JP2001243520A - 紙幣処理機の制御方法 - Google Patents

紙幣処理機の制御方法

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JP2001243520A
JP2001243520A JP2000050397A JP2000050397A JP2001243520A JP 2001243520 A JP2001243520 A JP 2001243520A JP 2000050397 A JP2000050397 A JP 2000050397A JP 2000050397 A JP2000050397 A JP 2000050397A JP 2001243520 A JP2001243520 A JP 2001243520A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣銭準備金の補充後、釣銭払い出しに時間が
かからないような収納状態にする紙幣処理機の制御方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】 釣銭準備金として、先に、5000円紙
幣を所定枚数ずつ入金し、その度に該当金種の在高メモ
リを更新しておく。次に、1000円紙幣を所定枚数入
金し(S12〜S15)、該当金種の在高メモリに所定
枚数分加算する(S16)。次に、紙幣収納庫からの紙
幣繰り出し動作を開始させ(S17〜S20)、紙幣収
納庫の底部より所定枚数の繰り出しを行い(S21)、
その紙幣を循環通路を介して紙幣収納庫へ戻し、所定枚
数入金した1000円紙幣の上に積載収納し(S2
2)、繰り出し動作を停止する(S23,S24)。以
上の1000円紙幣の入金を繰り返すことで、紙幣収納
庫には、1000円の層と5000円の層が交互に分散
配置された形になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙幣処理機の制御方
法に関し、特にスーパーマーケットやコンビニエンスス
トアなどの会計場にて、受け取った紙幣を積載収納し、
その積載収納された紙幣を釣銭として再利用することが
できる釣銭払出し機のような用途に適した紙幣処理機に
対して釣銭準備金の補充および運用時における収納庫在
高の自動更新を行う紙幣処理機の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケットやコンビニエ
ンスストアなどにおいてPOS(販売時点情報管理)シ
ステムなどの上位装置に接続され、受け取った紙幣を釣
銭として再利用することができる紙幣処理機(釣銭払出
し機)が硬貨処理機とともに導入されている。
【0003】ここで、紙幣処理機とは、概略的には、投
入された紙幣を、機械的に取り込み、紙幣収納庫に積載
収納し、その入金情報を外部の上位装置に送信したり、
外部の上位装置からの釣銭払い出し要求に応じて紙幣収
納庫から該当する金額の紙幣を釣銭として払い出す機能
を持つものである。
【0004】このような、紙幣処理機や硬貨処理機の導
入の目的は、金銭の払い出しと収納作業を自動化し、レ
ジ担当者の現金取り扱いの負担を軽減しつつ、精算業務
の効率を上げることおよび違算を撲滅することにある。
【0005】従来の紙幣処理機においては、紙幣収納庫
を取り扱い金種分、または釣銭として用いる金種(50
00円/1000円)分設けられている。このような紙
幣処理機では、入金口から入金された紙幣を入金判別部
で金種を判別した、金種が特定された紙幣をそれぞれ対
応する金種の専用収納庫に積載収納される。出金動作時
には、釣銭金額を最少構成枚数に展開し、該当金種の紙
幣を専用収納庫から必要枚数分払い出されるようになっ
ている。ここで、出金動作時に、高額紙幣(5000円
紙幣)がない場合には、すべて1000円紙幣にて出金
するようにしている。
【0006】上記の紙幣処理機は、3金種の紙幣をそれ
ぞれ別個に用意された専用の収納庫に収納するようにし
た構成を有するが、取り引き数の少ない5000円およ
び10000円の2金種の紙幣を共通の紙幣収納庫に混
合収納するようにし、紙幣収納庫の数を減らして小型化
した構成を有するものもある。この場合、出金動作時
に、釣銭の5000円を必要として紙幣収納庫から繰り
出された紙幣が出金判別の結果10000円札であった
場合には、この10000円は元々釣銭としては再使用
されることのない金種なので、別途設けられた回収庫へ
収納される。
【0007】以上のような紙幣処理機では、紙幣処理機
の主構成ユニットである収納庫を最低2つ設ける必要が
あり、小型化、低価格化への障害になっている。これに
対し、さらに、小型化を狙って、入金された紙幣を1つ
の紙幣収納庫に金種混合で積載収納するようにした紙幣
処理機も開発されている。このような紙幣処理機では、
入金された紙幣は、紙幣収納庫に上から順次積載収納さ
れる。出金動作時には、積載収納された紙幣を紙幣収納
庫の底部から1枚ずつ繰り出して金種判別を行い、その
紙幣が釣銭として払い出すべき金種の場合には、そのま
ま出金口へ搬送し、払い出すべき金種でなければ再度紙
幣収納庫へ戻すようにし、釣銭として再利用されない1
0000円札の場合には、回収庫へ収納するようにして
いる。
【0008】この1つの紙幣収納庫を持つ紙幣処理機で
は、スーパーマーケットなどでの運用において、取り引
きされる紙幣の枚数が複数枚数であることが多いため、
接客処理をスムーズに行うために、紙幣の入金に際して
複数枚重なった状態でも入金を行うことができる束入金
