JP2001242967A - 端末装置、ネットワークシステム、デバイス自動起動方法、及び記憶媒体 - Google Patents

端末装置、ネットワークシステム、デバイス自動起動方法、及び記憶媒体

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JP2001242967A
JP2001242967A JP2000053977A JP2000053977A JP2001242967A JP 2001242967 A JP2001242967 A JP 2001242967A JP 2000053977 A JP2000053977 A JP 2000053977A JP 2000053977 A JP2000053977 A JP 2000053977A JP 2001242967 A JP2001242967 A JP 2001242967A
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JP2000053977A
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Akihiko Tokuda
昭彦 得田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上の複数のデバイスの起動を一
括して自動的に且つ適確に行えるネットワークシステム
を提供する。 【解決手段】 デバイス110は、特定信号(起動信
号)の受信により起動状態となる機能を有するデバイス
130(1),130(2),…,130(N)に関す
る情報を管理し、自デバイスが起動したことを検知する
と、当該管理情報により示されるデバイス130
(1),130(2),…,130(N)へ特定信号を
発信することで、デバイス130(1),130
(2),…,130(N)を自動的に起動状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、パーソナ
ルコンピュータ等の端末装置と共に、プリンタ、コピー
機器、及びファクシミリ装置等のデバイスがネットワー
ク上に接続されたシステム等に用いられる、端末装置、
ネットワークシステム、デバイス自動起動方法、及びそ
れを実施するための処理ステップをコンピュータが読出
可能に格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば、パーソナルコンピュー
タ(以下、単に「パソコン」又は「PC」と言う)等の
端末装置、プリンタ、コピー機器、及びファクシミリ装
置等の各種デバイスがネットワーク上に接続されてなる
システムが多く用いられている。また、このようなシス
テムでは、ネットワーク上に接続するデバイスとして、
電源立上信号等の電気的な起動によって起動状態となる
ソフトスイッチを備えたデバイスや、そのソフトスイッ
チを動作させるソフトウェアがインストールされた端末
装置を用いたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のシステムでは、ユーザは、出勤時等に、
自端末装置を含めたネットワーク上の全てのデバイス
を、起動されていない状態(電源が入っていない状態)
から、起動状態にするために、それぞれのデバイスに対
して電源を入れる作業が必要であった。
【0004】また、ネットワーク上に接続するデバイス
として、電源立上信号等の電気的な起動によって起動状
態となるソフトスイッチを備えたデバイスや、そのソフ
トスイッチを動作させるソフトウェアがインストールさ
れた端末装置を用いたシステムであっても、ユーザは、
先ず、上記ソフトウェアがインストールされている端末
装置を立ち上げ(電源投入)、そして、上記ソフトウェ
アを端末装置にて起動させる、という作業が必要であっ
た。
【0005】上述のように、従来では、種々のデバイス
が接続されたネットワーク環境を起動状態とするために
は、非常に面倒な作業が必要であった。これは、主に多
くのデバイスが使用されるオフィス等では特に問題であ
る。
【0006】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、ネットワーク上の複数のデバイ
スの起動を一括して自動的に且つ適確に行える、端末装
置、ネットワークシステム、デバイス自動起動方法、及
びそれを実施するための処理ステップをコンピュータが
読出可能に格納した記憶媒体を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、特定信号の受信により起動状態となるデ
バイスとネットワークを介して通信可能な端末装置であ
って、上記デバイスに関する情報を管理する管理手段
と、自装置が起動状態となったときに、上記管理手段で
の管理情報に基づいて、上記デバイスに対して上記特定
信号を発生する発信手段とを備えることを特徴とする。
【0008】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記管理手段は、上記ネットワーク上のデバイスのう
ち、自装置起動時に起動状態とするデバイスの情報を管
理することを特徴とする。
【0009】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記デバイスが自装置と双方向通信での接続であるかを
確認する通信確認手段と、上記管理手段での管理情報及
び上記通信確認手段の確認結果に基づいて、上記デバイ
スと共に、上記デバイスと上記ネットワークを介して接
続されている他のデバイスの起動状態を認識する認識手
段とを備えることを特徴とする。
【0010】第4の発明は、上記第3の発明において、
上記管理手段は、上記認識手段により起動不可と認識さ
れたデバイスの代替デバイスとして、上記ネットワーク
上の他の起動可能なデバイスに関する情報を管理するこ
とを特徴とする。
【0011】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記管理手段は、上記ネットワーク上のユーザ情報入力
手段からのユーザ情報に対応付けして上記デバイスに関
する情報を管理し、上記発信手段は、上記管理手段の管
理情報により、上記ユーザ情報入力手段からのユーザ情
報に対応付けられたデバイスに関する情報により示され
るデバイスに対して、上記特定信号を発生することを特
徴とする。
【0012】第6の発明は、上記第5の発明において、
上記ユーザ情報入力手段は、ユーザの磁気カードの磁気
情報を読み取る手段、及び電話のプッシュホンによるユ
ーザ情報を入力する手段の少なくとも何れかの手段を含
むことを特徴とする。
【0013】第7の発明は、上記第5の発明において、
上記管理手段は、上記ネットワーク上のユーザ情報入力
手段毎に、上記デバイスに関する情報を管理し、上記発
信手段は、上記管理手段の管理情報により、上記ユーザ
情報の供給先のユーザ情報入力手段に対応するデバイス
に関する情報により示されるデバイスに対して、上記特
定信号を発生することを特徴とする。
【0014】第8の発明は、上記第1の発明において、
上記デバイスは、特定信号の受信により起動状態となる
機能と共に、特定信号の受信によりスリープ状態となる
機能、及び特定信号の受信によりスリープ状態から復帰
するレジューム機能の少なくとも何れかの機能を有し、
上記管理手段は、上記デバイスが有する各機能に関する
情報を管理し、上記発信手段は、上記管理手段での管理
情報に基づく特定信号を上記デバイスに対して発信する
ことを特徴とする。
【0015】第9の発明は、上記第8の発明において、
上記デバイスが有する各機能に関する情報は、対象機能
の実行条件情報を含むことを特徴とする。
【0016】第10の発明は、上記第1の発明におい
て、上記ネットワークを介して供給された特定信号によ
り自装置を起動状態とする自装置制御手段を備えること
を特徴とする。
【0017】第11の発明は、上記第10の発明におい
て、上記自装置制御手段は、上記特定信号により自装置
をスリープ状態とする制御、及び上記特定信号により自
装置をスリープ状態から復帰するレジューム制御の少な
くとも何れかの制御を実行することを特徴とする。
【0018】第12の発明は、第1の特定信号の受信に
より起動状態となる第1のデバイスと、第2の特定信号
の受信により自デバイスが起動状態となったときに外部
からの供給情報に基づき上記第1の特定信号を発信する
第2のデバイスとが接続されたネットワーク上のサーバ
側に設けられる端末装置であって、上記第1のデバイス
に関する情報を、上記ネットワーク上のユーザ情報入力
手段からのユーザ情報に対応付けして管理する管理手段
と、上記ユーザ情報入力手段からのユーザ情報に基づき
上記第2のデバイスへ上記第2の特定信号を発信すると
共に、上記管理手段での管理情報の中の上記ユーザ情報
に対応付けられた上記第1のデバイスに関する情報を上
記第2のデバイスへ供給する発信手段とを備えることを
特徴とする。
【0019】第13の発明は、上記第12の発明におい
て、上記管理手段は、上記ネットワーク上の第1のデバ
イスのうち、上記第2のデバイスが自デバイスの起動時
に起動状態とするデバイスの情報を管理することを特徴
