶縁層4の密着性が低下してしまうので好ましくな
い。なお、信頼性と生産性の面から考慮するとSiO2
膜21の厚みtは0.1〜1.0μmとすることがさら
に好ましい。
【0015】また、SiO2膜21は、アモルファス状
態であることが好ましいが、厚みが厚くなったり前記S
iO2膜21を徐冷したりすると、SiO2膜21内に結
晶が生成してくる。析出する結晶相としては、クォー
ツ、クリストバライト、トリジマイト等の結晶相が生成
してくる。このうち、特にクリストバライトは、180
〜270℃に大きな体積変化を伴うα相とβ相間の転移
点があり、SiO2膜21にクラックを発生させるので
結晶相として好ましくない。
【0016】これに対し、本発明者等が鋭意検討した結
果、SiO2膜21に含まれる結晶相であるクリストバ
ライトの(101)面のピーク高さが炭化珪素の(10
2)面のピーク高さに対し10%以下であるようにすれ
ば、良好な耐久性を示すことが判った。逆に、前記ピー
ク高さの割合が10%を越えると、熱サイクル試験にお
いて絶縁層4にクラックが発生したり絶縁層4が剥離し
易くなり、発熱抵抗体5が断線してしまうので好ましく
ない。
【0017】なお、炭化珪素の結晶相については、六方
晶系であるα−炭化珪素の主ピークである(102)面
を取り上げたが、実際は、炭化珪素の他の結晶系とピー
クが重なるものがあるが、全てを前記ピークに代表させ
て表記した。また、前記SiO2膜21を1470〜1
570℃付近で徐冷するとトリジマイトが生成する場合
がある。この場合、トリジマイトも110〜165℃付
近に体積変化を伴うα相とβ相間の転移点があるので、
SiO2膜21中にトリジマイトが生成することも好ま
しくない。
【0018】また、図3に本発明のSiO2膜21を表
面に形成した炭化珪素のX線回折ピークの一例を示し
た。図の左側の矢印で示したピークが、クリストバライ
トの主ピークである(101)面のピークであり、上に
SiC(102)と記したピークが炭化珪素の(10
2)面のピークである。
【0019】また、前記SiO2膜21を形成する方法
については、炭化珪素質セラミックスからなる均熱板2
を平坦度100μm以下に研磨した後、酸化雰囲気中1
200〜1600℃で1〜12時間処理し、冷却過程に
おいて少なくとも1000〜600℃を200℃/時間
より速い速度で冷却することにより、前記のようにクリ
ストバライト結晶の生成を抑えたSiO2膜21を形成
することができる。
【0020】また、SiO2膜21中の酸素の拡散は非
常に遅いので、本発明の請求範囲相当の厚みのSiO2
膜21を炭化珪素質セラミックスからなる均熱板2の表
面に形成するには、このように、高温の酸化雰囲気中で
熱処理を施すことが必要である。
【0021】そして、酸化雰囲気中の熱処理により形成
したSiO2膜21のうち、載置面3側の膜は、研磨に
より除去する。
【0022】また、ガラスからなる絶縁層4は、厚みを
10〜600μmとする。この厚みが10μm以下であ
ると、均熱板2と発熱抵抗体5との間の電気的な絶縁が
不十分となる。また、前記厚みが600μm以上となる
と、ガラスは熱伝導率が低いので、発熱抵抗体5からウ
エハW載置面3への熱伝達が遅くなってしまうので好ま
しくない。
【0023】このガラスからなる絶縁層4の表面は、平
坦度が300μm以下であることが望ましい。これは、
もし平坦度が300μmより大きいと、絶縁層4の表面
に発熱抵抗体5をプリント法により形成する際に、厚み
バラツキが生じて発熱抵抗体5の抵抗分布が崩れてしま
うからである。
【0024】ガラスからなる絶縁層4の平坦度を300
μm以下とするためには、均熱板2の絶縁層4を塗布す
る側の炭化珪素質セラミックスの平坦度を300μm以
下とすると同時に、炭化珪素質セラミックスの熱膨張率
3.9×10-6deg-1に対し、ガラスの熱膨張率を