を許容するものもある。
【0009】束入金が行われると、当然ながら紙幣処理
機内の在高が不確定となるため、たとえばレジ担当者の
交替時あるいは通常運用中の必要時に正確な在高を求め
るための精査処理が適宜実行される。精査処理では、精
査のためだけに使用される精査紙が紙幣収納庫内に入れ
られており、紙幣収納庫内の紙幣を1枚ずつ繰り出し、
それを金種判別して再度紙幣収納庫内に戻すという循環
動作を精査紙が検出されてから一巡するまで行う。この
精査紙が検出されてから次に検出されるまでの1サイク
ルの間に紙幣収納庫に積載収納されたすべての紙幣が金
種判別されることになり、正確な紙幣処理機内の在高を
求めることができる。
【0010】また、紙幣処理機では、運用開始前に釣銭
準備金をあらかじめ用意しておくことが行われている。
もちろん、運用中においても、釣銭として再利用される
金種の枚数が少なくなれば、適宜釣銭準備金を補充する
必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】1つの紙幣収納庫を持
つ従来の紙幣処理機では、釣銭準備金をあらかじめ紙幣
収納庫内に補充しておくが、その際、通常は何枚かまと
めて入金する。このため、たとえば1000円の釣銭準
備金を先に入金し、その後、5000円の釣銭準備金を
入金しておくとすると、紙幣収納庫内では、1000円
の積層体の上に5000円の積層体が載った状態にな
る。このような状態で運用をスタートした場合におい
て、たとえば6000円以上の釣銭が必要であった場合
に、まず必要な1000円紙幣はすぐに出金可能である
が、次に必要な5000円紙幣は、1000円の積層体
をすべて循環してからでないと出金することができな
い。すべての1000円紙幣が循環し終わるまでに時間
がかかるため、釣銭払い出しまでの時間が長くなるとい
う問題があった。また、引き続いて、次に1000円紙
幣の釣銭が必要な場合には、同様にして、5000円の
釣銭準備金がすべて循環するまで時間がかかるという問
題点があった。
【0012】また、束入金が可能な紙幣処理機では、紙
幣収納庫に収納されている正確な在高は分からないが、
上位装置が出金指示を出すためにある程度の在高を把握
しておく必要がある。これは、1回の束入金で、100
0円紙幣が2枚入金されたと仮定することで、紙幣収納
庫内の最低枚数を知ることができる。しかし、このよう
な状態で運用を続けた場合、精査処理をしない限り、こ
の計算上の在高は、実際の在高から離れていき、誤差が
大きくなっていくという問題点があった。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、釣銭準備金の補充に際し、釣銭払い出し完了
までの時間が長くならないよう紙幣収納庫内の釣銭準備
状態が適切になるようにした紙幣処理機の制御方法を提
供することを目的とする。
【0014】また、本発明は、入金枚数と出金枚数との
差で把握される紙幣収納庫内の仮の在高が実際の在高に
近付くようにした紙幣処理機の制御方法を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、投入した紙幣を判別する入金判別部と、
入金した紙幣を受け入れる受入口およびその反対側に紙
幣を払い出す払出口を有し複数金種を積載収納する紙幣
収納庫と、前記紙幣収納庫より払い出された紙幣を判別
する出金判別部と、前記紙幣収納庫より払い出された紙
幣を前記収納庫の受入口へ戻す循環通路とを備えた紙幣
処理機の制御方法において、紙幣を補充する補充モード
にて、紙幣が入金されて前記紙幣収納庫へ収納されたこ
とに応答して、前記紙幣収納庫に収納された紙幣を所定
枚数前記払出口から払い出し、前記循環通路を通って前
記紙幣収納庫に戻すことにより入金された紙幣の上に積
載収納するようにしたことを特徴とする紙幣処理機の制
御方法が提供される。
【0016】このような紙幣処理機の制御方法によれ
ば、紙幣を補充する度に、紙幣収納庫に収納されていた
紙幣が払出口から循環通路を通って受入口へ循環し、補
充された紙幣の上に積載収納される。これにより、紙幣
収納庫内の釣銭準備状態は、特定金種が固まって存在す
ることなく、複数金種の紙幣が分散した状態で収納され
ることになるため、出金時に出金対象でない金種が紙幣
収納庫へ循環する枚数を減らすことができ、払い出し時
間を短くすることができる。
【0017】また、本発明によれば、投入した紙幣を判
別する入金判別部と、入金した紙幣を受け入れる受入口
およびその反対側に紙幣を払い出す払出口を有し複数金
種を積載収納する紙幣収納庫と、前記紙幣収納庫より払
い出された紙幣を判別する出金判別部と、前記紙幣収納
庫より払い出された紙幣を前記収納庫の受入口へ戻す循
環通路とを備えた紙幣処理機の制御方法において、出金
または回収時に前記紙幣収納庫から繰り出され、前記出
金判別部で判別された後、前記循環通路を通って前記紙
幣収納庫に戻される紙幣の循環枚数を金種別に記憶し、
入金枚数と出金枚数との差で把握される前記紙幣収納庫
内の金種別の枚数を対応する金種の前記循環枚数と比較
し、特定金種の前記循環枚数が前記紙幣収納庫内の対応
金種の枚数より多いときに前記紙幣収納庫内の該当金種
の枚数を特定金種の前記循環枚数で更新するようにした
ことを特徴とする紙幣処理機の制御方法が提供される。
【0018】この紙幣処理機の制御方法によれば、出金
または回収時には、紙幣収納庫から1枚ずつ払い出され
て、それが出金非対象金種の紙幣なら循環通路を通って
紙幣収納庫に戻される。入金枚数と出金枚数との差で把