とする。
【0020】第14の発明は、上記第12の発明におい
て、上記第1及び第2のデバイスは、特定信号の受信に
より起動状態となる機能と共に、特定信号の受信により
スリープ状態となる機能、及び特定信号の受信によりス
リープ状態から復帰するレジューム機能の少なくとも何
れかの機能を有し、上記管理手段は、上記第1及び第2
のデバイスが有する各機能に関する情報を管理し、上記
発信手段は、上記管理手段での管理情報に基づく特定信
号を上記第2のデバイスに対して発信すると共に、上記
管理情報での管理情報の中の上記ユーザ情報に対応付け
られた上記第1のデバイスが有する各機能に関する情報
を上記第2のデバイスへ供給することを特徴とする。
【0021】第15の発明は、上記第14の発明におい
て、上記第1及び第2のデバイスが有する各機能に関す
る情報は、対象機能の実行条件情報を含むことを特徴と
する。
【0022】第16の発明は、上記第12の発明におい
て、上記管理手段は、上記ネットワーク上のユーザ情報
入力手段毎に、上記第1のデバイスに関する情報を管理
し、上記発信手段は、上記管理手段の管理情報により、
上記ユーザ情報の供給先のユーザ情報入力手段に対応す
る第1のデバイスに関する情報を上記第2のデバイスへ
供給することを特徴とする。
【0023】第17の発明は、上記第12の発明におい
て、上記第1のデバイスに関する情報は、階層型ロケー
ション情報を含むことを特徴とする。
【0024】第18の発明は、上記第12の発明におい
て、上記ユーザ情報入力手段からのユーザ情報は、上記
ユーザ情報入力手段が設けられた場所でのユーザの入退
情報を含むことを特徴とする。
【0025】第19の発明は、複数の機器がネットワー
クを介して互いに通信可能に接続されてなるネットワー
クシステムであって、上記複数の機器のうち少なくとも
1つの機器は、請求項1〜18の何れかに記載の端末装
置の機能を有することを特徴とする。
【0026】第20の発明は、複数のデバイスが接続さ
れたネットワーク上において、第1のデバイスが起動し
たときに、第2のデバイスを自動的に起動させるための
デバイス自動起動方法であって、上記第1のデバイス
が、自デバイスが起動したことを検知する起動検知ステ
ップと、上記第1のデバイスが、特定信号の受信により
起動状態となる機能を有する上記第2のデバイスに関す
る情報を管理する管理ステップと、上記第1のデバイス
が、上記起動検知ステップにより自デバイスの起動が検
知されたときに、上記管理ステップにより管理されてい
る上記第2のデバイスに対して上記特定信号を発信する
ことで、上記弟2のデバイスを自動的に起動状態とする
起動ステップとを含むことを特徴とする。
【0027】第21の発明は、上記第20の発明におい
て、上記第1のデバイスが、上記管理ステップにより管
理されている上記弟2のデバイスが双方向通信での接続
であるか否かを確認する通信確認ステップと、上記第1
のデバイスが、上記通信確認ステップでの確認結果に基
づいて、上記第2のデバイスと共に、上記第2のデバイ
スと上記ネットワークを介して接続されている他のデバ
イスの起動状態を認識する認識ステップとを含むことを
特徴とする。
【0028】第22の発明は、上記第21の発明におい
て、上記管理ステップは、上記認識ステップにより使用
不可と認識された上記第2のデバイスの代替デバイスと
して、上記ネットワーク上の全てのデバイスの中から検
索して得られた使用可能なデバイスに関する情報を管理
するステップを含むことを特徴とする。
【0029】第23の発明は、上記第20の発明におい
て、上記ネットワーク上のユーザ情報入力手段が、ユー
ザから入力されたユーザ情報を上記第1のデバイスへ供
給するユーザ情報入力ステップを更に含み、上記管理ス
テップは、上記第2のデバイスに関する情報を、上記ユ
ーザ情報入力ステップにより供給されるユーザ情報に対
応付けして管理するステップを含み、上記起動ステップ
は、上記ユーザ情報入力ステップにより供給されたユー
ザ情報に対応付けられた上記第2のデバイスに関する情
報により示されるデバイスを起動状態とするステップを
含むことを特徴とする。
【0030】第24の発明は、上記第23の発明におい
て、上記管理ステップは、上記ユーザ情報入力手段毎
に、上記第2のデバイスに関する情報を管理するステッ
プを含むことを特徴とする。
【0031】第25の発明は、上記第20の発明におい
て、上記第2のデバイスは、特定信号の受信により起動
状態となる機能と共に、特定信号の受信により電源を落
す機能、スリープモード機能、及びスリープモードから
復帰するレジューム機能の少なくとも何れかの機能を有
し、上記管理ステップは、上記第2のデバイスが有する
各機能に関する情報を管理するステップを含み、上記起
動ステップは、上記管理ステップでの管理情報に基づく
特定信号を上記第2のデバイスに対して発信するステッ
プを含むことを特徴とする。
【0032】第26の発明は、複数のデバイスが接続さ
れたネットワーク上において、第1のデバイスが起動さ
れたときに、第2のデバイスを自動的に起動させるため
のデバイス自動起動方法であって、上記ネットワーク上
のサーバが、特定信号の受信により起動状態となる機能
を有する上記第2のデバイスに関する情報を、上記ネッ
トワーク上のユーザ情報入力手段からのユーザ情報に対
応付けして管理する管理ステップと、上記ネットワーク
上のサーバが、上記ユーザ情報入力手段からのユーザ情
報に基づいて、特定信号の受信により起動状態となる機
能を有する上記第1のデバイスへ当該特定信号を発信す
ることで、上記第1のデバイスを自動的に起動状態とす
ると共に、上記管理ステップでの管理情報の中の上記ユ
ーザ情報に対応付けられた上記第2のデバイスに関する
情報を上記第1のデバイスへ供給する第1の起動ステッ
プと、上記第1のデバイスが、上記第1の起動ステップ
により自デバイスが起動状態となったときに、上記ネッ
トワーク上のサーバからの上記第2のデバイスに関する
情報に基づき上記第2のデバイスへ特定信号を発信する
ことで、上記弟2のデバイスを自動的に起動状態とする
第2の起動ステップとを含むことを特徴とする。
【0033】第27の発明は、上記第26の発明におい
て、上記管理ステップは、上記ユーザ情報入力手段毎
に、上記第2のデバイスに関する情報を管理するステッ
プを含み、上記第1の起動ステップは、上記管理ステッ
プでの管理情報により、上記ユーザ情報の供給先のユー
ザ情報入力手段に対応する第2のデバイスに関する情報
を上記第1のデバイスへ供給するステップを含むことを
特徴とする。
【0034】第28の発明は、上記第26の発明におい
て、上記第2のデバイスに関する情報は、階層型ロケー
ション情報を含むことを特徴とする。
【0035】第29の発明は、上記第26の発明におい
て、上記ユーザ情報入力手段からのユーザ情報は、上記
ユーザ情報入力手段の設置場所でのユーザの入退情報を
含むことを特徴とする。
【0036】第30の発明は、請求項1〜18の何れか
に記載の端末装置の機能、又は請求項19記載のネット
ワークシステムの機能を実施するための処理プログラム
を、コンピュータが読出可能に格納した記憶媒体である
ことを特徴とする。
【0037】第31の発明は、請求項20〜29の何れ
かに記載のデバイス自動起動方法の処理ステップを、コ
ンピュータが読出可能に格納した記憶媒体であることを
特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0039】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すようなネットワークシステム100に適用さ
れる。
【0040】<ネットワークシステム100の全体構成
>このネットワークシステム(以下、単に「システム」
と言う)100は、上記図1に示すように、パーソナル
コンピュータ(PC)110と、プリンタ、コピー機
器、及びファクシミリ装置等を含む複数のデバイス13
0(1),130(2),…,130(N)が、ネット
ワーク120上に接続された構成としている。
【0041】デバイス130(1),130(2),
…,130(N)はそれぞれ、電源立上信号等の電気的
な起動によって起動状態となるソフトスイッチを備えて
いる。PC110には、デバイス130(1),130
(2),…,130(N)のソフトスイッチを動作させ
るソフトウェアが予めインストールされている。
【0042】<デバイス130(1),130(2),
…,130(N)の構成>ここでは、デバイス130
(1),130(2),…,130(N)のうちのデバ
イス130(N)に着目し、このデバイス130(N)
が、例えば、プリンタである場合の、デバイス130
(N)の基本構成について具体的に説明する。
【0043】尚、他のデバイス130(1),130
(2),…の基本構成ついては、以下に説明するデバイ
ス130(N)の基本構成と同様であるため、その詳細
な説明は省略する。また、デバイス130(1),13
0(2),…,130(N)が、プリンタであっても、
その他の機器(コピー機器やファクシミリ装置等)であ
っても、以下に説明する基本構成はかわらない。
【0044】図2は、デバイス130(N)の内部構成