3.0〜3.6×10-6deg-1とすることが必要であ
る。これは、ガラスが焼結する際の収縮による応力が焼
き付けの際の熱処理では十分緩和されず、絶縁層4側が
凹となるような反りが残留しやすいからである。このよ
うに、ガラスの熱膨張率を炭化珪素質セラミックスの熱
膨張率より小さくすることにより均熱板2の反りを低減
することが、平坦度を向上させるのに有効である。
【0025】また、前記絶縁層4の平坦度が300μm
より大きい場合は、予め膜厚を管理した発熱抵抗体5を
転写シートに形成しておき、該発熱抵抗体5を転写によ
り絶縁層4上に形成することによって発熱抵抗体5の厚
みを均一とし、均熱板2を均一に加熱することができる
ようにする。
【0026】また、ガラスからなる絶縁層4は、プリン
トもしくは転写により一定厚みの膜を形成し、そのガラ
スの作業点以上の温度で熱処理することにより形成す
る。ガラスの熱膨張率は、炭化珪素の熱膨張率3.9×
10-6deg-1より若干小さな3.0〜3.6×10-6
deg-1程度にすることが好ましい。これは、ガラスが
焼結し溶融する際に、その収縮による応力を十分緩和し
切っておらず、収縮による応力が反りの形で残留してい
るため、この分を吸収するためガラスの熱膨張率を炭化
珪素に較べ若干小さくする。この結果、ガラスに残留す
る応力が圧縮応力となるので、熱応力に対しクラックが
発生し難くなるからである。
【0027】さらに、発熱抵抗体5は、絶縁層4との密
着性を高めるためガラスを含み、このガラスの軟化点
が、絶縁層4に含まれるガラスの転移点より低いことが
発熱抵抗体5の加工精度を向上させる上で好ましい。ガ
ラスは転移点以上の温度では高粘度の粘性流体であると
考えられる。このため、絶縁層4に含まれるガラスの転
移点より発熱抵抗体5に含まれるガラスの軟化点を低く
し、発熱抵抗体5の焼き付け時に、基材となる絶縁層4
に影響がでないようにする。
【0028】発熱抵抗体5のパターン形状としては、円
弧状の電極部と直線状の電極部とからなる略同心円状を
したものや渦巻き状をしたものなど、載置面3を均一に
加熱できるパターン形状であれば良い。均熱性を改善す
るため、発熱抵抗体5を複数のパターンに分割すること
も可能である。また、発熱抵抗体5としては、金や銀、
パラジウム、白金族の金属等の材質のものを使用するこ
とができる。また、必要に応じて発熱抵抗体をトリミン
グすることにより、均熱性を向上させる。
【0029】また、ウエハ載置面3の赤外線放射率は8
0%以上であることが好ましい。これにより、均熱板2
の熱が載置面3から赤外線および遠赤外線でウエハWに
高効率で放射されるので、載置面3表面の温度が一定に
なりやすく、また、ウエハWの加熱効率が高くなる。
【0030】炭化珪素質セラミックスには、炭素と炭化
硼素を焼結助剤として用いる系とAl23およびY23
を添加する系、また、Siの成形体を炭素系ガス中で処
理して炭化する反応焼結により形成した系等がある。炭
素を添加した系は、炭素が残留するので一般的には黒く
なり、また、Al23およびY23を添加した系は、炭
化珪素にAlが固溶することにより黒くなるので、この
ような操作を管理することにより赤外線放射率を80%
以上にすることができる。また、反応焼結により作製し
た炭化珪素は、反応焼結の状態により色が黄緑色から灰
色になる場合がある。この場合、赤外線放射率の高い材
料、例えば、コージライトを溶射したり、CVD等の手
法を用いて表面に炭化珪素からなる皮膜を形成すること
により赤外線放射率を80%以上にすることができる。
【0031】なお、均熱板2を形成する炭化珪素質セラ
ミックスは、主成分の炭化珪素に対し、焼結助剤として
硼素(B)と炭素(C)を添加したり、もしくはアルミ
ナ(Al23)、イットリア(Y23)のような金属酸
化物を添加して十分混合し、平板状に加工したのち、1
900〜2100℃で焼成することにより得られる。炭
