JP2001242855A - オルゴール付時計 - Google Patents
オルゴール付時計Info
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Abstract
を提供することにある。 【解決手段】 オルゴール12は共鳴板14に取り付け
られている。共鳴板14には共鳴室16が設けられてい
る。このオルゴールユニット10を時計筐体2内に収納
する際に、共鳴室16は時計筐体2の音孔6に対向する
ように位置付けられている。共鳴板14及び共鳴室16
が共鳴することにより音圧が高められる。共鳴拡声され
た音は、共鳴室16に対向する音孔6から放音される。
このようにして音孔6から放音された音の音圧は、目覚
し時計のアラーム音として使用可能な程度まで高められ
る。
Description
したオルゴール付時計に関するものであり、特に、オル
ゴールが発する音の音質と音圧を高めたものに関する。
付けられており、その板部材が共鳴することにより音質
及び音圧が高まるものである。このようにオルゴールの
音質、音圧を高める部材としては、上記のような板部材
だけでなく、特開平10−149156号公報に開示さ
れているような筐体も使用されていた。
取り付けることによりユニット化し、このようなオルゴ
ールユニットが、特開平10−239455号公報に開
示されているように、時計筐体の内部に収納されてい
た。
時計のように、掛け時計やホールクロックのような大型
の時計の場合、オルゴールを時計筐体内に収納すること
は容易であり、また、その音質及び音圧を高めるため、
共鳴する板部材や筐体を大きくすることも可能である。
しかしながら、目覚し時計等の比較的小さい時計におい
ては、時計筐体内部のスペースに制約があるため、あま
り大きいオルゴールユニットを収納することはできな
い。従って、筐体からなる共鳴部材では大き過ぎるた
め、一枚の板部材を共鳴部材として使用しなければなら
なかった。このように一枚の小さな板部材を使用して、
目覚し時計としてしよう可能な音量を確保することは困
難であり、大型化することなくオルゴールが発する音の
音圧を高めることが求められていた。
れたもので、小型でしかも音圧を高めたオルゴール付時
計を提供するものである。
計は、時計筐体内にオルゴールを収納したオルゴール付
時計において、前記オルゴールを取り付ける共鳴板と、
該共鳴板上に設けられた共鳴室と、を具備し、前記時計
筐体に設けられた音孔に対向させて前記共鳴室を位置付
けてなるものである。
共鳴板は、前記オルゴールからの振動を良好に伝える板
目を有し、該板目により前記共鳴室内に振動を伝えるも
のとなっている。
共鳴室は、前記共鳴板の板目と同一又は連続する方向に
板目を有するものとなっている。
ては、オルゴールを共鳴板に取り付け、その共鳴板に共
鳴室を設けてユニット化し、このようなオルゴールユニ
ットを時計筐体内に収納している。また、このオルゴー
ルユニットを時計筐体内に収納する際に、その共鳴室を
時計筐体の音孔に対向させて位置付けている。
計においては、共鳴板による音の共鳴拡声により音圧が
高められ、その共鳴室が共鳴することにより更に音圧が
高められる。このように共鳴拡声されたオルゴールの音
は、時計筐体の音孔から放音されるが、その際に、音孔
に対向するように共鳴室が位置しているため、共鳴室か
らの音が直接音孔から放音されることになる。このよう
にして時計筐体の音孔から放音された音の音圧は、目覚
し時計のアラーム音として使用可能な程度まで高められ
る。
え、更に共鳴室を音孔に対向するように位置付けること
により、共鳴板や共鳴室を大型化することなく高い音圧
の音を得ることが可能となる。
る。図1は本発明の一実施例に係るオルゴール付時計の
要部拡大断面図、図2は図1におけるオルゴール付時計
の外観斜視図、図3は図1に示すオルゴールユニットの
背面図である。また、図4は図1に示す共鳴板と共鳴室
の正面図、図5はその底面図、図6は縦断面図である。
前面に時刻表示部4が設けられ、側面に後述するオルゴ
ールからの音を放音するスリット状の音孔6が設けられ
ている。この時計筐体2の内部には、時刻表示部4を駆
動するムーブメント8と、オルゴールユニット10が収
納されている。
ルユニット10は、オルゴール12、共鳴板14及び共
鳴室16を備えている。オルゴール12は、基板12a
上に設けられた音階板12bを、モータ12cにより回
転駆動されるドラム12dの周面に設けられた突起で弾
くことにより音を発生するものを使用している。尚、モ
ータ12cは、ムーブメント8に設けられた目安機構か
らのアラーム信号あるいは共鳴板14に固定されたフレ
ーム18上に設けられたモニタースイッチ20の操作に
応答して一定時間作動するものとなっている。また、本
実施例におけるオルゴール12は、ドラム12dの回転
を利用して装飾体22(図2)を回転させるためドラム
12dの軸に回転駆動軸24が取り付けられている。
は、一枚の木製の板材からなり、その板目14aが長手
方向(図4中上下方向)を向くように構成されている。
本実施例においては、この共鳴板14の背面14bの略
中央にオルゴール12の基板12aが固定されており、
音階板12bからの振動が基板12aを介して伝わるよ
うに構成されている。
(図6中上端)から略中央付近にかけて形成されてお
り、この共鳴板14に一定の間隔をもって対向する正面
板16aと、共鳴板14の長手方向の一端(図6中上
端)とこれに対応する正面板16aの一端との間に設け
られた端面板16bと、共鳴板14の短手方向の両端
(図5中左右端)とこれに対応する正面板16aの側方
の両端との間にそれぞれ設けられた側端面板16cと、
により構成されている。尚、この正面板16a、端面板
16b及び側端面板16cはそれぞれ木製の板材からな
るものである。本実施例における共鳴室16は、上記構
成からなるため、図6中下方が開口するものとなってい
る。
振動が伝わり易く、前述した共鳴板14の板目14a
は、共鳴室16の開口部16eからその内部に延伸する
ように形成されている。また、共鳴室16を形成する正
面板16a及び側端面板16cの板目16f,16g
は、共鳴板14の板目14aに対して平行になるように
形成されており、端面板16bの板目16hは、共鳴板
14の板目14aに対して連続するように垂直に形成さ
れている。
は、図1及び図2に示すように、その共鳴室16が時計
筐体2の音孔6に正面板16aが対向するように近付け
られて位置付けられている。
て、オルゴール12の音階板12bがドラム12dの突
起により弾かれることにより生じる振動は、基板12a
を介して共鳴板14に伝わる。この共鳴板14は、音階
板12bの振動に共鳴して音を拡声し、更にその振動を
板目14aの方向に伝える。このような共鳴板14の振
動は、共鳴室16内に伝わると同時にその端面板16
b、側端面板16c及び正面板16aの板目16h,1
6g,16fに沿って伝わることになる。この結果、共
鳴室16全体に振動が伝わって音を更に共鳴拡声するこ
