JP2001243917A - 蛍光管ランプ組立体およびその製造方法 - Google Patents

蛍光管ランプ組立体およびその製造方法

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JP2001243917A
JP2001243917A JP2000053637A JP2000053637A JP2001243917A JP 2001243917 A JP2001243917 A JP 2001243917A JP 2000053637 A JP2000053637 A JP 2000053637A JP 2000053637 A JP2000053637 A JP 2000053637A JP 2001243917 A JP2001243917 A JP 2001243917A
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wire
lamp assembly
lead
fluorescent lamp
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Kazuya Shimojo
一哉 下條
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な機械的引張強度を有し、部品点数も増
加せず、量産性に優れ、液晶表示装置の狭額縁化にも有
利な蛍光管ランプ組立体およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 蛍光管ランプ4と、蛍光管ランプ4の端
から突出する導入線1と、コネクタと、導入線1および
上記コネクタの間を電気的に接続するリード線2とを備
え、導入線1は、その端に板状の幅広部5を有し、幅広
部5がリード線2を挟み込むように折り曲げられること
によって、導入線1とリード線2との間が締結されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光管ランプと、
コネクタと、蛍光管ランプをコネクタに接続するための
リード線とを含むユニット(以下、「蛍光管ランプ組立
体」という。)に関する。特にこの蛍光管ランプ組立体
は、液晶表示装置の後方に配置される照明装置の光源と
して用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】図5を参照して、従来の液晶表示装置に
用いられる蛍光管ランプ組立体について説明する。蛍光
管ランプ組立体には、蛍光管ランプ4と、コネクタ12
と、両者の間を接続するリード線2とが含まれる。蛍光
管ランプ4とリード線2との接続部分aは、蛍光管ラン
プ組立体の形態の保持、蛍光管ランプ4の破損防止、感
電防止のため、図6に示すようにゴムホルダ13によっ
て保護されている。このゴムホルダ13内部における蛍
光管ランプ4とリード線2との接続方法について以下に
説明する。
【0003】図7、図8を参照して、カラゲ電極付き導
入線14を用いた接続方法による蛍光管ランプ組立体に
ついて説明する。この蛍光管ランプ組立体においては、
蛍光管ランプ4の端から突出する導入線が、単なる線状
部材ではなく、線状部分の先端に線状部分の径よりも大
きな径を持つ部分を有する、カラゲ電極付き導入線14
である。カラゲ電極付き導入線14にリード線2をから
めることによって接続され、その接続部分は半田15に
覆われている。図7は、蛍光管ランプ4の軸方向の延長
上にリード線2が延在する例であり、図8は、蛍光管ラ
ンプ4の軸方向に垂直な方向にリード線2が延在する例
である。
【0004】図9、図10を参照して、巻付け電極付き
導入線16を用いた接続方法による蛍光管ランプ組立体
について説明する。この蛍光管ランプ組立体において
は、蛍光管ランプ4の端から突出する導入線が、単なる
直線状の線状部材ではなく、折れ曲がることによって、
フック状をなす、巻付け電極付き導入線16である。一
方、リード線2の先端には、リング部分17が形成され
ており、このリング部分17を巻付け電極付き導入線1
6に引掛けることによって接続され、その接続部分は半
田15に覆われている。図9は、蛍光管ランプ4の軸方
向の延長上にリード線2が延在する例であり、図10
は、蛍光管ランプ4の軸方向に垂直な方向にリード線2