化珪素はα型を主体とするものあるいはβ型を主体とす
るもののいずれであっても構わない。
【0032】また、反応焼結による炭化珪素は、Si粉
末からなる成形体を形成し、これを1600〜2000
℃の炭化水素ガス中で炭化処理することにより得ること
ができる。
【0033】さらに均熱板2は、均熱板2と支持体11
の外周にボルト17を貫通させ、均熱板2側より弾性体
8、座金18を介在させてナット19を螺着することに
より弾性的に固定している。これにより、均熱板2の温
度を変更したり載置面3にウエハを載せ均熱板2の温度
が変動した場合に支持体11変形が発生しても、上記弾
性体8によってこれを吸収し、これにより均熱板2の反
りを防止し、ウエハW加熱におけるウエハW表面に温度
分布が発生することを防止できる。
【0034】また、熱電対10は、均熱板2の中央部の
ウエハ載置面3の直近に設置され、熱電対10の温度を
基に均熱板2の温度を調整する。発熱抵抗体5が複数の
ブロックに別れており、個別に温度制御する場合は、そ
れぞれの発熱抵抗体5のブロックに測温用の熱電対10
を設置する。熱電対10としては、その応答性と保持の
作業性の観点から、外径1.0mm以下のシース型の熱
電対10を使用することが好ましい。また、均熱板2に
埋め込まれた先端部に力が掛からないように熱電対10
の途中が支持部7の板状構造部13に保持されている。
この熱電対10の先端部は、均熱板2に孔が形成され、
この中に設置された円筒状の金属体の内壁面にバネ材に
より押圧固定することが測温の信頼性を向上させるため
に好ましい。
【0035】また、支持体11は板状構造体13と側壁
部からなり、該板状構造体13には発熱抵抗体5に電力
を供給するための導通端子7が絶縁材9を介して設置さ
れ、不図示の空気噴射口や熱電対保持部が形成されてい
る。そして、前記導通端子7は、給電部6に弾性体8に
より押圧される構造となっている。また、前記板状構造
体13は、複数の層から構成されている。
【0036】また、均熱板2に形成された給電部6と導
通端子7間の接続を、押圧による接触とすることによ
り、均熱板2と支持体11の温度差による両者の膨張の
差を接触部分の滑りで緩和できるので、使用中の熱サイ
クルに対し、耐久性良好なウエハ加熱装置を提供するこ
とができる。この押圧手段である弾性体8としては、図
1に示すようなコイル状のバネや、他に板バネ等を用い
て押圧するようにしても構わない。
【0037】弾性体8の押圧力としては、0.3N以上
の荷重を導通端子7に掛けるようにすればよい。弾性体
8の押圧力を0.3N以上とする理由は、均熱板2およ
び支持体11の膨張収縮による寸法変化に対し、それに
応じて導通端子7が移動しなければならないが、装置の
構成上導通端子7を均熱板2の下面から給電部6に押し
当てるようにしているため、導通端子7の摺動部との摩
擦により導通端子7が給電部6から離れることを防止す
る為である。
【0038】また、導通端子7の給電部6との当接面側
の径は、1.5〜4mmとすることが好ましい。さら
に、導通端子7を保持する絶縁材9は、その使用温度に
応じて、200℃以下の温度では、ガラス繊維を分散さ
せたPEEK(ポリエトキシエトキシケトン樹脂)材の
ものを用いることが可能であり、また、それ以上の温度
で使用する場合は、アルミナ、ムライト等からなるセラ
ミック製の絶縁材9を用いることが可能である。
【0039】このとき、導通端子7の少なくとも給電部
6との当接部を、Ni、Cr、Ag、Au、ステンレス
および白金族の金属のうち少なくとも1種以上からなる
金属により形成することが好ましい。具体的には、導通
端子7自体を上記金属で形成するか、または導通端子7
の表面に該金属からなる被覆層を設けることもできる。
【0040】あるいは、導通端子7と給電部6の間に上
記金属からなる金属箔を挿入することにより、導通端子