握される紙幣収納庫内の枚数は束入金された紙幣に対し
ては、入金枚数を小額紙幣2枚換算で計数しているため
実枚数とは異なっている。これに対し、循環時に計数さ
れる枚数は実際に紙幣収納庫に収納されている紙幣を計
数したものである。そこで、循環紙幣がある度に、紙幣
収納庫内の枚数として把握されている枚数と循環枚数と
を比較し、循環枚数の方が多ければ、それを紙幣収納庫
内の枚数とするように逐次補正することで、束入金によ
って生じる誤差が累積されることがなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、金
銭処理装置に適用した場合を例に図面を参照して詳細に
説明する。
【0020】図1は本発明の紙幣処理機を搭載した金銭
処理装置の外観を示す図、図2は紙幣処理機の内部構成
を示す側断面図である。これらの図において、金銭処理
装置10は、正面から見て右側に配置された紙幣処理機
と左側に配置された硬貨処理機とが一体に形成されたも
ので、外観的には、紙幣処理機側では、紙幣を入金する
ための入金口11と、紙幣処理機から紙幣が釣銭として
払い出される出金口12と、釣銭としては利用されない
高額紙幣が収納される紙幣回収庫13とが設けられ、硬
貨処理機側では、硬貨を投入するための入金口14と、
硬貨処理機から硬貨が釣銭として払い出される出金口1
5と、操作表示部16とが設けられている。以下の説明
では、硬貨処理機の説明は省略し、紙幣処理機に関して
のみ説明する。
【0021】紙幣処理機において、図2に示したよう、
紙幣の入金口11近傍には、紙幣の投入を検出する投入
検知センサ21が設けられ、その下流側搬送路には、入
金ゲート22および入金判別センサ23が設けられてい
る。この紙幣搬送路の先には紙幣受入口24を介して紙
幣収納庫26が設けられている。紙幣収納庫26の下部
には積載収納された紙幣を下から1枚ずつ分離して繰り
出す繰り出し部27が設けられている。紙幣が繰り出さ
れる紙幣収納庫26の払出口の下流には出金判別センサ
28が設けられている。紙幣収納庫26の払出口は出金
口12および垂直方向に配置された循環通路29に接続
されている。循環通路29の下端部には紙幣の搬送路を
切り換える切換ゲート30が設けられ、上端部は紙幣収
納庫26への紙幣受入口24に接続されている。また、
循環通路29の途中には循環通路29の搬送路を紙幣回
収庫13の側へ切り換えるための回収ゲート31を有し
ている。ここで、出金口12、紙幣回収庫13、紙幣収
納庫26、循環通路29は一体になっていて内部ユニッ
ト32を構成し、この内部ユニット32は引出し可能な
状態で筐体33に収められている。なお、紙幣収納庫2
6には存高を精査するときに使用される精査紙34が入
っている。
【0022】入金口11は、複数枚の紙幣を同時に受け
入れることができるような高さの開口部を有し、ここで
受け入れた複数の紙幣は、束の状態で入金判別センサ2
3を通り、紙幣収納庫26まで搬送されるようになって
いる。束の状態での紙幣の受け入れを可能にするため、
入金判別センサ23は入金紙幣の厚さをも検出する機能
を有している。また、通常は、存高を精査するときの精
査紙34は紙幣収納庫26内に紙幣と一緒に積載収納さ
れている。
【0023】ここで、通常の取引時の紙幣処理機の紙幣
の流れについて説明する。まず、入金口11より1枚以
上の紙幣が投入されると、投入検知センサ21によって
紙幣の投入が検出され、入金ゲート22が開き、図示し
ない投入搬送モータが駆動される。紙幣が入金ゲート2
2を通過すると、入金ゲート22は閉じられる。紙幣
は、入金判別センサ23へ導かれて行き、ここで金種の
判別および真偽の判定が行われる。入金判別センサ23
が真券(本物)であると判別できなかった紙幣について
は、入金口11に戻され、真券または重なり紙幣と判別
された紙幣は、中に導かれて行き、上部に設けられた紙
幣受入口20を通って、紙幣収納庫26に積載収納され
る。
【0024】収納された紙幣は、図示しない上位制御装
置から釣銭の払い出し指示があったとき、または、操作
表示部16で回収の操作をしたときには、繰り出し部2
7により紙幣収納庫26の下から1枚ずつ繰り出され、
出金判別センサ28にて金種判別される。ここで、出金
すべき紙幣と判別されたならば、切換ゲート30が出金
口側に切り換えられ、紙幣は出金口12へ導かれる。ま
た、繰り出された紙幣が出金すべき紙幣と判別されなか
った場合には、切換ゲート30は循環通路側に切り換え
られ、循環通路29を経由して再度、紙幣収納庫26に
積載収納される。なお、繰り出された紙幣が釣銭として
は使用されない10000円紙幣の場合には、回収ゲー
ト31が紙幣回収庫13の側に切り換えられ、紙幣回収
庫13に収納される。
【0025】図3は操作表示部の例を示す図である。金
銭処理装置10に設けられた操作表示部16は、紙幣処
理機および硬貨処理機に共通で使用される。この操作表
示部16には、各処理の選択を行う選択ボタン41と、
在高の参照を行う在高ボタン42と、紙幣処理または硬
貨処理の切り換えを行う切換ボタン43と、特定金種の
回収を行う回収ボタン44と、操作取り消しを行う復旧
ボタン45と、補充操作を行うときの補充ボタン46
と、表示器47とが設けられている。
【0026】釣銭準備金の紙幣を補充する場合には、補
充ボタン46を押下し、選択ボタンで動作モードを選択
してから行う。そのときの動作モードは、表示器47に
表示される。
【0027】次に、この紙幣処理機の制御部の構成につ
いて説明する。図4は紙幣処理機の制御部の構成例を示
すブロック図である。紙幣処理機の制御部50は入金判