を示したものである。デバイス130(N)は、上記図
2に示すように、印字等に関する制御を司るコントロー
ラ(プリンタコントローラ)210と、プリンタコント
ローラ210によって与えられた印字データを印字出力
するプリンタエンジン220と、プリンタコントローラ
210及びプリンタエンジン220を起動状態とするた
めの電源部230とを備えている。
【0045】プリンタコントローラ210は、詳細は後
述するが、ネットワーク120を経由して送信されてく
る印字データ、及びデバイス130(N)を動作させる
ためのデータ等を含むデータを受信して処理する。
【0046】例えば、プリンタコントローラ210は、
上記受信データのうち、印刷に関するデータ(印字デー
タ)を、後述する所定の処理によってビットマップデー
タへ変換し、そのビットマップデータを、プリンタエン
ジン220へ供給する。これにより、プリンタエンジン
220は、プリンタコントローラ210からのビットマ
ップデータに従って、印刷動作を実行する。
【0047】また、プリンタコントローラ210は、上
記受信データに、ソフトスイッチの起動を指示する制御
信号が含まれている場合、その制御信号を起動データと
して、電源部230へ供給する。これにより、電源部2
30は、プリンタコントローラ210からの起動データ
に従って、プリンタコントローラ210及びプリンタエ
ンジン220の電源に関する制御を行なう。すなわち、
電源部230は、ソフトスイッチによるデバイス130
(N)の起動が可能な状態であるのなら、デバイス13
0(N)の起動を実行する。
【0048】図3は、上述したプリンタコントローラ2
10の内部構成を示したものである。プリンタコントロ
ーラ210は、上記図3に示すように、ネットワーク1
20を経由して送信されてくるデータを受信する受信バ
ッファ231と、受信バッファ231での受信データを
判別する受信データ判別部234と、受信データ判別部
234にて判別された印字データに対して画像処理を施
す画像処理部232と、画像処理部232での処理後の
印字データからビットマップデータを生成してプリンタ
エンジン220へ供給する画像形成部233と、受信デ
ータ判別部234にて判別された制御信号(ソフトスイ
ッチの起動を指示する制御信号)を起動データとして電
源部230へ供給する電源制御部235とを備えてい
る。
【0049】受信バッファ231は、ネットワーク12
0上のPC110等から送信されてきた全データを受信
して一旦蓄える。
【0050】受信データ判別部は、受信バッファ231
内に蓄えられた受信データに、ソフトスイッチの起動を
指示する制御信号(以下、「ソフトスイッチデータ」と
も言う)が含まれているか、印字データが含まれている
かを判別し、ソフトスイッチデータが含まれていた場合
には当該データを電源制御部235へ供給し、印字デー
タが含まれていた場合には当該データを画像処理部23
2へ供給する。
【0051】画像処理部232は、受信データ判別部2
34からの印字データに対して任意の画像処理を施し、
その処理後の印字データを画像データとして、画像形成
部233へ供給する。画像形成部233は、画像処理部
232からの画像データに基づいて、プリンタエンジン
233で画像形成を行なうためのビットマップデータを
生成し、そのビットマップデータを、プリンタエンジン
220へ供給する。
【0052】一方、電源制御部235は、受信データ判
別部234からのソフトスイッチデータに従って、電源
立ち上げのための起動データを、電源部230へ供給す
る。
【0053】<PC110の構成>PC110は、例え
ば、図4に示すようなソフトスイッチ用画面111を表
示するようになされている。
【0054】ソフトスイッチ用画面111は、PC11
0内のCPU等(図示せず)によって管理される画面で
あり、このソフトスイッチ用画面111には、PC11
0が立ち上がったときに起動させるデバイス(ここで
は、デバイス130(1),130(2),130
(N))が、アイコン111a〜111cとして表示さ
れる。すなわち、デバイス130(1),130
(2),130(N)のソフトスイッチは、PC110
で登録され、PC110の起動時と共に、登録デバイス
130(1),130(2),130(N)の起動が実
行される。
【0055】図5及び図6は、PC110で実行される
処理(デバイス登録処理及びPC110起動処理)を示
したものである。
【0056】(1)デバイス登録処理:上記図5参照 先ず、本処理を実行しているPC110が接続されてい
るネットワーク120に対して、検索するデバイスの範
囲が指定されているか否かを判別する(ステップS30
1)。
【0057】ステップS301の判別の結果、検索する
デバイスの範囲が指定されている場合、その範囲内に存
在するデバイスを検索し、その検索の結果(デバイスリ
スト)を画面表示する(ステップS302)。
【0058】一方、ステップS301の判別の結果、検
索するデバイスの範囲が指定されていない場合、検索可
能な範囲で、その範囲内に存在するデバイスを検索し、
その検索の結果(デバイスリスト)を画面表示する(ス
テップS303)。
【0059】ステップS302又はS303の処理後、
ユーザは、当該処理によって画面表示されたデバイスリ
ストの中から、任意のデバイスを選択する(ステップS
304)。
【0060】ステップS304にてユーザから選択され
たデバイスを「起動項目」、すなわちPC110の起動
時と同時にソフトスイッチを実行するデバイスとして登
録する(ステップS305)。
【0061】そして、上記図4に示したように、ステッ
プS305にて登録されたデバイスをアイコン表示する
(ステップS305)。
【0062】上述のようにして、ユーザから任意に選択
されたデバイスの登録が終了すると、ユーザから、他の
デバイスの登録を続けて行うか、デバイス登録を終了す
るかの指示を待つ(ステップS307)。
【0063】ユーザから他のデバイスの登録を続けて行
う指示があった場合、次のデバイスの登録を行うために
(ステップS308)、ステップS304へ戻り、以降
の処理ステップを繰り返し実行する。
【0064】一方、ユーザからデバイス登録を終了する
指示があった場合には、本処理終了とする。
【0065】尚、ステップS301での検索範囲の指定
方法としては、例えば、プロトコルを制限して指定する
方法や、IPアドレスの限定して指定する方法等があ
る。或いは、デバイスが管理している情報によっては、
物理的な範囲(例えば、「Aビルの5階」、「○○区△
△3丁目」、「経理課」等)を指定する方法や、デバイ
スの能力(例えば、「カラープリンタ」、「ソーター付
きプリンタ」、「ファックス機能付き」等)により指定
する方法等がある。
【0066】具体的には例えば、デバイス130
(1),130(2),…,130(N)が管理してい
る情報によって検索範囲を指定する方法として、次のよ
うな方法がある。
【0067】まず、それぞれのデバイス130(1),
130(2),…,130(N)のロケーション(Lo
cation)情報は、図7に示すような階層的構造に
よって、ネットワーク120上のサーバ等(図示せず)
によって管理される。
【0068】上記図7では、例えば、プリンタ(カラー
LBP等)としてのデバイス130(N)のロケーショ
ン情報は、“321”〜“331”に示すように、エン
トリC,O,BR,OP,BU,FL,BL,DVを持
って、 C =JP(321)、 O =ABC商事(322)、 BR=東京支店(323)、 OP=extend(324)、 BU=AAビル(325)、 FL=2F(326)、 BL=2−1(327)、 DV=printer(328)、 として指定される。
【0069】エントリC,O,BR,OP,BU,F
L,BL,DV,UM,MAPは、 C :国名を示す(“JP”は日本、“US”はアメ
リカ等) O :組織名を示す(“ABC商事”、“XYZ物
産”等) BR :支店や支部等を示す(“東京支店”、“大阪支
店”等) OP :オプション情報があることを示す(“exte
nd”等) BU :建物の名前を示す(“AAビル”、“BBビ
ル”等) FL :フロアの階数を示す(“1F”、“2F”等) BL :フロアのブロックを示す(“1−1”、“2−
1”等) DV :デバイスを示す(“printer”、“MF
P”等) UM :デバイス名を示す(“LBP1110”、“L
BP3310”等) MAP:デバイスのデバイスマップ上の座標を示す“1
0X+10Y”等) であり、それぞれのエントリの属性は、それぞれ決まっ
た範囲(値)の属性値を有する。
【0070】したがって、上述のようなロケーション情
報の階層的構造によって、ネットワーク120上のデバ
イス130(1),130(2),…,130(N)の
ロケーション情報を管理することで、デバイスの位置を
特定することができ、デバイス検索の範囲の指定が行え
る。
【0071】(2)PC110起動処理:上記図6参照 先ず、PC110が起動されると(PC110の電源が
投入されると)、上述した「起動項目」として、PC1
10の起動時と同時にソフトスイッチを実行するデバイ
スが登録されているか否かを判別する(ステップS31