が延在する例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カラゲ電極付き導入線
14や巻付け電極付き導入線16を用いた接続方法によ
った場合、接続部分は半田15に覆われているが、半田
15と蛍光管ランプ4との間の接続は、機械的引張強度
が小さい。また、もし、半田15がはずれた場合、リー
ド線2の導入線に対する接続は、図7、図8に示すよう
にリング部分がなく単にからめている場合は引張力によ
って容易にはずれる。一方、図9、図10に示すように
リング部分17を設けて導入線に引掛けている場合であ
っても、リード線2自体の機械的引張強度は小さく、リ
ング部分17がほどけることによってリード線2がはず
れるおそれがある。結局、いずれにしても、全体として
機械的引張強度が小さく、製品完成後に半田15がはず
れるとともにリード線2もはずれるおそれがある。
【0006】また、半田は、常温においても、劣化が徐
々に進行するものであるため、製品の搬送中の振動・衝
撃などにより、はずれる可能性がある。保存状態が悪い
場合には、振動・衝撃などがなくても自然にはずれる可
能性もある。
【0007】これらの要因により、半田がはずれた場
合、ゴムホルダ13に覆われているため、外観上不良を
発見することが困難でありながら、蛍光管ランプ組立体
が光源として機能せず、生産ラインにおいて、大きな影
響を与える。また、ユーザの使用中にリード線がはずれ
た場合には、発煙・発熱などを引き起こすおそれがあ
り、安全上問題である。
【0008】上述のようなはずれやすい接続では、蛍光
管ランプ組立体自体の取扱いを慎重に行なわねばなら
ず、自動化が困難となり、作業時間も長くなる。
【0009】これに対して、機械的引張強度を高めるこ
とができる接続方法として、カシメ金具18を用いた接
続方法がある。この方法による蛍光管ランプ組立体につ
いて、図11、図12を参照して説明する。この蛍光管
ランプ組立体においては、蛍光管ランプ4の端から突出
する導入線19が、単なる直線状の線状部材であって、
別部品であるカシメ金具18によって、接続されてい
る。カシメ金具18は、導入線19とリード線2とをそ
れぞれカシメによって保持している。図11は、蛍光管
ランプ4の軸方向の延長上にリード線2が延在する例で
あり、図12は、蛍光管ランプ4の軸方向に垂直な方向
にリード線2が延在する例である。なお、導入線19
は、図13に示すように、長い線状の素材7から所望の
長さに切り出すことによって得ている。
【0010】この接続方法によった場合、機械的引張強
度を高めることができるが、新たな部品としてカシメ金
具が必要であることから、部品点数が増え、製造工程が
複雑となり、製造コストも増大する。
【0011】また、従来のカシメ金具18を用いて、リ
ード線の引出方向を変える場合(図12参照)では、導
入線19に曲げ部20を設けていたために、曲率半径が
大きくなっていた。その結果、管端部3から導入線19
が曲がり終えるまでの距離21が大きく、近年の液晶表
示装置の狭額縁化には不都合なものであった。
【0012】そこで、本発明では、十分な機械的引張強
度を有し、部品点数も増加せず、量産性に優れ、液晶表
示装置の狭額縁化にも有利な蛍光管ランプ組立体および
その製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に基づく蛍光管ランプ組立体においては、蛍
光管ランプと、上記蛍光管ランプの端から突出する導入
線と、コネクタと、上記導入線および上記コネクタの間
を電気的に接続するリード線とを備え、上記導入線は、
その端に板状の幅広部を有し、上記幅広部が上記リード
線を挟み込むように折り曲げられることによって、上記
導入線と上記リード線との間が締結されている。
【0014】上記構成を採用することにより、導入線1
とリード線2とが直接カシメ接続によって接続されるた
め、従来のような、カシメ金具は不要となり、部品点数
の削減、製造コストを実現しつつ、機械的引張強度の高
い接続が可能となる。ひいては信頼性の高い蛍光管ラン
プ組立体を得ることが可能となる。
【0015】また、上記発明において好ましくは、上記
線状部材の軸方向と上記リード線の延びる方向とが異な
るように、上記幅広部の根元の薄肉部が折り曲げられて
固定されている。
【0016】上記構成を採用することにより、リード線
の引出方向が蛍光管ランプの軸方向と異なる場合にも対