別センサ23および出金判別センサ28に接続された金
種判別部51と、プロセッサ(CPU)52と、在高メ
モリ53と、循環カウンタ54と、精査カウンタ55
と、設定メモリ56とを備えている。プロセッサ52に
は、金種判別部51、在高メモリ53、循環カウンタ5
4、精査カウンタ55、設定メモリ56、および操作表
示部16が接続されている。
【0028】在高メモリ53は枚数カウンタを取り扱い
金種分用意してあり、1000円枚数カウンタ53a
と、5000円枚数カウンタ53bと、10000円枚
数カウンタ53cとを有し、さらに束入金フラグメモリ
53dを有している。循環カウンタ54は、補充、回
収、出金時に循環する紙幣の枚数を金種別に計数するた
めに、1000円枚数カウンタ54aと、5000円枚
数カウンタ54bと、判別不能フラグメモリ54cとを
有している。精査カウンタ55は、精査時に金種別に紙
幣の枚数を計数するために、1000円枚数カウンタ5
5aと、5000円枚数カウンタ55bと、10000
円枚数カウンタ55cと、判別不能件数カウンタ55d
とを有している。
【0029】設定メモリ56は、釣銭準備金の補充を行
うときに紙幣収納庫26の底部にあった紙幣の一部を繰
り出し、循環通路29を介して紙幣収納庫26に戻し、
補充された紙幣の上に積載収納するように制御するが、
そのときの1000円および5000円の循環枚数を設
定するとともに、補充動作時に束で入金するときの10
00円および5000円の枚数を仮枚数として設定して
いる。循環枚数および仮枚数は、それぞれ個別に設定で
きるが、ここでは、1000円が10枚、5000円が
2枚と設定してあるものとする。
【0030】金種判別部51は流通されている紙幣の3
金種はもちろん、重なり紙幣、精査紙34などを判別す
る機能をも有している。この金種判別部51は、入金時
に入金判別センサ23が検出した紙幣の金種および重な
り状態を判別し、その判別結果に基づいて、プロセッサ
52は在高メモリ53の該当する金種の枚数カウンタに
送り、+1の加算をする。金種判別部51はまた、出金
判別センサ28が紙幣収納庫26から繰り出された紙幣
を検出してその金種を判別し、その判別結果に基づい
て、プロセッサ52は在高メモリ53に送り、該当する
金種の枚数カウンタに対して−1の減算をする。さら
に、金種判別部51が重なり紙幣の検出をしたときは、
プロセッサ52はその検出結果を在高メモリ53に送
り、束入金フラグメモリ53dに記憶する。
【0031】循環カウンタ54は、出金または回収処理
のときに、循環する紙幣を計数するもので、その計数結
果は対応金種の枚数カウンタに記憶される。判別不能フ
ラグメモリ54cは、紙幣循環中に出金判別センサ28
が金種判別できなかったときに判別不能券ありのフラグ
が記憶される。これらは、出金判別センサ28が精査紙
34を検出した場合にクリアされる。
【0032】精査カウンタ55は、紙幣収納庫26に収
納された紙幣の存高を精査するときに使用され、金種別
に存高を計数する。また、精査カウンタ55の判別不能
件数カウンタ55dは、精査時に、出金判別センサ28
が重なり紙幣、混入した商品券、あるいは汚れ券などで
金種判別できなかった判別不能件数を計数する。
【0033】なお、図示はしないが、この制御部50は
投入検知センサ21に応答して投入搬送モータを駆動し
て入金された紙幣を紙幣収納庫26まで搬送して収納し
たり、繰り出し部27の起動・停止、切換ゲート30お
よび回収ゲート31を切り換えたり、在高メモリ53の
内容と循環カウンタ54の内容とを比較するなどの制御
も行う。
【0034】次に、釣銭準備金を紙幣処理機に入金する
ときの処理について説明する。まず、たとえば運用開始
前のように、紙幣処理機の紙幣収納庫26が空の状態の
ときに釣銭準備金を補充する初期補充モードの動作を説
明する。
【0035】図5および図6は初期補充モード動作の処
理の流れを示すフローチャートである。この例では、空
の状態の紙幣収納庫26に対して釣銭準備金の5000
円を先に入金し、後から1000円を入金するようにし
た初期補充モードでの動作の場合について説明する。
【0036】まず、操作表示部16の補充ボタン46を
押下し、補充モードを選択する(ステップS1)。ここ
で、操作表示部16の表示器47に「5000−100
0」が表示されていることで、5000円/1000円
の初期補充モードの入金待機状態になる(ステップS
2)。
【0037】次に、束入金の場合の仮枚数として設定し
た2枚の5000円紙幣を束入金する。投入検知センサ
21がその束入金の投入を検知すると(ステップS
3)、入金ゲート22が解除され(ステップS4)、搬
送ベルトが駆動し(ステップS5)、5000円紙幣を
紙幣収納庫26へ入金する(ステップS6)。次に、制
御部50は、在高メモリ53の5000円枚数カウンタ
53bに仮枚数の「2」を加算する(ステップS7)。
その後、入金ゲート22が阻止側にセットされ(ステッ
プS8)、搬送ベルトが停止されて投入検知待ちの状態
になる(ステップS9)。
【0038】また、2枚の5000円紙幣の束入金がな
されれば、同じようにして、ステップS3〜10が繰り
返される。この5000円紙幣の入金は、釣銭準備金と
して必要な枚数が補充されるまで繰り返し行う。このと
きには、紙幣収納庫26内には、5000円の釣銭準備
金が積載収納されていることになる。
【0039】ステップS3の投入検知待ちの状態で投入
の検知がない場合、操作表示部16の復旧ボタン45が
押下されたかどうかが監視されている(ステップS1
