JP3026541B2 - 熱電対 - Google Patents
熱電対Info
- Publication number
- JP3026541B2 JP3026541B2 JP6303053A JP30305394A JP3026541B2 JP 3026541 B2 JP3026541 B2 JP 3026541B2 JP 6303053 A JP6303053 A JP 6303053A JP 30305394 A JP30305394 A JP 30305394A JP 3026541 B2 JP3026541 B2 JP 3026541B2
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- Japan
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- thermocouple
- wire
- wires
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス繊維紡糸装置、
ガラス溶融装置、高温容器等に取り付ける熱電対の改良
に関する。
ガラス溶融装置、高温容器等に取り付ける熱電対の改良
に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記装置に取り付けられた従来の熱電対
の中には、図５に示すように装置本体４の取付部付近の
熱電対３′を太系になすと共に周囲の絶縁管５、保護管
６よりも若干長くし、その熱電対３′に通常の太さの熱
電対７′を取り付け高熱のかかる装置本体取り付け部付
近を補強したものがあった。（先行技術文献として特開
平５−１７５５５５号がある）。ところで、かかる従来
の熱電対は、熱電対素線加工時、太線と通常の線と２種
類の線径の異なる素線を加工するため、手間暇がかか
り、また、装置本体４の取付部付近の熱電対３′の線径
が太い為、熱電対の自由度が無く、加工及び取り付けに
手間暇がかかり、生産性が低かった。
の中には、図５に示すように装置本体４の取付部付近の
熱電対３′を太系になすと共に周囲の絶縁管５、保護管
６よりも若干長くし、その熱電対３′に通常の太さの熱
電対７′を取り付け高熱のかかる装置本体取り付け部付
近を補強したものがあった。（先行技術文献として特開
平５−１７５５５５号がある）。ところで、かかる従来
の熱電対は、熱電対素線加工時、太線と通常の線と２種
類の線径の異なる素線を加工するため、手間暇がかか
り、また、装置本体４の取付部付近の熱電対３′の線径
が太い為、熱電対の自由度が無く、加工及び取り付けに
手間暇がかかり、生産性が低かった。
【０００３】そこで本発明は、加工及び取り付けが簡単
で手間暇がかからず、機械的強度が高く高温使用に於い
て断線しにくく、さらに変換補修時の手間を楽にする熱
電対を提供しようとするものである。
で手間暇がかからず、機械的強度が高く高温使用に於い
て断線しにくく、さらに変換補修時の手間を楽にする熱
電対を提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の熱電対は、２本の異なる金属線のそれぞれ
を、装置本体取り付け部付近において２本の同一素線で
構成し、２本の同一素線のうち一方を短くし、短い方の
素線の長さを装置本体取り付け部から始まり、絶縁管、
保護管よりも若干長い長さとしたことを特徴とするもの
である。上記２本の同一素線は互いに巻き付けてスパイ
ラル線とすると、取り扱い性が向上し好ましい。なお本
発明は、地金代の高い白金系熱電対に用いると、装置本
体取り付け部以外の地金削減によるコスト低減効果が大
きく発揮されるものである。短い方の素線の長さは、絶
縁管、保護管より３cm乃至20cm長くするものとする。３
cm未満では変換、補修時の手間暇があまり楽にならず、
また20cmより長くなると高価な地金が無駄である。
の本発明の熱電対は、２本の異なる金属線のそれぞれ
を、装置本体取り付け部付近において２本の同一素線で
構成し、２本の同一素線のうち一方を短くし、短い方の
素線の長さを装置本体取り付け部から始まり、絶縁管、
保護管よりも若干長い長さとしたことを特徴とするもの
である。上記２本の同一素線は互いに巻き付けてスパイ
ラル線とすると、取り扱い性が向上し好ましい。なお本
発明は、地金代の高い白金系熱電対に用いると、装置本
体取り付け部以外の地金削減によるコスト低減効果が大
きく発揮されるものである。短い方の素線の長さは、絶
縁管、保護管より３cm乃至20cm長くするものとする。３
cm未満では変換、補修時の手間暇があまり楽にならず、
また20cmより長くなると高価な地金が無駄である。
【０００５】
【作用】上記のように本発明の熱電対は、熱影響を大き
く受ける装置本体取り付け部付近の熱電対が２本の同一
素線により構成されているので、機械的強度が高く、高