応することができ、薄肉部で折り曲げているため、小さ
な曲率半径で曲げることができる。その結果、狭い領域
で曲げることができるため、液晶表示装置の狭額縁化に
有利な蛍光管ランプ組立体を得ることができる。
【0017】本発明に基づく蛍光管ランプ組立体の製造
方法においては、蛍光管ランプの端から突出する導入線
として所望の長さの線材を、素材から切り出す際に同時
にプレス加工をすることによって、端に板状の幅広部を
有する上記導入線を得る工程を含む。
【0018】上記工程を採用することにより、従来に比
べて工程数を増加させずに、十分な機械的強度を有する
接続を行うことができ、信頼性の高い蛍光管ランプ組立
体を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1に、本実施
の形態における蛍光管ランプ組立体の、蛍光管ランプ4
の導入線1とリード線2との接続部分の拡大図を示す。
蛍光管ランプ4の管端部3から、導入線1が突出してお
り、導入線1は、その端に板状の幅広部を有し、幅広部
がリード線2を挟み込むように折り曲げられることによ
って、前記導入線と前記リード線との間が締結されてい
る。
【0020】(製造方法)図2に、導入線1とリード線
2との接続を行なう直前の状態を示す。導入線は、その
端に板状の幅広部5を有する。リード線2の先端の被覆
を除去し、幅広部5に置く。幅広部5がリード線2を挟
み込むように幅広部5を矢印方向6に折り曲げる。この
ようにすることで、リード線2は、導入線1先端にカシ
メ接続され、図1に示す蛍光管ランプ組立体が得られ
る。
【0021】(作用・効果)導入線1先端に形成された
幅広部5を用いて、導入線1とリード線2とを直接カシ
メ接続によって接続するため、従来のような、カシメ金
具18(図11、図12参照)は不要となり、部品点数
の削減、製造コストの低減が可能となる。また、従来の
カシメ金具を用いた方法においては、カシメ金具18と
リード線2との位置決めおよびカシメ作業に加えて、カ
シメ金具18と導入線19(図11、図12参照)との
位置決めおよびカシメ作業も必要であったが、このうち
カシメ金具18と導入線19(図11、図12参照)と
の位置決めおよびカシメ作業は不要となる。
【0022】また、この方法によれば、リード線2に対
するリング加工なども不要で、半田づけも不要であるこ
とから、製造工程を複雑化することなく、製造コストも
増大させることなく、十分な機械的強度を有する接続を
行うことができ、信頼性の高い蛍光管ランプ組立体を得
ることができる。
【0023】なお、導入線1の先端に幅広部5を設ける
ことは、導入線1の形状の複雑化であり、製造工程が複
雑になるかのように一見見受けられるが、図3に示すよ
うに、導入線1となる線材を素材7から切り出す際に、
同時に先端部8にプレス加工を施すことによって幅広部
を成形することとすれば、1回の工程で、先端に幅広部
を有する導入線1を得ることができ、従来に比べて工程
数を増加させずに、十分な機械的強度を有する接続を行
うことができ、信頼性の高い蛍光管ランプ組立体を得る
ことができる。
【0024】(実施の形態2) (構成および製造方法)図4に、本実施の形態における
蛍光管ランプ組立体の、蛍光管ランプ4の導入線1とリ
ード線2との接続部分の拡大図を示す。基本的構成は、
実施の形態1におけるものと同じである。ただし、本実
施の形態では、リード線2は、幅広部の根元の薄肉部9
を支点にして折り曲げられている。したがって、蛍光管
ランプ4の軸方向にそのまま延在するのではなく、垂直
な方向に延在する。この構成は、実施の形態1で説明し
た製造方法によって、一旦、図1に示す構造を得た後
に、矢印方向10(図1参照)に曲げることによって、
得ることができる。また、図3に示すように、先に先端
部8を矢印方向10に曲げておいてから、実施の形態1
で説明したと同様にしてリード線2との接続を行なって
もよい。
【0025】(作用・効果)本実施の形態では、リード
線の引出方向を、蛍光管ランプの軸方向と垂直な方向と
したが、それ以外の任意の方向であっても、曲げ具合を
変えることで対応できる。したがって、リード線の引出
方向が蛍光管ランプの軸方向と異なる場合にも、この接
続方法は、用いることができる。
【0026】また、本実施の形態の蛍光管ランプ組立体
およびその製造方法では、薄肉部9を支点にして曲げる