0)。復旧ボタン45の押下が検知されると、次は、1
000円紙幣の入金待ちの状態に移り、操作表示部16
の表示器47は、「1000」の表示に切り換える(ス
テップS11)。
【0040】次に、束入金の場合の仮枚数として設定し
た10枚の1000円紙幣を束入金する。投入検知セン
サ21がその1000円紙幣の投入を検知すると(ステ
ップS12)、入金ゲート22が解除され(ステップS
13)、搬送ベルトが駆動し(ステップS14)、10
00円紙幣を紙幣収納庫26へ入金する(ステップS1
5)。次に、制御部50は、在高メモリ53の1000
円枚数カウンタ53aに仮枚数の「10」を加算する
(ステップS16)。その後、入金ゲート22が阻止側
にセットされ(ステップS17)、搬送ベルトが一旦停
止される(ステップS18)。続いて、搬送ベルトの駆
動が再開され(ステップS19)、繰り出し部27のロ
ーラが駆動される(ステップS20)。ここで、紙幣収
納庫26の底部から所定枚数の繰り出しを行う(ステッ
プS21)。ここでは、5000円の循環枚数は2枚と
してあるので、2枚の5000円紙幣が繰り出され、循
環通路29を通って紙幣収納庫26へ戻される(ステッ
プS22)。所定枚数の循環が終了すると、繰り出し部
27のローラが停止され(ステップS23)、搬送ベル
トが停止されて投入検知待ちの状態になる(ステップS
24)。これにより、入金された1000円紙幣は50
00円紙幣によってサンドイッチされた状態になる。
【0041】また、次の10枚が入金されると、同じよ
うにして、ステップS12〜24が繰り返され、100
0円紙幣の束が5000円紙幣の束によってサンドイッ
チされた状態になる。この1000円紙幣の入金は、釣
銭準備金として必要な枚数が補充されるまで繰り返し行
う。
【0042】ステップS12の投入検知待ちの状態で投
入の検知がない場合、操作表示部16の復旧ボタン45
が押下されたかどうかが監視されている(ステップS2
5)。復旧ボタン45の押下が検知されると、釣銭準備
金の補充は完了したと判断される。これにより、紙幣処
理機としては、仮在高ではあるが、在高が分かっている
ので、釣銭が出せる状態になる。なお、この釣銭準備金
の初期補充は、通常運用開始前に行われることが多いた
め、好ましくは、精査処理と連動させ、正確な在高を求
めるようにしている。
【0043】以上の初期補充モードの動作は、空の状態
の紙幣収納庫26に対して釣銭準備金の5000円を先
に入金し、後から1000円を入金する場合であるが、
補充ボタン46による設定によって、1000円を先に
入金し、後から5000円を入金するようにしてもよ
い。この場合、先に入金した1000円紙幣を5000
円紙幣の入金の度に所定枚数循環させるが、その循環枚
数が5000円/1000円初期補充モードの2枚に比
べて10と多いため、入金に時間がかかる。
【0044】図7は初期補充モードを実行後の紙幣収納
庫内の状態を示す概念図である。釣銭準備金の初期補充
モードでは、先に、5000円紙幣61が何回かに分け
て紙幣収納庫26へ積載収納され、その後、1000円
紙幣62が所定の枚数ずつ入金されるが、その度に先に
収納された5000円紙幣61が紙幣収納庫26の底部
から所定枚数ずつ繰り出され、入金された1000円紙
幣の上に積載収納させることで、結果として、紙幣収納
庫26の中の状態は、5000円紙幣61の層と100
0円紙幣62の層とが交互に積み重なった形になってい
る。
【0045】このように、1000円紙幣62の中に5
000円紙幣61が分散して挿入されていることによ
り、運用開始直後にいずれの金種が釣銭として必要であ
っても、短時間で、すなわち、少ない循環枚数で目的の
金種の紙幣を出金することができるようになる。
【0046】次に、運用中に釣銭として再利用するため
の紙幣が少なくなってきた場合、運用途中で釣銭準備金
を補充してやらなければならないが、その途中補充の動
作について説明する。
【0047】図8は途中補充モード動作の処理の流れを
示すフローチャートである。この例では、運用中に10
00円紙幣が不足してきたことに対して1000円紙幣
を補充する場合について説明する。この不足は、紙幣収
納庫26内に収納されている紙幣があらかじめ決められ
た枚数以下になった場合に、金種別にその旨を操作表示
部16の表示器47に表示されることによってレジ担当
者に認識させることができる。
【0048】まず、操作表示部16の補充ボタン46を
押下し、1000円補充モードを選択する(ステップS
31)。ここで、操作表示部16の表示器47に「10
00」が表示されていることで、1000円の途中補充
モードの入金待機状態になる(ステップS32)。
【0049】次に、束入金の場合の仮枚数として設定し
た10枚の1000円紙幣を束入金する。投入検知セン
サ21がその1000円紙幣の投入を検知すると(ステ
ップS33)、入金ゲート22が解除され(ステップS
34)、搬送ベルトが駆動し(ステップS35)、10
00円紙幣を紙幣収納庫26へ入金する(ステップS3
6)。次に、制御部50は、在高メモリ53の1000
円枚数カウンタ53aに仮枚数の「10」を加算する
(ステップS37)。その後、入金ゲート22が阻止側
にセットされ(ステップS38)、搬送ベルトが一旦停
止される(ステップS39)。続いて、搬送ベルトの駆
動が再開され(ステップS40)、繰り出し部27のロ
ーラが駆動される(ステップS41)。ここで、紙幣収
納庫26の底部から所定枚数の繰り出しを行う(ステッ
プS42)。繰り出された紙幣は、循環通路29を通っ