7表面の酸化による接触不良を防止し、均熱板2の耐久
性を向上させることが可能となる。
【0041】また、導通端子7の表面にブレーチング加
工やサンドブラスト加工を施したりして、表面を荒らす
ことにより接点が点接触となることを防止すると、さら
に接触の信頼性を向上させることができる。ウエハ加熱
装置1は、均熱板2面内の温度は均一になるように調整
するが、加熱時、ウエハの入れ替え時等は、構造的に均
熱板2と支持体9の温度の関係は一定ではない。この温
度差により、給電部6と導電端子7は、捻れた位置関係
で接触する場合が多いので、これらの接点を平坦に加工
すると、片当たりして接触不良を起こしやすい。
【0042】そして、このウエハ加熱装置1によりウエ
ハWを加熱するには、不図示の搬送アームにて載置面3
の上方まで運ばれたウエハWを不図示のリフトピンにて
支持したあと、リフトピン8を降下させてウエハWを載
置面3上に載せる。
【0043】次に、給電部6に通電して発熱抵抗体5を
発熱させ、絶縁層4及び均熱板2を介して載置面3上の
ウエハWを加熱する。均熱板2を炭化珪素質焼結体によ
り形成すると、熱を加えても変形が小さく、板厚を薄く
できるため、所定の処理温度に加熱するまでの昇温時間
及び所定の処理温度から室温付近に冷却するまでの冷却
時間を短くすることができ、生産性を高めることができ
るとともに、80W/m・K以上の熱伝導率を有するこ
とから、薄い板厚でも発熱抵抗体5のジュール熱を素早
く伝達し、載置面3の温度ばらつきを極めて小さくする
ことができる。
【0044】さらに、このようなウエハ加熱装置1をレ
ジスト膜形成用として使用する場合は、炭化珪素質焼結
体を均熱板2に使用すると、大気中の水分等と反応して
アンモニアガスを発生させレジスト膜を劣化させること
がないので好ましい。また、この際、焼結助剤に水と反
応してアンモニアやアミンを形成する可能性のある窒化
物を含まないようにすることが必要である。これによ
り、ウエハW上に微細な配線を高密度に形成することが
可能となる。
【0045】
【実施例】実施例 1 炭化珪素原料に3重量%のB4Cと2重量%の炭素を適
量のバインダおよび溶剤を用いて混合し、造粒したあと
成形圧100MPaで成形し1900〜2100℃で焼
成して、熱伝導率が80W/m・Kであり外径が230
mmの円盤状の炭化珪素質焼結体を得る。そして、両面
を平面研削した後、1000℃、1100℃、1200
℃、1400℃、1600℃×1時間と、1600℃×
2時間、4時間、8時間、12時間、さらに1800℃
×4時間、8時間の熱処理を各々施し、冷却時少なくと
も1000℃から600℃までを300℃/時間の速度
で冷却してSiO2からなる膜21を形成した後、一方
の表面に200μmのガラスペーストをプリント形成
し、900℃で焼き付け処理することにより絶縁層4を
形成し、絶縁層4の状態を観察した。尚、ガラスの熱膨
張率は、3.4×10 -6deg-1のものを用いた。
【0046】また、こうして作製した一方の面にガラス
を塗布した円盤状の炭化珪素質焼結体を300℃の恒温
槽に30分間挿入し均熱化したものを、室温に取り出し
て空気吹き付けにより急冷し、再度300℃の恒温槽に
挿入するサイクルを500サイクル施して、ガラスから
なる絶縁層4の状態を確認した。
【0047】熱処理後に形成されたSiO2からなる膜
21の厚みtは、X線光電子分光分析装置(PHI製Q
uantum2000)を用いて、表面を18.7nm
/minのスパッタレートでスパッタリングすることに
より、確認した。
【0048】結果を、表1に示した。
【0049】
【表1】
【0050】表1から判るように、全く熱処理を施して
いないNo.1は、表面に形成されたSiO2からなる
膜21の厚みtが0.02μmと非常に薄いため、ガラ
スからなる絶縁層4を形成した際に、表面のSiO2
らなる膜21がガラスに吸収され、一部にハジケが発生