ため、小さな曲率半径で曲げることができる。その結
果、管端部3から導入線1が曲がり終えるまでの距離1
1を小さくすることができ、液晶表示装置の狭額縁化に
有利なものとなる。
【0027】なお、今回開示した上記実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の
範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更を含むものである。
【0028】
【発明の効果】導入線先端に形成された幅広部を用い
て、導入線とリード線とを直接カシメ接続によって接続
するため、従来のような、カシメ金具は不要となり、部
品点数の削減、製造コストの低減が可能となる。また、
導入線となる線材を素材から切り出す際に、同時に先端
部にプレス加工を施すことによって幅広部を成形するこ
ととすれば、1回の工程で、先端に幅広部を有する導入
線1を得ることができ、従来に比べて工程数を増加させ
ずに、十分な機械的強度を有する接続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく実施の形態1における蛍光管
ランプ組立体の導入線とリード線との接続部分の拡大斜
視図である。
【図2】 本発明に基づく実施の形態1における蛍光管
ランプ組立体の製造方法の説明図である。
【図3】 本発明に基づく実施の形態1における蛍光管
ランプ組立体に用いる導入線の製造方法の説明図であ
る。
【図4】 本発明に基づく実施の形態2における蛍光管
ランプ組立体の導入線とリード線との接続部分の拡大斜
視図である。
【図5】 従来技術に基づく蛍光管ランプ組立体の斜視
図である。
【図6】 従来技術に基づく蛍光管ランプ組立体の蛍光
管ランプとリード線との接続部分の斜視図である。
【図7】 従来技術に基づく蛍光管ランプ組立体の導入
線とリード線との接続部分の第1の説明図である。
【図8】 従来技術に基づく蛍光管ランプ組立体の導入
線とリード線との接続部分の第2の説明図である。
【図9】 従来技術に基づく蛍光管ランプ組立体の導入
線とリード線との接続部分の第3の説明図である。
【図10】 従来技術に基づく蛍光管ランプ組立体の導
入線とリード線との接続部分の第4の説明図である。
【図11】 従来技術に基づく蛍光管ランプ組立体の導
入線とリード線との接続部分の第5の説明図である。
【図12】 従来技術に基づく蛍光管ランプ組立体の導
入線とリード線との接続部分の第6の説明図である。
【図13】 従来技術に基づく蛍光管ランプ組立体に用
いる導入線の製造方法の説明図である。
【符号の説明】
1,19 導入線、2 リード線、3 管端部、4 蛍
光管ランプ、5 幅広部、6,10 矢印方向、7 素
材、8 先端部、9 薄肉部、11,21 距離、12
コネクタ、13 ゴムホルダ、14 カラゲ電極付き
導入線、15半田、16 巻付け電極付き導入線、17
リング部分、18 カシメ金具、20 曲げ部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光管ランプと、前記蛍光管ランプの端
    から突出する導入線と、コネクタと、前記導入線および
    前記コネクタの間を電気的に接続するリード線とを備
    え、前記導入線は、その端に板状の幅広部を有し、前記
    幅広部が前記リード線を挟み込むように折り曲げられる
    ことによって、前記導入線と前記リード線との間が締結
    された、蛍光管ランプ組立体。
  2. 【請求項2】 前記線状部材の軸方向と前記リード線の
    延びる方向とが異なるように、前記幅広部の根元の薄肉
    部が折り曲げられて固定された、蛍光管ランプ組立体。
  3. 【請求項3】 蛍光管ランプの端から突出する導入線と
    して所望の長さの線材を、素材から切り出す際に同時に
    プレス加工をすることによって、端に板状の幅広部を有
    する前記導入線を得る工程を含む、蛍光管ランプ組立体
    の製造方法。
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JP2007141854A (ja) * 2006-12-18 2007-06-07 Sharp Corp 光源装置及びその製造方法

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