て紙幣収納庫26へ戻される(ステップS43)。所定
枚数の循環が終了すると、繰り出し部27のローラが停
止され(ステップS44)、搬送ベルトが停止されて投
入検知待ちの状態になる(ステップS45)。これによ
り、入金された1000円紙幣の上に、紙幣収納庫26
の底部にあった所定枚数の紙幣が乗せられる。
【0050】また、次の10枚が入金されると、同じよ
うにして、ステップS33〜45が繰り返される。ステ
ップS33の投入検知待ちの状態で投入の検知がない場
合、操作表示部16の復旧ボタン45が押下されたかど
うかが監視されている(ステップS46)。復旧ボタン
45の押下が検知されると、釣銭準備金の追加補充は完
了したと判断され、待機状態へ戻る。
【0051】ところで、運用中に束の入金があると、そ
れは1000円紙幣が2枚であるというふうに枚数を少
なく見積もって仮在高を求めている。このように、束入
金には誤差が含まれているため、束入金の回数が増える
ほど、実枚数から離れる可能性がある。また、5000
円紙幣を少なくとも1枚含む紙幣が束で入金された場
合、その入金は1000円紙幣2枚に換算した枚数で認
識されるため、実際には5000円紙幣が存在するにも
かかわらず、その5000円紙幣は存在しないものとし
て扱われ、この場合も、束入金の回数が増えるほど、実
枚数から離れてしまう可能性がある。
【0052】そこで、制御部50は、出金または回収処
理において、紙幣収納庫26から紙幣が繰り出されるの
は1枚ずつであり、しかも出金判別センサ28により1
枚ずつ金種判別が行われていることを利用して、紙幣収
納庫26内の在高を補正し、実枚数に近づけるように制
御する。
【0053】図9は紙幣収納庫在高の自動更新処理の流
れを示すフローチャートである。出金または回収処理で
は、まず、搬送ベルトを駆動し(ステップS51)、繰
り出し部27のローラを駆動して紙幣収納庫26から紙
幣を1枚繰り出す(ステップS52)。次に、出金判別
センサ28により金種判別が行われる(ステップS5
3)。ここで、1000円と判断された場合には、10
00円検出処理へ移り(ステップS54)、5000円
と判断された場合には、5000円検出処理へ移り(ス
テップS55)、精査紙と判断された場合には、精査紙
検出処理へ移る(ステップS56)。10000円と判
断された場合には、回収ゲート31を紙幣回収庫13の
側へ切り換え(ステップS57)、切換ゲート30を循
環通路29の側へ切り換えて(ステップS58)、紙幣
回収庫13へ収納する。もし、重なり紙幣、商品券など
の繰り出しにより金種が判別不能である場合には、ステ
ップS58に移り、切換ゲート30を循環通路29の側
へ切り換えて判別不能紙幣を紙幣収納庫26へ戻す。
【0054】金種判別の結果に応じた処理が済むと、出
金または回収が終了したかどうかが判断され(ステップ
S59)、終了していなければ、ステップS53に戻っ
て、次に繰り出されてきた紙幣の金種判別を行う。出金
または回収が終了した場合には、繰り出し部27のロー
ラを停止し(ステップS60)、搬送ベルトを停止す
る。
【0055】図10は1000円検出処理の流れを示す
フローチャートである。金種判別で1000円が検出さ
れると、その紙幣は放出対象金種かどうかが判断される
(ステップS71)。放出対象金種でなければ、切換ゲ
ート30を循環通路29の側へ切り換え(ステップS7
2)、循環カウンタ54の1000円枚数カウンタ54
aを+1加算する(ステップS73)。次に、循環カウ
ンタ54の1000円枚数カウンタ54aと在高メモリ
53の1000円枚数カウンタ53aとを比較する(ス
テップS74)。循環カウンタ54の1000円枚数カ
ウンタ54aの計数値が在高メモリ53の1000円枚
数カウンタ53aの計数値よりも大きければ、循環カウ
ンタ54の1000円枚数カウンタ54aの計数値を在
高メモリ53の1000円枚数カウンタ53aに転記し
(ステップS75)、大きくなければ、転記しない。こ
れにより、在高メモリ53の1000円枚数カウンタ5
3aの値は、循環動作の途中で実際に計数された値より
小さかった場合には、その実際に計数された値に補正さ
れる。
【0056】ステップS71の判断にて、検出された1
000円が放出対象金種であれば、切換ゲート30を出
金口12の側へ切り換え(ステップS76)、在高メモ
リ53の1000円枚数カウンタ53aを−1加算する
(ステップS77)。
【0057】図11は5000円検出処理の流れを示す
フローチャートである。金種判別で5000円が検出さ
れると、その紙幣は放出対象金種かどうかが判断される
(ステップS81)。放出対象金種でなければ、切換ゲ
ート30を循環通路29の側へ切り換え(ステップS8
2)、循環カウンタ54の5000円枚数カウンタ54
bを+1加算する(ステップS83)。次に、循環カウ
ンタ54の5000円枚数カウンタ54bと在高メモリ
53の5000円枚数カウンタ53bとを比較する(ス
テップS84)。循環カウンタ54の5000円枚数カ
ウンタ54bの計数値が在高メモリ53の5000円枚
数カウンタ53bの計数値よりも大きければ、循環カウ
ンタ54の5000円枚数カウンタ54bの計数値を在
高メモリ53の5000円枚数カウンタ53bに転記し
(ステップS85)、大きくなければ、転記しない。こ
れにより、在高メモリ53の5000円枚数カウンタ5
3bの値は、循環動作の途中で実際に計数された値より
小さかった場合には、その実際に計数された値に補正さ
れる。
【0058】ステップS81の判断にて、検出された5