とになる。上記のように共鳴板14及び共鳴室16によ
り共鳴拡声された音は、共鳴室16の直前にある音孔6
から時計筐体2の外部に放音される。
と共鳴室16により共鳴拡声されると共に、共鳴室16
の直前にある音孔6から放出されるため、高い音圧とな
り、目覚し時計のアラーム音として使用可能なものとな
る。
伝わるときに、共鳴板14の板目14aと端面板16b
の板目16hが連続し、また、端面板16bの板目16
hと正面板16aの板目16fが連続し、更に、共鳴板
14の板目14aと側端面板16c及び正面板16aの
板目16g,16fが同一方向を向いているため、共鳴
板14の振動が無理なく一定の方向(図4における上下
方向)に伝わって共鳴することになる。このため、音量
だけでなく、音質も向上することになる。
の音孔6が、共鳴室16の正面板16aに対面するよう
に構成されているが、音孔6の位置を下げて、共鳴室1
6の開口部16eが音孔6に対面するように対向配置し
ても高い音圧で放音することができる。
と共鳴室16の構成を一部変更した例を示すオルゴール
ユニット10の断面図である。図7に示す変更例では、
オルゴールユニット12を共鳴板14の正面14c上に
取り付けて、共鳴室16内にオルゴール12の一部が入
り込むように構成している。このようにオルゴール12
を共鳴板14に取り付けることにより、オルゴールユニ
ット10の厚み(図中左右方向の寸法)を削減し、より
小型化を図ることが可能となる。また、図8に示す変更
例では、更に共鳴室16の正面板16aと側端面板16
cを延長し、共鳴板14の前面をほぼ覆うように共鳴室
16を形成している。このように共鳴室16を形成する
と、共鳴板14を含めて筐体状をなすが、オルゴール1
2を共鳴室16内に配置することによりオルゴールユニ
ット10の厚みに関しては図7に示すものと同様に削減
することが可能となっている。
取り付け、また共鳴板に共鳴室を設け、更にその共鳴室
を時計筐体の音孔近傍に配置しているので、共鳴板を大
きくしなくても十分な音圧の音を発生させることができ
る。このため、オルゴールが発する音をアラーム音とす
る小型の目覚し時計を提供することができる。
部拡大断面図である。
ある。
る。
更した例を示すオルゴールユニットの断面図である。
更した他の例を示すオルゴールユニットの断面図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 時計筐体内にオルゴールを収納したオル
ゴール付時計において、 前記オルゴールを取り付ける共鳴板と、 該共鳴板上に設けられた共鳴室と、を具備し、 前記時計筐体に設けられた音孔に対向させて前記共鳴室
を位置付けることを特徴とするオルゴール付時計。 - 【請求項2】 前記共鳴板は、前記オルゴールからの振
動を良好に伝える板目を有し、該板目により前記共鳴室
内に振動を伝えることを特徴とする請求項1記載のオル
ゴール付時計。 - 【請求項3】 前記共鳴室は、前記共鳴板の板目と同一
又は連続する方向に板目を有することを特徴とする請求
項2記載のオルゴール付時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000052636A JP3648118B2 (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | オルゴール付時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000052636A JP3648118B2 (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | オルゴール付時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001242855A true JP2001242855A (ja) | 2001-09-07 |
JP3648118B2 JP3648118B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=18574120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000052636A Expired - Fee Related JP3648118B2 (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | オルゴール付時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3648118B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005043260A1 (fr) * | 2003-11-03 | 2005-05-12 | Sheung Wai Chan | Reveil a alarme musicale |
EP3457220A1 (fr) * | 2017-09-14 | 2019-03-20 | The Swatch Group Research and Development Ltd | Membrane de rayonnement acoustique, et montre a sonnerie munie de la membrane acoustique |
-
2000
- 2000-02-29 JP JP2000052636A patent/JP3648118B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005043260A1 (fr) * | 2003-11-03 | 2005-05-12 | Sheung Wai Chan | Reveil a alarme musicale |
EP3457220A1 (fr) * | 2017-09-14 | 2019-03-20 | The Swatch Group Research and Development Ltd | Membrane de rayonnement acoustique, et montre a sonnerie munie de la membrane acoustique |
US11360434B2 (en) | 2017-09-14 | 2022-06-14 | The Swatch Group Research And Development Ltd | Acoustic radiation membrane, and striking watch equipped with the acoustic membrane |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3648118B2 (ja) | 2005-05-18 |
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