1)。
【0072】ステップS311の判別の結果、デバイス
登録がない場合には、本処理終了となる。
【0073】一方、ステップS311の判別の結果、デ
バイス登録がある場合、その登録デバイスの全てに対し
て、次のステップS312からの処理を実行する。
【0074】先ず、対象デバイスに対して、ソフトスイ
ッチの起動を指示する制御信号を発行する(ステップS
312)。この制御信号の発行により、当該制御信号を
受け取ったデバイス(デバイス130(N)とする)で
は、上述したようにして、電源部230によりプリンタ
コントローラ210及びプリンタエンジン220が起動
され、デバイス130(N)全体が起動状態となる。
【0075】次に、PC110と対象デバイスの接続形
態が、双方向通信の接続形態であるか否かを判別する
(ステップS313)。
【0076】ステップS313の判別の結果、対象デバ
イスが双方向通信の接続形態でない場合、その対象デバ
イスを、使用可能デバイスとして認識し、本処理終了と
する。
【0077】一方、ステップS313の判別の結果、対
象デバイスが双方向通信の接続形態である場合、当該双
方向通信機能を利用して、対象デバイス以外の他の登録
デバイスが正常な起動状態にあるか否かを確認する(ス
テップS314)。
【0078】ステップS314の確認の結果、双方向通
信でない登録デバイスを含めて「起動項目」として登録
されている全デバイスが正常に立ち上がったことが確認
された場合、登録デバイスの全てを、使用可能なデバイ
スとして認識して、本処理終了とする。
【0079】また、ステップS314の確認の結果、双
方向通信でない登録デバイスを含めて「起動項目」とし
て登録されている全デバイスのうち、1つ以上のデバイ
スが、用紙切れや用紙ジャム等のエラーが発生しながら
起動されたデバイスや、起動完了通知のイベントがPC
110に返ってこないデバイスである場合、そのデバイ
スを、使用不可能なデバイスとして認識し、本処理終了
とする。
【0080】尚、本実施の形態で使用する通信上のプロ
トコルや通信内容については、ソフトスイッチや起動完
了通知、或いはエラー通知等のデータと共に、デバイス
130(1),130(2),…,130(N)側で用
意されているものを使用するものとし、その詳細につい
ては、特にここでは言及しない。
【0081】また、ステップS314の確認の結果、双
方向通信でない登録デバイスを含めて「起動項目」とし
て登録されている全デバイスのうち、1つ以上のデバイ
スが、用紙切れや用紙ジャム等のエラーが発生しながら
起動されたデバイスや、起動完了通知のイベントがPC
110に返ってこないデバイスである場合、そのデバイ
スの代わりに、他の使用可能なデバイスを改めて登録す
るようにしてもよい。
【0082】(第2の実施の形態)本発明は、例えば、
図8に示すようなネットワークシステム400に適用さ
れる。このネットワークシステム400は、上記図1の
システム100と同様の構成としているが、上記図8に
示すように、上記図1のシステム100が備える構成に
加えて、さらにサーバ401及びカードリーダ402を
備える構成としている。
【0083】尚、上記図8のネットワークシステム(以
下、単に「システム」とも言う)400において、上記
図1のシステム100と同様に動作する個所には同じ符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0084】本実施の形態でのシステム400におい
て、サーバ401は、ネットワーク120上に接続さ
れ、カードリーダ402により読み取られた情報内容に
ついての判断を行なう機能を有する。カードリーダ40
2は、例えば、機密性を保持するための建物や部屋の内
外に設けられているものであり、IDカードの磁気情報
を読み取る機能を有する。
【0085】上述のようなシステム400では、特に、
PC110で実行されるデバイス登録処理を、図9に示
すような処理としている。
【0086】すなわち、上記図5を用いて説明したよう
にして、ステップS301〜S307の処理実行によ
り、デバイスの登録が終了した後、その登録内容を、サ
ーバ401へ通知する(ステップS411)。その後、
本処理終了となる。
【0087】このとき、カードリーダ402では、PC
110のユーザ(PC110を起動してデバイス登録を
行ったユーザ)から挿入されたIDカードの磁気情報
(ユーザ情報)の読み取りが行われ、その読取情報は、
サーバ401が供給される。
【0088】サーバ401は、PC110からの上述し
た登録情報と、カードリーダ402からの読取情報(ユ
ーザ情報)とを対応付けして管理する。
【0089】上述のようなデバイス登録終了以降のPC
110の立ち上げ時には、ユーザは、カードリーダ40
2へ自分のIDカードを挿入する。カードリーダ402
での読取情報は、サーバ401へ供給され、サーバ40
1は、カードリーダ402からの読取情報(ユーザ情
報)に対応するデバイスの登録情報を、先に管理した情
報から取得し、その取得した登録情報を、PC110へ
供給する。PC110は、サーバ402からの登録情報
に基づいて、上記図6に示した処理を実行することで、
登録デバイスの自動起動を行う。
【0090】したがって、上述のような構成によれば、
1つのPC110を複数のユーザが共有し、それぞれの
ユーザが登録するデバイスが異なっていても、それぞれ
のユーザが登録したデバイスのみの自動起動を行える。
【0091】尚、本実施の形態において、PC110に
対しても、デバイス130(1),130(2),…,
130(N)と同様に、ソフトスイッチ機能を設け、カ
ードリーダ402へユーザのIDカードが挿入されたと
きに、サーバ401がPC110を起動し、その後、P
C110が登録デバイスの起動を行うようにしてもよ
い。この場合、例えば、次のような処理手順となる。 1)カードリーダ402は、ユーザから挿入されたID
カードの磁気情報を読み取り、その読取情報をサーバ4
01へ供給する。 2)サーバ401は、カードリーダ402からの読取情
報により、ユーザを認識し、そのユーザに対応するデバ
イスの登録情報を取得する。 3)サーバ401は、2)の処理にて取得した登録情報
に基づいて、ユーザが使用するPC(PC110)のみ
の起動を実行する。これと同時に、サーバ401は、上
記登録情報をPC110へ供給する。 4)3)の処理により、ユーザのPC110は、サーバ
401からのソフトスイッチにより起動される。 5)ユーザのPC110は、サーバ401からの登録情
報に基づいて、該当するデバイスをソフトスイッチによ
り起動させる。
【0092】(第3の実施の形態)本発明は、例えば、
図10に示すようなネットワークシステム500に適用
される。このネットワークシステム500は、上記図1
のシステム100と同様の構成としているが、上記図1
0に示すように、上記図1のシステム100が備える構
成に加えて、さらにサーバ401及び自動電話応答装置
501を備える構成としている。
【0093】尚、上記図10のネットワークシステム
(以下、単に「システム」とも言う)500において、
上記図1のシステム100及び上記図8のシステム40
0と同様に動作する個所には同じ符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0094】本実施の形態でのシステム500におい
て、サーバ401は、第2の実施の形態でのサーバ40
1と同様の構成としているが、本実施の形態では、自動
電話応答装置501が応答において記録したユーザ情報
(パスワード等)についての判断を行なう機能を有す
る。自動電話応答装置501は、例えば、自動電話転送
やチケット予約等で使用される装置構成により、当該装
置501へに電話してきたユーザに対して、電子音によ
って利用方法(デバイスを起動状態とするための操作方
法)を説明し、プッシュホンでのメニュー選択を促す機
能を有する。
【0095】上述のようなシステム500では、特に、
PC110で実行されるデバイス登録処理は、第2の実
施の形態での処理(上記図9に示した処理)において、
IDカードによりユーザ情報を得る代わりに、自動電話
応答装置501によりユーザ情報を得るようにする。ま
た、サーバ401は、プッシュホンでのユーザ(パスワ
ード)認識により、そのユーザ情報を管理する。
【0096】すなわち、上記図5及び上記図9を用いて
説明したようにして、デバイスの登録が終了した後、そ
の登録内容を、サーバ401へ通知する。その後、本処
理終了となる。但し、本実施の形態では、この登録の際
に、ユーザは、自分のユーザ情報(パスワード等)をも
登録する。
【0097】サーバ401は、PC110からの登録情
報(デバイスの登録情報及びユーザ情報)を管理する。
【0098】上述のようなデバイス登録終了以降のPC
110の立ち上げ時には、ユーザは、自動電話応答装置
501へ電話をかけ、自分のユーザ情報を入力する。自
動電話応答装置501へ入力されたユーザ情報は、サー
バ401へ供給され、サーバ401は、自動電話応答装
置501からのユーザ情報に対応するデバイスの登録情
報を、先に管理した情報から取得し、その取得した登録
情報を、PC110へ供給する。PC110は、サーバ