000円が放出対象金種であれば、切換ゲート30を出
金口12の側へ切り換え(ステップS86)、在高メモ
リ53の5000円枚数カウンタ53bを−1加算する
(ステップS87)。
【0059】図12は精査紙検出処理の流れを示すフロ
ーチャートである。金種判別で精査紙が検出されると、
在高メモリの束入金フラグメモリ53dを参照して、前
回の精査紙検出から束入金があったかどうかが判断され
る(ステップS91)。束入金がなければ、循環カウン
タ54の判別不能フラグメモリ54cを参照して循環中
に判別不能があったかどうかが判断される(ステップS
92)。ここで、精査紙が一巡する間に在高の不確定要
因である束入金がなく、判別不能紙幣がなかった場合に
は、実質的に精査処理を行った場合と同じなので、この
場合は、循環カウンタ54の1000円枚数カウンタ5
4aの循環枚数に入金枚数を加えた値から出金された枚
数を差し引いた値を在高メモリ53の1000円枚数カ
ウンタ53aに転記し、循環カウンタ54の5000円
枚数カウンタ54bの循環枚数に入金枚数を加えた値か
ら出金された枚数を差し引いた値を在高メモリ53の5
000円枚数カウンタ53bに転記する(ステップS9
3)。
【0060】束入金があった場合あるいは判別不能紙幣
があった場合には、切換ゲート30を循環通路29の側
へ切り換え(ステップS94)、循環カウンタ54の1
000円枚数カウンタ54aを0クリアし(ステップS
95)、循環カウンタ54の5000円枚数カウンタ5
4bを0クリアし(ステップS96)、束入金フラグメ
モリ53dおよび判別不能フラグメモリ54cをリセッ
トする(ステップS97)。
【0061】以上の処理により、運用中に紙幣の束入金
があったとしても、紙幣収納庫26内の在高は、逐次自
動補正されることになり、束入金による誤差が累積する
ことがない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、釣銭
準備金の補充を行う場合、紙幣を入金、収納したタイミ
ングで紙幣収納庫に収納してある紙幣をその底部から所
定枚数だけ循環通路を介して戻し、入金された紙幣の上
に積載収納する、という一連の動作を繰り返すように構
成した。これにより、釣銭準備金の補充の結果、紙幣収
納庫内では、収納されていた紙幣の中に入金、収納した
金種の紙幣が分散配置されて収納されるようになり、適
正な釣銭準備状態を生成することができるようになる。
【0063】また、入金枚数と出金枚数との差で把握さ
れる紙幣収納庫内の各金種の枚数と、出金または回収時
に紙幣収納庫の底部から繰り出され、循環通路を介して
紙幣収納庫上部へ戻された各金種の紙幣の枚数とを比較
し、循環枚数の方が多い場合は、紙幣収納庫の在高をそ
の循環枚数に更新するように構成した。これにより、束
入金によって生じる誤差が累積されることがなくなり、
紙幣収納庫内の在高を実枚数に近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙幣処理機を搭載した金銭処理装置の
外観を示す図である。
【図2】紙幣処理機の内部構成を示す側断面図である。
【図3】操作表示部の例を示す図である。
【図4】紙幣処理機の制御部の構成例を示すブロック図
である。
【図5】初期補充モード動作の処理の流れを示すフロー
チャート(その1)である。
【図6】初期補充モード動作の処理の流れを示すフロー
チャート(その2)である。
【図7】初期補充モードを実行後の紙幣収納庫内の状態
を示す概念図である。
【図8】途中補充モード動作の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図9】紙幣収納庫在高の自動更新処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図10】1000円検出処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図11】5000円検出処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図12】精査紙検出処理の流れを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 金銭処理装置 11 入金口 12 出金口 13 紙幣回収庫 16 操作表示部 20 紙幣受入口 21 投入検知センサ 22 入金ゲート 23 入金判別センサ 24 紙幣受入口 26 紙幣収納庫 27 繰り出し部 28 出金判別センサ 29 循環通路 30 切換ゲート 31 回収ゲート 32 内部ユニット 33 筐体 34 精査紙 41 選択ボタン 42 在高ボタン 43 切換ボタン 44 回収ボタン 45 復旧ボタン 46 補充ボタン 47 表示器 50 制御部 51 金種判別部 52 プロセッサ 53 在高メモリ 53a 1000円枚数カウンタ 53b 5000円枚数カウンタ 53c 10000円枚数カウンタ 53d 束入金フラグメモリ 54 循環カウンタ 54a 1000円枚数カウンタ 54b 5000円枚数カウンタ 54c 判別不能フラグメモリ 55 精査カウンタ 55a 1000円枚数カウンタ 55b 5000円枚数カウンタ 55c 10000円枚数カウンタ 55d 判別不能件数カウンタ 56 設定メモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入した紙幣を判別する入金判別部と、
    入金した紙幣を受け入れる受入口およびその反対側に紙