した。また、前記膜が2μm以上となった1800℃×
8時間処理したNo.13は、耐久テスト後、絶縁層4
にクラックが発生していることが判った。
【0051】これに対し、SiO2からなる膜21の厚
みtが0.05〜2.0μmであるNo.2〜12はガ
ラス層のハジケが発生せず均質なガラス層が生成でき
た。また、耐久テストにおいてガラスからなる絶縁層4
にクラックが発生しないことが判った。
【0052】実施例 2 ここでは、炭化珪素を大気中で熱処理することにより表
面に形成されるSiO 2からなる膜21のX線回折によ
る結晶ピークと耐久性の相関を調べた。大気中の熱処理
温度を1000〜1800℃とし、保持時間を1〜12
時間の間で変量し、さらに、冷却速度を調整して、前記
膜21に生成する結晶相の量を変量させた。
【0053】前記膜21の結晶相の確認は、理学電機製
のRINT1400V型のX線回折装置を用いて、Cu
の管球を用いて管電圧50kV、管電流200mA、ス
テップ幅0.020度、計数時間0.50秒、2θ=2
0〜80度の条件で実施した。ピークは、クリストバラ
イトの(100)面と炭化珪素の(102)面のピーク
高さを測定し比較した。なお、簡略化のため、前記高さ
は測定データの各ピークの強度計数値を使って計算し
た。
【0054】こうして、準備したサンプルを用いて実施
例1と同様の耐久テストを実施し、SiO2からなる膜
21のX線回折による結晶ピークと耐久性の相関を調べ
た。
【0055】結果を、表2に示した。
【0056】
【表2】
【0057】表2から判るように、クリストバライトの
(101)面のピーク高さが炭化珪素の(102)面の
ピーク高さに対し10%を越えるNo.7、8は、耐久
テスト後絶縁層4の表面を観察したところ、表面にクラ
ックが発生していた。これに対し、前記比率が10%以
下であるNo.1〜6は、絶縁層4にクラックが発生せ
ず、良好な耐久性を示した。
【0058】実施例 3 ここでは、ガラスからなる絶縁層4の平坦度と、この上
にプリント法により形成した発熱抵抗体5の抵抗値バラ
ツキの関係を調査した。実施例1と同様な方法で作製し
たガラスからなる絶縁層4を形成した炭化珪素質基板を
用いて、さらに、絶縁層4上に30重量%のAu−Pt
を含有するガラスペーストをプリントし、600℃で発
熱抵抗体5を焼き付け処理した。ガラスからなる絶縁層
4の平坦度は、炭化珪素質基板の平坦度を調整すること
により異なる平坦度の絶縁層4を有する試料を準備し
た。また、ガラスからなる絶縁層4の平坦度が350μ
mである試料の絶縁層4の表面に、予め転写シートに形
成された厚み管理された発熱抵抗体5を転写により形成
し、焼き付け処理した試料を作製した。
【0059】このようにして準備したサンプルの発熱抵
抗体5の抵抗値を5cmのブロックに分割し、それぞれ
同一の抵抗値に調整するブロック毎に、バラツキを調査
した。バラツキは、以下の式により計算した。
【0060】バラツキ=(最大抵抗値−最小抵抗値)/
最大抵抗値×100 平坦度がほぼ同等の各3個の試料を準備し、3個のサン
プルのバラツキの平均をとり、データとした。
【0061】結果を、表3に示した。
【0062】
【表3】
【0063】表3に示したように、ガラスからなる絶縁
層4の平坦度が350μmとなるNo.6は、抵抗値バ
ラツキが15%と大きくなり、大きなトリミングを施さ
なければ抵抗値分布を調整できないことが判った。これ
に対し、前記平坦度が20〜300μmであるNo.1
〜5は、抵抗値バラツキが8%以下となり、小さなトリ
ミングで抵抗値分布を調整できることが判った。
【0064】実施例 4 ここでは、発熱抵抗体5に含まれるガラスの軟化点と絶
縁層4に含まれるガラスの転移点の関係と、発熱抵抗体
5の抵抗値バラツキとの相関を調べた。ガラスの転移点
および軟化点については、ガラス部分をリューターを用