402からの登録情報に基づいて、上記図6に示した処
理を実行することで、登録デバイスの自動起動を行う。
【0099】したがって、本実施の形態によっても、1
つのPC110を複数のユーザが共有し、それぞれのユ
ーザが登録するデバイスが異なっていても、それぞれの
ユーザが登録したデバイスのみの自動起動を行える。
【0100】尚、本実施の形態において、PC110に
対しても、デバイス130(1),130(2),…,
130(N)と同様に、ソフトスイッチ機能を設け、カ
ードリーダ402へユーザのIDカードが挿入されたと
きに、サーバ401がPC110を起動し、その後、P
C110が登録デバイスの起動を行うようにしてもよ
い。この場合、例えば、次のような処理手順となる。 1)自動電話応答装置501へ入力されたユーザ情報
は、サーバ401へ供給される。 2)サーバ401は、自動電話応答装置501からのユ
ーザ情報により、ユーザを認識し、そのユーザに対応す
るデバイスの登録情報を取得する。 3)サーバ401は、2)の処理にて取得した登録情報
に基づいて、ユーザが使用するPC(PC110)のみ
の起動を実行する。これと同時に、サーバ401は、上
記登録情報をPC110へ供給する。 4)3)の処理により、ユーザのPC110は、サーバ
401からのソフトスイッチにより起動される。 5)ユーザのPC110は、サーバ401からの登録情
報に基づいて、該当するデバイスをソフトスイッチによ
り起動させる。
【0101】(第4の実施の形態)本発明は、例えば、
図11に示すようなネットワークシステム600に適用
される。このネットワークシステム600は、上記図1
のシステム100と同様の構成としているが、上記図1
1に示すように、上記図1のシステム100が備える構
成に加えて、さらにサーバ401及びカードリーダ60
1〜604を備える構成としている。
【0102】尚、上記図11のネットワークシステム
(以下、単に「システム」とも言う)600において、
上記図1のシステム100及び上記図8のシステム40
0と同様に動作する個所には同じ符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0103】本実施の形態では、特に、第2の実施の形
態にて説明した、カードリーダ(第2の実施の形態で
は、カードリーダ402)によって得られたユーザ情報
(登録デバイスの起動制御を行なうための情報)を、サ
ーバ401のみで記憶し管理する。
【0104】そこで、まず、サーバ401は、第2の実
施の形態でのサーバ401と同様に、カードリーダ60
1〜604により読み取られた情報内容についての判断
を行なう機能を有する。
【0105】カードリーダ601〜604はそれぞれ、
第2の実施の形態でのカードリーダ402と同様に、例
えば、機密性を保持するための建物や部屋の内外に設け
られているものであり、IDカードの磁気情報を読み取
る機能を有する。カードリーダ(建物外カードリーダ)
601は、建物外に設置されており、ユーザが建物内へ
入る際に利用されるものである。一方、カードリーダ
(建物内カードリーダ)602は、建物内に設置されて
おり、ユーザが建物から出る際に利用されるものであ
る。カードリーダ(居室外カードリーダ)603は、居
室(カード所有者が勤務中にいる場所など)外に設置さ
れており、ユーザが居室へ入る際に利用されるものであ
る。一方、カードリーダ(居室内カードリーダ)602
は、居室内に設置されており、ユーザが居室から出る際
に利用されるものである。
【0106】また、本実施の形態でのデバイス130
(1),130(2),…,130(N)はそれぞれ、
第1の実施の形態で説明したように、電源立上信号等の
電気的な起動によって起動状態となるソフトスイッチを
備えているが、本実施の形態では、このソフトスイッチ
に、電源断機能をも持たせている。また、PC110へ
対しても、デバイス130(1),130(2),…,
130(N)と同様のソフトスイッチの機能を持たせて
いる。
【0107】本実施の形態でのシステム600は、例え
ば、図12に示すフローチャートに従って動作する。
【0108】先ず、カードリーダ601〜604の何れ
かのカードリーダ(例えば、カードリーダ601とす
る)にユーザからIDカードが挿入されると、そのカー
ドリーダ601により読み取られたIDカードの磁気情
報(ユーザ情報)は、サーバ401へ供給される。サー
バ401には、予めユーザ登録がなされており、サーバ
401は、任意のカードリーダ判別方法等により、カー
ドリーダ601からのユーザ情報に対応するユーザが、
ユーザ登録されているか否かを判別する(ステップS6
11)。尚、上記ユーザ登録には、対象ユーザの必要に
応じて、上述したようなデバイス登録も含まれている。
【0109】ステップS611の判別の結果、ユーザ登
録されているユーザである場合、サーバ401は、任意
のカードリーダ検知の動作制御と同様にして、入口のド
アを開ける、或いはドアのロックを解除する等の動作制
御を行う。ここでは、カードリーダ601(建物外カー
ドリーダ)へのIDカード挿入の場合としているため、
カードリーダ601が設けられている入口のドアを開け
るための動作制御がなされる。また、サーバ401は、
上記ユーザに関するサーバ401上のユーザ設定内容を
調べる(ステップS612)。
【0110】そして、サーバ401は、ステップS61
2での調査により、上記ユーザのユーザ設定内容に、デ
バイス登録に関する設定(デバイスの制御に関する設定
項目)が含まれているか否かを判別する(ステップS6
13)。
【0111】ステップS613の判別の結果、デバイス
登録に関する設定(デバイスの制御に関する設定項目)
が含まれている場合、サーバ401は、当該デバイス登
録に従って、上述したようなデバイスの起動のための動
作制御を実行する(ステップS614)。その後、本処
理終了となる。
【0112】また、ステップS613の判別の結果、デ
バイス登録に関する設定(デバイスの制御に関する設定
項目)が含まれていない場合には、そのまま本処理終了
となる。
【0113】一方、ステップS611の判別の結果、ユ
ーザ登録されているユーザでない場合、サーバ401
は、カードリーダ601或いはこれに連動された装置
が、登録ユーザでない旨を示すためのビープ音発生を発
生する、或いはメッセージ等を表示する動作制御を実行
することで、IDカードのユーザに対して警告する(ス
テップS615)。その後、本処理終了となる。
【0114】尚、ステップ614でのデバイス登録に従
ったデバイスの動作制御において、例えば、当該デバイ
ス登録へ、次ののようなデバイス制御に関する項目が設
定可能なようにし、その設定に従って動作制御を行うよ
うにしてもよい。 建物外カードリーダ601用:PC110の自動起動 建物内カードリーダ602用:17時〜翌朝5時はPC
110を自動シャットダウン(電源OFF) 05時〜17時はPC110自動スリープモード起動
(電源投入) 居室外カードリーダ603用:レジューム実行 居室内カードリーダ604用:10分後にスリープモー
ド起動
【0115】(第5の実施の形態)本発明は、例えば、
図13に示すようなネットワークシステム700に適用
される。このネットワークシステム700は、上記図1
のシステム100と同様の構成としているが、上記図1
3に示すように、上記図1のシステム100が備える構
成に加えて、さらにサーバ401及びカードリーダ70
1〜704を備える構成としている。
【0116】尚、上記図13のネットワークシステム
(以下、単に「システム」とも言う)700において、
上記図1のシステム100及び上記図8のシステム40
0と同様に動作する個所には同じ符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0117】本実施の形態でのシステム700におい
て、サーバ401は、第2の実施の形態でのサーバ40
1と同様に、カードリーダ701〜704により読み取
られた情報内容についての判断を行なう機能を有する。
【0118】カードリーダ701〜704はそれぞれ、
第4の実施の形態でのカードリーダ601〜604と同
様に、例えば、機密性を保持するための建物や部屋の内
外に設けられているものであり、IDカードの磁気情報
を読み取る機能を有する。カードリーダ(建物外カード
リーダ)701は、建物入館用のカードリーダであり、
カードリーダ(建物内カードリーダ)702は、建物退
館用のカードリーダであり、カードリーダ(居室外カー
ドリーダ)703は、居室入室用のカードリーダであ
り、カードリーダ(居室内カードリーダ)704は、居
室退出用のカードリーダである。
【0119】ここで、本実施の形態でのサーバ401
は、上述したカードリーダの読取情報の判別機能に加え
て、デバイス130(1),130(2),…,130
(N)を階層型ロケーション情報(上記図7参照)とし
て管理し、登録ユーザの入退に応じて対応デバイスのソ
フトスイッチを制御すると共に、カードリーダ701〜
704からの入退情報を管理する機能を有する。
【0120】図14は、サーバ401が管理する情報の
データ構造の一例を示したものである。上記図14に示