温使用に於いて、劣化、脆化による断線が生じにくいも
のとなる。また、同一素線である為、加工が容易であ
り、しかも２本有するので、１本が断線しても他の１本
で同じ起電力を維持することができて、安定した使用が
できる。
く受ける装置本体取り付け部付近の熱電対が２本の同一
素線により構成されているので、機械的強度が高く、高
温使用に於いて、劣化、脆化による断線が生じにくいも
のとなる。また、同一素線である為、加工が容易であ
り、しかも２本有するので、１本が断線しても他の１本
で同じ起電力を維持することができて、安定した使用が
できる。
【０００６】
【実施例１】本発明の熱電対の一実施例を図によって説
明する。図１に示すように線径0.75mmのＰｔ線１と線径
0.75mmのＰｔ−Ｒｈ13％線２の先端部を夫々50mmの部分
で折り曲げて、そのＰｔ線１の折曲げ部１ａとＰｔ−Ｒ
ｈ13％線２の折り曲げ部２ａとを図２に示すように溶接
して接続し、そして夫々の折り曲げ線１ｂ、２ｂを曲成
してその先端を夫々Ｐｔ線１、Ｐｔ−Ｒｈ13％線２の折
り曲げ部１ａ、２ａから47mmの位置に図３に示すように
溶接接続した。然る後図４に示すように２本の同一素線
からなる装置本体取り付け部付近の熱電対３の先端を装
置本体４の所要位置に溶接し、この２本の同一素線から
なる熱電対３を長さ10mmの絶縁管５で被い、さらにその
外側を同じ長さの保護管６で被って熱電対３の一部を露
出し、その露出した２本の熱電対３の先を１本を引きの
ばして熱電対７となした。このように構成された熱電対
は、熱影響を大きく受ける装置本体取りつけ部付近の熱
電対が２本の同一素線１ｂ、２ｂにより構成されている
ので、機械的強度が高く、高温使用に於いて劣化、脆化
による断線が生じにくいものとなる。また、同一素線１
ｂ、２ｂである為、加工及び取り付けが容易であり、し
かも２本有するので、１本が断線しても他の１本で同じ
起電力を維持することができて、安定した使用ができ
る。
明する。図１に示すように線径0.75mmのＰｔ線１と線径
0.75mmのＰｔ−Ｒｈ13％線２の先端部を夫々50mmの部分
で折り曲げて、そのＰｔ線１の折曲げ部１ａとＰｔ−Ｒ
ｈ13％線２の折り曲げ部２ａとを図２に示すように溶接
して接続し、そして夫々の折り曲げ線１ｂ、２ｂを曲成
してその先端を夫々Ｐｔ線１、Ｐｔ−Ｒｈ13％線２の折
り曲げ部１ａ、２ａから47mmの位置に図３に示すように
溶接接続した。然る後図４に示すように２本の同一素線
からなる装置本体取り付け部付近の熱電対３の先端を装
置本体４の所要位置に溶接し、この２本の同一素線から
なる熱電対３を長さ10mmの絶縁管５で被い、さらにその
外側を同じ長さの保護管６で被って熱電対３の一部を露
出し、その露出した２本の熱電対３の先を１本を引きの
ばして熱電対７となした。このように構成された熱電対
は、熱影響を大きく受ける装置本体取りつけ部付近の熱
電対が２本の同一素線１ｂ、２ｂにより構成されている
ので、機械的強度が高く、高温使用に於いて劣化、脆化
による断線が生じにくいものとなる。また、同一素線１
ｂ、２ｂである為、加工及び取り付けが容易であり、し
かも２本有するので、１本が断線しても他の１本で同じ
起電力を維持することができて、安定した使用ができ
る。
【０００７】
【実施例２】実施例１において、折り曲げ線１ｂ、２ｂ
を図６に示すようにＰｔ線１、Ｐｔ−Ｒｈ13％線２に巻
き付けて、その先端をＰｔ線１、Ｐｔ−Ｒｈ13％線２の
折り曲げ部１ａ、２ａから47mmの位置に溶接接続してス
パイラル線８を形成した。然る後図７に示すように実施
例１同様に装置本体へ取り付けた。ここでも実施例１と
同様な効果が得られたほか、２本の素線がスパイラル線
となっているため、取り扱い性が向上した。
を図６に示すようにＰｔ線１、Ｐｔ−Ｒｈ13％線２に巻
き付けて、その先端をＰｔ線１、Ｐｔ−Ｒｈ13％線２の
折り曲げ部１ａ、２ａから47mmの位置に溶接接続してス
パイラル線８を形成した。然る後図７に示すように実施
例１同様に装置本体へ取り付けた。ここでも実施例１と
同様な効果が得られたほか、２本の素線がスパイラル線
となっているため、取り扱い性が向上した。
【０００８】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の熱電対
は、機械的強度が高く、高温使用に於いて劣化、脆化に
よる断線が生じにくいので、耐久性が向上する。また、
加工及び取り付けが容易で手間暇がかからず、しかも装
置本体取り付け部付近の熱電対が素線２本から構成され
ているので、１本断線しても他の１本で同じ起電力を維
持できて、安定した使用ができる。
は、機械的強度が高く、高温使用に於いて劣化、脆化に
よる断線が生じにくいので、耐久性が向上する。また、
加工及び取り付けが容易で手間暇がかからず、しかも装
置本体取り付け部付近の熱電対が素線２本から構成され