いて削り取り、回収した粉末を示差走査熱量分析計によ
り評価した。評価方法については、データの吸熱ピーク
を確認し、低温側から転移点、軟化点の温度と判定し、
この温度差を測定した。発熱抵抗体5の部分は、できる
だけ金属分を含まない部分を選び、窒素ガスをフローさ
せながら、金属による影響を抑制して評価した。
【0065】試料は、実施例3に準じた方法で、各々ガ
ラスの種類と組み合わせを変更して試料を作製した。ま
た、抵抗値バラツキは、実施例3と同様な方法で評価し
た。
【0066】結果は、表4に示した。
【0067】
【表4】
【0068】表4から判るように、絶縁層4に含まれる
ガラスの転移点温度から、発熱抵抗体5に含まれるガラ
スの転移点温度を引いた差が、正もしくは0となるN
o.1〜4は、抵抗値バラツキが小さくなったが、前記
差が負となるNo.5、6は、抵抗値バラツキが大きく
なった。また、No.6については、絶縁層4の組織内
に発泡した部分が発生した。以上の結果から、発熱抵抗
体5に含まれるガラスの軟化点を絶縁層4に含まれるガ
ラスの転移点より高くすることが、抵抗値分布を改善す
るために有効であることが判った。
【0069】実施例 5 ここでは、炭化珪素質基板の赤外線放射率と、ウエハ加
熱の昇温時間の関係を調査した。炭化珪素質基板とし
て、炭化硼素と炭素を焼結助剤として用いた試料No.
1、Al23とY23を焼結助剤として用いたNo.
2、Siからなる成形体をメタンガス流中で炭化させる
反応焼結により形成したNo.3となる炭化珪素質基板
を準備し、実施例1と同様な方法で厚み0.5μmのS
iO2からなる膜21を形成し、ウエハ載置面3ではな
い他方の主面上に厚み200μmのガラスからなる絶縁
膜4を形成し、さらにその上に発熱抵抗体5を転写法に
より形成し焼き付け処理して均熱板2を得た。
【0070】No.3においては、さらに、ウエハWの
載置面3上に、CVD法により黒いSiC膜を形成した
No.4、前記載置面3上に溶射により15μmのコー
ジライト膜を形成したNo.5を準備した。その後、各
均熱板2の発熱抵抗体5に抵抗調整部を設けて、均熱性
を向上させた後、図1に示したような支持体11に組み
込んで、均熱板2を200℃に保持しておき、載置面3
にウエハを載せたあと、ウエハ温度が200℃に安定す
るまでの昇温時間を比較した。赤外線放射率は、日本ア
ビオニクス株式会社製のコンパクトサーモTVS−22
00MK−IISTを使用し、200℃において、載置面
3に黒体を塗布した前後の放射率を測定し、黒体を塗布
したものの放射率を100%としてそれに対する塗布前
の面の放射率を計算により求めた。
【0071】結果を、表5に示した。
【0072】
【表5】
【0073】表5に示したように、赤外線放射率が80
%以下であるNo.3は、昇温時間が50秒かかった
が、赤外線放射率が80%であるNo.1、2、4、5
は、昇温時間が40秒以下となり、良好であった。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、炭化珪
素質セラミックスからなる板状体の一方の主面に、厚み
0.05〜2.0μmのSiO2からなる膜と、厚み1
0〜600μmのガラスからなる絶縁層をこの順に備
え、該絶縁層上に発熱抵抗体を備えるとともに、該発熱
抵抗体と電気的に接続される給電部を具備してセラミッ
クヒーターを構成したことによって、発熱抵抗体の密着
の信頼性を高めることができ、このセラミックヒーター
を用いて構成したウェハ加熱装置は耐久性を良好にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエハ加熱装置を示す断面図である。
【図2】本発明のウエハ加熱装置の一部拡大断面図であ
る。
【図3】本発明のウエハ加熱装置におけるSiO2膜の
X線回折パターンの一例を示す図である。