すように、サーバ401では、カードリーダ701〜7
04のそれぞれに対して、登録ユーザの情報711、及
びデバイスの情報(ロケーション情報)712が記憶
(管理)されている。
【0121】デバイスの情報(ロケーション情報)71
2は、階層型ロケーション情報によって示される。上記
図14では、建物外カードリーダ701及び建物内カー
ドリーダ702に対しては、階層型ロケーション情報の
うちの最上位層からビル名を表わす層までのロケーショ
ン情報が一致するデバイスが対応するデバイス(起動動
作制御の対象となるデバイス)となる。また、居室外カ
ードリーダ703及び居室内カードリーダ(704)に
対しては、階層型ロケーション情報のうちの最上位眉か
らブロック名を表わす層までのロケーション情報が一致
するデバイスが対応するデバイスとなる。
【0122】上述のようなサーバ401での管理構成と
することで、カードリーダ701〜704のそれぞれに
対して、入退管理を行うエリア内のデバイスを対応づけ
ることができる。また、サーバ401は、登録ユーザの
入退状況を常時管理することで、階層型ロケーション情
報に基づいた各エリアへユーザが「入」動作を行った場
合に、それが最初のユーザ(ファーストユーザ)である
か否か、或いは、各エリアからユーザが「退」動作を行
った場合に、それが最後のユーザか(ラストユーザ)か
否かを判別することができる。
【0123】また、本実施の形態でのデバイス130
(1),130(2),…,130(N)はそれぞれ、
第1の実施の形態で説明したように、電源立上信号等の
電気的な起動によって起動状態となるソフトスイッチを
備えているが、本実施の形態では、このソフトスイッチ
に、電源断機能をも持たせている。また、PC110へ
対しても、デバイス130(1),130(2),…,
130(N)と同様のソフトスイッチの機能を持たせて
いる。
【0124】本実施の形態でのシステム700は、例え
ば、図15に示すフローチャートに従って動作する。
【0125】先ず、カードリーダ701〜704の何れ
かのカードリーダ(例えば、カードリーダ601とす
る)にユーザからIDカードが挿入されると、そのカー
ドリーダ701により読み取られたIDカードの磁気情
報(ユーザ情報を含む入退出情報)は、サーバ401へ
供給される。サーバ401は、上記図14の管理情報に
より、カードリーダ701からの入退出情報により示さ
れるユーザが、ユーザ登録されているか否かを判別する
(ステップS721)。
【0126】ステップS721の判別の結果、ユーザ登
録されているユーザである場合、サーバ401は、入口
のドアを開ける、或いはドアのロックを解除する等の動
作制御を行う。ここでは、カードリーダ701(建物外
カードリーダ)へのIDカード挿入の場合としているた
め、カードリーダ701が設けられている入口のドアを
開けるための動作制御がなされる。また、サーバ401
は、上記図14の管理情報により、上記ユーザに関する
サーバ401上のユーザ設定内容を調べる(ステップS
722)。
【0127】そして、サーバ401は、ステップS72
2での調査により、上記ユーザのユーザ設定内容に、デ
バイス登録に関する設定(デバイスの制御に関する設定
項目)が含まれているか否かを判別する(ステップS7
23)。
【0128】ステップS723の判別の結果、デバイス
登録に関する設定(デバイスの制御に関する設定項目)
が含まれている場合、サーバ401は、カードリーダ7
01からの入退情報から、入退モードを判別する(ステ
ップS724)。例えば、カードリーダ701及び70
3の何れかからの入退情報の受信の場合は、当該情報は
「入」モードを示し、カードリーダ702及び704の
何れかからの入退情報の受信の場合は、当該情報は
「退」モードを示す。
【0129】ステップS724の判別の結果、「入」モ
ードである場合、サーバ401は、上記ユーザがファー
ストユーザであるか否かを判別する(ステップS72
5)。
【0130】ステップS725の判別の結果、ファース
トユーザである場合、サーバ401は、上記図14の管
理情報の該当するロケーション情報に基づいて、上述し
たようなデバイスの起動のための動作制御を行う(ステ
ップS726)。ここでは、カードリーダ701からの
入退情報の受信の場合としているため、カードリーダ7
01に対応するロケーション情報により示されるデバイ
スを、ソフトスイッチにより起動するための動作制御が
実行される。その後、本処理終了となる。
【0131】また、ステップS725の判別の結果、フ
ァーストユーザでない場合には、そのまま本処理終了と
なる。
【0132】一方、ステップS724の判別の結果、
「退」モードである場合、サーバ401は、上記ユーザ
がラストユーザであるか否かを判別する(ステップS7
27)。
【0133】ステップS727の判別の結果、ラストユ
ーザである場合、サーバ401は、上記図14の管理情
報の該当するロケーション情報に基づいて、上述したよ
うなデバイスの起動とは逆のスリープ状態(電源OF
F)とするための動作制御を行う(ステップS72
8)。その後、本処理終了となる。
【0134】また、ステップS727の判別の結果、ラ
ストユーザでない場合には、そのまま本処理終了とな
る。
【0135】また、上述したステップS721の判別の
結果、ユーザ登録されているユーザでない場合、サーバ
401は、カードリーダ701に対して上記ユーザの入
退拒否を指示する(ステップS729)。その後、本処
理終了となる。
【0136】尚、本実施の形態において、デバイスのソ
フトスイッチの制御を、所定時間帯のみ実行するように
してもよい。例えば、入館/入室によるデバイス起動に
ついては、早朝の出勤時間帯のみ実行し、退館/退室に
よるデバイススリープについては、夕刻から深夜にかけ
ての退社時間帯のみ実行する。これにより、日中、人の
出入りが激しいため居室等が空室になるような状況が頻
繁に発生するような場合であっても、デバイスのスイッ
チ制御が頻発して業務効率に支障をきたすのを防止する
ことが可能となる。
【0137】また、本発明の目的は、第1〜第5の実施
の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェア
のプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或
いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュ
ータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読みだして実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が第1〜第5の
実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することと
なる。プログラムコードを供給するための記憶媒体とし
ては、ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、
光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−
R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いるこ
とができる。また、コンピュータが読みだしたプログラ
ムコードを実行することにより、第1〜第5の実施の形
態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS
等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっ
て第1〜第5の実施の形態の機能が実現される場合も含
まれることは言うまでもない。さらに、記憶媒体から読
み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入さ
れた拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡
張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプロ
グラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機
能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部
又は全部を行い、その処理によって第1〜第5の実施の
形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまで
もない。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
定信号の受信により起動状態となる機能を有するデバイ
ス(所謂ソフトスイッチを有するプリンタやファクシミ
リ装置等)の起動が自動的に、他のデバイス(パーソナ
ルコンピュータ等)の起動と連動するように構成したの
で、かつては煩わしかったネットワーク上のデバイスの
起動を一括して適確に行なうことができる。また、上記
の連動を、予め登録された複数のデバイスへ対応させる