ているので、１本断線しても他の１本で同じ起電力を維
持できて、安定した使用ができる。
【図１】本発明の熱電対を構成する素線の先端部を折り
曲げた状態を示す図である。
曲げた状態を示す図である。
【図２】図１の素線の折り曲げ部同士を溶接して接続し
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
【図３】図２の素線の折り曲げ線を曲成してその先端を
素線の途中に溶接した状態を示す図である。
素線の途中に溶接した状態を示す図である。
【図４】図３の熱電対を装置本体に取り付け、その取り
付け部付近を絶縁管、保護管で被った状態を示す図であ
る。
付け部付近を絶縁管、保護管で被った状態を示す図であ
る。
【図５】従来の装置本体に取り付けられた熱電対を示す
図である。
図である。
【図６】図２の素線同士を互いに巻きつけてスパイラル
状にし、さらに素線の折り曲げ部同士を溶接して接続し
た状態を示す図である。
状にし、さらに素線の折り曲げ部同士を溶接して接続し
た状態を示す図である。
【図７】図６の熱電対を装置本体に取り付け、その取り
付け部付近を絶縁管、保護管で被った状態を示す図であ
る。
付け部付近を絶縁管、保護管で被った状態を示す図であ
る。
１ Ｐｔ線 １ａ 折り曲げ部 １ｂ 折り曲げ線 ２ Ｐｔ−Ｒｈ13％線 ２ａ 折り曲げ部 ２ｂ 折り曲げ線 ３ 装置本体取り付け部付近の２本の素線からなる熱電
対 ４ 装置本体 ５ 絶縁管 ６ 保護管 ７ １本の素線からなる熱電対 ８ スパイラル線
対 ４ 装置本体 ５ 絶縁管 ６ 保護管 ７ １本の素線からなる熱電対 ８ スパイラル線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01K 7/02
Claims (5)
- 【請求項１】 熱電対において、２本の異なる金属線の
それぞれを装置本体取り付け部付近において２本の同一
素線で構成し、２本の同一素線のうち、一方を短くし、
短い方の素線の長さを装置本体取り付け部から始まり、
絶縁管、保護管よりも若干長い長さとしたことを特徴と
する熱電対。 - 【請求項２】 上記２本の同一素線同士を互いに巻き付
けてスパイラル線としたことを特徴とする請求項１記載
の熱電対。 - 【請求項３】 上記熱電対が白金系熱電対である請求項
１又は２記載の熱電対。 - 【請求項４】 上記熱電対が白金−白金ロジウム合金熱
電対である請求項３記載の熱電対。 - 【請求項５】 上記短い方の素線の長さを、装置本体取
付部から始まり、絶縁管、保護管より３cm乃至20cm長く
したことを特徴とする、請求項１、２、３又は４記載の
熱電対。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6303053A JP3026541B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 熱電対 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6303053A JP3026541B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 熱電対 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08136357A JPH08136357A (ja) | 1996-05-31 |
| JP3026541B2 true JP3026541B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=17916352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6303053A Expired - Lifetime JP3026541B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 熱電対 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3026541B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5308499B2 (ja) | 2011-11-11 | 2013-10-09 | 田中貴金属工業株式会社 | 白金系熱電対 |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP6303053A patent/JP3026541B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08136357A (ja) | 1996-05-31 |
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