【図4】従来のウエハ加熱装置の均熱板の一部拡大断面
図である。
【符号の説明】
1:ウエハ加熱装置 2:均熱板 3:載置面 4:絶縁層 5:発熱抵抗体 6:給電部 7:導通端子 8:弾性体 10:熱電対 11:支持体 21:SiO2膜 W:半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/3065 H05B 3/12 A 5F046 H05B 3/10 3/20 328 3/12 H01L 21/30 567 3/20 328 21/302 B Fターム(参考) 3K034 AA02 AA34 BB06 BB14 CA02 CA15 EA07 FA16 FA17 FA24 FA39 JA01 3K092 PP09 PP20 QA05 QB02 QB76 QC42 QC59 RF03 RF11 RF17 RF22 SS14 SS24 SS32 TT22 UB02 VV22 VV31 VV34 VV40 4K063 AA05 AA12 BA12 CA03 FA03 5F004 BB26 BB29 5F045 EK09 EM02 EM09 5F046 KA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化珪素質セラミックスからなる板状体の
    一方の主面に、厚み0.05〜2.0μmのSiO2
    らなる膜と、厚み10〜600μmのガラスからなる絶
    縁層をこの順に備え、該絶縁層上に発熱抵抗体を備える
    とともに、該発熱抵抗体と電気的に接続される給電部を
    具備してなるセラミックヒーター。
  2. 【請求項2】前記SiO2からなる膜は、X線回折ピー
    クにおけるクリストバライトの(101)面のピーク高
    さが炭化珪素の(102)面のピーク高さに対し10%
    以下であることを特徴とする請求項1記載のセラミック
    ヒーター。
  3. 【請求項3】前記ガラスからなる絶縁層の表面の平坦度
    が300μm以下であることを特徴とする請求項1記載
    のセラミックヒーター。
  4. 【請求項4】前記発熱抵抗体がガラスを含み、このガラ
    スの軟化点が、前記絶縁層に含まれるガラスの転移点よ
    り低いことを特徴とする請求項1記載のセラミックヒー
    ター。
  5. 【請求項5】前記発熱抵抗体が金属成分として、Pt族
    金属、Au、もしくはこれらの合金を主成分とすること
    を特徴とする請求項1記載のセラミックヒーター。
  6. 【請求項6】前記板状体の発熱抵抗体と反対側の主面を
    ウェハ載置面とし、ウェハの加熱に用いることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載のセラミックヒータ
    ー。
  7. 【請求項7】前記ウエハ載置面の赤外線放射率が80%
    以上であることを特徴とする請求項6記載のセラミック
    ヒーター。
  8. 【請求項8】炭化珪素質セラミックスからなる板状体の
    表面を平坦度100μm以下に研磨し、酸化雰囲気中1
    200〜1600℃で1〜12時間処理した後、少なく
    とも1000〜600℃を200℃/時間より早い速度
    で冷却することによってSiO2からなる膜を形成し、
    この膜上に絶縁層、発熱抵抗体を形成する工程を含むセ
    ラミックヒーターの製造方法。
  9. 【請求項9】前記発熱抵抗体を転写により形成すること
    を特徴とする請求項8記載のセラミックヒーターの製造
    方法。
  10. 【請求項10】請求項6記載のセラミックヒーターを支
    持体に接合し、前記給電部に導通端子を接続したことを
    特徴とするウェハ加熱装置。
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