ことで、多くのデバイスが接続されたネットワーク環境
であっても、容易に且つ適確に、それらのデバイスの起
動を一括して行なうことができる。
【0139】また、デバイスが、特定信号の受信により
起動状態となる機能と共に、特定信号の受信によりスリ
ープ状態となる機能、及び特定信号の受信によりスリー
プ状態から復帰するレジューム機能の少なくとも何れか
の機能を有する場合に、それらの機能に関する情報を管
理し、その管理情報に基づく特定信号をデバイスに対し
て発信するように構成すれば、デバイスの起動だけでは
なく、スリープ状態や、スリープ状態からの復帰等につ
いても、ネットワーク上のそれぞれのデバイスに対して
自在に動作制御することができる。
【0140】また、ユーザ情報入力手段(ユーザのID
カードのカードリーダや自動電話応答装置等)からのユ
ーザ情報に対応付けしてデバイスに関する情報を管理す
るように構成すれば、ユーザ情報入力手段からのユーザ
情報により示されるユーザが予め登録したデバイスのみ
を、起動状態等とすることができる。
【0141】また、ユーザ情報入力手段毎にデバイスに
関する情報を管理するように構成すれば、具体的には例
えば、建物外(入館用)、建物内(出館用)、居室外
(入室用)、居室内(退出用)等の設置場所毎に、デバ
イスに関する情報(階層型ロケーション情報等)や入退
情報を管理するように構成すれば、ユーザの入退管理を
行うことができ、その管理を行うエリア内のデバイスを
対応づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記ネットワークシステムのデバイスの内部構
成を示すブロック図である。
【図3】上記デバイスのコントローラの内部構成を示す
ブロック図である。
【図4】上記ネットワークシステムの端末装置(PC)
でのソフトスイッチ用画面の一例を説明するための図で
ある。
【図5】上記ネットワークシステムでのデバイス登録処
理を説明するためのフローチャートである。
【図6】上記端末装置起動時のデバイス起動のための処
理を説明するためのフローチャートである。
【図7】上記ネットワークシステムでのデバイスの階層
的ロケーション情報を説明するための図である。
【図8】第2の実施の形態において、本発明を適用した
ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図9】上記ネットワークシステムでのデバイス登録処
理を説明するためのフローチャートである。
【図10】第3の実施の形態において、本発明を適用し
たネットワークシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図11】第4の実施の形態において、本発明を適用し
たネットワークシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図12】上記ネットワークシステムでのデバイス起動
のための処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】第5の実施の形態において、本発明を適用し
たネットワークシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図14】上記ネットワークシステムのサーバでの管理
情報を説明するための図である。
【図15】上記ネットワークシステムでのデバイス起動
のための処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 ネットワークシステム 110 端末装置(PC) 120 ネットワーク 130(1),130(2),…,130(N) デバ
イス 210 プリンタコントローラ 220 プリンタエンジン 230 電源部 231 受信バッファ 232 画像処理部 233 画像形成部 234 受信データ判別部 235 電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/10 G06K 19/00 R 19/00 T Fターム(参考) 5B011 DC00 FF01 FF04 HH02 LL14 MA02 MB07 5B014 EB03 FA01 FA05 5B035 AA13 BB02 BC03 5B058 CA31 KA02 KA33 YA11 YA13 5B089 GA21 GB02 JA35 JB10 JB15 KA03 KC24 KC58 KC59 LB06 LB10 MB01

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定信号の受信により起動状態となるデ
    バイスとネットワークを介して通信可能な端末装置であ
    って、 上記デバイスに関する情報を管理する管理手段と、 自装置が起動状態となったときに、上記管理手段での管
    理情報に基づいて、上記デバイスに対して上記特定信号
    を発生する発信手段とを備えることを特徴とする端末装
    置。
  2. 【請求項2】 上記管理手段は、上記ネットワーク上の
    デバイスのうち、自装置起動時に起動状態とするデバイ
    スの情報を管理することを特徴とする請求項1記載の端
    末装置。
  3. 【請求項3】 上記デバイスが自装置と双方向通信での
    接続であるかを確認する通信確認手段と、 上記管理手段での管理情報及び上記通信確認手段の確認
    結果に基づいて、上記デバイスと共に、上記デバイスと
    上記ネットワークを介して接続されている他のデバイス
    の起動状態を認識する認識手段とを備えることを特徴と
    する請求項1記載の端末装置。
  4. 【請求項4】 上記管理手段は、上記認識手段により起
    動不可と認識されたデバイスの代替デバイスとして、上
    記ネットワーク上の他の起動可能なデバイスに関する情
    報を管理することを特徴とする請求項3記載の端末装
    置。
  5. 【請求項5】 上記管理手段は、上記ネットワーク上の
    ユーザ情報入力手段からのユーザ情報に対応付けして上
    記デバイスに関する情報を管理し、 上記発信手段は、上記管理手段の管理情報により、上記
    ユーザ情報入力手段からのユーザ情報に対応付けられた
    デバイスに関する情報により示されるデバイスに対し
    て、上記特定信号を発生することを特徴とする請求項1
    記載の端末装置。
  6. 【請求項6】 上記ユーザ情報入力手段は、ユーザの磁
    気カードの磁気情報を読み取る手段、及び電話のプッシ
    ュホンによるユーザ情報を入力する手段の少なくとも何
    れかの手段を含むことを特徴とする請求項5記載の端末
    装置。
  7. 【請求項7】 上記管理手段は、上記ネットワーク上の
    ユーザ情報入力手段毎に、上記デバイスに関する情報を
    管理し、 上記発信手段は、上記管理手段の管理情報により、上記
    ユーザ情報の供給先のユーザ情報入力手段に対応するデ
    バイスに関する情報により示されるデバイスに対して、
    上記特定信号を発生することを特徴とする請求項5記載
    の端末装置。
  8. 【請求項8】 上記デバイスは、特定信号の受信により
    起動状態となる機能と共に、特定信号の受信によりスリ
    ープ状態となる機能、及び特定信号の受信によりスリー
    プ状態から復帰するレジューム機能の少なくとも何れか
    の機能を有し、 上記管理手段は、上記デバイスが有する各機能に関する
    情報を管理し、 上記発信手段は、上記管理手段での管理情報に基づく特
    定信号を上記デバイスに対して発信することを特徴とす
    る請求項1記載の端末装置。
  9. 【請求項9】 上記デバイスが有する各機能に関する情
    報は、対象機能の実行条件情報を含むことを特徴とする
    請求項8記載の端末装置。
  10. 【請求項10】 上記ネットワークを介して供給された
    特定信号により自装置を起動状態とする自装置制御手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  11. 【請求項11】 上記自装置制御手段は、上記特定信号
    により自装置をスリープ状態とする制御、及び上記特定
    信号により自装置をスリープ状態から復帰するレジュー
    ム制御の少なくとも何れかの制御を実行することを特徴
    とする請求項10記載の端末装置。
  12. 【請求項12】 第1の特定信号の受信により起動状態
    となる第1のデバイスと、第2の特定信号の受信により
    自デバイスが起動状態となったときに外部からの供給情
    報に基づき上記第1の特定信号を発信する第2のデバイ
    スとが接続されたネットワーク上のサーバ側に設けられ
    る端末装置であって、 上記第1のデバイスに関する情報を、上記ネットワーク
    上のユーザ情報入力手段からのユーザ情報に対応付けし
    て管理する管理手段と、 上記ユーザ情報入力手段からのユーザ情報に基づき上記
    第2のデバイスへ上記第2の特定信号を発信すると共
    に、上記管理手段での管理情報の中の上記ユーザ情報に