    幣を払い出す払出口を有し複数金種を積載収納する紙幣
    収納庫と、前記紙幣収納庫より払い出された紙幣を判別
    する出金判別部と、前記紙幣収納庫より払い出された紙
    幣を前記収納庫の受入口へ戻す循環通路とを備えた紙幣
    処理機の制御方法において、 紙幣を補充する補充モードにて、紙幣が入金されて前記
    紙幣収納庫へ収納されたことに応答して、前記紙幣収納
    庫に収納された紙幣を所定枚数前記払出口から払い出
    し、前記循環通路を通って前記紙幣収納庫に戻すことに
    より入金された紙幣の上に積載収納するようにしたこと
    を特徴とする紙幣処理機の制御方法。
  2. 【請求項2】 投入する紙幣の枚数を金種別に設定し、
    紙幣の入金の際に金種を選択し、あらかじめ決められた
    枚数の紙幣が入金されて前記紙幣収納庫へ収納された後
    に入金された紙幣の仮枚数を該当金種の在高に加算する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の紙幣処理機
    の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記紙幣収納庫が空の状態で補充する初
    期補充モードのときには、最初に、別の金種の紙幣を入
    金し、前記紙幣収納庫に収納しておくことを特徴とする
    請求項1記載の紙幣処理機の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記別の金種の紙幣は、あらかじめ決め
    られた枚数ずつ入金し、その入金の都度、前記別の金種
    の紙幣の仮枚数を該当金種の在高に加算するようにした
    ことを特徴とする請求項3記載の紙幣処理機の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 紙幣の補充を終了後に、前記紙幣収納庫
    内に収納されている紙幣の枚数を確定する精査処理を行
    うようにしたことを特徴とする請求項1記載の紙幣処理
    機の制御方法。
  6. 【請求項6】 投入した紙幣を判別する入金判別部と、
    入金した紙幣を受け入れる受入口およびその反対側に紙
    幣を払い出す払出口を有し複数金種を積載収納する紙幣
    収納庫と、前記紙幣収納庫より払い出された紙幣を判別
    する出金判別部と、前記紙幣収納庫より払い出された紙
    幣を前記収納庫の受入口へ戻す循環通路とを備えた紙幣
    処理機の制御方法において、 出金または回収時に前記紙幣収納庫から繰り出され、前
    記出金判別部で判別された後、前記循環通路を通って前
    記紙幣収納庫に戻される紙幣の循環枚数を金種別に記憶
    し、入金枚数と出金枚数との差で把握される前記紙幣収
    納庫内の金種別の枚数を対応する金種の前記循環枚数と
    比較し、特定金種の前記循環枚数が前記紙幣収納庫内の
    対応金種の枚数より多いときに前記紙幣収納庫内の該当
    金種の枚数を特定金種の前記循環枚数で更新するように
    したことを特徴とする紙幣処理機の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記紙幣収納庫に紙幣と共に収納されて
    精査処理に使用される精査紙が前記出金判別部により検
    出されたとき、前記循環枚数を0クリアするようにした
    ことを特徴とする請求項6記載の紙幣処理機の制御方
    法。
  8. 【請求項8】 投入した紙幣を判別する入金判別部と、
    入金した紙幣を受け入れる受入口およびその反対側に紙
    幣を払い出す払出口を有し複数金種を積載収納する紙幣
    収納庫と、前記紙幣収納庫より払い出された紙幣を判別
    する出金判別部と、前記紙幣収納庫より払い出された紙
    幣を前記収納庫の受入口へ戻す循環通路とを備えた紙幣
    処理機の制御装置において、 紙幣を補充する補充モード時に束入金される紙幣の束入
    金枚数と束入金があるごとに前記紙幣収納庫内の紙幣を
    払出口、循環通路および受入口を通して循環させる循環
    枚数とを金種別に記憶する設定メモリと、前記紙幣収納
    庫内の枚数を金種別に記憶する在高メモリと、補充モー
    ドの選択指示を行う操作入力部および操作手順および各
    種表示を行う表示部を有する操作表示部と、補充モード
    選択時に紙幣の束入金検出に応答して入金された紙幣を
    前記紙幣収納庫まで搬送して収納し、前記設定メモリに
    設定されている前記束入金枚数を前記在高メモリに加算
    し、紙幣収納後に前記紙幣収納庫に収納されていた紙幣
    を前記設定メモリに設定されている循環枚数分循環させ
    る制御演算部とを備えていることを特徴とする紙幣処理
    機の制御装置。
  9. 【請求項9】 出金または回収モード時に前記紙幣収納
    庫から繰り出された紙幣が出金対象でない金種の場合に
    前記紙幣収納庫へ戻す循環枚数を金種別に計数する循環
    カウンタを備え、前記制御演算部は、前記在高メモリと
    前記循環カウンタとを比較し、前記在高メモリに記憶さ
    れた枚数よりも前記循環カウンタの循環枚数が多い場合
    に前記循環カウンタの循環枚数を前記在高メモリに転記
    する機能を有していることを特徴とする請求項8記載の
    紙幣処理機の制御装置。
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