    対応付けられた上記第1のデバイスに関する情報を上記
    第2のデバイスへ供給する発信手段とを備えることを特
    徴とする端末装置。
  13. 【請求項13】 上記管理手段は、上記ネットワーク上
    の第1のデバイスのうち、上記第2のデバイスが自デバ
    イスの起動時に起動状態とするデバイスの情報を管理す
    ることを特徴とする請求項12記載の端末装置。
  14. 【請求項14】 上記第1及び第2のデバイスは、特定
    信号の受信により起動状態となる機能と共に、特定信号
    の受信によりスリープ状態となる機能、及び特定信号の
    受信によりスリープ状態から復帰するレジューム機能の
    少なくとも何れかの機能を有し、 上記管理手段は、上記第1及び第2のデバイスが有する
    各機能に関する情報を管理し、 上記発信手段は、上記管理手段での管理情報に基づく特
    定信号を上記第2のデバイスに対して発信すると共に、
    上記管理情報での管理情報の中の上記ユーザ情報に対応
    付けられた上記第1のデバイスが有する各機能に関する
    情報を上記第2のデバイスへ供給することを特徴とする
    請求項12記載の端末装置。
  15. 【請求項15】 上記第1及び第2のデバイスが有する
    各機能に関する情報は、対象機能の実行条件情報を含む
    ことを特徴とする請求項14記載の端末装置。
  16. 【請求項16】 上記管理手段は、上記ネットワーク上
    のユーザ情報入力手段毎に、上記第1のデバイスに関す
    る情報を管理し、 上記発信手段は、上記管理手段の管理情報により、上記
    ユーザ情報の供給先のユーザ情報入力手段に対応する第
    1のデバイスに関する情報を上記第2のデバイスへ供給
    することを特徴とする請求項12記載の端末装置。
  17. 【請求項17】 上記第1のデバイスに関する情報は、
    階層型ロケーション情報を含むことを特徴とする請求項
    12記載の端末装置。
  18. 【請求項18】 上記ユーザ情報入力手段からのユーザ
    情報は、上記ユーザ情報入力手段が設けられた場所での
    ユーザの入退情報を含むことを特徴とする請求項12記
    載の端末装置。
  19. 【請求項19】 複数の機器がネットワークを介して互
    いに通信可能に接続されてなるネットワークシステムで
    あって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜18の何れかに記載の端末装置の機能を有すること
    を特徴とするネットワークシステム。
  20. 【請求項20】 複数のデバイスが接続されたネットワ
    ーク上において、第1のデバイスが起動したときに、第
    2のデバイスを自動的に起動させるためのデバイス自動
    起動方法であって、 上記第1のデバイスが、自デバイスが起動したことを検
    知する起動検知ステップと、 上記第1のデバイスが、特定信号の受信により起動状態
    となる機能を有する上記第2のデバイスに関する情報を
    管理する管理ステップと、 上記第1のデバイスが、上記起動検知ステップにより自
    デバイスの起動が検知されたときに、上記管理ステップ
    により管理されている上記第2のデバイスに対して上記
    特定信号を発信することで、上記弟2のデバイスを自動
    的に起動状態とする起動ステップとを含むことを特徴と
    するデバイス自動起動方法。
  21. 【請求項21】 上記第1のデバイスが、上記管理ステ
    ップにより管理されている上記弟2のデバイスが双方向
    通信での接続であるか否かを確認する通信確認ステップ
    と、 上記第1のデバイスが、上記通信確認ステップでの確認
    結果に基づいて、上記第2のデバイスと共に、上記第2
    のデバイスと上記ネットワークを介して接続されている
    他のデバイスの起動状態を認識する認識ステップとを含
    むことを特徴とする請求項20記載のデバイス自動起動
    方法。
  22. 【請求項22】 上記管理ステップは、上記認識ステッ
    プにより使用不可と認識された上記第2のデバイスの代
    替デバイスとして、上記ネットワーク上の全てのデバイ
    スの中から検索して得られた使用可能なデバイスに関す
    る情報を管理するステップを含むことを特徴とする請求
    項21記載のデバイス自動起動方法。
  23. 【請求項23】 上記ネットワーク上のユーザ情報入力
    手段が、ユーザから入力されたユーザ情報を上記第1の
    デバイスへ供給するユーザ情報入力ステップを更に含
    み、 上記管理ステップは、上記第2のデバイスに関する情報
    を、上記ユーザ情報入力ステップにより供給されるユー
    ザ情報に対応付けして管理するステップを含み、 上記起動ステップは、上記ユーザ情報入力ステップによ
    り供給されたユーザ情報に対応付けられた上記第2のデ
    バイスに関する情報により示されるデバイスを起動状態
    とするステップを含むことを特徴とする請求項20記載
    のデバイス自動起動方法。
  24. 【請求項24】 上記管理ステップは、上記ユーザ情報
    入力手段毎に、上記第2のデバイスに関する情報を管理
    するステップを含むことを特徴とする請求項23記載の
    デバイス自動起動方法。
  25. 【請求項25】 上記第2のデバイスは、特定信号の受
    信により起動状態となる機能と共に、特定信号の受信に
    より電源を落す機能、スリープモード機能、及びスリー
    プモードから復帰するレジューム機能の少なくとも何れ
    かの機能を有し、 上記管理ステップは、上記第2のデバイスが有する各機
    能に関する情報を管理するステップを含み、 上記起動ステップは、上記管理ステップでの管理情報に
    基づく特定信号を上記第2のデバイスに対して発信する
    ステップを含むことを特徴とする請求項20記載のデバ
    イス自動起動方法。
  26. 【請求項26】 複数のデバイスが接続されたネットワ
    ーク上において、第1のデバイスが起動されたときに、
    第2のデバイスを自動的に起動させるためのデバイス自
    動起動方法であって、 上記ネットワーク上のサーバが、特定信号の受信により
    起動状態となる機能を有する上記第2のデバイスに関す
    る情報を、上記ネットワーク上のユーザ情報入力手段か
    らのユーザ情報に対応付けして管理する管理ステップ
    と、 上記ネットワーク上のサーバが、上記ユーザ情報入力手
    段からのユーザ情報に基づいて、特定信号の受信により
    起動状態となる機能を有する上記第1のデバイスへ当該
    特定信号を発信することで、上記第1のデバイスを自動
    的に起動状態とすると共に、上記管理ステップでの管理
    情報の中の上記ユーザ情報に対応付けられた上記第2の
    デバイスに関する情報を上記第1のデバイスへ供給する
    第1の起動ステップと、 上記第1のデバイスが、上記第1の起動ステップにより
    自デバイスが起動状態となったときに、上記ネットワー
    ク上のサーバからの上記第2のデバイスに関する情報に
    基づき上記第2のデバイスへ特定信号を発信すること
    で、上記弟2のデバイスを自動的に起動状態とする第2
    の起動ステップとを含むことを特徴とするデバイス自動
    起動方法。
  27. 【請求項27】 上記管理ステップは、上記ユーザ情報
    入力手段毎に、上記第2のデバイスに関する情報を管理
    するステップを含み、 上記第1の起動ステップは、上記管理ステップでの管理
    情報により、上記ユーザ情報の供給先のユーザ情報入力
    手段に対応する第2のデバイスに関する情報を上記第1
    のデバイスへ供給するステップを含むことを特徴とする
    請求項26記載のデバイス自動起動方法。
  28. 【請求項28】 上記第2のデバイスに関する情報は、
    階層型ロケーション情報を含むことを特徴とする請求項
    26記載のデバイス自動起動方法。
  29. 【請求項29】 上記ユーザ情報入力手段からのユーザ
    情報は、上記ユーザ情報入力手段の設置場所でのユーザ
    の入退情報を含むことを特徴とする請求項26記載のデ
    バイス自動起動方法。
  30. 【請求項30】 請求項1〜18の何れかに記載の端末
    装置の機能、又は請求項19記載のネットワークシステ
    ムの機能を実施するための処理プログラムを、コンピュ
    ータが読出可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
  31. 【請求項31】 請求項20〜29の何れかに記載のデ
    バイス自動起動方法の処理ステップを、コンピュータが
    読出可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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